HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

阿佐ヶ谷ヴィオロン・朗読ライブ

2011年11月12日 | その他日記
「ハコハコ ベジカフェ」の向かいが「喫茶ヴィオロン」です。
阿佐ヶ谷という街は、街自体 なんとなくレトロな雰囲気のある「昭和の街」って感じなのですが、その中にある このヴィオロンは、まさに大正ロマンか昭和アンティーク、な雰囲気に満ち満ちているのでした。
古びた濃い茶色の手すりで囲まれた店内、片隅に置かれたアップライトピアノ、ぼんやりと灯りをともしたテーブルランプ、アンティークショップにあるような古い壁掛け時計・・・
写真を撮ってこなかったので、ごめん、リンク貼っちゃうね。
ヴィオロン店内
ねっ、なんか、アンティークの着物着て フリルの付いた白いエプロンかけた「女給さん」が注文取りにきそうな感じがしませんか?

本日 朗読ライブを演じるのは、私たち二人に共通の 古い友人です。
彼女と親交があったのは、もう、かれこれ10年ぐらい昔だったのではないでしょうか。
「ねえ、Sさんと、もう10年ぐらいは会ってないよね?」
私と友人は、指を折って数えながら記憶をたどりました。
「そうだよね。もうそんなになるよね・・・あの頃、あんな人もいたし こんな人もいたよね」
「そうそう、思い出してきた。ほら、すごい年上だった、あの人なんか、どうしてるのかな」
次々に、当時の仲間たちを思い出し合いながら席につき、ふと店内を見回すと・・・
おどろいたことに、座席についているのは皆、その10年前当時に、彼女や私たち二人と共通の知人であった「あんな人」や「こんな人」たちばかりではありませんか。
そしてまた、10年の歳月が過ぎ去っているにもかかわらず、皆 当時と少しも変わらず、若くて美しく、私たち二人にも親しく話しかけてくれるのでした。

驚いているうちに 開演時間となり、朗読が始まりました。
演じる彼女は、白地に草木柄を散らした和服を着ていました。
たとえどれほど工夫を凝らしたドレスやスーツを着たとしても、今日の語りに、和服ほどぴったりとマッチし 格調高さを演出できる衣装はないであろうと思われました。
演目は、室生犀星が 伊勢物語からイメージを膨らませて物語にしたという「津の国人」という短編でした。
1時間ほどの内容にまとめたというその「語り」は、彼女の美しい声と抑揚、落ち着いた語り口で豊かにイメージ世界を描き、目の前にくっきりと 平安時代のラブストーリー絵巻が見えました。

ついに最後のフレーズが終わり、目の前の絵巻も消えて またカフェの店内が現れました。
10年前の知人たちは皆、口々に「お目にかかれてよかったわ」「またね」などと言いながら帰っていき、いつしか私と友人二人が最後の客となっていました。
「今日はどうもありがとう」朗読の彼女が店の出口で見送ってくれました。

あの「ヴィオロン」の時空は、間違いなく「タイムスリップ」であったに違いない。
私たち二人は、10年前の世界にタイムスリップし、さらにそこから1千年以上昔の平安時代絵巻の中にトリップしてきたという、不思議な「二重構造」の異空間であったのだ。
と、今でも私は確信しています・・・

阿佐ヶ谷・ハコハコベジカフェ

2011年11月12日 | その他日記
JR阿佐ヶ谷駅近く、「ヴィオロン」という音楽喫茶へ、日本文学の朗読ライブを聴きにいきました。
開演は 夜の7時です。
まずは友人と二人、早めに阿佐ヶ谷で待ち合わせ、近辺で食事とお茶(とおしゃべり)をしようということに。

ネットで調べて、「ヴィオロン」の向かいにある「ハコハコ ベジカフェ」というお店に行こうね、と決めて出かけていったのですが、行ってみるとお店のドアは固く閉ざされていました。
見ると「○○時には戻ります」と張り紙がしてあります。
あと15分ぐらい待てばいいのだ、ということがわかったので、私たちの「ガールズトーク」は、さっそく お店の前で開始されたのでした。
しばらくすると、お店のスタッフさんが「すみません、お待たせして」と戻ってきて、お店の中へ招じ入れてくれました。
ベジカフェ、などという健康志向カフェをやる人は、真面目でこだわりの強そうなおばさんなのかな、と勝手に想像していたんですが、お店の人は、二人の、若くて可愛い女性でした 

