HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

江の島

2010年04月29日 | その他日記
今日は「昭和の日」。
これから、長いゴールデン・ウィークの始まりです。
お天気がよかったので、ぶらっと江の島へ出かけてみました。

下北沢から小田急線で、終点の片瀬江の島まで約1時間です。
駅を出て、海の向こうに見える江の島まで、長い長い「江の島弁天橋」を歩いて、海の上をわたります。


橋の途中にある、江の島の神さま(?)龍神が巻き付いた柱。

弁天橋と並行している、自動車専用の「江の島大橋」の上は車がじゅずつなぎになって、亀みたいにノロノロ進んでいます。     
それを横目でながめながら、徒歩でスイスイ追い抜いていく。
GWに、車はダメダメ

江の島に着いたら、入り口近くの広場で、一人のストリートパフォーマーが演技していた。
ネタはバルーンアートやマジック、パントマイムなど 特に変わったものではないけど、黒い山高帽&コートの衣装、そしてグルーヴィーなBGMがクールでした



いよいよ 江の島の奥深く入っていく。
島の中央付近、龍神の洞穴モニュメント。
  

露店がいっぱい出ていて、サザエやアワビなどの魚介類や トウモロコシなどを焼いて打ってます。
いいだこの串焼きゲット!おいしいよ。




3時間ぐらいかかって、島を一巡り。
江の島の駅に戻ってきたら、ハーバーではウィンドサーフィンの競技会をやっていた。



今度は、街の中をブラブラ散策。
どこかのお店の 黒ラブちゃん



街の中の串焼き屋さんで、店の前にスタンドを設置し、なんでもすきな焼き物2串&ビールで600円、というので、サザエとかアワビとか いろいろ焼いてもらいました。
お店のお兄さんは気前がよくて、2匹セットだった小魚は3匹焼いてくれたし、おまけに「アジの骨せんべい」までつけてくれた。いい人だ。

三味線・二回目

2010年04月28日 | いろんな楽器
「三味線体験講座」二回目に行きました。
いえ、正確には三回目です。
先日、先生から電話がかかってきて、「三味線が直ったから、都合のいいときに取りにいらっしゃい」とのことで、すぐ取りにうかがったのです。
ヒバリが持っていった古い三味線は、調弦の糸巻きが固く、動かなくなっていたので、先生があずかって直してくれたのです。

三味線の糸は、ちゃんと締めたりゆるめたりできるように、直っていました。
そのうえ、棹(さお)の部分には、勘所(かんどころ)=(ギターなどで言う「フレット」のこと。)の番号が印刷されたシールも貼っておいてくれたのです。

さて、今日は、前回教わった楽器の構え方、撥(ばち)の持ち方や打弦の仕方、楽譜の読み方の復習をして、それから前回やった「数え歌」を弾きました。
それから、新しい曲として、「さくらさくら」と「荒城の月」も習いました。
とても穏やかで気さくな「坂上二郎さん似」のじーちゃん先生は、よく笑い、親切に、丁寧に、教えてくれたので、何にもしらないヒバリでも、なんとか歌を弾くことができました。
先生が「さーくーら~、さーくーら~」と歌いながら、三味線を弾きます。
それにあわせて、ヒバリも、楽譜を見たり、撥(ばち)を見たり、勘所(かんどころ)を見たり、先生を見たり、忙しくキョロキョロしながら、まちがえないよう一生懸命弾きます。
真剣になると、ついヒバリもいっしょに「さーくーら~」と歌ってしまいます。
残念なのは、二人の三味線と、声が、あんまり、というかほとんど合っていないこと、かな。
先生は耳が遠いので、たぶんヒバリの音は、あんまり聞こえてないと思います。
よりよい音になるように リードしてはもらえなさそうな気がしますが、ヘタに弾いても、いちいち「音程が悪い!」と指摘されることはないので気楽です。

1時間弱の 講習が終りました。
「どうしますか?」と先生がききました。
お稽古に入門するかどうか、ということです。
せっかく、ちょびっと教えてもらった三味線なので、入門してみることにしました。
5月から、月2でお稽古してもらうことに決めました。

どうなるかな~

きらきら星

2010年04月28日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
先週、彼女と約束していた「Sちゃんのためにアレンジする『きらきら星』」の楽譜。
今日、約束どおり、最初のテーマ部分を作って、Sちゃんに「ほらっ」と渡しました。
「わあっ、ありがとう!」
Sちゃんは、息をのんで 譜面代に置いた楽譜を見つめました。
「さっそく弾いてみよう! でもその前に、ちょっと説明するね」
先生は、楽譜を示しながら 始めに知っておいてもらいたいことを説明しました。

