Tくん(小6):
「大人のピアノ教本」から、先週「茶色の小びん」が宿題になっていました。
先週、テキストの楽譜はちゃんと弾けていたのですが、これはピアノ教材なので、Tくんたち小学生が学校でならった歌い方とは、少し違っていました。
ピアノテキストは「ミ、ソ、ソー、 ファ、ラ、ラー、 シ、シ、ラ、シ、ド、レ、ミー」と 三三七拍子のリズムで書かれています。
一方、小学生のみんなが歌うのは、「ふしーぎな、ふしーぎな、茶色の小びん~」という歌詞に乗せて、ミソーソソ、 ファラーララ、シシーシラ、シ、ド、レ、ミ~ と、より軽快に揺れるメロディーとなっています。
先週Tくんに、伴奏はこのままで、メロディーを 自分の知ってるノリで弾いてきてごらん、と指示してありました。
今日、Tくんは、左手の伴奏に乗せて、みごと違うアレンジのメロディーを弾いてくれました。
Tくんは男の子で骨格がしっかりしてることもあり、手のフォームがなかなかいいのです。
いいタッチで、軽いニュアンスのメロディーが弾けているので、もうひとつハードルを上げてみたくなりました。
「よくできてるね。じゃもうちょっと、さらに揺らして弾いてみて?」
先生は見本を見せました。
ブンチャ、ブンチャ、というスウィングの伴奏に、ちょびっとだけジャズっぽく装飾音をつけたり ピックアップやブリッジを飾ったり、リズムをくずしたり、という感じで弾いてみたのです。
「やってごらん。コードさえこの通り進んでいけば、どう変わってもいいよ」
そう言って、先生がバッキングをやってあげました。
Tくんは「えっ・・・」と言いながらも、臆せず弾き始め、2~3回繰り返すうちには、自分でも 音と音の間にブリッジをつけたり、リズムを揺らしたり、同音を繰り返したりして、けっこう自由な弾き方にチャレンジするようになりました。
「その調子!じゃ一人でやって!」
今度は、一人で左手も弾きながらのフェイク演奏です。
いいぞいいぞ!慣れればどんどんできるようになるよ。
なかなかいい手ごたえがあったので、次の曲は、テキストの「ゴセックのガボット」をスキップし、「茶色の小びん」と同じようにノリやすい「幸せなら手をたたこう」を宿題にしました。
今にTくんが、いろんな曲を こんなふうにささっとフェイクして演奏できるようになってくれたらいいな~
「大人のピアノ教本」から、先週「茶色の小びん」が宿題になっていました。
先週、テキストの楽譜はちゃんと弾けていたのですが、これはピアノ教材なので、Tくんたち小学生が学校でならった歌い方とは、少し違っていました。
ピアノテキストは「ミ、ソ、ソー、 ファ、ラ、ラー、 シ、シ、ラ、シ、ド、レ、ミー」と 三三七拍子のリズムで書かれています。
一方、小学生のみんなが歌うのは、「ふしーぎな、ふしーぎな、茶色の小びん~」という歌詞に乗せて、ミソーソソ、 ファラーララ、シシーシラ、シ、ド、レ、ミ~ と、より軽快に揺れるメロディーとなっています。
先週Tくんに、伴奏はこのままで、メロディーを 自分の知ってるノリで弾いてきてごらん、と指示してありました。
今日、Tくんは、左手の伴奏に乗せて、みごと違うアレンジのメロディーを弾いてくれました。
Tくんは男の子で骨格がしっかりしてることもあり、手のフォームがなかなかいいのです。
いいタッチで、軽いニュアンスのメロディーが弾けているので、もうひとつハードルを上げてみたくなりました。
「よくできてるね。じゃもうちょっと、さらに揺らして弾いてみて?」
先生は見本を見せました。
ブンチャ、ブンチャ、というスウィングの伴奏に、ちょびっとだけジャズっぽく装飾音をつけたり ピックアップやブリッジを飾ったり、リズムをくずしたり、という感じで弾いてみたのです。
「やってごらん。コードさえこの通り進んでいけば、どう変わってもいいよ」
そう言って、先生がバッキングをやってあげました。
Tくんは「えっ・・・」と言いながらも、臆せず弾き始め、2~3回繰り返すうちには、自分でも 音と音の間にブリッジをつけたり、リズムを揺らしたり、同音を繰り返したりして、けっこう自由な弾き方にチャレンジするようになりました。
「その調子!じゃ一人でやって!」
今度は、一人で左手も弾きながらのフェイク演奏です。
いいぞいいぞ!慣れればどんどんできるようになるよ。
なかなかいい手ごたえがあったので、次の曲は、テキストの「ゴセックのガボット」をスキップし、「茶色の小びん」と同じようにノリやすい「幸せなら手をたたこう」を宿題にしました。
今にTくんが、いろんな曲を こんなふうにささっとフェイクして演奏できるようになってくれたらいいな~