店内はほんとにこぢんまりと小さくて、10人のお客さんははいれないだろう、というくらいでしたが、とても感じよくいごこち良く、トーンを落とした照明が落ち着いた雰囲気で、これなら2時間はたっぷりしゃべれるなー、という感じでした。
そして、なんとここは「ドッグカフェ」でもあったので、私たちの後に、黒パグ連れのカップル、ミニチュアダックス連れのカップルが次々やってきて 静かにそれぞれの気に入った席に収まりました。
わんこたちにも、ちゃんとお水が出されています(もちろんグラスでなくお皿に入れて、床に
二人とも動物好きの友人と私には ますます心和む空間となってしまいました

友人はカレー、私はオムライスを注文したのですが(食事はその2種類だったので)、どちらも大きな野菜がいっぱい入っていて、美味しくてヘルシー、でした。
食後のコーヒーを運んできてくれたお店の女性が、「さっきはお待たせしてしまってすみませんでした。これはお待たせのお詫びです」と、私たちめいめいに アイスクリームのお皿を添えてくれたのです。


チョコレートと生クリームをトッピングした、おしゃれなアイスクリーム。
お姉さんの対応もおしゃれだよね?!
阿佐ヶ谷のハコハコベジカフェさん、また訪れたいです。

それではいざ、朗読ライブ会場へ。

ブルクミュラー・イタリア語講座 その2

2011年11月11日 | ブルクミュラー
Mちゃん(中1):
続いてMちゃんのレッスン。ブルクミュラーの新しい課題「バラード」です。
クラシック音楽で言う「バラード」は フランス語で、曲の形式のひとつです。
歴史的な物語性を含んだ叙事詩、と言ったような意味で、ドラマチックな内容です。
J-POPなんかで使われている「バラード」・・・ゆったりしたリズムのロマンチックなラブソング、みたいなのとは別もんなので 気をつけましょう。

さあ、Mちゃんも、曲のイメージをつかむために、書き込まれている音楽用語のイタリア語講座だ。
「一番初めのところに書いてある表情記号を 読んでみて?」
「"misterioso"・・・ミステリオソ? 」
「イタリア語だから! イタリア語らしく読んで!」
「あっ、そうか。ミステリオーソ?!」
「あたりー\(^O^)/ 」
イタリア語は、だいたい語尾を伸ばして派手にアクセントをつければ当たりなのさ
「で、意味はなんだ? ほとんど英語と同じだよ。こんな言葉、あるよね?英語で・・・」
「えーと。。。ミステリアスに、かな」
「そうそう。その通り! だけど、ミステリアスにってどんな意味?」
「うーん、ちょっと恐い感じ?不気味っていうか」
「だね。なんか事件が起こりそう、みたいなね?」
「うんうん」
読んで字のごとく、冒頭はミステリアスなpの音で始まります。
そして最後。
「ジャーン!ってポーズするところの"risoluto"は、何て読むか?」
「リ、ソ、ル、ト・・・」
「so はゾ、って読むよ。そして、イタリア語だから」
「リゾルート!\(^O^)/」
そうそう、その調子
リゾルートは「決然と」っていう意味です。
さあ、これで、初めも終わりも、どんな感じかわかりましたね。
来週は、スペクタクル叙事詩「バラード」を ドラマチックに仕上げましょう。

ブルクミュラー・イタリア語講座

2011年11月11日 | ブルクミュラー
M3ちゃん(中1):
今日から「ブルクミュラー」を始めました。
中学生になっての開始なので、小学生がやるのと違って、すぐに1曲を仕上げることができます。
今日1回のレッスンで、1曲目の「素直な心」が完成し、次の「アラベスク」もひととおり弾いてみるところまでできました。

