Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ウォーロード/男たちの誓い 完全版

2009-11-15 18:46:04 | 映画(あ行)
★★★★☆

これこれ。観たかったんです。やっとDVDで借りました。
いやぁ、リンチェイにアンディに金城くん。いいですねー男たちの熱いドラマが。
何度も涙してしまいました。

最近あまり映画を観ていないせいか、戦いのシーンの血みどろには、やや閉口しましたが、3人の義兄弟の熱さに心打たれました。
やっぱりいいなー。

リンチェイが、ヤリで肩を刺された後、あんなぶっといヤリなのに、刺された方の腕を高く掲げてたり、ここで死ぬのか?という傷なのに、そのあと、何事もなかったかのように映画が続いていくという、さすが中華映画(笑)なシーンもありましたが、おおむね、満足しました。
シュー・ジンレイが、紅一点でしたね。戦いの映画なので、存在感は、薄かったですが、まー恋愛映画じゃないので、その辺は仕方ないんでしょう。夫であるアルフ(アンディ)より、パン(リンチェイ)が好きだったのかなー…。せつないなー。

エグザイル/絆

2008-12-17 16:37:25 | 映画(あ行)
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アンソニー・ウォン、ジャン・ユー、ニック・チョン、ラム・シュー、ロイ・チョン、ジョシー・ホー、リッチーレン、サイモン・ヤム、ラム・ガートン、エレン・チャン出演。ジョニー・トウ監督作品。

中国返還間近のマカオ。乳飲み子を抱えた妻が夫の帰りを待つとある家。この家の主ウーは、かつて香港マフィアのボス、フェイの命を狙ったために逃亡の身となった男。そんなウーの家に現われた4人の男たち。2人はフェイの命令でウーを始末するために、そしてもう一方の2人はウーを守るため。そこへ、ついにウーが姿を現わし、ほどなく三すくみの銃撃戦が始まるが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆

ジョニー・トウ監督の最高傑作と言われるこの作品、観て来ました~。
渋谷のシネマ・イメージフォーラムという映画館で観たのですが、道を間違え(正確には、他の映画館と間違え)、予告が始まる時間に着いたのですが、まだ入れます~とのことで、真っ暗な中、こそこそと入り、観て来ました(笑)。映画には間に合いましたよ。
当初「ザ・ミッション 非常の掟」の続き物かと言われていましたが、主要キャストが再び集い、違う話を展開していました。

以下、ネタばれ含みますので、ご注意願います。

やっぱり、この面子、いいな~~~と見ていて、にんまりしてしまいます。
この5人、幼馴染なんでしょうか。そのうちの一人、ウーをめぐって対立していましたが、徐々に結束を固めていきます。アンソニー・ウォンの心の変化と悩む姿が、なんともいえず、渋くて良かったですねー。この5人の演技も素晴らしいですが、個人的に、金塊を警備してた軍曹?のリッチー・レンがかっこよかったです(笑)。銃の腕はピカイチだし、男性出演者の中で、警官以外に(ほぼ)唯一生き残ってたし。仲間は全滅でしたね、見事に。ハーモニカなんて吹いちゃって、キザなんですが、なんかかっこよかったです。
金塊強奪の話も、ウーの金儲け話のときにチラっと出てきますが、立ち消えになっていたのに、それが伏線になっていて、後でちゃんと出てくるところがいいですね。
しかし、何よりも、この映画、したたかな女どもが生き残ってるのが凄いです。
母は強し、というのは分かりますが、ただおいしいところを持っていく娼婦でさえ、生き残ってます。
この映画では、警官はめちゃめちゃ情けないことになってましたね。もうすぐ退職だから関わらない~と最初から腰が引けていて、ロイ・チョンに弾で缶蹴り(笑)されて、頭にカーンと当たったシーンなんて、笑ってしまいました。

救いはあるものの、最後があまりにも人が死にすぎで、「ザ・ミッション」とどっちが好きかと聞かれたら、「ザ・ミッション」を選んでしまうかなーという感じですが、単に好みの問題かな。
ラム・シューが娼婦を見て、にやにや~とする顔が印象的でした(笑)。


