Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

2005年映画ベスト5

2005-12-31 16:12:53 | 本・雑誌、その他雑記
皆様、年末の忙しい中、いかがお過ごしでしょうか。年末ったって、今日で最後なんですが(笑)
今年の映画ベスト5のレビューを書きたいと思いつつ、なかなかレビューを書く時間が取れず、今、これをアップできるのも、奇跡に近い(爆)
でもどうしても年内に書きたかったので。

今年の2月にこのブログを始めてから、いろんな方にレビューを読んで頂き、TB&コメントして頂き、本当にありがとうございました。
特にマメにコメントして頂いた、いつも御世話になっている皆様のおかげで、すっかり香港映画にハマり(笑)、楽しい1年を過ごす事ができました。
本当に感謝しております。

2004年は1年間で試写会も含め、全部で101本の映画を見ました。2004年はキーファー・サザーランドのファンになった年でしたので、101本中39本がキーファー出演映画でした(笑)
年間101本なんて、凄すぎる~~と思っていたのですが、なんと今年はレビューをあげただけで201本!見たけど書いてないのが4本(「風にバラは散った」「メイド・イン・ホンコン」「東京タワー」「恋愛適齢期」。このブログを始める前に別の日記サイトでレビューをあげていたのが10本(「69 ~sixty nine~」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「リクルート」「完全犯罪-堕ちた男-」「ミニミニ大作戦」「オペラ座の怪人」「モンスターズ・インク」「ハリウッド的殺人事件」「シカゴ」「グッド・ウィル・ハンティング」)。

全部で215本です!凄くない?(笑)普通に仕事しながらこれだけの本数を見れるとは!!映画にどっぷり浸かってますね…まるで仕事のようです(苦笑)。
ま、一言言うとすれば、この215本のうち37本がトニー・レオン出演の映画……(笑)
その勢いがなければ、さすがにここまでの本数は観れなかったでしょう。
できれば、来年はもう好きな俳優を作りたくない……(爆)

レビューをあげた201本の内訳は以下の通りです。

トニー出演映画……37本
キーファー出演映画……9本
香港・中国・台湾映画……39本
韓国映画……13本
アメリカ映画……40本
日本映画……50本
その他の国の映画……9本
アニメ……4本


当然、トニー出演映画は香港映画がほとんどなので、ダントツで香港映画を見た年だったと言えるでしょう。

試写会で見た本数は23本でした。これって多いのか少ないのか…月2本くらいは見てる計算なので、多い方なのかな~

トニー出演映画……1本
香港・中国・台湾映画……2本
韓国映画……4本
アメリカ映画……8本
日本映画……6本
その他の国の映画……2本


公開する本数が多いためか、やはりアメリカ映画が多いですね。

さて、それでは、私の2005年映画ベスト5を発表します!
まずは、劇場鑑賞の中から。

第1位 「インファナル・アフェア3 終極無間」
第2位 「亡国のイージス」
第3位 「ALWAYS 三丁目の夕日」
第4位 「チャーリーとチョコレート工場」
第5位 「サマータイムタイムマシーンブルース」

次点 「ベルベット・レイン」


邦画が多いですねえ~ちょっと意外です。
「インファナル・アフェア3」については、コメントするまでもありませんが、トニー・レオンのファンになるきっかけの映画ですから、当然です。ブッチぎりの1位という事で。映画の出来も、「インファナル・アフェア1」までは行きませんでしたが、私としては満足でした。
「亡国のイージス」は今年公開された安藤くん出演の映画でした。安藤くんは出番が少なかったですが、演技は素晴らしかった!これは私の中で賞賛に値します。映画の内容としては、原作を読んでいれば、よりいっそう理解できるものになっていて、賛否両論ありましたが、私は真田さんや中井さんの演技の素晴らしさで、それはチャラでしたね。そしてこれは試写会を含めて5回見に行った映画でした(笑)。すでにDVDも発売されており、当然、コレクターズ・ボックスを購入し、すでに1回鑑賞しました(笑)
「ALWAYS~」は興業的にも成功したのではないかと思われる映画でした。私は試写会で観ましたが、素晴らしかったです。まさに日本人のための映画。あの懐かしい気持ちは、若い人でもきっと理解できるのはないかと思います。なんとなく気になっている人は、絶対に観た方がいいです。後悔しますよ。そろそろ上映は終わるようですが…
「チャーリー~」は唯一のハリウッド映画としてランクイン。ハリウッド映画は「面白かった!」とは思うものの、後になるとすっかり忘れる、というパターンが多いのですが、これは、最近の自分が観た中で、久々のヒットです。映画を観ている最中、ずっと笑っていたような。ジョニー・デップはいつ観ても、違う人に見えますね。
「サマータイム~」は小粒ですが、ツボにハマると他の人にススメたくなる映画でした。さすが本広監督。わかっていらっしゃる!という演出でしたし、役者陣のコミカルな演技もよかったです。DVDが出たら、また観たいですね。
次点の「ベルベット・レイン」は出演陣が豪華で、ストーリーもひねってあるものでした。なかなか楽しめましたが、今でも理解しきれていない部分があります(笑)それはそれでDVDが楽しみ。ジャッキー・チュンの登場シーンが絶品です。

次は、DVDもしくはビデオで鑑賞した(劇場鑑賞でも新作ではない)映画のベスト5。

第1位 「楽園の瑕」
第2位 「インファナル・アフェア」
第3位 「ザ・ミッション/非情の掟」
第4位 「暗戦 デッドエンド」
第5位 「ダブルタップ」

次点 「大英雄」


あれ?全部、香港映画??(爆)
劇場へ見に行かずにDVD待ちをする程度の映画が多いはずなので、存在自体を知らなかった香港映画が上位に来るのは、当然かもしれません。