私は「ブルクミュラー」が ピアノ奏法の入門教材として とてもいいと思い、生徒たちに与えています。

「ブルクミュラー」の良い点:
1.ひとつの曲で ひとつのテクニックを学習するような仕掛けになっている。(ちなみに「素直な心」は8分音符、「アラベスク」は16分音符)
2.それぞれの曲は ただの練習曲というよりも、いろんな表情を持った「小品」として、イマジネーションをかき立てる魅力があり、楽しんで弾くことができる
3.簡単な音楽用語がほどよく書き込まれていて、これを経験し、覚えることができる。

以上のようなことです。
今日は、M3ちゃんに、3つ目のメリット「音楽用語」をたっぷり利用してみました。
「いちばんはじめに、dolce って書いてあるね。ドルチェって、よくいろんなところにつけられてるよねって、前、M3ちゃんも言ってたね。どんなところにあるのかな」
「お菓子!」
なるほど。食いしん坊のM3らしい着眼点だ。
「お菓子かぁ。なるほど。ドルチェって、どんなお菓子かなあ」
「うーん、なんか、トローッとしてるっていうか・・・味は甘い」
「そうね。dolceって、だいたいそんな意味だよ」
「『甘い』って意味?!
うーん、味方面っていうか・・・『柔らか』方面かな。優しく、とか可愛らしく、とかふんわりと、みたいな」
「あ、そうか・・・」
「今度、ほかの曲でdolceって記号みたら、そのお菓子のこと思い出してね。『決して"堅焼きセンベイ"ではない』って」
「わかった」
「じゃ、この、まん中のところにある"dolce e poco riten." ドルチェはわかるね。"e" は、英語の"and"と同じ意味だよ。アンドって何?」
「えと・・・"おわり"?」
「それは"エンド"でしょー!アンドだよ、アンド!」
ソファーでマンガを読んでいたMちゃんが、すかさずツッコミ。

このようにして、「音楽用語・イタリア語講座」は楽しく進んでいくのでした・・・

もうすぐ七五三

2011年11月09日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「あのね、きょう、ちょっとだけ、来るの遅かったでしょ」
レッスンに来たNちゃんは言いました。
「それはね、床屋さんで、まゆ毛そってもらってきたから。土曜日、七五三だから」
そうだ、それでだ!
なーんか、ばかに今日はNちゃんが大人っぽく、美人に見えるな~ と思ったら、まゆ毛カットしてもらったのか。
やっぱり、女は眉ね~
そのことが よーくわかりましたわ。

Nちゃん、女っぷりが上がったばかりじゃなく、発表会が終わってから始めた新しいテキストも、以前よりずーっとしっかりやれるようになっています。
新しい曲に入るときに「むずかしい・・・宿題にする・・・」と弱気になるのはあんまり変わらないけど、
「ううん、今やってみよう!できるから。右手だけでいいから弾いてごらん?」とリードすると、ほうら、ちゃんとメロディーが弾けるじゃない。
それに、この感じだと、左手の練習やってみないでも、一度に両手で弾けるんじゃないの?
「Nちゃん、試しに、両手いっぺんに弾いてみてごらん。音符をよーくみながら」
言われて、Nちゃんはオズオズと弾いてみます。
ゆっくり、ゆっくり、ト音記号とヘ音記号、2段の楽譜を一度に見ながら、とうとう最後まで弾きました。
「弾けたね。すごいよ」
うん、とNちゃんは、嬉しそうにうなずきました。
これを、両手でやってくるのを宿題にしようね、と決めて、レッスンを終えました。
七五三を迎えるNちゃん、しっかり成長しています。

おんぷの計算・難問題

2011年11月09日 | レッスン日記(小中高生)


M4ちゃん(小1):
「ほらっ。このまえ約束した『もんだい』、つくってきたよ」
と、「もんだい用紙」を広げて見せてくれました。
そうそう、先週、「音符の長さを使ってのたしざんとひきざん」の問題プリントをやった時、
「かんたんだった。もっとたくさん、もんだいちょうだい」と言うので、
「もう、問題なくなっちゃった。来週、また問題作っておくね」と約束したのでしたが、M4ちゃんは
「あたしも来週、もんだいつくってくる。もーっとむずかしいもんだい、つくってくる!」と言って帰っていったのでした。

