Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009-03-10 11:43:38 | 映画(さ行)
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竹内結子、阿部寛、堺雅人、羽田美智子、山本太郎、高嶋政伸、貫地谷しほり、尾美としのり、野際陽子出演、中村義洋監督作品。

東城大学付属病院の不定愁訴外来医師・田口はある日、院内の諸問題を扱う倫理委員会の委員長に任命されてしまう。そんな彼女のもとに一通の告発文書が届く。その内容は、“救命救急の速水晃一センター長は医療メーカーと癒着しており、花房看護師長は共犯だ”という衝撃的なものだった。速水は“ジェネラル・ルージュ”の異名を持ち、優秀だが冷徹で非情な性格から悪い噂が絶えない人物。すると間もなくして、告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺する事件が起こる。院長からまたしても院内を探る密命を受けてしまう田口。さらには骨折で運び込まれてきた厚生労働省のキレモノ役人・白鳥と再会し、彼にも同じ告発文書が届いていたことを知る。こうして2人は再びコンビを組み、この一件を独自に調査することとなるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★☆☆
「チーム・バチスタの栄光」より面白かった度:★★★★☆

公開されて、さっそく観て来ました。前作の「チーム・バチスタの栄光」を観た時は、原作を読んでいなかったのですが、その後、原作を読み、田口・白鳥コンビが好きになったので、「ジェネラル・ルージュの凱旋」が文庫本になる直前くらいに、「ナイチンゲールの沈黙」を、その後「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読んで、最近、「螺鈿迷宮」を読みました。
やっぱり田口のキャラは原作の方が好きなんですよねー。表向きはボケっとしてそうで、実はしたたかで。この映画の原作でも、沼田教授に負けてばっかりじゃなかったと思うし、そのやり取りが面白かったのに、映画のほぼ冒頭で、竹内さんの田口キャラは、倫理委員会で発言を求められ、「よくわからないんで・・・」とぬかし、がっかりでした。映画では一貫してそういうキャラなので、仕方ないんですが・・・。

原作と結構変更点がありましたが、メディカルアーツの営業マンの自殺は、映画としてやはりそれくらいのインパクトが必要なんだろうなと無理やり納得しました(笑)。
沼田教授は、尾美さんの方が合ってたような気がしたんですよね。ねちっこい感じが(笑)。高嶋さんは、私的には、ちょっと弱かった。黒崎教授は、ドラマ版の榎木孝さんの方がイメージに近いです。原作では、最後の方、ちょっとかっこよかったんですが、映画では、そうでもなかったです。
「チーム・バチスタの栄光」より面白かったと思ったのは、まず、救命救急が舞台ということで、絵的に盛り上がりますね。それから、堺さんの速水センター長がいい。かっこいいです。原作読んだ時のイメージとはちょっと違いますが、堺版も全然アリです。

メディカルアーツの営業マン自殺事件があったことで、悪人役が出来てましたが、これも映画的、と納得するしかないでしょうね。
今回は、堺さんが目立ってたので、田口・白鳥コンビがやや空気でした。映画的には全然問題なかったですけど(笑)。


三国志(試写会)

2009-02-12 14:05:01 | 映画(さ行)
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アンディ・ラウ、マギーQ、サモ・ハン、アンディ・オン、ヴァネス・ウー出演。ダニエル・リー監督作品。

戦乱の中国。貧しい家に生まれた趙雲(アンディ・ラウ)は、祖国統一の夢を抱き、同じ志を持つ平安(サモ・ハン)ト共に“蜀”の君主・劉備に仕えていた。ある時、軍師・孔明の助言で曹操の基地に襲撃をかけた際には、平安を助け出し、敵軍前衛隊長を討ち取る武勲を挙げるが、それを全て平安の手柄としてしまうのだった。おかげで劉備の家族の警護という大役を仰せつかった平安だったが、曹操率いる10万の兵に攻め込まれた際、劉備の妻と子供を見失う大失態を演じてしまう。窮地に陥った平安を庇い、趙雲は上官に対し自ら救出に向かうことを願い出る。そしてたった一人で敵陣に乗り込むや、鬼神の活躍でみごと嫡子の救出に成功する。一方、曹操の孫・曹嬰(マギーQ)は、趙雲の超人的な強さを目の当たりにしてその強烈な印象を心に焼き付けるのだったが…。(all cinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

