Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

さくらん(試写会)

2007-01-26 17:05:30 | 映画(さ行)
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土屋アンナ、安藤政信、椎名桔平、木村佳乃、菅野美穂、成宮寛貴、永瀬正敏、美波出演。蜷川実花監督作品。

時は江戸、華やかな吉原遊郭。この地に連れて来られた八歳の少女・きよ葉は、桜が満開の中、吉原遊郭の大門をくぐる。きよ葉は自由を奪われた玉菊屋という遊郭の中で、それでも自分らしく生き抜こうと悩み葛藤し、成長する。そして十七歳になり、“日暮”と名前を変え、やがて吉原一の花魁への道を歩みはじめる…。(goo映画より)

公式サイト

ブロガー限定試写会に行ってきました。ブロガー限定は当選率ほぼ100%じゃないかと(笑)。
会場は以前「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」を観た時と一緒。
・・・・・・嫌な予感が(爆)。
観る前にもらったチラシにはやはり、ネタばれは書くなとありました。キャッツの時みたいに箇条書きになってたワケじゃないですが笑)。
サプライズ出演者とラブシーンの過激な描写については詳しく書くなとのお達しがありました。
隠れキャラについては、そのシーンでは誰なのか気付かず、エンドロールで名前が出て、びっくりした人がいました。セリフもあったのに気付かなかった(笑)。

原作既読です。1巻のみ。ってか1巻しか出てないのかな?映画では1巻のラストより先の話しまで描いてました。
映像が綺麗です。これは予想通りですね。試写室のスクリーンなので、スクリーンが小さいのが残念。吉原にいる遊女をイメージした金魚が凄く印象的。が、私は金魚を見て、「大奥」を思い出してしまいました(苦笑)。
映像は綺麗なんですが、なんていうか自然の美しさとはちょっと違うんですね。作られた人工色の鮮やかさを感じました。桜は本物なのかなぁ。CGかなぁ。(ちなみに「サトラレ」の時の桜は合成でした・笑)。
遊郭の遊女の話なので当然といえば、当然ですが、嫌な男が多いです(笑)。永瀬さんの役も成宮くんの役も・・・。成宮くんの髷姿は初めて観ましたが・・・微妙(ファンの方ごめん!)。
この映画での男の描き方は「全てを与えてくれる男」「裏切る男」「見守ってくれる男」だそうで、その中でどの男と恋に落ちたいか・・・というテーマでレビューを書いて欲しいとのことでしたが、そりゃぁ「見守ってくれる男」がいいに決まってます。
今回、安藤くんがその役回り。珍しくオイシイ役です(笑)。監督ありがとう!
原作を読んでいるので、確かに見守ってくれる男なのは分かってましたが、原作では意外とアッサリしているような印象があったので、安藤くんがどのように演じるのかなと思って観たのですが、前半は原作通り、アッサリ気味。見守ってはいるんだけど、突き放す所は突き放す、みたいな感じです。後半になるとぐんと出番が増え(笑)、だんだんと清次の気持ちがきよ葉に向かっているのが分かるようになります。
安藤くんも当然髷姿なんですが、私は結構似合ってると思いました。時々、うわ!と思うくらいかっこいい時がありましたので、ファンの方はお楽しみに(笑)。「おいらん!」って声かけた時の表情が私の中では最強でした、ハイ。そりゃあ、花魁やりたくないって言ってたきよ葉だって、やる気になるってもんよ。