この中でDVDを持っているのは「インファ~」のみ。「ザ・ミッション~」はビデオを買いました。
「楽園の瑕」は好きだ好きだとあちこちで言って回っているので、想像がつくかと思いますが(笑)、この映画、雰囲気がとても好きです。トニー出演というのも、もちろんありますが、この映画では、レスリーが凄く好きです。何度観ても飽きない映画です。
「インファ~」は、この中で、一番回数を観ていると思います。非常によく出来ている映画で、その上、トニーとアンディの共演!素晴らしいの一言です。「楽園~」とどちらが1位でも構わないくらいです。
「ザ・ミッション~」と「ダブルタップ」は「ワンナイトインモンコック」公開記念として、キネカ大森で上映された映画でした。
本当に見に行ってよかったと思います。そうじゃなかったら、香港映画の素晴らしさに気付くのがもっと遅れてたと思います。
「ザ・ミッション~」は今注目のジョニー・トウ監督の映画です。とにかくクールでかっこいい!
「ダブルタップ」は今は亡き、レスリーとアレックス・フォン出演の映画。二人の演技が素晴らしいです。
「暗戦 デッドエンド」はアンディ・ラウ出演映画です。これもジョニー・トウ監督の映画です。アンディとラウ・チンワンの共演が見ものです。これもスタイリッシュでクール、そしてちょっとせつない映画です。
次点の「大英雄」ですが、これは内容については、書けません(爆)とにかく笑える映画です。さすが香港映画!!という。
キャストが豪華で、それぞれがみんなイッちゃってる演技です。トニーファンがみな、通る道であると言われておりますが、私はオッケーでした(笑)
この映画を観ると、小さな悩みなんか、どうでもよくなります。

長々と書きましたが、映画三昧のとても楽しい1年でした。
おそらく、来年も映画三昧の1年になると思います。来年もどうかよろしくお願い致します。

そして、私はこれからカウントダウンライブに行って来ます!!
夜中に帰ってきてから、ちょっと寝て、実家へ。
なので新年の挨拶ができそうにありません。
……


明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!!(笑)

グリーンズ

2005-12-27 15:45:39 | 映画(か行)
キーファー・サザーランド、スキート・ウールリッチ、ジョージナ・ケイツ、ダニエル・ロンドン出演。トーマス・マイケル・ドネリー監督作品。98年。

原題は、「A SOLDIER'S SWEETHEART」。劇場未公開です。
ベトナム戦争映画で、テーマが見えにくい映画なので、劇場未公開なのは、理解できるような気がします。日本でビデオが出てるだけ、まだマシかと・・・・・・。
ただ、私はこの映画、かなり好きです。(かなり好き、というのが多い気もしますが・笑)
なぜ好きかと聞かれると説明が難しい。なんとなく、映画の雰囲気が好きなのです。観ているととても不思議な気持ちになります。
どこで撮影したのか分からないのですが(ほんとにベトナムで撮影したんでしょうか。低予算っぽいけど)木々が鬱蒼と茂ったジャングルの雰囲気がなんともいえずいい感じです。
そして、戦争、しかもベトナム戦争なのに、アメリカ兵がベトナムの地で、のんびりリラックスしているシーンが多いという・・・。キーファー、歯磨きしてるシーンが2回も出てくるし(笑)。

以下、ストーリーを追ってますので、ネタばれが嫌な方はご注意下さい。

ベトナム戦争下のアメリカ医療部隊の話です。キーファーがジャングルの中で、仲間の兵たちと、潜んでいるシーンから映画は始まります。今にも銃撃戦が始まりそうな中で、キーファーが仲間に、以前いた医療部隊での話を始めます。
そしてその回想シーンへ・・・
キーファー扮するラット・カイリーは医療部隊に配属されていて、そこへ負傷したアメリカ兵がヘリで送られてきます。ラットたちの仕事は負傷兵の怪我の応急処置。初歩的な医療行為らしいですが、観てると、かなりの医療行為をしてます。身体から弾を抜き取るのはもちろん、手術っぽいこともしてます。おそらく医師免許なんざ持ってないと思うんですが、いいんでしょうか?戦争時だから??
負傷兵が送られてくるのは、時々なので、それ以外の時間、彼らは自由に過ごします。しかも、上官がいないので、常にリラックス状態(笑)。そんな部隊ってあるのね・・・
その自由さが極まって、部隊の中の一人、フォッシーが彼女をこの場所に呼んでしまいます。
ありえません(爆)。いくら安全とはいえ、戦場、しかも異国の地。
そう、ありえないんですけど、実際に呼んでしまったという状態を映像で観ているうちに、違和感がなくなってきます。なぜか引き込まれてしまいます。

フォッシーの彼女のマリアンは、とってもキュートで魅力的な女の子。高校出たてという設定のようです。いつも単パンを履いていて、白い脚がキラキラしてます。
最初は驚き、悪態をつくラットですが、マリアンの可愛さもあり、部隊の皆と共にマリアンを歓迎します。
フォッシーとマリアンはいつも一緒でベタベタのラブラブ。
えーっと。戦時下で若い男どもの中に女が一人。なぜマリアンは他の男どもに襲われないのか???(爆)マリアンにほのかに恋する男が出てきますが、マリアンを取り合うというような話も出てきません。女の私でさえ、ありえないと思うんですが・・・・・・
けど、幻想的な雰囲気のあるこの映画、あまり嘘っぽく見えないんですよね、不思議なことに。
マリアンは好奇心旺盛で、地元の人達と仲良くしようとしたり、ベトナム兵に近づき、ベトナム料理のレシピを聞いたりしています。
銃にも興味を持ち、エディたちに銃の扱い方を教わり、瞬時に会得してしまいます。
しかし、楽しく過ごしていたマリアンも送られてきた負傷兵を見て、愕然とします。戦場の現実を知るわけです。そして、マリアンは、一人でジャングルの中へ探検に行きます。そこでまた死んで腐っている人間を発見します。そこからマリアンの中で何がが目覚めてしまいます・・・・・・。

タイトルのグリーンズというのは、殺人兵器と呼ばれるグリーン・ベレー部隊のこと。ジャングルで敵を待ち伏せ、殲滅しているようです。ラットたち仲間にさえ恐れられているグリーンズの基地が、ラットたちの基地のすぐ向かいにあり、何週間もいなかったり、朝方帰ってきたりしてました。ラットたちの口癖として、彼らグリーンズを怒らせてはいけない、というのがありました。
が、マリアンが突然姿を消し、なぜかグリーンズと共にジャングルから帰ってきます。驚いたフォッシーは、彼女と婚約し、彼女をアメリカに返そうとします。再び幸せな日々を送る二人ですが、アメリカに帰るためのヘリが来た日、彼女はいなくなってしまいます。

