HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

悲愴第一楽章、仕上がってきました

2020年10月31日 | クラシック曲

Tさん(大人・男性)

月2回のレッスンなので、今日は久しぶりです。

ベートーヴェンのビアノソナタ「悲愴」の第一楽章。

とても長くて、テクニックも難しい大曲なので、お仕事がいつも忙しいTさん練習できるのかなあ、と少し心配になっていたのですが、今日のTさんの演奏は、そんな心配を払拭してくれました。

ミスタッチもほとんど無し、スピードも上がり、しかも全部暗譜です!

いったい、いつこんなに練習できたの?と聞いたら

「夜、家に帰ってから、1日3回は必ず通して弾くことを自分に課していました」とのことです。

「それだけで精いっぱいですそれしかできません」

本当はもっと練習したいのに、と言うTさん、本当に練習熱心な優等生です。

今日は、左右の手がクロスする際の工夫と、それから暗譜を完全にするための工夫を少しだけアドバイスしました。

ヒバリ教室の現在の生徒の中で、多分一番ピアノ経験が長いTさんだから、もう練習方法とか発表会に向けての調整とか、なんでもよくわかってるはず。

大丈夫。ご自身の練習方法に自信を持って、続けていってください。

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SちゃんNちゃんと発表会の相談

2020年10月31日 | レッスン日記(小中高生)

今日は1031日。

ハロウィーンの日、おまけに土曜日とあれば、例年なら下北沢は仮装した子どもたちや若者、お店や音楽で大賑わいになっているところですが、今年はコロナ禍でそんな騒ぎもなく、ひっそりとしています。

ヒバリ教室では、12月初めの発表会まであと1ヶ月となり、そろそろプログラム順などを決めていく時期です。

今日は、Nちゃん(高1)とSちゃん(高2)が レッスンに来て、それぞれのソロ曲や 一緒に弾く合奏曲の練習をしました。

途中、中休みをしながら「今年のプログラムの順番どうする?」という話になりました。

プログラム順を決めるのは、ヒバリ先生にとっても1年を集大成する重大任務だし、生徒のみんなにとっても一大事です。

「この何年か、くじ引きで決めたりしてたけど、今年は保育園や幼稚園の子がいっぱい新しく入ったから、くじ引きってことはできないよ。でも、ただよくある『小さい順』っていうのもなんだかね?」

「うーん」とお姉さんたちは考え込みます。

「小さい子たち、早く終わっちゃったらそのあと待てないんじゃないかって、ちょっと思いました」とSちゃん。

「うん。飽きちゃうかも」とNちゃん。

「反対にあんまり出番が遅いのも待ちくたびれちゃうしね。だからね、小さい子たちはまん中ぐらいにしようかな、と思って」と先生のプランを伝えます。

「初めに小学生とか中級の人たちを数人、それから真ん中に小さい新メンバーたち、そしてその後、上級生の人たち、って感じかな」

「うん、そんな感じがいいかも」

「新入生」としてのデビューから小学生や中学生として、そして高校生の今に至るまで、ずっと長年発表会に参加してきてるSちゃんNちゃん。

自分が弾くことだけでなく、小さい仲間やその他のメンバーのことも思いやり、一生懸命考えてくれる、素敵な「クルー」に育ってくれてるなーと嬉しく思うヒバリ先生でした。

プログラム、もうすぐ決定します。

みなさん、お楽しみに。

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\(^o^)/ルーレット ゲット!!!

2020年10月31日 | レッスン日記(小中高生)

\(^o^)/見つけたぞー、「人生ゲームのルーレット」!

メルカリで600円でゲーット!

ヒバリ教室になくてはならないアイテムのひとつ。

それはこの「ルーレット」です。

もう10年以上、修理を重ねながら大切に使ってきたのが、ついに壊れて修理不能になってしまっって半月。

途方に暮れていましたが、なんと「人生ゲームのルーレット」だけを出品してくれた人がいたとは。

これでまた、みんなで使うことができます。

出品者の方、ありがとうございます。

ヒバリ教室のルーレットの重要性については、これまで何度かこのブログにも書いてきましたので、詳しくはリンク記事をお読みください。

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ルーレット修理したぞー - ヒバリ教室ピアノ日記♪

このごろインフルエンザが流行っていて、ヒバリ教室でも欠席が目立っています。なかなか全員レッスンに来るということがなく、シーンとしたレッスン室...