さて。代々の花魁ですが、粧ひ役が菅野美穂さん。見た目ちょっと迫力足りないかしら?と思ったけど、いやいや。しゃべらせると凄いです。出演時間は少ないですけど、印象に残りましたよ。高尾役の木村佳乃さん。惚れるも地獄、惚れられるも地獄ってことで間夫に入れ込みすぎて、悲劇の運命を辿るわけですが、私は結構感情移入しましたね。せつなかった。しかし、鬘が重そうだったよ(笑)。土屋アンナちゃんは、きよ葉にドンピシャでした。見た目もそうだし、キャラも。もう他にイメージ合うキャストが思いつきません(笑)。遊郭に売られ遊女になる運命の中でも自分らしく生きようともがく花魁を体当たりで演じてましたね。
実は、ラストは私好みの終わり方ではありませんでした。でもきよ葉(日暮し)が「自分らしく生きる」、という事がテーマであれば、ああいうエンディングになってしまうのかなぁ。
椎名林檎さんの音楽は凄いですねぇ(笑)。なんというか、凄い、という表現しか言いようがないような(苦笑)。映像と合っているといえば、合ってるような気もするし、ちょっと不思議な感覚です。きよ葉が花魁道中している時の曲はいいなと思いました。

この映画、第57回ベルリン国際映画祭正式出品《特別招待》作品に決定したそうです。
今年公式部門に選ばれた唯一の日本映画だそうです。
2月9日特別招待部門《オープニング》上映。現在発表されている同部門他作品は「硫黄島からの手紙」。
蜷川実花監督と土屋アンナちゃんがレッドカーペット・セレモニーに参加だそうです。(チラシより)

それから、
2月21日(水)にスペシャルDVD「さくらん~花魁音楽画巻~」が発売になります。私はもう予約しました(笑)。公開直前ナビゲートDVDだそうで、最近多いですね、この手のもの・・・。
蜷川実花監督の映像美、椎名林檎の楽曲を綴る、豪華絢爛、花魁カタログ!土屋アンナ他豪華キャスト・メイキング&オフショットを収録。
ニューアルバム「平成風俗」未収録バージョン(劇中使用曲)のサントラ曲を収録。(チラシより)

だそうです。宣伝宣伝・・・(笑)。


それでもボクはやってない

2007-01-25 14:17:50 | 映画(さ行)
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加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、役所広司、光石研出演。周防正行監督作品。

フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

“十人の真犯人を逃すとも 一人の無辜を罰するなかれ”

満員の劇場で観て来ました。周防監督作品の割には上映している劇場がちょっとマイナーなような・・・初日じゃないのに劇場が満員だった事なんて、今迄観た映画であったかな?(笑)あ、「ゆれる」が満員だったかな・・・
周防監督の今迄の作風とはちょっと違う大真面目な社会派ドラマでした。凄く面白かった。2時間半くらいの長い映画でしたが、全然ダレずに集中して観れました。
私が凄く面白かった、と思ったのは、私は裁判について、裁判制度について、無知だったからというのも大きいと思います。しかし、キャッチコピーのように『知りませんでした、ではすみません』です。『明日、裁かれるのはあなたかもしれない』ひぃー。心底、恐ろしいです。起訴されたら99.9%は有罪になるなんて・・・
裁判所は真実を明らかにする所だと思ってました。マジで。ドラマの見過ぎでしょうか(爆)。
決定的な証拠がなければ、無罪になると思ってました。それってただの理想だったのですね。裁判所という所は、被告が無罪か有罪かを決めるところでした・・・。

映画は徹平が痴漢の疑いをかけられる所から始まり、地方裁判所で判決が出る所までを丁寧に描いていました。裁判制度のいろいろな問題や刑事、検察、裁判官、そして弁護士を描き、被告を描いてました。
この映画を観て、痴漢の疑いをかけられたら、やってなくても認めてしまうのでは?と思いますね(笑)。私がその立場になったら・・・死ぬほど悔しいけど、認めるかもしれない。無実でも無罪になる可能性が0.1%かもしれないのだから。
2009年から裁判員制度が始まりますね。人を裁く事の恐ろしさを改めて感じました。人の人生を狂わせてしまうかもしれない。でも知らないより知ってよかったです。まぁ、内容からして、裁判所が国民にオススメするとは思えない映画ですけどね(苦笑)。

