HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

今がその時♪

2012年01月29日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん(大人):
先週入会して、2回目のレッスンです。
今日は曲を弾く前に、ちょっぴり、地道な指のエクササイズをやってみました。
5本の指を均等に動かし、手のフォームや指の形に気をつけて、速く強く正確に弾ける手になるよう訓練する練習です。
これから、毎週少しずつ、こうやってトレーニングを続けていこうと思います。

先週に引き続き ブラームス3番は、もっとなめらかに洗練された演奏になってきました。
そうすると、テキストに書いてある たった2ページ弱でおしまい、じゃもったいないので、もう1コーラス増やし、そのためのアレンジの工夫や演出、表現方法などに発展したレッスンとなりました。
これって、もはや「入門ピアノのおけいこ」じゃないよね。
上級者のアレンジ講座みたいになってる・・・Tさん楽しみ。

まだ全部で1時間ちょっとしかおつき合いしてないけど、Tさんが実はすごーくいいセンスで、かなりの楽譜を読みとることもできて、手もよく動いて、しかも努力家だ!ということがわかりました。
また、音楽の好みも大体わかりました。
でも、ひとつだけわからない。
こんなにピアノ好きでじょうずなのに、なんで小学校のバイエル半ばでやめちゃったのかな・・・

Tさんにきいてみたら、どうやら周りが女の子ばっかりなのがヤだったらしい。
もったいな・・・
そのまま続けてれば、すっごい上手になってたのにね、と思うけど、まあ一概にそうとは決められないかも。
やっぱり、ものごとにはタイミングってものがあるので、Tさんには、大人になった今 ついに機が熟したというか、ピアノにタイミングが合った、ということなんでしょう。

まだまだ若いので、これからたっぷりがんばってください。

久しぶりに ゆったり曲♪

2012年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパ(大人):
初めてのバロック曲、バッハの「メヌエット」を、苦労しながらようやく修了し、今回は同じバッハの曲、ということを踏まえながら、ちょっと違った方向から弾いてみることにしました。
それはグノーの「アベマリア」です。
バッハのピアノ曲「平均律曲集」の中の「プレリュード」に、 後の作曲家グノーがメロディーをつけ、「アベマリア」として発表した、異色の曲。

バッハの作ったアルペジオが、全曲を通してハープのように美しく流れていきます。
ピアノを始めたころに、ロマン派の音楽やアルペジオのたくさんある、ゆったりとした曲を何曲も弾いてきたキノパパなので、こういった曲は まさにぴったりです。
もう何を言わなくても、きれいに和音をつかみ、柔らかな音でアルペジオを弾いてくれますし、メロディーはくっきりと浮き上がって聞こえてきます。
「何も言うことありません。この調子で、続きも練習していってください」ということに。
ここ2年ぐらいの間、「今までやったことのなかった 古典派の曲に挑戦します」「アップテンポの曲に挑戦してみます」などと、敢えて未経験のジャンルに挑戦し続けてきたキノパパですが、久しぶりに、ゆったりと お得意のゆったりとした美しい曲を楽しみましょう

Nちゃんオリジナルのエクササイズ♪

2012年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「今日はママと!」
とレッスン室に入るNちゃんの後から、ママが
「なんだかまたこの頃『ママも一緒がいい』って言い出して・・・」と ちょっと当惑ぎみに入ってこられました。
「今日はママとなんだね!じょうずにできるのを見てもらおうね」
先生は言いました。
半年ぐらい前のNちゃんは ママと離れるのが不安で、いつもママの目を気にしていました。
しばらく一人でレッスンするようになって、ずいぶん伸び伸びとできるようになり、最近 新しい本になってから、どんどんクリアできることが嬉しく自信も出てきたように思います。
また「ママと」と言い出したのは、こうやって上手に弾けるところを、ママに見てもらいたいのでしょう。
以前の「一人じゃいやだ」という不安感からとは また違う「ママと」なので、心配はいりませんよ。

