HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

おんぷワーク♪ 何秒でできるかな

2019年02月28日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
前のレッスンのCちゃんの終わり近く、早めにレッスン室に入ったら、Cちゃんが「おんぷドリルあるよ!」と教えてくれました。
クリアファイルに入って ホワイトボード用マーカーで書いたり消したりするドリル、Mちゃんも さっそく気に入ったようです。
Mちゃんはさすがに3年生なので、書く速度も速く、しかも「私は4段ぜんぶやりまーす♪」と 楽しそうに全部やっています。
「できたー」とタイムを計り、
「どれどれ、ぜんぶ合ってるか?」と先生にチェックしてもらうと…
あら? 加線つきの音符が、ところどころ間違ってるぞ?
1つずつ 線・間・線・間…と数えて、加線つき音符のビジュアルも確認していきます。
だけど ヘ音記号の方は全問正解だったね!
すばらしい!
というか、ヘ音記号の方は 加線なかったもんね。
ヒバリ先生特性おんぷドリル、書いたり、消したり、タイム計ったりと、大盛り上がり。
みんな気に入ってくれたようでよかったです。
これで、譜読みの力がアップすることを期待。

おんぷワークと こいのぼり合奏♪

2019年02月28日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(小1):
そろそろ 音符書きドリルをと思い、先生手作りの「おんぷワーク」を1枚、クリアファイルに入れて渡しました。
紙1枚にたくさん並んだ音符に 読みがなを振っていくだけですが、直接 エンピツで書くのではなく、入っている透明ファイルの上から、ホワイトボード用マーカーで書くのです。
「え、これで書くの?やるやるー♪」
「失敗したら消せるの?おもしろーい」
Cちゃんはまだ1年生なので、4段あった楽譜のうち、1段だけやることにしました。
「いーい?書き終わったら『ハイ!』って言ってよ? せーの〜、せっ」
ストップウォッチと同時に書き始め、タイムを録ります。
出来上がったら、本体の問題用紙にタイムの記録を記入し、クリアファイルの回答は イレーザーでアッサリ消してしまいます。
「ほら、こうすれば、何回もできるでしょ」
と先生から説明され
「もう一回やるー」
と 同じ問題をもう一度、もう一度と繰り返すCちゃん。
当然ながら、その度にタイムは縮まっていく。
実は、それも狙いなんでね。☆〜(ゝ。∂)
「もっとやる〜。次の問題も〜」
しめしめ。これで当分、読譜練習がたっぷりできるぞ、と思いましたが、肝心のピアノレッスンをやらなきゃね。
「音符はまた今度ね。今日は『ゆめキラ』から何か弾いてきた?」
「『こいのぼり』弾いてきたよ。季節はずれだけどね」と大人っぽいセリフを言いながら Cちゃんが「こいのぼり」を弾き始めると、あら?どこからか、Cちゃんのメロディーに合わせて 別な楽器の「こいのぼり」が聞こえてきます。
「あれー? どこで弾いてるの?」
早めにレッスン室に入っていたMちゃん(小3)と二人で、音色の発信源を探しに隣の部屋をのぞきにいくと、そこで弾いていたのはさっきレッスンの終わったドクターでした。
「あーっ、ドクターだ!」と二人。
「コレで弾いてたの!」
ニコニコ顔のドクターの手元には、鍵盤アプリを画面に出したスマホが。
「コレだったのか〜。じゃドクター、せっかくだから、こっちとあっちの部屋で一緒に弾きましょうよ」
と先生が提案し、隣同士の部屋で小1と◯◯歳の合奏による「こいのぼり」が 和気あいあいと奏でられたのでした。

「ノクターン」と「ミスティー」の共通点は?