ところで、満員電車に乗ったことがある女性なら1度や2度は痴漢にあったことがあると思います。(もちろんあったことない人もいるでしょうけど)
かくゆう私も初めて痴漢にあったのは中3の時でした。しかも受験の日(笑)。初めて乗った線だったんですよ。高校には合格しましたが、行きませんでした(笑)。もともとすべり止めに受けた高校でしたが。あの時、勇気があれば、手を痴漢の手をつかんでたかなぁ・・・
しかし、つかんだだけじゃダメです。映画に出てくる女子中学生、勇気を持って手をつかむまでは頑張ったけど、それだけじゃ甘いですね。
手をつかむと同時に、爪をたてて引っ掻き、手の皮を削りとらなければダメです(爆)。これなら手を引っ込められても証拠がありますね(笑)。友人はいつもそうしてました。男友達は満員電車に乗ったときは、疑われないように両手を上にあげておく、と言ってました。涙ぐましい努力をしている方もいます(苦笑)。

加瀬亮さんは、いい演技してましたね。裁判官に「最後に言いたい事はありますか?」と言われ、話した時に涙声になってましたが、すごく自然でした。
瀬戸朝香さんは、演技に首をひねることがよくあるんですが(ファンの方ごめんなさい)、弁護士役は似合ってるような気がします。リコベンの影響か?(笑)。最初は「ほんとにやってないの?」と被告を疑ってましたが(笑)、ほんとに本気で闘っている様子が伝わってきました。役所さんは当然のように安定した演技。もたいまさこさん、主人公の母役でしたが、息子が似てませんねぇ(笑)。

実はそんなに興味なかった映画でしたが、観てよかったです。裁判には興味あるけど、よく分からない、という人にオススメ。というか、知っておくべきだな。うん。

魂萌え!(試写会)

2007-01-23 10:50:26 | 映画(た行)
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風吹ジュン、三田佳子、加藤治子、豊川悦司、常盤貴子、田中哲司、寺尾聡出演。阪本順治監督作品。

定年を迎え夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子(風吹ジュン)、59歳。63歳の夫・隆之(寺尾聡)が心臓麻痺で急死し、敏子の人生は一変する。亡くなった夫の携帯電話にかかってきた女性(三田佳子)からの電話。8年ぶりに現れ強引に同居を迫る長男・彰之(田中哲司)。長女・美保(常盤貴子)を巻き込み持ちあがる相続問題。矢継ぎ早に迫ってくる孤独や不安に、敏子は恐る恐るではあるけれど立ち向かって行く。妻でもない母でもない一人の女として、新たな人生を切り開く決意を固める敏子。世間と格闘しながら、もうひとつの人生を見つけ、確かな変貌を遂げていく…。(goo映画より)

公式サイト

東京国際映画祭で上映された時に観てみたいなと思ったのですが、スケジュールが合わず、断念したのですが、今回試写会に誘われたので観てきました。
原作の小説があり、ドラマにもなりましたね。中年女性が主人公でいかにもN○Kがドラマにしそうな題材だなと(笑)。

映画はまぁまぁ面白かったです。思わずくすくすと笑ってしまうようなシーンもありました。ただ思っていたよりも、主人公に勢いがなくて、逆にとてもリアリティのある映画だなと思いました。
風吹ジュンさんの夫を亡くした中年女性が凄くリアルでしたね。身近にいそうな感じ。逆に三田佳子さんがちょっと浮いてた感じ・・・。そういうキャラなのかもしれませんが、綺麗過ぎるというか、二人のシーンも私にはイマイチでした。
家を飛び出して初めて泊まったカプセルホテルで出会った加藤治子さん演じる宮里と出会うんですが、加藤治子さんいいですねぇ、あのキャラ(笑)。敏子と宮里のシーンは好きでした。
長男の彰之との同居がいつの間にかなくなっていて、奥さんの実家へ行くことになってましたが、あの辺はビシっと締めるシーンがあっても良かったんじゃないかなーと思いましたね。敏子が映画が大好きで映写機を回す仕事に憧れるというのも、なんだか唐突に思えました。
そういうなんだか、うーん・・・というシーンもあったのですが、全体的には楽しめましたよ。
監督は「亡国のイージス」の阪本監督で、これまた全然違った作風ですが、本来は「魂萌え!」のような映画を撮ってる人なのでしょうね。この監督の他の作品を結局まだ観てない・・・(苦笑)。

