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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

2009-09-04 22:02:10 | 映画(な行)
★★★★☆

公開2日目に観て来ました。第1章を観た時には、ともだちが誰なのか、ということは、正直どーでもよかったんですが、第2章を観た時、がぜん、ともだちの正体に興味がわき、今回、原作とは違うラストということで、楽しみにしていました。(原作未読ですが)


ネタバレ全開なので、未見の方はご注意願います。





私の予想としては、ともだち複数人説で、最初はフクベエで、その後ヨシツネかなーと思ってました。ヨシツネの行動がアヤシかったし、あくまのセールスマンが、ウイルスを巻く直前の会議の時のともだちの地声が香川さんの声に聞こえたんです。実際は違ったみたい?
実際のともだちの正体はフクベエのふりをしたカツマタくんだったわけですが、実験大好きカツマタくん、フナの解剖の前の日に死んじゃって・・・というのに、すっかり騙され、全然予想してませんでした。ので、おお、なるほどーと普通に納得。理由としても、いじめられて、死んじゃったことにされる、というのも、ありえそう。記憶なんて、あいまいだもんなー。
展開としては、あの巨大ロボットが歩いただけで、爆発も何もしなかったのがちょっと残念でしたが、そういうアクション映画ってわけでもないしね。個人的には、でかい相手にはバランスを崩せばいいんだ、というのが、小学生の時の記憶が伏線になってて、その辺は好きでしたね。車が突っ込んだだけで、あっさり倒れる巨大ロボットも、そういう経緯でなんとか納得させてみたり(笑)。
ともだちは、大切だぞー、いじめはダメだぞーというメッセージは、ありきたりだけど、結局、そういうありきたりなことが一番大事だったりするしね。
ぐーたらら~の曲がやたら、人々の心を打っていたようですが、そんなすごい曲か?とは思いつつ、頭に残るフレーズではありますな。万博の音楽祭?のシーンで、武内享氏が出るのを知ってたので、どの人かなーと思ってたのですが、ビジュアルにウケました(笑)。白塗りの顔の真ん中に赤いダイヤのマーク(爆)。セリフはありませんでしたが、ケンヂにギター渡したりして、予想以上に映ってました。スケジュール的に、撮影日に雨が降ったら、出られなかったそうなので、無事に出れて良かった良かった。たぶん、予想以上に映ってたのは、堤監督と”おともだち”特典ですな(笑)。
ケンヂが最後にヴァーチャルで、少年ケンヂにカツマタくんに謝るように言ったり、中学生ケンヂが学校でかけた曲がカツマタくんの自殺を思い留めたりしてて、ああ、こうなっていれば、世界は救われる(笑)んだーと思ったのですが、よく考えたら、ヴァーチャルはタイムマシーンじゃないし、単なるケンヂの自己満足か??

まぁツッコミどころは満載ですが、飽きずに観れたので、自分的にはオッケーかな。
また第1章から見直したいですねー。(テレビ放送は見逃しました)

20世紀少年 <第2章> 最後の希望

2009-02-04 15:43:10 | 映画(な行)
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豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、ユースケ・サンタマリア、藤木直人、石塚英彦、宇梶剛士、小日向文世、佐々木蔵之介、黒木瞳、唐沢寿明出演。堤幸彦監督作品。

2000年に起こった“血のおおみそか”から15年、いまや“ともだち”は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間たちによる人類滅亡計画を阻止した救世主として崇められていた。行方不明になったケンヂに代わりユキジに育てられたカンナはそんな世の中に反発、問題児とみなされて洗脳のための施設“ともだちランド”での研修を命じられてしまう。しかしカンナはそこで、徐々に“ともだち”の真相に近づいていくのだったが…。(all cinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

