2日前に収穫した南高梅13kgと大梅26kgは、倉庫で4~5日保管し、やや黄色くなってから漬け梅にする。
保管の際、漬け梅には適さない傷物の梅を刎ねた。棄てるのは勿体ないので「梅酒」と「梅シロップ」を作ることに。家内が適当に買ってきたのは、ホワイトリカー1.8Lと氷砂糖1kgだった。
甘さ控えめの「梅酒」作りでは、梅1kg・氷砂糖500g・ホワイトリカー1.8Lが標準分量。ただ傷物の「南高梅」は1.7kgもあった。氷砂糖は850g、ホワイトリカーは約3Lが標準分量。だが、氷砂糖は梅シロップ用にも使うし・・・
我が家の決断は早い。自分も家内も迷ったのは一瞬だけだった。「甘さ超控えめにすりゃいいだけのことやんか・・・」
南高梅は棄てることなく1.7kgを使い、ホワイトリカーは焼酎殺菌で残っていた約0.7Lを追加し、氷砂糖は500gのままにした。「甘さ超控えめで・ホワイトリカーやや少なめで・果汁やや多めになる梅酒」を仕込んだ。
「梅シロップ」作りは、梅1kgに対し氷砂糖1kgが標準分量。だが、傷物の「大梅」が1.5kgもあったので、標準分量だと氷砂糖が1.5kgが必要だった。
「甘くてベトベトするジュースよりも、甘さ超控えめでサッパリがいい」と、フォークで穴を開けた大梅1.5kgと残っていた氷砂糖500gで梅シロップを仕込んだ。
振り返ってみれば、氷砂糖をもう1袋買いに走れば標準分量でスンナリと仕込めた筈だった。でも、2人とも甘過ぎて飲みたくなかった過去の記憶が蘇り、結果オーライの納得できる仕込みができた。