右手は、記譜よりオクターブ高く弾くこと。そのために、オクターブ記号がついている、ということ。
左手は、いつものヘ音記号ではなくト音記号の位置なので気をつけること。
ところどころ、オクターブ下で弾く記号がついているので、よく見ること。

このアレンジでは、きらきら星らしく 高い音を中心に使用します。
弾く音をそのまま音符にすると、習っていない高い音がたくさん出てきてしまうため、譜面を読むだけで とても難解になってしまいます。
それを防ぐために、オクターブ記号を多用しました。
オクターブ記号で 上の指示さえすれば、使う音符は、今までに知っている範囲だけですみますからね。

さて、楽譜の方ですが、右手は、Sちゃんのよく知っているメロディーですから、1~2箇所に指換えの番号を書けば すぐおぼえられそうです。
左手の伴奏は 少し動きが多く、モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」の出だしを彷彿(ほうふつ)とさせるようなイメージで書きました。
もちろんモーツァルトの通りに書けば パクリになってしまうし弾きにくいし、なので、似てはいるけれでも もっと易しく、雰囲気のみ感じられるような音使いに工夫しました。

易しく、とはいえ、今までにSちゃんがテキストで経験してきた曲に比べれば音域も広く、難しいです。指番号も、たくさん書き込まないと、指がたりなくなってしまいます。
Sちゃんは、真剣に楽譜を見つめながら、いっしょうけんめいに弾いてみています。
「・・・むずかしい?」先生は思わずききました。
Sちゃんは何と言ったでしょう。
「でも、がんばってみる。できると思う!」
こう、はっきりと決意を表明しました。
Sちゃんなら、必ずがんばれると思います。できると思う!
さあ、いよいよ「きらきら星・Sバージョン」の旅の始まりです。

YELL ♪ デュエット

2010年04月27日 | レッスン日記(小中高生)
M&Mコンビ(小6):
今年は、7月の発表会で いきものがかりの「YELL」をデュエットで弾くことになっています。
小学校の合唱団に入っている二人なので、去年の発表会に初めて二人で弾いた「手紙・拝啓、十五の君へ」も、今回の「YELL」も、合唱の課題曲として知った曲、というのもうなずけます。

さて、今回の「YELL」は、Mちゃんにピアノ、そしてM3ちゃんにはエレクトーンを弾いてもらうことにしました。
ピアノの美しい分散和音と、しっとりとしたエレクトーンの旋律を合わせたら、すてきだろうな、と思ったのです。

実をいうと、このアレンジでは、「子どもだから、弾きやすいような音を使ってあげよう」とか「あまり難しくならないように」とかは考えずに楽譜を書きました。
普通に、「この曲が引き立つように」ということだけ考えて、ピアノ譜もエレクトーン譜も書いたので、小学生の二人にとっては、けっこう高いハードルだと思いつつ。。。
ま、難しいから時間かかるかもしれないけど、レッスンで引っ張っていくことに、などと思っていたのです。
ところが、驚いたことに、M&Mは二人とも 自主的に一生懸命練習を重ねたらしく、現在までに渡してある2ページ分を、自力でクリアしてきているではありませんか。
Mちゃん「あたし、今日は『YELL』に力いれて練習してきたんだ
M3ちゃん「もらってる楽譜の分は全部弾けるよ
えっ、ほんと?じゃ、さっそく一緒に弾いてみようじゃないか。

二人合わせて弾いてみると、ほんとだ!
難しい掛け合いも、分散和音も、ちゃんと練習して弾けるようにしてありました。
しかも、お互いをちゃんと感じながら、テンポも合わせています。
「すごい!できてるね~
「あたしたちね、学校で、休み時間とかに練習してるんだよねっ?!」
「うん!」
そうか、そこまで、自分たちでやったか。えらいぞ。ならば・・・
先生は言いました。
「まず、M3ちゃんのエレクトーンを、先生が一回弾いてみるね。M3ちゃんは、先生の弾き方をよーく見てて。エレクトーンは、右足のペダルで、音の強弱を全部つけなくちゃいけないの。それも、ただフォルテやピアノ、ってつけるだけじゃなく、まるで声で歌っているかのように、ふっくらとした表情を、右足のコントロールで表現していくの。じゃ弾くよ。」
M3ちゃんは、先生が弾くのを、まじめな顔で見つめています。
「じゃ、M3ちゃん、弾いてごらん」
先生と代わって、エレクトーンを弾いたM3ちゃん。
なんと、さっきとは打って変わって 柔らかな艶のあるメロディーが流れたではありませんか。
具体的に、右足をどう使うか、などということはひとつも教えなかったのに、M3ちゃんは、耳でメロディーを聴いただけで、ちゃんと右足を上手に使って、美しい旋律を表現したのです

