Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ドッグ・バイト・ドッグ(第19回東京国際映画祭・コンペティション)

2006-10-27 16:45:15 | 映画(た行)
エディソン・チャン、サム・リー、ペイペイ出演。ソイ・チェン監督作品。

公式サイト

26日に3本観た中で一番印象に残った映画でした。いろんな意味で。
バイオレンスアクション映画なので、人を選びそうですが、だいぶこの手の映画に慣れてきた自分には、バイオレンスの部分だけが強調された、という感じには受け取りませんでした。
エディソンとサム・リーの殺し屋VS刑事の対決を楽しみにしてたんですが、それぞれの過去や現在の背景や気持ちなどが描かれていて、それが伝わってきました。子どもの頃から闘って相手を殺さなければ、自分が死ぬ環境で育ち、殺す事=生きること、で何のためらいもなく人を殺せる殺し屋をただの悪人と観る事が出来ず、感情移入してしまいました。私利私欲のために殺し屋をやっているのではなく、カンボジアに戻って、仕事の報酬を父親代わり?の人に渡したのに、指名手配されているからとさっさと追い出されるあたり、胸が締め付けられましたね。それからサム・リーのラストの変貌の仕方に脱帽。人格が変わってしまっていて、そうなる過程を思い出して、観ていてせつない。サム・リーが泣くと、毎回一緒に泣いてました(笑)。ラストの闘いで、エヂが膝と手をついた時、涙でスクリーンが見えませんでしたよ。ううう。
決して楽しいストーリーではないけど、エヂとサム・リーの演技の熱さには打たれ、印象に残りました。
この映画でも、冒頭からラム・シュー登場♪しかし、うわーん(涙)な展開に…

上映終了後に、観客参加型記者会見とティーチインがありました。けど、記者会見って感じじゃなかったような…ライターからの質問もちょっとだけだったし。
ゲストはソイ・チェン監督、エディソン・チャン、プロデューサーのサム・レオン氏の3人。エヂは、ポケットに手を突っ込んで登場(苦笑)。あれって、照れ隠しなのかな…でもポッケに手を入れるのは、止めたほうがいいよぉ。エラそうに見える(笑)。
落ち着きがないのはいつものことだけど、質疑応答はしっかりしてました。時々、え?自分への質問??という感じで天然ボケも発揮してましたが。
役作りは、自分が香港に来たばかりの頃、孤独だったことを思い出し、あとは監督と相談しながらだそうです。役とプライベートを切り離したいと思いつつ、なかなか出来ないタイプだそうで、撮影中、自分では普段通りのつもりでも、家族や友人には、違うといわれるそうです。
サム・レオン氏は、日本語ペラペラでした。彼に対する質問はなかったのですが、質問はすべて日本語で理解されていたのではないかと。ラストの質問には日本語で答えてましたし…。

いろんな映画と同日に見てしまうと質疑応答の内容を忘れちゃうー。すいません、あまり覚えてなくて


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2 コメント

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ラム・シュー (ゆうこ)
2006-10-30 22:04:53
でてる♪と一気にテンションあがったあとに、がく~ん

いままで、ラムさんの映画見た中でも、一番ショック。

サムの演技、すばらしかったですよね!!

好きなタイプの映画でないと思いましたけど、なんかもう1回見たいかもって思い始めてます。



またhi-chanと映画を観られることを楽しみにしてます
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>ゆうこさん (hi-chan)
2006-10-31 16:41:30
ラム・シュー、いい人だったのにねぇ~…
次観たら、私はもっと泣くような気がします(笑)。
エヂ、確実に演技が上手くなってる気がします。サム・リーも凄く良かったし。

次に一緒に行く映画も楽しみですね~♪
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