その「やくそく」の問題を、作ってきてくれたのです。
「ほんとだ。いっぱい問題あるね。先生も作っといたけど、先生の問題の方が簡単だ・・・」

問題というのはこうです。
たとえば、四分音符は1拍、2分音符は2拍 ですから、四分音符+2分音符 なら 答えは3拍。□□□□を、3つ分、色鉛筆で塗ればいいのです。
「どれどれ、さっそくやってみよう」
先生は色鉛筆を持って、"M4先生"の問題をやってみることに。
「最初は、四分音符たす二分音符・・・3だから、3つ塗ってと・・・あれ、2番目の問題、すごい難しいね。二分音符たす全音符だから・・・ちょっと□がたりないみたいだよ」
「えっ、そう?ちょっと待って!」
"M4先生"は、大急ぎで□を書き足してくれました。□□□□□□。
「そんなに書いてくれなくっても大丈夫だったけど。まあいいや。えーと、次の問題、すごく難しいよ。四分音符ひく二分音符・・・ってことはマイナスかあ・・・すごい高度な数学になっちゃうけど」
まあ、わたくしは 一応中学も卒業してるので、負の数の計算だってできますが。
でも、小学校1年生の"M4先生"は、
「あっ、そうか。じゃ、こうする!」と、アッサリ四分音符と二分音符を入れ替え、正の数の計算に変えてくれました。
つぎの引き算も、負になっちゃうな~ 四分音符から全音符を引くんだもんな~
「いいよ、それは反対に引くことにする」
「-」の上に「←」を書き、右から左へ 引く方向を変える、ということで解決しました。
こうして難問題は すべて回答でき、"M4先生"は全部の回答にマルをつけて、最後に大きな「はなまる」をくれました!\(^O^)/

カフェ・アンサンブル26周年コンサート

2011年11月06日 | 発表会・コンサート記録
駒場にあるミュージック・カフェ、「アンサンブル」さんの 開店26周年コンサートに行きました。
ちょうど26年前の今日、お店をオープンしました、と、オーナーのアンパパさんがおっしゃっていました。
ご家族は皆さん音楽に関わっていらっしゃいます。
長男さんは北海道の高校の音楽の先生、次男さんは調律師、三男さんはチェリスト、その奥さまはヴァイオリニスト。
また、オーナーさんの奥さま(アンママさん)は メゾ・ソプラノ。

三男さんご夫妻による ヘンデルのヴァイオリンソナタイ長調 作品1-14全楽章、バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ ソナタNo.3、ウェーバーのピアノトリオ 作品63の全楽章。
そして アンママさんの「舟うた」「鐘が鳴ります」「しぐれに寄する抒情」「お菓子と娘」、4曲が 本日のプログラムでした。

最後には会場のみんなで、「紅葉」「まっかな秋」など、秋にちなんだ歌を歌いました。
オーナーのアンパパさんが指導している 合唱サークルの人たちが大勢お客さんにきていたので、「会場の合唱」も 大きな合唱団みたいな歌声になって すてきでした。

コンサートの一番最後に、アンママさんが「番外だけれども、ぜひ主人にピアノを弾いてもらいたいのです」と促しました。
実は、アンパパさんは、何年か前に病気で倒れられてから、「ピアノが弾けなくなりました。細かい楽譜を読むこともできないし、指が動かないので8分音符などは全く弾けません」とおっしゃって、ぷっつりとピアノを弾かなくなっていたのです。
アンパパさんは、何年かぶりでピアノに向かい、日本の唱歌「故郷」を弾きました。
前と同じように、力強い音でした。
会場のみんなは、アンパパさんのピアノに合わせて合唱しました。

