HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アルベルティ・バスをなめらかに🎵

2023年02月27日 | バーナム他・練習テキスト

白ねこちゃん(小2)

「バーナム」が好き、と言って、前からよく練習していたので、早いうちにピンクまで終わってしまっていました。なので次のバーナムに進む前に「こどものバイエル」の新版を使ってテクニックの練習をしています。

今回は「アルベルティ・バス」の伴奏形が課題でした。

「アルベルティ・バス」というのは、伴奏形の一つのパターン。

古典派のピアノ曲によく使われている、ドソミソ,ドソミソという、アレです。

これまで、白ねこちゃんも何度かこの伴奏形を弾いた経験はあるのですが,今までは 一つ一つの音がド、ソ、ミ、ソ、ド、ソ、ミ、ソ、と切れてしまい、それに合わせて弾くメロディーも,1音ずつ切れていました。

白ねこちゃんは、右手だけでメロディーを弾けば、なめらかに、そしてはずむようにきれいに弾けます。

また、左手だけで弾けば、アルベルティ・バスも「ドソミソ ドソミソ」となめらかに弾けるのです。

それが,両手いっしょに合わせると、右手は「ソ・ミ・ミー」、左手は「ド・ソ・ミ・ソ・」になってしまう。

初心者のうちは、こうなってしまう人がけっこういるんですが,これは、ある意味「コツ」をつかめばクリアできるのです。

今日、白ねこちゃんには 右手・左手別々に練習して それぞれの感覚をよく覚えてもらった後、「左手は、ずっと切れないように弾いてね。右手がレガートでも、スタッカートになっても、左手は切れないでね」と言いながら、慎重に両手で弾く練習をしました。

そしたら

弾けた!

なめらかなアルベルティ・バスが弾けました!

それに合わせて、右手のメロディーは軽やかに、なめらかだったりスタッカートで弾んだり、ちっとも左手につられずきれいに弾けています。

やったー

もうこれで、白ねこちゃんは 右手・左手がつられず、それぞれを独自に、そして同時に弾く技を身につけました!

1ランクアップです!

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ごましおくん、上達のひけつは🎵

2023年02月27日 | バーナム他・練習テキスト

ごましおくん(小2)

レッスン室に入った途端に、にーっと笑って、いきなりピアノに向かい、弾き始めた… のは、さっき来た黒ねこちゃんと同じシチュエーションだ。

だけど、ごましおくんが弾いたのは、テキストの「ヒアワサ」というインディアンの曲です。

前回、これをやってみた時に、初見の曲なのに、そして初めてのGスケールの曲なのに、譜面を見ながら最後まで弾くことができて、先生から「初めてで全部弾けるなんてすごい!」と絶賛されたのでした。

「すぐ上手になりそうだよね!」

と褒められたごましおくん、その賞賛に応えるべく、がんばって練習してきたのに違いない。

そして「自信アリ」なのに違いない。

期待通り、力強いタッチで勇ましく弾いてる。

途中、ミスタッチなどすると「あ💦」と心底落胆し、「もう一回!」と、再度チャレンジ。

「ヒアワサ」見事な出来栄えとなりました。

ごましおくん、ピアノ上手くなったねえ。

諦めず できるまでがんばる努力、そして「褒められて伸びる」精神。

この二つの資質が、上達のカギだと思います!

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「ガタガタ風車」何秒で弾けるかな?

2023年02月10日 | バーナム他・練習テキスト

黒ねこちゃん(2)

「アルフレッドピアノライブラリー」の「ガタガタ風車」という曲を弾いています。

左手が、8分音符の連続で急速に動く練習曲です。

先々週にこの曲が弾けるようになった時、先生が「何秒で弾けるか計ってみようか」と持ちかけ、その言葉に釣り上げられた黒ねこちゃんが、先週も先々週も、タイム更新を目指して何度も弾いてるのです。

今日も、ピアノの前に座った途端にいきなり弾き始めました。

「うわー、すごい速く弾けてる!」と先生。「タイム計る?」

「うーん、ちょっとつっかえるかな」と黒ねこちゃん。

「1回だけ練習する?」

「うん、そうする!」

黒ねこちゃん、真剣な顔で、つっかえないように練習。

弾き終わったので、先生が

「計る?」

「うーん、もう1回だけ練習しとこうかな」と黒ねこちゃん。

「じゃ、あと1回練習していいよ」と、先生が練習を許可。

さあ、いよいよタイムを計ります。

先生「おおーっ、前より2秒も縮まってる!」(その都度、楽譜に記録を書き込んでいるので)「でもさ、さっきのとこで一瞬迷ったよね。それがなければ,絶対あと1秒縮まって、20秒台になれるよね。」