イーグル・アイ(ジャパン・プレミア試写会)

2008-10-10 11:48:42 | 映画(あ行)
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シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ロザリオ・ドーソン、マイケル・チクリス出演。D・J・カルーソー監督作品。

シカゴのコピーショップで働く青年ジェリーはある日、米軍に勤める双子の兄弟が急死したと知らされ実家へ呼び戻される。そして自宅への帰途ATMに立ち寄ると、何故か口座に75万ドルもの大金が振り込まれており、帰宅したアパートには大量の軍事用機材が届いていた。その直後、見知らぬ女性から電話が入り、FBIが迫っているのですぐその場から逃げろ、と警告される。すると間もなくFBIが現われ、ジェリーは何も把握できずに拘束されてしまう。一方同じ頃、1人で遠出することになった幼い息子を送り出すシングルマザーのレイチェル。その後、彼女にも謎の女性から着信が入り、これから指示に従わなければ息子の命はない、との脅迫を受けるのだった。やがて、ジェリーは再び謎の女から電話で指示を受け取調室を脱出、逃走した先には同じく電話の指示に翻弄されているレイチェルが待っていた…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆

一夜限りの試写会ということで、公開前の試写会はこのジャパン・プレミアのみだそうです。ゲストには、監督のD・J・カルーソー氏。それから高橋ジョージ、三船美佳夫妻でした。映画のシーンになぞって、高橋ジョージ氏の携帯に女性の声で電話があり、FBIに扮した人たちに舞台に上げられ、舞台上で高いところへ連れていかれ、そこから飛び降りるという演出がありました。
ものすごい高い位置から飛び降りてましたが、どう見ても、本人たちじゃないよ(笑)。危険過ぎる。高橋ジョージ氏は高所恐怖症だって言ってたし、ありえないですね。会場の客はツッコミ入れてなかったですが、みんな心の中でツッコミ入れてたことでしょう。
D・J・カルーソー氏はとても明るい方でした。楽しそうでしたね。製作総指揮がスティーブン・スピルバーグ氏で監督も主役のシャイア・ラブーフもスピルバーグと仕事が出来たことを喜んでました。そうそう。シャイアは「トランスフォーマー2」の撮影のために来日できなかったそうです。でもビデオメッセージがあって、かなり話をしてました。ああいうのってあっという間に終わることが多いんですけど、ちゃんといろいろ話してたので、好感度アップ。日本が好きだというのも、本当かも。
映画の中でもツアーバスの出てくるんですが、そこに乗っているのが日本人という設定。微妙なイントネーションの「コンニチハ」にウケましたが。そのツアー名が「MASAKOツアー」でした(笑)。

さて。映画ですが、面白かったです!予想していたより、ずっと楽しめました。予告が面白そうだったので、観てがっかりするかなーと思っていたし、この手の映画はオチがつまらないと、全てがつまらなく思えたりすることがあるので、どうかなと思ってたのですが、なんていうか、あまり考えている暇がありません(笑)。
次から次へ話が展開するし、アクションシーンがど派手で、凄すぎる。トンネルに飛行機が突っ込むのは、最近の流行ですか?(笑)
あまりに凄いと、観てて、笑うしかないというか。時々、ほっと安心できるシーンもありますが、とにかく凄いスピード感のある映像でした。カーチェイスなんて、主人公たちが乗っている車がどれだか、ちっとも分からない(笑)。

オチは、冷静に考えれば、どこかで観たような、聞いたような話ではあるんですが、がっかりする暇もありませんでした(笑)。クライマックスのシーンで、ええーーー!となるし。ちょっと切ないんです。でも、そのまま終わらないのが、またアメリカ的なんですが(笑)。

ただ、ツッコミ入れたいシーンもありました。双子の兄弟って、何から何までそっくりなの?顔紋も、声紋も?そこが納得できないというか・・・。

女性の声が誰なのかとか、そういうことは知らないで観に行った方が楽しめると思います。先行上映あるのかな?
興味がある人は、劇場で観た方が、迫力あって、いいと思いますよ~。

イキガミ(試写会)