先週宿題になっていた「河はよんでいる」のメロディーは もうすらすらと弾けて、伴奏パターンもがんばって練習してきてありました。
ちょっと前までの曲では、左手のドとソのどちらかの音を、1小節ごとにあてはめていく伴奏でしたが、この「河はよんでいる」では ドとソ、そしてドとファの音を、それぞれ重音として同時に弾く、というパターンが新出しました。
「ドとソ」、「ドとファ」の重音を、正確に押さえて 曲に合わせていきます。
テキストには、間違えないように自分で書き込みもしてある。
がんばってきたんだね!
ママも練習につきあってくださったようで、
「いつも下を向いて(ドレミファソ・・・)と鍵盤を数えちゃうので、『Nちゃん、目をつぶって弾いてごらん』って言ってみたんです」と笑っています。
「ほんと?!モーツァルトみたいだね!目をつぶって弾いてみてよ」
と言うと、Nちゃんは「できるよ!」と、目をつぶって左手を弾きました。
目をつぶって弾けるということは、手の形がちゃんとできているということです。
「これだけできたら、もう下を向かなくても平気だよ。上の楽譜だけ見て、手を見ないで両手で弾いて!」と言うと、Nちゃんは一度も下を向かず、しっかり楽譜を見て、両手で弾くことができました。
「すごい!モーツァルトみたいな大天才だ!」
「うふふ・・・これも練習したよ」
Nちゃんは突然、両手をそろえたユニゾンで、4小節のパターンを弾きました。
先週、先生と練習した指のエクササイズに似た旋律だけど、それの2倍、長くて、もっとピアノ曲っぽいメロディー。
Nちゃんのオリジナルだね?!
「それいいね!それを弾こう」
先生がいろんな伴奏をつけ、Nちゃんは何度も何度も、そのメロディーを弾きました。明るく元気に。だんだん速いテンポで。もっと速く。もっともっと速く。今度はもっと高いポジションでキラキラと。もとの位置にもどって、悲しそうにゆっくり。ミの音を♭にして、うーんと暗く・・・やっぱり最後は、元気いっぱいに。

ついこの間まで、ユニゾンが弾けなかったNちゃんなのに、見事に速いテンポで、ピアニスティックなユニゾンを弾き続けている。
子どもの成長って、ほんとにすごいなーと思いました。\(^O^)/


センスと努力

2012年01月27日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中1):
先週は右手の小指を突き指していて、ブルクミュラーの「おしゃべり娘」を 左手しか弾けず、またその左手パートが「ド・ド・ド・ド・ド・ド」とドしか出てこず、空しいレッスンをして帰ったのでした。
今日は右手も復活し、ようやく両手で「おしゃべり娘」を弾くことができました。

充分練習をしてはいなかったようで、ちょいと音に自信がなさげだったかな。
それで 来週仕上げをしてくるように、という宿題になりましたが、Mちゃんの音感はとてもすぐれていて、一度やってみたフレーズはたちまち吸収し、音楽全体の流れと和声感もつかめていると ヒバリ先生は見ています。
この感覚をもった彼女が ちょっと集中して練習すれば、あっという間に立派な演奏ができるのは自明の理です。
現に「バラード」と「ちょっぴり不満」では、見事にそれを証明してくれたのですから。
けれど、こういうセンスとかひらめきのある子は、往々にしてコツコツ型でない、というのもまた「お約束」なんだな、これが。
「おしゃべり娘」をリーチにし、次の「心配」を新課題として、Mちゃんには
「『心配』の次の『アベマリア』が終わったら、もう次の『タランテラ』からは20番台に突入なんだよ。早く20番台までいってよ」とあおってみました。
「この本って、何番まであるの?」
「25番だよ。だから20番までいけば、あともう少しでおしまいなんだよ!」
「うわあ、そうか~ うん、がんばる!
「ねっ、早く『タランテラ』の毒グモ曲とか弾いてよ」
「伝説があるんだよね?!」
こうして、完遂意欲と音楽イメージの両方をエサに、Mちゃんをあおるヒバリ先生であった。
ウォーリー3号のMちゃん、もう一度 見事な完成曲を見せておくれ。