「それじゃ次は、Mちゃんのピアノを先生が弾いてみるよ」
先生は、今度はMちゃんのピアノパートの模範演奏をしました。
「右手は、はっきり浮き立つように弾いてね。でも決して、騒々しくなく。左手は、右手を邪魔しないように、しかし丁寧にふっくらと・・・アルペジオは一息で、ふんわりと弾いて。最初の部分は、オルゴールのように・・・ここのアルペジオは、次に始まるメロディーを導くように期待を込めて・・・2回目のメロディーに入ったら、さらに盛り上げて・・・」などなど、要求をゴマンとつけて。
「じゃ、二人でやってみて」
そうして、M&M二人で、もう一度会わせてみた「YELL」は、とてもとても美しい音楽となって輝き始めました。
M&M、去年より~ずっと~ きれいに~なった~
今後の仕上がりに期待できます!

男前

2010年04月27日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
妹のTちゃんに1年1ヶ月遅れてピアノに入門したTくんですが、もうけっこうの「中堅どころ」として、貫禄をつけてきています。
彼の得意とするのは「曲の分析」と、それに基づいての早い暗譜、そしてコードの把握です。
苦手パターンは、チマチマした譜読みとか 指先の細かい動き・・・特に左手とか・・・でしょうか。
こうして列挙して見ると、それって、やっぱ「男前」な特徴なんでしょうかね。

「ドラゴンクエスト」は、好きな曲で選んでいますが、かなりクラシカルな楽曲といえます。
ゴシック風みたいな分厚い和音と、通奏低音風な左手の流れ。バッハの時代のパイプオルガン演奏のような。
これって、けっこう苦手なパターンかもしれないですね。
でも、得意で安全なパターンばっかりでなく、こういったスタイルの曲も、「好きな曲」というおいしい味をたっぷりつけて、ぜひ征服してもらいたいですね

もうひとつの「バグズ・グルーブ」。ジャズのブルースです。
こっちはお手の物のパターンかな。楽譜を忘れてきて先生のを見せてあげたけど、もう楽譜がなくても(忘れても)大分覚えて弾けるようになってきました。

最後の「曇りのち、快晴!」・・・彼の最も得意とする、「コードネームを見ながらバリバリ伴奏する」は、頼みとする「コード譜」を忘れてお手上げでした。
残念!

ウォーリー返上!

2010年04月27日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
「本がみつからない」と言っていた「トトロメドレー」の楽譜。先週ついにお母さんの協力を得てやっと探し出し、今日は久しぶりにレッスンできました。
もう大分たっちゃったから、元の木阿弥になってるんじゃ・・・ と、先生は内心怪しんでいましたが、Tちゃんは第一声からジャーン!と元気よく演奏開始。
先生の心配を吹き飛ばしてくれました。
前に弾いていた時と、まったく変わらず 生き生きと弾けています。
2曲目の「風の通り道」に入るところで「あっ!」と叫んで、厚底サンダルを履きに走るところも、以前とまったく同じです
まあ、とりあえずよかったよかった。
これでまた、コースに戻ることができたので、再びゴールに向けてエンジン始動です。
といっても、来週はGWでお休みだけどね・・・

そのうち お兄ちゃんのTくん、6年生のM&Mが次々やってきたので、4人で「曇りのち、快晴!」をやってみました。
今日は、イントロだけでなく、全体を通してみます。
あらかじめ先生が弾いて キーボードに録音しておいたデモ演奏を流し、各自が自分のパートを、弾ける範囲でがんばって デモ演にのっかっていくのです。

Tちゃんのデモ参加を見て驚いた。
前に練習したイントロの出は、易々とクリアしていて、その他にも今日始めての部分を、曲に合わせてどんどん自分で弾いている。
バッチリなタイミングで、まだ教えていない部分をバリバリ弾いてるのです
すごい! 今日は持ち物も全部ちゃんと揃ってるし、月謝袋係りもちゃんとこなしたし、帰りもわすれものナシ!
「ウォーリーT」の名前は返上だ