2008-09-19 14:18:21 | 映画(あ行)
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松田翔太、塚本高史、成海璃子、山田孝之、金井勇太、柄本明、井川遥、笹野高史、風吹ジュン、佐野和真、塩見三省、劇団ひとり出演。瀧本智行監督作品。

 “国家繁栄維持法”とは、“死”の恐怖を実感した国民がより充実した“生”を全うすることで国家繁栄に繋げることを企図した法律。全国民は子供の頃に体内に特殊なカプセルを埋め込まれ、それによって1000人に1人の割合で18歳から24歳の若者があらかじめ設定された日時に自動的に死を迎える仕組みになっていた。藤本賢吾(松田翔太)は政府発行の死亡予告証=イキガミをその本人に配達する厚生保健省の職員。そんな彼が今回出会ったのは、メジャーデビューを夢見るストリートミュージシャンの田辺翼(金井勇太)、息子に届いたイキガミを選挙に利用しようとする保守系女性議員を母(風吹ジュン)に持つ滝沢直樹(佐野和真)、そして事故で失明した最愛の妹(成海璃子)のために角膜移植を決断する青年、飯塚さとし(山田孝之)。そんな彼らの最期の24時間を目の当たりにしたことで、やがて藤本の心にも様々な迷いや葛藤が渦巻いていく…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

予告を観て、観てみたいと思っていた映画でした。この映画には、昨日観た「トウキョウソナタ」にも出演していた井川遥さんが出てました。ちょこちょこといい感じの役で出てる女優さんだな~と思ったりして。

映画は最初の方、ちょっと眠くなってしまいました・・・。展開が意外とまったり?だったのでしょうか。目が覚めてから、しっかり観れたし、泣きました。
個人的にはミュージシャンの話と、兄妹の話が好きですね。
監督が「犯人に告ぐ」の人なので、期待していましたが、思ったほどの衝撃とかはなく、比較的淡々としている感じでした。あ、でも「犯人に告ぐ」もそんな感じだったかな(笑)。

以下、ネタばれしますので、ご注意願います。



ミュージシャンの話が最初で女性議員の息子の話と兄妹の話がやや同時進行?な展開でした。
ミュージシャンの話は、一緒にストリートで歌っていた仲間のうち一人がメジャーデビュー出来ることになり、違う人と組まされる。取り残された方は音楽をやめ、肉体労働者になっている。デビューが決まった方にイキガミが届き、あと24時間の命と分かった時に、本当に歌いたかった歌、仲間を想う・・・というエピソードです。途中寝てしまったせいか、泣けそうになくて、泣く感じの映画じゃないのかな~なんて思ってたのですが、Mステみたいなステージで田辺が歌うシーンと同時に、テレビのこちら側で、昔一緒に歌っていた秀和(塚本くん)が、ギターを弾きながら歌っているのを観て、目幅で泣きました(笑)。ああいうの、弱いんだな、私。音楽やっている者同士の繋がり、みたいなものに・・・。
女性議員の息子は、引きこもりで、自分に過度の期待をし、見捨てた母親を恨んでいて、イキガミが届いた自分さえ利用しようとしたことで、母親に復讐しようとしますが、最後の最後で躊躇してしまう、という話。そんなに思い入れなく、観ましたが、躊躇したシーンは悪くなかったです。共感できる部分はありました。
交通事故で視力を失った妹と、やっと一緒に暮らせるようになったところへ、イキガミが届いたさとしは、自分の角膜を妹にあげようとしますが、イキガミ配達人が来たことが妹にバレてしまい一騒動。こういうのには、かなり弱いので、泣けましたね。

設定には、いろいろ無理がありそうですが、自分がこの世界にいて、イキガミを受け取ったらどういう行動をするだろう?と考えてしまいますね。個人的には、「バトル・ロワイヤル」を思い出しました。
24時間後に自分が死ぬとしたら?やっぱり大切な人と過ごしたい、と思うでしょうね。美味しいものを食べて・・・とかって、今は思うけど、実際そうなったら、ご飯食べてる場合じゃないような(苦笑)。これからもずっと一緒にいたい、と思っていた人過ごして、最後は姿を消す(笑)。死ぬところは見せたくないですね。