ウォーリー改め優等生

2012年01月27日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(中1):
風邪も治って、今日は2週間ぶりにやってきました。
宿題はブルクミュラーの「前進」でした。「ここんとこ、ずっとやってたけどリズムがわからなかった」
M3ちゃんは、楽譜の 連続シンコペーションの部分を指差しました。
風邪で学校も休んでいたし、ピアノのレッスンも休むと 練習する気もなくなることが多いのに、ちゃんと一人で練習していたのです。
シンコペーションの部分を説明し、一緒に少し練習すると感覚がつかめ、きれいに弾けるようになりました。
そのほかの部分は ちゃんと練習してきていたので、「前進」は1回で合格になりました。

「次の曲は『清らかな流れ』だよ」とページをめくると、M3ちゃんは
「これも 半分まで両手で弾いてみた」と言うのです。
なんて優等生なの!
去年の夏ぐらいまでは、「ウォーリー4号」で「こわし屋M3」だったのに、秋を境に別人のように優等生になってしまったM3なのだ。

「清らかな流れ」のポイントと弾き方を説明して、模範奏をしてあげると、M3ちゃんは
「うわあ、難しい・・・」といいましたが、その言い方は「難しくてヤだな」というニュアンスではなく、「正確に弾くと、こんなに綺麗な曲なんだ・・・私がこんな綺麗な曲弾くの?!」といったニュアンスだと ヒバリ先生は見た。
来週、M3ちゃんの「清らかな流れ」を 楽しみにしてるよ!

新2年生!

2012年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
とても寒い中 まっ赤な顔をして元気にやってきたM4ちゃんは
「今日もあたし一人でやる」とレッスン室に入りました。
先週は、いつもお供している妹のM5ちゃんが、途中のベビーカーの中で眠ってしまったため、ママが「動かして起こさない方がいいので」と そのままお買い物してくることになり、M4ちゃんは 初めて一人でレッスンを受けたのでした。
「そうだね、もうすぐ2年生になるんだもんね。この間の『学校見学』のお手伝いはどうだった?」
「ちゃんとできた。おもしろかった」
M4ちゃんは、来年度の2年生として、来年度入学予定の 幼稚園生や保育園生の「学校体験」のお手伝いをしたのでした。
「よかったね。もう上級生だもんね」
と言うと、M4ちゃんは嬉しそうに笑いました。

「ピアノで歌を・3」の「ラベンダーブルー」が合格になり、もうテキストも残りわずかです。
先生は「最後のほうの『森のくまさん』と『ドレミの歌』は もうやっちゃったし、次は何をやろうかなあ」とページをめくります。
「もう、あとは知らない歌ばかりだね・・・そうだ、これにしよう」と選んだのは「こぐまの二月」という曲です。
「これがいいよ。だって来週から2月だもん」と先生。
「えっ、そうなの?」
「そう。ちょうど2月だから、『こぐまの二月』をやろう。そして、順番反対だけど、次にその前の『はるのまきば』にしよう。2月のあとは春だから」
「あははー、そうだね!じゃそうする!」
とM4ちゃんも同意しました。
「ねえ、2つともやってきちゃえば?」と先生。
M4ちゃんはすぐに「うん、いいよ」と元気よく答えました。
「はるのまきば」と「こぐまの二月」は、両方とも1ページずつの曲で、2曲が見開きになっています。
「そうしようよ。この2曲で、この 開いたページ分だからさ。この本もあと少しだし、もう上手にひけるから、いっぺんに2ページずつやることにしたら?ほら、おわりの方の『おもいでのアルバム』なんかは2ページ分あるから、こういう曲は1曲でいいことにして」
「うんうん」
「ね?そうやって、一度に2ページずつ宿題にすれば、もうすぐこの本終わっちゃうじゃない。ちょうど来週から2月だから、2月の間に この本ぜんぶ終わらせるって目標にしない?」
「うん!そうしようか!」
M4ちゃんは、本当に嬉しくてたまらない、といった風に顔を輝かせてニコニコ笑いました。

レッスンが終わって、お迎えにきたママは
「今日も、一人でレッスンするから来なくていいっていうんです」と説明してくれました。
そうか。もう、独り立ちなんだね。
この1年で、すっかり成長したM4ちゃん、「新2年生」として、自ら1歩を踏み出したようです。

