Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ユメ十夜

2007-08-31 11:52:51 | 映画(や行)
「トラックバックとコメントについて」

夏目漱石原作の映画化です。出演者、監督等はこちらでご確認下さい。オムニバスなんで、大勢なんです。

オムニバスで10話あるというのと、途中眠くなっちゃったりしながら観てたので、評価はなしにします。
原作は未読。お目当ては松山ケンイチくんでした。
松ケンは、第十夜に登場。眉目秀麗な男の役でしたが、改めて綺麗な顔してるな~と思いながら観てました。が、全体的にコメディタッチになっており、目は飛び出るわ、内蔵はぼとぼと落すわで、凄いことになってましたが(笑)。
美しいけれど、性格は最悪な男の役でしたが、妙に合ってる気が(汗)。

他に良かったのは、第一夜。小泉今日子さんと松尾スズキさんが出演で、実相寺昭雄監督の作品。アヤシイ雰囲気が出ていて、キョンキョンの演技も悪くなかったです。
つい最近、実相寺監督の「姑獲鳥の夏」をDVDで見返したのですが、この手の雰囲気を作るのが得意な監督さんなんですね。作品としては、こちらの映画の方がずっと良かったです。ショートフィルムが得意なのか?
「姑獲鳥の夏」は原作を読んだ後に観ると、雰囲気だけ良くて、ストーリーはなんだこりゃな感じでした・・・。原作未読の時の感想とかなり違う(苦笑)。
第四夜の山本耕史くんが出演しているのも、なかなか良い雰囲気でした。せつない感じが良かった。
阿部サダヲさんが出演していて、松尾スズキさんが監督をしている第六夜は、2ちゃん語が飛び交い、「舞妓Haaaan!!」を思い出しました。
第二夜は市川崑監督の作品で、白黒、セリフなし(字幕が挿入されるけど)でした。「こんな夢をみた」で始まるので、黒沢監督の「夢」という映画を思い出しました。黒澤監督の映画も、夏目漱石の原作を元にしてるのかなと思ったら、違いますね。でも「こんな夢をみた」という始まり方は夏目漱石をパクってるのかも?(言い方は悪いですが)

夢、というだけあって、ねむーくなったので、元気な時に観るのがいいかもしれません。

アーサーとミニモイの不思議な国(試写会・日本語吹替え版)

2007-08-30 15:48:55 | 映画(あ行)
「トラックバックとコメントについて」

フレディ・ハイモア、ミア・ファロー、ペニー・バルフォー出演。リュック・ペンソン監督作品。
日本語吹替え版の声優:神木隆之介、戸田恵梨香、えなりかずき、タカアンドトシ、Gackt。

好奇心旺盛な10歳の少年アーサー(フレディ・ハイモア)は、祖母(ミア・ファロー)の語る冒険家の祖父の昔話が大好きだった。ある日、4年前に突然疾走した祖父の屋敷が人手に渡ることになる。アーサーは祖父が昔、庭のどこかに埋めたルビーを借金の返済にあてようと、古い地図を頼りに宝探しを始めるが……。(Yahoo!レビューより)

公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆☆
神木くんの声がフレディくんには合わなかった度:★★★★☆

日本語吹替え版が当たっていたという事に気付いたのが当日(笑)。まぁでもそれはそれでいいかなと思ったのですが、誰が声をやっているのか知らず、受け取ったチラシで知りました。

ストーリーは子ども向けで、王道な感じ。可もなく不可もなくといった所。テンポが良いのはいいのですが、良すぎて、どんどん展開するので、ただただ映像を見ている感じでした。
フレディくんは可愛いです。「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー役の子ですね。
日本語吹替えは神木くんでした。私は最近、「探偵学園Q」のドラマを見ているので、声を聞くと、神木くんの顔が浮かんじゃって、違和感アリアリでした。フレディくんの役は10歳の設定でしたが、神木くんはもう中学生ですよね。ちょっと声が大人っぽすぎる。
ただ、神木くん以外にいなかったのかもな~という気はしますけど。
まだミニモイの顔かたちになった後の方が自然に見れました。戸田恵梨香ちゃんは悪くないです。あと一歩な感じでした。えなりかずきくんはバッチリ合ってましたね(笑)。あと、一番良かったのがGackt。最近は某N○Kで上杉謙信になってますが、まんまあの声です(笑)。でも結構良かった。タカアンドトシも声をやっていて、「欧米か!」とやってますので、すぐに分かります(笑)。