久々に試写会に当たり、観に行ってきました。これ、サブタイトルとかないんですね。
「三国志」のみ。うーん、確かに三国志の話ではあるんだけど、趙雲の話だよ、というのを教えてあげた方が親切かと・・・。もちろん、元のタイトル、違ったような気がしたけど、どうだっけ。
「レッドクリフ」のときは、三国志、というタイトルつけないと、分かりにくいじゃんという意見が出ていたようですが・・・。
この映画は、趙雲に焦点を当てているので、劉備や関羽、張飛、曹操といった大人物が中盤でいなくなります(笑)。急に趙雲がおじいさんになったので、びっくりしましたが(笑)。

見る前からアンディが趙雲役であることは、もちろん知っていたのですが、うーん、やはりフー・ジュンの顔が浮かんでしまいます・・・。「レッドクリフ」の趙雲(フー・ジュン)は、やたらかっこいいので余計に、そうなんですが・・・。
アンディの声は吹替えだし・・・。しばらくして慣れましたけどね。
なんだかちょっと微妙だなぁと思いつつも、ラストの方が泣いてしまいました。

出演者のサモ・ハンが出ずっぱりの割りにあまり活躍しない役でした。たぶん、サモ・ハンも吹替えでしょうね。マギーQは無駄に美しいです。戦場であんなに美しいなんてねー。琵琶?のようなものをかき鳴らしてましたが、どこかで観たような光景・・・。
関羽役、ティ・ロンだったんですねーーー。どこかで見た人だ・・・と思ったのですが、誰なのか分かりませんでした(汗)。ヴァネス・ウーが出演していることは知っていたので、すぐに分かりましたが、彼も出番はちょっとだけでしたね。
孔明が、なんだかずるがしこそうに見えて、不思議な気持ちになりましたが、たぶん、「レッドクリフ」の金城くんが、さわやか過ぎるんでしょう(笑)。
曹嬰の部下で、息子4人が殺された役の人(名前がわからないー)、どこかで見たんですが、どの映画で見たのか思い出せません。刑事役だったような・・・
趙雲の部下のトウ芝(すごい名前だ)がアンディ・オンで、いい役でしたねー。趙雲が年を取ってから出てきたのですが、結構活躍してました。長髪のアンディ・オンも、なかなか凛々しいじゃないですかー。

「レッドクリフ」とはまた、趣の違う三国志。試写会場は、男性の人もたくさんいましたね。

親密(第21回東京国際映画祭・コンペティション部門)

2008-10-27 16:20:08 | 映画(さ行)
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カリーナ・ラム、イーキン・チェン、アンディ・ホイ出演。アイヴィ・ホー監督作品。

社内恋愛の行方をしっとりとした雰囲気で描く、抑制の効いた都会のラブストーリー。(公式サイトより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

金曜日に観て来ました。カリーナは18日のグリーン・カーペットを歩いていましたが、ずっと日本にいたのかな?
映画は、時系列をさかのぼる構成になっていました。
確か、現在→1週間前→1ヶ月前→3ヶ月前→6ヶ月間前→1年前→10ヶ月前
みたいな感じ(笑)
最後の方は、客も失笑してました。

簡単に言うと、社内恋愛で不倫の話。最後の方を見ると、上司であるトム(イーキン)が先にパール(カリーナ)に好意を持ったようですね。映画の最初が別れるシーンなわけですが、その時は、パールがトムを好きで、トムがパールを捨てる、という感じでした。
監督は、さかのぼっていく構成の方が面白いと思ったから、と言っていましたが、確かに時系列通りだと、ごく普通のラブストーリーと言った感じなのかもしれません。
別れるシーンから、恋愛が始まった頃へ展開していくので、だんだん親密になっていきます。確かに面白い構成ですね。最初の方の車の中で会話がなく、重い雰囲気だったのが、最後の方では、仲良さそうに話しているわけで、それを見ていると、重い雰囲気だった時のシーンを思い出したりするわけです。

もともと、あまりラブストーリーが得意ではないので、凄く面白かった!とは言いがたいのですが、カリーナもイーキンも好きな役者さんなので、それなりに満足しました。

それに、なんとティーチインが終わった後に二人の握手会が開催されました!!!
近くで観たカリーナは、とってもキラキラしていて、すっごく綺麗でしたーーーー。「どうもありがとうございました」と流暢な日本語で言ってくれました。英語で話そうと思っていたのに、言葉が出ませんでした・・・(苦笑)。
イーキンは「サンキュー」と言ってくれました。確か2回くらい言ってくれた。けど、やっぱり言葉が出なくて、頷くだけの私。
でもって、カリーナと最初に握手したんですが、カリーナとは両手で握手したのに、舞い上がってしまったせいか、イーキンとは片手で握手しました(笑)。
ま、どっちかといえば、カリーナの方が好きな私・・・(笑)。大満足でしたーーー。

