HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

編曲・スミレのワルツ

2012年10月08日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん(大人):
今年の1月からヒバリ教室にくるようになったTさんは、コンピュータの会社に勤めているお兄さんです。
ピアノは月に2回ですが、レッスンに来ない間も、自分で熱心に練習をしています。
今日、レッスンが終わったとき、Tさんが「これを編曲してみたんですが…」と、自分で録音したCDを持ってきてくれました。
それは「スミレのワルツ」という曲。
そういえば、夏休みに子どもクラスのみんなでやった発表会のDVDをTさんに見せてあげたら、スミレのワルツがきれいな曲で気に入ったというので、楽譜をあげたんだった。
それをもとに、Tさんは自分でPCに打ち込んで編曲したんだね!
この曲は、私がyoutubeで見つけて、小3のSちゃんのためにピアノ用の編曲をしてあげた曲。
シャンソン風の、ちょっとレトロっぽくておしゃれな曲なのです。
Tさんの録音は、小学生のSちゃんが弾いたシンプルなピアノバージョンとはまた少し違って、音を重ねて 少し大人っぽく、甘く切ない感じに仕上がっていました。
とても力作のアレンジ。
これを、打ち込みじゃなく、編曲者であるTさんが リアルに自分自身で弾けたら、どんなにいいでしょう。
こうやって、美しい曲を 自分の音で表現したいと思う心を持っているTさんなので、いつの日か必ずできるようになると思います。
その時は、Tさん自身の演奏で、アレンジ作品を聴かせてもらいたいものです。
それにしても、数あるネット上のメロディーの中から、私が心惹かれた「スミレのワルツ」。
有名な作曲家の作品でもなく、まさにひっそりと野に咲くスミレのような曲なのですが、こうしてみると、やはり不思議な魅力を持った曲だと思わずにいられません。
私はフランスの動画で見つけたんですが、日本では全くというほど知られていない・・・
Sちゃんに楽譜を書いてあげた時に、「日本でこの曲をピアノで弾くのは、Sちゃん一人だけかもしれないよ!」と言ったもんですが、もしかして、今 日本で「スミレのワルツ」をレパートリーとしてるのは、SちゃんとTさんの二人だけかも。

キーボードおもしろいね

2012年10月06日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(中1):
今月末に行う大人のための「チャティーハロウィンコンサート」に、中学生になったY子ちゃんも参加することになりました。
といっても、ついこの間出演を決めたばかりで、準備期間はあまりありません。
夏休みに出演した、子どもクラス発表会とは違い、リラックスしたパーティー色の強い「コンサート」なので、何か普段とは違う おもしろいことをやってみようよ、ということに。
Y子ちゃんは、子どもクラスの発表会ではピアノ伴奏係とか、けっこう重要な役割を持たされることが多かったので、今回は思いっきりハジけた曲、楽しい曲をやってみよう。
で、先生が考えたのは、キーボードで愉快な音色と跳ね回るようなオートリズムを駆使する「恋はピンポン」という曲です。
始めてのキーボードは、機械操作も覚えなきゃいけないし、リズムは合わせなきゃいけないし、ピアノとは違った難しさがいっぱいありますが、Y子ちゃんはちょっと練習したら すぐに慣れて弾けるようになってきました。
リズムが速すぎてしどろもどろになったり、ボタンを押すタイミングが合わなくてあたふたしたりしながらも、「おもしろいね!」と喜んで練習しています。
ダンス部に入ってるY子ちゃんなんだから、絶対ノリノリの曲が仕上がるよね!

アヴェ・マリアの音色

2012年10月06日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパさん(大人):
今月末の「チャティーハロウィンコンサート」で「グノーのアヴェ・マリア」を弾くことになっています。
もう、曲は仕上がっているといっていいのですが、それでも、レッスン室で弾いてもらうと なぜか思うように伸び伸びと弾けていないような印象を受けます。
原因は大体わかっています。
充分に予習できていない、という意識がキノパパさんの心の中にあって、そのため音が硬く手にも力が入って、ぎごちない音になってしまうのでしょう。
この夏、キノパパさんはとても忙しかったとのことなので、練習時間が思うように取れていないことで必要以上に恐縮した音になってしまったのですね。
大人の人は、子どもと違ってお仕事もあるし、練習時間が少なくなるのは当たりなんですから、遠慮せずに思い切って弾いてくださいね。
キノパパさんの柔らかなアルペジオや、大人らしい重厚な雰囲気の低音などがとてもすてきなので、今回「アヴェ・マリア」を選びました。よく似合うと思います。
この素敵な音を、みんなに聴いてもらいたいので、ミスタッチなどを気にせず、美しい音を楽しんで演奏して欲しいです。
自信持ってね。