マリアンは、グリーンズと行動を共にし、ジャングルの闇の中へ。フォッシーは彼女を取り戻そうとして、心の均衡を崩し、精神の闇の中へ・・・・・・。
彼女は、彼女を連れ戻そうとしたフォッシーに戻らない、と言います。ジャングルの中で、自分は光るのだと。この快感を得ることができるならば、死んでもかまわないと。
彼女は自分の居場所を見つけてしまったんですね。「ダブルタップ」のレスリーを思い出します。マリアンも銃を扱ってはいけない人だったようです(笑)。

冗談はともかく、普通に考えて観ると、まずありえない話なんですが、あのグリーンズの基地(小屋みたいな感じ)の中の、たくさんのロウソクの火が揺れている幻想的な雰囲気に飲み込まれて、ストーリーに引き込まれてしまいます。

その後、フォッシーは体調不良による除隊、ラットは別の部隊へ配属、マリアンは行方知れずになってしまいます。
これで回想シーンは終わり。冒頭のジャングルのシーンに戻りますが、銃撃戦が始まってしまいます。ジャングルの中を、銃を撃ちながら疾走するラット。その目にはマリアンと思われる女性が映ります。ラットはマリアンに導かれるように、ジャングルの奥深くへ・・・・・・

なんとも言えない終わり方です。
つまり何が言いたいのか、と考えると、「戦場では何でもアリ」ということでしょうか(爆)

風雲 ストームライダーズ

2005-12-26 23:33:38 | 映画(は行)
アーロン・クォック、イーキン・チェン、クリスティ・ヨン、千葉真一、スー・チー、ロイ・チョン、アンソニー・ウォン出演。アンドリュー・ラウ監督作品。

神話と伝説の世界を背景に、ある師弟の宿命の闘いを描いた香港大河ロマン。ILMの協力のもと駆使されたCGカットと、香港のお家芸であるワイヤーアクションが融合した映像が絶品。アーロン・クォック、千葉真一共演。天下統一の野望に燃える雄覇は、“風”と“雲”を味方につければ天下をとれるという予言を受け、幼い2人をその父のもとから略奪し弟子に従えた。やがて2人は雄覇のもとで成長し、雄覇もまた彼等の力を得て着実に勢力を伸ばしていく。だが天下統一まであと一歩と迫った時、彼等に不吉な予言が提示される。(ヤフーレビューより)

「インファナル・アフェア」シリーズの監督であるアンドリュー・ラウ監督の作品で、CGたっぷりのアクションもの、という事で観てみました。
それから、イーキン応援企画進行中のanyさんにお薦めして頂きました。ありがとうございます!
イーキンが出演している映画は何本か観ていますが、アーロン・クォックは、この間、東京国際映画祭で観た「ディバージェンス」が初めてでした。
この映画でもイーキンと共演してますね。

そうそう、この映画を観たもう一つの理由。アレックス・フォンが出ているからでした。
が、あっという間にいなくなりました(爆)さみしぃ~
髪型が微妙でしたが(笑)、見どころはありましたね。雄覇とのアクションシーンがありました。負けちゃいましたけど~(泣)

今までこの手の映画を何本か観て来ましたが、その時はいつもぎゃははと笑いながら、ツッコミつつ楽しく観ましたが、この映画は、その系統を継承しつつも、大真面目なんですよね、恐ろしく(笑)
なので、最初、なんでアーロンの髪は青いの?とか、なんで滝に打たれてるの?しかも雄叫びあげてるしぃ~とか、イーキン、長髪似合わない…(観ているうちに慣れましたが)とか、こっそり思いつつ、どこか入り込めない気持ちで観てました。
が、泥菩薩を探し始める辺りから、俄然面白くなってきました。ストーリーに引き込まれましたよ、やっと(笑)

ストーリーは、最初から風と雲が一緒に雄覇に復讐するんだなというのが分かるんですが、そこへ行くまでが長く感じましたね。シウチーに風と雲が恋をして、風と雲の仲(友情)が決裂してしまうあたりは、お決まりなパターンで、なんか漫画的だなぁと思ったら、漫画原作があったんですね。観終わった後、それを知って、アーロンの青い髪を納得したりしてました(笑)

アクションとCGの融合もなかなか見ごたえがありました。ほんと、CGが凄くよく出来ていて、ツッコミを入れるとすれば、風の父親(アレックス・フォン)が炎に飲み込まれるシーンが微妙だったくらいでしたよ。(これは「同じ月を見ている」でも同じようなシーンがありましたが、やっぱり微妙でした。CGの問題というよりは、やらない方がいいんじゃないかと思う…)
イーキンとアーロンのアクション(ワイヤーもあり)も良かったです。特にイーキンが、炎の麒麟(?)と闘うシーンが好きでした。
釈大師役のロイ・チョン。オイシイ役でしたね。だいぶオッサンに見えて「ザ・ミッション/非情の掟」の時とは全然違う人に見えました(苦笑)。
千葉真一さんの演技、もしかしてちゃんと観たのは初めてかもしれません。広東語は吹き替えでしょうが、風格というか威厳はありましたね。さすがです。原作のイメージそのままだそうですね。
ちょこっとだけ出て来たアンソニー・ウォン。出て来たとたん、コーヒーを吹き出しそうになりました(爆)まるで仙人ですよ。あまりの出番の少なさに逆に驚きました。

アニメーションが多用されていたのは、漫画原作だからなんですね。ラストは、続きがありそうな終わり方でしたが、続きはないんでしょうか…?

ところで。
この映画の一番のツッコミ所は、他人の腕が、そんなに簡単につくわけない!ということで、オッケーですよね、皆様(爆)
そこだけは、譲れませんよ、ええ。
「つかないつかない、絶対につかないからー。わー、腕動いてるぅ~ありえなーい」とブツブツ言いながら観てました。……いや、それが楽しいんだけどね。

Congratulations Mr.Kiefer Sutherland 39 years old!

