Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ワールド・オブ・ライズ(ジャパン・スペシャル・スクリーニング)

2008-12-04 13:47:26 | 映画(わ行)
「トラックバックとコメントについて」

レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・バークニー出演。リドリー・スコット監督作品。

ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

ジャパン・プレミアなのかと思いきや、“ジャパン・スペシャル・スクリーニング”というよく分からないタイトルの試写会でした。リドリー・スコット監督の来日が予定されていたそうですが、急遽キャンセルで、レオ様のビデオレターが流れました。
どうやら、アメリカでは大コケしたらしいという噂を聞いたんですが、真相はいかがなもんでしょ。

映画はなかなか良かったです。CIAのエージェントが中東の情報局と協力して、テロ組織に挑んでいく話ですが、エンターティメントとしては、楽しめると思います。こういう世界があるのね~みたいな感じで。
まともに考えてしまうと、作戦とはいえ、CIAが勝手に作り上げたテロ組織に無関係の一般人を巻き込んで、しかも、その人が本物のテロリストに殺されちゃうという、あまりに無責任な展開があったりしますが・・・。どう考えても、中東の人たちからクレーム来そうです。
ヨルダンの情報局のボスの人がなかなか良かったです。最後、おいしいところを持って行きましたしね。
それにしても、レオ様はいい役者になったねぇ・・・って他の映画でも、同じこと書いたような気がします。
オスカーを取りたくて、必死になっているという報道を時々見かけますが、そんなに必死にならなくても、そのうちくれるじゃないの?という感じ。まだ若いしね。
ラッセル・クロウは・・・あんなにオッサンだったっけ?髪を白っぽくしているせいなのかな。いつも悲しそうな目をしてて、あまり好きじゃないんですが(笑)、今回は、子どもの世話をしたりして自分は安全なところにいて、アメリカを守っていると自負している嫌味なCIA幹部を演じていて、いつもよりずっといい感じに見えました。

クライマックスの展開は、ハリウッド映画的な感じですが、私はラスト、レオ様が味方に殺されるんじゃないかと、妙にハラハラしてしまいました(笑)。
PG-12がついているのは、拷問シーンがあるからでしょうかね。

リドリー・スコット監督は、最近「アメリカン・ギャングスター」をDVDで観ました。観始めた時は、ふ~ん、みたいな感じで見てたのですが、なかなか面白かったです。事実を元に描いている映画でしたし。ちょっと長いですが、ギャング映画好きな方、オススメです。

私たちの幸せな時間(試写会)

2007-04-24 14:07:17 | 映画(わ行)
「トラックバックとコメントについて」

カン・ドンウォン、イ・ナヨン、カン・シニル、ユン・ヨジョン、キム・ジヨン出演。ソン・ヘソン監督作品。

3人を殺害した死刑囚(カン・ドンウォン)と、3回の自殺未遂をした女性(イ・ナヨン)。世の中を憎み、死だけを考えて生きている2人の男女が、週に1度、刑務所の面会室で会うこととなった。お互いに癒しながら自分を新たに見つめなおしていく2人だったが…。

公式サイト

この映画は、韓国で評判が良かったと聞いていたため、とても楽しみにしていました。12月にシネマート新宿で1回のみ上映があったのですが、チケットが取れませんでした。
公開時期も初夏というだけで、いつなんだ~~~としびれを切らしていたのですが、やっと試写会が始まり、気合を入れて申し込み、無事に当選しました(笑)。
「デュエリスト」が公開される時、カン・ドンウォンは来日し、ジャパン・プレミアにも行ったのですが、今回は来日しないのかな~?
カン・ドンウォンは、韓国の俳優さんの中で唯一(と言っていいと思う)好きな人です。ファンという程には興味がないのですが・・・って言い方も失礼だけど、彼についてはほとんど何も知らないし、特に調べようとも思わないので(笑)。
「デュエリスト」の興行成績は、本国でも日本でも芳しくなかったようですが(苦笑)、私はとても好きな映画です。カン・ドンウォンが美しいじゃないか!(笑)
まぁ、世間の評価と自分の好みが食い違うことは全然珍しくないので、気にしてませんが。

今回は、かなり演技に力を入れているということなので、ほんとに楽しみにしてたのですが、とにかく早く見たいと思ってから、時間がかなり経ってしまい、ちょっと期待し過ぎたようです。
期待通りではありましたが、期待以上ではありませんでした(^^;
上映中、かなり泣いてしまいました。目が痛くなった・・・。会場でもすすり泣く声が・・・嗚咽を挙げている人もいました。
暗い話ですが、泣きたい人にはオススメ。ただ、死刑囚と心の交流を描いた映画としては「デッドマン・ウォーキング」の方が良いと言わざるを得ないですね。

心が荒んでいた死刑囚がある人によって、癒されていき(たいていの場合、”ある人”も、癒されていく)、しかし、無常にも”その時“はやってきてしまう・・・という、特に珍しいストーリーではないですが(代表作としてはやはり「デッドマン・ウォーキングでしょうか)、タイトルの「私たちの幸せな時間」というのが、二人が面会している時間であるという事だったので、その面会の時の二人の会話などが、どんな感じなのか、どれだけ心に響くのか、などに興味がありました。