ドラゴンクエスト序曲

2012年10月06日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小3):
2学期の初めのころ。
「わたし、この曲が弾きたいの!」といって、Sちゃんが手探りで弾いたフレーズの断片は、あまりにも有名なあの曲、「ドラゴンクエスト序曲」でした。
聞けば、お父さんがゲーム大好きで、ドラクエも最新まで持ってるし、楽譜まで買った、とのこと。
それじゃ序曲を弾こうよ、ということになりました。
お父さんの持っていた楽譜はSちゃんにはちょっと難しかったので、もう少し易しいバージョンの楽譜を使って、序曲の練習を始めました。
易しいバージョンでも、あの壮大な「序曲」の雰囲気は充分に表現できています。
今日はいよいよ最後まで、ペダルも使って弾き上げることができました。
来週には、テンポも安定した「完成」のドラゴンクエスト序曲」が弾けるようになるでしょう。
「この曲好きだから、今月はずっとこれ弾いてていい?」
「いいよ。毎週弾こうね」
「それから、今度またドラクエの曲やることにしていい?」
「そうだね。ドラクエいい曲だもんね」
それを聞いて、Sちゃんは本当に嬉しそうにうなずきました。
そうか。Sちゃん、ドラクエが好きになったか。
かつて この「ドラゴンクエストシリーズ」が社会的ともいえるほどのブームを巻き起こしていた時代がありました。
そしてその当時、ヒバリ教室では、ドラクエの音楽に魅せられた少年たちが、そのピアノ楽譜をむさぼるように練習し、驚くような熟達ぶりを発揮したものでした。何人も何人も・・・
それほど魅力ある、そして高い音楽性を持つ「ドラゴンクエスト」。
Sちゃんがこの曲を好きになってくれて、私も嬉しいです。
「ドラクエ」が、これからのSちゃんのピアノ学習の 糧になってくれますように!

リズムカードで

2012年10月06日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小2):
先週、久しぶりに音符カードを使ってのリズムゲームをやったら、それにはまってしまい、今日もレッスン室に入ったとたん「ほら、あのカードやらなきゃ!」と、いそいそカードを並べています。
「あなたはここにならびなさいね。あなたはここ」などと「席替えごっこ」気分でカードたちを並ばせ、それを楽しんでいる様子。
そういう遊びじゃなくて~ もっとバリバリ、リズムをこなしてもらいたいんだよね~ と先生は思いますが、まあ、ペースはゆっくりでも一応リズム練習はやってるし、「好きな人同士で並ばせてあげるわね、いい子にしてたらね」とか「あなたはおとなし目だから、この席にしましょう」などとブツブツ言いながら「先生」を演じているNちゃんの言葉の端々に 学校生活の様子が垣間見えるようでもあり、また、Nちゃん自身がそれによって何かを昇華させてるようでもあり、ま、いいか、少しぐらい時間くっても・・・と鷹揚に見守ってる今日このごろであります。

ナイト・オン・ハロウィン

2012年10月05日 | ジャズ・ポピュラーその他の曲
今月最終土曜日に、ヒバリ教室では「ハロウィンコンサート」を行います。
毎年、夏休みには子どもクラスの発表会、そして秋には大人のための「ハロウィンコンサート」と 年二回のコンサートを開くのが、 ヒバリ教室の年中行事です。
ハロウィンは、一応大人の会ですが、中学生以上は参加資格ありとしているので、Mちゃん(中2)とM3ちゃん(中2)のM&Mコンビも出演することになりました。
二人はもちろんピアノの生徒ではあるのですが、「M&M」はヒバリ教室きってのヴォーカルデュオなので、今回も何か歌おう、ということに。
「何か、ハロウィンぽい歌で いいのないかなあ?」という希望で、ヒバリ先生が見つけてきたのが「ナイト・オン・ハロウィン」です。
これは、TDL(東京ディズニーランド)とディズニーシーで、ハロウィンの時期だけに流れるスペシャルチューンです。
閉園間近、暗い夜空高らかに、鮮やかな花火のショーが繰り広げられたあと、静かに歌われる美しいバラード。
これを歌おうじゃないか。
でもこれは、CDも楽譜も発売されてない、幻の歌。どうやって歌う?
だいじょうぶ。youtubeの動画をみれば、耳コピでそっくり再現できる。
しかもこれは、英語なのですが、中学2年生のM&Mにためらいは無し。
臆することなく、初の英語ソングにチャレンジします。
また、M3ちゃんの方は、映画「タイタニック」のテーマ、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のソロも歌います。こちらも英語です。
M&Mの二人、すばらしい音楽と共に、英語の勉強もできる よいチャンスとなりそうです。

