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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

男性脳(?)Rくんの楽譜分析

2020年10月13日 | レッスン日記(小中高生)

Rくん(年長):

うたえる!ひける!ピアノ曲集1」「ステップ1」の曲を、全部丸にする!と言って、目次を開きました。

ずらりと並んだ曲の中で「まつぼっくり」と「うみ」の2曲だけ、丸がついていません。

「じゃ、『まつぼっくり』弾くよ」

Rくんは真剣に楽譜を見ながら、丁寧に「まつぼっくり」を最後まで弾きました。

 ♪ドドソソ ミミード、ミミレレドー

するとRくんは言いました。

「ミミレレドー って、チューリップとおんなじだ!」

本当だ。よく気がついたね。どっちも「ミミレレドー」で終わるよね。

「それにさ」Rくんは急いでページをパラパラとめくりました。

「これもおんなじだった!」

開いたのは「ふしぎなポケット」のページです。

「これはさ、『シシラシ ドドド』で、」

それから、またパラパラとページをめくり「これとそっくりだったんだよね!」と、「アルプスいちまんじゃく」のページを開きました。

「そうだったね!『シシラシ ドドド』と『シソラシ ドドド』で、2番目の音が『シ』と『ソ』で違うだけだからって、『ふしぎなポケット』のところを『シソラシドドド』に書き直しちゃったんだったよね(笑)」

Rくん、よく細かい楽譜のフレーズを正確に覚えていて、しかも前にやった曲との共通点を指摘しています。

男の子らしい、分析力に優れた観察だと思います。

ヒバリ教室にもう一人いる男の子、Tくんも、やっぱり楽譜の構成を分析する習性(?)があるのを思い出した。(笑)

こんな小さくても、やっぱり男性的な脳の傾向ってあるのかも。

なかなか興味深い案件です。

これからも、この二人の男性を観察していこうと思います。

それはさておき、Rくん、「まつぼっくり」の後に、1曲残っていた「うみ」も弾いて、「ステップ1」が全部丸になりました!\(^o^)/

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月光ソナタ、隠れたメロディーラインを探せ!

2020年10月13日 | クラシック曲

ドクター(大人・男性):

クリスマス発表会に弾くのはベートーヴェンの「悲愴・第二楽章」ですが、もうほとんど仕上がってきて余裕があるので、同じベートーヴェンの「月光・第一楽章」も余暇として(?)練習しています。

この第一楽章は、ほぼ全体を通して、左手はベースのみ、右手でメロディー、分散和音によるバッキング、2つのパートを弾いていくスタイルです。

ドクターは丁寧にそれぞれのパートを弾き分けていて見事ですが、たまに楽譜のパート分けを見落としてしまう部分があって、例えばこの部分です。

前半のヤマ場となる、右手が和音を分散させながら上行ー下降してきた後(譜例)。

青いラインで示した伴奏の下に、赤いラインのメロディーが下向きの符尾で表されています。

レ♯ード♯ーシ♯ー〜 というメロディーが浮かび上がるはずなんですが、この「下向き符尾」を見逃すと、レ♯ファラ ド♯ファラ シ♯ファ♯ソ♯ラソ♯ファ♯  と伴奏だけになってしまいます。

ドクターにそれを示し、メロディー音をちゃんと保持するようにしました。

「そうか…なんで棒が2つ付いてるのかと思ってた」

ドクターと同じように思ってる人もいると思いますが、この「上下の符尾」は、2つのパートを表しているということ、覚えておいてね。

この「棒が2本」の件については、先日もブログに書いているので参照してください。音符の棒(符尾)が上にも下にも?

また、シ♯ー の所では、八分音符と二分音符、二つのシ♯が書かれていますが、これは 黒い音符と白い音符に符尾を兼任させることが出来ないため仕方なく(?)2つ音符を書いてあるのです。

シ♯を2回弾くわけじゃないので、気をつけましょうね。

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「美女と野獣」チーム、やる気まんまん

2020年10月13日 | レッスン日記(小中高生)

今日はLちゃん(小5)のレッスン日なのですが、発表会で弾く合奏「美女と野獣」の音合わせのため、Mちゃん(小5)とCちゃん(小3)も、時間を合わせてきてもらうことにしました。