スピード・レーサー

2008-07-07 16:20:47 | 映画(さ行)
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エミール・ハーシュ、クリスティナ・リッチ、マシュー・フォックス、スーザン・サランドン、ジョン・グッドマン、ポーリー・リット、RAIN(ピ)、真田広之出演。アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー監督作品。

愛する家族と共にレース事業に携わり、父の設計した“マッハ5”を愛車に天性のハンドルさばきでライバルたちを圧倒するスピード・レーサー。彼は、レース中に命を落とした兄で真のライバル、レックスの遺志を継ぐべくレーストラックを疾走していた。そんなある日、ロイヤルトン・インダストリーズから好条件のオファーが舞い込む。しかし、スピードがこれを断ったことから、不正まみれのロイヤルトンはマッハ5に二度とゴールさせないと脅しをかけてくるのだった。スピードはレースでロイヤルトンを打ち負かすことが最善の道と決め、家族と恋人トリクシーに支えられながら正体不明のレーサーXと手を組み、兄の命を奪ったクロスカントリー・ラリーに出場するが…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

日本のアニメ「マッハGoGoGo」の映画化だそうです。タイトルは聞いた事あるけど、どんなストーリーなのかは知りません。予告を観た時、B級の臭いがしたんですが(笑)、そこはさすがハリウッド。B級とはいえ、レベルの高いB級映画です。CG映像なんかはやっぱり凄い。見せ方も面白いのだけど、おバカ映画チックなので、観る人を選ぶかも。その世界観に入りこめれば、それなりに楽しめると思います。
ストーリー的には、レースの陰に企業の陰謀アリ、みたいな感じなので、子どもにはちょっと難しいかも。レースが見所なので気持ちは分かるんですが、全体の上映時間が長すぎて、最後のレースは、まだやるの???みたいな気分になりました(苦笑)。135分は長いって。
出演者に真田さんがいて、びっくりしたのだけど、そういえば、この映画に出ていると聞いたような・・・・・・。韓国人俳優のRAIN(ピ)さんも出てましたね。あまりいい役ではなかったですが(苦笑)。

ジュノ(試写会)

2008-06-10 14:20:53 | 映画(さ行)
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エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、オリヴィア・サールビー、J・K・シモンズ、アリソン・ジャネイ出演。ジェイソン・ライトマン監督作品。

ごく普通の16歳の高校生、ジュノ。同級生のポーリーと興味本位でしたただ1度のセックスで、思いがけず妊娠をしてしまう。動揺しつつも気丈に振る舞うジュノは、親友のリアと“父親”のポーリーに妊娠を報告すると、両親には内緒で中絶することを決意する。ところが、病院を目の前にして気持ちが揺らいだジュノは、中絶の道を諦めることに。方針を転換して、赤ちゃんを産んでから養子に出すことにしたジュノは、リアと一緒に里親探しを始めるが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

こちらも見てから時間が経ってしまいました。なので簡単に紹介と感想。エレン・ペイジは「リ・ジェネシス」というカナダのドラマで見た事があったので、知っている女優さんでしたが、その時は髪が短く、最初男の子かと思うくらいでした。今回は髪も長くキュートな役所。今時の女の子って感じなのでしょうか。
予期せぬ妊娠をしてしまい、中絶しようとするものの、やっぱりやめて、里子に出すことにするのですが、里親の男性が、家で仕事をする人なのをいいことに、奥さんがいない時に何度も遊びに行ってしまい、仲良くなってしまうところなんかは、やっぱりまだ考え方が子どもなんだな~と思いましたね。ジュノにその気はまったくないんですが(笑)。

