HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ピアノ鍵盤、お手入れと除菌

2020年10月10日 | おすすめ楽譜・アイテム

 

みなさん、ピアノの鍵盤、どのようにお手入れしていますか?

ヒバリが調律師さんから教わった方法は、「ホコリを払った後、固く固く絞ったタオルで拭く」というものです。

水分がたくさん残っていると、鍵盤が傷んだりシミになったりするので、ほとんど濡れてないかというぐらい絞ります。

コツは簡単で、折りたたんだタオルの内側片面に水をパラパラと振り、再度折りたたんで水分をなじませれば、「濡れてないかのような濡れタオル(?)」の完成です。

でも、今はコロナ禍の中なので、ヒバリ教室では、一人レッスンが終わるごとに鍵盤を消毒していて、それに使っているのが「キークリン」です。

他メーカーからもいくつか「鍵盤用クリーナー」が販売されていますが、「白鍵専用、象牙は不可(YAMAHA)」だったり「象牙・黒檀鍵盤には使えません(吉澤)」だったりします。

こちらの「キークリン(教育楽器)」は全ての鍵盤に使えて、なおかつ除菌もできるので便利です。

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チェルニー、装飾音符はどう弾く?

2020年10月10日 | 音符・楽譜・テクニック

Tさん(大人・男性):

「悲愴ソナタ」第一楽章、そして基礎テクニックのために「チェルニー30番」も併用してレッスンしています。

今回は「チェルニー17番」、装飾音符のテクニックのための練習曲です。

装飾音符=文字通り「飾り」の音符で、メインのメロディーラインではないんですが、その役割は重要で、かつ弾き方も何種類もあり、一概に「こう弾きます」とは言えないのが複雑なところです。

「チェルニー17番」に出ているのは、装飾音符の中でも「前打音」と言われている物の代表的な2種類です。

メインの音の前に小さく書かれているのが「前打音」なんですが、これを拍の頭に合わせて弾くか、それとも拍の頭はメインの音で合わせて、前打音はそのもひとつ前にはみ出させるか、という2種類の弾き方があります。

曲にもよりますが、昔の音楽=バロックとか古典とか、は前打音を拍の頭で合わせることが多く、近代〜現代は、メインの音を拍の頭で合わせ、前打音は前に出す、という弾き方がほとんどです。余程「バロック風」をねらった曲とかアレンジでない限り。

「チェルニー17番」の前打音では、メロディーの流れからして前に出して弾くのが妥当という解釈が主流です。(見出し画像の、赤いラインで合わせる弾き方)

一方、前打音を拍の頭で合わせるのは青いラインの弾き方で、この弾き方にすると、2つの前打音+メインの音、合わせて3つが「三連符」みたいになります。

Tさんは、この曲で2種類の弾き方、両方とも練習して、どちらも身につけたいそうです。

何という立派な心掛けでしょうね!

ヒバリが生徒だった頃には考えられない熱心さ…偉い。

Tさんは、また、メインの持ち曲である「悲愴第一楽章」も、最後まで弾いて、それも暗譜してありました。長い曲なのに素晴らしい。

本当に熱心で努力家なTさんですね!

「悲愴」も、いよいよまとまってきました。

完成が楽しみです。

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