ルーレット修理したぞー - ヒバリ教室ピアノ日記♪

 

 

OGPイメージ

ルーレット - ヒバリ教室ピアノ日記♪

このルーレット。どこかで見覚えがありませんか?そうです。これは「人生ゲーム」からもぎ取ってきたルーレット部分なのです。もう何年も前、遊ばなく...

ルーレット - ヒバリ教室ピアノ日記♪

 

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悲愴3楽章のコラールはフラッシュ・モブに似てる

2020年10月30日 | クラシック曲

Mちゃん(高3):

Rちゃんの「WAになって踊ろう」のキーボード伴奏をした後は、自分の曲、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」の第三楽章のレッスンです。

ヒバリ教室の高校生は月3回レッスン。

Mちゃんは月初めに来てから2週間開いて、今日が今月3回目のレッスンです。

「テストがあったりしたから、ピアノ久しぶり・・・忘れてるかも」

ちょっと自信ナシの発言でしたが、弾いてみたら、前回注意した「ブッキラボーな音」が見事に変身し、ふんわりとまろやかな音で弾けるようになっていてびっくりです。

フレーズが大切に歌われ、ふっくらとしたまろやかな音、細部まで気を配ったフレーズの処理など、まさに先週めざした「大人の女の音」に近づいてる!

やわらかさだけではなく、細かなスケールや和音などもキッパリときれいに弾けています。

いつこんなに練習したの?!と聞きたくなるような上達でした。

今日は、その中で、一部分だけ異質なスタイルでできている「コラール風」な部分を、もう一度レッスンしてみました。

「この部分、一番はじめはすごくシンプル。オーケストラの中の、一人か二人の・・・そうね、クラリネット奏者とか・・・が吹き始める感じ。続いて、それに応えて少し高音の音で他の(ホルンとか?)楽器が参入してくる。次を見て。もっとたくさんの楽器が入って、音が広がってくるよ。そして最後は、バイオリン群や管楽器群、オーケストラ全体が一斉に演奏し始める感じ。」

そう言いながら、先生が徐々に膨らむオーケストラのイメージを再現していきます。

「フラッシュ・モブって知ってる?結婚式でバカな踊り踊ったりするんじゃなく、街頭でいきなり音楽が始まっていくみたいな」

「ああ、知ってます。見たことある。」

「あんな感じよ。たった一人の奏者から、だんだん人が増えて、最後はオーケストラ全員が弾いてる」

「うんうん」

「そんな風に弾くのよ!」

「うわあ~、オーケストラ苦手!無理~」

オーケストラ全体って、だいたい100人近くの人がいるよね。

それを全部一人で表現しようっていうんだから、そりゃ大変だ。

そうなのです。ピアノは、オーケストラ全体=100人の音を、たった一人で表現することができる、神楽器なのです。

考えると大変だけど、指揮者になったつもりでがんばろう。

それこそがピアノのすばらしいところなんだから。

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難しい曲もがんばって覚えようね

2020年10月30日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4):

今年の発表会では、合奏や連弾で活躍する曲が増えました。

「最初にこれやりたい」

鉄琴が準備されているのを見て言いました。

鉄琴は、オープニングの「ウィンター・ワンダーランド」で弾きます。

さっそく練習用音源をかけてそれに合わせ、一回でじょうずにできました。

「じゃあ、自分の曲やろう。『パイレーツ・オブ・カリビアン』もう一息だから、がんばって覚えなきゃね?」と先生にうながされて、ようやく楽譜を広げます。

Rちゃん、込み入った楽譜を読んだり弾けないところを苦労して弾いたりするよりも、もう弾ける上手な曲や簡単でたのしい合奏のパートを弾く方が好きなんだよね・・・

ま、みんなそうだけどね。

しぶしぶ弾き始めた「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですが、なんだー、弾いたら半分以上暗譜してるし、音もスラスラいい音で弾けてるじゃないか。