ハサミ男

2007-01-22 14:52:49 | 映画(は行)
豊川悦司、麻生久美子、阿部寛、斉藤歩、樋口浩二出演。池田敏春監督作品。04年。

半年の間に2人の女子高生が続けて殺される。どちらの被害者も喉に深くハサミが突き立てられていたことから、マスコミはこの特殊なサイコキラーを“ハサミ男”と呼んだ。そして、当のハサミ男は次なるターゲットに狙いを定めるが、いざ実行に移す直前、その標的だった少女はハサミ男の手口を真似た何者かによって殺されてしまう。謎の模倣犯の正体を突き止めるべく調査を開始するハサミ男。一方、管内で発生した殺人鬼の第三の凶行に義憤を覚える若手刑事・磯部は、本庁から来たサイコアナリスト、堀之内の目に留まり、捜査陣に抜擢される。(allcinema onlineより)

思っていた以上に全体的に暗いトーンの映画でした。凄く面白かったわけではないけど、つまらないわけでもなかったです。途中でカラクリが分かったせいもあるかもですが・・・。比較的ボケーっと観てる事が多いので(特にDVDの場合)、カラクリに気付かない事が多いのですが、その私が気付いてしまってるんで、ねぇ(苦笑)。
原作が小説でしたよね?小説の方が面白そうな気がする反面、映像の方がずっとカラクリが分からないような気もする。私はちょっとだけ名前にミスリードされましたし。ミスリードというか、それで疑問を持っちゃったのかも・・・?

○重人○モノは、もうおなかいっぱいというのが正直な所(苦笑)。

あの機械音みたいな効果音は、凄く印象的でした。

メゾン・ド・ヒミコ

2007-01-22 14:50:55 | 映画(ま行)
オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊出演。犬童一心監督作品。05年。

ある雨の日、塗装会社で事務員として働く24歳の女性、吉田沙織のもとに一人の若い男性が訪ねてくる。岸本春彦と名乗るその男性は、沙織が幼いときに家を出ていった父、照雄の現在の恋人だという。有名なゲイバー“卑弥呼”の二代目を継ぎ成功した照雄は、その後店を畳んで神奈川県大浦海岸近くにゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を建て、運営していた。春彦は、その父が癌で死期が近いことを沙織に伝え、ホームを手伝わないかと誘う。自分と母を捨てた父を許すことができない沙織だったが、破格の日給と遺産の話しに心動かされ、ついにはホームへとやって来る…。(allcinema onlineより)

前から観たいなと思ってたのですが、なかなかDISCASから来なくて、某レンタル屋に行った時に借りてきました。
うーん。期待していた程ではなかったかな・・・。同じ犬童監督の作品であれば「ジョゼと虎と魚たち」の方が好きですね。
一つ一つのエピソードは悪くないんですが、全体としてみると、何か物足りない感じ。ありそうでなさそうなゲイの老人ホーム。あの後の経営は大丈夫なんだろうか?とそんなことが気になってしまいました(笑)。
想像してた以上にオダジョーがいい男でしたね。オダジョーって、正直、そんなに顔はかっこよくないと思うのですが、雰囲気と、あと声がいいですね。
声といえば、なぜか音が小さくて、セリフがよく聞こえないことが何度もありました。結構音を上げてみたりしたんですけどダメでした。それでちょっと集中力切れたかな~というのあったかも。
柴咲コウちゃんは、実はあまり好きじゃないんだけど(苦笑)、生で観るとかわいいな~~~っていつも思います。この映画では確かすっぴんと聞いたような。すっぴんじゃなくて化粧が薄いのかな?すっぴんでも綺麗なんだから羨ましい。
ちょっとしたコスプレやってみたりして、面白かったですね。彼女の心の変化は悪くなかった。ただ感動や凄くいい!という所まではいきませんでした。