CGも綺麗なんだけど、ミニモイの造型がう~ん。



顔はあまり日本人好みじゃないような気がします。私はあまり可愛いと思わなかった。もぐら?のニノだかミノだかというキャラクターは可愛かったのですが。
フランスでは大ヒットしているらしいですね。
字幕版で、マドンナとかの声も聞いてみたかったです。

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(お台場映画王)

2007-08-29 15:17:32 | 映画(さ行)
「トラックバックとコメントについて」

伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、桃井かおり、香川照之、安藤政信、木村佳乃、クエンティン・タランティーノ出演。三池崇史監督作品。

壇ノ浦の戦いから数百年後。山あいの寒村“湯田(ユタ)”は平家の落人が拓いた村。ある時、そこに平家再興の埋蔵金が隠されていると噂が立ち、よそ者が押し寄せ村を荒らして回る。やがて村は、平清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャング(赤軍)と、源義経(伊勢谷友介)率いる源氏ギャング(白軍)が村人を巻き込み激しく対峙することに。そんな抗争渦巻く村に、一人の凄腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着いた。両軍とも、この流れ者を用心棒に引き入れるべく動き出し、事態は風雲急を告げるのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

「24」に続き、お台場映画王で、観てきました。ゲストは、上映前が伊藤英明さん、上映後が桃井かおりさんでした。
観客は伊藤さんのファンの方がたくさんいたようで、歓声が上がっていました。なんだか「良かったねぇ」と言ってあげたくなる気持ちになりました(笑)。伊藤さんがゲストに来ることは急遽決まったようで、「海猿」のプロデューサーに頼まれて無理やり来たみたいなことを言ってました。伊藤さんは生で初めて観ましたが、佐々木アナウンサーの質問をはぐらかすような受け答えで、照れ屋さんなのか、そういう性格の方なのか、私にはよく分かりませんでしたが、空席が目立つことをしきりに言っていました。満席と聞いてたのに、もう帰ろうかなって(もちろん、冗談ぽくですが)。チケットは完売していたようですが、確かに空席がありました。もったいないな~
上映後は桃井かおりさんが登場。40分以上もトークをしてくれました。上映前の伊藤さんと打って変って、佐々木さんがしゃべる暇を与えないくらいのマシンガントーク。
映画より、桃井さんのトークの方が面白かったというのは、どうなんだろう(爆)。桃井さんって面白い人だとずっと思ってきましたが、本当に面白い。桃井節炸裂でした。

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
英語の発音が気になって、字幕に集中できなかった度:★★★★☆

映画ですが、予想していたより面白かったです。総合は★3.5です。はちゃめちゃなのは予想していたし、ストーリーもぶっ飛んでいるのだろうと思っていたので、正直、ストーリーなんてどうでも良かった(笑)。でも全然意味が分からなくて、笑うこともできなかったら嫌だなぁと思っていたのですが、結構笑えました。

生き残るのは一人だけ、というキャッチコピーですが、誰が生き残るのかなんて、だいたい予想がつくわけで、まぁ予想通りでした(笑)。
ストーリーを説明してもあまり意味がないと思うので、役者についてなど・・・。
ネタばれもありますので、知りたくない方は読まないで下さい。