イキガミ配達人は、死亡予定者と過度に関わってはいけないようですが、結局関わってしまい、自分のしていることに疑問を感じます。
終わり方としては、続きがありそうですね。というか、このパターンでいくつでもエピソードが作れそう。おそらく原作もそうなんでしょうし。

アイアンマン(ジャパン・プレミア試写会)

2008-09-05 16:24:46 | 映画(あ行)
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ロバート・ダウニー・Jr、ジェフ・ブリッジス、テレンス・ハワード、グウィネス・パルトロー出演。ジョン・ファヴロー監督作品。

米国政府と契約を結ぶ巨大軍事企業スターク・インタストリーズの社長で、発明家としての顔も持つトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。彼はある日、自社新型兵器のデモ実験に参加するためアフガニスタンへ赴き、みごと実験を成功させる。だがその直後、テロリスト集団の襲撃に遭い、胸に深い傷を負ったまま囚われの身となってしまう。さらに、一味のために最強兵器の開発を強制されるトニー。しかし、彼は一味の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを開発、それを身につけ、敵の隙をみて脱出し生還を果たす。そして、この一件で自社兵器がテロ組織に利用されているのを目の当たりにし、ショックを受けたトニーは会社として武器製造を中止する一方、テロ撲滅を誓い、秘かにパワードスーツの改良に着手。こうして試行錯誤の末、驚異の攻防力と飛行性能を兼ね備えたパワードスーツ=“アイアンマン”を完成させる。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
コミカルな部分も面白かった度:★★★☆☆

ジャパン・プレミア試写会に行ってきました。舞台挨拶では、ロバート・ダウニー・Jr以外に、北京オリンピックのメダリストたちが登場!私は2階席だったので、全然見えませんでした・・・(泣)。

北島康介も飛び入り!北京のメダリストたちがハリウッドスターと爆笑トーク

映画は面白かったです。いろんなアメコミがあって、ヒーロー映画があるけれど、そのどれよりも、現実味があるような気がしました。アイアンマンが実際に作れるかどうかは別として(笑)。アイアンマンの飛行能力を試行錯誤しているシーンがなかなか面白かったです。そりゃ最初から上手くは飛べないよね。でも、空を駆け巡っているのを観て、思わず口を半開きにして「すげー」とつぶやいてしまいました(笑)。
やっぱ空飛べるのって、憧れるわ~。
でもって、アイアンマンは苦悩するヒーローじゃないところがまた、いいです(笑)。元武器商人にして天才。自分であれだけのパワードスーツを作っちゃうんだからね~。
アイアンマンのデザイン、なかなかかっこいいんですけど、最初、どーしても「ロボコップ??」って思っちゃって・・・(笑)。ロボコップって飛んだっけ?飛べないよね、確か(笑)。
それに、自分がアイアンマンであることを隠さないところが、またいいです(爆)。

あと、エンドロールの後にもシーンがあります。エンドロール前に注意書き入りますが。
ただ、そのシーン、私は意味が分かりませんでした。セリフも全然分からないし・・・続編があるってこと?くらいしか。出来てた眼帯の黒人さんは誰???


イントゥ・ザ・ワイルド(試写会)

2008-09-03 10:26:08 | 映画(あ行)
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エミール・ハッシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン出演。ショーン・ペン監督作品。

1990年夏、ジョージア州の大学を優秀な成績で卒業した22歳の青年、クリス・マッカンドレス(エミール・ハッシュ)。卒業祝いに新車を買ってあげるという両親の申し出をあっさり断った彼は、通帳にあった預金全額を慈善団体に寄付し、家族に何も告げることなく、文字どおり無一文でアラスカへ向けて旅に出る。道中、様々な出会いと経験を重ねるクリス。サウスダコタでは彼の無鉄砲を諫めてくれる陽気な兄貴分ウェインと親交を深め、スラブスではヒッピーなどアウトサイダーたちが集うコミューンに身を寄せ、そこで美しい少女トレイシーと出会う。彼女はクリスに好意を抱き、クリスにも恋心が芽生えたかに思われたが…。一方その頃、残された家族は音信不通の息子の身を案じ、祈る思いで彼の帰りを待つのだったが…。(allcinema onlineより)