「上手じゃない。そんなら、今日は前の続きにいくよ」

こうして、毎週少しずつ進めて、もう少しで最後まで届きそうです。

そのあと、Mちゃん(高1)に少し早くきてもらったので、一緒に「WAになって踊ろう」をアンサンブルしました。

この曲は暗譜もほとんどできているし、指もよく動き、楽勝!という感じで弾けています。

なんだかんだ言っても、Rちゃんは去年よりずいぶんバージョンアップしていることがよくわかります。

あとは、簡単な方へ逃げずに、困難に立ち向かう勇気があったら、もうひとつ大人なんだけどなー と思うヒバリ先生であった。

 

 

 


適切な指番号は完成の早道

2020年10月28日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3):

Kちゃんと一緒に「スヌーピーのハッピーダンス」を弾いた後は、自分の持ち曲「ソナチネ」です。

「指番号なおった?」と先生に聞かれ、

「うーん、やってみたけど、なおったかどうかわかんない」と言いながら弾きはじめます。

先週うるさく言って直したところは、一応気をつけてなおしている感じなので、まあ大丈夫か。

だけど、最初の方、ずっと前に指を設定して、途中でチェックを入れて何週間も弾いていたところで、またもや怪しげな指を使ってしまってるのが発見されました。

「ここ、前に指番号決めてちゃんと守って弾いてたのに?! また違う指になりそうになってるよ?」

あやういところで再度修正して、たぶん大丈夫になったと思うけど。

指番号は、変な番号が定着してしまったら本当に怖いので、しっかり設定し、一度決めたら変えてはいけません。

弾きにくいと思う時もあるかもしれませんが、安直にありあわせの指を使わないように。

「急がば回れ」です。

回り道だと思っても、結局はきちんと決めた指を使うのが、上手に弾くための早道です。

Cちゃん、指番号をうるさく言われているほかは、暗譜も進み、完成に近づいています。

細かいスケール大変だと思うけど、Cちゃんなら絶対できるので、がんばりましょう。

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スズとメロディーベル Kちゃんはオレンジと赤のベル

2020年10月28日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長):

さっきのMちゃんの日記の続きです。

Kちゃんがレッスン室に入ったら、「早く早く。Kちゃん待ってたんだよ」と、Mちゃんと先生がお待ちかねです。

「いっしょに弾こうと思ってね」

さっきMちゃんもキーボードを弾きましたが、今日は、レッスン室にキーボードが2台、用意してあります。

KちゃんとMちゃん、それぞれ1台ずつのキーボードに付いて、「スヌーピーのハッピーダンス」を一緒に弾きました。

ちゃんと、最後は「ウィッシュ!」みたいなポーズで決めます。

できたできた!バッチリだね。

そうしたらMちゃんが「私が一人でやったのも!」と言っています。

「ほら、あの、さっきシャンシャンってやった」

あー、オープニングのスズとメロディーベルのことだよね?!

