HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

OちゃんTちゃん、一緒に発表会がんばろうね。

2020年10月25日 | レッスン日記(幼児)

Oちゃん(年長)&Tちゃん(小1)

なかよしいとこ同士の2人、すっかりレッスンにも慣れ、楽しく通っています。

教室に入ったら、まずは出席カードにシールを貼ることから、もう大興奮が始まります。

「どれにしようかなあ。コレがかわいいからあっ、こっちもかわいい。どうしようかなー」

米ツブぐらいの大きさのシールを選ぶのに、2人ともパニックになりそうなほど悩んでいます。

通常、1回の出席でシールを1枚貼り、4回のレッスンで1ヶ月分の欄が埋まることになっているのですが、OちゃんとTちゃんは月に2回のレッスンなので、みんなの半分しかシールを貼れないことになります。

なので、「1回来たら2枚貼っていいよ」ということにしました。「だから、今日は、ここにもう1枚貼っていいんだよ」

「えっ、ほんと?!」

二人とも目を輝かせて、渾身(こんしん)の選択で選び抜いたもう1枚を貼りました。

これで、OちゃんもTちゃんも、出席カードがシールで埋められますね!

この秋から「2人レッスン」を始めたばかり、しかも月に2回だけ、と、絶対的にレッスン回数が少ないOちゃんTちゃんですが、12月の発表会にはぜひ参加して、みんなと楽しく演奏したりみんなの演奏を聞いたりしてもらいたいです。

そのための演奏曲も決めました。

「私、練習してきた!発表会の曲、もう楽譜見ないで弾けるの!」

Tちゃんはさっそく「おふねにのって」を弾き始めました。

ほんとだ!前回 初めて弾いてみた時は、難しくてつっかえつっかえだったのに、今日はびっくりするほどスラスラ弾けています。

さすが1年生だ!

年長組のOちゃんだって、いっぱい練習してきています。「よいこのピアノ」のテキストのページを次々とめくって「これも練習してきた」「次もやりたい」と、いくつもの課題を弾きました。

二人ともとってもがんばって、よくできました。

一人ずつピアノのレッスンをした後、発表会のオープニング合奏曲の練習をちょっとだけやってみました。

今年のオープニング曲は「ウィンター・ワンダーランド」です。

今回、初参加のみんなには、メロディー ベルで参加してもらう予定です。

「1人、ひとつずつベルを持つんだけどこの色とこの色とどっちがいい?」

先生にベルを見せてもらい、Tちゃんが紺色の「ラ」、Oちゃんが水色の「ソ」の音を持つことになりました。

それぞれベルを持ち、エレクトーンから流れる「音源」を聞きながら、先生の合図に合わせてベルを鳴らします。

2人ともバッチリ上手にできました!

これなら、発表会も大丈夫。

一緒にがんばろうね!

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ラプソディー・イン・ブルー アレンジ最終稿

2020年10月24日 | コード奏法

Sちゃん(高2):

今日は、「シング・シング・シング」の練習が少し一緒にできるようにと思ったので、Nちゃんのレッスンの終わり頃に少し時間が被るように来てもらいました。

来てもらったはいいけど

「アレ?Nちゃんが水曜日からテストって言ってたけど・・・Sちゃんもそう?」

「そうなんです。中間テストです~」

わぁ、Sちゃんもだ。テストでも普通にピアノに来る。

さすが、ヒバリ教室の古株たちは悠々とした音楽人だ♪

Nちゃん、Sちゃん、そしてもう一人、レッスン日が違うMちゃん分は先生が代役をして、「シング・シング・シング」を合わせました。

ここでNちゃんがレッスンUP、Sちゃんの「ラプソディー・イン・ブルー」のレッスンに入ります。

前回まだ到達していなかったフィニッシュ部分も練習してきていて、一通り全容が形になりました。

今回は楽譜をアレンジする際、あまり遠慮せず分厚い和音や転調を続出させてしまいましたが、Sちゃんが大変努力して弾きこなしてくれてうれしいです。

うん、なかなかイイね・・・と思って聴くんですが、聴いてみると、もうちょっとアレンジに手を入れたいところが出てしまいます。

「待って。ここはやっぱり、オクターブ下げたほうがいいかも?」とか、「この左手リズムをやめて、両手アルペジオにしてみて?」とか、弾き方を変えてみてもらったり、「やっぱり元通りがいいか・・・」となったり。

