申年の梅は、昔から「病気が去る」「厄が去る」を「申」にかけて縁起を担ぎ、申梅(さるうめ)として重宝がられている。また、申年は梅が不作になることも多いので貴重なものとして珍重されたという説もあるらしい。
我が家の梅は、施肥・防除を怠ったせいで大不作になったと思っているが、結果として昔からの言い伝え通りになったみたい。
そんな貴重な梅なのに、塩漬けしたのを忘れて長く放置してしまうという「うっかりミス」があったものの、4日間の天日干しを終え、何とか「梅干し」が出来た。
天日干しを4日間したので「目に見えないホコリ」を落とそうと湯をかけ、数時間、カーポートの下で乾くのを待ってから、殺菌しておこうと「35度の焼酎」をくぐらした。
梅酢はあっても「赤紫蘇」の準備をしていなかったので、とりあえず「白梅干し」の状態で用意しておいた4世帯分の瓶に分けて保存。ただ、食卓で食べる時は別にして、弁当に入れる時は赤くなければ「日の丸弁当」と呼べないし、赤く染まったご飯も魅力。いずれ白梅干しの瓶に「梅酢」と「赤紫蘇」を追加しなくっちゃとは思っているが・・・
何はともあれ、今年の我が家の梅干しのキーワードは、「申年」、「大不作」、「うっかりミス」の揃い踏みなので、「さるふさくうっかり梅」と言って息子・娘達世帯へ配ろうと思ってる・・・
<写真:我が世帯用の瓶に入れた「さるふさくうっかり梅」。梅好き世帯から追加催促もあるはずなので、全部、自分と家内の口に入るとは思っていない。隣の小瓶は訳あり品なので、料理用>