そうそう、それもやらなきゃ。

Kちゃんにも、ピンクのスズを首にかけてあげて、メロディーベルも。

「Kちゃん、2本持ってくれる?・・・オレンジを右手に。そして、この赤いのを左手に持って」

メロディーベルは7本使うんですが、ベル担当となる新入生の人数は6人。

一人足りないので、6人の中で一番先輩のKちゃんに2本持ってもらうことにしました。

よし、準備オッケー。

エレクトーンの音源を流し、MちゃんとKちゃん二人で、スズを鳴らし、ベルを奏でます。

二人でやると、クリスマス感がうんと盛り上がります。

楽しみだねー。

そこでMちゃんがレッスンUPして帰り、Kちゃんのソロ曲の練習に入りました。

先週「これやる!」と決めた「おおきなふるどけい」と「ハイホー」。

どちらも曲集のいちばん最後の方に出てくる、この中では難しい曲です。

Kちゃん弾けるかな・・・と心配したけど、先週よりずっと上手に弾けてる。

おうちで練習したんだね。

長い曲をよくがんばってて偉いです。

この調子で、スラスラまちがえずに弾けるように練習しようね。ということに。

Kちゃんも順調です。

そこへ、Cちゃん(小3)が来ました。

都合で今週のレッスンを今日に振り替えることになったので、「それじゃあ、Kちゃんと少し一緒に練習できるように、5分くらい早く来て」と言ってあったのです。

Cちゃんには「スヌーピーのハッピーダンス」のキーボード伴奏を頼んであるので、ちょうど一緒に練習できます。

さっそく、伴奏用のキーボードにスタンバイして、セッティングもしてもらい、Kちゃんはもう1台のキーボードに。

先生がピアノ役の人の代役をすることにして、さあ、録音の音源ではなく、ナマ伴奏でのセッションです。

Cちゃんのイントロに続いて先生のピアノ伴奏も入り、そしてKちゃんのメロディー。

「最後はこうやってポーズするの!」Kちゃんが説明しています。

「え、そうなの?」熱い保育園生のKちゃんと、クールな小学生Cちゃんの対比が笑えます。

でも、演奏は大成功。

「Mちゃん、帰っちゃってかわいそー!」

大満足のKちゃんが叫びました。

ほんと、残念だよね。

今日はたまたま、Cちゃんとできてよかった。

またそのうちMちゃんと、それにRくんだって、みんな一緒に、伴奏のお姉さんたちとも一緒にやろうよね。

ここでKちゃんがレッスンUP、続いてCちゃんのレッスンです。

またまた To be continued...

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スズとメロディーベル Mちゃんは黄色

2020年10月28日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長):

先週、発表会で一人ずつ弾く曲を2曲、決めたので、今日はまずその曲を弾いてみました。

曲は「きらきらぼし」と「ゆかいなまきば」です。

どちらも、何か月か前に弾いた曲ですが、Mちゃんはちゃんと覚えていて、先生の伴奏に合わせてちゃんと弾けました。

「ちゃんと上手に弾けたね!」

「うん!」

「もう、曲覚えてるから、楽譜も見ないで弾けるんじゃない? 今、見てたかなあ?」

「うーん・・・ちょっと見た、かなあ・・・」

「そうか。ちょっと心配なところだけ、楽譜見たかな。それじゃあ、発表会で弾くときに楽譜見ないで弾けるように、おうちでも練習してみてね。本を開かないでも弾けるようにね」

「うん」

そのあと、グループ合奏で弾く「スヌーピーのハッピーダンス」も練習音源に合わせて弾きます。

今日は、ピアノのほかにキーボードも出してあって、それを弾くことにしました。

本番では、こうやってキーボードで弾くのです。

「スヌーピー」も上手に弾けて、弾く曲はどれも大丈夫です。

「今日はね、コレもやってみるんだ」

先生は、新しく用意しておいたピンクのスズを、Mちゃんの首に紐でかけました。

それから、色とりどりのメロディーベルが入っている箱を開けて、中から黄色のベルを取り出してMちゃんに渡しました。

「これ、『ミ』の音だから。みんなでひとつずつ持って、順番に鳴らすから、先生が合図したら鳴らしてね。スズもね」

そして、エレクトーンから「ウィンター・ワンダーランド」の曲を流し始めます。

最初は、スズでシャン、シャン、・・・と鳴らします。

そしてメロディーベルの順番がきたら、ミー!と鳴らします。

「できた!とってもきれいにできたね。Kちゃんが来たら、いっしょにやってみようよ」

と、次に来るKちゃんを待ちます。

「いつも早く来るのに、きょうはなかなか来ないねー」と言って待ってたら、

来た来た!Kちゃん来ました。

ってことで、次に続きます。

To be continued.

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4歳のジャジーな即興演奏♪

2020年10月28日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少):

今日は、Sちゃんがレッスン室に入ったら、テーブルの上にいい音のするスズとメロディーベルが置いてありました。

さっそく手に取って、シャンシャン鳴らします。

先生「いい音でしょ?」

S「うん!きょう、これでリズムやる!」

先生「いいよ。じゃさっそく、リズム始めるよ」

エレクトーンのリズム伴奏を鳴らし、いつもはカスタネットでやっている「リズム模倣打ち」を、両手に持ったスズやメロディーベルでやりました。

Sちゃんはリズム感覚がとても良くて、小さいのに少しもまちがえず 先生のリズムを真似してたたきます。

「もう少し長いリズムやってみるよ?」と、リズムパターンを1小節から2小節に伸ばして、もう少し複雑なパターンをやってみるのですが、Sちゃんは長いリズムもちゃんと最後まで覚えて、完全なコピーができるのです。