最終的に、2~3か所、音使いやディテールを変更して、ようやく「よしっ、これで最終稿!」としました。

ヒバリ教室では、いつもこんなです。

先生が作った楽譜をもらっても、途中であれこれ付け加えられたり削られたり盛られたり・・・

楽譜が変化しないことはまずありません。

最後まで膨らみ続ける楽譜を、その都度ちゃんと受け止めて弾きこなしてくれるSちゃん、さすがです。

長年こんなスタイルになじんできた今では、度重なる変更にも別におどろきもせず、淡々と応じる大物となりました。

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ピアノは いつも生活の中に

2020年10月24日 | 音楽のツボ

Nちゃん(高1):

10月も下旬です。

今日、レッスンに来たNちゃんに「そういえば、そろそろ定期テストとかってあるんじゃないの?」と聞いてみたら

「そうなんです。今度の水曜日から」

えっ、もう試験直前だったんだ。

それなのにレッスンを休まず来てくれてるなんて。

「試験前だから」とか「試験中だから」とレッスンを休む人だっていると思うけど、Nちゃんは 中学生の頃もずっと、テストにかかわりなく普通にレッスンに来ていて、高校生になっても、やっぱりその姿勢は変わっていないんだ。

なんか、大らかでうれしいなーと改めて思います。

私ヒバリにとって、ピアノや音楽の世界は、いつも生活の中に自然に「ある」もの、という感覚です。

生活の中に色々雑事はあっても、ピアノはピアノ、常に自分の時間軸に並行して寄り添っているもの、といえばいいでしょうか。

例えば学生だったとして、ピアノは勉強と同じ1本の軸の上にあるのではなく、影のように並行しているので、勉強との配分を分けるとか、比重を考える、とかしなくていい、というのかな。

こんな感じです。

ブルーのラインの「生活」は勉強とかも含む生活全般です。

上の線は、時間軸が1本で、その中でピアノや勉強の割合や比重を区分するイメージ。

時間軸が1本なので、何かを増やしたら、何かを外して置き換えないと場所がありません。

下の線は、生活軸のほかにもう1本、ピアノの軸が並行して「在る」というイメージです。

本体と影のように一体となっているので、どっちかを削って置き換える、といった感覚がありません。

自分はこんな感じなので、Nちゃんたち生徒のみんなが、同じような感覚に育ってくれているのかな、と思うとうれしいです。

もちろん、いつもいつも同じように全力をピアノにそそぐ、というのではなく、状況に応じて出来ることをすればいいのです。

大切なのは、「ピアノや音楽は、単純に何かと置き換えられるものではない」ってことかな・・・

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Rちゃん、パーカッションよろしくね。

2020年10月23日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4):

発表会のソロ曲「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

曲をもらって練習し始めた頃は、習ったことをマスターして先へ進むのに けっこう時間がかかっていましたが、ここ1~2週間は曲にも慣れ、ずいぶんスムーズに進むようになってきました。

「今日はこのページの最後まで行くよ?!」と言われて、新しい部分を2段弾いたら割とすぐにできたので、先生が

「次のページも行っちゃおうかなあ?どう?」と持ち掛けました。

「うん、いいよ。やってみる」

Rちゃん、ずいぶんやる気が出てきたね。

以前なら「えー、もうやだ~ できない~」と言っていたのに、今は自分から「次もやってみる」と言って、繰り返し弾いてみています。

Rちゃんのピアノタッチはとても力強くて見事なので、それを生かしてがんばってほしいです。

Rちゃんには、打楽器の上手さを見込んでオープニングの鉄琴、そして新入生OちゃんとTちゃんが弾く合奏曲「おふねにのって」のパーカッション伴奏も頼んであるので、ピアノの後でやってみました。