第2章観て来ましたー。3章への期待を込めて、★4つです。
第1章を観て、面白かったので、2章を見る気満々でした。2章が面白くないと、3章は期待できないし、かといって、2章が面白くても3章も面白いという保証はないわけですが(笑)。
1章を観た時は、正直、”ともだち”が誰であっても、別にいいやくらいの気持ちでしたが2章を観たら、俄然気になり始めました。
予告を観た時に、ユースケ・サンタマリアが”どもたち”かなーと思ったのですが、サダキヨという役設定があったし、2章を見た限りでは、違うかなという感じでした。いや、分からないよ、という意見も聞きましたが(笑)。
観ていて気になったのが、教会にいるカンナのもとへ、みんなで行くシーンで、ヨシツネが一人、離れていったこと。これがずっと気になっていて、そのあと、オッチョの回想シーンで、子どものヨシツネがお面を被るのを見て、あーーー!となりました。
その後のシーンだったか、”ともだち“が復活した後、あくまのサラリーマンが世界を滅ぼす前の円卓会議のシーンで、”ともだち”が肉声を発したとき、あ、これ、香川さんの声だ!と気づきました。つまり、復活後は少なくとも、香川さんが”ともだち“ってこと。
でも、その前の“ともだち”のシルエットって、香川さんより背が高いんですよね。
私は血のおおみそかで死んだはずのフクベエがちょっと怪しい気がするんですが・・・。
そう考えていくと、”ともだち“は、持ち回りなんでしょうか(笑)。前日にテレビ放送された「もう一つの第1章」も見たのですが、第1章を見直してみる必要がありそう。
原作は未読ですが、映画のラストは原作とは違うそうですね。
第3章は8月末ごろの公開だそうですが、待ち遠しい~。

ところで、今回もやはり、オッチョが美味しいところを持って行きましたね。教会のシーン、めちゃくちゃかっこよくなかったですか??
ガラスをバリーンと割って、入ってくるシーンです。
あと、カンナと同級生がバーチャル?でケンヂたちが子どもの頃に行くというシーンは面白かったですね。

ラスト、北海道にいるケンヂが映ってました。え?ということは、ケンヂは・・・


20世紀少年-第1章ー終わりの始まり

2008-09-01 15:13:42 | 映画(な行)
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唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士他。堤幸彦監督作品。
出演者一覧は、こちらを参考に。

1969年。小学生のケンヂ(唐沢寿明)は、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。1997年。大人となったケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコ(黒木瞳)の赤ん坊カンナの面倒を見ていた。その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。やがてそれが少年時代の“よげんの書”にそっくりなことに気づくケンヂ。20世紀の終わりが迫る中、ついにケンヂはかつての仲間たちと共に人類滅亡の阻止に立ち上がるのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

公開初日に観てきました。出演者に好きな人がいるから、というのが、一番の理由ですが(笑)、出演時間は短いものの、楽しませてもらいました。
同窓会のシーンでしたが、ケンヂの同級生で、女性にモテモテ。乾杯の音頭で「ちぃーす!(チアーズ?)」と言い、場を白けさせていたわけですが、劇場内で、おそらく私一人がウケていたかと。どうもありがとうございました(爆)。

上のあらすじを読むと、かなり荒唐無稽で、シナリオのシノプシスとして提出したら、即、却下を喰らいそうですが、原作の漫画は子ども向けなんでしょうか?
原作は、ラストがグダグダだったという噂を聞きましたが、映画は大丈夫なんでしょうか・・・?

正直、三部作なので、血のおおみそかと言われるシーンの前までなのかな~と思ってました。が、そこはしっかり第1章でやってました。びっくりでした。でもそのクライマックスがないと、1本の映画として成り立たないんだろうな・・・連続ドラマじゃないんだし。というか、続きがあるということに驚く・・・。しかもあと2章分。うーむ。どういう展開になるだろう・・・。

ストーリーは荒唐無稽ですが、ケンヂの現在と子ども時代、それから近未来を行き来する展開で、普通だと観ている側の気持ちが途切れたりするんですが、逆に飽きを感じさせない作りになってました。テンポも悪くないです。ただ、ケンヂがテロリストとして、指名手配?されるようになる1997→2000の流れがイマイチ分からなかった。なんか見逃したのかな・・・。