それから驚いたのが、これはやっぱり国民性の違い?なのか、里子に出すことも意外とあっさりしてて、里子に出した後、ポーリーとよりを戻して仲良く過ごしてたりするので、ややポカーンでした。
日本で高校生が妊娠した、という話を作るときは、中絶するかしないか、里子に出す決心をしても、結局は母心がついて、自分で育てることにした、とか、母性の目覚めなんかを焦点にするような気がするのですが、この映画は、母性うんぬんとか、そういうのが全然ないです(爆)。ある意味凄い。
ジュノの成長物語ではありますが、妊娠しちゃったら産んで里子に出せばいいじゃん!みたいな感じ・・・・・・。これでは、文化庁の推薦は得られないかと(笑)。


ザ・マジック・アワー(“Wコーチャンアワー”舞台挨拶付き試写会)

2008-05-30 11:54:57 | 映画(さ行)
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佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子出演。三谷幸喜監督作品。

港町・守加護(すかご)。街を牛耳るギャングのボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下のホテル支配人・備後(妻夫木聡)。はたして天塩に捕まり絶体絶命となる。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、5日以内に幻の殺し屋“デラ富樫”を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単にデラが見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹(佐藤浩市)を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋“デラ富樫”を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが…。

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆

舞台挨拶付きの試写会に行ってきました。三谷幸喜監督を生で見たのは初めてかな~?今朝、めざましTVでも流れてましたが、舞台挨拶の他、映画上映後には、佐藤さんの劇中のセリフと共に冒頭の方で流れる曲の演奏をしました。作曲した方がピアノを弾いて、三谷監督は縦笛やピアニカ、タンバリンなどいろんな楽器を次々と忙しく演奏(笑)、佐藤さんはシンバル叩いてました。

映画は面白かったです。かなり笑えます。とにかく佐藤さんと西田さんのシーンが絶妙。かみ合わないセリフのやりとりや、佐藤さんが映画の撮影だと思ってカメラをやたら意識するしぐさに笑いました。試写会では若い女性客もたくさんいたはずなんですが、笑い声はオバチャンやオッサンの声が大きいのはなぜだろう(笑)。しかも手を叩いて笑ってるし(爆)。その笑いにつられて、こっちも笑ってしまうのだけどね。
演技ももちろん面白いし、間がとてもいい。これは監督の間なのかな。「THE 有頂天ホテル」も面白かったですが、笑い度は「ザ・マジック・アワー」の方が上な印象。
全体的に舞台劇っぽい雰囲気なので、そういう雰囲気に乗れる人なら誰でも楽しめそうです。まぁいまさらそれを知らずに三谷監督の映画を観に行く人はいないと思いますが(笑)。
ちょっと長いかな~という気がしますが(2時間16分だそうです)、退屈はしませんでした。
しかし、佐藤さんのアップを観た時、顔濃いな~~と思ってしまいました(爆)。深津っちゃんはとっても綺麗。彼女は化粧の濃さによってそばかすが見えたりしますが、今回はお水な感じなので、バッチリ化粧でした。個人的に寺島さんのキャラ結構好きかな。
出演者はチョイ役でたっくさん出てるので、こちらを参考にして下さい。
あ、でもここに載ってない人もいるな~。エンドクレジットには載ってました。ジャニーズのあの人です。



砂時計(試写会)

2008-04-14 11:34:01 | 映画(さ行)
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松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松壮亮、戸田菜穂、藤村志保、風間トオル出演。佐藤信介監督作品。

両親の離婚で東京から母の実家がある島根に引っ越してきた14歳の水瀬杏(夏帆)。最初は田舎暮らしに馴染めずにいた杏だったが、同い年の大悟(池松壮亮)や月島兄妹との出会いが彼女を元気にしていく。そんなある日、母(戸田菜穂)が杏を残して自殺してしまう。悲しみに暮れる杏を親身に支える大悟。その後、2人が愛を育み始めた矢先、杏は父(風間トオル)に引き取られ東京へと連れ戻されてしまうのだった…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

王道のラブストーリーでした。どちらかというと暗めですね。主人公の母親が自殺してしまい、大人になっても、そのトラウマから抜け出せないままなので。
私はラブストーリーが苦手ですが、トラウマを比較的ちゃんと描いているので、母親が死んだことを告げに来た人たちを見て、主人公がショックを受けるシーンを何度も思い出すところなどは、いいと思いました。お母さんが出て行く時に自分も行くと言ったのに、連れて行ってくれなかったシーンも繰り返し思い出してましたね。母親がお留守番してなさいと言ってくれたことが、母親の精一杯の愛情だった、と気付けた時に、きっとトラウマを克服したのでしょう。