2005-12-21 17:12:53 | 俳優・女優・監督
本日、12/21はキーファー・サザーランド氏のお誕生日です。
おめでとうございます
時差を考えて、ロス時間で21日になってから、このレビューをあげました
只今、当ブログでは、キーファー・サザーランド祭り開催中でございまーす。
そんなわけで、今回は、キーファー・サザーランド特集をしてみたいと思います。毎回このパターンですね(笑)

私がキーファーのファンになったのは、去年の4月。フジテレビの深夜番組で「24」シーズン1を観たのがきっかけでした。
以前から、「24」面白いよ、という話は聞いていたので、深夜にやると聞いた時にビデオをとって、全て観ました。
それはもうびっくりするほど面白くて(笑)。毎日毎日数時間ずつ見るのが楽しくてしょうがありませんでした。
そして、24時間分見終わった時、私はジャック・バウアーの中の人にハマってしまっていたのです・・・。
彼は芸能生活が長く、私も名前は聞いた事がありました。そして「24」を観始めた時も、「この人知ってる・・・観た事ある・・・けど、誰?(爆)」という感じで。

キーファーにハマった時は、トニー・レオンにハマった時に負けず劣らずの勢いで、ビデオやDVDを借りてきて、出演作品を観まくりました。10本借りてきて、2日で観るとかね。(相変わらず、やることが極端でしょ?笑)そうしないと気がすまないので、困ったもんです(苦笑)。

彼の魅力は、やはり目ですね。(誰の時もそう言ってる気がする)ブルーの瞳の美しさは格別です。そしてまつげが長い長い(笑)。しかも髪の色と同じで美しいブロンドです。
それから、低くてシブい声。流暢なしゃべり方。穏やかな表情。どれもステキです。
普段のキーファーのインタビューは、「24」のジャックと違って、非常に穏やか。そのギャップがまたいいんです(笑)。
「24」シリーズが続く限り、1年のうち10ヶ月は「24」の撮影、残りは映画の撮影というハードスケジュールが続くようですが、彼はタフなので、きっと乗り越えていくでしょう。
私の希望としては、映画で主演してくれるともっと嬉しいのですが・・・なかなか難しそうですね。

それでは恒例の私の好きな作品です。

【24シリーズ】

これはもう解説の必要がないですね。観た事がない、という人もタイトルは聞いた事があると思います。それくらい有名なアメリカのドラマですね。
現在はシーズン4までDVDが発売されています。来年1月からアメリカではシーズン5が放映されます。羨ましいです。早く観たいですぅ・・・・・・
これはまだ一つもレビューをあげていないのですが、うーん、なんせ1シーズン24話なもので、どうやってレビューをあげたもんかと・・・細かいストーリーをあげるとキリがないし、全体的な感想にしても、長くなってしまいそうで・・・今度、どうやってレビューをあげるか考えておきます。
私は全て観ていますが、どのシーズンが一番好きかと聞かれたら、一番衝撃度が高かったのはシーズン1ですが、ストーリーで考えるとシーズン2が好きです。ただシーズン2はメインストーリーにほとんど絡んでこないサイドストーリーが・・・邪魔でした(爆)。シーズン4もかなり面白かったです。ってほとんど全部好きなんじゃん(爆)

ジャック・バウアーは本当に魅力的なキャラで、大好きですが、このシリーズを始めてからのキーファーは、銃を構えると、全部ジャックに見えてしまうという悲しい宿命を背負ってます(苦笑)。
来年、アメリカで公開される「センチネル」という映画では、シークレットサービスの役ですが、銃をかまえた画像を観ると、「あ、ジャックだ」と私でさえ思ってしまいます・・・。こればっかりは仕方がないですね。

【要塞監獄プリズナー107 LAST LIGHT】

これはレビューをあげたばかりで、読んでもらえると分かると思いますが、かなり好きな作品です。キーファーが初監督した作品でもありますし、ご本人もきっと思い入れのある作品ではないかと思います。

【霊視 After Alice】

この映画も地味ではありますが、非常に好きな作品です。キーファーのキャラが酒びたりで、上司に妻を寝取られるようなダメオヤジ刑事です。そこがいい(笑)。
「24」のジャックのような必死さはなく、けれども全てを捨てたわけでもない、アル中一歩手前の中途半端さがまたいい(笑)。そして、彼はただの酔っ払いではありません。最強です。どう最強なのかは、映画を観てのお楽しみ。
キャラ、そしてそのキャラから発せられるセリフがとてもいいですね。観ていて「上手いな~」と唸ってしまうこともしばしば。
スタイル(服装)は、やや都会的で、青いシャツにネクタイを締めて、サングラスを頭に乗せちゃったりして、もうマジでかっこいいです。ダメオヤジなのに(笑)。
ダメダメなのに憎めないこの主人公を楽しげに演じるキーファー。ステキです。(文句は言わせません・笑)

できればシリーズ化して欲しかったな~なんて思える映画です。

【三銃士】

これも最近レビューにあげました。単純明快なストーリーで誰でも楽しめる映画。
キーファーの映画、どれを観ようかな~と思う時、真っ先にこれが浮かびます。何も考えずに観れるから(笑)。
たぶん、キーファーが出演した映画の中でもl興行成績が良い方の映画じゃないかと思います。
レビューにも書きましたが、パート2とかあればよかったのにな~・・・「ヤングガン」は2があるのに。

【フラッシュバック】

これもついさっき、レビューをあげました。やっぱり好きな作品から見返すもので(笑)。
上にあげた作品の中で一番古い映画ですね。つまり一番若いキーファーが見れます。ほんとにステキです。しっかし、若い頃から声がシブわ(笑)。
前半のお堅いFBI捜査官よりも、後半のヒューイに惹かれていくジョンが自然で、とてもいいです。バイクに乗ったキーファーもカッコイイ!