代わりに、今日はおにいちゃんのTくんが 発表会用の曲が全部はいってるファイルを忘れてきて、「2代目ウォーリー」でした・・・

コードで伴奏

2010年04月24日 | レッスン日記(小中高生)

Y子ちゃん(小5):
ラテンの曲「ティコティコ」を練習しています。
A(イ短調)の部分、C(ハ長調)の部分、そしてA(イ長調)の部分と、大きく3つの部分で構成されている、華やかな曲です。
いよいよ、最後のAの部分にコードがついて、曲全体が形になりつつあります。
今年の発表会は、市販されている楽譜を見て演奏するのではなく、Y子ちゃんにぴったりなように先生がアレンジしながら 演奏スタイルを完成していく方式をとりました。
最後のイ長調の部分は、厚みのある和音で盛り上げたいと思います。
♯がたくさんついて ややこしいですが、コードネームを使うと、すべて音符のみの楽譜よりもストレートに 音をつかむことが可能です。
なので伴奏は、ほとんどコードネームで表記し、音符は補い程度の書き込みにしました。
Y子ちゃんが、コードネームに大分慣れていてよかった。
これだけの伴奏を音符で書くと、すごく複雑な楽譜になり、読むのももちろん、書くのだって大変なことになりますから (^_^;

今日は、全員合奏の「曇りのち、快晴!」のピアノ伴奏も、最後まで練習しました。
こちらもコード表記にしているので、ひとつひとつコードの音を確認し、OKとなったので、あとはテンポに乗って弾けるようにするだけです。

コードを教えておいてよかったなー、便利! と内心 Vサインの先生であった。(^_^)v



お別れ -アデュー-

2010年04月24日 | ブルクミュラー
S子ちゃん(小6):
ブルクミュラーの「お別れ」を練習しています。
テキストには、「お別れ」というタイトルと、フランス語で「Adieu」と添えてあります。

アデュー・・・こう言うと、なんかロマンチックな感じに聞こえますね~
人生、明るく元気なことばかりではなく、時には悲しみや別れを経験しなければなりません。
S子ちゃんは、もうそういう気持ちがわかる年齢です。
そしてまた、切ない曲に 自分の想いを重ね合わせ、「甘い哀しみ」として味わうことに、大人っぽい心の震えを感じることのできる年齢にも手が届くようになってきました。
「この曲、好きだからずっと練習してた」という言葉が、その証拠です。
そのとおり、右手と左手に交互に出てくる、細かい三連符の連続も きれいに弾きこなしてありました。

さあ、ここまでできているとなると、先生の要求もさらにハイレベルのものになります。
「最初の部分は、いきなり悲しみがこみ上げてきてる感じね。ほら、よくドラマとか映画であるでしょ、タイトルが出る前に、いきなり印象的なシーンがばーんと映るようなのが」
「ああ、ある・・・」
「ね、そんな感じで、いきなり核心をついたあと、おもむろにタララ、タララ、と状況紹介が流れ始める」
「ああ、わかります」
「でも、もうひとつ突っ込んで、左手を見て。単なる伴奏じゃなく、ファミレド、ファミレド、と絶えず現れてくる、短いフレーズ。これはまさに、『さよなら』という言葉を表しているんじゃない?別れたくない『感情』と、でもそれは許されないことを理解している『理性』の交錯。それが、右手の不安定に揺れる三連符の『感情』、左手の『ファミレド』で表現される『理性』に現されている」
「ああ・・・そうなんだ・・・」
「そして!この『ファミレド』つまり『さよなら』は、他にもいろんな所に、少しずつ姿を変えながら出てきてるよ。あちこちに『さよなら』が秘められている。そして一番最後、何度も手を振って、『さよなら、さよなら・・・』とくり返しながら、大好きな人とだんだん離れていって・・・姿が小さく、小さくなって・・・ほら、ここの左手が」
「ほんとだ!」
「とうとう、点のように小さくなって、見えなくなった・・・そして、ジャン!『終わり』と観念した」
「うん、うん」
S子ちゃんは、シーンが目に見えてるようにうなずきました。
「この『さよなら』をモチーフにしながら、バックに揺れ動く心の高まりを表現していく。たくさんのバイオリンで一斉に弾いているような、豊かな起伏をつけて。こんなふうに」
「すごい・・・」
ピアノが、まるで柔らかな弦楽器のように歌い上げる様子に、S子ちゃんは目を丸くしています。

