HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

猫のコンサート♪

2016年02月28日 | 発表会・コンサート記録
駒場のカフェ・アンサンブルさんで、前から温めていた「猫のコンサート」を実現しました。
お隣の「猫ともだちのIさん」が、実は海外でも賞を取ってるようなすごい刺繍作家さんだってことがわかり、すばらしい猫の刺繍作品を見せてもらったことから、「これを飾ってみんなに見てもらいたい」と思ったのがきっかけです。
せっかくなら、と2月22日の「猫の日」を挟んで前後2週間飾り、それに合わせて 猫にちなんだ曲を弾いてコンサートをしたら素敵だな、と思って。
お友だちや生徒のみんなや、たくさんのお客さんが来てくれて、とても楽しいコンサートができました。


壁にはIさんの刺繍作品がズラリと並んで。


ロッシーニ作曲「猫の二重唱」では I-PADの猫の声を使って。


L.アンダーソン「ワルツリング・キャット」では お客さんにもI-PADを手伝ってもらう。


「はいっ」うまく入れるか?


休憩のティータイムには、猫の手をカップにひっかけるクッキー「ネコカップ」がみんなに。


「世界ネコあるき」では、お客さんたちにアジアン楽器を手伝ってもらって ガムラン風の雰囲気を出しました。

当日の演奏曲は次の通り。

オープニング  ねこあつめのテーマ

猫のフーガ(スカルラッティ)
フルート四重奏曲「猫」より ペルシャン・ブルー
    〃         おにごっこ(高いところに上った猫)(ベルトミュー)
「眠れる森の美女」より 長靴をはいた猫と白猫(チャイコフスキー)
「ピーターと狼」より 猫(プロコフィエフ)
猫の二重唱(ロッシーニ)
ワルツィング・キャット(L.アンダーソン)

  - 休憩 -

「不思議の国のアリス」よりトゥワズ・ブリリク(チェシャ猫の歌)
「おしゃれキャット」より みんな猫になりたいのさ(R.シャーマン)
黒猫のタンゴ(パガーノ)
世界ネコ歩きより(高野正樹)
「子どもの情景」より こわいぞ(シューマン)
    〃      おねだり
    〃      トロイメライ
猫のワルツ(ショパン)

アンコール もう一匹の猫クラーケン(C.ヘイゼル)



二拍三連 克服まであと一歩

2016年02月27日 | 音符・楽譜・テクニック
Tさん(大人):
「白鳥の湖」を使っての二拍三連徹底攻略研究続行中です。
前回のレッスンから1ヶ月たって、Tさんの二拍三連はバージョンアップしたでしょうか。

演奏を聴いてみると、先月は曖昧だった冒頭部分が、ばっちりハマっています。
やったー、これで二拍三連克服できたんだね!とおもったのもつかの間、左手の伴奏が少し変わったり 声部が増えたりすると、あっさりその落とし穴にはまって、さっきまでできていた二拍三連が もう崩れてしまいます。
その一方、Tさんは、「三角形の法則」という独自の攻略法を編み出していて (なんか「ピタゴラスの定理」みたいな図を描いて説明してくれた)、それなりに克服の域には達している感じがしました。
だけど、曲のテンポが速くなったり音が複雑になったりすると、旋律を正しく弾くことに気を取られて、肝心の二拍三連リズムを見失ってしまうらしいのです。
そこで、この曲はあくまで二拍三連克服用に使うのだから、曲のイメージとかは考えないで、間に合う速さまでテンポを落として、ゆっくりきちんと合わせていくことに徹底しよう、ということに決めました。
いずれ二拍三連が克服できた時には、テンポが速かろうと音が複雑だろうと、絶対ちゃんとできるようになるんだから。

Kちゃん成長したね

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(4歳):
今日は 初めて、おばあちゃまが付き添ってくれました。
いつもはお迎えの時間まで、一人でレッスンしているCちゃんですが、今日、おばあちゃまはずっと帰らず、ソファーで見ていてくれました。