出演の割合は、子ども時代の夏帆ちゃんの方が多いような気がしたんですが、どうでしょう?それに子ども時代の方が良かったし・・・。今まで天然キャラを観ることが多かった夏帆ちゃんも、いい演技をしていたと思います。大人っぽくなったね~。池松くんの演技も好感が持てました。
松下奈緒さんは、まぁ普通(笑)。井坂さんは、観た瞬間、織田裕二に似てるなぁと思ってしまって集中できませんでした(汗)。織田裕二さんに似てるというか、織田裕二さんのモノマネをやっている人に似てるというか(爆)。
一番良かったシーンは、松下奈緒さんとおばあちゃん役の藤村志保さんのシーンかな。あれは泣かされました。

ドラマは未見、原作も読んでないので、違いは分かりません。概ね一般の人にも受け入れられる映画じゃないかと思いました。私はお金出して観ませんけど(苦笑)。


スパイダーウィックの謎(試写会)

2008-04-08 11:26:03 | 映画(さ行)
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フレディ・ハイモア、サラ・ボルジャー、メアリー=ルイーズ・パーカー、ニック・ノルティ、ジョーン・ブロウライト、デヴィッド・ストラザーン出演。マーク・ウォーターズ監督作品。

双子の兄弟ジャレッドとサイモン(フレディ・ハイモア二役)、そして姉のマロリーは、両親の夫婦関係が悪化したことから母親のヘレンに連れられ、森の奥にひっそりと建つ一軒の古い屋敷に引っ越して来る。そこはかつて、消息不明の大叔父アーサー・スパイダーウィック(デヴィッド・ストラザーン)やその娘である叔母のルシンダも住んでいた。だが、この屋敷に住み始めて間もなく、邸内で次々に不思議な現象が起こる。そして、ジャレッドたちは屋根裏部屋で、“決して読んではいけない”とメモが貼られた一冊の書を発見。しかし彼らはそれを開いてしまうと、そこには80年以上前にアーサーが調べた様々な妖精たちの研究内容が記されていたのだった。するとそれ以来、屋敷の周囲では色々な妖精が姿を現わし、さらにジャレッドたちは悪の妖精一味の凶行に巻き込まれていく…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
妖精の容姿が結構グロテスク度:★★★★☆

allcinema onlineの解説「「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモアが一人二役に挑んだミステリアス・アドベンチャー。」を読んで、びっくり。
フレディくん、一人二役だったんだ・・・・・・。
凄く似てるなと思ったんだけど、身長が違うような気がしたし、表情もちょっと違うかなと思ったので、まさか一人二役とは・・・。双子という設定も今知った(笑)。
最初にゴブリンがジャレットとサイモンを間違えるというエピソードがあるので、そのために一人二役をやったのか。それだけのために(笑)。凄いな~~~。

ストーリーは想像してた通り、子ども向けで、ラスボスやその仲間のやっつけ方とかのあっけなさなんかは大人が見ると納得できないかも?と思いましたが、私は概ね面白かったと思いました。
ただし、子どもの見るには、妖精(ゴブリンとかの悪い妖精の方ね)の容姿がかなりグロテスクで怖いです。暗い映像が多いし、その中でジャレットたちが追いかけられたりするので、そういうのが苦手な子どもには不向きかなと思いました。
アーサーおじさんやルシンダおばさんのオチのつけ方なんかは、私は好きです。

“スパイダーウィック”ってなんだろう?と思ってたら、おじさんの名前だったとは(笑)。何も知らずに観に行ったもので・・・。
そのアーサー・スパイダーウィック役のデヴィッド・ストラザーンは、「マイ・ブルーベリー・ナイツ」でアーニー役をやった人ですね。「ボーン・アルティメイタム」にも出てました。(レビュー書いてないわ・・・)でも、この映画を観てる時は誰だっけ~?と分かりませんでした(汗)。

ジャンパー

2008-03-11 11:52:59 | 映画(さ行)
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ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、レイチェル・ビルソン、サミュエル・L・ジャクソン、ダイアン・レイン出演。ダグ・リーマン監督作品。