他にもたくさんの映画に出演しているキーファーですが、「24」だけでなく、映画にもたくさん出て欲しいです。
現在、アメリカで公開待機中の映画は「Rever Queen」と「The Sentinel」です。
果たして日本での公開はあるのでしょうか・・・


フラッシュバック

2005-12-21 16:43:45 | 映画(は行)
デニス・ホッパー、キーファー・サザーランド、キャロル・ケイン、クリフ・デ・ヤング、ポール・ドゥーリー出演。フランコアムーリ監督作品。90年。

典型的80年代のエリート、FBI捜査官のジョンは、20年間地下に潜っていたヒッピーの教祖的存在ヒューイの護送を命じられ、2人の珍道中が始まる。ヒッピー役のデニス・ホッパーとエリート捜査官キーファーの異色コンビで送るロード・ムービー。(TSUTAYA ONLINEより)

この映画もとても好きな作品です。キーファーとデニス・ホッパーが共演してます。デニス・ホッパーといえば、「24」シーズン1でもキーファーと共演してます。デニス・ホッパーはビクター・ドレーゼンという悪役でした。
この映画では、キーファーはジョン・バックナーというFBI捜査官。役の中では26歳という設定でしたが、実際には90年だと23,4歳ですね。若いです。お肌も真っ白でピチピチしてます(笑)。
かなりお堅いFBI捜査官で、髪はオールバックでグラサンかけてます。しかも、腕時計にタイマーをかけて、ビタミン剤を飲み、市販のドレッシングは使わず、自家製のを持ち歩いているという(笑)。初めて観た時は、よほど健康に気を使っているのね~とだけ思ったのですが、これは後に出てくるジョンの過去に関する伏線になっていました。

対照的に60年代のヒッピーの憧れとして一世風靡したというヒューイ・ウォーカーに扮するのが、デニス・ホッパー。彼ももちろん若いです。そして、まぁよくしゃべる(笑)。調子がよくて、口から生まれたっていうのは、こういう人のこと?と思ってしまいます。

お堅いFBIのジョン・バックナー刑事がお調子者のヒューイを護送することになりますが、列車の中で、ジョンは、ヒューイの口車に乗せられて、まんまと騙され、立場が入れ替わってしまいます。そのやりとりが秀逸です。
騙されてテキーラをがぶ飲みし、酔っ払うキーファーが、それはもう可愛い(笑)。
すっかり酔っ払ったジョンは、途中下車した場所で、ヒューイと間違われ、留置所に入れられてしまいますが、そこの警察署長が悪徳警官で、護送中の囚人、つまりジョンに暴力を奮います。誤解が解けた後、お堅いジョンは、署長を告訴すると言ったもんだから、戻ってきたヒューイともども追われる立場に。
二人で逃亡するうちに、心を通わせていく・・・というストーリーです。
ジョンの過去が明かされ、ビデオでジョンの子どもの頃の映像を観るシーンがあるのですが、ジョンが泣くシーンでいつも一緒に泣いてしまいます(苦笑)。
どうして人は、懐かしいものを見ると、涙が出るんでしょうね。

反発していた二人が心を通わせるという、まぁありがちなストーリーではありますが、二人のやりとりが非常に楽しいです。デニス・ホッパーはもちろんですが、キーファーの演技もとても上手い。
ラストの終わり方も気持ちがいいです。
心が温かくなる映画です。古い映画なので、大きなレンタル屋じゃないと、在庫がないとは思いますが・・・。
デニス・ホッパーとは、「フランキー・ザ・フライ」という映画でも共演していますが、私はこちらの作品の方が好きです。

要塞監獄プリズナー107 LAST LIGHT

2005-12-20 16:21:39 | 映画(や行)
キーファー・サザーランド、フォレスト・ウィッテカー、クランシー・ブラウン出演。キーファー・サザーランド監督作品。93年。

K・サザーランドが監督・主演した、地獄の監獄生活と重厚な人間ドラマを描くケーブルテレビ用ドラマ。凶悪犯罪を犯した者が収容される通称“デス・ロー”という監房。そこでは、暴力と恐怖が支配していた。死刑囚のデンバーは、唯一人間的な黒人看守と友情を築き、人生の意味を悟る。そして、彼は、非道な看守と凶悪な囚人たちをすべて敵にまわし、人間の尊厳をかけて命がけの抵抗を続けるのだった。(all cinema onlineより)

キーファーのファンになって初めて観た映画が「乱気流/グランドコントロール」ならば、キーファーが監督をしている作品で初めて観たのが、これです。今迄に3本の作品を監督していますが、私はこれが一番好きです。
というか、キーファーが出演している作品の中でも1、2を争うくらい好きです。
手に入れてから初めて観た時の衝撃は凄いものがあり、その後、毎日のようにこればかり観てました。
粗筋を読めば分かると思いますが、非常に重い作品です。が、たくさんの人に観てもらいたいと思う、素晴らしい作品です。日本では未公開の上、ビデオしか発売されておらず、レンタル屋でもなかなか見つけることはできないかと思います。それが非常に残念・・・。

今回、久しぶりに観たのですが、大泣きしました。こんなに泣くドラマだっけ??というくらいに・・・(苦笑)
脚本、演出、演技、どれをとっても秀逸です。

キーファーは、囚人のデンバー役です。トップシーンから驚かされます。デス・ローと呼ばれる小さくて、光の入らない真っ暗な監房に5週間も閉じ込められていたデンバーは、真っ裸で、ク○まみれになっています。そこから出して独房へ戻したのが、新任の看守フレッド(フォレスト・ウィッテカー)。彼は、人と光に怯えているデンバーを暴力を奮うことなく、シャワーを浴びせ、独房に戻します。デンバーをデス・ローに入れた張本人の主任が付き添いますが、その主任に対して発した言葉(これが、映画の中でキーファーが最初に発する言葉です)が「F○CK YOU!」(苦笑)
キーファーが裸だった事にも驚きましたが、それよりも、画面から伝わってくる痛々しさが胸をうち、目を離すことができませんでした。そこにいるのは、キーファーではありません。もちろん、ジャック・バウアーでもありません。デンバー以外の何者でもありませんでした・・・。私は、その強烈な存在感に圧倒されて、ただ食い入るように画面を見つめるだけでした。
デンバーは、死刑囚で、看守一人を含む3人を殺しています。一見、同情すべき点はないように思えます。デンバーの生い立ちは、子どもの頃から里子に出され、矯正施設に入所し、そこで人を殺して、刑務所入り・・・生い立ちには同情すべき点が見られますが、それを考慮しても、やはり死刑は間逃れないのでしょう。
生い立ちを考えると、たいした教育も受けていないように思いますが、頭はいいです。チェスでは本を読みながら、他の囚人に勝ってしまうし、他の囚人から、恋人に出すラブレターの書き方を聞かれて、スラスラと文章を言っています。
それから、デンバーのセリフ一言一言が、とても胸を打ちます。そのたびに涙を流す私(苦笑)。
「あの時、俺は透明だった。殴れば殴るほど、俺は消える。誰にも俺のことは分からない」