Cちゃんが来た時は、まだ その前のMちゃんのレッスン時間が終わっていなかったので、Cちゃんはさっさと一人でカバンから出席カードを出してシールを貼り、さらに練習帳も出して、一人で イチゴ(ド)と レモン(レ)の色ぬりをやって待っていました。
先週 とっても上手に弾けるようになった「メリーさんのひつじ」を、先生との連弾で何度も何度も弾いたり(ピアノの うーんと低い音の出る場所から、だんだんと高い音へと、何種類ものポジションで)、音符カードを使ってリズム打ちをやったり、音あてゲームをやったり、テキストの楽譜を見ながら曲を弾いたりと、いつもにも増して大張り切りのCちゃんでした。
ばあばに見ててもらって、嬉しかったね。

帰りに、今度の日曜日に開く「猫のコンサート」のプログラムを、ばあばにお渡ししました。
Cちゃんは ご家族みんなで見にきてくれる予定です。
「このコンサートって、先生一人でピアノひくの?」Cちゃんが聞きました。
そうだよ、と答えると、Cちゃんは何と言ったでしょう。
「え~ Cちゃんだってひきたいよ~」

去年の夏、ピアノに入会したばかり、3歳だったCちゃんが 初めての発表会に参加したとき・・・
右も左も分からないであろう小さなCちゃんが、パパ・ママと一緒に客席に座っているのを見ながら、私は、Cちゃんが果たしてステージまで出てきてくれるだろうか、ピアノに座って弾いてくれるんだろうか、と考えていました。
オープニングの合奏・・・「Cちゃんもおいで」と呼んでみたけど、果たしてCちゃんはイヤイヤをして 出てきませんでした。
続くソロのステージ。
1番めがCちゃんです。
ステージから手招きをして呼んだら、Cちゃんはトコトコ出てきてピアノに向かって座り、ちゃんと弾きました。
あとで感想を聞いたら「はずかしかった」と言いました。

そんなだったCちゃんが、半年たった今では 先生のコンサートに「Cちゃんだってひきたいよ」というまでになってるのです。
もうすっかり「ヒバリ教室のピアノの生徒」になってる・・・
改めて成長を感じました。

ヒバリマジック

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
新しく課題と決めた「カノン」(パッヘルベルのカノン)。 家で練習しようとしたけど、全然わからない~・・・と、取り付く島もなかった、といった様子で、今日のレッスンに来ました。
「そーお? なんで?左手なんて、ずーっとおんなじこと弾けばいいんだよ? ちょっとやってみてごらんよ」そう言って、Mちゃんが音符をひとつひとつ確認しながらゆっくり弾くのに合わせて、「レーラーシーファー、ソーレーソーラー」と歌って応援します。
何回か目の繰り返しを弾いた頃、
「もう慣れてきた?じゃ、その左手を弾いてね」と、先生が右手のバリエーションを弾いて Mちゃんの左手と合わせました。
「じゃあ、今度はMちゃんが右手を弾いてね」と交代します。
右手は、最初は二分音符の連続でゆっくりした音型だけど、バリエーションを重ねるごとに四分音符→八分音符→16分音とどんどん細かく複雑になっていく。ややこしい~
Mちゃんは真剣に音符を見ながら、先生の左手パートに遅れないように頑張って弾いてる。
そして弾けてる。
「できたね。。。じゃあ、一人で弾いてごらんよ。左手は、さっきやった同じパターンを、ずっと繰り返してればいいんだから!とにかく右手だけに、一生懸命集中して弾けばいいんだからね」
そうして弾いた、両手。
ほうら、なんとか弾けるじゃない。
こうしてMちゃんは、1回目…左手、2回目…右手、そして3回目には両手と、自分でもびっくりするほどすんなりと、新曲「カノン」が弾けてしまったのでした。
「できたじゃない!もう、来週 マルになっちゃうんじゃないの~?!」とオーバーなくらい褒められて、Mちゃんは 大ニコニコで帰って行きました。