以下、ネタバレも含みますので、ご注意願います。


二人が面会する過程は、まぁ自然な流れでした。驚いたのが、死刑囚と殺された遺族が面会できる、という事。もちろんこの映画はフィクションなので、韓国でも本当にそれが実現するのかは知りませんが、どう考えても冷静に対応できるとは思えません。しかも、そこで、死刑囚ユンスが遺族に泣きながら謝罪し、遺族もユンスを赦そうとします。
うーむ、この展開は・・・泣きながら謝罪するというのは、ユンスの演技であって、遺族がいなくなってから、ユジョン(面会をしている自殺未遂の女性)に、ニヤっと笑って「泣いて謝れば、遺族の気は済むだろ」とかなんとか言うに違いない・・・と思ったのですが、そういう展開にはなりませんでした・・・。心が荒んでいるのは私の方か(爆)。だってーだってー結構早いうちから、謝罪しちゃうなんてーと思ったのですが、ユンスは普通にいい人だったようです(汗)。ありがちですが、悲惨な幼少期を過ごし、悪いこともやったけど、愛する人に巡り合って、幸せな日々を過ごし、でもその彼女が病気になり、手術代が必要で、また悪いことをやってしまったという経緯でした。冤罪かと思ったら、そういうわけではなく、友人の罪も被って、ただ死にたいと思っていたという・・・この辺がちと気になったと言えば気になりました。あの彼女はどうなったんだろう・・・。
一方、ユジョンも母親に憎しみを抱いて、自殺未遂を繰り返しますが、未遂で終わるというのは、本気で死にたいというよりは、母親を苦しめたいという意図が見えますね。なんで憎んでいるのかというのは、「死刑囚は秘密を墓場まで持っていく」と言ったユンスに告白するまで分かりません。
あの告白するシーンは良かったですね。そのことについて、ユンスがぐたぐたコメントしないのも良かった。
秘密を共有するようになった二人は心を通わせ始め、面会の時間が幸せな時間になっていきますが、無常にも死刑執行の日がやってきます。



彼に奇跡が起きるように、ユジョンが母親を赦すと告白するシーンも良かったです。母親を赦すことは、死ぬ事よりも辛いと。彼女の心の痛みが伝わってくるシーンでした。

ラストの死刑執行のシーンは、カン・ドンウォンの見せ場でしたね。ちょっとセリフがクサイかなと、今考えれば思いますが、なかなか良かったと思います。
しかし、絞首刑なんですね。実際は分かりませんが。
私が好きな映画「要塞監獄プリズナー107」も、死刑執行シーンがありましたが、あれは電気椅子でした。どっちが残酷なんだろ・・・。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は絞首刑でしたね。

「デュエリスト」で来日していた時は、この映画の撮影中だか、撮影後だかで、髪型がこの映画に近い感じでした。私はどちらかというと、長めの方が好きかな~。
長めの髪のシーンもあって、そっちの方がちょっと可愛い感じ。殺人を犯した直後、ドアの前で振り返るシーンがありましたが、その時の目が可愛くて、見ていてぽや~んとしてしまいました(笑)。


ワールド・トレード・センター(試写会)

2006-09-19 11:42:24 | 映画(わ行)
ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール、マリア・ベロ、スティーブン・ドーフ、ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・シャノン出演。オリヴァー・ストーン監督作品。

2001年9月11日、全世界がTV画面に釘付けになった、あの日。アメリカ同時多発テロの標的となったワールド・トレード・センターの地下で、逃げ惑う人々を必死に誘導する男たちがいた。港湾警察官のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)のふたりもその中に…。しかし次の瞬間、ビルは崩落し、ふたりは地中深くに閉じ込められてしまう。極限状況の中、彼らに何が起きたのか?ふたりは互いに励ましあって、愛する家族のために最後まで決して希望を捨てずに困難に立ち向かう!。そして彼らの生還を信じて待つ家族…。TVでは知りえなかった、必死になって生きよう、そして助けようとした素晴らしい人間の姿がここにある。(allconema onlineより)

公式サイト

この間、「ユナイテッド93」を観てきたので、こちらの映画も観たいと思っていました。
事実を基に作られた映画ということで「ユナイテッド93」と共通する部分がありますが、こちらは生還した人の話。感動作!というふれこみだったので、変に感動させる作り方になっていたら嫌だなぁと思いつつ期待していました。
映画は思っていたよりもずっと淡々としていました。もちろん、最初の方にビルが倒壊する様子は、すさまじい映像でしたが。ドキュメンタリーじゃないかというくらい、ビルの倒壊がリアルでした。観ていて、とても辛かった。
飛行機がセンターに突っ込んで、あの状況を見て、救助のためにビルに入っていった人達がいたこと、生き埋めになった人達を気も狂わんばかりに待ちつづけた家族がいたこと、倒壊したビルの中で救助活動をした人達がいたことを、とにかく映像として残しておこう、というのが伝わってくる映画でした。
あのビルが倒壊して、亡くなった人達は数千人、救助されたのはたった20名だそうです。この映画で救助された二人は18番目、19番目だったそうです。
無事、救助はされますが、その後の手術の回数が半端じゃない。27回の手術をしたとか、字幕で説明がありましたね。助かった後もきっと凄く大変だったのだと思います。
ニコラス・ケイジとマイケル・ペーニャも瓦礫の下で熱演してましたね。ビルに入って、さぁこれから救助へ、という所で全く何もしないままビルの倒壊に巻き込まれたというのも、逆にリアリティがあって、観てて切なかったです。倒壊したビルに入って救助にあたった人達の勇気も凄いですよね。いつまた崩れるか分からないのに、救助を待っている人がいる、というその一心だったのでしょう。やろうと思ってもなかなか出来る事じゃない、と映画を観て実感しましたね。

