HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レイトン教授と永遠の歌姫

2009年12月31日 | TV・映画・ステージなど
今日で 2009年もおしまいです。
あと数時間で来年だ・・・

このわずかな2009年に、ひょっこり自由時間ができてしまったので、私はうきうきと映画を観に行ってしまった。
それは「レイトン教授と永遠の歌姫」だ~

全世界で790万人の人が魅了されたDSゲーム「レイトン教授」シリーズ。
それが映画化されたという話題は、みなさんご存じでしょうか?
私はゲーム「レイトン教授」シリーズのファンなので、もちろん観に行っちゃったんだよ~

ゲームを体験していない人でも楽しく観ることができると思うので、興味のある方はぜひ観てくださいね。
レイトン教授は、ロンドンに住む、ナゾ好きな考古学の教授。弟子のルーク少年とともに ナゾや事件の解決へとおもむき、見事ナゾを解き明かす。
アニメの画面が どことなくレトロな色調で、ゲーム全体を通じての音楽も レトロで素敵なのです。

今回、映画では、タイトルが「歌姫」というだけあって、ゲームにも増して音楽が重要な意味をもっています。
最後に出てくる「歌のナゾ」のところは圧巻です。
すごくキレイな歌が出てきます。
あまりにキレイなので、ヒバリは映画館の暗闇の中で、手帳に旋律を書き取ってしまったのだ。へへ~ ダメかね? 録音じゃないから、いいよね?
あとで見たら、暗闇の中で開いたページはアドレス欄で、「ブラインドタッチ」で書いたメロディーは かろうじて読みとれた・・・
でもね、そんな苦労しなくても、あとで映画の公式サイト見たら、ちゃんと「最後の歌のナゾ」として、楽譜もメロディーも アップされてました。(^_^;
でも、この部分は、映画を観てから見ることをおすすめします。

それにしても、英国紳士のレイトン教授、オルガンも弾けるとは知らなかったよ。
次回作では、ぜひ 弟子のルーク少年のバイオリンも聴きたいもんです。(習ってるらしいから
そして、教授とルークくんのアンサンブル、聴かせてくれないかなあ。

なーんて言ってるうちに、2009年の残り時間は あと15分となりました。
みなさん、よいお年をお迎えください~(^O^)/ 
じゃ、また来年ね

本年度ラストレッスン -S子ちゃん-

2009年12月24日 | ブルクミュラー
S子ちゃん(小5):
ブルクミュラーの「せきれい」に入っています。

「テンポがよくわからない・・・」と言いながら、1段目のイントロ部分を弾きました。
「まだ弾き始めたばかりなんだから、そんな速く弾かなくたっていいのよ」と、先生は言いましたが、続いての説明。
「これは、バーナムでもやった『和音の転回』でできてるね?」
「ああー、Cのコードが・・・転回になってる」
「でしょ?じゃあ、その、コードのままで弾いてみて。和音として、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、って降りてきてみて。」
弾いてみると、ああ、そうか、という感じで、和音感がよくわかります。
「できたね。じゃ、今の形に手をもっていきながら、順番に『ソミドッ』『ミドソッ』『ドソミッ』『ソミドッ』って弾いてみて? ほら、すごく速く、しかもきれいに弾けたじゃない?!」
「ああ、ほんとに!」

これだけのことで、音は見違えるようになりました。あとはイメージの魔法です。
「せきれいは、川辺とかにいる小さな鳥。
ツィーッ、ツィーッ、ツィーッ、って飛んできて、ちょん、ちょん、と 木の枝から枝に飛び移る。そして最後の音で、気に入った枝におさまって、ちょっと止まって首をかしげてみる・・・」
こう言いながら弾いてみてあげると、S子ちゃんは「ほんとだ!」と、大きく目を見開いています。
「弾いてみて!軽ーく、小鳥が小さい足でツンツン、って跳ねてるみたいに・・・あ゛~、それじゃアヒルが跳んでるみたい~」
S子ちゃんは「アハハ・・・」と大笑いしながら、また弾いてみます。
「今のはアヒルになってた!」などと言いながら・・・
すると、2回ぐらい弾くうちに、S子ちゃんの演奏は ほんとうに軽やかな小鳥「せきれい」に変身しました!

