Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

エンター・ザ・フェニックス

2007-02-21 10:38:31 | 映画(あ行)
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ダニエル・ウー、イーソン・チャン、カレン・モク、チャップマン・トー、スティーブン・フォン、ロー・ガーイン出演。スティーブン・フォン監督作品。04年。

香港裏社会を牛耳るマフィアの首領が亡くなった。慌てふためく子分たちは、親元を離れタイで一人暮らしをしていた息子ジョージ(ダニエル・ウー)を連れ戻し、彼を首領に据えることを決める。ところが、子分たちはジョージのルームメイト、サム(イーソン・チャン)をジョージと勘違いし跡取りを依頼してしまう。マフィアの首領になることが夢だったサムはすっかり上機嫌。一方、ある秘密を抱えたジョージもそのほうが好都合と、サムの偽装を黙認、彼の付き添いとして香港へと戻ってくるのだったが…。(allcinema onlineより)

スティーブン・フォンの初監督作品ですね。って「ドラゴン・プロジェクト」の時にもそう書いたのですが、実際にはこちらの方が先、でいいんですよね?
こっちは見るのがちょっと遅くなってしまいました。
どちらかというと、こっちの方がコメディ色が強くて、話も軽いような気がしました。伏線とかを含めても、話が分かりやすい・・・分かりやすすぎ(苦笑)。でも十分楽しかったです。香港映画の王道を行っている感じですね。

イーソン・チャンがこれだけ出ずっぱりの映画は初めて観ました。いや、他にも見たことがあるのって、「ティラミス」くらいしかないな・・・。なかなかいい感じでしたよ。
ダニエル・ウーも「ドラゴン・・・」より活躍してて楽しかったですが、「美少年の恋」に続いてまたゲイ役?(笑)。
何よりチャップマン・トーとロー・ガーインの親子コンビがとってもいいです。見ていて楽しい!
スティーブンは珍しく終始ムスっとしてて、いつものニヤ~がなかったのですが、やっぱりいい男ですね。かっこいいです。
アクションシーンがありますが、これは「ドラゴン・・・」の時と同じようにワイヤーアクションが分かりやすい。まぁ仕方がないのですが・・・。
他にもサミー・チェン、ニコラス・ツェー、サム・リー、ジャッキー・チェンなどがちょこっと出演してます。ニコは2シーンありましたね。かっこいいタトゥが○○○になった時の変な泣き演技とタトゥに笑ってしまいました(笑)。

内容がちょっと薄くてあまり印象に残らない感じのする映画ですが、本編が終わった後、ジャッキー・チェンの映画のようにNGシーンが流れて、一番最後にカチンコを鳴らすスティーブンの映像があったのですが、なんだかおちゃめで可愛くって、全て許せてしまいました(爆)。まだまだ甘いわ、私・・・。

パフューム~ある人殺しの物語~(試写会)

2007-02-19 11:14:33 | 映画(は行)
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ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド出演。トム・ティクヴァ監督作品。

舞台は18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の子供が産み捨てられる。名をジャン=バティスト・グルヌイユ。グルヌイユは生まれながらに体臭がなく、神が彼に唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。やがて彼は、天才香水調合師となり、世間を驚かせる芳香を生み出していく。時を同じくして、パリを震撼させる連続殺人事件が発生。被害者はすべて若く美しい娘で、髪を刈り落とされた全裸死体で発見されるのだった…。犯罪史上最も純粋な動機が彼を狂気へと駆り立て、そして物語は、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末へと向かっていく…。(goo映画より)

NHKホールでの試写会で観てきました。オーケストラの演奏付き。映画の中の曲を3曲くらい聴けましたよ。途中でゲストもあり。今朝の芸能ニュースでも流れていましたが、前日に結婚式を挙げたばかりの陣内智則さんでした。司会者の坂上みきさんがゲストを紹介する時、「結婚されたばかりの!」と言った時、「え?藤原紀香??」とつい言ってしまったのですが、違いました(笑)。お二人の結婚式の様子をテレビで見ましたが、私としては近年まれに見る似合いのカップル。なぜか全然嫌な感じがしないです。(いつも嫌なのか?・笑)逆に陣内さんの好感度が急上昇。