あの日、私はTVでビルが倒壊する様子を観ていて、心を痛めましたが、遠くからの映像ではあの倒壊で生き埋めになった人が数千人いると言われても、なかなか実感出来ませんでした。映画を観て、よかったです。
まったく政治的な側面から撮った映画ではなかったので、ちょっと驚きました。

ウィルの奥さん役の人、どこかで見たような気がするなぁと思ったら、ジェイク・ギレンホールのお姉さんなんですね。ウィル役の人も「クラッシュ」に出てた人でした。
医者役として、「24」でカーティス役をやっているロジャー・クロスや、警部補役として、同じく「24」でマイク・ノビック役をやっているジュード・チコレッラなども出演していて、「おおー!」と思いました。ロジャー・クロスなんかは、ほんの数秒ですけど(苦笑)。

あの日の朝の様子で、かすんだワールド・トレード・センターが映っていて思い出しましたが、あの日の数日前まで観光でN.Yにいた私は、空港から朝焼けで美しかったワールド・トレード・センターを写真に撮ったのを思い出しました。映画で出てきたのと映った様子が似てたな・・・・・・


わすれな草 -半支煙-

2006-07-24 13:41:57 | 映画(わ行)
エリック・ツァン、ニコラス・ツェー、スー・チー、サム・リー、スティーブン・フォン、テレンス・イン、ケリー・チャン出演。イップ・カムハン監督作品。2000年。

30年前、吸いかけの煙草をくれた謎の女が忘れられないヒョウ(エリック・ツァン)は、彼女に会いたい一心で、単身移住していたブラジルから香港へ戻る決意をする。だが、久しぶりの香港には昔の面影がなく、途方に暮れる。そんな時、チンピラのスモーキー(ニコラス・ツェー)と出会い、金に困っていた彼に札束をちらつかせ、女を捜す手助けをしてもらう。渋々引き受けたスモーキーだったが、宿敵・九龍との決闘で汚い手を使われ傷を負わされた話や、探している謎の女の話を聞くうちに次第にヒョウに友情を感じ始めるのだが……。(allcinema onlineより)

あらすじを読んでも分かるように、当然、主役はエリックのとっつぁんです。が、公式サイトのこの画像、どうみても、ニコが主役みたいになってます(苦笑)。可哀想なとっつぁんです・・・。日本公開時に舞台挨拶があったようですが、エリックのとっつぁんは来なくて、ニコとテレンス・インだったとか・・・。

冒頭のシーンからテレサ・テンの曲がかかります。レオン・ライ&マギー・チャンの「ラヴソング」を思い出しますね。そういえば、あの映画にもエリック・ツァンが出てました。
ブラジルから帰ってきたヒョウは、娼婦に触ったという男を痛めつけるために手を貸し、本屋で男の腕を切り付けたスモーキーを見かけます。そのスモーキーに、30年前に決闘をした九龍に復讐する為、九龍を殺して欲しいと持ちかけます。金に困っていたスモーキーはヒョウを自分が住んでいる所に泊め、一緒に九龍を探し始めます。
スモーキーに金を貸し、追い回すチンピラにテレンス・イン。派手な格好と、ロス帰りのキャラがとても似合ってます(笑)。
九龍を探している時に店で見かける、昔の自慢話しばかりする中年の派手なチンピラオヤジにアンソニー・ウォン。これまた似合ってます(笑)。

ヒョウは、スモーキーに香港にいた時、九龍と闘った話、ロキシーのバーで見かけた女の話をします。ヒョウの武勇伝を聞くうちに、スモーキーに親しみを感じ始めるスモーキー。スモーキーは母親に、ヒョウに見覚えがないか、自分の父親なのでは…と聞きます。スモーキーの母親は娼婦で、母親はスモーキーの父親の顔を覚えていないのでした。18年前は、ヒョウはブラジルにいたので、スモーキーの父親ではないのですが・・・。
ヒョウの若い頃の回想シーンで、ヒョウの役をスティーブン・フォン、九龍の役をサム・リーがやってました。エリックが、スティーブンだなんて、カッコ良すぎ〜〜〜(笑)。
スモーキーは、盗んだピアノを幼馴染みにプレゼントしてみたり(デカ過ぎて笑える)、毎晩、通りに立ち、娼婦をしながら、スモーキーの父親を探している母親に食事を持って行ったりと、とても優しい面がありました。印象的でしたね。
姐御のシマである本屋で男を切りつけたスモーキーは、姐御に捕まってしまいますが、本屋に閉じ込められた時に、とある本を見つけ、九龍とヒョウの決闘は、ヒョウが言っていたものとは違う事を知ります。ヒョウは九龍との闘いに負けたのに、背後から銃で九龍を撃ち、別の男に銃弾が当たったため、人を殺したと思い込み、ブラジルに逃げていたのでした。