和製ウエスタンで、全編英語という変わった映画ですが、当然、安藤ファンの私としては、安藤くんの英語が気になりました。でも予想以上に良かったと思います。というか、セリフ少ないし(笑)。一番最初のセリフの発音がなんとなく良く聞こえたので、安心して観る事ができました。もっと酷い人たくさんいたし(爆)。
全体的に間延びした英語を話す人ばっかりで、まぁその筆頭が桃井さんなわけですが(笑)。彼女は「SAYURI」でも似たような英語を話してて、話し方が日本語を話す時と同じ。だからあれは個性と見ていいのかな~と思ったり。でもあれ通じるのか??なんでかタラちゃんまでもが間延びした英語を話してたんだよね~~(大笑)。
英語がもっとも上手いと思ったのは伊勢谷くん。あれは英語圏でも通じるんじゃないかな。英語に気をとられて演技が出来ない、という風には見えませんでした。一番下手だったのは石橋貴さん。セリフ少ないのに、あれはマズイだろ(笑)。何を言ってるのか全然分からなかった。
あとは佐藤浩市さんや香川さんもキビシイな・・・セリフが多いので可哀想なんだけど、彼らの英語が通じるとはちょっと思えない。英語字幕なしでは、海外で上映できないような気がする。佐藤さん演じる平清盛は「バカ」というキャラなので、(途中で名前がヘンリーになるし・笑)それで救われているような気もする。香川さん演じる保安官もどちらかというと笑いを取るキャラだったしね。そう考えると英語の上手い伊勢谷くんがイケメンキャラになっていたのは、そういう理由があったのかもしれないな。
伊藤さんは普通。決して上手くはないけど・・・伊勢谷くんと木村さん以外はみんな下手だから、あまり気になりません。伊藤さん曰く、日本語もままならないのに、英語なんてどうしようかと思った、と。桃井さんが、伊藤さんと二人のシーンでリハをやったけど、アドリブを入れると、「え?今の何?」みたいな感じで演技が止まるらしく、あの子、どうしようもないでしょ、みたいなこと言ってましたね。

演技的には、伊勢谷くんが一番かっこよく撮られてたと思います。あまりのかっこよさに伊藤さんを喰ってた。拳銃さばきもさることながら、剣の使い方もなかなかどうしてかっこいい。上手いというよりかっこいいんですね。歯槽膿漏の歯ぐきで笑う安藤くんを見せられた私としては、伊勢谷ファンが羨ましい限りです。与一は見た目もかっこよくないし、ガンマンと勝負すれば、完敗。予想以上に弱かった(苦笑)。それなのに、静(木村)を好きらしく、ガンマンと静の情事を天井裏から盗み見るという情けな~い役でした。とほほ。しかも、ラストの戦いまではやはり生き残れなかった・・・。
佐藤さんのああいうバカっぽい役も面白いなと思いました。香川さんは日本語だったらもっと上手い演技が出来ただろうなと(笑)。小栗旬くんは、ギャングではないので、現代の男の子がそのまんまいる感じで普通にかっこよかったです。出番はちょこっとでしたが。平八役の子が目がクリっとしてて可愛かったですね。
女性陣では、桃井さんの拳銃さばきや動きもよく、かなりかっこよかったです。木村さんは、ダンス(ファド?)も披露して、セクシーな魅力がたっぷり。ガンマンとのラブシーンにちょっと期待してしまったのですが、短くてガッカリでした(笑)。

タラちゃんがスキヤキ食べるシーンもあったり、タラちゃんに豆腐を投げつけられる桃井さんが見れたり、香取慎吾くんが出てきたりと面白いシーンもあります。でも慎吾くんはなんだかな~タラちゃんが何を話しているのか全然分かってない表情に見えて、違和感ありましたねぇ。まぁちょこっとだけの登場でしたが。

結構笑えるシーンもあったのですが、日本人が見るから面白い、というシーンが多かったように思います。海外で見せても分からないんじゃないかなぁ。
上のあらすじにも湯田(ユタ)とありますが、根畑で(ネバダ)と読ませてたりして、「トリック」かよ、と突っ込みたくなりました。
ただ英語のセリフも、おそらく有名なセリフ(私が聞いたことあるくらいなので)を言わせてたりしてますので、知っている方は「おお!」と思うシーンがあるかもしれません。