番外なので歌詞カードもなかったけど、全員1番から3番まで全部歌えたし、楽譜もなかったけど、アンパパさんはちゃんと伴奏をつけて弾いてくれました。
「故郷」は みんなが知っていて、全部の歌詞を歌える。もちろんピアノを弾く人なら暗譜で弾ける。
なんというすてきな歌でしょう。
こういう、誰もが心から歌える「日本の歌」は みんなの財産だと思います。
私たち日本人は、こんなすてきな財産を持っているんだなあ、ということを再発見したような気になり、嬉しく思いました。
そしてまた、今日こうして アンパパさんの元気なピアノを聴けたことも、本日とても嬉しいことでした。

発表会後の1週間

2011年11月06日 | レッスン日記(小中高生)
「ハロウィンコンサート」が済んで 1週間たちました。
教室のみんなにとっては、年に一度の「努力の結晶」発表会。
がんばった本番を経て最初のレッスン日に、生徒たちはどのような顔を見せてくれたでしょうか。

1年生のNちゃんとM4ちゃん:
二人とも はじけるような笑顔でやって来ました。
上手に弾けて、きっとパパ・ママやおじいちゃん・おばあちゃんたちに いっぱいほめてもらったんでしょうね。
去年の「デビュー発表会」のときは 保育園生でしたが、小学1年生になった今年は、一段としっかりし、自信もついて光り輝いているように見えました。

2年生のSちゃん:
Sちゃんも2度目の発表会でした。
これまで、子どもの歌の曲集などをテキストとして使うことが多かったのですが、2年生となり、発表会でバッハやビバルディも経験したこともあり、少しずつスタンダードな教材などもやって行きたいと思っています。

4年生のTちゃん:
「エリーゼ」を 努力して完成させたことにより、「ピアノらしいピアノ曲」を弾く力が身についていることを、本人も確認できたのではないでしょうか。
「M3ちゃんが弾いた『アルプスの夕ばえ』を、小5か小6になったら弾きたい」と、目標や憧れもできたようです。
もうすぐ10才になるTちゃん、「中級ピアニスト」へと一段ステップを上るようです。

6年生のTくん:
「万年練習不足」だったTくんですが、今年の「ハーマンズ・ブギ」はがんばりました。
指や手に、訓練によってのみ得られるテクニックがついてきたことが確認されるようになってきました。
ここしばらく、ブギウギやブルースの練習曲を続けてきていたので、今回ちょっと気分を変えて、「ピンクパンサー」の曲を与えてみることにしました。
練習で身につけたタッチやノリが生かせるか?!

中1のMちゃん・M3ちゃん:
さすが中学生、という演奏をしたと思います。
見に来ていた 小学生のお客さんも「中学生の人の曲は流れるようですてきだった」と言っていましたし、連弾や合奏での、下級生のフォロー、また陰のパーカッションでのサポートなど、どれもしっかりやってくれましたね。
Mちゃんは 普段のテキスト、ブルクミュラーに戻って、中ほどの「バラード」で練習開始です。
その他に、M3ちゃんがメインテキストとして使っている「クラシック名曲アルバム」も、知っている曲がたくさん出ていておもしろいよ、と勧め、サブ曲集として弾いていこう、ということになりました。
逆に、M3ちゃんは、これからピアノのテクニックを 本格的にやろうね、ということで、「名曲アルバム」の他に、ブルクミュラーをメインテキストとして加えることにしました。
二人ともタイプが違うのですが、それぞれ いい音楽性を持っているM&M。
中学生活は忙しいけど、工夫して音楽を伸ばしていってほしいです。

キノパパ:
本番では緊張のあまりテンポが走ってしまいましたが、古典の代表・モーツァルトの曲をがんばって弾き通したキノパパの演奏は、会場に大きな感動を呼びました。
子どもたちも「おじさんすごかった」「がんばれ!と思ったよ」と、口々に称賛していましたから、子どもたちの心にも、何か訴えることがあったに違いありません。
1週間たってレッスンに現れたキノパパは、「間違えましたが、これだけ弾けるようになったことは嬉しいです」とさわやかな笑顔でした。
今月からは、新しく「バッハ作品集」を始めることにしました。
クラシック音楽の父であり、すべての音楽家の礎となるバッハです。また、初めてのバロック音楽の経験ということにもなります。
バッハの音楽で、大人のピアノのおもしろさを、是非体験していただきたいと思っています。