2019年02月28日 | レッスン日記(大人)

(ドクター):大人
ショパンのノクターン8番(変ニ長調)と、ジャズの「ミスティー」を練習しています。
クラシック、ジャズと ジャンルは全く違っている この2曲ですが、どちらも、夢見るような美しいメロディーと 刻々と移り変わる 複雑で色彩豊かな和音(コード)を持っているという共通点があります。
ドクターの選曲って、いつもハイセンス。

「ミスティー」は「霧の立ち込めた」という意味。
ジャズの定番曲ですが、そのジャズの中でもコード使いが複雑な曲です。
ジャズの楽譜には 五線譜にコードネームも印刷されているので、伴奏の音をつかむ助けになります。
ところが ドクターの楽譜、「ミスティー」にはもちろんコードネームが付いているのですが、クラシックの「ノクターン」にも、ところどころ鉛筆でコードネームが書き込んであるのです。
ドクターが、伴奏の複雑な箇所に自分で書き込んで、音を取りやすく工夫してるんですよ。
スゴイですね!(o^^o)
コードのわかる人は、伴奏などがどんなコードでできているか考えて、コードネームを書き込んでみると、楽譜だけ見て弾くより弾きやすくなりますよ。
お試しください。


トゥー・ラブ・アゲイン

2019年02月28日 | レッスン日記(大人)

Y子さん(大人):
新しく「トゥー・ラブ・アゲイン」という曲を練習することにしました。
「トゥー・ラブ・アゲイン」は、「愛情物語」という邦訳タイトルで紹介された 1950年代の映画音楽ですが、その元曲は、ショパンのノクターン・作品9の2。
そう、あの、一番有名なノクターンを ジャズスタイルにアレンジしたものなのです。
これから少しずつ練習して、素敵に弾けるようにがんばりましょう。


「今日オレ」イントロ、コードで弾けたよ ♪

2019年02月27日 | コード奏法
Rちゃん(小2):
レッスン室に入るなり
「『今日から俺は』ひけるよ!全部ひける」
と楽譜を譜面台に置いています。
「えっ、ほんと?!自信ありなんだ?!」
「超自信あり!」
Rちゃんはピアノの前に座るのももどかしく、どんどん弾き始めました。
本当だ!
イントロ、サビ、Aメロ、Bメロ、そしてエンディングと、元気いっぱい。
リズムはかなり乱暴で、音を追って突っ走ってる感じですが、一生懸命に楽譜を見ながら一音一音弾いている証拠、とも言えます。
「すごいじゃない!先生も一緒に弾くから、もう一回弾いてよ」
と言って 伴奏しながら一緒に弾いてみます。
先生の演奏で歌のリズムが聞こえるので、Rちゃんのリズムも 少しずつ歌に合うようになってきました。
「大分上手になったねえ!」
「伴奏も弾くの?」
Rちゃんが聞くので ちょっとびっくり。
この曲は、とても低学年の入門者が弾くレベルではないので、メロディーしか書いてあげてない… とりあえず、大きい人用にコードネームはつけてありましたが。
「伴奏はないのよ…この英語を見て弾くの」
そう返事しながら、ふと「もしかしたら、出来るかも?」と思いつき、コードネームを簡略化して いくつか教えてみました。
Rちゃんは、まだABCも知らないと言うので、アルファベットの読み方からです。
「この字はC(シー)った読むの。で、Cは『ド』のこと」
「シー!」
「Aは知ってるね?」
「うん」
という風に、イントロに使われているコードを5種類、2音のみで教えてみたら…
弾けた!\(^o^)/
Rちゃん、コードで伴奏つけながらイントロを元気に弾けたのです。
やったー \(^o^)/
早速、イントロは両手、それ以外は先生の伴奏、という流れで弾いて、録音しました。
来週はもっと上手に弾いて録音しよう!ということになりましたー ♪

グリッサンドは袖口ひっぱりで ♪

2019年02月27日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中3):
学校が遅くなったので、と 少し遅れながらも、ちゃんとレッスンに来ました。
今日は「報道ステーション」のテーマ曲、「I am」を仕上げます。
冒頭はいきなりのグリッサンドで始まります。
普段は、グリッサンドは手や指を傷めやすいので、ほとんど「やったつもり」として進めているのですが、今日は仕上げなので、ちゃんと弾いてもらいます。
やおらトレーナーの袖口をギュッとひっぱり、手先まで覆って脱げないように指で握りしめたSちゃん。
グリッサンドはコレで弾くのです。
何度か空振りを繰り返したあと、ようやくグリッサンドが成功し、本編通し演奏が実現しました。
本日午前中にレッスンだったHさん同様、自信ないところは音量・テンポとも萎縮してしまう、正直でわかりやすいSちゃんなので、後半に差し掛かる前の推移部が 予想通りしょぼーんとしてしまいます。
それを少し部分練習し、前半テンポを飛ばし過ぎないこと、推移部は強気でテンポキープすること、とゲキを飛ばし、なんとか繋げて弾ききることができました。\(^o^)/