映画ですが、私は嫌いなタイプの映画ではないですね~。ただもう一度観たいかと聞かれたらNOです(苦笑)。あまり気分のいい映画ではないです。
パフューム=香水、というと気持ちのいい映画かなと想像しますが、サブタイトルが「ある人殺しの物語」ですからねぇ。
しかもキャッチコピーが「それは、昨日まで人だったもの」。
・・・・・・。
原作は世界で1500万部売れたベストセラーだそうです。

主人公、グルヌイユの一生を描いた映画ですが、途中からは特にファンタジックです。非常に映画的というか。私は結構のその世界に引き込まれましたね。

監督は「ラン・ローラ・ラン」の人。製作国はドイツ(原作も)、フランス、スペインのようですが、言語は英語でした。出演者はイギリス人が多いようですね。

以下、ネタばれがありますので、未見の方はご注意願います。

究極の香水を作るために、若くて綺麗な女性の体臭を抽出するんですが、その秘めた狂気が私にはなんとなく理解出来てしまうんですね~なぜか。なので、あと一人、ローラの体臭を手に入れるのを見ていて応援してしまう。なんとか香水を作って欲しいと願ってしまうんですね。上手くやれば殺さなくてもいいんじゃないの?と思ったりはしましたが、最初の娼婦を結局殺すはめになったので、その方が手っ取り早いんでしょうね(苦笑)。
どうにかして、体臭を抽出するために実験をしていた時、大きな水槽みたいなのに女性をそのまんまドボンと入れて抽出しようとしてましたが、それは失敗に終わり、ホッとしました。あのやり方で抽出されたエキスは気持ちが悪すぎるぅ~~~。

究極の香水に人々がひれ伏すシーンは冷静に見ると気持ちが悪いか笑ってしまうかですが、私は結構雰囲気に引き込まれました。
しかし、一体どんな匂いなんだろう・・・。
驚愕の結末へ・・・というのはちょっと大げさだなと思いましたが、ラストはまたうわぁという感じで、気分はよくありませんでした(苦笑)。

会場にはお香のような香水のような不思議な匂いがずっと漂ってましたが、せめて一つの匂いにして欲しかった。あれがずっとって、けっこうキツイですよ。香水というのはふとした時に香るのがステキなわけで、ずっと香ってたら気持ちが悪いだけです。たま~に、びっくりするくらい香水の匂いがプンプンする人がいますが、つけ過ぎに気をつけましょう。


ビハインド・ザ・レッド・ドア

2007-02-16 10:12:29 | 映画(は行)
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キーファー・サザーランド、キラ・セジウィック、ストッカード・チャニング、イアン・ライアン出演。マティア・カレル監督作品。02年。

ナタリー(キラ・セジウィック)は、兄ロイ(キーファー・サザーランド)の仕事を手伝うことになり、久しぶりの再会をした。わがままで強引な兄に拒否感を持つナタリーだったが、ロイが深刻な病気であることがわかり、残された時間を一緒に過ごすことにした。しかし、ロイの病状は悪化する一方。ある日、ロイはもう薬は飲まないと打ち明ける。(amazonレビューより)

TV映画です。現在、日本版DVDが発売されていますが、私がこれを最初に観たのは、アメリカ版のビデオでした。当然日本語字幕なし。3~4回観ましたが、ストーリーは細かい所は分からないものの、大筋は理解出来てました。
今回、WOWWOWで放送されたものを手に入れることが出来たので、日本語字幕付きで観る事が出来ました。
・・・・・・字幕なしで観た時の方が感動したのはなぜだろう?(爆)何度観ても泣いてましたが、今回は泣きませんでした。
病気モノの話なので、ストーリーは暗いし、画面も暗めだし、楽しくはないのですが、静かな音楽と映像がマッチしてて、雰囲気が好きな作品です。
だんだん弱っていくキーファーがまたステキ(笑)。何の病気なのか作品の中には出てきませんが、ロイはゲイなので、おそらくエイズかな、と。一緒に住んでいた男が実は1年前に病気で亡くなっていた、というのは字幕で観て初めて分かりました(苦笑)。
ロイはメイクの仕事をしているようで、キーファーにしては珍しい職業設定ですね。警官とかFBIとか、殺人鬼とか(爆)、そういうのが多いので、もっといろんな職業の役をやって欲しいです。セリフがとても流暢な人なので、弁護士とか検察官とかも似合うんじゃないかな~と思うんですが。