先生がお手本のリズムを打っている間、Sちゃんは一瞬も目を離すことなく、ヒタと先生の目を見つめていて、先生の打ったリズムをひとつも逃すまいと覚えているかのようです。

今はコロナ禍で、先生はマスクを着けたままのレッスンなのですが、もしマスクをしていなかったとしたら、Sちゃんは「タン、タン、ターアアン・・・」とか言いながらリズムをたたく先生の口元も、ジーっと見つめるんだろうな、と思いました。

リズムが終わってピアノに向かい、まずはSちゃんの好きな「チューリップ」の歌を弾きました。

チューリップのカードを鍵盤の奥に立て、ドの音に、きれいなシールを貼って弾き始めます。

Sちゃんが弾くのは1本指です。

さいた、さいた、チューリップの花が 

ならんだ、ならんだ、あか、しろ、きいろ

その他の部分は先生が弾いて、その間Sちゃんはいろんな鍵盤をリズミカルにたたきます。

最後の「・・・きれいだな」のところは、うまくいくとミミレレド、と終われるし、そうじゃないときもあります。

うまく「ミミレレド」と命中したチャンスをとらえて

「今、上手に『ド』で終われたね。ほら、さっき貼ったシールのとこだよ」と言うと、Sちゃんは嬉しそうにニッコリわらって、そのあと弾いた「チューリップ」は、かならず「ド」の音で終われるようになりました。

今日は、12月に行う発表会のオープニング曲にもちょっと触れてみました。

エレクトーンに録音しておいた「ウィンター・ワンダーランド」の曲に合わせて、Sちゃんにはスズやメロディーベルをやってもらおうと思ったのですが、Sちゃんがピアノで曲に合わせることに夢中になっていたので、今日はそのまま続けることにしました。

スィングジャズの曲に合わせ、Sちゃんが即興でピアノを弾き、先生がスズでクリスマスミュージックの雰囲気を盛り上げます。

音楽が終わっても「もう一回やる!」とSちゃんは何度も何度も、曲の再生を要求して、繰り返し「即興演奏」をしました。

こんなに小さくても、子どもだましじゃないジャズの音楽はちゃんと心をとらえるんだな、とSちゃんの感覚に感心するとともに、今、こんなにいい感覚で自由に弾けてるセンスを、我々教師たちが音符とかを教えて、だんだんつまらなくしてしまうんじゃないか・・・と、危惧をおぼえてしまうようなSちゃんの「即興演奏」でした。

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速いテンポキープを強気で!

2020年10月28日 | ジャズ・ポピュラーその他の曲

Kさん(大人・男性)

「サー・デューク」の弾き語り、もう暗譜も出来て、仕上げにかかる段階です。

歌&ピアノ伴奏の部分も、フィニッシュのピアノソロの部分も、それぞれとても上手に出来ています。それぞれね。

それぞれ、というのは、得意分野の歌どんどんいい感じのノリに仕上がってきました。一方、難しいフィニッシュのピアノソロ焦らず着実に弾けてきました。という、2種類の「それぞれ」ということなのです。

なので、今後はそれを一貫した同じテンポで弾けるようにしたい。

ネックははピアノソロのテンポなので、それが歌に追いつくまで速く弾けるようにすればいいわけです。

じゃあ、ピアノソロを止まらず弾く訓練をしよう。

ってことで、ヒバリが手拍子でカウントをとり、それに合わせて落ちこぼれないよう、止まらないように弾いて!とがんばってみました。

最初は、今まで練習していた「着実テンポ」でカウントします。それでも、つっかえたりつまずいたりして立ち止まらないように!となると結構大変です。

止まらず弾けたら、次はほんの少し、カウントを速め、それに合わせて。

それがクリアできたら、またほんの少しテンポを上げて。

こうして、何度も何度も、少しずつ少しずつテンポを上げながら弾き続けて、ついには歌のテンポに追いつく速さで弾けた!\(^o^)