僕は妹に恋をする(試写会)

2007-01-19 17:25:12 | 映画(は行)
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松本潤、榮倉奈々、平岡祐太、小松彩夏、浅野ゆう子出演。安藤尋監督作品。

高校3年生の双子の兄妹、頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は幼い頃、結婚の約束をするほど仲よしだった。しかし最近、頼が郁に冷たい。郁は自分に想いを寄せる同級生の事を相談したいのだが、相手にしてくれない。頼と同じクラスの友華(小松彩夏)は、放課後、友達と楽しそうに話している郁を教室から見守っている頼に近づき、「妹って得だね」と意味ありげにつぶやいた。ある夜、ベッドで眠る郁に頼がキスをした。驚く郁に頼は、思いを打ち明けるのだった…。(goo映画より)

レビューを書こうか迷いました。激しくつまらなかったので(爆)。でも、試写会で観た以上、この映画を見ようかな、どうしようかな、と思っている人に警告を発する義務があるような気がして(笑)。
これほど苦痛な2時間は今まで記憶にありません。マジで。
デビルマンとどっちがつまらない・・・?と見ながら思ってしまうほどで・・・
以下、酷評になってますので、この映画に期待してたり、出演者のファンの方は読まない方がいいと思います。苦情は受け付けません(苦笑)。
あ、ちなみにこの映画がつまらないのは、出演者のせいではないと思いますよ。演技がどうとかというレベルではなかったので・・・。

見る前に、「妹に恋をする」というシチュエーションは、普通ではほとんどないわけで、なぜ好きなのかという理由づけが必要で、その理由が納得できるものであれば、きっと感情移入できるだろうな、そこがポイントだなと思っていました。


・・・・・・理由はなかったみたいで(苦笑)。
それならば、好きだけど言えなくて辛い思いをしたり、お互いに好きなのにすれ違いばかりでせつない、というストーリーかな?と思いきや、ほぼ何の葛藤もないまま、あっという間に頼が郁に告白し、ベッドインしてしまいました。もうそこですでにポカーンだったわけですが、その後、イチャイチャしている二人や、頼のことが好きな友華や郁のことが好きな矢野(平岡祐太)とのエピソードを絡めて、目をつぶっても書けそうな定石通りの少女漫画ラブストーリーを恐ろしくトロいテンポで延々見せられました。ううう。
少女漫画が原作だとしても、一般の人に見てもらう商業映画にするのであれば、せめてテンポ良くやってくれ。
あまりにも苦痛で、途中目をつぶったりしてたのですが、大きな声のセリフで目を開けてみるとまだ同じシーンだったりして(笑)、あのテンポの悪さは何かを狙ってるんでしょうか??
いつもストーリーがアイタタな時もなんとかいい所を見つけようとするのですが、いいところが見当たらず・・・映像も暗めで綺麗じゃないし、とりあえず撮って繋げて、たまに音楽つけてみた、という感じにしか受け取れませんでした(泣)。
途中で席を立つ人もチラホラ。あの狭い会場で(苦笑)。

なんとかラストの方までこぎつけて、もうそろそろ終わるかな(頼むから早く終わってくれ)、と思ったら、頼と郁がじゃんけんをして負けた方がおんぶをするという遊びを始めてしまって、まさかこれを延々と見せられるのでは、と思ったらゾっとしてしまった(爆)。案の定、延々と見せられたのですが・・・。

この手のありえないシチュエーションとか、ゲイやレズの話しのラストはどちらかが死ぬというのが定番なのですが、全くそういうこともなく、お手手繋いでハッピーエンドのようでした(ため息)。
一緒に映画を見た友人は、アニメのDVDを見たそうで、まだまだ続くんだよと言ってましたが。