スモーキーがヒョウに事実を突きつけ、詰め寄るシーンは見応えありましたね。ニコの演技がなかなか良かった。迫力あったし、かっこつけているんじゃなく、本気で、リアルな怒りをエリックにぶつけてました。
ヒョウが、自分はアルツハイマー病であると告白する、スモーキーへのビデオレターのシーンも良かった。目に涙をためているニコは、なんだか別人のようでした。

あの女がいるというドラゴンフェニックスへ向かうヒョウとスモーキー。真剣なシーンなのに、エリックのとっつぁんの走り方がおかしくて、笑ってしまいました。何度観てもコントのように見える(笑)。
ドラゴンフェニックスでヒョウが見つけた女は30年前と全く同じ姿をした人。名前はアナン。スー・チーが演じてました。真っ赤な口紅が印象的。30年前と全く同じなので、別人なのか、幻を見ているのか、どっちかなと思ったんですが、スモーキーもアナンを見て、反応してたので、幻ではないのかな~。
銃に一発しか弾がなかったのは、自分の命を絶つためだろうなと思っていたらやっぱりそうでした。でも、結局、あの時は弾が入ってなかったという事でいいのかな?よく分からないシーンだったのですが・・・。

なぜか分からないけれど、友情出演している婦人警官役のケリー・チャン(笑)。スモーキーがほのかに恋心を抱いているようでした。ラストは、チンピラをやめて、本格的に病気の症状が出始めたヒョウの世話をしているスモーキー。そこにも優しい面が出てましたね。金のためというのもあるかもしれませんが(笑)。

非常にUFOらしい、話しだな~と思いましたね。ファンタジックな匂いもしつつ、心温まるストーリー。上に書いたように良かったシーンもいろいろありました。
けど、私には何かが足りない・・・・・・。傑作というには、何かが足りないような気がしました。泣かせる、という映画でもなかったし、あざとくなくて、良かったのですが・・・。ありえない感やちょっとコメディっぽいのは、全然問題ないんですけどね。なんだろうなぁ。

これで、とりあえず、現在までにニコ出演で、日本語字幕付きが出ている映画は、網羅したはず。「メダリオン」は見ましたが、出演はほんとに一瞬でした。セリフが一言あったけど(笑)。同じシーンでやはり一瞬だけ出たエディソン・チャンは顔もはっきり映らなかったような(苦笑)。ステ兄が監督した映画は見なかったんですよね~。DVDが出たら見てみます。それもやっぱり一瞬なのかな~(笑)。
ドラマ「プライド」はどうやら最初の方は、ニコがあまり出てないみたいですね。うーむ。ニコが出てくる前につまらないと思ってしまったらどうしよう(笑)。

忘れえぬ想い

2006-02-16 13:05:04 | 映画(わ行)
セシリア・チャン、ラウ・チンワン、原島大地、ルイス・クー出演。イー・トンシン監督作品。

シウワイ(セシリア・チャン)の婚約者マン(ルイス・クー)は、香港の庶民の足として親しまれているミニバスの運転手。ある日、そのマンが突然の事故で死んでしまう。悲嘆に暮れるシウワイだったが、マンの連れ子のロロ(原島大地)を見捨てるわけにもいかず、自分の手で育てる決心をする。彼女はミニバスを修理して運転手として働き出すものの、慣れない仕事で思い通りに行くわけもなく、生活は困難を極める。そんなシウワイを見かねて、マンの同僚だったファイ(ラウ・チンワン)が手を差しのべる。いつしかファイに心の安らぎを感じ始めるシウワイだったが、気丈でありたいとつい意地を張ってしまう…。(allcinema onlineより)

公式サイト

2003年香港で公開された映画がなぜ今?と考えると、「PROMISE」効果なんでしょうか?水曜1000円の日とはいえ、正直、あまり人は入らないんじゃないかと思っていたのですが(公開してから12日経ってるし)、最終の回でしたが、ほぼ埋まってましたよ。(狭いですけどね)
でも、同じシアターNで上映されている「ホテル・ルワンダ」がもっと凄いことになってました。全上映回全て満席、その上立ち見まで出てました。観客は若い人が多かったようです。学生じゃないかなという人をたくさん見かけました。
あの盛況ぶりを見ると、「ホテル・ルワンダ」見なきゃいけないような気がしてきます(笑)
まだしばらく上映するんでしょうかね?けど、水曜日に見ようとしたら、仕事終わって駆けつけても座って観る事が出来なさそうです。公開前から話題の映画なので観てみたいとは思うんですが・・・
「忘れえぬ想い」とは関係ない話になってしまいました(汗)。