「できた〜!もう弾けるよ!\(^o^)/」とヒバリ。

「やったー\(^o^)/」Kさんも大喜び。

もうこれからは、強気で速いテンポに食いついていく度胸も必要。

あくまで、丁寧な練習をある程度続けて、指づかいなどが馴染んだ後、という条件の元ですが、Kさんはもう、その段階に来ています。

だから、これからは強気でがんばってくださいね。

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5年生コンビ、上級生として頼りにしてます♪

2020年10月27日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小5):Mちゃん(小5)

今日はLちゃんの時間の前に、Mちゃんにレッスンに来てもらい、それぞれのレッスン・プラス合奏の練習をしました。

ついこの間まで、ヒバリ教室では「新人」という認識だった 二人ですが、5年生となった今では 後輩もたくさん増え、すっかり教室の中心的存在となって活躍しています。

今年は特に、春〜秋にかけて低学年の新入生が増えたので、発表会ではLちゃんMちゃんたち5年生もたくさんの伴奏やサポートを兼任することになり、なかなか忙しいです。

今日は、保育園生3人の「スヌーピーのハッピーダンス」と、6歳のいとこ同士2人組の「おふねにのって」の 二人が手伝うパートの合わせと、自分たちのアンサンブル「美女と野獣」の合わせ。

その他に、それぞれのソロ曲(Mちゃん「エリーゼのために」、Lちゃん「クシコスポスト」)のレッスンと、充実しまくりのレッスンです()

ソロ曲を丁寧にレッスンしていく事は、音楽を理解・表現するとても大事な学習です。

そして、アンサンブルする事は、より広い音楽を体験し、リズム感やハーモニー感を養う、これも貴重な体験となります。

発表会には、この他にオープニング、フィナーレの曲もありますよ。

まだまだ、覚える曲はたくさん!

がんばってね。

頼りにしてるからねー

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イタリア協奏曲にロックのデジタルビート

2020年10月27日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人)

バッハの「イタリア協奏曲」の全体が出来上がってきて、そろそろまとめにかかる段階です。

でも、やっぱり、テンポの割合が分からなくなってしまうという弱点があるようです。

先週のレッスンの時も例に出した、16分音符8分音符4分音符、と、刻みのワクが外れていき、だんだん大まかな譜割りになぅていく、というような部分が特に苦手のようで、「ココはやっぱりわからなくなっちゃうから、カンでやってるの」とのこと。おいおい

自分で数えると、どうしてもその時の都合になってしまい、その都度基準の速度がかわってしまう。

ココはひとつ、他人から厳しくテンポを刻んでもらわなきゃ。

ってことで、ヒバリ先生が持ち出してきたのは、カシオのミニキーボードです。

小さくても、ちゃんといろんなリズムパターンをドラムサウンドで演奏してくれるので、ピアノの横で鳴らせば、ドラマーが付いてくれてるように正確なテンポで弾くことができます。

しかも無味乾燥なメトロノームとは違って、ノリノリでごきげんなセッション(もどき)ができるのです。

ということを、ちょっと前にK子さんがジャズピアノ曲を練習した時にお話しし、そのキーボードをK子さんも買ったのでした。

K子さん、ジャズのリズム安定のためのアイテムは - ヒバリ教室ピアノ日記♪

その、K子さんが持ってるのと同じキーボードを使って、ヒバリがチョイスしたリズムは「16(シックスティーン)ビート」です。

ゆったりした4拍子ですが、1拍の中に16分音符が4つずつ入って、タカタカ、タカタカ、タカタカ、タカタカ、とビートが刻まれていきます。

「これをかけながら弾いてみて!」と、まずはヒバリがお手本を弾いてみました。

バッハに16ビートロック。

バッチリ、いいノリです。

K子さんも、早速やってみるとのこと。

さあ、ミニキーボード、テンポキープの助けになるか。

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ゆめキラ⭐︎キッズ楽しいメロディー

2020年10月26日 | おすすめ楽譜・アイテム

 

自動車のクラクション、救急車の音などの生活音、TVから聞こえるCMのメロディー、電車の案内メロディー…などなど、曲というほどでもないけれど 弾けたら楽しい、クスッと笑っちゃう、ようなメロディーの断片が満載です。