一つだけ救われたのは、矢野がラストの方で携帯で撮った画像を見ていて、それが頼と矢野の仲良さそうな姿。私はすっかり集中力が切れていたので、スルーしてしまったのだけど、どうやらアニメでは、矢野が好きなのは頼だそうで・・・。それを後で知って、なんだかホッとしました。数センチだけ、ストーリーにひねりがあった、みたいな感じで(爆)。

というわけで、試写会でよかったと心底思った2時間でした。金返せ!って思うよ、普通・・・。

レジェンド・オブ・ゾロ

2007-01-18 16:15:36 | 映画(ら行)
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アントニオ・バンデラス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ルーファス・シーウェル、アドリアン・アロンソ出演。マーティン・キャンベル監督作品。05年。

カリフォルニアがアメリカ合衆国31番目の州になろうとしていた1850年。それは民衆に自由と平和をもたらすことを意味していた。しかし、その是非を問う重要な住民投票を妨害しようとする勢力がいた。そこへ、黒いマスクで素顔を隠した正義のヒーロー、ゾロが登場、民衆の敵を蹴散らし投票の成功を後押しする。彼の正体はデ・ラ・ベガ邸の主、アレハンドロ(アントニオ・バンデラス)。妻エレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)とは、息子ホアキン(アドリアン・アロンソ)のためにゾロを“引退”すると約束していた彼だったが、各地の投票が終わるまではゾロを続けるとエレナに告げる。しかしそれを聞いたエレナは激怒し邸を出てしまうのだった。(allcinema onlineより)


「マスク・オブ・ゾロ」の続編として作られた映画です。今回はスティーブン・スピルバーグが製作に加わってますね。「マスク・オブ・ゾロ」は確かビデオで見たような記憶がありますが、すでにうっすらとした記憶しかないです(苦笑)。
映画は面白かったです。こういう冒険活劇&ヒーローものをユーモアも取り入れて面白く作れるのは、ハリウッドを置いて他にはないでしょう。
特に目新しいことはなかったけど、ある意味安心して見れました(笑)。
今回良かったのは、子役のアドリアン・アロンソくん。やはりゾロの息子だけあって、勇敢。で、可愛い。馬を乗りこなしてたのは、ちょっとやりすぎ(笑)と思ったけど、ま、いいでしょう。
悪者がニトログリセリンを開発したという話でしたが、ニトログリセリンっていつ頃出来たものなんだろ~?と思ったりしましたね。この映画の時代設定は1850年でしたが。
「マスク・オブ・ゾロ」ではアンソニー・ホプキンスが出てましたが、うーん、そっちもまた見たくなった。TVで放映してくれないかな~~(苦笑)。

墨攻(ジャパン・プレミア試写会)

2007-01-17 11:51:28 | 映画(は行)
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アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ファン・ビンビン、ワン・チーウェン、ウー・チーロン、チェ・シウォン出演。ジェイコブ・チャン監督作品。

春秋戦国時代の中国。陥落寸前の城を救うために現れた一人の男、革離(アンディ・ラウ)。墨家(春秋戦国時代、「兼愛」「非攻(専守防衛)」の思想を広げるために活動していた実在の集団。)の“戦わずして、守り抜く”という信念を胸に、巧妙かつ意表をつく戦術で、迫りくる10万の大軍に立ち向かう。絶対的に不利な状況でありながら、いかにして革離は民と城を守るのか?それは、かつてない知略に富んだ戦いの幕開けだった…。(goo映画より)

公式サイト

生アンディ・ラウを観てきました。生は初でした。かっこよかった~~。
コッソリなら写真を撮っても良いとの事だったので、コッソリ(笑)携帯で撮りましたが、案の定、ボケたアンディしか撮れませんでした(泣)。カメラ持っていけばよかった・・・・・・。