鉄琴は、さすがな出来です。

「次、アレもやりたい!もうひとつの」とRちゃん。

「ギコギコやるやつ?」

「そう!何て言うんだっけ?『ギコ』?」

「ギコギコやるからギコってわけじゃないんだからね。『ギロ』だよ」

「あ、そうかー」

ギロを手にしたRちゃん、「R、ギロ上手いんだよ。学校で先生にほめられたんだ」と張り切って鳴らしています。

Rちゃんには、ギロのほかにもう一つ、シンバルも入れてもらうことにしました。

今年の発表会では、一気に活躍の場が増えることになるね。

がんばろうね。

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だんだん曲が増えてきた

2020年10月23日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3):

いつものように、まず「美女と野獣」のパーカッションを1度やってからピアノのレッスンを開始します。鉄琴、シンバル、ウインドチャイムを一人でやるための「パーカッションスペシャルベルト」を装着して。

このベルト、間に合わせに作ってから、もうずっと使ってる・・・もう少し使いやすいように、何とかしなきゃいけないな (・_・;) 

キーボードを用意した流れで、伴奏を頼んでいる「スヌーピーのハッピーダンス」をやってみました。

弾くのは簡単なのですが、機械操作を手際よくやっていくのがけっこう大変です。

イントロからリズム伴奏、途中でのリズムブレイク操作、最後のリズムフェイクからエンディングなど、正しいボタンを正しいタイミングで押さなければなりません。

ちょっとでもタイミングを外すとたちまち曲がダメになるので、緊張します。

「ふぅー、難しい~」と言いながら、繰り返し練習しました。

自分の持ち曲、クーラウのソナチネは、さすが長年のピアノ歴で譜読みも指の走りも十分な実力があります。

複雑なスケールも確実に読み取って弾くことができるのですが、問題は指づかいです。

せっかく読み取った音列なのに、指づかいを徹底せず弾いてしまうクセが、また出てしまいました。

「指づかいは、絶対、ぜーったい、間違っちゃダメなんだよ?違う指を使ったら必ずつまずくよ!」

何回も直した箇所が、また元の木阿弥になっているので、今日は強く注意しました。

「ここと!」楽譜に大きく星じるしを書きます。

「ここも!」もうひとつ。「ここも!」

楽譜に、大きな星じるしが並びました。

「いい?ぜーったい、ちがう指をつかっちゃダメだからね?!」

カンのいいCちゃんだから、その気になればたちまち指づかいなど徹底できるはずなのです。

まちがった指で弾けば弾くほど、直すのに苦労が必要になります。

来週は絶対直してこれるように!!

 

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ドクター、「悲愴」と「月光」の美しい音色

2020年10月22日 | レッスン日記(大人)

ドクター(大人・男性)

「悲愴第二楽章」を、最初から通して弾いてもらいました。

ドクターらしい音色が美しいです。

楽譜も全然見ないでスラスラと弾いてる。

ヒバリもすっかり安心して「聴き手」となり、ドクターの音色を楽しむことに没頭です。

もうすっかり熟成の域に達し、ゆったりとそして深々とした音色が心地良い。

ゆるやかに曲がフィニッシュへとかかり、最後の和音が・・・

アレ?

どこだっけ?

ここだっけ?

忘れちゃった・・・

残念。(+_+) 

もう一息のところで、度忘れしてしまいました・・・(;^o^)

えへへ、と笑って再度やり直し。

今度はきれいに終われました。ホッ

そういうお茶目も含めて、穏やかなドクターらしい個性が発揮された演奏でした・・・

「悲愴」の後は「月光・第一楽章」。

前回は半分ちょっとくらいまで練習を進めたところだったのですが、今日は何と、最後まで!