翌日、お母さんからのメールで、Mちゃんがこのことを「ヒバリ(仮名)マジック」と呼んでいることをうかがいました。
「レッスンに行ってヒバリマジックにかかると、不思議と弾けちゃうんだよね…」と。今日も
「ママ、またヒバリマジックにかかったよ!もう、ヒバリマジック、すごいの!」と言ってたそうで。
Mちゃん、そんな風に思ってくれてありがとう。光栄のいたりです。
でもね、マジシャン(?)の先生がやってることなんて、ほんのちょっぴりのマジックなのよ。
本当は、Mちゃんはもうできるのに、そのやり方に気がついていないだけ。
先生はそれに気づかせてあげて、そうして「できるからやってごらん」と背中を押してあげるくらいです。
Mちゃんに「カノン」を弾けるだけの実力がなかったら、いくらヒバリマジックを使っても 弾けるようにはならないよ。
もしかしたら先生のマジックは、「実力を発揮できる魔法」なのかもね?!

Hちゃん・読譜力ついたね

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小2):
先週「ともだち賛歌」が終わって、今日から「エーデルワイス」です。
小中学校の歌集に載っていたり、学校音楽会で合奏として演奏されたりと、大変ポピュラーな歌、だとおもっていたんですが、Hちゃんは「知らない」そうです。あらら。
こういった歌というのは、子どもたちが「知っている歌が弾ける喜び」を満足させることができる、そのことに大きなメリットがあるわけで、「聞いたことのない(知らない)曲」となると、子どもにとっては練習曲とあまり変わらないことになってしまいます。
初めてお目にかかる曲「エーデルワイス」を、それでもHちゃんは、最初から両手で確実に弾いていきました。
音の高さ、メロディー、伴奏の楽譜。
そしてリズムの音値、指使い。
そのどれもが確実に弾かれています。
これはもう、「知ってる歌」のヤマカンに頼らずに新曲を読み取れるだけの読譜力が見についているということになります。
幼稚園の頃からピアノに来ていて、その流れで ずーっと小さいと思っていたHちゃんが、いつの間にか こんな大人なピアノが弾けるようになっていたんだ・・・
「エーデルワイス」はソッコー合格となり、次は「3月に弾こう」といって残しておいた「うれしいひなまつり」1曲で、このテキストは終わりです。

もしかしたら来週、新しい本がもらえるかもしれないね?!

Aちゃん・こぐまの2月弾けた!

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
テキストに出ている「こぐまの2月」という歌。
ちょうど学校でもこの歌を習っているところだそうで、Aちゃんお気に入りです。
ところが、ピアノで弾くと、ところどころに落とし穴があって、ささっと弾ける、というわけにはいきません。
先月から「『こぐまの2月』がすき!早く弾きたいな」と言っていた割には手こずっていて、なかなかうまく弾けません。
楽譜全体を見て「伴奏パターンはこれこれだな」「段落部分だけ伴奏が少し変わってる」などと分析できれば、弾くのはたやすいのですが、まだ2年生のAちゃんには それができません。
だから、仕掛けに引っかかってつまずくと「難しい・・・」と敬遠してしまうのです。
1~2週間 様子を見てみましたが、Aちゃんが自分で分析に気がつくところまで行き着いてないようなので、今日は先生がリードして 一気に完成へ進めることにしました。
ほんとは自分で気がつくのが一番いいんだけど、徒らに時間がかかってしまうと効果がなくなるのでね。
曲や伴奏をパターンに分けて整理し、指番号の規則性についても確認して意識させて、それから弾いてもらうと、もともと確実な打鍵ができるAちゃんなので またたく間にコツをつかんで弾くことができました。