レッスン時間後半は、先週渡してあった「茶色の小瓶」を弾いてみました。
イントロは グレン・ミラー楽団スタイルのベースで始まります。
このベースは、Sちゃんが 以前に全員合奏で分担したことがあるので、お手の物です。
メロディーが始まってからは、Sちゃん右手、先生伴奏で、ビッグバンドジャズのサウンドを再現すべく頑張りました。
1コーラス終わった後のアドリブを弾きこなすのに ちょっと手こずりましたが、最後はなんとか弾けるようになって、エレクトーンのオートリズムも合わせて 賑やかな演奏で終わりました。
来週、自分で全部弾けるといいな。

プレリュードはしんどい?!

2019年02月26日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人):
バッハ平均律の第1巻を、ランダムに選びながらレッスンしています。
今は6番のプレリュードをやっていて、全2ページのうち 1ページと少し過ぎたところまで練習が進んでいます。
冒頭の辺りなど、かなり起伏もつき フレーズもよく、良い演奏なのですが、1ページ目の中程で ちょっと戸惑い気味になり、そのあとページの終わりの方に近づくにつれて、自信なさげに しょぼーんと音量が落ちていきます。
あまりに正直な変化なので
「だんだん音が小さくなっていく〜(笑)」と言ったら、Hさん 真剣な表情で弾きながら 合間を縫って「当たり前ですー」と答えたのは もっと笑えた。
「プレリュードは本当に嫌なんです、動きが平坦で覚えにくくて」というHさん、シャキシャキとメリハリある曲がお好みです。
プレリュードよりフーガ、ロマン派より古典派。
明快にリズムが刻まれるソナタやベートーヴェンのドラマチックな曲などはいいのですが、ショパンなど 拍がはっきりしないリズムや 軟弱な曲は許せません。
ドビュッシーなどもってのほか!
元気なツンデレHさんです (^□^)


Lちゃん・タッチが良くなった ♪

2019年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小3):
今日はオレンジのバーナムから始めました。
ルーレットで決まった番号は 1番です。
「1番なら簡単だから、すごーく速く弾いてよ」と先生に言われてるので、最初からぐんぐん飛ばします。「あるこう」が「はしろう」ぐらいの速さになった!!
アルフレッド・ピアノライブラリーは「18世紀のダンス」の仕上げです。
ほぼ全体をスタッカートで弾くアレンジなので、軽くはずんで弾いていきます。
アレ?
前より指のフォームが整い、打鍵のタッチが良くなってきてる。
ついこの間まで、指が平らに伸びてしまったりしていたのに、今日は 手と指がきれいなアーチ型を描き、指先の打鍵がしっかりできていて、なんか急に タッチが良くなった感じです。
「この曲も練習してみた」とLちゃんが広げたのは、前にあげた「8小節ミニミニ楽譜」の「アラベスク冒頭」です。
ラシドシラ! ラシドレミ!という、みんなに人気の曲、タッチとフォームが良くなってきたLちゃんに ちょうどぴったりだ!
せっかくなので、この機会を利用して
「右手は だんだん指が伸びてしまわないように。逆に フレーズごとに指を巻き込むようなイメージで弾いてごらん」とアドバイスしてみました。
よしよし、ピアノらしいタッチになってきた。
アラベスク、速く弾けるとかっこいいよ、来週もやってきてね!ということにしました。
テキストの宿題は、スィングタッチの「ロックン6(ロック)!」という曲です。
来週、歯切れの良いタッチの音が、たくさん弾けるといいな。