T・レックスの「20th century boy」が予告から流れてましたが、耳に残りますね。原作でもこの曲が出てくるんでしょうか。なんか堤監督がこの手の曲好きそうだから・・・。ワタクシ、監督がライブハウスで「Born To Be Wild」を熱唱するのを聞いた事あるんで(笑)。

個人的に、カンナの赤ちゃん時代の赤ちゃんがとっても可愛いと思いました。子役の子達もみんな演技がなかなか上手いです。
ARATAさんが、最初誰なのか分かりませんでした。坊主頭、ちょっと怖いです・・・。
成長したカンナの役は誰がやってるんだろう?運命の子って?
"ともだち"って誰?あまり引っ張ると、誰でもいいや、って感じになっちゃうけど(笑)

第2章は来年の・・・いつだっけ(笑)。1月?だったかな?撮影は、第1章と並行してたそうですね。
1章観たら、次も観ないわけにいかないので、観に行くと思います。




西の魔女が死んだ(試写会)

2008-06-10 13:58:27 | 映画(な行)
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サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一出演。長崎俊一監督作品。

少女まいは中学に進んで間もなく登校拒否になってしまう。娘の扱いに困ったママは、彼女が“西の魔女”と呼ぶおばあちゃんのもとにまいを預けることに。おばあちゃんは英国人で、日本人の夫に先立たれてからは田舎で一人暮らしをしていた。そんなおばあちゃんとの田舎暮らしはまいにとって驚きと感動の連続。やがて、魔女の家系の末裔だというおばあちゃんは、魔女が持つ不思議な力についてまいに語る。自分にもその血が流れていると教えられたまいは、魔女になりたいと願い、おばあちゃんの指導の下、“魔女修行”を始めることになるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆

見てから時間が経ってしまったので、あまり詳しく書けませんが、とりあえず、見たという記録を残しておきたいので。
見る前は舞台が外国なのかと思ってました。おばあちゃんが外人だったし、少女が外国へ行くのかと・・・・・・。舞台は日本でしたが、田舎の自然がいっぱいのステキな場所でした。今、この場所にずっと住めと言われても無理かもしれませんが、年を取って、こいう場所に住めたら、ちょっとステキかも、という感じ。
不登校の少女がしばらくの間、心を癒すには適した場所ですね。私が親でもそうするかも。
おばあちゃんもとってもステキな人。魔女の末裔という設定(まいにそう言っている)でしたが、私はあまりそういう感じがしませんでした。そうじゃなくても十分魅力的なおばあちゃん。いちごジャムとか、作ってみたい~~。薄切りにした食パンをカリっと焼いて、その上に甘いいちごジャム。パンを食べる時のサクっという音がとっても美味しそうで、この映画を観た数日後、薄切りの食パンを買って食べました(爆)。すぐ映画に影響受けちゃうのよね~~~(苦笑)。

正直、最初の方は退屈で、あまり面白くない映画かな~なんて思ったのですが、ラストの方では自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。いい映画でした。
ちょっと地味な映画で、子どもが見ると最初は退屈しちゃうかも?でも原作があるようだし、原作が好きな人は見てみてもいいかも。あの森とか庭とかとてもステキです。


ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008-05-26 11:11:14 | 映画(な行)
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ジョージー・ヘンリー、スキャンダー・ヘインズ、ウィリアム・モーズリー、アナ・ボップウェル、ベン・バーンズ出演。アンドリュー・アダムソン監督作品。

偉大な王アスランと“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され、生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。また先王亡きあと摂政を務める弟のミラースは王位を奪おうと、正統な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を画策。一方、小さな象牙の角笛を手にミラースの追っ手を逃れるカスピアン。その笛の音は、ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を呼び戻すと信じられていた。やがて追い詰められたカスピアンがついにその角笛を吹き、それは時を越えて鳴り響く…。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