以上、生徒のみなさんは、どの人も数段階のレベルアップした顔で、レッスンに登場しました。
発表会の前と後。
びっくりするぐらい、大人になっているみんなです。
つくづく「100回の練習より1回の本番」だな~

ハロウィンコンサート・演目紹介PART3(第二部・大人の部)

2011年11月02日 | 発表会・コンサート記録

ジャズトリオ演奏のラテンと、飛び入りタップダンスのセッション。


「カルメンより・ハバネラ」M3ちゃん
情熱の女「カルメン」ですが、12才のM3ちゃんが透明なソプラノの日本語で歌うと、また違った新しいイメージ。
カルメンって、本当は純情な女性だったのかも・・・と思ってしまった。


「悪ノ娘・悪ノ召使」M3ちゃん&Mちゃん
中学生になったので、大人の部にも出演しました。中世の王国を舞台にした、王女と そして双子として生まれた召使いとの悲しい運命。インターネットで人気沸騰した歌物語を 美しい二重唱で。


「トゥー・レイト」ゲスト。
ピアニカのソロ、そしてドラム&ピアノ&ベースによるレゲエの演奏。


「ラヴィン・ユー」「テイスト・オブ・ハニー」ハモプリ。
このイントロで「ハクション大魔王」乱入!
おかげで和やかに歌えた。


「クマーナ」おゆみ&ピーコ
毒舌姉妹の「おゆみとピーコ」。恒例の『ファースト&セカンドピアノ入れ替わり立ち替わり大騒ぎドタバタ連弾』です


「月の光」ピアノ&朗読・かえでひばり劇場
ヴェルレーヌの詩にフォーレが作曲した「月の光」。両者のコラボレーションです。ベネチアの仮面舞踏会のマスクを飾って。


「五つの銅貨」「ラグタイムの子守歌」「リパブリック讃歌」ゲスト
トランペット、ギター、ピアノ、ベース、ドラムで ニュー・オリンズスタイルのジャズ。


「落葉の物語」「シーサイド・バウンド」全員『トラ』の "寄せ集めバンド・あんときのタイガース"
最後にお客さんみんなで「思い出の渚」を歌って終わり。





ハロウィンコンサート・演目紹介PART2(第一部・デュエット&アンサンブル)

2011年11月01日 | 発表会・コンサート記録

「ドレミファだいじょーぶ!」NちゃんとM4ちゃん
2台のキーボードでデュエットしました。TV「はじめてのおつかい」のテーマ曲で、ノリノリのリズムとコードワークによって 音階がとってもごきげんな歌になっています。両端のドとドをジャン!と弾いてフィニッシュ。


「オー・キャロル!」60'年代アメリカンポップスです。2年生のSちゃんに、中1のMちゃんが伴奏をつけました。
Mちゃんの右手にはめているのは、必需アイテム「グリッサンド用指なし手袋」。これで派手なグリッサンドも楽々だ。


「菊次郎の夏」Nちゃんとママの連弾
Nちゃんのパパが 北野武さんの大ファンで、この曲が大好き、とのこと。パパのために、このプログラムをつくりました。
Nちゃんのメロディーと、ママのやわらかな伴奏がすてきにマッチしました。パパ、どう?


「すいかの名産地」M4ちゃん(キーボード)、ママ(キーボード)、パパ(ギター)
アメリカ民謡の「すいかの名産地」を、バリバリカントリータッチの、ブルーグラススタイルで合奏しました。
みんなの首のバンダナをみてね。足もとには、妹のM5ちゃんも、おそろいのバンダナで。


「ストレンジャー」Tちゃん(ピアノ)・Tくん(キーボード)のアンサンブル。
おそろいの「ダンディ帽」をかぶった「T&T兄妹」のアンサンブルは すごく大人っぽくかっこよくて、なんか「カーペンターズ」の片鱗(へんりん)さえ感じさせました。「ウォーリーズ」なのに。