日本語吹替えの上映もあるという噂なので、そちらもぜひ見てみたいです。

24 TWENTY FOUR Season6(お台場映画王)

2007-08-27 14:05:13 | ドラマ・舞台
「トラックバックとコメントについて」

8月25日、26日にお台場映画王であったイベントに行ってきました。9月7日からレンタルが始まる「24 シーズン6」の一気見上映です。
去年に引き続きの参加ですが、今回も自分がチケットを取れたわけではなく、友達の知り合いがぴあのプレリザーブで当ててくれました。私は顔も知らなければ名前も知らない人(苦笑)。どうもありがとうございます。
私はぴあカードの会員なので、ダブルチャンスがあるわけなんですが、何の効力も発揮してくれませんでした。東京国際映画祭のチケットのためだけに会費を払ってるようなもんだな・・・。

ところで、今回のイベント、初のゲストがありました。来日していたメアリー=リン・ライスカブが登場!!舞台挨拶をしてくれました。

クロエ(メアリー=リン・ライスカブ)来日の記事

「24」をぶっ通しで見るなんて、あなたたちクレイジーね!とクロエに言われてしまった・・・。んなこと言われなくても分かってますが(笑)。
好きな食べ物は、生キャベツ(笑)。というのも、前日に有楽町のガード下で食べたそうです。どこの店だろう(笑)。
メアリーは、「24」で見るよりもずっと綺麗で可愛かったです。ドラマの中だといつもしかめっつらで、眉間にシワが寄ってるものねぇ。髪が長かったですね。クルクルっと巻き髪で可愛かった。

ジョン・カサー監督のメッセージも流れましたが、その中でも私たちはクレイジー扱いです(大笑)。メアリーも言っていたけど、アメリカではこういうイベントはないそうです。TVで放送してるんだから当たり前だけど。

それから、今、巷で話題の「24」CMですが(笑)、その全てのバージョンを見せてくれました。まだ見たことのないのもあって、そのCM、大ウケしました(笑)。いずれ見れるようになるのではないかと。ジャックの声をやっている小山さん。かなり苦労して歌を録音したそうです。演出の方が細かい指示をしたらしいですよ(笠井アナウンサー談)。
TV CMは公式サイトでも見れます。こちら

さて、シーズン6の内容ですが、ネタバレは書きませんが、ストーリーには多少触れる(出演者等)ので、それも知りたくない方は、読まないで下さいね。


シーズン6はアメリカで視聴率が下がったらしく、あまり評判のよくないシーズンだと聞いてました。でもつまらないとは思いませんでしたよ。友達は、次が見たい!!という風には思わないと言っていたけれど、私は普通に思いましたし。ただ、サプライズは少ないようには感じました。やはりサプライズはシーズン2のマリーが、私の中で今だにトップです(笑)。時点で、トニー・アルメイダの再登場!

今回、私の目を引いたのが、ナディア・ヤセル役のマリソル・ニコルズ。キャラうんぬんというよりも、今迄「24」で出てきたキャラの中で一番美人じゃないかと思いました。
あとは、マイロ・プレスマン役のエリック・バルフォーが。一段とかっこよくなってます。あとはマイク・ドイル役の人。この人、名前がわかりませーん。ちょっとダニエル・クレイグに似てるかな。イングランドもしくは北欧系の顔という感じの方でした。現場捜査官の役でした。
出演者の顔などは、FOXのサイトで見てみて下さい。
http://www.foxjapan.com/dvd-video/24/index_frames.html

今回は、ジャックの家族についても描かれています。もちろん、事件に絡んでます。お父さんに弟に、弟の奥さんに甥っこ。甥は16歳の設定でしたが、もっと年下に見えましたね。中学生くらいの役かと思いました。
で、弟は、あれ後付けじゃないのか?(爆)
しかし、ジャックもあれじゃ大変だわ・・・と心底思いました。

そして、相変わらずのジャックの扱いに、哀れみを感じてしまう私。ただ国に尽くしているだけなのに・・・。
ラストシーンは辛かった。見てる人、みんながジャックに同情したと思う。ああ、気持ちが重くなってきた・・・(苦笑)。

シーズン6のDVD BOXを買うかどうかは微妙な所。今回は、特典映像がついていないらしいという噂を聞きました。その代わりなのか「失踪」と「フォーン・ブース」のDVDがついてます。
・・・・・・その二つのDVD、持ってるしなぁ(苦笑)。