公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

エミール・ハッシュ、顔と名前は覚えてたんですが、どこで見たっけ?と調べたら「スピード・レーサー」の主役の子でした!!レオナルド・ディカプリオ(の若い頃)にそっくりです。

ストーリーは、上記のあらすじで、十分な感じですが、あらすじを読んだ感じよりももっとドキュメンタリー風な印象がありました。ロードムービーここにあり!な感じ。
ロードムービーは嫌いじゃないです。自分探しってなんかかっこいいけど、なかなか真似出来ないし。でも、私は最近見た「百万円と苦虫女」の方が好きな映画でしたが。自分探しじゃなくて、自分から逃げてると言える強さに共感します。ただ、一度逃げ出した人間は、どこへ行っても何もしても、成し遂げられないことも知ってるんだけど・・・。
旅に出た理由には、両親のことがあったようですね。若さと純粋さゆえに両親が許せなかったのでしょう。そのために、自分が命を落とすというのも、とても残念な結果ですが。

旅の途中で出会う人たちがとてもいい人達です。こういうのを観ると、自分もやってみたくなりますね。やる勇気はないけれど、憧れてしまいます。


アラスカはちょっと無理だけど、どこか遠くへ旅行に行きたいなぁと思ってます。夏休み取ったばかりなのに(爆)。
できれば、屋久島行きたい・・・友達が誘ってくれたけど、日程が合わなかった・・・(泣)京都の大文字山でもいいな~。安藤くんにバッタリ・・・(会わねーよ)


インビジブル・ターゲット(男児本色)

2008-09-02 11:57:22 | 映画(あ行)
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ニコラス・ツェー、ジェイシー・チェン、ショーン・ユー、ウー・ジン、アンディ・オン、サム・リー、ロー・ワイコン、マーク・チェン出演。ベニー・チャン監督作品。

香港の繁華街で現金輸送車襲撃事件が勃発。犯人は大量の爆薬を使用し、その際、香港警察のチャン刑事(ニコラス・ツェー)婚約者も巻き添えとなって命を落としてしまう。一方、手荒な捜査で知られるフォン警部補(ショーン・ユー)も同じ犯罪グループの襲撃に遭い、多数の重傷者を出すと共に自らも大いなる屈辱を味わわされる。そして、心優しいワイ巡査(ジェイシー・チェン)は、上司から自分の兄が犯罪グループの一味ではないかと疑われていた。事情は違えど犯罪グループへの思いを同じくする3人は、やがて協力して犯人の行方を追うのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆

公開初日、初回に観てきました。ジェイシー・チェンが来日し、舞台挨拶がありました。前日?におたふく風邪で記者会見が中止になったという情報を得たのですが、元気そうでしたねぇ・・・・・・
とても純朴で、純粋そうな感じが可愛いジェイシーくんですが(笑)、舞台挨拶もニコニコしていて可愛かったです。アクションはないと言っていたのに、火の中に飛び込んだりするシーンがあったりして、ベニー・チャン監督が怖いらしいです。司会者の人は、ジェイシーが次もまたベニー・チャン監督とやりたいと言ってくれることを待ってた感じでしたが、怖い、としか言ってませんでした(笑)。

映画は、香港版DVDで英語字幕での鑑賞した後、去年の香港映画祭で日本語字幕で鑑賞済みでした。その際の感想はこちら

だいたいの感想は書いてしまっているし、そんなに評価や感想が変わったわけではないので、短く行きますが。
とにかく爆発が多いですよね。ベニー・チャン監督の特徴でもありますが。何回くらい爆発したんだろ。見ごたえはあります。ハリウッド映画にも引けは取らないかな。

あと特筆すべきは、ジェイシーとアンディ・オンのシーン。前回の感想でも“来世”では善人になりたいと言ったアンディ・オンがせつなくて、凄くいいシーンだと書きましたが、やはりあのシーン好きです。ジェイシーにとってアンディ・オンは兄の仇なのに、自分は警官だから、と撃てないシーンも、ありきたりと言えば、そうなんですが、ぐっときてしまいます。