「ブルクミュラー」は、初心者用のテクニック練習曲集なので、ここまでの表現は要求されてないと思います。
けれど、できるならば、可能な限り曲を感じ、イメージを高め、美しい音色で歌わせてほしいです。

さよなら・・・アデュー・・・ この小さな練習曲に、S子ちゃんはどんなイメージを抱いて弾いてくれるでしょうか。
仲良しや親友との別れ。大好きな先生の転任。恋人との別れ。一口に「別れ」といっても、いろいろなシチュエーションが考えられます。
距離的な別れもあるでしょうし、時間的な・・・時には永遠の別れもあるでしょう。
弾く人の年齢や人生経験などにより、同じ曲も そのたびに全く違う演奏となったりする。
あなどるなかれブルクミュラー。
初心者や子どもが弾く曲、と限定せず、大人の人も弾いてみてください。
大人が弾けば、ちゃんとそれに応えて さまざまな秘密を見せてくれますよ。

サビの部分

2010年04月22日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
「風の丘」クラシカルな感じの、すてきな曲です。
A~A’の部分を覚えるのに、少し時間がかかりましたが、大分 流れにのって弾けるようになってきました。
右手はもう完璧、左手も 片手なら迷わず弾けるのですが、両手一緒にとなると また別の難しさが出てしまいますね。
でも、M2ちゃんのよいところは、いつでもピアノの音がくっきり、そして元気に弾けていることです。
普通、自信のない部分を弾くときは、どうしても音がしょんぼりしてしまうものです。
レッスンの時、生徒の弾くのを聞けば、細々とした頼りない音、テンポものろくなったりで、一発で「ここが自信ナシなんだな」とわかってしまいます。
けれどM2ちゃんは、自信のない部分でも悪びれず、はっきりと弾いていて立派です。
やっぱり「大物」なんだなー、と思います。

ともあれ、A~A’を大体覚えたので、今日はいよいよその次の「B」、サビの部分に突入することに。
サビの部分というのは その曲の中で一番もりあがる部分なので、大体は一番難しい、ということになります。
けれど、この「風の丘」のサビは、盛り上がりはするけれど 伴奏形はむしろ、地味なA~A’より弾きやすい形となっている!
たいへん「おいしい」編曲なのです。
ここで、一気に分量をかせいでもらいたいものです。

来週は「昭和の日」でピアノはお休み。
2週間の間があくので、その間に 自分でたっぷり練習しておいてもらいたいです。 

大きくなったね♪

2010年04月21日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
ママの自転車に乗って教室の前まで来たら、ちょうど帰るところだったSちゃんとSちゃんのママに会いました。
「あらっ、Nちゃん、何だかずいぶん背が伸びたみたい!」とSちゃんのママが言いました。
ほんとだ。なんだか、Nちゃんずいぶんスッと背が伸びたみたいです。
年長さんになって、お姉さんらしくなった

今は、ドからソまでの音をピアノで弾いたり、音符を読んだり書いたりしています。
弾きにくいファの音も、ちゃんと音符を読んで弾けるし、いろんな音がバラバラに楽譜に出てきても、間違えずに読んだり弾いたりできるのです。
「Nちゃん、じょうずになったねぇ~
思わず、先生は言ってしまいます。

「これ、パパと特訓して、ドを書く練習した成果です」
ママが、Nちゃんの書いた「ドの音」を見せてくれました。


みて!
紙全体に、ドの音がいっぱい~♪♪♪♪♪♪\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
Nちゃん、がんばって練習したんだね~\(^O^)/
どうりで、音符が前よりずっとじょうずに、小さく丸い音で書けるようになってると思ったよ!
歌ったり、リズム打ちしたり、音符を書いたり、ピアノを弾いたり、どれもぐんぐん上手になってるNちゃんです。
元気いっぱい、大きな声で歌ったり笑ったりしているNちゃんには、最初にママが言っていた「引っ込み思案で・・・」という気配はみじんもありません。

レッスンが終わってからのご挨拶だって、堂々としたもんです。
ママと並んで玄関に立ち、ママと交互に、先生へご挨拶。
ママ「ありがとうございました」
N「どういたしまして~(ペコリ)」
ママ「さようなら」
N「ごちそうさまでした~(ペコリ)」
先生「いいえ、おかまいなしで・・・
ママ「(爆笑)」