この間、同じイー・トンシン監督、ラウ・チンワン出演の「つきせぬ想い」を観ました。王道を行くラブストーリーで、私にはちょっとベタ過ぎて、うーん・・・という感じでしたが、この「忘れえぬ想い」はとても良かったです。先に「つきせぬ想い」を観ておいて良かったです。「つきせぬ想い」の評価がもっと下がってたかも(笑)。
観終わってから、パンフレットを買ってしまいました。この間「ブレイキング・ニュース」の時も勢いでパンフレットを買ってしまい・・・シアターNはついパンフレットを買ってしまう劇場なのか(笑)。
そうそう、毎週水曜日のラストの回、先着30名にポストカードプレゼント、と公式サイトに書かれていたので、もらえるのかと思って受付で聞いたら、ポカーンとされ、「それは前売りです」と言われました。前売券じゃなきゃダメなのか、そんな事公式に書いてなかったよ~と思ったけど、その時は引き下がりました。ところが開場して席に座っていたら、係のお兄さんがポストカード配ってて、「もらえるんですか?」と聞いたら、「先着30名までで、チケットの裏の番号見せて下さい」と言われました。受付の人の話はなんだったんだ・・・
無事、ポストカードをゲットしました。画像がそれです。・・・・・・セシがいない(爆)

この映画はセシリア・チャンのために作られた映画だそうですね。確かにこの映画、セシに尽きます。セシが出演している映画で一番最近観たのは「ワンナイトインモンコック」。「少林サッカー」は観てますが、セシを観たという記憶が一切ありません(苦笑)。「東京攻略」もあんまり印象にないです・・・「星願 あなたにもういちど」が好評なようなので、今度観てみたいと思います。
「ワンナイト~」でのインタビューの印象が強かったのか、よくしゃべるチャキチャキした女性というイメージがありましたが、この映画では、強がってはいるものの、弱い女の子で、力の抜けたしゃべり方(いい意味で)が印象に残りました。演技も自然で、上手いです。すんなり感情移入できました。ラストの「ちょっとだけ好き」と言った時の笑顔がとっても可愛い。観ていて一緒にニコニコしてしまいました(笑)。
監督に言われて、すっぴんだったという事でしたが、ファンデは塗っていないかもしれませんが、眉毛かいてるなような気がしたし、口紅も塗ってませんか?もちろん派手なメイクはしてませんが、とても綺麗です。元が良いからですね。羨ましい(笑)。時々、常盤貴子に見えました。髪形と、小柄な体型のせいでしょうか。髪型だけなら私もセシに似てるんですけど(爆)。

セシの相手役のラウ・チンワン。劇場初ラウ・チンワンです!落ち着いた演技で、安定感がありますね。コメディではないので、ラウ・チンワンの笑えるシーンというのはあまりなくて残念でしたが、子役の原島大地くんと一緒にいる時の演技がとても良かった。プライベートでは子どもはいないそうですが、子どもの扱い(抱っこも含め)に非常に慣れている感じがしました。甥とか姪とかがいるのかな?いいなぁ。あんなパパ素敵(笑)。

原島大地くんは、日本人で香港で活躍している子役だそうです。お父さんが日本人、お母さんが中国人のハーフ。おかっぱの髪型が可愛い。演技も自然だし、ラウ・チンワンといる時、とても楽しそうでした。
ルイス・クーは、初めて観ました。名前はあちこちで聞いていたので、どんな人なんだろうと思っていたのですが、イケメンですねぇ。ラウ・チンワンよりイケメンです(ごめん)。あまりたくさん出ていなかったので、演技がどうのという事は言えませんが、雰囲気はいい感じでしたね。

以下、ストーリーに触れますので、知りたくない方はご注意願います。

ラブストーリーではありますが、自分の力で婚約者の子どもを育てようと気丈に頑張るシウワイに感情移入したので、全然OKでした。ファイも、シウワイに対して恋愛感情がなければ、あそこまで面倒みたりしないだろうとは思いますが、それをあからさまに出したりしないので、非常に好感が持てました。子どもがいた、というのが大きいですね。私は子どもに泣かれるのが弱くて、生活に困窮したシウワイが児童福祉施設にロロを連れて行くシーンが一番泣けました。「いい子にするから、僕を捨てないで」とか言われたら、私でも育てちゃうかもしれない(笑)。
ラストの方で、ファイに妻子がいたことが明らかになりますが、ちょっととっぴな気もしました。賭博の話題はバスの詰め所でパラパラ出てはいましたが・・・あんな面倒見がいい人が賭博でバスを4台失ったとは考えにくいです(苦笑)。

イー・トンシン監督の最新作は「早熟」でしたっけ?日本公開はあるのでしょうか・・・
イー・トンシンファンとしては、ぜひぜひ公開して欲しいです。


追記:本日、ラウ・チンワン氏、お誕生日だそうです。
おめでとうございます!