サッド ヴァケイション(試写会)

2007-08-24 14:11:53 | 映画(さ行)
「トラックバックとコメントについて」

浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリジョー、辻香緒里、高良健吾出演。青山真治監督作品。

北九州の港。中国からの密航者を手引きしていた健次(浅野忠信)は、船内で父を亡くした少年アチュンを自分の家に連れ帰る。そこには、かつて幼なじみの安男から世話を託された安男の妹で知的障害者のユリ(辻香緒里)も一緒に暮らしていた。健次は、家族のような3人での生活に安らぎを感じ始める。一方その頃、若戸大橋のたもとにある間宮運送には、かつてバスジャック事件の被害に遭った梢(宮崎あおい9が身を寄せていた。社長の間宮(中村嘉葎雄)は、彼女以外にも、スネに傷持つ流れ者たちに職と住み処を与えていた。そんなある日、ひょんな偶然から、健次が間宮運送に姿を現わした。そこで彼が目にしたのは、間宮の妻・千代子(石田えり)の姿。彼女は、かつて健次を捨てていった彼の母親、その人だった。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★☆☆☆
オチがあったことにびっくりした度:★★★☆☆

出演者に興味があって、観てみたいなと思っていました。青山監督の映画は
「レイクサイドマーダーケース」を観たことがあります。それから「こおろぎ」。
「こおろぎ」は去年の東京国際映画祭で観たのですが、レビューを書いてません。見事にスルーしているようです(爆)。映画の内容はこちら

あらすじを読むと、エンタメ風(一般大衆向けともいう)に撮れそうな感じがしますが、青山監督が撮ると、そうではなくなってしまいますね(笑)。
非常に淡々とした映画でした。面白いかと聞かれるとうーん・・・(苦笑)。だた飽きることなく最後まで観ました。玄人好みなのかなぁ。ストーリーはつまらなくないです。オチがあったことにびっくりしたし(笑)。

よくある話し、では決してないのですが、日常を切り取ったような印象を受けます。登場人物がみんなバラバラな感じ。それぞれが淡々と生活している様子を描いているような感じです。
あまりにも淡々としてて、それぞれのキャラクターがはっきりしていないので、浅野忠信さん、石田えりさん、中村さん以外は、別に誰がやってもあまり変わらないような・・・。

こういう映画って評価が凄く難しいです。ただ、「こおろぎ」よりはずっと分かりやすいし、面白かったです(苦笑)。


で、「こおろぎ」の公開はどうなったんでしょうか?(笑)


長い散歩

2007-08-23 15:14:51 | 映画(な行)
「トラックバックとコメントについて」

緒形拳、高岡早紀、杉浦花菜、松田翔太、大橋智和、奥田瑛ニ出演。奥田瑛ニ監督作品。06年。

名古屋の高校で校長を勤め上げ定年退職した初老の男、安田松太郎。教育者としての厳格さがアダとなり、幸せな家庭を築けず、アルコール依存症だった妻を亡くし、一人娘からは憎しみを持たれていた。ある日、松太郎は引っ越し先のアパートで一人の少女、幸(サチ)と出会う。隣の部屋で母親と2人で暮らしている彼女は、その母親から激しい虐待を受け、誰とも心を通わせることが出来なくなっていた。そして、ついに見かねた松太郎は少女を救い出し、彼にとって数少ない家族との幸せな思い出の地である山を目指し旅に出る。しかし2日後、幸の母親が警察に届け出たことで、松太郎は誘拐犯として警察から追われる身となってしまう。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
子役の子のふてぶてしさが良かった度:★★★☆☆

2006年のモントリオール映画祭でグランプリを受賞した映画です。劇場で観たいなと思ったのですが、DVD鑑賞になりました。

あらすじを知った時点では、もしかしてちょっと退屈するかな?と思ったのですが、退屈することなく観れました。痛さ的には予想通りといったところでしたね。

虐待を受けている少女と旅に出てしまう初老の男性の話しですが、子役の子の演技がいいですね。正直、途中まではちっとも可愛くありません。愛想ないし、口悪いし、笑わないし。でもそうなってしまう過程がちゃんと描かれているので、自然に受け入れられます。しかし、私が観ると、虐待されている子を見つけたら、ああすればいいのに、こうすればいいのに、と余計な事を考えながら見てしまうので、そういう知識が逆に邪魔です(苦笑)。