今年、S子ちゃんは、このように「イメージの魔法」をたくさん経験してきたと思います。
イメージする力をふくらませるだけで、曲が あっと思うほど見事に変わるのを、リアルに体験してきました。
来年は6年生になるS子ちゃん。テクニックも、ほんとにしっかり身に付きました。
このテクニックを生かしきれるよう、豊かなイメージをたくさん描いて、すてきな演奏をしていきましょう。
とても楽しみにしていますよ~

さあ、これで、ヒバリ教室の本年のレッスンは、すべて終わりました。
今日はクリスマス・イブ。
みなさん、幸せなイブを過ごしてください。。。ハッピークリスマス!

世界各地から届いた、クリスマスカード。

本年度ラストレッスン -M2ちゃん-

2009年12月24日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「M2でーす!このまま来た。走ってきたから暑い!」
と、セーターだけで飛び込んできたM2ちゃん。

練習曲は「天国と地獄」、右手メロディーが宿題でした。
ド~ レファミレ、ソー ソー (指換え!)ソラミファ、
レー レー (指換え!)レファミレ、 ドドシラソファミレ・・・

調子のいいメロディーですが、手際よく指使いを交換しないと、たちまち指が足りなくなって、メロディーが行き詰まってしまいます。
1~2回一人で弾いた後は、先生がリズミカルに伴奏をつけて、それに合わせて弾きました。
なかなか勢いのある「天国と地獄」です。
右手はもう、上手になったので、冬休みの間に左手で、コードの伴奏をつけておいてね、ということになって、今年のレッスンは終わりました。

M2ちゃんはこの1年で、ずいぶんタッチが力強くなったなあ、と思います。
自信あふれる指のタッチで、元気よく弾いていく音は楽しげで、ずいぶんピアノを身につけた、という感じがします。

今、「大人のピアノ教本2」に入って「天国と地獄」あたりをやっている生徒が、M2ちゃんを含めて三人います。
5年生のM3ちゃん、同じ4年生のTくんが、後の二人です。
そのうちM3ちゃんは、うちの教室にくる前にすでにピアノの経験があり、復習レベルに戻してからの再開。
またTくんは、M2ちゃんより1年早く入門しています。
なので、M2ちゃんが いちばんピアノ経験が少ないわけ。
よく健闘してますよ~
来年も楽しみだ~

本年度ラストレッスン -Sちゃん-

2009年12月23日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
十月から、ヒバリ教室に入門してピアノを始めたSちゃん。
ずーっと前から、ピアノがやりたくて 楽しみにしてたというだけあって、その意欲はすごいです。
テキストはどんどん弾いてしまって、3ヶ月たった今では 3冊目のテキストがもうすぐ終わりに近づいています。
音符もちゃんと読んでいるし、指も 入門した時よりずっと力強く、なめらかに動くようになってきてる!すごいね!

今年最後のレッスン日、今日は、Sちゃん・4年生のY子ちゃん・そして先生の三人で「きよしこの夜」を合奏して、お迎えにきたSちゃんのママに聴かせ、驚かそう、という秘密の計画を立てていました。
これは先週、偶然なのですが、Y子ちゃんがアレンジの練習曲として弾いていた「きよしこの夜」を 後から来たSちゃんが聞いて「わたしもそれ弾けるよ!」と メロディーを弾いてみせてくれたことから思いつきました。
「そうだ!これ、三人で合奏して、Sちゃんのママを驚かそうよ。だからママには秘密だよ!」
「うん、わかった」
そこで、先週は即興で イントロを決めたり、パート分けや出番を決めたり、エンディングを決めたり、エレクトーンの音色を選んだりと、「秘密練習」をしました。

さて、今日は「秘密」を決行する日です。
先にリハーサルを終えたY子ちゃんが、玄関でSちゃんを迎えます。
先生が「Sちゃん、今日のこと、ママに言ってないだろうね?」と言うと、Sちゃん「あっ、いけない!ママに言っとくの忘れた!」と大声。
「いいのっ。言わなくていいの。秘密なんだから」
「そうか!あっ、じゃ、今の、ママに聞こえちゃったかも!」
「聞こえないよ!もうママは行っちゃったから大丈夫」
そのやりとりを聞いて、Y子ちゃんは大受けで笑っています。

三人でうち合わせ通りのリハーサルをして、そうだ、Y子ちゃんのママにも見せてあげたいね。ビデオ撮ろう!と思いつき、ビデオカメラを置いて、いざ演奏。
先生も演奏に加わっていて撮影できないので、カメラは真ん中の位置に置きます。ソファーとお花しか映らないけど、音が聞こえればいいでしょう。
クリスマスのアロマキャンドルに火をともして・・・