とくに年齢の低い子どもが「難しい」と言っている時は、その真意がどこにあるのかを突き止めれば アッサリ弾けてしまったりするものです。
ずーっと同じパターンで続いている伴奏に、1箇所だけ違う音が入っているだけで、子どもは「難しい」ととらえてしまいます。
間違った音を出したことは自分にもすぐわかりますから「難しい。わかんない」と思ってしまうのです。
そこで、「ずーっと ド、ソ、ド、ソ、って並んでるけど、ここだけはド、レ、ミ、ってなってるよね」などと その部分を意識させてあげると、あっ、そうか!という具合に気がついて、ちゃんと区別して弾けるようになります。

そういった「分析」を自分でやれるようになるまでには、まだまだ年数がかかります。
それまでは、「ブレーン(頭脳)」の部分は 先生がリードして、小さい生徒本人たちには、元気な身体と、そして素直な心をめいっぱい活躍させてもらいたいと思っています。

「モーツァルトの子守唄」完成!

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Y子さん(大人):
この2ヶ月間、時間をかけて 少しずつバージョンアップしながら作り上げてきた「モーツァルトの子守唄」、今日はとうとう仕上げです。

これまでの流れをまとめてみると、次のようになります。
⒈ メロディーにコードネームを付けた楽譜を渡す。(コーダ部分の手前まで)
⒉ メロディーとコードで弾けたので、左手のコードを分散和音で弾くように指示。
⒊ コーダ部分の楽譜を渡す。
⒋ コーダのリピート部分のみ1オクターブ上げて弾くように指示。
⒌ メロディーの区切り部分(3箇所)に 右手でフィルインフレーズを入れて弾くように指示。
⒍ ペダルを使ってみるように指示。

これらのことを 毎回徐々に付け加えていきました。
「モーツァルトの子守唄」最終回の今日は、これまでのことを全部取り入れた「ファイナル・バージョン」、そして 気持ちに余裕を持ってゆったりと表現。
最後は徐々にテンポを落として、ゆるやかに余韻を残して終わります。

お疲れ様~!
長い間 よくがんばりましたね。
次回は ちょっと「気分転換」ってことで、簡単に「ユー・アー・マイ・サンシャイン」と メロディー遊び「夢見るシャンソン人形」を楽しみましょう。

アンプ・スペシャリストたち

2016年02月24日 | レッスン日記(小中高生)
アンプ、ってね、スピーカーのことじゃないんです。
「暗譜」のこと。
水曜日にレッスンに来ているのは、Hさん(大人)とSちゃん(小6)の二人です。

今日は、お昼にHさんが来たのですが、バッハ・シンフォニアの最後から2番目の曲「14番」を最後まで、ちゃんと練習してありました。
驚くのは、それが全部「暗譜」で弾いてるということです。
ソナチネとかツェルニーを暗譜するのとはわけが違う。
複雑さ、難しさがケタ違いのバッハ、それも三声部の「シンフォニア」を、最初から最後まで楽譜を見ないで弾けるまでに練習してあるのは驚きです。
だってHさんは、学校を卒業してから半世紀ぐらい経ってる「おねえさま」なんですよ?!
この記憶力、すごいと思いませんか?
Hさんご本人は「いつも憶えちゃいますから」と涼しい顔をしています。
この暗譜力は希少だと思います!

夕方にはSちゃんが来ました。
先週はインフルエンザでピアノを休んだので、久しぶりです。
新しくブルクミュラーの「お別れ」が宿題になっていたのですが、開口一番「練習できてません!」と先手を打ってきました。
「はじめに少し練習したけど、その後インフルエンザでずっと練習できなかったし、それからいろいろで、今週は3日しか練習できてません。でも、一応最後まではやりました」
こう言いながら「お別れ」を弾いたのですが、全部で見開き2ページの新曲を、はじめから終わりまで全部、楽譜をみないで弾いてる!
よく練習できてるじゃないの。全部暗譜するまでちゃんとやってある。

思えばSちゃんは、小さい頃からよく練習するまじめな子なんだった。
しかしなぜか「優等生」には見えないのだ・・・なんでだ?
まあいいか。伸び伸びとした いいキャラだ。

というわけで、本日・水曜日のメンバーは「アンプ・スペシャリストレディース・デー」でした!