初老人と少女の危うい関係(いやらしいという意味ではありません)の中、出会う青年が松田翔太演じるワタル。これがいい清涼剤になって、幸も笑顔を見せるようになります。3人で仲良く旅を続けるのかな~と思いきや、あっさり自殺。あれはびっくりした。そうこうしているうちに、警察の追っ手も迫ります。

刑務所から出所した安田は、幸の幻覚を見ますが、安田が捕まった後の幸の行方が気になりました。親元に戻ったんでしょうか。それとも警察がちゃんと幸の身体を痣を見つけてくれたのでしょうか。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007-08-23 14:16:38 | 映画(は行)
「トラックバックとコメントについて」

ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、イメルダ・スタウントン、ゲイリー・オールドマン出演。デヴィッド・イェーツ監督作品。

ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリーはある日、人間界で魔法を使ってしまい、魔法界を追放されかねない立場に追い込まれる。ヴォルデモート卿の復活が起因と証言したダンブルドア校長のおかげで処罰を免れたハリー。しかし、魔法省は、ダンブルドアは魔法大臣の地位を横取りするために嘘の証言をしたと勘ぐり、防衛術を教える女教師を学校全体の監視役として送り込んでくるのだった。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始める。その兆しを誰よりも早く察知していたハリーは、ロンやハーマイオニーたちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成するが…。(allcienma onlineより)

公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆
用語が分からなくて、ついていけなかった度:★★★★☆

公開して約1ヶ月が経ちますが、観てきました。この映画、1~3作目まではDVD鑑賞、前回の4作目は劇場で観ました。感想はこちら

前回、意外と面白かったと記憶してますが、今回はちょっと微妙でした。登場人物の名前が分からないのはいつもの通り(笑)。ダンブルドアが校長の名前だと分かるまでしばらく時間がかかります。前作のレビューでも同じこと書いてるんだから、せめて自分のレビューくらい読んでから観に行けばいいのに(爆)。
今回は登場人物の名前どころかハリーとの関係がさっぱり記憶になく、シリウスがハリーとやたら親しげだけど、誰だっけ?と途中まで分からなかった。誰かがセリフで「名付け親が~~」と言ってくれたので、ああ、そういえばそういう人がいたかも、みたいな。
アズカバンの囚人たちもなんだか見たことあるけど、誰だっけ?ってな感じだし、不死鳥の騎士団の人達も観た事あるような?でも誰??状態。やっぱり楽しむためには、原作を読むか、以前の映画を復習していった方が良さそうです。前回セドリックがどうやって死んだかまで、忘れちゃってるんだから・・・。(死んだことは覚えてた)

あとは用語はさっぱり分かりません。マグルってなんだろう・・・?と観ている間中思ってました。(ウィキペディアを観て、解決しました)普通の人間のことかな・・・?とは思いましたが。他にもいろいろと用語が???なシーンがあって、前回はほとんど気にならなかったのに、今回はなんだかとても置いていかれた気分になりました。
前半はほとんど面白くなく、後半になってやっと面白くなってきた感じでした。でも前回は泣かなかったのに、今回はなぜか泣いてる私(笑)。なので、良いシーンもあるんだよね。
ダンブルドア軍団で魔法の練習をしているシーンは面白かったし、囚人たちに対抗して闘うシーンも面白かった。魔法使いの話し、って感じがしました。シリウスの最期のシーンも悲しかった。ハリーのたった一人の身内、みたいなことをハリーが言ってたしね。

さて。今後、どうするかとちょっと考えなければ、と思います。次回作を観に行く時にDVDを見直して、劇場へ観に行くか、原作を読むか、諦めてDVD鑑賞にするか。
もう観るのをやめるという手もあります(笑)。イマイチ楽しめないので、興味が薄れてきた(苦笑)。