私の頭の中の消しゴム(試写会)

2005-09-28 13:50:04 | 映画(わ行)
チョン・ウソン、ソン・イェジン出演、イ・ジェハン監督作品。

お嬢様育ちのスジン(ソン・イェジン)と、愛に懐疑的なチョルス(チョン・ウソン)は恋に落ち結婚する。2人はさまざまな困難を乗り越えて一層愛を深めていくが、幸せな日々はそう長くは続かなかった。(ヤフーレビューより)

公式サイト

日テレのドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても~」が原作になっている韓国の映画です。
私はこのドラマ、未見でしたが、内容はだいたい知っていたので、あーなってこーなるんだな、というのは予測してました(笑)。

映画を観た感想は、ストーリーは、まぁこの手の話ならこういう風になるんだろうなという感じでした。もちろん、感動的な話で、涙しましたよ。
でも内容を知らなかったら、もっと感動したと思いますね。それは仕方がないですが。
主演二人の演技はなかなか良かったと思います。まさに美男美女の映画という感じ。
チョン・ウソンはワイルドな感じがかっこいいし、ソン・イェジンもお嬢様役をやらせたらピカ一だろうなという容姿。大きくて円らな瞳がうるうるしてて、これは男性にウケるんじゃないかと。
うすうす予想していた、やたら回想が入って、泣かせる演出&編集にはなっていなくて(多少あったとは思いますが、許容範囲)それは好感が持てました。

若干ネタばれ入ります。
「記憶」には、視覚的なもの、言語的なものが主なものですが、嗅覚もそれに含まれますね。
この映画では、「匂い」の記憶がポイントにもなってます。そのシーンが一番泣いたかな(笑)。
他にも音楽もそうですよね。昔よく聴いた曲などを聴いたりすると、その当時の記憶が蘇ることがあります。私にもあります、そういう曲たちが。今でも大切な宝物です。

しかし、やはり若年性アルツハイマーという病気は凄く辛い。自分の愛する人も分からなくなってしまうなんて。映画観てても辛かった。
もちろん、お年寄りの方はかかるアルツハイマーだって辛いですけど・・・。

私はどちらかというと健忘症ぎみ(苦笑)。以前はふざけて「記憶障害だから~」なんて言ってましたが。
昔のことをあまりよく覚えていません。子どもの頃に観たアニメとか、周りの友人たちは本当によく覚えていて、テーマソングもバリバリ歌えます(笑)。私はどちらかというと、あいまいな記憶になってます。脳の許容量が少ないんじゃないかと。新しいことを覚えると昔のことをどんどん忘れていくという・・・
物事を感覚で捉えるタイプなので、こんな感じのアニメだった、とか、こんな風に思って観てた、とか、そういう事は覚えているんですがね。
というのはやはり言い訳で、当時からボーっとした子だったんだろうなと(悲)。

映画の中で疑問に思った点があったのですが、チョルスが母親に会いに行き(刑務所での面会)、母親から罵倒されるんですが、その後、普通に家に遊びに来てました。
仲直りするシーンってあったっけ?私が見逃しただけ??
母親の借金(と思う)を肩代わりしたからかなぁ。
母親のチョルスへの罵倒は、本当にそう思っているわけではないだろうなというのは観てて思いましたが・・・。


ワンナイト イン モンコック 旺角黒夜 DVD

2005-09-08 11:22:33 | 映画(わ行)
劇場で観た時の感想はこっち

9月2日からレンタルが開始になったので、借りてみました。
DISCASで予約したのですが、あっという間に来た。・・・・・・つまり他に借りてる人がいないという事で、あまり知名度が高くないんだな、やっぱり(苦笑)。
主に特典映像を期待して借りました。アレックス・フォンのインタビューもあった♪

アレックス・フォンを観てて、自分はオヤジ趣味なんだなぁとつくづく思いました(爆)。
トニーといい、アレックス・フォンといい、キーファーといい・・・若いのは安藤くんくらいで(笑)。ま、いいんですけどね。

インタビューを観ていて、思ったのは、セシリア・チョンが結構おきゃんな感じの女優さんだった、という事(笑)。もっと大人しい人で、この映画では役的にちょっとキャピっとした感じに演じているのかと思ってたんですが、ほぼ地ですか?(笑)。

特典映像には未公開映像も含まれていて、映画の内容をちょっと補足してました。
ミウ刑事、かわいそうだなぁ・・・天才射撃手を殺してしまってから、不眠っぽいし、奥さんとは別れるし。実際に共演したレスリーも本当にもうこの世の人ではない・・・

劇場で観た時、ラストシーンで泣いてしまったので、最後に出たテロップをちゃんと観れなかったのですが、今回本編を観て、なぜ『香港』が香る港と呼ばれているのか分かりました。今更(大笑)。
そして、モンコック。行ってみたいなぁと思いつつ、やっぱりちょっと怖いかも。夜は行かない方がいいとどこかで読んだような。
外国の人は日本に来ると夜行っちゃいけないと言われている場所ってあるんですかね。歌舞伎町とか?歌舞伎町は、真夜中に1人で歩きましたけどねぇ(苦笑)。日本は治安がいいから、行っちゃいけない場所なんてないのかな・・・