公式サイト

「アフタースクール」を、私にしては珍しく1800円で観た後、この映画を友達が当てた鑑賞券で観てきました(笑)。前作の「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」が、イマイチだったので、試写会で当たらなければ観るつもりがなかったのですが、観る運命なのでしょうか。7章まで付き合うのはちょっと微妙なんですが(笑)。

でも、前作よりは楽しめたと思います。ダラダラな感じは少なかったかな。途中ちょっと眠くなりましたが、なんとか寝ずに最後まで観れました。長かったけど。しかし、前作の内容をほとんど忘れていて、それと繋がるシーンはイマイチ分かりませんでした(汗)。
一番下のルーシーを除く3人が、戦闘シーンでも、やたら強かったですが、前作でもそうでしたっけ??
カスピアンのイケメン王子は、なかなかかっこいいですが、私はピーターの方が好みです。でもナルニア国物語では、これで出演が最後だそうですね。スーザンもそうなのかな?7章まであるのに、もう2人が脱落して大丈夫なのかな。最後はルーシーのみなんでしょうか。観る前からピーターはこれで最後と聞いていたので、実は死ぬのかと思ってたんですが、違いました(笑)。ミラースとのタイマン勝負はなかなか良かったですね。

よく分からなかったのが、アスランの登場。なんで森にいたんだろう?あの兄弟姉妹が迎えに行かないと出て来れないという設定?見えないってことなのかな?
大勢が犠牲になる前にさっさと出てくれば、それで問題解決じゃんと思ってしまったんだけど・・・・・・。アスランが出てきた後は戦闘がアッサリ終わったしねぇ。
原作読まないと分からないのかなぁ。


NEXT-ネクスト-(試写会)

2008-04-15 11:08:41 | 映画(な行)
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ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール、ピーター・フォーク出演。リー・タマホリ監督作品。

ラスベガスの二流マジシャンとして生きるクリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)。実は、彼は自分の周囲だけだが2分先の未来を予知できる能力を持っており、その秘密を誰にも悟られないよう目立たず日々をやり過ごしていた。そんなある時、クリスの前に女性FBI捜査官のカリー(ジュリアン・ムーア)が現われる。彼女らFBIは、核兵器を持つテロリストがロサンゼルスを爆破する計画を企てているという情報を掴んだことから、予知能力を持つクリスへ捜査協力の依頼に来たのだった。しかし、面倒な他人事に巻き込まれたくないと要請を断るクリス。一方、時折彼の頭によぎっていた美しい女性リズ(ジェシカ・アルバ)との出会いを果たし、ほどなく惹かれ合うのだが…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ラストのどんでん返しにびっくり度:★★★★☆

2分先の未来が予知できるという能力、なかなか面白そうと思い、観て来ました。クリスの能力は、やはりなかなか面白かったのですが、FBIがクリスをマークしていて、核を探すことに協力させようとするところがイマイチ説得力に欠ける気がしました。なんでかな~?なんかちょっと唐突な感じがしたんでしょうか。しかも、核をロスで爆発させようとしている悪者の方もクリスを追っているし・・・。

まぁでもそんなことは吹っ飛ぶくらいのラストでした。いや、誉めてるわけでは・・・・・・(笑)。
この映画、面白いと思う人と金返せと思う人に二分されるような気がします。私は金払って観たわけじゃないので、まぁまぁ楽しめました。ネタばれ知らずに観た方がいいと思います。でも自己責任でお願いします(爆)。

以下、ちょっぴりネタばれ含んでます。


しかし、2分先の未来が分かるとなんでもありか、と思えてしまいました。危険を避けることができる為、観ていて気持ちがいい分、なんかずるい、と思ってしまったり(笑)。分身の術(笑)を使って、自分のいろんな未来を見れるんだもの。
ただ、2分先の未来が見えるといっても、その時点での未来であり、それはどんどん変わっていくということを繰り返し言ってましたね。それも伏線だったんだな(笑)。
普段は自分の未来しか見えないのに、なぜかリズの未来は見える、というのも伏線。