「あっ、ローソク、ふっ、て消したい!」とSちゃん。
「ダメだよ、お誕生日じゃないんだから!」と先生。
そうして、息をころして「フフフ・・・」と笑いながら、演奏は録画されました。
最後にSちゃんが、壁にかかったウィンドチャイムをシャララ~ンと鳴らして、三人の合奏は終了しました。やったー

さて、いよいよSちゃんママのお迎えです。
「Sちゃん、ママに説明してよ」と先生。
「今からクリスマス会をやります!」とSちゃん。
ママにソファーに座ってもらって、さっきの演奏をもう一度。
「すごーい素敵だった~」ママは大きな拍手をしてくれました。
そうだ!Sちゃんママに、もう一度ビデオ映してもらおうよ。
ママはもうお客さんしたんだし、今度はちゃんとカメラで、演奏者たちも映してもらおう。
そうして、もう一度、アンコール演奏。
こうして、入門3ヶ月のSちゃんの、今年の演奏が終わりました。

Sちゃん、とってもがんばって上手になりましたね。
来年は1年生。ますます上手になって、たくさんの曲を弾こうね。


本年度ラストレッスン -Y子ちゃん-

2009年12月23日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小4):
茶色のバーナムも、大分進んできました。
今日は「ゴルフの練習」という練習曲で、右手⇔左手に受け渡すアルペジオ、しかも「17連符」!(@o@) 17連符とはびびりそうですが、でも大丈夫。
ふつうにバーナムをやってれば、ちゃんと弾けるんですよ

「ブルクミュラー」からは「無邪気」の後半が宿題でした。
ところで、「ブルクミュラー」はすてきなテキストですが、どうもタイトルが、小学生のみんなにはピンとこないものが多くて それが玉にキズです
タイトルはあまり気にせず、先生はこんな風に言いました。
「後半は ドッドレ ミッミファソー、ファッファソ ラッラシドー・・・と、どんどん高い音にのぼっていくね。これ、なんかゲームとか・・・そう、『カービィ』みたいなキャラが、スキップしながら、雲の階段をどんどん 上へ上へと、のぼっていく感じがしない?」
「うん、する!」Y子ちゃんはニコニコ笑いました。
「ね?同じメロディーが繰り返しながら、どんどんどんどん、雲の上のほうまで・・・てっぺんまでのぼったら、こんどはドシラソファミレドシラソファ って一気に、虹のすべり台をすべり降りて・・シュ~!
「うん、ほんとだ!」
「くるん!と宙返りして、ミレドレミファソラシドレミ ファ! ジャン!って着地。」
「うんうん!
さあ、弾いてみよう! Y子ちゃんの演奏は、一気にカラフルに、そしてなめらかになりました

今日は、この前からアレンジの練習をしていた「きよしこの夜」を、幼稚園のSちゃん・そして先生を加えて3人で合奏して、お迎えにくるSちゃんのママに聴かせて驚かそう、という計画を立てています。
そのため、「伴奏係」のY子ちゃんは、前もって先生とリハーサルをしました。
前奏はY子ちゃんのピアノ、1コーラス目はSちゃんがエレクトーンのクリスタルな音でメロディーを弾いてY子ちゃんがアルペジオで伴奏。2コーラス目はY子ちゃんのピアノソロ。そして3コーラス目は二人一緒に、大合奏。
そして合間に、先生が鐘の音や 聖歌隊のコーラスや オーケストラのバイオリンの音などを入れて盛り上げます。
よしっ、仕上げは上々。 さて、本番どうなるかな・・・

今年1年間、Y子ちゃんはみごとな成長を見せてくれました。
きちんと練習をして、感性も豊か、理解力もあるので、4年生の今では立派なベテランとなっています。
ブルクミュラーに進んだ秋ぐらいからはアレンジの練習も始め、これまで勉強してきた基礎力を応用して 簡単な伴奏をつけています。
手や体もしっかり大きくなって、来年はますます いろんなことにチャレンジできそうです。
楽しみです

本年度ラストレッスン -M3ちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小5):
「天国と地獄」を、両手で仕上げてくることになっていました。
左手でドソミソ、ドソミソ、と伴奏しながら、右手で あのよく知られた勢いあふれるメロディーを弾いていきます。
少しの迷いも危なっかしさもなく、M3ちゃんはサラッと弾き終わりました。
「すごい上手だね!もうちょっと、速く弾ける?」
「えっ、速く?どれくらい?」
「うーん、これくらい・・・」
先生は ちょっぴり速く弾いてみせます。
「できるかな」と言いながら、M3ちゃんは弾きます。OK!できるじゃない。
「じゃ、もうちょっと速く・・・」
こんな調子で、かなりの速さで、威勢のいい「天国と地獄」ができあがりました。
M3ちゃん、すごいよ!  次は「はにゅうの宿」が宿題だからね。