出演者で気になったのは、イメルダ・スタウントン。最近時々観るのですが、憎たらしい教師役の演技が良かったです。ほんとに憎たらしかった(笑)。エマ・トンプソンは前回に引き続き、とっても可愛いです。


ミス・ポター(試写会)

2007-08-21 13:57:21 | 映画(ま行)
「トラックバックとコメントについて」

レネー・セルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ビル・パターソン、バーバラ・フリン出演。クリス・ヌーナン監督作品。

ヴィクトリア王朝時代の英国。世の中はまだ封建的で、女性差別は激しく身分の高い女性が仕事を持つことなど考えられなかった時代。こんな風潮の中、女流作家ビアトリクス・ポター(レネー・セルウィガー)は、自立や愛などに悩みながらも「ピーターラビットとその仲間たち」の物語を次々と出版する。そして、編集者(ユアン・マクレガー)と恋におちるのだが、それは身分違いの許されない恋だった。しかもこの恋の行方には、思わぬ運命が待っていた…。(goo映画より)

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ピーター・ラビットの動く様子が可愛かった度:★★★☆☆

伝記モノはあまり得意じゃないので、そんなに期待はしていませんでした。総合評価は★2.5といった所でしょうか。
なんで得意じゃないかというと、やっぱりストーリーに難がある場合が多い。物語の起伏が少ないので・・・つまり面白くない場合が多い(苦笑)。史実に沿っていくとしかたがないんでしょうけどね。

観た感想としては、やっぱりストーリーは大した事ないです。○○フラグが立った時点で先が読めるし・・・。
見所は、やはり動くピーター・ラビットたちが可愛いこと。ピーター・ラビットを知らない人はいないでしょうが、私はああいう絵本だったということはほとんど知りませんでした。ちょっとした挿絵くらいにしか思ってなかった。で、可愛いので、キャラクターとして価値が上がったのかな、とか。ピーター・ラビットって、グッズを買う時、やや高級感がありますよね。ディズニーキャラクターほど子どもっぽくはないし、かといって、リアリティのある絵柄でも、子どもがすんなり受け入れられるという。私も嫌いじゃないです。

レネーが予想以上にオバサンっぽく見えたのは私だけでしょうか。この時代の服装などのせいもあるでしょうが、32歳設定なのに、30代後半くらいの人に見えました・・・。
ユアンはやや童顔のせいか、30代前半に見えましたが。レネーの恋する女性としての表現は可愛げがあっていいなと思いました。
ユアンの姉役をやっていたエミリー・ワトソンってどこかで見たことある、と映画を観ている間ずっと思ってたのですが、さっき調べて分かりました。「レッド・ドラゴン」に出てた人です。ちょっと特徴のある顔の方ですよね。びっくりしたような目が印象的(笑)。

正直、私は金を払ってまで見たい映画ではありませんが、出演者のファンの方なら、失望することはないと思います。

ラッキーナンバー7

2007-08-17 10:51:45 | 映画(ら行)
「トラックバックとコメントについて」

ジョシュ・ハーネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー出演。ポール・マクギカン監督作品。06年。

仕事をクビになり、恋人にも裏切られ、不運続きの青年スレヴン(ジョシュ・ハーネット)は、友人ニックを頼ってニューヨークへとやって来た。しかしニックは不在で、スレヴンはひょんなことから知り合った隣に住む女性リンジー(ルーシー・リュー)と一緒にニックの行方を捜し始める。そして、いつしか2人は恋に落ちる。そんな矢先スレヴンは、彼をニックだと思い込んだギャングによって拉致され、親玉“ボス”の前に引き出される。ニックがつくった多額の借金の返済を迫られ、それを帳消しにする条件として、敵対するギャングの親玉“ラビ”の同性愛の息子を殺害することを強要されてしまうスレヴンだったが…。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像、演出:★★★☆☆
タイトルが???度:★★★★☆