ハノンで「アクセントずらし」

2019年02月24日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス
Tさん(大人):
月に2回、レッスンに来ています。
このところ、お仕事がとても忙しくて、家でピアノが練習できない状態が続いているそうです。
練習できないのは辛いですね…
Tさんは真面目な努力家なのにね。なおさら 練習できないのは残念です。
でも、まあ、嘆いていてもしょうがないので、今日もハノンを使ってエクササイズする時間を多く取ることにしました。
まずは 24番です(今日は24日だから)。
3、4、5の指を強化する練習ですね。
3、4、5は けっこう動きづらい指。
弱い指を鍛えるには、たとえば アクセントの位置を変えて弾く、などが有効です。
24番では
ミレミド、ミレミド、ミレミド、ラファソミ、というのが1小節目ですが、このアクセントをずらし、レから小節が始まる「弱起」のパターンにして弾いてみます。
すると
ミ、レミドミ、レミドミ、レミドラ、ファソミ となり、譜面通りだったら2拍目で目立たなかったレの音が、アクセントをずらすことによって拍のアタマとなり、それを弾く指が意識して打鍵されることになるのです。
ついでに 電子ドラム&伴奏もつけて、8ビートやスィングリズムに合わせて弾けば、なかなかリズミカルで練習効果も上がります。
「アクセントずらし」、みなさんもやってみてくださいねー

Tさんが今取り組んでいるのは、本当はショパンのコンチェルトなのです。
前半部分がほぼ出来て来た状態なので、この先へ少しずつでも、進められたらな…と願ってはいるんですが、無理は望めないので、ほんの1つだけのパッセージでも、心を込めてやってみてください、と申し上げておきます。

Tくんテキスト着々と

2019年02月23日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(年長組):
いきなりドアを開けて「ワーッ」と言うのが、本日の登場でした。
ピンポンでもなく、ポストカチャカチャでもなく(^o^)
これから、どんだけ登場バリエーションが増えていくのでしょうか。笑笑笑

さて、先週くらいから俄然 譜読みの力がついてきたTくん。
自分でも、音符・鍵盤・指 の3つが正しくリンクしてるのが心地良いのか、前にはお気に入りだった「クイズ」や「リズムカード並べ」もやらず、ひたすら楽譜を見て弾いていくことに集中しています。
今日は「バケツのあな」「こぎつね」「ゆかいなまきば」と テキストの曲、それから先生が作って渡していた「あなのなかのうさぎ」と次々 マルをもらいました。
Tくん、テキストをめくってみて「もう、あとちょっとしかないね」と言っています。
「そうだね」と先生。「あと残ってるのは、とんぼのめがねと、サボテンの曲だけだ。2つだけだよ。やっちゃう?」と聞いてみます。
「でもさ」と、Tくんが肝心なことを思い出させました。
「今日、まだおにのパンツをやってないじゃん!」
「そうだ。おにのパンツをやらなきゃね!じゃ、とんぼのめがねと サボテンの曲は 来週やることにしよう」
「うん!」
こうして、最後にTくんと先生で力を合わせ、演奏(弾けるところだけ)しながら 声高らかに おにのパンツを歌って 本日のレッスンは終了したのでした。

コードで弾く・エデンの東とサントワマミー

2019年02月23日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

M子さん(大人):
「3コードから弾ける!やさしいピアノ名曲150」から、今日弾いてきてくれた1曲目は「エデンの東」です。
1955年に発表されてから今に至るまで、不朽の名作とされているそのテーマ曲。
ゆったりとした3拍子の曲に、どんな伴奏形を合わせたら良いのか?
ポピュラー奏法は 何をしても自由、と演奏者に任されるので、まだ そのことに慣れていないM子さんは かえって自由すぎて迷ってしまうことがあるようです。
今日は、コードを和音で押さえる方法、分散和音、ワルツリズムなど、いろんな伴奏をご紹介して、来週まで 好きなスタイルで弾いてみてくださいね、ということにしました。

もう1曲は「サントワマミー」です。
「★★★レベル…挑戦してみたんですが、やっぱり難しいです」とのこと。
演奏を聴くと、右手のメロディーの 伸ばしておかなきゃいけない音をはしょって、どんどん先に進んでしまっていたので、寸足らずな感じになっていたのです。
なので、音符をちゃんと伸ばすこと、そしてその間、左手のコードで「チャチャッチャチャ」と埋めるように、とアドバイスして、間合いがとれるようにしてみました。
「難しいけど、楽しいです!」と 楽しんでくれてるM子さん、来週はどのように弾いてくれるでしょうか。
楽しみです。


ピアノは頭を良くするよ!