あとは、観ながら、展開遅くないか~?と思ったんですよね。1時間40分くらいの上映時間だと知っていたので、あれ、このままだと・・・・って。
ラストのどんでん返しで、会場の客が失笑してましたが、あれはもう笑うしかないよ(苦笑)。宣伝文句に騙された感はするよね・・・。

出演者にピーター・フォークがいて、びっくり。年とったね~。刑事コロンボさん。出演はちょっぴりでしたが、吹替えの小池朝雄さんの声に変換して聞いてました(笑)。



ノーカントリー

2008-03-27 13:42:09 | 映画(な行)
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トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド出演。ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督作品。

人里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス(ジョシュ・ブローリン)。複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、危険と知りつつ持ち帰ってしまう。その後、魔が差したのか不用意な行動を取ってしまったばかりに、冷血非情な殺人者シガー(ハビエル・バルデム)に追われる身となってしまう。モスは、愛する若い妻カーラ・ジーン(ケリー・マクドナルド)を守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。一方、事件の捜査に乗り出した老保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)だったが、行く先々で新たな死体を見るハメになり苦悩と悲嘆を深めていく…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★★☆
すごい緊張感だった度:★★★★☆

観てきました。すごい緊張感のある映画でした。たぶん、BGMは一切かからなかったんじゃないかと・・・。風の音で恐怖をあおり、受信機のピッピッピッピという音でドキドキし、でかい銃声で何度もビク!!としながら観てました(笑)。「バンテージ・ポイント」の時の緊張感とはまた違った恐怖の入り混じった緊張感でした。
その緊張感をかもし出しているのは、やはり怪演しているハビエル・バルデムの存在でしょう。あの髪型、笑っちゃうんだけど、笑うと不気味で・・・しかし顔がでかく見えますな。普段はかなりイケメンな俳優さんですが。(インタビュー見てびっくりした・笑)。
過去は語られないので、余計に不気味さを強調しています。会話もかみ合ってないし・・・。

主役は一応、モスなのでしょうが、完全にシガーに喰われてますね。モスの最期もアッサリしてて、ちょっとびっくりしました。あれだけの逃走劇をやったのに、最期を見せないなんて。それも演出なのでしょうが。モスは危険を知りつつ逃走しますが、その間、金の入ったバッグの隠し方とか、それを取り出す方法とか、いろんな道具を使って非常にテキパキと手際よくやってます。ただのハンターなのに、なんでそんなに手際がいいんじゃい、と思ったのですが、ベトナム戦争経験者だから、ということでいいのかな?その辺はとても手際がいいのに、バッグの中にある発信機に気付かなかったりするおマヌケさんなのよね・・・。中盤から後半にかけての逃走劇はとても面白かったんですが、その後が微妙でした。長く感じました。トミー・リー・ジョーンズは、保安官の悲哀が出てて、やる気なさげな感じが良かったんですが、ラストはもっとサクっと終わった方が私の好みです。
しかし、シガーが持ち歩いていた酸素ボンベの威力といったら、凄いです。音も凄いけど・・・・・・。


ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(試写会)

2008-01-16 11:53:39 | 映画(な行)
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市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路出演。北村拓司監督作品。

人生の目的が見つからず無為な日々を送る中で不安と焦りばかりを募らせている高校生の山本陽介(市原隼人)。そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理(関めぐみ)との激しいバトルが繰り広げられる。何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく陽介だったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
関めぐみちゃんが良かった度:★★★☆☆

2008年最初の試写会参加でした。なので、総合の★一つおまけ(笑)。でもなかなか良かったです。滝本竜彦氏の同名小説が原作だそうです。未読です。
試写会では女子高生が多く、おそらく、中・高生がターゲットなのだろうと見る前に思いました。が、見た後は・・・どうなんだろう。こういうのって、自分が実際に高校生の時よりも、それが過ぎた後の方が共感できるんじゃないかなと思ったり。