蒼き狼 地果て海尽きるまで(試写会)

2007-02-15 14:24:39 | 映画(あ行)
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反町隆史、菊川怜、若村麻由美、Ara、、袴田吉彦、松山ケンイチ、平山祐介、津川雅彦、松方弘樹出演。澤井信一郎監督作品。

部族間の闘争が激化していた12世紀のモンゴル。ボルジギン族の長の妻ホエルンが出産。テムジンと名付けられたその子こそ、後のチンギス・ハーンである。14歳になったテムジン。父親を対立する部族に殺害されると、母親が敵から略奪された身である事を理由に、部下たちから見捨てられてしまう。やがて青年に成長したテムジンはリーダーとしてのカリスマ性を発揮。そしてホルテを妻に迎え、次第に勢力を拡大するだった。(goo映画より)

公式サイト

正直、松山ケンイチくんが出演している、という以外に興味の湧かない映画だったのですが、試写会が当たったので、行って来ました。
チラリと覗いたブログでも書いている方多数でしたが、まずモンゴルの大草原と人々の格好を見た後、日本語で会話が始まるというのにかなり違和感があります。もうそれだけで、この映画ヤバイ、ノレないかもと思うし、損をしていると思いました。
出演者のメインがほとんど日本人なので、日本語なのもしょうがないのかなぁと思ったりしましたが・・・。日本人が全員モンゴル語?を話してたらそれはそれで違和感が(苦笑)。
つまり邦画として撮っちゃいけない題材なのでは??どーーーしても角川さんがやりたかったの?(笑)。「男たちの大和」で十分じゃーんと思うのだけど。
チンギス・ハーンに興味がなかったのですが、ストーリーはそんなにつまらなくはありませんでした。でも演技がダメダメ・・・(苦笑)。なぜあんなに違和感が・・・?
若村さんは声量があって(オフレコかもしれないけど)、やや芝居がかってるけど、悪くはなかったです。ただなんであんなにモノローグが多いんだろ・・・。
反町さんも嫌いな役者さんじゃないし、声は太いし悪くないんだけど、あと1歩迫力が足りませんねぇ。袴田くん(チンギス・ハーンの弟役)の方がなんだか好感が持てました。あと野村さんの演技もなかなか良かったな。菊川さんは・・・・・・私、初めて演技見たかもしれない。なんとも言い様がなくて(^^;
松山ケンイチくんは、出演時間がほんのちょっとでした。なかなか目つきが鋭くて良かったですが、もうちょっと見たかった。でもラストはいらないような・・・

大真面目な映画なのに、時々コミカルな印象を受けました。思わずプっと吹き出してしまいそうになったり。お腹の大きくなったボルテとテムジンが向き合ってお腹を見た時、コメディチックな感じがしたし、ジュチが「チンギス・・・ハーン・・・」とうなされたようにつぶやいた時も吹き出しそうになりました。津川雅彦さんのシーンも威厳も何もなくて、なんじゃこりゃな感じだし、松方弘樹さんの役もなんだかなぁ・・・
すいません、文句ばっかりで(苦笑)。

つくづく「墨攻」が日本で映画化されなくてよかったと思いました・・・。

ホリデイ(試写会)

2007-02-14 15:28:42 | 映画(は行)
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キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック出演。ナンシー・メイヤーズ監督作品。

傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダ(キャメロン・ディアス)とアイリス(ケイト・ウィンスレット)。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった。(allcinema onlineより)

公式サイト

ハリウッド映画の試写会に行ったのに、なぜか「ペ・ヨンジュンのフィギィア」の宣伝をされました・・・。ファミリーマートなどに飾ってありますのでという話しを司会者がしてたんだけど、たまたま今日ファミマへ行ったら、本当に飾ってあって、目が点になりました。いや、いいんですけど39000円でしたよ。私はフィギィアが苦手なのですぐに目を逸らしましたが。