この映画、アクションとドラマの部分のバランスがいいのかもしれません。

あまり上映館が多くありませんが、ぜひこの“男らしい”映画をたくさんの人に観て欲しいです。



おくりびと(試写会)

2008-08-04 15:29:41 | 映画(あ行)
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本木雅弘、山崎努、広末涼子、余貴美子、吉行和子、笹野高史出演。滝田洋二郎監督作品。

楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆
チェロの値段が1800万!というのに驚いた度:★★★★☆

9月13日公開のこの映画を観てきました。結構早めの試写会でしたね。
素晴らしい映画でした。私はこういう映画、大好きなので高評価です。
納棺師という仕事については、知りませんでした。最後に亡くなった人に化粧したりするのは、遺族がやるものだと思ってました。映画の中でも、遺族がやるものだった、という説明がありましたね。
それを専門にやる仕事があるなんて、思ってみませんでした。葬儀屋がやるならまだしも、別ですからね。
子どもの頃は死んだ人に触るどころか、近寄るのも、なんだか怖いものでした。大人になってみると、人が死ぬことの意味が分かってくるので、怖いという気持ちはなくなりました。確かに亡くなった人に触るのは、綺麗なことではないように感じますが、映画を観ていると、納棺師の仕事は本当に素晴らしいと思えてきます。やるならば、誇りを持ってやる仕事だと思えましたね。なので、奥さん(広末涼子ちゃん)に仕事がバレた時、奥さんが「触らないで、汚らわしい!」と言った時は悲しかった~。どういう仕事なので、後になって、理解するわけですが、その言い方は酷すぎる~。
かなり泣ける映画です(私は5~6回泣きました)。
ラストで納棺する人は、中盤くらいから分かっていましたので、予想通りでしたが、それはそれで、泣けました。
こういう仕事がある、ということをいろんな人に知ってもらうのは、いいことなんじゃないかな~と思いました。

モックンは、演技、上手くなりましたね・・・・・・。というと失礼か。山崎さんは当然だし、余貴美子さんも良かったです。


インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(ジャパン・プレミア試写会)

2008-06-06 11:51:20 | 映画(あ行)
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ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート出演。ジョージ・ルーカス製作総指揮、スティーブン・スピルバーグ監督作品。

1957年、アメリカ国内で米兵に扮した女諜報員スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連兵の一団が米軍基地を襲撃。彼らは、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという“クリスタル・スカル”を探し求め、その手掛かりを辿っていた。そしてそこには、なんとインディ(ハリソン・フォード)が捕らえられ、クリスタル・スカルの捜索を強要されていたのだった。しかし、スキをみて脱出を図り、何とかスパルコの手を逃れたインディは考古学教授として赴任している大学へと舞い戻る。すると今度は、彼の前に一通の手紙を携えたマット(シャイア・ラブーフ)という青年が現われるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

ジャパン・プレミアに行ってきました!レッド・カーペットも会場内でライブ中継されていたので、見ることが出来ました。ハリソン・フォード、大人気ですね。サイン攻めにあってました。代々木体育館で映画を観るのは初めてでしたが、見やすかったです。が、椅子がね・・・・・・。お尻が痛くなって、集中しづらかった~。
今回はシリーズ4作目。前作から19年ぶりに復活です。穿った見方をすると、ハリウッドはよっぽどネタに困ってるのね・・・・・・と思ってしまいますね。65歳になったハリソンを引っ張り出して、インディのキャラクターをやらせてしまうという・・・・・・。初老のハリソンがちょっと可哀想になるくらいでした。ただ、ハリソン本人もインディというキャラクターがとても好きなようで、きっと演じてて楽しいでしょうね。