リズムは緊張する

2012年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
冒頭のリズムで苦戦している、バッハ小曲集の「ブーレ」。
先週、譜割りを数えながら、\1、/と、\2、/と、と Vの字を書き込んで練習したのですが、今週はどうでしょうか。
Hさんが「だめです、どうしても緊張してしまって・・・」と ご自分で言うとおり、その部分になると緊張して、テンポがこわばってしまいます。
数えよう、とかまえると、その部分を意識してしまうため 必要以上に大仰なことになってしまうのでした。
音価の割合のバランスは正しくできているので、「もうあまり気にしないで、メロディーとして覚えてしまいましょう」ということにしました。
隣で一緒に弾いたり、歌ったりして、メロディーとしての流れの中で弾くようにすると、気を付けようとする部分だけが浮き上がることなく 他の部分に溶け込んで弾けたので、「これでOK」にしました。
緊張してしまう、というのは、Hさんが真面目に、真摯に取り組んでいる証拠です。
リラックスして弾けば、その時はなんなく、ちゃんと弾けているのです。

苦戦のブーレが終わって、次の曲は もう何曲も弾いて慣れている(であろう)メヌエットなので、安心です。
気楽に弾いてみてくださいね。

雪は踊っている

2012年01月24日 | クラシック曲
東京では 夕べから雪が降りしきり、一夜明けて今日は銀世界の朝を迎えました。
先週末に降り出した雪が「初雪」と発表されてから、暖冬続きだった東京では珍しい 雪空が続いています。
だから、ヒバリはこのところ毎日、「雪は踊っている」という曲を弾いてます

フランスの作曲家・ドビュッシーの作品に「子どもの領分」という可愛い曲集があります。
「子どもの」といっても、これは決して、「子どもが弾くための曲集」ではありません。
テクニックも、曲想も難しくはありませんが、これはあくまで大人のもの・・・
「大人が子供らしい気分に浸ることを目的とした作品」と、ウィキペディアには書いてありますし、ヒバリ的には「子どもの感性を音楽で表現したもののオムニバス」みたいに感じています。

「象の子守歌」「小さな羊飼い」など、可愛いタイトルの曲が収められている その「子どもの領分」の中に、「雪は踊っている」という小品があって、ヒバリはこれが大好きなのです。

ヒバリが4才ぐらいの冬、生まれて初めて雪が空から降ってくるのを自分の目で確認したときの強烈な印象を、今でもはっきり覚えています。
それまで絵本やアニメで見て「チラチラ」降ってきたり「こんこん」降ってきたりするんだと思っていた雪が、ほんとは全然ちがうってことに驚いたのでした。
その降り方は「落ちてくる」ばっかりじゃなく、まるで生き物のように、空中に「舞っている」のでした。
後年、学校に行くようになってから読んだ「雪は鵞毛に似て 飛んで散乱す」というのが、まさにピッタリの表現なのでした。

で、ドビュッシーの「雪は踊っている」は、まさにまさに、その「鵞毛に似て 飛んで散乱」する雪の様子を音楽で表したらこうなる、という曲なのです。
冒頭の 細かな雪が舞い踊っているような部分も好きだし、途中、さまざまに表情を変える和音の色彩も大好き。
この曲を弾いたり聴いたりすると、知らないことや謎のことばかりで、いつも不思議な気持ちでいっぱいになりながら世界を見つめていた、幼い心に戻る。
ここに貼っておくので、あなたもぜひ聴いてみてね。
♪ドビュッシー「雪は踊っている」


雪が降った\(^O^)/

2012年01月24日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2)とTくん(小6):
今朝から雪が積もっているので きっと大喜びして、あっちこっち雪で遊びながら大幅に遅刻してくるんだろうな・・・と予想していました。
ところが いつもより10分くらい早い時間に、T&Tはちゃんとやってきた!
「早いね! てっきり雪で遊んで、遅刻してくるんだと思ってたよ」
「遊んできたよ!そのために、家を早く出てきたから早く着いた」
もうすでに、二人の顔はまっ赤になっていて、手袋も冷たく濡れています。
「替えの靴下、持っておいでって言っとけばよかった」と言うと、
「持ってきたよ、靴下。それから手袋の予備も」と、感心なTくん。さすがだ。
「あたしは忘れてきた」とTちゃん。
「おかあさんに持ってきなさいっていわれたのに、忘れちゃった。でも、帰りに雪を入れて持って帰る袋は3つ持ってきた」
お家はマンションで庭がないので、スーパーのレジ袋に雪を詰めて帰って、雪だるまを作るのだそうだ。
靴下と手袋の予備はナシで、雪いれ用の袋は準備万端。
さすがだ。
ウォーリーの天才や・・・