普通の暮らし、普通に働く事を望み、そして死ぬ事を望む死刑囚デンバー・・・

そんなデンバーを、人として扱う看守フレッド。口では、あんな奴は監房に閉じ込められて当然だ、それだけのことをしてきた人殺しだと罵るけれど、デンバーに対する主任たちの見過ごせない暴力を訴えるために立ち上がります。
デンバーにクビにされたという女性弁護士がフレッドに連絡してきます。彼女はデンバーについて言います。彼は私の嫌がることを見つけ、怒らせる、そして自分の悲しみの道連れにしようとする、と・・・
現実の世界でも、こういう人はいます。そういう人は大抵の場合、頭がいい。人の嫌がることを見抜き、それにつけこみます。私達は、その言葉に惑わされて、その人を評価してしまうけれど、本当に見なくてはいけないのは、その言葉の後ろにある、その人の悲しみや絶望です。そういう人達にとって、言葉は、自分を守るために発しているものなのだから。

フレッドは女弁護士にクビになってホッとしただろう?と聞きます。弁護士は言います。「ホッとしたわ。彼が心配になったから。・・・苦しかったわ」と。

フレッドは父親に虐待されて育っているという境遇です。そして、元警察官ですが、不必要な銃の扱いをしたという嫌疑で、警察を追われます。
フレッドがずっと心に引っかかっていた父親に対する想いは、ラストで、デンバーに話す事によって、救われます。
デンバーとフレッドは友情で結ばれ、悲しいクライマックスへと向かっていきます。

フレッドは、この後もきっと闘ったのでしょう。その結果は分かりませんが・・・
暴力や人の尊厳について考えさせられる作品です。

デンバーが最期に書いて、聖書にはさんだ手紙には、何が書かれていたのでしょうか。

非常に深い作品で、観るたびに新しい発見があります。デンバーの行動や言葉には、すべて意味があるようです。(昨日初めて気付いた事もありました)
観終わった後もいろんなシーンを思い出して、考えてしまいます。
看守役のフォレスト・ウィッテカーですが、彼は、「フォーン・ブース」でもキーファーと共演してます。あれを、共演と呼ぶのかどうか分かりませんが(笑)
音楽は去年だったか・・・キーファーと一緒に「Iron Works」という音楽レーベルを立ち上げたジュード・コールが担当しています。
キーファーはこの時、27歳くらいのはずですが、演技もさることながら、素晴らしい演出です。つくづく日本未公開なのがもったいないです・・・。ちょっとでも興味のある方には、観てもらいたい・・・・・・。

最後に一つ。邦題の「要塞監獄プリズナー107」ってどうなんです??このタイトルだと、脱獄できない場所から脱獄しようとする囚人の話かと思ってしまいます。
そんな話じゃないのに~~~「Last Light」でいいじゃないですか。
たぶん、今なら、きっとそのままの「Last Light」というタイトルになるんじゃないかな・・・

乱気流/グランドコントロール

2005-12-20 11:07:58 | 映画(ら行)
キーファー・サザーランド、ケリー・マクギリス、ロバート・ショーン・レナード、クリスティ・スワンソン、マイケル・グロス出演。リチャード・ハワード監督作品。98年。

雷雨によって機能を果たせなくなった空港と、ジャンボ機墜落の危機を描く航空パニック・サスペンス。雷雨のため、ロサンゼルス空港が使えなくなり、多くの航空機は臨時着陸場としてフェニックス空港へ向っていた。だが、滑走路はすぐに満杯になり、やがて飛行機同士の接触事故が発生しはじめる。同時に空港の機能が完全に麻痺。時を同じくして、上空に待機するジャンボ機内でも事故が発生し、墜落の危機が訪れる。(ヤフーレビューより)

キーファー祭り継続中です(笑)。明日はキーファーの誕生日なので、日曜日から毎日、キーファーの作品を見返しています。昨日は大泣き(苦笑)。その作品はこの後、レビューにあげます。

この映画はキーファー主演で、航空管制塔の管制員の話です。管制員というのは、管制塔の中で画面とにらめっこして、混雑している飛行場の上を整理しながら、パイロットに無線で指示する仕事。ほぼ全編に渡って、管制塔の中で話が進みます。

キーファーの役名はジャック・ハリス。どこかで聞いた名前ですね(爆)この映画のジャックは、銃持ってません(大笑)。何かあるとすぐに銃を構えるジャックとは違うジャックですね。あはは。

ストーリーは、優秀な管制員のジャックが指示した飛行機が、墜落してしまうところから始まります。それがトラウマになって、管制員を辞め、ゲーム製作の仕事をするようになりますが、当時の彼の上司から人手が足りないので、手伝って欲しいと言われ、仕方なく復帰します。
現場でトラウマに苦しみながらも、管制塔のトラブルや、飛行機の墜落の危機を乗り越え、自分自身のトラウマも克服していく・・・というものです。

飛行機パニック物の映画はたくさんありますが、管制員に焦点を当てた映画というのは、あまり聞いた事がありません。初めてこの映画を観た時も非常に新鮮でした。
上にも書きましたが、ほぼ全編に渡って、画面とにらめっこなので、地味な映画ではありますが、サスペンスという意味では上手く出来ていると思います。

