Nさん(大人):
十月末の発表会で弾く、ショパンの「ワルツホ短調」が、いよいよ大詰めの総仕上げにかかってきました。
もう、楽譜は全然見ずに弾けているんですが、譜面台に やっぱり楽譜は立てておきたい・・・というNさんです。
「見ないんですけど、ここにあると安心するんです。時々、危ないところはパッと見たり」
わかりますよー。 みなさんそうですからね。
でも、試しに・・・楽譜を置かないで弾いてみましょう。
目の前に楽譜があると、どうしてもピアノの音が「楽譜を読んでる音」になってしまうのは、本当に不思議です。
みなさんは、学芸会で、劇に出たことがありますか?
劇の練習のことを 思い出してみてください。
まだセリフが完全に覚えられていなくて、台本を見ながらやると、その声は「朗読声」になってしまいますよね。
また、読まなくても 台本を手に持って演じると、「台本に媚びている声」になってしまっています。ほんとだよ。
ところが、台本を持たずに演じると、セリフが、あたかも自分の心から本当に発せられたかのような自然な声になって出てきます。ねっ、そうじゃありませんか?
ピアノも同じ。
楽譜があると、どうしても「間違えないように!」と、楽譜様の顔色をうかがいながら弾いている、卑屈(ひくつ)な自分になってしまう。
いさぎよく、楽譜を置かずに弾くと、そのとたん 音に翼が生えたかのように伸び伸びとした音色に変わる。
それに、楽譜なしの方が、不思議に自分の耳に音もよく聞こえてくるし、指などに注意を払うこともできるし、ずっと弾きやすい。
うそだと思ったら、みんなもやってみてごらんなさい。
発表会などのとき、先生が「なるべく楽譜置かないで弾きましょう」というのは、そのためです。
なにも、かっこつけて「暗譜で弾きましょう」というわけじゃないのです。
楽譜なしの方が、ずーっと楽で、すてきに弾けるからなんですよ。
みんなも うそかほんとか、ぜひ ためしてみてね。
十月末の発表会で弾く、ショパンの「ワルツホ短調」が、いよいよ大詰めの総仕上げにかかってきました。
もう、楽譜は全然見ずに弾けているんですが、譜面台に やっぱり楽譜は立てておきたい・・・というNさんです。
「見ないんですけど、ここにあると安心するんです。時々、危ないところはパッと見たり」
わかりますよー。 みなさんそうですからね。
でも、試しに・・・楽譜を置かないで弾いてみましょう。
目の前に楽譜があると、どうしてもピアノの音が「楽譜を読んでる音」になってしまうのは、本当に不思議です。
みなさんは、学芸会で、劇に出たことがありますか?
劇の練習のことを 思い出してみてください。
まだセリフが完全に覚えられていなくて、台本を見ながらやると、その声は「朗読声」になってしまいますよね。
また、読まなくても 台本を手に持って演じると、「台本に媚びている声」になってしまっています。ほんとだよ。
ところが、台本を持たずに演じると、セリフが、あたかも自分の心から本当に発せられたかのような自然な声になって出てきます。ねっ、そうじゃありませんか?
ピアノも同じ。
楽譜があると、どうしても「間違えないように!」と、楽譜様の顔色をうかがいながら弾いている、卑屈(ひくつ)な自分になってしまう。
いさぎよく、楽譜を置かずに弾くと、そのとたん 音に翼が生えたかのように伸び伸びとした音色に変わる。
それに、楽譜なしの方が、不思議に自分の耳に音もよく聞こえてくるし、指などに注意を払うこともできるし、ずっと弾きやすい。
うそだと思ったら、みんなもやってみてごらんなさい。
発表会などのとき、先生が「なるべく楽譜置かないで弾きましょう」というのは、そのためです。
なにも、かっこつけて「暗譜で弾きましょう」というわけじゃないのです。
楽譜なしの方が、ずーっと楽で、すてきに弾けるからなんですよ。
みんなも うそかほんとか、ぜひ ためしてみてね。