2019年02月23日 | 音楽のツボ
今日の日記で 中学生のMちゃんが 試験直前でもレッスンに来ていることを書きました。
試験前なんだから、レッスン休んで少しの時間でも惜しんで 勉強した方がいいんじゃないの、と思われる向きもあるかと思いますが、私 ヒバリ先生としては、Mちゃんや その他Nちゃん・Sちゃんたち ヒバリ教室JCメンバーの「レッスン休まない」姿勢を高く評価しています。
根を詰めて部屋にこもって勉強してるより、ほんの1時間かそこら パッと切り替えてレッスンに出かけ、ピアノを弾く方が、心身ともにリフレッシュでき、帰宅後の勉強の能率も上がります。
これは普段の日も同様で、日常の生活の中にピアノを弾く時間がある方が 学習効果が上がり、成績向上にもつながります。
そもそもピアノレッスンをすることは「地頭(じあたま)」を良くするので、特に勉強しなくても優等生でいられるようになるのです。
これは、私が何十年とレッスンしてきた中で 何百人という生徒や音楽関係者を見てきて 確信してることなので、ほんとです。
ブログやHPにも 何度も書いていますし、下記のサイトもご紹介ししていますので、レッスン生のみなさん、生活の中に うまくピアノを活用して、良いアタマを育ててくださいね〜

今こそ音楽を!
ピアノを習うと頭が良くなる?!

Mちゃん ・「雪は踊っている」はpppで。

2019年02月23日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中2):
あさってから学年末テストだというのに、今日も休まずレッスンに来ました。
「これ、弾いてみた…」と持ってきたのは、前に「ヒガシマルうどん」やなんかと一緒にあげた「8小節ミニミニ楽譜」の中のひとつ≪雪は踊っているの冒頭≫です。
ホホゥ、これをやってみたか♪
いいねいいね。さっそくやろう。
「雪は踊っている」は、フランス近代の作曲家 ドビュッシーの「子供の領分」という曲集の中に入っています。
真っ白な粉雪が舞う 幻想的な情景が目に浮かぶような、ヒバリ先生の大好きな曲。
中間部は困難だけど、できたら 冒頭だけでも、みんなにちょこっと体験してもらいたい….
そう思って「8小節ミニミニ楽譜」に入れてみました。
「YouTubeで見たら すごい難しそうだったけど、ここだけなら弾けるかも…」
Mちゃんはそう言って、ゆっくり弾いてみています。
右手と左手が交互に1音ずつ打ち合う、今までやったことのないスタイルの曲は新鮮で、音符もわかりやすく「これ、おもしろい!」と、喜んで弾いています。
「うまいうまい!その調子。もうちょっと速く弾いてごらんよ」
とテンポを上げます。
「これは、目の前を雪がふわふわふわふわって舞い踊る感じだから、軽ーく弾いてね。ほら、ここに ppp って書いてある。これ、なんて読むんだ?!」
先生に質問されて、Mちゃん
「えーと、えーと、意味はわかるんだけど…すごく弱く、ってことですよね? うーん、なんかを2つ言うような…」
そうそう。がんばれ。
「ピアニッシモシモ?!」
残念〜 ( ;^O^)
答えは ピアニッシシモ、でした。
その ピアニッシシモで、軽やかに舞い踊る雪を表現します。
Mちゃん、もらった8小節の冒頭が弾けるようになり、
「弾けたら、なんか続きも弾いてみたいような…」
そうこなくっちゃ!
「弾いてみたくなるよね?!じゃ続きもあげるよ」
先生は、続きの楽譜もあげました。
そして 中間部は難しいけど、最後の方には また最初と同じメロディーが出てきて、ゆるやかに終わっていくから、最初と最後の部分を続けて弾くのはどう?と提案しました。
これなら、まもなく受験生ののMちゃんでも、無理のない範囲でドビュッシーの世界をちょっぴり味わうことができます。
「最後は こんなのだよ!」
と、YouTubeを見せたりお手本を弾いたりしながら、Mちゃんもがんばって弾き、結局レッスン時間全部、ドビュッシーで遊んでしまいました…
でも、いいのさっ
指の練習も たっぷりできたしね。
充実したレッスンができたんだから。

