Kちゃん(年長):
「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」「ステップ1」の曲は全部丸になって、「ステップ2」に入っています。
「ステップ2」では、8分音符がたくさん出てきます。
「10にんのインディアン」に続いて初めの方に載っているのは「てをたたきましょう」、「むすんでひらいて」など、保育園や幼稚園の手遊びでおなじみの歌です。
でも、Kちゃんが「これ弾く」と言ったのは「おしょうがつ」でした。
「この歌、知ってるの?」
「知ってるよ。♪もーいーくつねると~ おしょうがつ~ おしょうがつには、たこあげて~」
知ってるんだ。じゃ、弾いてみよう。
楽譜の1段目は4分音符と2分音符でゆったりですが、2段目「おしょうがつには たこあげて~」からは8分音符の連続です。
「この音符は『タタ』だからね?」と念を押しておくと、Kちゃんは一生懸命「タタ」と小刻みなリズムを弾きはじめながら、「伴奏は?」と催促。
最初から伴奏つきで、との希望です。
「この歌はね、こうやって踏むといいの」そう言って、ペダルが気に入ってるKちゃんは、今日も精いっぱい足を伸ばしてペダルを踏んでいます。
「おしょうがつ」って、どっちかというと軽快な感じの曲かな、リズムも細かいし、と前は思ってたんですが、Kちゃんがペダルを踏んでるし、初見で楽譜を見ながらでテンポもゆっくりだし・・・
なので、先生の伴奏も、優雅なアルペジオ系にしてみました。
コードもテンション系とか使って。
そうしたら、今まで「おしょうがつ」から思いついたことのない、新しいスタイルの素敵な曲になりました!
Kちゃんは、元気いっぱいでとっても活発な女の子なので、にぎやかなマーチとか、元気なロックとか、そういう曲が好きなのかなと思っていましたが、意外にも、美しく流れるようなサウンドの曲もお好みなんだなあ、と感じました。
習い始めの頃に「よいこのピアノ」を弾いていた時も、先生がゆったりしたアルペジオの伴奏をつけてあげたら、「きれいなお姉さん(だったかな、そんな感じの言葉でした)が弾いてるみたい!」と、いたく感動した風だったのを思い出しました。
さいごに、音符カードをピアノの上にズラッと並べて、リズム打ちをしました。
お母さんも協力してくれて、3人で間違えないようにリズム打ち。
お母さんが「すごく速くやってみよう!」と誘ってくれて、すごい勢いでもう一度。
うわー、途中で間違えたの誰だ?「ウン」(休符)のとこで音が聞こえてたぞー
大興奮のうちにレッスンは終了しました。
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