Rくん(年長):
「どの本やる?」
Rくんはカバンから、今までに使っている本をあれこれ出しました。
「この本、このごろひいてないね」と出したのは「ゆめキラ⭐︎キッズピアノたのしいメロディ」です。
「じゃこの本やる?いいよ」
これは、何ヶ月か前に、いろんなおもしろいメロディー が出てるのを先生が見つけた楽譜集で、日常で聞かれる様々な音や、TVCMなどが1小節から、長くても4小節ぐらいまでの楽譜に起こしてあります。
むしろお姉ちゃんのCちゃんが気楽に弾くのにいいんじゃない?と思って渡してあげたのでした。
Rくんはその本を譜面台に置いて、次々弾いてみています。
救急車のサイレン、車のクラクション、踏切の音、コンビニの入店時になるメロディー …
「このCM知ってるよ!」と喜んだり、「クイズの正解音」を全力で弾いたり、とても楽しんでいます。
楽譜に書いてある通りに鍵盤で弾くと、知ってるメロディーになる、ということを実感し、それが楽しいようです。
こんな「お遊び的」な楽譜を楽しめるなんて、譜読みにも、鍵盤奏にも、ずいぶん余裕が出たんだなあ、と感じました。
Rくん、とうとう最後の「ハッピーバースデー」までたどり着きました。
「弾いてごらんよ。『ハッピーバースデー』」
先生に言われて、Rくんはどんどん弾き始めますー。
以前なら「できない〜」と引いてしまうような場面ですが、このごろ何でもはためらわずチャレンジするようになりました。
大きな進歩だと思います。
「ハッピーバースデー」は、、フラットの付いた音がでています。
「この『シ』の音は、こっち側の黒いところを弾くんだよ」と♭(フラット記号)も教わり、ちゃんと黒鍵も弾きました。
「ゆめキラ⭐︎」を楽しんだ後は、今使っている「うたえる・ひけるピアノ曲集」を開きます。
「KちゃんとMちゃんと3人で、順番に2曲ずつ弾こうと思うんだ。Rくんは何の曲がいい?」
以前は「ぼくはやらないよ〜」と言っていたRくんですが、今日は先生から「アルプスいちまんじゃく?」と誘導され、「うん、それかな」と答えるように。
「じゃ、それ弾いてみようよ!」と誘われて元気いっぱいに弾きました。
「もう1曲は何がいい?」
「うーん、ぼくの好きなのはね、やっぱり、アレだね」
「『ビッグ・ベンのかね』かな?」
「うん」
Rくん、それも弾きました。ペダルをたっぷり使ってね。
オープニングのメロディーベルの担当「ファ」も決めました。
大丈夫、かつての「ハニカミ王子」から一歩進んで、発表会デビューできそうです。
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