この映画、全然知らなかったのとラブストーリーかぁ・・・ということでそんなに期待してなかったのですが、なかなか面白かったです。デートムービーに最適かと。
自宅交換システム、というのがまず面白い発想です。実際にあるんでしょうか・・・
お互いの家を交換して期間を決めて住むという。とても楽しそうだけど、よーーーく考えるとちょっと無茶な感じも(苦笑)。金持ちが家を貸したら、家の中のモノを根こそぎ持っていかれそうな感じがします。しかも、他人の家にいるのに、訪ねてきた、しかも男性を普通に家に入れてしまうという(苦笑)。ありえなーい。まぁ、映画だからいいんですが。

今回、家を交換したのはイギリス人のアイリスとアメリカ人のアマンダ。アマンダが金持ちで大きな家に住んでました。それを知らずに来たアイリスの喜びようといったら、まぁ凄い。その気持ちよく分かる(笑)。一度でいいので、自分の家の庭にあるプールで泳いでみたい(大笑)。ケイトが恋人に失恋してやたら泣いてて、その辺はちょっと女々しいので好きじゃなかったですが、演技は可愛くって好感が持てました。
んでジュード・ロウがいい役でかっこよかったですねぇ。○○ぶりも最高。ナプキン男にはウケました。
ジュード・ロウはアイリスの兄でアマンダといい仲になるんですが、一方ロスに来たアイリスは最初、昔、脚本家だったというおじいちゃんと仲良くし始めちゃって、どうなるのかと思ったら、ラストにはちゃんとジャック・ブラックといい感じになってました。
あのおじいちゃん役が良かったですねぇ。女々しいアイリスに強い女が出てくる映画を次々と見せて、引きずっている恋に終止符を打たせるところなんていい伏線になってました。ジャック・ブラックが結構正統派の作曲家の役をやってたので、ややびっくり(笑)。



ラストは出来すぎな感じですが、まぁハッピーエンドのラブストーリーなので仕方ないですね。クリスマス時期の話なので時期外れなのがちょっと残念。

運命じゃない人

2007-02-13 10:53:57 | 映画(あ行)
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中村靖日、霧島れいか、山中聡、山下規介、板谷由夏出演。内田けんじ監督作品。04年。

典型的なお人好しの冴えないサラリーマン宮田武(中村靖日)は、結婚を前提にマンションを購入した矢先、肝心の恋人あゆみ(板谷由夏)に突然去られてしまう。ある晩彼は、親友で私立探偵の神田(山中聡)に呼び出され、とあるレストランへと向かう。神田はいつまでも前の彼女を忘れられない宮田を叱咤すると、その場で宮田のためにと女の子をナンパしてみせる。一人で食事していたその女、真紀(霧島れいか)はちょうど婚約者と別れ今夜の泊まる家もなく途方に暮れているところだった。そこで宮田は自分の家に泊まるようすすめ、2人で帰宅する。ところがそこへ、置きっぱなしの荷物を取りに来た、とあゆみが突然現われた…。(allcinema onlineより)

劇場公開当時、脚本を読んで唸りました。面白くて。ずっと見たかったのですが、なかなか機会がなく、やっと観る事が出来ました。いやぁ、面白かったです。脚本を読んで面白かった事は覚えてたんですが、ストーリーはすっかり忘れてて、かなり楽しめました。
出だしは普通の話で、ごくごく普通のラブストーリーっぽいし、あら、もう終わり?みたいな感じなのですが、そこからが俄然面白くなります。
監督の内田さんは、劇場公開初作品だそうですが、初作品でこれだけ話題になってしまって、この先大丈夫なんでしょうか?(笑)
こういう脚本が一度でも書けたら、もう次が書けなくてもいいやと私なら思ってしまいますが。

出演者はそんなに有名な人が出てません。すぐに名前が出てきたのは、板谷由夏さんくらいで。しかも、どう考えても低予算映画。12日間で撮影したそうで、大変だったでしょうねぇ。
この映画見ていてちょっと「サマータイムマシンブルース」を思い出しました。タイムマシンものではないですが、「サマータイムマシンブルース」が好きな方は、楽しめる映画じゃないでしょうか。