ピアノ経験のない人でも、鍵盤図が出てるので弾けます。

また、上手な人は暇つぶしに、自分でコードをつけたり、先生にコードを教えてもらったりして、伴奏しながら弾けば、立派な演奏です。

子どもから大人まで、みんなが楽しめます。

学校や職場でご披露すれば人気者に。

さあ、あなたもぜひどうぞ。

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"ハニカミ王子" から一歩前進

2020年10月26日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長)

「どの本やる?」

Rくんはカバンから、今までに使っている本をあれこれ出しました。

「この本、このごろひいてないね」と出したのは「ゆめキラ⭐︎キッズピアノたのしいメロディ」です。

「じゃこの本やる?いいよ」

これは、何ヶ月か前に、いろんなおもしろいメロディー が出てるのを先生が見つけた楽譜集で、日常で聞かれる様々な音や、TVCMなどが1小節から、長くても4小節ぐらいまでの楽譜に起こしてあります。

むしろお姉ちゃんのCちゃんが気楽に弾くのにいいんじゃない?と思って渡してあげたのでした。

Rくんはその本を譜面台に置いて、次々弾いてみています。

救急車のサイレン、車のクラクション、踏切の音、コンビニの入店時になるメロディー

「このCM知ってるよ!」と喜んだり、「クイズの正解音」を全力で弾いたり、とても楽しんでいます。

楽譜に書いてある通りに鍵盤で弾くと、知ってるメロディーになる、ということを実感し、それが楽しいようです。

こんな「お遊び的」な楽譜を楽しめるなんて、譜読みにも、鍵盤奏にも、ずいぶん余裕が出たんだなあ、と感じました。

Rくん、とうとう最後の「ハッピーバースデー」までたどり着きました。

「弾いてごらんよ。『ハッピーバースデー』」

先生に言われて、Rくんはどんどん弾き始めますー。

以前なら「できない〜」と引いてしまうような場面ですが、このごろ何でもはためらわずチャレンジするようになりました。

大きな進歩だと思います。

「ハッピーバースデー」は、、フラットの付いた音がでています。

「この『シ』の音は、こっち側の黒いところを弾くんだよ」と♭(フラット記号)も教わり、ちゃんと黒鍵も弾きました。

「ゆめキラ⭐︎」を楽しんだ後は、今使っている「うたえる・ひけるピアノ曲集」を開きます。

「KちゃんとMちゃんと3人で、順番に2曲ずつ弾こうと思うんだ。Rくんは何の曲がいい?」

以前は「ぼくはやらないよ〜」と言っていたRくんですが、今日は先生から「アルプスいちまんじゃく?」と誘導され、「うん、それかな」と答えるように。

「じゃ、それ弾いてみようよ!」と誘われて元気いっぱいに弾きました。

「もう1曲は何がいい?」

「うーん、ぼくの好きなのはね、やっぱり、アレだね」

「『ビッグ・ベンのかね』かな?」

「うん」

Rくん、それも弾きました。ペダルをたっぷり使ってね。

オープニングのメロディーベルの担当「ファ」も決めました。

大丈夫、かつての「ハニカミ王子」から一歩進んで、発表会デビューできそうです。

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Tくん楽曲分析さえてる

2020年10月25日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小2)

このところ発表会の曲の練習に時間を取られていて、普段のテキストをあまりやっていなかったので、しばらくぶりに「よいこのピアノ」の課題をやりました。

前にやっていた続きを1曲弾いたら「あ、ちょっと待って!」とTくんからのストップが。

「ここに記号書かなきゃ」とエンピツを持って、リピートマーク、1かっこ、2かっこを慣れた手つきで書き込んでいきます。

その結果、この曲は全体の大部分がリピートによって処理され、半ページ分が「重複部分」としてバッサリ×で切り捨てられました。()

曲の構成を直ちに分析するTくんの能力が冴え渡ります。

しかし、その後の「海」(発表会の曲)になると、分析方面は進んでいるも、演奏方面がいまいちです。

「ほらー、ここは紫黄色黄色、で、次の段はピンクのあと、また紫じゃん」

「あー、そうか

確かに今まで順々に習ってきた音符の範囲からは離れた音が続出なので、テキストのように楽々とは弾けないんですが、Tくんもう2年生だし、理解力・思考力のある子なので、アタマをしぼってチャレンジがんばってほしいです。

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