独力の予習で、全曲弾き通していたドクター、すごい。

読譜力、そしてそれを解読・解釈する実力があるからこそです。

今日は、淡々と流れでいく中で、ともするとテンポが走りそうになるのを防ぐため、曲の節目でほんの少ーしリテヌートをかけ、フレーズの終わりの(同時に次のフレーズの始まりともなる)音を ちょーっとだけテヌートする裏技をお伝えしたので、数カ所の「ここ!」という場所でコレを使って、さらなる幽玄の世界を描いてください。

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Mちゃんの伴奏、ヒバリ先生の作戦は

2020年10月22日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(小5):

「エリーゼのために」。

まずは全体を弾いてみます。

ずいぶんピアノの音がやわらかく流れ、手の動きもしなやかになって、先週のレッスンとは見違えるようにきれいになっていてびっくりです。

先週までは「フレーズの最後をスッと抜いて!」「押さえないで!」「休符を忘れないで!」とうるさく言っていたのですが、それが見事にクリアされるようになりました。

これで、ぐっと美しく大人っぽい音色に変わります。さすが高学年。

ヤマ場となる後半も、大分前半のスピードに追い付いてきました。

完成も間近です!

ところで、Mちゃんには、今年の発表会で自分の曲以外にも下級生のフォローや伴奏をいくつか頼んであります。

「これでしょ。『スヌーピーのハッピーダンス』。ドレミー、ミレドー、レードー...」

Mちゃんは、前に渡された楽譜を見て言っています。

「そう、そうなんだけどね、それをMちゃんは、1オクターブ高く弾いてもらいたいんだ。」

「ここ?」

「そうそう。それでね、メロディーの下に、こういうメロディーをもうひとつ、並行して弾いて!?」

先生は、音符の下にエンピツで、そのメロディーを書き込みました。

「えー?」

「それとね、この、合間のとこで、こういうフレーズをね・・・」

こうして、小出しにジワジワとアレンジが書き込まれ、けっこうな伴奏になってきました。

「スヌーピー、お願いね。それとこの『おふねにのって』はね」

「コードを弾けばいいんですか?」

「っていうか、コードは右手で弾いて。で、左手はどうするかっていうと、こうやって」

先生は左手でベース、右手でリズムを刻む、8ビートロックのパターンを弾いてみせました。

「ねっ、左手は トーン、ト、トン、そして右手が、その合いの手に入っていく。やってみて」

Mちゃん、弾いてみているうちにだんだんパターンに慣れてきてる様子です。

「ほら、できるできる。これお願いね。あと、オープニングだけどね。Mちゃんの楽譜はこれ」

この間渡したメロディー譜とは違う、和音の連続ばっかりのハーモニー譜です。

「え~?これ何ですか~?意味不明・・・」

「死んだ?(笑)」

「もう死んでる~(笑)」

先生はもう大爆笑となってしまい、オープニングはまた来週あらためてやろう、ということでMちゃんは解放されました。www

Mちゃんももう5年生、ヒバリ教室の発表会は4回目になります。

これからはだんだん、自分より下のみんなの伴奏をしたりフォローしたりという「上級生の役」ができるようになってもらいたいです。

そして、教えておいてあげるけど、最初見て簡単だと思っていた楽譜が いつの間にかジワジワとバージョンアップされていって、最後には予想外のハイレベルアレンジになってた。ハメられた!というのは、ヒバリ先生のいつもの手なんで。

それで、みんなちゃんと弾けるようになってるんだから、別にいいでしょ?

ヒバリ教室の上級生たちは、みんなそうやって鍛えられてきたのだよ。

Mちゃんもがんばってね。(笑)

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フィナーレ「歓びの歌」のボーカルお願い♪

2020年10月22日 | レッスン日記(大人)

Kさん(大人・男性):

ピアノ弾き語りの「サー・デューク」、ずいぶん上手になりました。

歌は全く心配ないので、レッスンの中心はピアノ、それもメロディーじゃない部分・・・歌の前後のオマケ部分がメインです。ってなんか変だけど。

イントロのユニゾンは大分前に出来上がっていて、あとはエンディングのユニゾンだけ、それも大分出来上がりました。

Kさんはヒバリの提案した「フレーズごとのアクションを完成させて。フレーズとフレーズの間が空いてもいいから」という練習方法を、地道に繰り返したのだろうと思います。

フレーズごとのアクションずいぶんうまく弾けるようになりました。

今度は、そのフレーズからフレーズへ、すみやかに移動し、間をつめていく練習をします。

最後の大詰めなので、がんばりましょう。

今日は、先週提案した、「フィナーレのボーカル」のアレンジをどうするか、簡単に打ち合わせをしました。

歌はベートーヴェンの「歓びの歌」、英語にすると「ジョイフル・ジョイフル」というタイトルと歌詞がつけられています。

これを、発表会本番では全員合奏にするので、Kさんにはもちろんボーカルで参加してもらいたいです。(歌のプロなので)