さて、天才のTちゃん、パッヘルベルのカノンを美しく、しかもダイナミックに弾きましたよ。
近頃「ホホゥ・・・」と思うほど大人っぽく弾けることあり。
続いて「クラリネットをこわしちゃった」の、2パターンの伴奏も大体できて、「おとなのピアノ教本2」も修了間近です。

気の利いてるTくん。
「ワツツィング・マチルダ」の メロディーとコード進行を練習してくるのが宿題だったけど、案の定やっていなくて、だけどレッスン時間中の集中力は抜群で、たちどころにいい感じで右手と左手の勘をつかみました。
これを自宅で、一人でやってきてくれれば、どんなにバリバリ上手になるだろうと思うけど そうはいかず、結局「バリバリ」とは遠い「ボチボチ」でピアノライフを送っているTくんです・・・
Tくんも「おとなのピアノ教本」修了目前なんだから、がんばっておくれ。

バーナム♪いつも、何度でも

2012年01月23日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小2):
いつも「バーナム」の《現在やっている巻》と、《ひとつ前に終了した巻》の両方を エクササイズとして使っているのですが、今日は《現在やっている巻》のピンクの本を忘れてきてしまったため、《ひとつ前の巻》オレンジの本を その分も練習することにしました。
ルーレットで弾く課題を選び、「もう終わった曲だから、なるべく速く弾いて」ということにしているので、今日はルーレットの選曲を、2倍やることになりました。
バーナム、ハノンのようなエクササイズ系のテキストは、「合格したから終わり」にするのではなく、こうして何度も繰り返し、練習するといいです。
レベルが上がってから 以前のテキストを弾くときは、「テンポをもっと速くする」とか「手や指のフォームに注目して、フォームを整える練習をする」とか、あるいは「和声学やコードネーム、カデンツなど、楽典の学習をする」など、いつでもその時なりの学習ができるので、決して「レベル低いテキストだからやっても意味がない」などということはありません。

そういうわけで、今日Sちゃんは、ピンクの本を忘れたおかげで(?)、たっぷりオレンジの本の練習ができました。
また、バイエル、ぴあのどりーむとも宿題がちゃんと合格になったので、
「先に進んでおいてね。バイエルは2ページある曲だけど、両手でやっておいて。それからぴあのどりーむは、2曲、宿題でいいかな?」と水をむけると
「うん、いいよ」と気軽に答えたので、遠慮なく全部を宿題にしました。
そろそろ、少しずつペースを上げていけたらいいな、と考えています。

このことについては、HP「ピアノのすすめ・POCO A POCO通信」に「バイエルって♪」というページを新設しましたので、合わせて読んでみてください。


ハモプリレッスン初め

2012年01月21日 | レッスン日記(小中高生)
女性4人(ヒバリ含む)のコーラスグループ、ハモプリの 今年最初の練習です。
本年度の曲もまだ決まっていないので、今日はまず、ゆるゆる&まったりだな、と予想していましたが、まさに予感的中

みんなが持ち寄ったお菓子やオミヤゲなどが 色彩鮮やかに広げられ、まずはおしゃべりタイムとなりました。
昨年秋の合宿のときに清里のペンションで出会った「リンゴおじさん」こと 長野県のHさんから、メンバーのみなさんへ、と、Hさんご自身で撮った 信州の美しい写真を絵はがきにしたものが、1冊ずつ送られていました。
「すてきな写真ねえ~
「カメラも すごいいいのだったよね
「あの時思ったわ。たとえ下手でも、音楽で喜んでもらえることができるのね
「なんと、歌でギャラもらっちゃちゃうなんてね。リンゴ1個と絵はがき
「今年の目標は、『実力UP』は無理だから『楽しさUP』ってことで
などと、さんざんガールズトークがはずんだあと、そろそろ歌うか、ってことに。