まず、先にMちゃんが来て、自分のソロ曲「エリーゼのために」のレッスン。

ちょうど終了くらいの時に、CちゃんとLちゃんが次々やってきました。

「美女と野獣」は、Lちゃん・Mちゃん・Cちゃんの三人でアンサンブルすることになっていて、普段は各自のレッスン時間にそれぞれが練習しています。

先週、Lちゃん(ピアノ)とMちゃん(キーボード)二人が音合わせしてみて、いいね、となったので、今日はいよいよパーカッションのCちゃんも加え、三人=フルメンバーでの初合わせです。

狭いレッスン室、グランドピアノのほかにキーボード、スタンドシンバル、鉄琴、ウィンドチャイムを無理くり並べ、まずは1回やってみます。

Cちゃんは、いつものように先生考案の「打楽器スペシャルベルト」を装着して。(笑)

いつもはエレクトーンに録音した「練習用音源」を流しながら一人ずつがレッスンしているのですが、今日は音源は使う必要ありません。

すべてナマでの演奏です。

先生がスタートの手順を説明します。

「いつもは、録音のリズムを2拍聞いてからCちゃんがスタートしてたんだけど、今日はナマだから、Cちゃんがリズムをとるの。Cちゃんが、スティックをカン、カン、って2拍打ってテンポを知らせて、あと2拍分、トレモロ。いい?」

つまり、本物のバンド演奏でドラマーがやってるスタートと同じってことです。プロっぽい。

「Lちゃん、楽譜、これで見える?」

「大丈夫。もう見ないでいいから」

「Mちゃん、キーボードのボリュームペダル、大丈夫?」

「大丈夫!」

よしっ

カン、カン、グヮ~~~ン・・・

始まりました。OKです。

とてもきれいなアンサンブルができました。

弾き終わって、口々に

「みんなでやると、楽器がたくさんで聞こえづらいとこがあった」

「途中でズレた」

など、ソロとは違うアンサンブルならではの難しさを実感していたようでした。

確かに、途中でリズムがズレた部分もありましたが、みんな、自分だけで突き進まずにちゃんとタイミングを見て合わせるようにしていたので、すぐ持ち直し、最後はちゃんと合いました。

ヒバリ教室のジュニア三人組、さすがです。

これなら、すごく豪華なアンサンブルができそうです。

今日は、三人組に、ほかにも渡すものがいくつかありました。

「これ、お姉さんたちにお願いしたいんだけど・・・」

と先生が渡したのは、フィナーレに全員で合奏する「よろこびの歌」の楽譜。

「みんなはリコーダーお願い」

「へー、リコーダーなんだ」

「あと、これも」

と、もう2曲、小さい新入生たちが弾く「おふねにのって」と「スヌーピーのハッピーダンス」の楽譜も。

「多分伴奏をお願いすることになると思うから渡しとく」

「へー、どんなの?」

みんな、すぐにピアノで弾いてみています。「スヌーピー」はYoutubeで動画を出して見せて、みんなで踊りました。

オッケー、みんなノリは上々。矢でも鉄砲でももってこい、の勢いです。

小さいみんな、お姉さんたちがバッチリ伴奏盛り上げてくれるから安心だよ!

ここでMちゃんとCちゃんは練習UP、最後にLちゃんが残って、ソロ曲「クシコスポスト」のレッスンをして帰りました。

「がんばります!」と力強いセリフを残して。

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イタリア協奏曲、完成間近です

2020年10月13日 | クラシック曲

K子さん(大人):

バッハの「イタリア協奏曲」を練習しています。

毎週、1ページ分くらいずつレッスンして、今日は残りのページ~最後まで、レッスンできました。

レッスンで見せてもらうのは「来週はここ」と決めておいた1ページか1ページ半だけですが、K子さん、自分では毎日、そのほかの部分も、全体を通す形も、たくさん練習しているのです。

K子さんの練習を見たわけじゃないのに、なぜそのことがわかるのか。

それは、K子さんのピアノの音が、毎週確実にきれいになっていってるからです。

細かい音がきれいに粒がそろって、くっきりとクリアになってきているし、粗削りだった音が、毎週聞くたびになめらかにきれいになってきています。

ミスタッチも克服できています。ほんとにきれいになってるなーと思いました。

今日注意したのは、全体を通して8分音符はノン・レガートに統一して弾くこと、同じフレーズが調を変えて再現された所を見落とさないように、統一感を持って弾くこと、それから、ついうっかり見落としていた多声部の旋律を再認識し、それぞれの流れを独立させて引き分けること・・・例えば見出し画像の譜面のようなところです。

K子さん、もう一息で完成です。

今の調子を崩さず、ゆっくり練習していきましょう。

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