そして、この映画は、私がキーファーのファンになってから初めて観た記念すべき映画です!(DVDで観たんですが)
キーファー扮するジャックは、非常に知的な印象を受けます。目は青く(正面からのアップは、本当に青い目が強調されてます)、まつげは長く、髪はブロンド、青いシャツにベストという服装がとてもよく似合っています。
彼は「霊視 After Alice」でも青いシャツを着ていて、それがよく似合ってました。来日時の記者会見の時も青いシャツを着てましたね。ご本人も青いシャツが好きなんじゃないかと勝手に思ってます(笑)。
「24」でのジャックはやたら凄みのあるセリフを吐くことが多いですが、この映画では、温和で知的な話し方です。ただ、「24」と同じなのは、よどみなくセリフを話せるという点。
他の映画でもそうですが、キーファーは本当に流暢な英語を話す人だなといつも思います。
映画の中に出てくる新人管制員のジェリーと話す時のキーファーがとてもステキです。穏やかに楽しげに話します。キーファーがインタビューを受けている時に近いので、素に近いんじゃないかと思います。

キーファーのことばかり書きましたが、他の共演者についてもちょっとだけ触れます(笑)。
ジャックと同じように優秀な管制員で、野心家の役にロバート・ショーン・レナードが扮しています。最初は、ジャックと敵対しているような感じなのですが、最終的には力を合わせて危機を乗り越えます。
このロバート・ショーン・レナード。どこかで観たことがあるとずっと思っていたのですが、「いまを生きる」に出演されてます。それでピンときました。役者を志していた高校生役をやった方ですね。悲しい結末を迎えてしまった役でしたが・・・。ちょっとジム・キャリー似の彼、なかなかかっこいいですよ。

パニックもの、サスペンス映画が好きな人にお薦めです。(でも派手さはないですよ)

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2

2005-12-19 11:18:45 | 映画(た行)
レスリー・チャン、ジェイ・ウォン、ジャッキー・チュン、ミッシェル・リー出演。チン・シウトン監督作品。ツイ・ハーク製作。

前作の主人公であるツァイ・サンは、忘れ得ぬ美貌の幽霊そっくりの娘チー・フォンと出会い彼女に惹かれていく。そして投獄されているチー・フォンの父を救うべく立ち上がるツァイ・サンだったが、その前に奇怪な魑魅魍魎が姿を現した……。(ヤフーレビューより)

このシリーズ、これで制覇しました。
私は諸事情で(笑)3→1→2の順番で見ました。全部を見ると、やはり3はおまけみたいなものだったんだなと思いますねぇ。私の立場だと3がメインなんですけど(大笑)。

1と3のレビューはこちら。
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー1
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3

以下、ネタばれもありますので、ご注意を。

1はラブストーリー色が強かったように思いますが、2は、アクション色が強いような印象を受けました。
ニン・ツォイサン(レスリー・チャン)は、最愛の人とそっくりなチンフォン(ジェイ・ウォン)に出会いますが、チンフォンの妹のユッチー(ミッシェル・リー)もツォイサンを好きになってしまいます。ミッシェル・リーは久しぶりに見ましたが、いや~美しいですねぇ。ジェイ・ウォンも綺麗な女優さんですが、ミッシェル・リーの美しさにはかなわないでしょう。ただこの映画に、その美しさがマッチしているかどうかは別です(笑)。あまりに綺麗なのでちょっと浮いていたような気も・・・・・・
美人姉妹の父親を助ける協力をするツォイサンですが、再び、妖怪と対峙することになります。が、本人は、ただの貧乏書生なので、妖怪退治を一人でする事はできない。
そこで、妖怪退治屋のヤッイップ(ジャッキー・チュン)の登場ですよ。
この映画で、私はジャッキーが一番良かったです。レスリーとジャッキーの妖怪退治シーンが最高です。「止まれ」の術を教えてもらううちに、ジャッキーの動きを止めてしまったから、大変。普通ならそこで妖怪に殺されるでしょうが、そこはコメディなので、問題なし。ちょっとハラハラさせながらも、ジャッキーの目の演技とレスリーの絶妙な掛け合いで、抱腹絶倒のシーンに!!声を出して大笑いですよ、マジで。
ジャッキーのキャラをこれだけ面白くしておきながら、ラスト、魂が戻ってこなくて死んでしまうという・・・普通ありえないですよ~。ほんと、香港映画をなめたらいけませんね(爆)
もしかしたら、そのギャップで悲しませるつもりなのかもしれませんが、全然悲しくはなく、違和感が残ってしまいました(笑)。ユッチーがかわいそうじゃ~ん、みたいな。
この抱腹絶倒シーンに出てきた妖怪ですが、見ているうちに、なんとなく可愛く見えてきたのは、私だけですか?(爆)愛嬌があって、なんか可愛いな~なんて・・・・・・すでにちゃっちい妖怪だなとか、そういう視点では見なくなっている私です。ハイ。

今回は、前回に出てきたキャラも登場させた為、登場人物がたくさんいて、豪華ですね。イン道士(ウー・マ)も出てきました。ジャッキーと二人で妖怪退治してました。パリパリオとハンニャハラミーですから、なんか凄いです(爆)
しかし西の如来は強かったですね。ドーンと大仏が出てきた時は、ちょっとビビりました。
ラスト、主役二人はハッピーエンドで、ちょっと取ってつけたような気がしなくもなかったですが、まぁ、いいんじゃないでしょうか。おかげで3はトニーが出れたし(笑)

遊びの時間は終わらない

2005-12-15 14:06:10 | 映画(あ行)
本木雅弘、石橋蓮司、西川忠志、伊藤真美、原田大二郎、萩原流行出演、萩庭貞明監督作品。

91年の映画です。どこかで、面白かったという評を読んで観てみたいと思っていたのですが、ストーリーは全く知りませんでした。
観て、普通に驚いてしまいました~(笑)。なかなか面白かったです。
観終わった後、脚本が斉藤ひろしさんである事、音楽をプロデュースしたのが、高木完さんである事を知って、ますます驚きました。
斉藤ひろしさんは、私の好きな中野裕之監督とのコンビで、「サムライ・フィクション」「RED SHADOW 赤影」や、私がかなり好きな映画、「ロッカーズ」、そして一般にもよく知られている「黄泉がえり」「秘密」などの脚本を書かれている方です。
高木完さんは、1月28日から公開の「BLACK KISS」でも音楽を担当されてます。私は、DJとしての方が先に名前を知ったのですが。
萩庭監督は、「ミナミの帝王」シリーズをたっくさん撮られている方ですね。私はたぶん1本も観た事ありません・・・。