ジュニアクラスの生徒たちがキーボードやリコーダーで参加する関係上、KさんのボーカルもキーはGで、ということにしてもらいました。

全体アレンジはこれからするんですが、だんだん役割とかが決まってきて楽しみになってきてます。

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Kちゃん、発表会で弾く曲決まりました。

2020年10月21日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長):

Mちゃんと入れ替わりにやってきたKちゃん、ちょうどMちゃんがワークブックをやろうとしていたところだったので、Kちゃんも一緒にワークブックをやることにしました。

二人、やっているワークブックは違うけれど、テーブルに並んで仲良く音符を書きました。

Mちゃんを「バイバイ!」と見送ったあと、Kちゃん早速弾いたのは、やっぱり「スヌーピーのハッピーダンス」です。

Kちゃんも、とっても上手に弾けています。もう、明日発表会でもいいくらい(?!)

スヌーピーの曲、大人気♪

さて、Kちゃんにも、先生が「発表会のとき、この本から1人で何か弾こうよ」と持ちかけました。

「今まで習った歌でもいいし」と目次を見ながら、「習ってなくても、好きな曲があったらそれでもいいよ?この本、知ってる歌ばっかりだと思うよ」と、選択肢にちょっぴり背伸びの余地も含めてみました。

Kちゃんは Mちゃん・Rくんより数ヶ月早くピアノに入門していて それだけピアノに慣れていること、それと、普段から新しい歌にチャレンジする意欲が旺盛なこと、などからの提案です。

「うーん、それじゃね」

Kちゃんはさっそく目次を見て、

「これにする!『大きな古時計』!」と、そのページ目指してパラパラと本をめくっていきました。

えっ、古時計? いいけどこの曲、けっこう難しいよ

音符いっぱい、リズム複雑、音域広い。

「弾いてみよう♪」

Kちゃんは、さっそく楽譜を見ながら弾き始めました。

おおーきな、のっぽの、ふるどけい〜

歌いながら、ひとつひとつ音符を確認して、とうとう最後まで弾きました。

すごい集中力です。

これなら、がんばってやれそうです。

よしっ、これ弾こう。

「もう1つぐらい、どう?」

先生が聞きました。

「うーんとね」

Kちゃんはページを1枚めくりました。

「これ、どんな歌?」と先生に聞きます。

「『ハイホー』だよ。ディズニーランドでかかってるよ。『♪ハイホー、ハイホー、歌〜いながら〜』」

「決めた。これにする!」

と、Kちゃんの2曲目は1秒で決まりました。

ということで、Kちゃん発表会ソロデビュー曲は「大きな古時計」と「ハイホー」です!

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Mちゃん、発表会で弾く曲決まりました。

2020年10月21日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長):

仲良しの3人でこれを弾こうよ、と先生から渡された楽譜「スヌーピーのハッピーダンス」。

今日のレッスンではまず最初に、それを弾きました。

先週弾いたときより、すごく上手になってます!

それに、音が大きくなってる。

Mちゃんのピアノの音がこんなに大きいなんて、新たな驚きです。

「すっごく上手だね!練習してきた?」

「うん!」

ピアノの音だけじゃなく、Mちゃんの声も大きくなってる。

なんか、今日は自信にあふれてる感じがします。

「スヌーピーのハッピーダンス」を、エレクトーンの伴奏音源といっしょに何度も弾いたあと、先生が言いました。

「あのね、これを、Mちゃん・Kちゃん・Rくんの3人でいっしょに弾こうと思うんだけど、そのほかに・・・みんなで合わせて弾く曲のほかに、もうひとつかふたつ何か好きな曲を、それは1人だけで、弾いてみない?3人順番に・・・」