1作目が「インディ・ジョーンズ/レイダース・失われたアーク」2作目が「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」3作目が「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」でした。
私はたぶん、全部TV放映を観たんじゃないかと思いますが、好きでしたね~このシリーズ。ハリソンもインタビュー等で言ってますが、とにかく理屈うんぬんではなくて、観ていて単純にドキドキワクワク感がある。まさに娯楽作品ですよね。ストーリーも非常にシンプル。考古学者が宝探しに行く。これだけなのに、とても面白い。
私は確か3作目が一番好きでした。でも古すぎて、細かいストーリーは忘れてしまいましたが・・・・・・。本物の聖杯を選ぶ時に、キリストは大工だったから・・・・・・というシーンを強烈に覚えていたり、風景に溶け込んでいて、一見しただけでは分からない橋を渡るシーンのドキドキ感を今でも覚えてます。両方とも3作目だったかどうかは覚えてないけど(笑)。
またTVで放映すると思うので、きっと観てしまうでしょう。

で、この映画ですが、面白かったです。なんていうか、観客もみんなこのシリーズが大好きで、ゲストへの温かい拍手とか、映画が始まった時に自然に沸き起こった拍手とか、テンション上がりますよね(笑)。
ネタバレ厳禁なので、ストーリーについては書きませんが、古い言葉で言うと、ジェットコースター・ムービーという感じ(笑)。一気にガーっと見せていましたね。笑いあり、謎あり、CGあり(笑)、アクションありです。CGは当然19年前とは比べ物にならないでしょうね。今だから出来るストーリーというのもあるかな。
個人的には上にも書いたような聖杯とか橋みたいなドキドキがあったら、もっと評価は高かったです。でも十分楽しめると思います。
シャイア・ラブーフの乱れた髪を直すキャラも面白いし、ケイトの悪役っぷりもなかなかです。色白美人が悪役やると、なんか凄いよね。
ハリソンは・・・・・・やっぱりちょっと初老な感じが否めないですが、次回作もあるんでしょうか。ラストのハットのシーン、あの人が被るかと思いきや・・・・・・という所で唸ってしまいました(笑)。


歩いても 歩いても(試写会)

2008-05-27 13:53:56 | 映画(あ行)
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阿部寛、樹木希林、夏川結衣、原田芳雄、YOU、高橋和也、田中祥平、寺島進出演。是枝裕和監督作品。

夏のある日、横山良多(阿部寛)は妻のゆかり(夏川結衣)と息子のあつし(田中祥平)とともに実家に帰省した。この日は、15年前に他界した兄の命日。しかし、失業していることを口に出せない良多にとって、両親(原田芳雄、樹木希林)との再会は苦痛でしかなかった。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆

是枝監督の作品はほとんど観ていますが、私はやっぱり「ワンダフルライフ」がとても好きで、次が「誰も知らない」かな。「花よりもなほ」も面白かった。監督の撮る映画が全部好きなわけではないのですが、人を撮るのが上手いというか・・・そりゃどの監督みんなそうか(笑)。それを特に感じるんですよね。
この映画は、まさにホームドラマといった感じ。どこにでもありそうな日常の1日を切り取って描いていますが、終始クスクス笑えて、共感できます。時々、ドキっとさせられるセリフがあったり・・・。

この映画、樹木希林さんが本当に素晴らしい。この人なくては、この映画は成立しないんじゃないかと思えるくらいです。僭越ながら、私から今年の主演女優賞を差し上げたいくらいです。セリフの言い方、絶妙な間。怖いことをサラっと言ってしまう母の強さ。自分の息子が命を捨てて助けた人を、息子の命日に家に呼び続けて、辛い気持ちを味わってもらう、と淡々と話し、横顔でその執念を表現してしまう。観てもらえれば分かると思います。
それに加えて、樹木希林さんの会話が面白いYOUさん。絶妙なコンビでした(笑)。笑わずにいられないです。
今回、試写会の客の年齢層が高く(笑)、周りのおばちゃんがしゃべりながら大笑いする人たちで、釣られて笑ってしまったシーンもありました(笑)。妙に大笑いするおじさんとかね。

阿部ちゃんと夏川さんのコンビも目新しさはないですが、本当にいそうな夫婦に見えます。
私が予想していたのは、15年前に亡くなったお兄さんの件で、もっと家族との確執が描かれるのかと思ったのですが、そうでもありませんでした。これくらいなら普通の家庭でもあるだろうな、くらいで。だからこそ、観客の目線に近いのかも。
観終わった後、実家に電話しようと思ってしまうような、そういう映画でした。
地味だけど、いい映画だと思います。