どうです、すばらしいご挨拶でしょう? (^□^)
毎週、めざましい成長を見せてくれるNちゃんですよ~

星!☆☆☆

2010年04月21日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
先週から、先輩のY子ちゃんと二人で弾くアンサンブルを想定した「星に願いを」の練習を始めたSちゃん。
この星の世界が、とってもお気に入りのようです。

「それで、一人で弾く曲だけど」先生は言いました。
「『きらきら星』がいいな・・・」
Sちゃんは小さい声で言いました。
前から、Sちゃんのママが持っている「ピアノ名曲選集」の中にある「きらきら星変奏曲」に、Sちゃんがあこがれていたのは知っていました。
けれど、モーツァルトの作品である この変奏曲は、とても難しくて、まだまだ弾くことはできません。
といって、簡単な部分だけ、とか簡単に直して、などして弾くことはよくないです。
この曲は、いつかSちゃんが大きくなって、充分に弾ける力がついたときに、完全な形で弾けることを楽しみにすることにしましょう。
代わりに、というか、一応「金の星」というタイトルのついた曲の楽譜があるので、それは?と 弾いてあげてみたのですが、Sちゃんは言うのです。
「これは、元気な曲でしょ。わたし、もっと・・・」
「そうか。はずんでる曲じゃ、ダメなんだ? もっと、夢のような、美しーい曲・・・つまり・・・『星に願いを』みたいなのがよかった?」
Sちゃんはうなずきました。
「うん」

そうか。これでSちゃんの熱い気持ちがわかりました。
Sちゃん、コンサートデビューの今年は、徹底的に「星!」に浸ることにしましょう。

だけど、Sちゃんぐらいの年齢の、それも初心者の子どもむけの楽譜で、そんなキラキラうっとり、を満足させてくれるような曲は まあないと思います。
「Sちゃん・・・じゃ、『きらきら星』やろうか。だけど、ママの楽譜は弾けないよ。だからね、先生が、楽譜考えるから、それでいい?例えばこんなふうな」
先生は、ちょっとキラキラした感じに、即興のメロディーを弾いてみました。
「難しい・・・」Sちゃんはびっくりしたような顔をしました。
「でも、こんな感じだね。じゃ、来週・・・そのときまでに、少しだけ、Sちゃんに弾ける、そして美しい『きらきら星』の楽譜、作っておくから。そうして、少しずつ、楽譜を増やしていこう」
「はーい

よしっ、決めた。
Sちゃんの曲は、ヒバリ先生編曲「きらきら星変奏曲」だ

美しい音色で♪

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小6):
最近、おどろくほど変化してきたなあ、というのがM3ちゃんです。
ソロの曲「パッヘルベルのカノン」。
いくつものバリエーションを持った変奏曲なので、ひとつずつの変奏をまとめながら、次の変奏に着手していくように、と 先週アドバイスしてありました。
今日のM3ちゃんの左手は、非常にやわらかな美しい動きで、伴奏のアルペジオが弾けています。
ピアノの弾き方が、目に見えて大人らしく美しく洗練されてきているのがわかります。

先生との連弾「ソナチネ」、全員の中で唯一、短調の「ロマンス」を弾くM3ちゃんですが、今現在ただ一人、両手ができあがっています。
連弾で合わせながら、先生は次々と、抽象的で大人っぽい音を要求します。
「フレーズをふっくらと歌わせて!」とか、「ぐぐっと感情を高めて、高めて、高めて、ここで頂点に達して、そしてスッと翳(かげ)りを」とか。
M3ちゃんは、よくこれに応えて、甘く切ないメロディーを歌い上げています。
この「ロマンス」は彼女によく似合って、歌心をじゅうぶんに発揮できると思いますよ~

今日は、3年生のTちゃんと組んでの新ユニット「プリ☆キラ」の曲「タイニーバブルス」も、初めて弾いてみました。
手渡された コード付きメロディー譜を見ながら、先生の後について1フレーズずつ弾いていきます。

先 ミーレドソ~   M3・T ミーレドソ~
先 ファミレ~    M3・T ファミレ~
先 レードシソ~   M3・T レードシソ~
先 ミミレレド~   M3・T ミミレレド~