DISCASで予約したのが結構前なので、なんでこの映画を観ようと思ったのが思い出せず、何の予備知識もないまま、観ました。
結構楽しく観れました。が、あまり後味は良くなかった・・・。
前半はジョシュ・ハーネットが右往左往する姿を楽しみ、後半は復讐劇を楽しむという感じ。ただ、その復讐劇のパートは、説明調というか、ちょっとテンポが良くないと感じたところがあって、復讐したくなる気持ちは分かるけど、関係ない人まで殺してるし、そういうのってどうなの・・・?と考える余裕が出来てしまいました。
最初に観た時、後半戦に突入したとたん、眠気に襲われたので、翌日、後半戦から見直したので、余計にそう感じてしまったのかもしれませんが。

以下、ネタばれ含みます。

何の知識もなく、ボケーっと観てたので、スレヴンとグッドキャットがグルだったということに、「おお!」と普通に驚きました(笑)。ま、そこでスレヴンが誰なのか瞬時に分かってしまいましたが・・・。グッドキャット役のブルース・ウィリスは、渋くてかっこよかったのですが、20年前のあの髪型に吹き出しました(爆)。
スレヴンとリンジーがいい感じで好感が持てたのに、リンジーがグッドキャットに撃たれた時は、思わす「ええ~~~~やだぁ~」と声に出して言ってしまいました(笑)。あのまま終わってたら、かなり後味悪いです。焼け焦げた遺体が、スレヴンがしていた腕時計をしているのを見て、何かを考えているリンジーにすっかり騙されました(笑)。

ただ一つ気にいらないのが、邦題。原題は「LUCKY NUMBER SLEVIN」。セブンじゃないじゃん!冒頭の方でタイトルが出た時に、あれ?セブンじゃなかったような・・・と思ったのですが、ちゃんと確認しなかった。似てるし、言いやすいしってことで、決まったんですかね~。日本語で「ラッキーナンバースレヴン」って、まぁちょっと微妙ではありますが。

冒頭のシーンがスタイリッシュな映像で良かったですね。時がうんぬん・・・とグッドキャットが話し始めて、右見て左見て、また右を見ると、いたはずの老女が消えてて、グッドキャットも車椅子を残して消えている・・・というシーン。こういうのを観るとワクワクします。

鉄コン筋クリート

2007-08-03 14:52:13 | アニメ・バラエティ(映画・TV)
「トラックバックとコメントについて」

(声の出演)二宮和也、蒼井優、伊勢谷友介、宮藤官九郎、大森南朋、本木雅弘、田中泯。マイケル・アリアス監督作品。

義理と人情とヤクザの街・宝町。そこを根城として自由に飛び回る“ネコ”と呼ばれる2人の少年、クロとシロ。かつあげやかっぱらいをしながら毎日を生きる2人は一心同体。そんなある日、昔なじみのヤクザ・鈴木、通称“ネズミ”が街に戻ってきた。ずっと変わらなくみえた宝町に、再開発という名目の不穏な動きが見え始める。背後にチラつく謎の男“蛇”の影。やがて、自分たちの街を守ろうと抵抗を始めたクロとシロにも冷酷な“蛇”の魔の手が迫ってくる…。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

何度か劇場に行こうとしたのですが、時間等が合わず、DVD鑑賞になりました。
見始めてすぐに、作品の雰囲気というか、世界観に引き込まれましたね。
ストーリーは正直、よく分からない所もありましたが、それはそれでいいかな~と感じました。ストーリーについていろいろ書くには、見てから時間が経ってしまっているので、割愛して、サラっと声の出演者について書いてみます。

以前から、二宮くんと蒼井優ちゃんの声の演技が素晴らしいと聞いていましたが、蒼井優ちゃんは、凄く上手いですね。あんな声が出るんだ、と驚きでした。しゃべり方も特徴があって、~~なのね。とか真似したら癖になりそう(笑)。叫んでいる声とかも、よくあんな声が出るなと思いました。
クドカンもモックンも、観ている時は分かりませんでした。大森南朋さんだけ、あれ?もしかして、とは思ったのですが。

友人によると、原作の世界観を上手く描いているそうで、原作にもちょっと興味が湧きました。
二宮くんと蒼井優ちゃんの声で読んでしまいそうです(笑)。