さあ、何といったらいいんでしょう。
今年1年間の、M3ちゃんの成長について・・・
「脱皮」といったらいいのでしょうか。それとも「変身」?
それくらい、今のM3ちゃんは見事に美しく(?)成長を遂げているのです。

私は、思わず去年の今頃の「日記」を読み返してみました。
2008年の12月、レッスン納めの日に、M3ちゃんはどんなことやってたんだろう?
そうしたら、その日にM3ちゃんは、初めてコードネームを教わった、と書いてありました。
そしてその日に、「あわてんぼうのサンタクロース」にコードで伴奏をつけて弾いた、とも。
そうか。このあたりから、M3ちゃんのすてきな音楽が、表現の糸口を見つけ始めたのかな・・・

1年たった今年のM3ちゃんは、すっかり中堅のピアニストとして、美しい音色を奏でています。
「両手やだ」「音符読めない」などと言っていたなんて嘘のようです。

レッスンの最後に、「『おぼえているかな』やろうよ」と言われて、夏のコンサートで弾いた「エリーゼのために」を弾きました。
これが、本年度M3ちゃんの「弾き納め」です。
来年は、夏には弾かなかった「エリーゼ」の中間部を弾こう。
そうして「コンプリート・エリーゼのために」を完成しようね

本年度ラストレッスン -Mちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
「ブルクミュラー」に進んで最初の曲、「素直」を完成しました。
一人でちゃんと予習し、レッスンに臨んでいるのは、この年齢としては異例の、
大人な練習だと思います。
「素直」が終わり、次はみんなのよく知ってる「アラベスク」が宿題です。
冬休みの間に、一人で完成してきてね
Mちゃんなら、ぜったいできるから

この1年、Mちゃんは読譜力も格段にアップし、テクニックも着実に身に付きました。
加えて、豊かな音楽性がより大きく成長し、好きな曲を コードネームや 自分の工夫を加えたアレンジで、楽しむようになっています。
夏の発表会のときに弾き語りした「手紙・拝啓十五の君へ」。あのときは M3ちゃんとの連弾で、また中間部のドラマチックな部分は先生に弾いてもらったのですが、この間、「あの『人生の~ すべてに意味があるから~・・・』のところ、弾きたい。コード教えて」と言って、もう その部分含めて全部を、今は自分一人で 全部弾いているのです。

レッスンの最後に、「もう今年はこれで最後だから、最後に『おぼえているかな』やろうよ」と、夏のコンサートで弾いたディアベリのソナチネを弾きました。
その堂々たる演奏ぶり! まるで目の前に、中世騎士物語の映画が展開するかのような臨場感です。

今月、11才になったばかりのMちゃん。
心の中に、表現したい音楽がいっぱいふくらんでる。
来年はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。楽しみです

本年度ラストレッスン -Tくん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
「おとなのピアノ教本2」から、「天国と地獄」。
この曲は、みんなが耳になじんだ曲なので、すぐに覚えることができるのが強みですね。
練習すればどんどん速く弾くことも可能だし、Tくんにはピッタリじゃないですか?!(どういう意味だ)
本人も、この曲はお気に入りのようです。
速く弾こう!とがんばっていますが、「速く」しかも「正確に」弾くのは、なかなか難しいですね。

今年1年、Tくんを見ていての感想は、分析力の鋭さ、全体把握の早さですね。
パッと全体をつかんで、そしたら もう早く仕上げたいんですよね。
一方で、コツコツ地道に譜を読みとっていく、という地味な作業はどっちかというとあんまりな~という特性(?)もあります。
今年は、いかにして「読む苦労なしに」「テクニックをつける」か、ということにポイントを置いてレッスンしてきました。
とはいえ、大分 譜面もさっさと読むようになりましたし、力やテクニックもついてきています。
今年は10才になり、年齢が「二桁」になって 意気揚々のTくんです。
来年、どんな風に「子どもからの脱皮」を始めていってくれるか、とっても楽しみだよ、Tくん!