いよいよ最後の1曲だ

2012年10月04日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小2):
今やっている「ぴあのどりーむ4」のテキスト、そしてそれの応用曲集である「レパートリー4」、そのどちらもが 残りあと1曲ずつになりました。
毎週、びっくりするほどしっかりと練習してきているM4ちゃんのテキストには、色分けした書き込みがいっぱいしてあります。
曲を構成で分類し、その部分ごとに「ランク1」とか「ランク2」とか 難易度を書き込んである。
それがまた、ポイントをとらえているのには感心します。
難しいところは「3回ひく」とか 練習のポイントも書いてある。
そしてほんとに、その通り練習して、弾けるようになってるのだ。
これで小学2年生!
なんか中高生の、それもまじめな優等生のノートの書き込みみたいだ~

だからといって、M4ちゃんがガリ勉優等生というわけじゃなく、実は元気いっぱいのひょうきんっ子です。
何かを一生懸命にやったり、新しいことを覚えたりするのが、ほんとに大好きで楽しいんだなー、ということがよくわかるM4ちゃんです。
最後の1曲、はやく弾けるようになるといいね。

あたらしい本

2012年10月04日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年中):
新しい「ピアノひけるよ!ジュニア1」のレッスンにはいりました。
この間おわった「うたとピアノの絵本・みぎて」では、右手のド~ソまでの音を使った歌を弾いてきました。
今度の新しい本では、左手も使うようになります。
左手の音符も習い始めるわけですが、その際、ヒバリ教室では 生徒に応じて2とおりの方法をとっています。
ひとつは、右手で今まで通りにメロディーを弾きつつ、左手のソの音でリズム伴奏を入れていく、というもの。
左手の音符はヘ音記号のソから始め、次第に1オクターブ下のド~ソの位置の音符を覚えるスタイルです。
右手と左手が平行に動く配置です。
もうひとつは、左手も中央ハの音に、右手と対象になる形に置き、右手と反対にド、シ、ラ、ソ、と音域を広げていくものです。
右手と左手が、線対称に動く配置です。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、Hちゃんの場合は、まだ4才ということもあり、歌を楽しむ期間を もう少し長くとりたいと考えました。
ドレミファソ、だけの5つの音だけでは、単調な歌しか弾けません。
両手を中央のドに置いて 対象に動かせば、ヘ音記号のファからト音記号のソまで、1オクターブ以上の音域が使えることになります。
これだけ音があれば、たくさんの色彩豊かな歌が弾けるのです。
年齢の割に理解が早く、音符も読みこなしているHちゃんなので、音が増えることも大丈夫ではと思います。
最初の練習曲は、ドレド と右手、ドシド と左手で弾くもの。さっそく、大譜表に五線が広がりました。
音域が広がるのと同時に、Hちゃんの音の世界も大きく広がるといいな。

初登場 Aちゃん

2012年10月03日 | レッスン日記(小中高生)
日記更新を怠っている間に、一人の新入生がありました!
Aちゃん(中1)です。
4年生ぐらいまでピアノを習ったことがあるそうですが、その後は受験のためピアノをやっていなかったとのこと。
夏休みに、一度体験レッスンに来て、「とても楽しかったから、習いにいきたい♪」と言って、9月からレッスンに来はじめました。
Aちゃんは、コードネームが少しわかるみたいで、自分の好きなJ-POPに左手でベースの音をつけて、楽しんで弾いていました。
今後のレッスンスタイルとしては、コード奏法やアレンジ法をきちんと勉強しつつ、二段楽譜でちゃんと編曲されている楽譜も弾いて、編曲パターンやテクニックを身に付けていこう、ということにして、まずはAちゃん手持ちの「虹(ごくせんの曲)」と、基礎テクニックとしてバーナムの2をやっていくことにしました。
今までは、適当に弾いていて 難しい部分は避けていたらしいAちゃんですが、宿題を出してみると、「毎日30分は練習してる!」とやる気満々。
道でお母さんに会ったら、「すごく楽しいと言って、喜んでいます。今までできなかったこともできるようになったって・・・」と言ってくれました。
これから、一緒に楽しくレッスンしていけそうです。