「アダムス・ファミリー」子どもクラス全員。
TVや映画で有名な、おばけの一家が主人公の歌なので、全員ハロウィンアイテムで仮装して弾きました。
お客さんに「チャッ!チャッ!」という、独特の指ならしで参加してもらい、変な音の擬音楽器も使って、楽しい「アダムス・ファミリー」ができました。


「となりのトトロ」より・「風の通り道」ゲスト
ゲストのお兄さん・お姉さんによるジャズ演奏です。おなじみ「トトロ」が、ぐっと雰囲気変えて、大人っぽくおしゃれな曲に。


タップ&ドラム・インプロヴィゼーション
飛び入りでサプライズ出演してくれた、タップダンスの「なる先生」と、ドラマーのお兄さんの即興のコラボレーションです。
二人同時に激しくセッションしたり、交互に掛け合いしたりと、超ごきげんなプレイでした。タップって、パーカッション楽器なんだよ~♪



「セント・トーマス」子どもたち&ゲスト
ジャズサックス奏者のソニー・ロリンズ作曲の「セント・トーマス」を、子どもたちとゲストのジャズメンのみなさんと一緒に演奏しました。ピアノやキーボードに加え、中学生はデジタルホンやトロンボーンを担当。タップのなる先生も飛び入りで入ってくれ、いっそうにぎやかに。


「ドキドキ・タイム」みんな
東京スカパラダイスの曲です。だんだん早くなる手拍子を、お客さんにも参加してもらい、大盛り上がりでフィニッシュに。
みんな参加しちゃって!ってことで、ゲストも子どももお客さんも、渾然一体。


「ビビディ・バビディ・ブー」
会場にいる人みんなで歌いました。歌にのせて、ハロウィンの魔女が お菓子のプレゼントを配ってくれます。

●これで第一部は終了。つづいて、大人の時間「第二部」をご紹介します。

ハロウィンコンサート・演目紹介PART1(第一部・ソロ演奏)

2011年11月01日 | 発表会・コンサート記録
みんなでがんばって演奏した「ハロウィンコンサート」。
これまで「ピアノ日記」で、奮闘したりおこられたりほめられたり、泣いたり笑ったりしながら練習を積み重ねてきた 全員、全プログラムの「成果」を、ここにご紹介したいと思います。
「ピアノ日記」を参照しながら見ると 感無量です。


オープニング「ワン・ノート・サンバ」
小1から中1まで、全員がソプラノリコーダーで演奏しました。
「ワン・ノート・サンバ」は ボサノヴァの定番曲です。
低学年は「指に○のあとがつくと上手な証拠」、中学生は「アルトに慣れたから、ソプラノはちっちゃすぎ」と言いながら、全員みごとなタンギングを披露しました。


「ポルカを踊りましょう」M4ちゃん(小1)
毎日よく練習して、堂々たるトップバッターをつとめました。


「フィエスタ!」Nちゃん(小1)
ペダルを使うこと、それから黒鍵の音をいっぱい、和音でつかむことが とても大変でしたが、見事に克服しました。


「四季より春・メヌエット」Sちゃん(小2)
少しずつ着実に練習を重ねて、きれいなピアノタッチでバロックが弾けたと思います。


「エリーゼのために」Tちゃん(小4)
特訓の甲斐あって、きれいに浮き出たメロディーと 対照的に柔らかな左手のアルペジオが美しく弾けました。
去年に比べ、格段の成長を 改めて感じました。


「ハーマンズ・ブギ」Tくん(小6)
スピード感のある、かっこいい演奏に仕上がってました。猛練習の成果!
正直、ここまで弾けるとは予想していませんでした・・・


「ウィーンソナチネ6番」キノパパ(大人)
後ろから見ていても ふるえる指から緊張感が伝わってきました。
手に汗握る演奏でしたが、モーツァルトの複雑な運指を 根性で弾きおおせました。立派!


「ベートーヴェン・ソナタ『テンペスト』」ヒバリ先生
第1楽章です。これはノーコメントだな~ f(^ー^;

●ひきつづき、デュエット・アンサンブルをご紹介いたします。