弾ける曲・弾きたい曲

2016年02月23日 | 音楽のツボ
K子さん(大人):
ピアノに入門して2ヶ月近く経ち、少しずつリラックスして 力みが和らいできたかな、と思います。
今日は「バロック作品集」の3曲ほどをレッスンした後、簡単な音階で指練習をやってみました。
レガートとスタッカートと 2種類のタッチを練習することにより、指の独立と手首の柔軟性が養われることが期待できるので、お家でも、思い出したら少しずつやってみてください、と伝えました。

帰り際にK子さんは「ピアノを弾いていると、つい楽譜のいろんなページを見てしまい、宿題じゃない曲をあちこち目移りして弾いてしまって… バロックは好きですが、それ以外の曲も いろいろ聴くと素敵で、あれもこれも弾きたくなって困ってしまいます」と言ってました。
いいことだ!
宿題しかやらないなんてつまらない。
お行儀よく与えられた課題だけやって終わらないで、興味の湧いたものは大いにつまみ食いしてみて。
そして「弾きたいな」と思ったら先生に言って、チャレンジしてみたらいいし「弾きたいな~。だけど難しいな」となれば、「いつか弾きたい曲リスト」にラインナップして、楽しみに技術を磨けばいいと思います。
「弾ける曲」が増えていくのも楽しいし、「弾きたい曲」が増えていくのも楽しい。
心の中のいろんな「リスト」。
いっぱい増やしていきましょう!

軍隊ポロネーズ・アルペジオは重心の移動を使って

2016年02月22日 | 音符・楽譜・テクニック
Kさん(大人):
ショパン作曲「軍隊ポロネーズ」を少しずつ練習始めています。
ショパンというと、繊細なノクターンや静かでセンチメンタルな曲が多いイメージかもしれませんが、ポロネーズの数々は重厚な和音や躍動感にあふれ、ショパンの別なイメージが新鮮です。

この「軍隊ポロネーズ」も、生き生きとしたリズムと分厚い和音が 華やかなのですが、それだけに和音を的確につかんでいくのが一苦労です。
何しろ、オクターブを超えてなおかつその中に3つや4つの音が平気で盛り込まれてるんですから。
9度や10度の和音でも、手が大きくて一気につかめる人はいいですが、そうでない人は和音をバラして「アルペジオ」スタイルで弾くことによってカバーすることが多いです。

Kさんもそのアルペジオで苦労していて、アルペジオの4つの音がなかなか正しく捉えられない、とのことでした。
和音をアルペジオで弾くコツは、まずその和音の構成音・・・4つなら4つの音と指を確認したら、全部一気にひこうとせず、最初の音から2番目の音へスムーズに移ることだけ考えて その感覚をつかみます。
次に2番目から3番目の音へ移る練習。そしてその次。
こうして、全部の音を橋渡しできたら、手首のスナップと重心の移動を充分に利用しつつ 和音全体のアルペジオを弾きます。
Kさんはこのようにして数分練習したところ、さっきまでの悩みがウソのようにかき消えて、まるでアルペジオの名手みたいに上手になってしまいました。

和音、アルペジオ、スケール、どんな場合でも、ピアノは「重心の移動」これに尽きるのです。

カフェ・アンサンブル デモンストレーション

2016年02月21日 | 発表会・コンサート記録
いつもお世話になってる、駒場のカフェ・アンサンブルさん。
来週の今日、こちらで「猫のコンサート」を開かせていただくことになっています。
今日は カフェのママさん(アンママさん)が3カ月に1度くらい開いている「みんなの音楽会」なんですが、アンママさんが「明日は『猫の日』だし(2月22日でにゃん・にゃん・にゃん)、せっかくIさんの刺繍も飾ってあるし、ちょっとデモンストレーションしたら?と声をかけて下さったので、お言葉に甘えてIさんと二人で出かけていきました。