「うん、がんばる!」

「計る前に練習してもいいよ?」

「うん、練習する!」

こうして、先生にまんまと誘導されながら、嬉々として何度も練習に励む黒ねこちゃんであった

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バーナム「ぐるぐるまきのブランコ」🎵

2022年09月18日 | バーナム他・練習テキスト

はなちゃん(小2)

バーナムの「ぐるぐるまきのブランコ」をやりました。

三連符の練習で、初めにゆっくりドミソ、ドミソ、ドミソ、と弾き、次は倍速でソミド、ソミド、ソミド、と弾く。

ちょうどブランコをグルグルねじって、それをほどきながらグルグル回る感じ。

「ね、ブランコでこういうふうにやったことある?」

イラストがついてるので、それを見ながらきいてみたんですが、はなちゃんの答えは「ううん、やったことない」でした。

そういえば、これまで バーナムのこの課題に来た時、どの子にも聞いてみてるんだけど、「やったことない」という回答がほとんどだったなー。

みんな、やらないの? ブランコでグルグル巻き。

その経験がないと、この曲(というか課題)の臨場感は半減だと思うんだけど

こういうヤツだよ。


ヒバリ先生が子どもの頃、ブランコといったら ただ座って揺らすものじやなくて、グルグル巻きとか いろんなことで遊ぶもんだったんだけど。
こんなんだよ。


 







令和の子どもたちは、こんなコトして遊ばないんでしょうか? と思った、昭和の子どもヒバリ先生でした…

Rくん、バーナム早くもオレンジです

2021年01月25日 | バーナム他・練習テキスト

Rくん(年長):

去年のクリスマス頃に初めての「バーナム(むらさき色)」をもらってから、その構成や楽譜の解読などのおもしろさに惹きつけられたRくん。

毎週怒涛(どとう)の勢いでバリバリこなしていき、なんと今日は、初バーナムから1カ月でむらさき色の「ミニブック」を制覇(せいは)、2冊目の「オレンジ色」をもらったのでした。

「来週からは、新しいオレンジの本と、今終わったむらさきの本と、両方持ってきてね」と先生から言われ「ふうん、なんで2冊ももってくるの?」とRくんはたずねます。

「まず、この新しいオレンジの本をやるでしょ?」

「うん」

「そしてむらさきの本はね、ルーレットで曲を決めて、また弾くのさ。」

「ああ、これか!」

Rくんはピアノの下の棚から、いつもそこにある「ルーレット」を引っ張り出しました。

「そうそう。ほら、こうやってね、ビューン!って回すでしょ」

「あっ、ぼくがやる!」

先生の手を押しのけてルーレットを回したRくん。

「5だね。そしたらね、グループ1の5、グループ2の5・・・って、5番を全部弾いてくの」

「ああー、そうなんだ。もう一回やってみよう」

Rくん、「ルーレットルール」にもはまってくれたようだね。ふっふっふ・・・

こうして、どんどん「バーナム」を弾いて、どんどんうまくなってちょーだいね・・・

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和音の転回に迫力つけて🎵

2013年01月29日 | バーナム他・練習テキスト
Tちゃん(小5):
本日「バーナム」の曲は「深呼吸」というタイトルで表わされる、和音の転回の練習でした。
以前のTちゃんは、この「和音」「転回」が出てくると
「うわあ~」と絶句してしまうほど、これが苦手でした。
Tちゃんだけじゃなく、小さな子どもにとって和音をしっかり押さえるのは至難の技だし、それが転回していくとなると、音を見つけてつかむだけでも ものすごく時間のかかることなのです。
ところが先週あたり、和音の転回の課題が出たときには 音をつかむのに少し指をモサモサ探っていたものの、けっこう素早く音をつかんでいたし、
「鍵盤の上で、モゾモゾ探さないでよ。モゾモゾは頭の中だけでやって」と言うと、見事に鍵盤上では指をモゾモゾせずに音をつかむことができたのです。

そして今日。
再び弾いた「和音の転回」では、的確につかんだ4つの音(セブンスコードなので)が、今までになくはっきりと しかも強いタッチの音で出せています。
なんか、これまでと音色変わった・・・
よし、もっと自信出させてやれ。
「Tちゃん、すごいよ。なんか、すごいいい音出てる。和音、すぐにつかめるようになってるね」
「え、そうかな」
「そうだ。いいこと考えた。せっかくかっこいいから、リズムも変えて、もっとかっこよくしよう。こうよ」
先生がやってみせたのは、ジャーン・・・ジャーン・・・と鳴らす和音のリズムを変化させて・・・

 ジャジャーン!  ジャジャーン!  ジャジャーン!