あ、それからこの映画は、予告を観ないで、予備知識なしで観た方がいいと思います。予告がちょっとネタばれっぽいし。
ラスト、ああ、これで終わっちゃうのか~誰も幸せになってないよーと思ったら、あとワンシーンありました(笑)。いろんな解釈の仕方があると思いますが、私としては、アレを返しに来ただけじゃなく、宮田に会いたかったから、と思いたいです。

ホテル・ルワンダ

2007-02-08 10:51:11 | 映画(は行)
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ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ホアキン・フェニックス、ニック・ノルティ、デズモンド・デュペ、デヴィット・オハラ、カーラ・セイモア出演。テリー・ジョージ監督作品。04年。

1994年、ルワンダの首都キガリ。多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦はようやく終息したものの街は依然不穏な空気に包まれていた。ベルギー系の高級ホテル“ミル・コリン”で働く有能な支配人ポールは、ある晩帰宅すると暗闇に妻と子どもが身を潜めていた。フツ族大統領が何者かに殺され、これを契機にフツ族の人々がツチ族の市民を襲撃し始めたのだ。ポール自身はフツ族だったが、妻がツチ族だったことから、ひとまずミル・コリンに避難することに。外国資本のミル・コリンはフツ族の民兵たちもうかつには手を出せなかった。そのため、命からがら逃げ延びてきた人々が続々と集まってくるのだが…。(allcinema onlineより)

署名活動にて日本公開にこぎつけた作品です。とある劇場に行った時、大勢人がいたので、何かと思ったら、この映画を見に来た観客でした。こりゃ仕事終わってから来たんじゃ入れないやと思ったのを覚えてます。
虐殺のシーンなどを観ていて、どうして私は日本に、彼らはルワンダに生まれたのだろうと真剣に考えてしまいました。一体何が違うというのだろう。
虐殺の実態をカメラに納めた外国のジャーナリストが言ってましたね。世界の人々はこれを見て、「怖いね」というだろう。そしてそのままディナーを続けるだろう、と。

結局は対岸の火事なんですよね。自分に災難が降りかからない出来事は、「大変ね」「可哀想に」で終わってしまう。何も出来ないし、と思ってしまうし、しようともしない。私は1994年のルワンダ虐殺のことを知りませんでしたよ。

この映画では、とあるホテルの支配人を主人公に描いてました。あやういところで難を逃れていて、ちょっと映画的な感じもしたのですが、生きる為、家族を守るために必死だったという事は分かります。ネクタイが結べなくて嗚咽をもらすシーンには泣いてしまいました。

日本は本当に平和ですよね。第二次世界大戦のあとは、もちろん外国では戦争に加わってないし、内戦もない。私はアメリカに守られて自衛も満足にできない日本の現状に疑問を持ってはいますが、戦争をしない、と明言し、それを実行しているからこそ、他の国に攻め込まれる事もなく、平和が60年以上続いているというのも事実だよなぁと思ってます。
厚生労働大臣の失言で大騒ぎするしている日本人は幸せですねぇ・・・。

2007年1月のレビュー

2007-02-08 10:19:11 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】
「墨攻(ジャパン・プレミア試写会)」

【韓国映画】

【アメリカ映画】
「レジェンド・オブ・ゾロ」

【日本映画】
「悪夢探偵(ジャパン・プレミア試写会)」
「さくらん(試写会)」
「それでもボクはやってない」
「魂萌え!(試写会)」
「ハサミ男」
「僕は妹に恋をする(試写会)」
「メゾン・ド・ヒミコ」

【その他の国の映画】

【アニメ】

【ドラマ・舞台】

劇場(有料試写会含)は3本、試写会は3本、DVDは3本と相変わらず低空飛行ですが(笑)、忙しい割りには見ている方かな?
印象に残ったのは、「墨攻」「それでもボクはやってない」ですね。安藤くん出演映画はもちろんですが。
別の意味で「僕は妹に恋をする」も印象的っちゃ印象的でした(爆)。