アンママさんが「ギャラリーの作品の作者さん」とIさんを皆さんにご紹介くださり、ヒバリは来週のコンサートの曲の中から、フライヤーにも載せている「黒猫のタンゴ」と「猫のワルツ」の2曲を弾かせていただきました。

これで予行は終了。
あとは来週の本番を待つだけ・・・じゃなくて、しっかり練習する1週間です。

ハモプリ2月度練習

2016年02月20日 | レッスン日記(小中高生)
女性ジャズコーラスグループ、ハモプリ。
今日はメンバーの一人が、都合がつかず欠席でした。
「今日は」というか、ハモプリは月1練習なので、今日休みということは「今月は休み」ということです。
次の顔合わせは3月だ~ キビシイよね・・・

ハモプリ今年の練習曲は「デイトリッパー」と「ジョーカー」です。
実は、楽譜をコマゴマ見るより歌詞カードだけを見て歌った方が、いい感覚で歌えるかもと思い、先月は歌詞カードしか配布していませんでした。
しかし、みんなが「やっぱり楽譜がないと不安」というので、やっぱり楽譜を作ることに。
「楽譜を作ってみんなにメール配信する」というミッションが 1か月前に課せられたということなんですが、なんだかんだで楽譜作成はのびのびになっていました。
というか、「そんなに慌てて作らなくても、どうせ配布したところでメンバーがしっかり予習してくるはずもなし。
練習日に間に合えば十分だ」との目算だったからです。
結局、ヒバリが楽譜を作ってメンバーに配信したのは 今日から3日前の水曜日でした。

そして今日、練習日。
ヒバリの読みはたがわず、メンバーたちは全員、楽譜をプリントアウトしてくるだけで精一杯、一人で予習なんてムリムリ・・・という状態だったので、3日前の配信は正しい読みだったのでした。

とはいえ、ハモプリも経歴はけっこう長く(10年もやってるので)、メンバーのノリ感はずいぶんよくなっているのです。
リズムのノリといい音程といい声の伸びといい、こまごま注意しなくてもみんな一発でノリ感よく歌ってくれるので、今日はもう、「デイトリッパー」も「ジョーカー」も録音を録りました。
スゴイなー、2回目の練習で早くも録音だ。

今日は、メンバーの一人・魔女が、庭の桜の木を剪定したときの、つぼみのいっぱいついた剪定枝をみんなにくれました。
次にみんなが集まる練習日は3月。
そのときはピンクのつぼみがふくらんでいるのでしょうか。楽しみです♪

Nちゃん 春一番

2016年02月20日 | コード奏法
東京では、もう春一番が吹いて 春がすぐそこまで来てる!
・・・と思ったら、今日は冷たい雨が降って寒い~

それでも、Nちゃん(小5)は「春一番」の練習を始めて、春へのステップを踏みこんでいますよ!

今日は右手のメロディーに 左手のコードをつけて弾くところまで、自分で練習してきてありました。
もうコードの流れができているので、次は左手の伴奏パターンを考える番です。
この曲に、どんな形の伴奏を合わせたらいいかなー、と決めて、それを練習するのです。

「ちょっと代わってね」
先生がピアノの前に座って弾いてみました。
そうね、やっぱりこの曲は、明るく弾むように弾きたいから、最初の部分は ズンチャ、ズズン、チャ、というロックのリズムを合わせたい。
そして、中間のBメロのところは、すこし弾む形を抑えて、タァン、タァン、という付点のリズムで、静かな中にもシンコペーションのノリを出していきたいです。

「ねっ、こんな感じで弾いて」
先生の見本を見て、Nちゃんは弾いてみました。
始めのうちは右手との兼ね合いが難しくて、左右の手のタイミングが合わなかったりのところもありましたが、1~2回弾いたらもうリズムとノリがつかめたようで、「来週まで練習して弾けるようにしてきます」となりました。

リズムとしたら、かなり難しいと思いますが、Nちゃんが元歌を知ってるということもあり、こういう曲が得意ということもあり、奇跡的なノリで弾けてしまってるNちゃんです。
Nちゃん、上手くなったねぇ~
来週、楽しみだよ!