するとMちゃんは、すんなり「うん」とうなずいたのです。よかったー

先生は、今Mちゃんが使っている「うたえる!ひける!ピアノ曲集1<せんせいといっしょ>」の目次を見ながら言いました。

「この中でだったら、どれがいい?・・・当ててみようか?」

「うん!」

「きらきらぼし?」

いつか、ピアノのうんと高い音で、先生の伴奏といっしょに素敵に弾いた「きらきらぼし」が好きかな、と思って言ってみたら、Mちゃんの答えは「ううん」でした。

「ちがうんだ?じゃあ、どれがいい?」

「これ!」

Mちゃんが選んだのは「ゆかいなまきば」でした。

そうか。前に、ママがお留守のとき、習っていた「ゆかいなまきば」を一人で練習して、とっても上手に弾けるようになったことが印象に残っていたんだね。

あの時、Mちゃんの顔が自信で輝いていたのを思い出しました。

「『ゆかいなまきば』がいいけど、あ、そうか、『きらきらぼし』もいいな・・・」

Mちゃんは、「きらきらぼし」が上手に弾けたときのことも思い出したようです。

「『きらきらぼし』も、すごく上手に弾けたよね」と先生。

「うん!」Mちゃんは嬉しそうにうなずきます。

「じゃあ、『ゆかいなまきば』と『きらきらぼし』と、2つ弾こうよ。ね?」

「うん!」

これで決まりです。

Mちゃん、発表会ソロデビュー曲は「ゆかいなまきば」と「きらきらぼし」です!

 

 

 

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Sちゃん、ドの音さがそう

2020年10月21日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少)

ピンポン〜

「はーい、どうぞー」とドアを開けたら、Sちゃんが

「こんにちはー」と、元気100万倍、ぐらいの大きな声で入ってきました。

もう、すっかりピアノに来ることに慣れたようです。

4歳になったばかりだけど、毎週、お母さんとは玄関でバイバイして、一人でレッスンを受けています。

今日も、一人でどんどんレッスン室に入って行きます。

あら、今日はテーブルの上にタンバリンが伏せてありました。

さっそくポンポン!と叩いてみて、Sちゃんは楽しそうにニコニコしています。

「タンバリン!」

先生が楽器の名前を教えました。

「タンバリン?」

「そう」

先生はタンバリンを叩きながら言いました。

「タン・バ・リン!」

「タン・バ・リン!」

Sちゃんもタンバリンを叩いて言いました。

「タン・タン・タン!」

「タン・タン・タン!」

そのまま、タンバリンでリズム模倣を少しやった後、先生は横にあったカスタネットを叩きました。

「カ・ス・タ!」

Sちゃんもカスタネットを叩きました。

「パ・ス・タ!」

そうか、カスタよりパスタがおなじみだよね()

リズム遊びの後はピアノです。

先週と同じように、黒鍵が2本並んだ場所を全部探して、動物のカードを置いていきます。

Sちゃんが自分でカードを置きたいというので、カードの束を渡しました。

「ひよこさんは、ここ。ここは、メーメーさん。モーモーさんはもっとこっち….

Sちゃんはつぶやきながら、高い音から順に、ひよこ、あひる、ひつじ、ブタ、牛、ライオン、ぞう、と動物を割り当てていきました。音程が下がるに連れて、小さな動物から大きな動物へと順序よく並べています。

先週、そのように教えたわけではないのに、自分でちゃんと小大への音程を感じ取っていて、すごいなーと思います。

今日は、探した2本の黒鍵と「ド」の音の位置関係を教わり、全部の「ド」の音に、先生からシールをもらって貼りました。

そのシールを目印に、「ゆかいなまきば」を「ド、ド、ド!」と弾きました。

先生の伴奏に合わせて、元気いっぱいです。

上手に弾けたので「今度はひよこさんとひつじさんで弾いてみよう!」と、両手をいっぱいに広げて2つのドを同時に弾きます。

「じゃ、今度はアヒルとブタで!」とノリノリで弾いているところへ、お母さんがそーっと入ってきていました。

大熱演の演奏が終わったら、大拍手してくれました!