ミシガン州に住むデヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は同級生のミリー(レイチェル・ビルソン)に想いを寄せるごく普通の高校生。そんな彼は冬のある日、川に転落してしまう。だが、溺れそうになったデヴィッドは次の瞬間、図書館へ移動していた。自分にテレポート能力があると知った彼は、母が家を出て以来、人が変わってしまった父のもとを離れニューヨークへ。そして、その力を悪用して銀行の金庫から大金をせしめ、自由を満喫するのだった。しかし一方で、デヴィッドと同じ能力を持つ“ジャンパー”たちの抹殺を使命とする組織“パラディン”のリーダー、ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)にその存在を気付かれ、つけ狙われ始める。10年後、瞬間移動で世界中を旅していたデヴィッドは偶然ミリーと再会、またやがてジャンパーのひとり、グリフィン(ジェイミー・ベル)に出会うのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ラストが好きじゃない度:★★★★☆

「バンテージ・ポイント」とこの映画、どっちと聞かれれば、「バンテージ・ポイント」を観たかったのですが、立ち寄った映画館ではこっちしか上映していませんでした。ので、こっちを観てきました。
テンポは良いし、ジャンプする時の映像が凄いです。迫力あります。CGも良い。なので楽しめました。が、私はあまり主人公が好きになれなかった・・・。能力をすぐに悪用して銀行からお金盗んじゃうし、同じ力を持った友人(と呼べるか分からないけど)を置き去りにするし。デヴィッドの恋人を犠牲にしようとしたという理由はありますが、それにしてもなんだかなぁ。
敵がなかなか手ごわくて、やっと倒したと思ったら、ただ置き去りにしただけというのもちょっと拍子抜け。なんだか続編作りたいのかな?とさえ思ってしまいました。
5歳の頃に出て行ったという母親が敵の仲間だと分かり、母親との関係がどうなるのか、楽しみにしていたのですが、ラストであっさり会い、そして別れたので、それも拍子抜け・・・・・・。そこをじっくり描いて欲しかったなぁ。普通の人が持っていない能力を持っている人物は、弱点をしっかり描かないと魅力的に見えないです。能力のせいで恋人が出来ず、ずっとこれからも孤独だというのなら、まだ分かるけど、ラストはしっかり恋人とどっか行っちゃったし、ハッピーエンドじゃないか~~~~!とちょっと怒りさえ(笑)。

まぁ上に書いたように映像はなかなか良かったので、暇つぶしにはなったかなという感じでした。ああ、「バンテージ・ポイント」が観たい(笑)。

潜水服は蝶の夢を見る

2008-03-03 17:16:12 | 映画(さ行)
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マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ出演。ジュリアン・シュナーベル監督作品。(フランス/アメリカ)

雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビーマチュー・アマルリック)は、42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞で倒れてしまう。その後、病室で目覚めた彼は、身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となっていた。それはまるで重い潜水服を着せられたような状態だった。意識は鮮明なのにそのことを伝える術がなかった。絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得する。また一方で、今まで仕事にかこつけて顧みなかった家族の大切さを改めて思い知るのだった。そしてある日、彼は自伝を書こうと決意、編集者クロードの代筆でこれまでの帰らぬ日々や思い出をしたためていく。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
タイトルが良いと思った度:★★★★☆

観てきました。久々にファーストディの土曜日に行ったら、大賑わいで、この映画は満席でした。スクリーンも回数も少ないから、というのもあるのでしょうが。
映画、とても良かったんですが、感想を書くのが難しい。この病気、自分に降りかかる可能性も十分あるのだし、だとしたら、本当辛いだろうなと思いました。意識ははっきりしているのに、身体が動かせないなんて。でも意識があるのなら、良くなる可能性があるんですね。ジャンは少しずつ良くなってきたところで、肺炎になり亡くなってしまいましたが・・・。

コミュニケーションの取り方が凄いです。唯一動く左目でまばたきをして意思を伝える。「はい」なら1回、「いいえ」なら2回。文章は、単語によく使われる順番に相手がe,a,iなど順番に言っていき、iならその時にまばたきをする、という感じで文章を作っていきました。なんて気が遠くなる作業だろうと思いました。最初はジャンも嫌がってましたが、途中から「自分を憐れむのをやめた」と、自伝を書く決意をします。
日本語だったら、多すぎて、どうするんだろ?と観ながら考えてしまいました。あかさたな・・・で先に行を決めるのかな?
別れた奥さんや子どもたちとの交流でも、愛する子どもたちを抱きしめられない辛さを語っていて、涙が出ました。
自分を潜水服に例えたり、想像力を蝶に例えたり、不謹慎かもしれないけど、なんだか素敵だなと思いました。タイトルも凄くいいですね。原題がそうなのか分からないですが。