バッハ・シンフォニアは三声部

2012年10月03日 | クラシック曲
Hさん(大人):
バッハが大好きというHさんなのですが、これまで「難しいから」と敬遠してきた「シンフォニア」に、思い切ってチャレンジすることになりました。
何が難しいって、シンフォニアというのは「三声部」という意味。
一人で、三部合唱をやるようなもの、といったらおわかりいただけるでしょうか?

実はHさん、パート練習が苦手(というか嫌い)で、ほっておくと絶対にパート練習しないのです。
ソナチネなど古典派の曲なら、それでも何とかできなくはないのですが、バッハとなるとそうはいきません。
自宅の予習では絶対にパート練習をしてこないことがわかってるので、レッスンの時「ソプラノだけ!」とか「バスだけ!」とか 否応なしにパート練習を”命じる”と、「あーあ、言われちゃったわ」と言わんばかり、まるでイタズラを見つかった子どもみたいな顔をして しぶしぶ弾くHさんなのでした。
「だけど、バッハのシンフォニアをやろうと思ったら、パート練習は必須ですから。それをやらないんなら、シンフォニアは弾けませんよ。必ずパート練習をやるとお約束していただかないと、シンフォニアはダメです」と、ヒバリはHさんにきっちり申し渡しました。(Hさんは、定年退職してから10年ぐらいたってる『超大人』です)
Hさんはどうしたか?!
殊勝に「そうですわね・・・」と条件を飲んだのでした。
そして今。
あこがれの「シンフォニア1番」を、ゆっくり着実に弾きすすめています。
「10月中に、この曲が出来上がるのが目標です」と言ってるHさん。
できますよ。きれいに三声部が溶け合ったシンフォニア1番が!

「優雅な人」はソフトクリーム

2012年10月02日 | ブルクミュラー
Tちゃん(小5):
ブルクミュラーを、着実に練習しています。
今日は8番の「優雅な人」が合格になりました。
「優雅な人」は、「ターン」をきれいに弾くことが課題です。
ターンというのは、一種の細かい装飾音符なのですが、これを含んだ一連のフレーズを、初めの音のアタックから最後の音のリリースまで、一息に美しく弾くことがポイントとなります。

ヒバリ教室の子どもたちは、みんな、この一連の弾き方を「ソフトクリーム」と教わっています。
ソフトクリームを、コーンの上にくるくるくるっと巻いて、最後がスッときれいにとんがるように離す。
そんな感じで 鍵盤からスッと手が離れるようにすると、きれいなリリースができます。
今後、いろんな曲で、「ソフトクリームのタッチ」を思い出すために、この「優雅な人」はとっても便利。
Tちゃんも、これからずっと、「ソフトクリーム」を覚えていてくれることでしょう。

さて、次は「狩」に進みます。
この本で初めての、見開き2ページの曲。
弾いてきかせてあげると、Tちゃんは「うわ、速すぎ・・・難しい」と驚きながらも、さっそく最初のフレーズを練習してみています。前向きだね~。
来週、楽しみだ。

すっかり秋・・・

2012年10月01日 | レッスン日記(小中高生)
10月にはいって、すっかり秋になってしまいました。
ヒバリ教室のある東京では、毎版 夜中に大雨が降って寒いです。
あんなに暑かった夏だけど、こんなに一気に秋が深まってくれなくてもいいのに、と ちょっと思う。

レッスン日記がすっかり滞ってしまい、ごめんなさい。
いろいろ忙しくなってて、なかなかブログを書く時間がありません。。。
でも、がんばって生徒のみんなの様子をお伝えし、笑ったり驚いたり、上手にできて喜んだり、できなくて落ち込んだり、というナマの感動を みんなで共有していきたいと思うので、なるべくがんばってアップしようと思います。

どうぞ気長に、おつきあいください・・・