あー、おもしろかったねー

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Rくん、スヌーピーノリノリです

2020年10月20日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長)

ピンポン〜

「はあい、どうぞー」

玄関に出たら、ニコニコ顔のRくんが「ぜんぶ忘れちゃった!」といいながら、それなのに平気で、どんどん上がってきました。

いつも保育園の帰りにピアノに来ているんですが、今日は登園するときにピアノのカバンを持っていくのを忘れ、だけどそのままレッスンに来たらしい。

「なーんにもないよ!」と言いながら、さっさとレッスン室に入っていきます。

もっと前のRくんだったら、道具なしでレッスンに来るなんてあり得ないシチュエーションです。

とてもシャイだから「楽譜がないから行けない」と言って、玄関から入ってこなかったに違いありません。

それが今では、忘れ物しても平気で、笑いながら入ってくるようになった。

ずいぶん解放されて、伸び伸びしてきたなーと思います。

「いいよ、忘れたって。予備の楽譜あるんだから」と、発表会にRくん・Kちゃん・Mちゃんの仲良し3人で合奏しようと思っている「スヌーピーのハッピーダンス」の楽譜を渡しました。

Rくんはさっさと譜面台に置いて、すぐに弾き始めました。

ドレミー ミレドー レード

先週これを渡した時に「KちゃんとMちゃんと3人でやったらどうかと思うんだけど」と水をむけてみたら、「ふうん。ぼくはやらないよ。まちがえたら恥ずかしいもん」と言って 気のない風だったのに、今日は 楽譜を真剣に見ながら一生懸命弾いてます。

(おうちで特訓してきたという陰の情報あり)

「うわー、上手いね。伴奏(エレクトーンの録音)つけてみよう」

「いいよ!」

音源に合わせて、リズミカルに弾きます。

「ねえ、この前のYouTubeみせてよ。といっしょに弾きたいよ」とRくんが言いました。

だけど、YouTubeのはキーが違うので、ハ長調のドレミでは合わせられません。

「あっ、いいこと考えた。こっちに来て」

Rくんをエレクトーンに連れてきて、「トランスポーズ」機能ボタンでエレクトーンのキーをYouTubeのキーに合わせました。

「これなら大丈夫だよ!」

iPad画面のスヌーピーがダンスをするのに合わせ、Rくんもノリノリです。

「もう1回やろう!」と、何度も何度も弾きました。

最後にはちゃんとポーズも決めて。

「これをさ、KちゃんやMちゃんとやろうと思うのよ」

「ふうん。Cちゃん(お姉ちゃん)もやるの?」

「Cちゃんには伴奏やってもらって」 

ウン、とRくんはうなずいています。

よしよし、合奏お一人様ご入会〜♪

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クシコスポストの仕上がり目指して

2020年10月20日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小5):

「クシコスポスト」最後まで譜読みが終わり、全体通して弾く段階になっています。

冒頭からの長い装飾音符、ほぼ全曲に使われているオクターブ奏法、どれもよく練習して、なじんできています。

左手の伴奏も、コード奏法がかなり身についているので、能率よく良く弾けています。

あと少しだけ、これまでは一部、和音を使うのを保留して、メロディーを覚えることを優先して弾いていたところが残っていたのですが、今日はそれも埋めました。

フィニッシュのキメ和音も再度確認して、あとは自分で何度も弾きこんで、こなれていくようにするだけです。

1年生の秋からピアノを習い始めたLちゃんですが、もうすぐ2年生に進級しようという頃に、ママが「どんな2年生になりたいの?と聞いたら『ピアノが上手な2年生になりたい』と言ってました」と教えてくれたことを、時々思い出します。

その希望どおり「ピアノが上手な2年生」になれたし、今は「ピアノがすごく上手な上級生」になってるよね!