ストーリーはかなりぶっとんでます。ある種、戦隊モノのようなノリで、突然チェーンソー男が現れて、襲ってきたので戦うしかないという(笑)。リアリティも何もないわけです。
正直、低予算映画だろうとタカをくくってたのですが、CGが意外と良い。最初は何だこの映画、と思ったのですが、私は結構早い段階で、そのチェーンソー男が何を象徴しているのかというのが分かったので、かなりストーリーに惹きつけられました。なので、★4つもあながち嘘ってわけでもないです(笑)。
なぜか戦わなくてはいけないと思い込んでいる美少女戦士(笑)が関めぐみちゃん。彼女は「アヒルと鴨のコインロッカー」「ハチミツとクローバー」で見ましたが、この映画が一番良かったと思います。まず釣り目っぽい大きな目が凄く綺麗。顔立ちももちろん綺麗。戦っている姿がなかなか良い。主演は市原くんですが、この映画の評価が良かったのは、彼女によるところが大きいです。



その主演の市原くん。彼が出演している映画を自分から劇場へ見に行ったことはないように記憶してますが、試写会で見る確率がかなり高いので、いろいろ見てます(笑)。正直(何度も書いてるけど)あまり演技はうまくないんですが、高校生役は合いますね。こういう奴、たぶんいる、って思えるんですよ。しゃべり方に特徴があるので、これまたモノローグがあまり上手くなくて、聞いてて微妙だなぁと思ってしまうんですが、台詞の違和感はそんなにありませんでした。ちょっと臭すぎる台詞があったけど、それは本人の責任ではないと思うし(笑)。文句ばっかり書いてますが、悪くはなかったですよ。
山本の友人、渡辺役の浅利くんも頑張ってましたね。いい味出してたと思います。自分の居場所を求めて、小説書いてみたり、絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、音楽をやってみたり。ちょっと漫画チックではあるけれど、個性的なキャラで良かったです。亡くなってしまった友人の能登役の三浦くんは、髪の毛真黄色で熱いような冷めているような役でした。でも彼は山本にとって重要な人物でしたね。

以下、ネタばれありなので、知りたくない人はご注意願います。

チェーンソー男ですが、山本が絵理に、能登がバイクの事故で死んだという話をした時に、絵理が事故現場で泣いているところが映った(絵理の回想)ので、だいたいの事情が想像できました。絵理の家族は事故で亡くなっており、チェーンソー男は絵理にとって、悲しみや辛さ、孤独の象徴なのだと。だから絵理はチェーンソー男と戦わなくちゃいけなくて、その日は倒してもまた次の日も現れる。現れるたびに戦って勝たなくてはいけない。戦う場所もなんで遊園地?江戸村?と思った時、家族との思い出の場所なんだなということが分かりました。それが分かると、俄然、絵理を応援したくなってしまうんですよ(笑)。でもって、戦うのは絵理だけど、一人じゃなくてもいい。誰かに支えてもらうことで孤独や悲しみは薄れ、チェーンソー男は弱くなっていく。
一方、山本は 自分にとって大きな存在だった友人の能登が死んでしまったことで、乗り越える壁がなくなり、毎日をダラダラと過ごします。そして絵理と出会ったことで、彼女を救って自分は死ぬことを考えます。それがかっこいいと思ってしまうんですね。ガキが考えそうな短絡的な思考だけど(笑)。能登に「根性なし~~~!」と言われていた山本は、なんとか根性ある所を見せて、彼を乗り越えようとします。渡辺が作った曲(能登が「根性なし~~~!」と歌っている曲)はなかなか良かったですね。歌を聴いて「能登?!」と山本が気づくシーンの市原くんの演技も良かった。あの歌は三浦くんが実際に歌ってるのかな?なかなかいい声だと思いました。しかし、俺さまーズって(笑)。



ラストの戦いで、バイクで突っ込むシーンとか、もろ戦隊モノな感じで、ちょっと(いや、だいぶ?)引きましたし(笑)、台詞も臭すぎるのが気になったシーンもありましたが、私は概ね良かったと思います。試写会で当たらなかったら絶対に(苦笑)見なかった映画だと思うので、見れて良かったです。原作は角川小説大賞という賞を取っているそうですが、面白いのかな?ライトノベルのようなので、中・高生向けなのかなぁ。ちょっと興味あります。チェーンソー男が同じような意味を持った存在なのか、とか。


ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記(試写会)

2007-12-11 13:51:24 | 映画(な行)
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ニコラス・ケイジ、ジョン・ボイド、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ヘレン・ミレン出演。ジョン・タートルトーブ監督作品。

ベン(ニコラス・ケイジ)は、彼のもとを訪れたウィルキンソン(エド・ハリス)と名乗る古美術商からある驚きの情報を知らされる。それは、今なお多くの謎に包まれているリンカーン大統領暗殺事件の犯人による日記で消失されていた一部が発見され、そこには暗殺の真犯人としてベンの祖先トーマス・ゲイツの名が記されていた、との衝撃的な内容だった。大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは何としても祖先の無実を晴らすべく、天才ハッカーのライリー(ジャスティン・バーサ)、そしてベンとは今や破局寸前の恋人アビゲイル(ダイアン・クルーガー)の協力を得て調査を開始。その日記に伏せられた暗号解析を機に、パリの自由の女神やバッキンガム宮殿へ飛び、徐々に真実へ近づいていく。しかし、その一方で、謎の一味がベンたちをつけ狙っていた…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
突っ込みどころはあるものの楽しめた度:★★★★☆

前作の「ナショナル・トレジャー」の感想はこちら

試写会で観てきました!面白かったです。前作はDVDで観たのですが、なかなか楽しめたので、劇場へ行こうと思ってました。
前作に引き続き、当然、ディズニー映画、当然ジェリー・ブラッカイマー製作(笑)。ディズニー映画は、外さないですよね~。
ストーリー展開は定番ですが、ワクワクドキドキさせる見せ方は相変わらず上手いし、CGはお見事。前作同様、謎解きがアッサリしてますが、テンポが良くてかえっていいかもしれません。
しかし、突っ込みどころもあります。合衆国大統領にあんなに簡単に会えるわけなかろう(爆)。大統領も理解が良すぎ。でもって、都市伝説といわれている「大統領の秘密文書」をあっさり一般人に見せるわけがない。まぁでも笑って突っ込みながら楽しんで見るべきでしょう。
正直、暗殺者の日記よりも、「大統領の秘密文書」の方が興味あったりして(笑)。
大統領がベンに読むように言った47ページにはいったい何が書かれているんでしょう?それが映画を観終わった一番最初に思った疑問でした(笑)。

役者たちの演技はもちろん安心して見れますし、ジョン・ボイドやハーヴェイ・カイテル、エド・ハリスなどの渋い役者たちもいい感じです。
やっぱりニコラス・ケイジは髪が増えたままだった・・・・・・・(爆)

デートムービーにも、正月に家族で見るにも最適な映画ではないかと思います。


ナイト ミュージアム

2007-10-16 10:09:29 | 映画(な行)
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ベン・ステイラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク、ジェイク・チェリー出演。ショーン・レヴィ監督作品。06年。

ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー(ベン・ステイラー)。現在は失業中で、最愛の息子ニッキー(ジェイク・チェリー)にも愛想を尽かされてしまう始末。そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。しかも驚きはそれだけではなかった。モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
安心して見られるファミリー映画度:★★★★☆

この手の映画は、夢があっていいですね。動くわけないものが動き出すワクワク感とか、主人公が困っている姿がおかしかったり、なかなか楽しめました。
確か興行成績でもかなりの間、1位を取っていたような記憶があります。試写会で観たかったけど、当たらなかったので、DVD鑑賞になりました。
ストーリー的にはかなり定番で、新たな驚きなどはありませんが、この映画の楽しみはやり博物館の生き物が動き出すところですから、こだわる必要もないでしょう。
ラリーの元妻役で、「24」のジャックの恋人役のキム・レイヴァーが出てましたね。