セシリア・チョンのセリフで「(香港は)空気が汚いことを除けば、いい所ね」みたいなセリフがあって、予告でも使われていましたが、そのシーンでライトが当たっている所が、やたら埃っぽく・・・香港って本当に空気が汚いんですかね・・・
というのも、「ロンゲストナイト」を観た時、刑務所の中でしたが、やはり同じようなライティングの時に、やたら埃っぽく映ってて、それって演出かな?と思ったんですけど、本当に空気が汚いんでしょうか・・・
ま、日本だって(特に東京)空気が綺麗とは全然思いませんけど。

ところで新作情報か何かでアンディ・ラウとトニー・レオンが出演している「逆転人生 ~インファナル・デイズ~」が12/9に発売されるそうですね!!
映像を観て、「トニーわか~い!」と思った私(笑)。
トニーってそんなタイトルの映画出てたっけ~?と思ったんですが「中環英雄」だったんですね。それなら発売情報をどこかで観たような気がします。
DVD買うかどうかは、観てから考えます。12月は「24」シーズン4と「インファナル・アフェア トリロジーBOX」の支払で大変なんだよ(爆)。

・・・・・・本編じゃなく、特典映像のレビューになっちゃった(笑)。


ワンナイト イン モンコック 旺角黒夜

2005-07-01 14:10:40 | 映画(わ行)
ダニエル・ウー、セシリア・チョン、アレックス・フォン、チン・ガーロッ、ラム・シュー、アンソン・リョン出演。イー・トンシン監督作品。

喧騒(けんそう)と暴力の街・旺角(モンコック)では2大組織の争いが激化していた。地元警察は抗争を終結させようと、大陸からやってくる殺し屋(ダニエル・ウー)と組織のボスを逮捕しょうとする。(ヤフーレビューより)

本当は今日観に行く予定だったのですが、事情が変わって、昨日観てきました。
この映画の予告、「インファナル・アフェア」3部作上映の時から「ザ・ミッション」「ダブルタップ」「PTU」の時まで毎回のように観てました(笑)。
音楽が凄く耳に残ります。ピアノの重低音が。
映画の中でも警察に追われて、ダニエル扮するフーとセシリア扮するタンタンが逃げるシーンなどに使われて、映画を盛り上げていました。

この間観た「ダブルタップ」で刑事役をやっていたアレックス・フォンが、同じミウ刑事役でした。「ダブルタップ」でのアレックス・フォンの演技がかなり良かったので、今、この役者さん、気になります。他の出演映画も観てみたい。
今回もシブく活躍してました。
ミウ警部は、過去の事件で人が変わってしまったという設定でした。過去の事件とはもちろん、「ダブルタップ」でのレスリー扮する天才射撃手とのこと。
もし「ダブルタップ」を観ていなかったら、サラっと流してしまうエピソードですが、「ダブルタップ」を観ている人には、とても重く感じられます。「ダブル~」を観てからこの映画を観た方がいいと思います。

ダニエル・ウーは、初めて観たと思いますが、初めてな気がしないのはなぜ?(笑)
素朴で純粋な反面、凶暴性を秘めた役でした。上手く演じていたと思います。
セシリア・チョンは「東京攻略」に出ていた女優さんですよね。ぜんっぜん感じが違いましたよ(笑)綺麗な人ですね。
チン・ガーロッは、やはりどこかで観たのではないかと思いますが、この方、人気がある人なんですね。キネカ大森に直筆のサインが飾ってありました。
アレックス・フォンといいコンビになってました。
あと、重要なのがラム・シュー。これまた個性的な役でした。殺しを請け負って仲介する裏の仕事をしていますが、格好もアヤシイし、金に執着してます。このラムの奥さんも金に執着してる。この夫婦も面白かったです。
泳がされて、フーと連絡を取り、待ち伏せしますが、フーの方が一枚上手。フーと対峙した時のラム・シューの演技はとてもよかった。死よりも、故郷の家族に今の自分を知られる事を恐れている、その気持ちが伝わって来て、涙が出てしまいました。

フーが探している恋人のスーのエピソードも切なかったですね・・・。

以下、ネタばれになってしまうので、未見の方は注意して下さい。



アンソン・リョンは、売出し中の若手役者さんなのでしょうか。
この映画の中でも新米刑事として、血気盛んな役でした。
でもって、銃を撃ちたくてしょうがない(苦笑)。すでに二人殺してるらしい。
しまいには本当に撃っちゃって大問題になるし。

そして、こういうキャラの場合、必ず途中、もしくはラストで死にます(笑)。王道ですよ。
ラスト、フーに撃たれた時、やっぱり!!って(笑)

ミウ刑事はラストにまた人を撃ってしまいますね。刑事も撃たれて殺されているし、仕方がないですが、この後のミウ刑事のことを想うと辛いなぁ。
で、また4,5年後とかにミウ刑事の出てくる映画が撮れそうじゃないですか、監督!(笑)

香港で「カンフーハッスル」「2046」を抑えて、監督賞を取ったそうですね。
うん、納得という感じでした。「カンフーハッスル」は未見ですが(笑)。
私的には満足な映画でした。



ワイルド・ブリット

2005-05-24 10:22:57 | 映画(わ行)
トニー・レオン、ジャッキー・チュン、ワイズ・リー出演。ジョン・ウー監督作品。90年。

67年、香港。スラム育ちのベン・フランク・ポールは、ある事件をきっかけに追われる身となり、ベトナム戦争下のサイゴンへ逃げる。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、想像をはるかに越える現実だった。(amazonレビューより)