顔ちっちゃいのよ、アンディ・・・
(私が撮った写真ぢゃないよ)

写真を撮るのに夢中で、最初の方は話し聞いてないし(苦笑)。なんか興奮しましたね~。マスコミ関係の方が大勢いて入りきれないほどでした。
結構注目されてるのかな?日本の漫画が原作だし、韓国の若手俳優も出演しているし(今日は来ていませんでしたが)、何よりアンディだし♪という事でしょうか。
アン・ソンギさんは、「MUSA」「デュエリスト」で見て結構好きだったので、生で観れて嬉しかったですね。ファン・ビンビンはニコが出演した「プライド」のドラマで見てましたが、綺麗な人でしたー。人形みたいです。

映画は面白かったです。結構期待してたのですが、裏切られる事なく、堪能しました。やや席が前方だったため、見づらいのと焦点が合わない時もあったので、また見たいです。公開後に観に行っちゃうかもー。
この手のストーリーは国の名前とか、人の名前とかで混乱する可能性があったので、公式サイトで予習をしてから見たのですが、それが良かったかもしれません。最初からすんなりストーリーに入れました。
やや分かりにくいところもありましたが、概ね満足です。
何より、アンディがかっこいい!粗末な格好をしていても、やっぱりかっこいい。ヒーローを演じても、これほど嫌味に見えない役者さんを私は他に知りません(笑)。
アンディの声は吹替えでしたが、その吹替えがまた良い!上手いです。これが下手だったら、めちゃくちゃガッカリですもんね。
韓国人俳優のアン・ソンギさんは、中国上映版以外は吹替えじゃないらしいですね。全然違和感ありませんでしたよ。(発音がいいのかどうかはよく分からないですが)

この映画は戦モノですが、それだけはなく、人間ドラマがしっかりと描かれていました。おそらく原作もそうなのでしょうね。なので勝った負けたということだけじゃなく、もっと重厚なストーリーになっていました。
アンディとアン・ソンギが対するシーンとか、二人だけの会話のシーンがまたいいんです。シブいです。かっこいいです。(そればっかり・笑)
ラストの方での二人の会話のシーンを後で思い出した時に思ったのですが、こういうシーンを上手く撮れるのって、アジア映画(香港映画?)の特徴なんでしょうか。この間見た「ディパーテッド」の会話(セリフ)があまりにもあんまりだったので、スコセッシ監督微妙~~と思ったのですが、スコセッシ監督うんぬんじゃないのかも、ハリウッド映画にそれを求めてはいけないのかも、と今更考えてしまいました。

ストーリーを全然紹介してないですが、公式サイトに書いてあるのを読んでいけば十分。あとは見て楽しんだ方がいいと思います。
ただ一つ気になったのは・・・・・・ラストの方でアンディが愛する人を探すシーン。
そのシーン長すぎ(爆)。観客にイライラさせたかったのでしょうか?

これはぜひ原作の漫画(小説もあるようです)を読みたいですね。ノベライズもあるようです。(図書館での検索で引っかかりました)
あと、1月19日にナビゲートDVDが出るようです。レンタルもあるよね?収録時間が60分みたいで、結構たっぷりのメイキングのようです。絶対見ようっと。

2006年映画ベスト5

2007-01-12 16:50:05 | 本・雑誌、その他雑記
2007年1月になってからすでに11日が経過しており、今更去年のベスト5もないだろう、という気がしますが、せっかく毎月末にまとめたので、2006年の総括をしてみたいと思います。

2006年に観た映画の本数・・・215本
レビューを書いていない作品もあるので、正確ではないですが、だいたいこんなものでしょう。・・・あれ?去年と同じ本数だ(笑)。
12月が5本と極端に少なかったですが、11月までの勢いを保っていたら、去年を越えていたでしょうね。
4月の29本が最高でした。試写会当たりまくったんだった(笑)。