昨日今日と、東京で初雪が降り、今も表ではフワフワと雪が舞っています。
なので、手始めに簡単なカノン「雪のおどり」を歌って発声練習がわりとし、続いて同じく英語のカノン「Row, Row, Row Your Boat」と「Twinkle, Twinkle, Little Star」を カノンにして歌いました。
たまには日本の歌もいいかな、と思い、昔NHK「みんなのうた」で歌われていた、中田喜直作曲の「くいしんぼうのカレンダー」を可愛く歌いました。
これは、1月から12月まで、毎月 つばき餅、桜餅、水ようかん、月見団子・・・などと甘いお菓子が網羅している、美味しそうな歌です

雪のムードを満喫するように「Snowman」も歌いました。雪だるまと少年とのファンタジー。いい歌だ。

おしまいに、今年の歌の候補として「Don't Mean A Thing」を試してみました。
ミディアムテンポのスウィングの曲は、ハモプリに似合ってるような気がするし、何といってもこの曲は、歌詞が タイトルと同じ言葉と「ドゥワ、ドゥワ、ドゥワ・・・」のくり返しだけだからね!

今年も、ハモプリは 向上はムリとしても ハッピー充実でがんばりたいと思います!\(^O^)/

Nちゃん、詩が文集に

2012年01月21日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「今日はママも一緒に入ってもらうの」と言って、ママと並んでレッスン室に入りました。
先週の「いとまき」もじょうずに弾けて、左手や両手でメロディーを弾く「チャレンジ」も がんばって弾くことができました。
もう、ずいぶんユニゾンができるようになった感じなので、今日は両手ユニゾンで弾く、簡単なフィンガートレーニングを試みてみました。
両手いっしょに「ドレミファソファミレド」などの音型を弾き、1音ずつ隣の鍵盤に移動しながら、同じ指使いを繰り返していくというもので、有名なテクニック教本「ハノン」の前降りパターンみたいなものです。
少し前には、ユニゾンはどうしてもできなかったNちゃんなのに、今では簡単にスラスラと両手が平行に動いています。
もうすぐ2年生になるNちゃん、成長しましたね。

「あのね、わたしが書いたお花の詩が、世田谷区の本に載るの」
Nちゃんが目を輝かせて報告してくれました。
ママの説明では、学校代表として3人ぐらいの、詩や文章の作品が、世田谷区の文集に掲載されるのだそうです。

すごいね、Nちゃん。
本が好きで、朗読のうまさはびっくりするほどのNちゃん、本に載るのは当然だよ。
本に載ったら、見せてね。

ルーキー登場

2012年01月21日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん(大人):
先週、「ピアノに入会したい」というお電話をいただき、近所にお住いというので、お話しにきてもらって、さっそく今日からレッスン開始!ということになりました。
Tさんは会社員のお兄さんで、ヒバリんちの並び、10メートルくらい先のアパートに住んでるそうです。
先週、お話をきいたときには「小学校のときにバイエルを半ばまでやっただけですが、クラシックが好きで、いつかショパンの『バラード1番』を弾くのが夢です」とのことでした。
好きな作曲家はショパン、それからラフマニノフ、ということなので、そうか~、迫力あって胸キュン、みたいな曲が好きなんじゃないかな、と思いました。
そこで、手元にあった「大人のためのピアノ教本3」を渡して、最後の曲「ブラームスの交響曲3番」のアレンジ版をおすすめしてみたのでした。

さて、初めてのレッスン、どんな風に弾いてくれるのかな。
楽しみに待ってたら、♪ピンポン とやってきたTさんは、のだめバッグみたいなピアノ鍵盤のレッスンバッグを持って現れました\(^O^)/
ト音記号もついてるんだよ!
「買っちゃいました~f(^ー^;」って、10メートルぐらい歩いてくるだけなのに?!
Tさんの意気込みが伝わって、ヒバリも嬉しくなっちゃいましたよ~\(^O^)/

さて、いよいよ「ブラームス3番」です。
Tさんは、譜面通りに弾くだけじゃなくて、自分で和音を加えて分厚いサウンドにしたり、オクターブで弾いたり、タメを入れたりして、ステキな演奏にしてました!
1週間、いっしょうけんめい弾いてきたんでしょうね! すごいすごい!
これからとっても楽しみな、Tさんのレッスンデビューでした。

レッスンの終わり頃、1年生のNちゃんが来ました。
今日は授業参観があったので、この時間にレッスンを変更していたのです。
「Nちゃん、レッスンバッグみせて。お兄さんもおんなじバッグだよ」
Nちゃんのバッグを見せてもらったら、Nちゃんのは「のだめバッグ」、Tさんのは「のだめ」じゃないけど同じデザインの鍵盤バッグ、ほとんどお揃いでした。

これからもよろしくね!

