HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

乙女の祈り・第1バリエーションがカギ

2019年09月03日 | クラシック曲

Lちゃん(小4):

発表会に弾く「乙女の祈り」を練習しています。

この曲は、1つのメロディーが次々に変奏されていくというスタイルです。

Lちゃんは、オクターブの連続で弾くイントロ〜テーマ部分を完了し、最初のバリエーション部分を練習しています。

ピアノの高音域をアルペジオがキラキラと駆け上る、めちゃんこかっこいいけど難しい部分。

この音型は後のバリエーションにも何度も出てくるので、ここでしっかりマスターしておけば後がぐっと楽になるよ。

だから、ちょっと時間をかけてレッスンしておこうね。

今日は、アルペジオが途切れずに弾けるように、指と手のフォームを中心にレッスンを繰り返し、大分なめらかなアルペジオが弾けるようになってきた!

もっともっとすてきに、そしてスピードも上がるようにんばりましょう。


Hさんの読譜力すごい!シャープ6個、12/16拍子

2019年09月03日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人):

バッハ平均律第1巻・13番のプレリュードをレッスンし始めています。

「またプレリュードですかぁ〜」という文句は聞き流し。

この曲、なんとシャープ6個という恐るべき調で、おいそれと誰にでもお薦めとはいきません。

日本語で言うと嬰(えい)ヘ長調、英語ならF、ドイツ語ならFis Dur (フィス・ドゥワ)

(ファのシャープ)から音階がスタートするので、F、G、A、B、C、D、E、F、と「シ」以外の全ての音がシャープになってる。

「ミ」の音もシャープで弾くので、隣の通常「ファ」と認識されてる鍵盤を弾くのです。

読みにくいのは調性だけではありません。

拍子記号はなんと16分の12

苦手な人が多い三連符系の拍子で、しかも右手と左手の拍が びみょ〜にずれてるので、正確に読み取って弾くのは けっこう難しいですよ。

この厄介な楽譜を、お一人でちゃんと予習してこれるHさんの実力は大したものですね!

さすがヒバリ教室の最上級生です。


コードネームと和音記号の違い

2019年09月03日 | コード奏法

げじこさん(大人):

「コードネームと、和音記号の違いがいまいちよく分からなくて」との質問です。

げじこさんは向学心旺盛で、みんながあまり読まない、テキストの巻末にある解説や理論などもしっかり読んで勉強しているので、疑問もたくさん出てくるんですね。

コードネームと和音記号の違いを、簡単に書いてみますね。 

[コードネーム]

コードネームの例(楽譜の上に書く)

 ジャズ・ポピュラーの理論。

 英語読み。

 和音を固有名詞で扱う。

[和音記号]

和音記号の例(楽譜の下に書く)

 クラシックの理論。

 ドイツ語読み。

 和音を機能で扱う。

例えば、ここに山田一郎さんという人がいたとします。

家ではお父さんと呼ばれ、会社では課長と呼ばれ、日曜日は子どもの野球チームの世話をしてコーチと呼ばれています。

でも、どこにどんな役割でいても「山田一郎さん」という名前は変わりません。

この「山田一郎さん」に当たる固有名詞がコードネーム、お父さんや課長さんやコーチ、に当たる「役割・役名」が機能、すなわち和音記号です。

居場所によって、ネーミングが変わるのです。

詳しい説明は、またの機会にゆずりますが、とりあえずは「コードネームは固有名詞、和音記号は機能/役割」と覚えておいてください

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カーモン、ベイビー、アメリカ〜♪

2019年09月01日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小1):

8月中はピアノを休んでいたので、今日はひっさしぶりのレッスンです。

ママとはLINEで「今日からですね」と確認とってあるけど、ちゃんと忘れず来るかな。

定刻になった途端、いきなり「わっ」と叫び、笑いながら玄関から飛び込んできた。

前と変わらないTくんでした

音符とか覚えてるかな?と思ったけど、音符の読み方もちゃんと覚えてたし、指は夏の間に成長した分、前より器用に動かせるようになってきてるかも。

よしよし、2学期の初めとしてはまずまずの復帰だ。

今日は、発表会の合奏で弾く「USA」をノリノリで練習しました。

Tくんが今弾けるのは、最初の「USA!」という部分とサビの「カーモン、ベイビー、アメリカ〜」というフレーズ。

先生がエレクトーンで作っておいた練習用カラオケを流し、弾けるところがきたらすかさず飛び込む。

「アメリカ〜」のところが、リズムが細かいので指がもつれるんだけど、何度かやってるうち、成功率が上がってきた。

いいじゃん!できるよ。

来週もまた練習しようね。

ノリノリのTくんは、大きな声で「♪カーモン、ベイビー、アメリカ〜」と歌いながら帰って行きました。