ほんとによく練習がんばってると思います。

ヒバリ教室のみんなを引っぱっていけるお姉さんとしてがんばってね。

 

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4分音符は いつでも1拍とは限らない。

2020年10月20日 | クラシック曲

K子さん(大人):

発表会のために練習している「イタリア協奏曲」、もう最後までできて、曲全体をまとめていく段階です。

初めから弾いてみます。

出だしははつらつと、みんなのよく知っているあのメロディー。

1ページ、2ページと弾いていくうち、指番号の込み入ったところや16分音符が続くところなどで、だんだんテンポが落ち・・・あるいは前後関係の速さのバランスがあいまいになり・・・そして、ふたたび初めのテーマが出てきたときは、なぜか最初のはつらつとしたテンポとは別の曲かのように、ゆっくりになってしまっています。

「大分伸びちゃったねぇ・・・?同じメロディーのはずなのに、はじめは元気で、こっちはノロい」とヒバリ先生。

「初めに調子よく弾いちゃうと、難しいところが追いつかなくなってくるのよね。まずは、この、難しくて遅くなっちゃうところを弾いてみて。そして、そのテンポに合わせて冒頭を弾き始めれば、全体が同じテンポで弾けるから。」

K子さんがそのようにしてみると、お見事、全体が同じテンポで弾けました。

K子さんは「この曲、2拍子でしょう。なんか数えにくくて。それに、細かい音はいいんだけど、かえって、4分音符2つ、とかになったとき、どれくらいの間合いで弾けばいいのか分からなくなって・・・」と、テンポがあいまいになる原因にも気づいているようです。

例えばこんなところ。

図の1小節目、2小節目は16分音符のキザミだったり、8分音符にも16分音符が対応して刻んでいるからいいけど、3小節目に来たとき、いきなりぽっかりとゆとりの4分音符になって、どれだけ伸ばせばいいのか、どんな間合いで弾いたらいいのかわからない、ということだと思います。

なるほど、4分音符は最初っから「1拍」と刷り込まれているから、いきなり「1」って、どんな1なの・・・と思うかもしれませんね。

でも、4分音符=「1」ではないし、常に1拍とも限りません。

要は、割合の問題なのです。

4分音符は16分音符4つ分の長さなのですから、図の譜面で3小節目を弾くときは、その前に弾いていた16分音符の速さで「タタタタ」と4つぶん、心の中で数えて伸ばせばいいです。

また、この「イタリア協奏曲」は4分の2拍子ですが、それが分かりづらかったら、「4分音符が2つの2拍子」と捉えないで、「8分音符が4つの4拍子」ととらえたらどうですか。

なんなら拍をとる練習の間だけ、音価をすべて2倍にして「4分の4」とイメージしてもいいです。

16分音符→8分音符、8分音符→4分音符、4分音符→2分音符 と置き換えるのです。

そうしたら、上の楽譜もこんな見慣れたイメージになり、わかりやすくなりますよ。↓

音価の割合をきちんと取るには、細かいほうの音符を基準にして、長い音符はその何倍か?と数えるのがコツです。

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ヒバリ式・グランドピアノお掃除アイテム

2020年10月18日 | おすすめ楽譜・アイテム

グランドピアノをお使いのみなさん、響板(弦が並んでる、その下の板の部分)のお掃除ってどうされてますか?

弦の下に、うっすら積もってくるホコリ

掃除機で吸いこもうとしても弦の下まで届かないし、細い筆とか耳かきのフワフワとか、どれもうまくいかなくて歯がゆい。

専用の掃除器具を、数年前ウェブサイトで見かけたと思うけど確か高額で、おまけに掃除する弦の長さに合わせて大・中・小3本ぐらい揃えなきゃだったような。

そんなモノはもういりません!

ヒバリが使っているのはコレです!

♪♪♪「猫じゃらし」〜

(ドラえもんがポケットからアイテムを出す時の効果音を心の中で歌ってください)

ある日、ふと「コレいいじゃん〜」と思いついたんだよ〜!

コレを弦の隙間が広くなってる鉄骨の所から差し込んで掃除するのだ。

フワフワの柔らかい先端部分と、よくしなるプラスチックの長い柄の相乗効果で、狭い弦の下を自由自在に動き、ホコリをスィープ!

汚れたら洗えるので、いつも清潔。

しかも100均購入という、破格の安さ。

ぜひピアノ専用に何本か揃えてください。

くれぐれも、にゃんこのお遊び用を拝借しないようにね。

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