M&Mコンディション悪し(>_<)

2012年01月20日 | レッスン日記(小中高生)
「こんちわ~・・・・あのー、M3来てない・・よね?」
一人でボソッとやってきたMちゃん(中1)に、
「来てないよ。Mちゃんちに呼びに来なかったんだ?」ときくと、
「やっぱりね。M4、インフルエンザで昨日から休んでるんだ。だから今日も来ないと思って、一人で来ちゃったんだけど・・・M3から電話かメール来た?」
とのMちゃんの説明です。
「あらあら。インフルエンザか~・・・じゃ、今日は来ないね。M3のことだから、連絡も忘れてるんだね」
「そだね」
ということで、さっそくMちゃんのレッスンをしよう、としたら。
「あのね、右手の小指をつき指した」
ヤレヤレ、どいつもこいつもコンディション悪しだ

「じゃ『バーナム』は、どうせできないから今日はやらなくていいや。ブルクミュラーの『おしゃべり娘』も、右手はしょうがないね。じゃ左手だけやるか」
ということで、左手だけ練習することに。

「おしゃべり娘」は、同音連打の練習曲です。
イントロの左手は、中央ドより2オクターブ低いドから、順にひとつずつ高いドへと跳躍していきます。ド、ド、ド で中央ドへ。また2オクターブ下のドから、2オクターブの跳躍を4回くり返します。
「これ、結局ドしか弾いてないってことだよね。ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド」
「ほんとだー。超むなしい~」などと言いながら左手練習を終わりました。
「そうだ。次の『心配』を見てごらん。これの右手は、321、321、という指使いばっかりの練習だから、小指を使わないんだよ。曲のまん中まで、小指は1回もナシ」
「えっ、ほんと?じゃ弾けるかな」
こうして、小指が使えなくても けっこうレッスンにはなりました。

みんな、久しぶりに寒い冬になってるけど、インフルエンザや風邪に気を付けて。
風邪だけじゃなく、寒い時は、運動中などのケガも多くなるので、くれぐれも気を付けるように。
・・・って言っても、もう遅いか

M4ちゃんレッスン初め

2012年01月18日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
本当は先週から、レッスンが始まる予定でしたが、付き添ってくださるママが風邪で、やむなくお休みになりました。
今日が、今年初めてのレッスンです。
いつもながらM4ちゃんは元気いっぱい!
暮れに宿題になっていた曲は 全部しっかり練習してありました。
「ドレミのうた」の右手、「ふじ山」を両手で、どれも元気に弾けて完璧です。
次に「ラベンダーブルー」をやってみよう、といって、いっしょに歌ってみました。
来週は完成してこれることでしょう。
いつもながら、よく練習しているM4ちゃんです。
「よく練習してきたから、これあげる」と、先生は1枚の楽譜をあげました。

ドレミ~、ドレミ~、ドレミ~、ミファソーミーレードー・・・

と、簡単な音符が並んでいますが、弾いてみると・・・
「あっ、知ってる!『ヘビーローテーション』だ!」
そうだよ。好きでしょ?
ドレミー、ドレミー、ばっかりで簡単に弾けるから、お家でひいてみてね。

M4ちゃん、明日は学校に、来年度の新1年生たちが体験に来るので、そのお世話をするのだそうです。
「私は、たぶん二人、面倒見ることになると思う」と誇らしげに言ってるM4ちゃん、もうすっかり「新2年生」の顔です。
「そうか。おねえさんたち、責任重大だね。子どもたちが学校好きになれるようにね」
「ふふふ」
嬉しそうに笑ってるM4ちゃん、ホントに成長したもんです。
あした、がんばってね。