さて、驚きたい方は、以下の書くレビューも読まずに観た方がいいと思います(笑)。
そして、ネタばれしていますので、ご注意を。


防犯訓練のために強盗に扮することとなった、融通のきかない巡査、平田。その訓練はマスコミのウケをねらって、筋書きをなくしたリアルなものだった。そのために、予想外の事態が続出。そんななか、平田は次第に犯人役にのめりこんでいき、いつのまにか暴走を始めていく…。(amazonレビューより)

ストーリーを知らないで観ていた私は、警官である平田が、強盗をやる話なんだ~と思って観ていたので、平田が銃を人に向けて「バンっ!」と口で言った時には、普通に目が点になりました(笑)。
すぐに、訓練なのか~というのが分かりますが、強盗役になった平田、これが融通の利かない、真面目な巡査であった事から、大騒動になります。客に扮して、犯人逮捕のために、銀行へ入ってきた警官がヘマをして、平田に射殺された事になってしまい、平田はそのまま銀行の店員と客を人質にしたまま、立て篭もります。
マスコミに訓練を大々的にアピールしていた警察は大慌て。訓練ではあるものの、このままでは警察の失態を世にさらすことに。
そこからの警察、マスコミ、民衆を巻き込んでの大騒動が面白いです。
訓練であるため、実際に死人が出るわけではないけれど、解決できなければ、警察の面目は潰れるし、マスコミを含めた民衆は面白がって、犯人役の平田を応援し始めてしまいます。
設定はかなり面白いと思いました。脚本もなかなか良いのではないかと。
ただ、観ていて、ちょっと間延びした感じが否めません。演出の問題かな~・・・
警察内部の様子を銀行での様子、マスコミを含めた民衆の様子を映し出しますが、テンポがイマイチかなと。
この手のコメディは本広監督に演出させたら、面白いのが出来そうだな~と思ったのですが・・・ちょっと「踊る~」のテイストを感じさせませすし。

平田役の本木雅弘さんの演技がなかなかいいですね。生真面目な巡査を好演してました。友達にはなりたくない人ですね、平田って(笑)。
あと、萩原流行がいい味出してましたねぇ。報道記者役でしたが、民衆を引っ張っていく(誘導しているとも言う)マスコミの先頭に立つ強烈なキャラでした。

ラストはあの後、どうなったんでしょう?気になりますが、あそこで映画を終わらせたというのは、ある意味凄いなと思いました。パート2へ続くのかと思いきや、2はないですよね?平田のセリフだけで、この後の展開を伝えてましたが・・・(そういう持って行き方は好きじゃないけど)

インファナル・デイズ 逆転人生

2005-12-14 11:51:19 | 映画(あ行)
トニー・レオン、アンディ・ラウ、テレサ・モウ、フェニー・ユン、アンソニー・ウォン出演。ハーマン・ヤウ監督作品。91年。

大ヒット作品『インファナル・アフェア』シリーズの主演コンビ、アンディ・ラウとトニー・レオンによる至極のエンタテインメント。
偶然再会したふたりは中学時代の同級生だった。互いの悩みを忘れるため「王子と乞食」のごとく1週間人生を交換しようと思いつく。ところが、かたや大手保険会社に勤めるエリート と、かたやカツ上げ専門のケチなチンピラでは、普段の生活があまりにも違いすぎて、なにをやっても空回り…。(amazonレビューより)

久しぶりにトニー出演映画のレビューです。12月9日に日本版DVDが発売になりました。でも、ジャケットを見て、どーしても購入する気になれず(爆)、観てから考えようとレンタルしました。

まさに香港のコメディ映画、という感じでした。結構笑わせてもらったので、それはそれで満足したのですが、レビューを書くとなると難しい(笑)。
ストーリーは、行き当たりバッタリな感じは否めず、それが物凄く面白いかと言われると、そうでもなく(苦笑)、という感じでした。
最初にトニー扮するキットの脳に水泡が見つかって、破裂したら死ぬという設定だったのですが、ラストの方でアンディに、水泡について、「香港人はみんなある」とアッサリ一言で片付けられた時には、おーい!それでいいのかよー!というツッコミをしてしまいました。あれは結局なんだったんだ・・・・・・

特筆すべき点といえば、91年当時の若いトニー&アンディ&アンソニー・ウォンが観れる事でしょうか。トニーもアンディもお肌ピチピチ。でもアンディは今の渋いアンディの方が断然好きですね。トニーは髪型を観て、どこかで観た事あるなぁと思ったのですが・・・若い頃のとんねるずの石橋貴明さんの髪型があんな感じじゃなかったですか?(笑)身長では、貴さんにかないませんが、かっこよさでは、当然トニーの勝ち!ほっほっほ。アンソニー・ウォンは、アフロでした・・・他にもどこかで観た事あるような。トニーたちとそう年は変わらないはずなんだけど、この頃から同じに見えないですねぇ(苦笑)。あまり重要な役じゃなかったので、出番が少なかったのが残念です。

それから、トニーのキスシーンが観れます。観終わった時に印象に残ってたのがキスシーンだけ(爆)。濃厚というより、無理やりという風にも観えたのは、私だけですか?(笑)恋人役のテレサ・モウは綺麗な女優さんです。「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」でも共演してますね。
そう、それからトニーのサラリーマンぶりがちょこっとだけ観れます。アルマーニのスーツがちょっとダボっとしているように見えますが、当時の着こなしがああいう感じなのか、単に肩幅が合わないだけなのか(爆)。アンディはぴったりだったような・・・
トニーが普通のサラリーマンをしている(特にスーツを着ている)役なんて、めったにないので、貴重ですね。
時々、やたら真面目な、ちょっと苦悩しているようなトニーの表情が映って、ドキっとするのですが、セリフは「あいつ何やってんだ?」とか、ズッコケるような感じだったりして、何もそこまで表情作らんでも(^^;と思ったりもしました。

お薦めか、と聞かれると、うーん・・・トニー&アンディ&アンソニー・ウォンに興味のない人は観なくてもいいかも(苦笑)。


そういえば、この間「風にバラは散った」(トニー出演映画)を観たのですが、バタバタしていた時期で、レビューを上げていませんでした。折りをみて、レビュー書きます。