本年度ラストレッスン -Tちゃん-

2009年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
テキストの宿題「くちぶえふいて」を、右手で弾いてくるようになっていました。
けっこうジャンプや開け指などが多くて、メロディーだけでもそう簡単ではないかな、という曲でしたが、よく弾けていました。
Tちゃんは、この1年を通して、楽譜を読んで弾くということが よりしっかりと定着したと思います。
「バーナム」を、ルーレットで選んで弾くときも、確実な読譜で 危なげなくこなしていきます。
「くちぶえふいて」は 右手が上手に弾けているので、先生が伴奏をつけて一緒に弾きました。
チロル風の、はずむようなリズム。のびのびとしたメロディー。
伴奏にのって弾くと 本当に楽しく、いい感じになっています。
もう左手も すぐできそう。
冬休みの宿題は、全部をつけて仕上げてくることになりました。
今月 お誕生日がきて、8才になったTちゃん。
いつの間にか驚くほど身長が伸びて指も長くなり、もう押しも押されもしない「教室の中堅」です
 

ダンシング・サウンド「コントラスト」

2009年12月16日 | いろんな楽器
12月13日(日)に 駒場のカフェ・アンサンブルさんをお借りして開いた、CHIHIRO & HIBARI女二人のユニット「ダンシング・サウンド」の初ライブ「コントラスト」の写真です。
ダンサーは一人だけ、しかも(見えるかな)直径80cmの小さな円形ステージの上だけで行います。
そして、音楽はピアニスト一人だけで さまざまなシーンをすべて演奏します。
あえて この究極までスリムな表現スタイルに挑戦した「二人会」のプログラムは、次の通り。

第一楽章 パーカッション
 グラナダ
 黒い瞳
 ジェラシー

第二楽章 アンサンブル
 白鳥
 インドの歌~ダッタン人の踊り
 オー・ソレ・ミオ(カフェのママさん、アンママさんに ゲストで歌ってもらいました)
   
   ティータイム 

第三楽章 カルメン
 前奏曲
 アラゴネーズ
 ハバネラ
 ジプシーの踊り

お別れ シルバー・ベル


でした!
またいつか、機会があったらお目にかかりましょう


ハッピーバースデー♪

2009年12月15日 | レッスン日記(小中高生)
「こんちはー (^o^)/ 」
Mちゃん(小5)がやってきました。いつも元気いっぱいです。
「あたし、自転車に乗らないで走ってきちゃった。上になんにも着てこなかったよ」
「へー、元気だね(@o@)」
「うん!M3は休みだよ」
「あら~、風邪?」
「そう!」
あーあ、寒がりのM3ちゃん、風邪引いちゃったか・・・
せっかく調子が出て、楽しみだったんだけどな・・・

「ねえ、ねえ、あたし、今日お誕生日だよ!」
Mちゃんがいいました。えっ、そうだったか!
壁のカレンダーをみると、ちゃんと今日のところに「M」と書いて、のシールが貼ってあった。(ヒバリ教室では、みんなのお誕生日を、カレンダーにマークしてあるんだ。パパやママ、ペットなど、みんなが申告した分は全部ね。)
「おーい、Tちゃん、Tくん、待って」
帰ろうとして廊下に出ていたT&Tきょうだいを、急いで呼び止めて。
「きょう、Mちゃん、お誕生日なんだって。ハッピーバースデー、トゥーユー、ハッピーバースデー、トゥーユー・・・」
一緒に声をそろえて歌い、Mちゃんにおめでとうを言いました
「えへん!もう11才だぞー

ほんとに、ずいぶん成長しました。
今までの「子どものおけいこ」から、広い音楽の世界を少しずつ垣間見るようになってきたのが感じられるMちゃん。
13才になって、本当のティーンエイジャーになるまでの2年間。ここで大きく成長することを期待します。

マイ・ボニー

2009年12月15日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
「おとなのピアノ教本2」の、「マイ・ボニー」が宿題でした。
空白部分の楽譜も丁寧にきちんと書けていて感心です。

さて、弾いてみると、ちょいちょいつまづいてしまう・・・なんでかな~
「じゃ、まずは右手だけで弾いてみてくれる?」
もう一度、パート練習からやらなきゃダメなのかもな・・・と思いながら、私はTくんに言いました。
「右手?うん、いいよ」
右手だけで弾いたTくんの演奏を聞いてびっくり。
さっきの両手奏から左手を抜いたものとは到底思えない、みごとに完成した演奏だったからです。
「すごい!すごい上手なんだね。・・・でもなんで、両手だとあんなにつっかえちゃうの?」
いちおう、Tくんの“理由分析”をきいてみることに。
「うーん・・・右手だと完ぺきなんだけど・・・左手がはいると・・・なんか・・・うーんと・・・うーんと・・・うまく弾けなくなって・・・」
「つられちゃう?」
「うん、そう」
やっぱりそうか。「マイ・ボニー」は、「メリーさんのひつじ」とか「ロンドン橋」などと同じような、付点がついたメロディーに、左手の分散和音がからんでいく、という曲です。
大人には耳なじんだ、わかりやすい曲なので、この本に採用されているのでしょうが、この曲を知らない 子どものTくんには、わかりにくく弾きにくいのでしょう。
ここはひとつ、メロディーを気楽に弾けて、曲の雰囲気がつかめるような形をとるのが得策です。