劇場で観た本数・・・47本
試写会で観た本数・・・73本
DVDで観た本数・・・91本
その他・・・3本

数字の計算をしてたら眠くなってきたので、このへんでやめて(笑)、2006年映画ベスト5を選んでみたいと思います。
劇場(試写会含む)とDVDに分けます。

劇場で観た映画ベスト5

1位 ユナイテッド93
2位 ゆれる
3位 イザベラ
4位 手紙
5位 デスノート the Last name
次点 ドッグ・バイト・ドッグ

「ユナイテッド93」は、とても衝撃的で印象が強かったので選びました。他の作品よりも優れている、というのとは、ちょっと違うような気がするんですが、上映中ずっと心臓がドキドキしている映画なんて、今迄記憶にありません。
ラスト、スクリーンが暗転した時に心臓をギューっとつかまれる感じ、あの感触は忘れられません。
「ゆれる」は非常によく出来た映画でした。兄が捕まってから、面会室での兄弟のやり取りが秀逸。DVDでまた観たいです。オダジョーも香川さんもすばらしい演技でした。
「イザベラ」は想像以上に良かったです。イザベラ・リョンが魅力的だし、チャップマン・トウのダメっぷりも見事でした。日本で公開したらまた観ます。
劇場で観た映画は、後半の方がよかった気がします。


DVDで観た映画ベスト5

1位 トランサー 霊幻警察
2位 鉄拳高 同級生はケンカ王
3位 ダニー・ザ・ドッグ
4位 恋の風景
5位 遠い空の向こうに

2006年はニコラス・ツェーのファンになった年なので、ご了承ください(笑)。
ダニー・ザ・ドッグは、見た時にこれは今年1番かなと思ったくらい衝撃を受けた映画で、当然、廉価版が出た後すぐにDVDを購入しました。2回目に観た時は1回目ほどの衝撃はありませんでしたが、やはり、ジェット・リーのキャラがいいなと思いました。
選ぼうとするとなかなかこれ!というのがないなというのが印象。

他にも好きな映画や面白かった映画などいろいろありました。安藤くん出演の映画では「青春☆金属バット」が好きでしたし、「デュエリスト」は興行成績があまり芳しくなかったようですが、好きな映画です。
「恋するブラジャー大作戦(仮)」では大笑いしたし、「男たちの挽歌」シリーズには唸りました。
今年はどんな映画に出会えるかな~。さっそく安藤くん出演の映画が公開されるし、GWにはニコが出演の「龍虎門」が公開。夏頃にはトニー出演の「傷城」も公開予定。盛りだくさんの年になりそうです。

2006年12月のレビュー

2007-01-12 14:29:42 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】

【韓国映画】
「王の男」

【アメリカ映画】

【日本映画】
「愛の流刑地(試写会)」
「大奥(舞台挨拶付き試写会)」
「かもめ食堂」

【その他の国の映画】

【アニメ】
「パプリカ」

【ドラマ・舞台】



劇場2本、試写会2本、DVD1本と、非常に寂しい12月でした(笑)。
実際には「リトル・ミス・サンシャイン(試写会)」とか「嫌われ松子の一生」とか見たのですが、レビューを書かないまま、1月に・・・
全然DVDを見る暇がなかった12月でした。ドラマ見過ぎだったかも・・・
あと、大掃除で休みの日が潰れてしまったのが痛かった。
DISCASで借りたDVDを1~2枚しか観れなかったのは今月初めて。
1月に入ってからも1枚も観てません。いろいろ観たい映画あるのになぁ・・・

ま、そういう時もあるよね、という事で、気長にのんびりと、時間のある時に映画を観ていこうと思います。

あ、そうだ。「プライド」(ニコ出演の香港ドラマ)は観終わりました!やっと終わった(笑)。
自分が想像していたストーリーとは違う方向へ行きましたが・・・(笑)、ラストがどうもねぇ。ニコが指人形で遊んでました(爆)。