ブルクミュラーの「タランテラ」。
先週 一緒にコード分析して練習もしたのに、1週間たった今日も練習が出来ていません。
中学生にもなって、毎回先生に練習に付き合ってもらうのはちょっと情けない。
「もう教えることは全部教えたから。今日言うことは何もないから、1人で練習して。15分くらい時間をあげるから」と言って、彼女1人ピアノの前に残し、先生は席を立ちました。
Sちゃんは1人で練習を始めました。
隣の部屋に行って、レッスンのスケジュールや記録をつけたり、保護者の方からの連絡メールやLINEに目を通したりしながら、聞こえてくるSちゃんのピアノの音に 時おり注意を向けてみます。
どうやら、曲を4小節くらいずつに区切って練習しているようです。
最初からの1区分〜次の1区分…と、つっかえる所があれば何回も繰り返し、つっかえなくなったら先に進む、というスタイルでこなしていきます。
20分くらいたったので先生はレッスン室に戻りました。
曲の全部は練習し切れず、転調した部分が手付かずで残ったので それを少し練習し、何とか最後まで弾き通せるわうになりました。
「今の練習で 大体弾けるようになったね。20分くらい。これくらいなら自分で時間取って練習できるね?」
「はい、できると思います」
「まとまった時間がとれなくても、ほんの少しの合間時間で練習できるから。」
ということて、次回までにまとめてくるということにしました。
高学年になったり、大人の人でもですが、勉強や仕事などやることはいっぱいなので ゆっくり落ち着いてピアノを練習するのは困難かと思います。
でも、今日のSちゃんのように 20分の練習でも3回やれば1時間。15分でも 合間合間に4回やれば1時間です。
「時間がないから」と何もやらずに1週間過ごすより、たとえ一日10分でも20分でも、合間の時間にささっと練習してみましょう!
1週間の間には、けっこうな練習がでいるものですよ。