Aちゃん・ガボットと旅立ち

2019年02月22日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小5):
「練習してない…」と言いながら、何冊かあるテキストの中から「歌は友だち」を広げてスタンバイしています。
「やってない中からコレが一番に出てくるんだ?!」
「うん、エヘヘ」
と言いながらも、コード伴奏をつけながら まずまずは弾けています。
自信ないのは伴奏、と見たので、「右手だけ弾いてごらん」と言って 先生が伴奏をつけてあげると、驚くほどしっとりと美しいメロディーが弾けてる。
「コードを押さえるだけでももちろんいいし、ドミソ、ドミソ、と分散和音にしてもいい。ドソミソ、というパターンでもいいよ」と いくつかの伴奏パターンを試してみました。
エンディングは 華麗なアルペジオで締めくくることとしました。
Aちゃんも このアルペジオは気にいってるとみえて「C以外のコードでもいいの?」と、C、D、E、…と順番にアルペジオを弾いてみています。
練習はしてこなくても、ピアノは楽しんでいるんだなー、ということがわかります。

続く「ガボット」も、左手に自信がないため、たどたどしい演奏になってしまっています。
これも、先生が伴奏してあげると 途端に生き生きとしたメロディーが流れ出します。
そのタッチ、アーティキュレーション、表情、リズム、どれをとってもすばらしい演奏力で、さっきのたどたどしい弾き手と同じとは とても思えないほどの落差。
「旅立ちの日に」と言い この「ガボット」と言い、両手奏と片手奏で、これだけ演奏に差が出る人も珍しい。
といって 決して左手がイヤなわけではないらしく、ガボットも 丁寧に左手パートを練習すると、思わず「楽しい〜♪」と声に出してしまうほどなのです。
Aちゃんの場合、「できる」という自信さえ持てるならば、すばらしい弾き手となれるはずなのです。
彼女が 自分の演奏に、そして自分自身に、確信と自信を持ってくれるのは いつの日でしょうか…

Mちゃん・天国と地獄スピードで

2019年02月21日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
「天獄と地獄」が宿題でした。
8度の音程や ハ長調の音階をレッスンした応用としてちょうど良い課題です。
指変えするのを忘れると メロディーが繋がらなくなってしまうので、弾いている横で「5、5、4!」とか「1、1、2!」と掛け声をかけてあげます。リズムに乗って指変えができるようになりました。
「天国と地獄」は、よく運動会のBGMに使われているように、速いテンポで弾いてこそ、なところがあります。
Mちゃんに ちょっとテンポを上げてもらったら、指がもつれてしまうところがあって、全体を速く弾くことができません。
「ここが弾きにくいね」と 先生が見つけたのは、メロディーの「ソラミファ」という所。
「真似してみて」と、先生が 少し落としたテンポで弾きます。
ソラミファ
Mちゃんも真似して弾きます。
ソラミファ

先 ソラミファ M ソラミファ
先 ソラミファ M ソラミファ

先生のテンポが だんだん速くなっていきます。

先 ソラミファ M ソラミファ
先 ソラミファ M ソラミファ

すごい速さになって、Mちゃん「きゃ〜」と言いながら必死に追いかけて、それでも落ちこぼれず、ソラミファも 完璧になりました。
もう一箇所、レファミレ のところも同じように練習して、つっかえるところは全部克服できました。
最後に、「少しテンポ落としてもいいから通して弾こう。ミスが3回以内なら合格」といわれ、めでたく1回のミスだけで合格することができました。
テキスト頑張ったので、来週は「ゆめキラ☆」から、好きな曲をいくつか弾いてくる、ということに。
何の曲弾いてきてくれるかな。