そう、かの有名な、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲B♭」の冒頭のリズム。
「おおー」
「これでやってよ」
リズムを変えると、ただの和音の練習が たちまちかっこいい協奏曲風になった。
Tちゃん、これまでは柔らかで淡い感じのアルペジオ曲とかが得意分野だったけど、意外にこういう迫力ある分厚いサウンドも得意分野に加えられるようになってきたかも。
新しいウォーリー1号の誕生だ。

練習しないと

2009年03月17日 | バーナム他・練習テキスト
Tくん(小3):
順調に飛ばしていた「大人のためのピアノ教本1」、ここへきて初のつまずきが訪れました。
最初の方は 今までの知識やテクニックで充分弾けるような「序の口」の部分だったので、スイスイと何曲もクリアし、先生にもほめられ(おだてられ)、ちょっと油断したか、Tくん?!

さて、最初のチャプターが終わり、コードの転回やらアルペジオやら指使いの変化やらが テキストの中に盛り込まれてくると、あり合わせの実力だけでパッと完成することはできなくなります。
「来週までにこの曲を練習してきてね」と言っておいたはずなのに、このシドロモドロの弾き方はなんだ?
やってないでしょ?
左手の「穴埋め楽譜書き」も書いてないね。

レッスンは、マルをもらうために来るところじゃないよ。
自分で1週間、いっしょうけんめい練習してきたものを、先生にチェックしてもらったりアドバイスしてもらったりして、さらに向上するために来るんだよ。
・・・ということを伝えて、今日は今までになくきびしいゲキが飛びました。
Tくんも、初めてきびしくされてびっくりしたと思います。
でもね、先生だってつらいんだよ。
本当は、みんなをほめてあげたい。「できた!」「うまくなった!」と喜ぶ顔が見たい。
そのためには、ほめられるように練習してきて、じょうずな演奏を聞かせてよ。
君ならできると思うからこそ、「大人のための」テキストを渡してるんだからね。
その気持ちをくんでちょうだいよね。
でも 利発なTくんのことだから、先生のメッセージは受け止めてくれたと信じてるよ。
来週に期待します。

「テキスト」でおこられたTくんでしたが、そのあとの「バーナム」でがんばり、満足感を持って帰ることが出来てよかった。 ホッとしました・・・

音階の指使いと シールの使い道

2005年09月07日 | バーナム他・練習テキスト
S子ちゃん(小1)は ハ長調のスケール(音階)練習をしています。
先週は、「中央ド」に両手の1の指(親指)を置き、そこから左右対称に弾きました。
こんな風です。
右手は「ドーレミファソラシドーシラソファミレドー」
左手は「ドーシラソファミレドーシラソファミレドー」
これなら、両手いっしょに弾いても指使いが同じになるので、一人で楽々練習してくることができました。
今日は、右手と左手を並行に、つまり両手とも「ドーレミファソラシドーシラソファミレドー」と弾く練習です。
すると あら不思議、真ん中からの逆奏だとあんなにスラスラ弾けたのに、並奏になると、指使いがこんがらがって 急に難しくなってしまいます。
何の音で1の指を使ってポジションを転回するか、というのが、この「スケール奏」のポイントです。
そこで、米粒ぐらいにちっちゃなシールを、ピアノのキーとS子ちゃんの「1の指」の爪に貼ってあげました。
右手で弾く「ファ」のキーと、右手の親指にはオレンジのシール。
左手で弾く「ソ」のキーと、左手の親指には青いシール。
この色と色が合ってれば 正しい指番号だからね、と励まされながら がんばります。
「できたできた!」と喜んで、お家での練習用に 新しいシールもあげて、音階練習を終わりました。
さて、次は曲の練習です。
爪に貼ったシールは もうジャマ。
S子ちゃんはどうしたでしょう?
「そうだ。耳に貼っとこうっと」
両方の耳たぶに、オレンジと青のピアスみたいにプチシールを飾り、すっかりおしゃれなスタイルになって 練習を続行したのでした。(^O^)v~♪