猫たち in カフェ・アンサンブル 搬入完了

2016年02月19日 | 発表会・コンサート記録
駒場のカフェ・アンサンブルさんへ、刺繍作家・Iさんの「猫」作品たちを搬入しました。
夕方の6時過ぎ、Iさんと二人でアンサンブルへ行き、ああでもないこうでもないと壁にかける配置を考えました。
アンサンブルのママさん・アンママさんと、三男さんが 一生懸命にあれこれ場所を入れ換えたり、吊るす針金の長さを調節したりしてくださり、1時間ぐらいかけて ようやくギャラリーが完成しました。

これから2週間、Iさんの素敵な刺繍「猫たち」は展示されています。
あとは「猫たち」のピアノを弾くだけだ・・・(汗)

「猫のコンサート」本番は28日の日曜日ですが、それに先立って明後日21日、アンママさんの主催する「みんなの音楽会」に、デモンストレーションで参加させていただくことになりました。
「猫のコンサート」プログラムの中から、2曲だけ弾こうと思います。

いよいよ猫の日間近だ~♪

Kちゃん ひつじひきます

2016年02月18日 | レッスン日記(小中高生)
Kちゃん(4歳):
先週は建国記念日でピアノはお休みだったので、久しぶりです。
会うたびに成長してると感じるKちゃんですが、今日もまた、前回よりいっそうしっかりとした印象です。
玄関を入るとすぐに
「ほら、これ!」と何かの紙をくれました。

見るとKちゃんが描いた絵と、ひらがなで「ひつじひきます」と書いてある。
「ひつじひけるよ。ほらっ」
Kちゃんは、カバンを置く間も惜しむようにピアノにタタッと駆け寄り、立ったままで弾き始めました。

♪ ミーレドレミミミー
  ミソソー 
  ミーレドレミミミー
  レレミーレドー

そうか、「メリーさんのひつじ」が、すごく上手に弾けるようになったんだね!
指が、今までよりずっと早くしっかり動いて、しかもソの音まで全部使ってる。
スラスラ弾けるようになったのが嬉しくて、早く見せようと 急いで来てくれたんだね。
先生はKちゃんのピアノに合わせて歌いました。

メリーさんのひつじ ひつじ
ひつじ・・・ アレ?

「Kちゃん、ここに『レレレー』って入れれば?」
先生が言うと、Kちゃんは
「あっ、そうか」と すぐにそれを試してみました。
どうやら、Kちゃん自身でも何となくなんかたりないなあ・・・というような気がしていたらしい。

♪ ミーレドレミミミー
  レレレー
  ミソソー 
  ミーレドレミミミー
  レレミーレドー

完全な形になった「メリーさんのひつじ」を、Kちゃんは何度も何度も弾きました。
先生も、Kちゃんと同じように嬉しくて、伴奏を合わせました。
二人で弾いた「メリーさんのひつじ」は、弾むようなリズムで、ほんとに素敵でした。

「これ、先生の顔だよ」Kちゃんが絵を指さして言いました。
ピアノを弾いてる先生の顔を描いてくれたんだね。
まつ毛がパッチリして、頬もくちびるもきれいなピンク色。
とっても可愛く描いてくれてありがとうね。
小さな子が 似顔絵を描いてくれるというのは親愛のメッセージなので、とても嬉しいです。
また、「ひつじひきます」の文字の下には、ピンクとブルーのハート。
ハートはKちゃんの一番好きな図柄。
とびっきりの、最高のメッセージを描いてくれたんだ・・・
Kちゃん、最高のプレゼント、どうもありがとう。