といった具合です。
二人とも、すぐメロディーを覚えて、リズミカルに弾き始めました。
もう先生が先に弾かなくても、自分だけで弾けそうです。
「M3ちゃんは、コード伴奏もつけてね」
「ウン」
M3ちゃんは、コード譜を見ながら弾いてみます。右手のメロディーに、コードをつけて、丁寧に弾いています。
「できるできる!じゃ、来週は本番に使うキーボードで、パーカッションもつけて弾いてみよう。スラスラできるようにしてきてね」
「来週ね」と言われた後も、M3ちゃんはやめないで、もう一度、またもう一度、伴奏つきの「タイニーバブルス」を弾いています。
M3ちゃんもまた、最近めざましく成長して「ミュージシャン」になってきました。
大きな可能性を感じさせてくれる、M3ちゃんのピアノです。


ミュージシャンに育ってきた

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小6):
ソロの演奏曲「フレディーズ・サンバ」を、着々と、そして楽しく進めています。
レッスンに来るたびに、先週にはなかった新しいアレンジやテクニックが、次々と先生から課せられます。こんなふうに・・・
先:「2回目のときは、ここにスケール入れてね。コードはAだよ」
M:「えーと、♯は・・・ドと、ファと、ソ?」
先:「そうそう!一気に2オクターブいくの」とか、
先:「Bのメロディーは、ぜーんぶオクターブで ばばーんと弾きたいんだ。届くかなあ?」
M:「うわー、きつきつ!」
先:「いけるいける。なんとかやってよ」
M:「うん、なんとかいけそうだ。夏までに、指、伸びるかな」
とか、
先:「次のページのここは、アルペジオで6連符を3連続!」
M:「うわ~」
などという具合に。
それでも、こういった曲はMちゃんにとても似合っていると思うし、よく先生に応えてくれていると思います。
また、M3ちゃんとのアンサンブル「YELL」のピアノパートでは、うって変わった細やかな音色を表現し、またよく練習もしています。
今年に入ったあたりから、大人っぽいミュージシャンに成長してきたというのを実感させてくれるMちゃんです。

「読む」「弾く」どっちが先?

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
「ドラゴンクエスト・序曲」、ファンファーレ部分はほぼ完成レベルになりました。
続いてテーマの部分に入っていますが、Tくんはどちらかというと、「譜面を覚えてから弾く」タイプです。

大人の生徒の中には、「譜面から目を離すと、曲がわからなくなる。譜面を見ないで弾く人はすごいですね」などという人もいますが、子どもの彼としては、「譜面を読みながら たどたどしく弾くなんて。サッと曲を覚えてから弾いた方がずっと楽」と思ってることでしょう。
その通り、覚えてから弾くと、曲に勢いがあり、フレーズ感もあって生き生きとしています。
デメリットは、「覚えた分しか弾けない」ということで、一度に弾ける分量が圧倒的に少ない、ということ。
というわけで、Tくんの「ドラクエ」、耳になじんだメロディーを 1フレーズずつ楽譜の中に発見しては、それを鍵盤で再現して納得していく、というスタイル。
読みながら弾いていけば、ゆっくりでも 確実にメロディーをたどることができるのになあ・・・という外野の思惑は あんまり役に立たないのです。

本当は、譜面をサッと一見しただけで、曲の感じや作曲家の意図をただちに読みとって、「読む」と「弾く」を同時進行で進めていけるように、というのが理想ですが、勉強中の生徒たちは、なかなか両方同時に、とはいかず「読む」か「弾く」かどっちかが優先される、ということが多いです。

ともあれ、Tくんの場合は断然「弾く」が優先。
この方法で、「曇りのち、快晴」のコード演奏も、ごきげんな記憶力でこなしています!(^◇^)

プリ☆キラ

2010年04月20日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
「連弾ソナチネ」大分なめらかに弾けるようになってきました。
読譜も、けっこういけてる感じがします。
小さい小さいと思っていても、いつの間にかピアノ力(?)がついているんだなあ、と思える手応えです。

「曇りのち、快晴」のエレクトーン、こちらも「出」のタイミングが危なげなく出られるようになってきたし、6年生のM3ちゃんとの新ユニット「プリ☆キラ」での曲、「タイニーバブルス」を 今日初めて教えてみたんですが、これも快調にやれそうです。

※「プリ☆キラ」というのは、先生が思いついて T&M3に進呈したユニット名です。
 二人とも「プリンがキライ」だからです。
 「タイニーバブルス」練習については、M3ちゃんのコーナーにも書くのでご参照ください。