見始めた時は、青春映画かと思いました(笑)
それくらい、ベン(トニー)、ジャッキー(フランク)、ポール(ワイズ)が楽しそうで、男の友情っていいね!ってな感じでしたが、ある事件がきっかけで状況が一遍します。
香港を脱出し、サイゴンへ渡る3人ですが、そこはベトナム戦争真っただ中で、彼らは否応なく、巻き込まれていきます。
戦争の悲惨さ、その極限状態の中での友情が描かれていました。
金に執着するポールに、途中「しつこい(笑)」と言ってしまったりしましたが…

トニー、3人の中で、一番の色男ですね(笑)結婚するのもトニーだし、サリーにも惹かれるという。結局サリーは、ルークと恋仲でしたが。
しかし、サリーの存在を忘れてしまうくらい、その後のシーンが凄かった。処刑シーンや銃撃戦などなど…

長い映画(2時間10分)なので、途中ややダレた感じもしましたが、ラストの方で、フランクに昔の話をするトニーには泣けました。やっぱり男の友情っていいなぁ。

さすがジョン・ウー監督。銃撃戦などのアクションシーンは素晴らしいです。見ごたえがあります。
ただあまりに悲惨なので、何度も観たいかと言われると、ちょっとキビシイ。
観ていて、力が入るので、疲れます(苦笑)
この監督、「新・男たちの挽歌」も撮っていて、トニーが出ているので、いずれ観ると思いますが…心して観ないとまた疲れそうですね。

ジョン・ウー監督作品はハリウッドの作品を観た事ありました。
「MI:2」とか「フェイスオフ」とか。
「ウィンドトーカーズ」もこの間TV放映した時に観ました。
私は「MI:2」が一番好きかな。

悪い女 青い門

2005-03-14 12:01:46 | 映画(わ行)
最近ハマっているキム・ギドク監督の作品。日本でDVD・ビデオが出ている作品で、未見だった最後の作品です。
民宿で娼婦として働くジナが主人公。ジナは、その古ぼけた民宿をやっている父、母、大学生の娘、高校生の息子の一家と共に、生活します。歯を磨いたり、顔を洗ったりする水場は外にあって、やはりその一家と一緒、食事も一緒。部屋だけ別。水場が同じなので、そこの大学生の娘、ヘミがジナを嫌い、桶(洗面器)や歯磨き粉を取ったりして、意地悪をします。ヘミが娼婦を軽蔑している様子が描かれてます。

これを見ただけで、これって現代の話?と???が頭の中に。洗濯板で下着を洗ってたりするんだもん。でもウォークマンとか出てくるので、現代でしょうね。民宿だから一家と一緒なんでしょうか。日本にもこういう民宿ってあるの?すいません無知で。

ジナ役の女優さん、なんかあまり可愛くない…と思って観てたのですが(汗)、眉毛が太いんですね、とても。ヘミ役の女優さんは細い眉毛で今風な感じなので、余計にそれが際立ってたんです。

ジナが買ってきて水槽に入れていた金魚がなんか印象的でした。ジナと同じ一人ぼっち、という感じで。

タイトルは「悪い女」で、おそらくジナを指してるんでしょうが、私にはちっとも悪い女に見えませんでした。「悪い男」の主役は、ほんとに悪い男って感じだったんですが。
ジナは民宿をやっている一家の父親と息子の両方と関係を持ちますが、両方ともほぼ強制的だし、ヘミの彼氏は客として民宿にやってきたし(結局寝たのかどうか分からないけど)、以前の男(?)もジナの稼いだお金を取って行ったりして、ジナは被害者だし、唯一心を許しているように見える海辺にいるサーファーと関係を持つ時も、全然悪い女じゃない。

ヘミに対して欲しがっていたウォークマンをこっそりあげてみたり、ヘミの彼氏がジナとは何もなかったと証明して欲しいと言われて、嘘(だと思う)を言ってみたりなどの行動を取ったりはするけど、悪い女というほどではないと思う。

ジナとヘミが心を通わすシーンは良かったですね。ヘミがジナを娼婦として見るのではなく、一人の女性として見て、興味を持つようになったのでしょうね。

が、しかし。ラストでヘミが自分から客の所へ行くというのは…ジナがやっている娼婦に興味を持ったからなんでしょうが、あれは娼婦を肯定するって事ですかー?
いや、別に否定しろというわけではないですが…必要とする人がいるから、そういう商売が成り立つわけで。

キム監督の作品は「悪い男」といい、ラストがどうも共感できず、後味がよくない(苦笑)。
ヘミの気持ちは分からないではないですがねー。


「空き家」という映画が激しく気になります。この映画、安藤くんにオファーが来ていたのだとか。結局ダメだったそうですが、チラリとストーリーを読んだら、美青年が出てくるようで、おそらく安藤くんがこの美青年役をオファーされたのではないかと…きゃー。
これは見なくては。日本で公開してくれないかなー。