「じゃね、左手は、コードだけで伴奏してみて。コードネーム、得意でしょ」
「やった。コードなら簡単!」
Tくんは、左手でコードを押さえながら、右手を合わせ始めました。これならコードネームだけみればタイミングも簡単です。どんどんなめらかにメロディーが進んでいきます。
Tくんの弾くコード&メロディーに合わせ、先生は、本来の伴奏形である分散和音を一緒に弾きました。うまく曲が流れていきます。
2~3回、こうやって弾いたところで、先生は言いました。
「じゃ、今度は、楽譜通りの伴奏で弾いてみてごらん。コードの形に手を置いて、それを順番に弾いていけばいいのよ」
そうしたら、Tくんはさっきよりずっと上手に、分散和音で伴奏することができました。
いつも曲の終わりにやる、恒例の「合格ラインは3ミス」テストも合格し、お待ちかねだったらしい、次の「天国と地獄」に進むことになりました。
やったー 

譜めくり♪

2009年12月15日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
「ひいてうたって3」というテキストに入って まだ5曲目ですが、本の終わりの方に出ている「いろんな木の実」を弾いています。
トロピカルなリズムが楽しい連弾曲
「この曲、おにいちゃんたちが学校で歌ったんだよ!」というTちゃんの“気持ち”が なんとなく尊重したくなって、これをやることにしました。

連弾の右側、ファーストパートは、Tちゃんには難しくなかったです。
「知ってる」ということもあり、リズミカルに楽しく弾けました。
連弾曲は、二人分の楽譜が見開きで書かれているので、最後まで弾くには 途中でページをめくらなければなりません。
「じゃ、ここまで弾いたら、Tちゃんがページをめくってね」
「えっ、わたしがめくるの?!」
Tちゃんはびっくり。今まで、ページをめくるような大曲は弾いたことがありません。そんな長い曲を弾くのは、もっとずっと大きい人だと思っていたし、仮に 万一、めくる必要があったときには、先生がめくってくれるものと思っていたのですから。
「だって、先生は伴奏で両手ふさがってるけど、ほら、みて。Tちゃんのパートは、ページの最後は右手だけになってるでしょ。だから、Tちゃんの空いてる、左手で サッ!とめくるわけよ」
「ああ~、なるほど。じゃあ、めくりやすいように、ここ折っとこうっと」
Tちゃんは、ページの右下隅を 小さく三角に折りました。

さあ、いよいよ連弾の始まりだ!
先生のイントロを聞いて、Tちゃんのメロディーの登場。ちゃんと繰り返し記号を守って、中間部を弾き、ほら、きた。譜めくりだ!
Tちゃん、グッドタイミングで、見事に譜面をめくりましたやったー

ただ楽譜のページをめくるだけでも、初めての経験はうれしく、ワクワクするものです
Tちゃんの得意そうな顔が印象的だった、「連弾・いろんな木の実」でした。

清らかな流れ

2009年12月02日 | ブルクミュラー
Y子ちゃん(小4):
ブルクミュラーの「清らかな流れ」に入っています。
右手で、コンスタントに三連符を弾きながら、1の指(親指)だけはメロディーとして浮き立たせていきます。
小川のさらさらと流れる感じを出すためには、けっこう速く弾く必要があり、きれいな音で弾くのはなかなか難しいです。

私が小学校時代に習ったときは、予備のテクニック練習もなく予備知識もなく、ただ「これをやってきなさい」と言われるだけだったので、やたら音符の多い、ややこしい曲!という印象でした。
けれどY子ちゃんは、「バーナム」で三連符やアルペジオはたくさん経験しているし、コードの分析も経験しているし、イメージを描く体験もいっぱいしているので、ちっとも「ややこしい曲」と感じることなく、無理なく入っていけていると思います。
とても素直に美しく、小川の感じを出して弾けていると思うので、仕上がりが楽しみです