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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ユナイテッド93

2006-09-05 11:03:49 | 映画(や行)
出演者はこちら参照。
ポール・グリーングラス監督作品。

公式サイト

2001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。(goo映画より)

2001年9月11日、アメリカ国内の空港を飛び立った旅客機4機が、ほぼ同時にハイジャックされる。うち2機はワールド・トレード・センターに、もう1機は国防総省ペンタゴンに激突炎上した。しかし残る1機、乗客40人を乗せたユナイテッド航空93便は、なぜかターゲットに到達することなく、ペンシルヴェニア州に墜落した。本作はこのユナイテッド航空93便に焦点を当て、家族との電話で自らの運命を悟った乗客たちが乗る機内での様子や、テロの事実に混乱しながらも被害を最小限に食い止めようと必死で事態の掌握に務める地上の航空関係者たちの緊迫のやり取りを極限の臨場感で描き出す衝撃のノンフィクション・サスペンス。監督は「ブラディ・サンデー」「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス。監督をはじめ製作スタッフは、遺された家族の人々や管制センターはじめ関係機関への入念な取材を行い、今となっては決して誰も知ることのできない機内の様子を含め、当時の状況を可能な限りリアルに再現、ありのままを徹底したドキュメンタリー・タッチの手法で撮り上げた。なお、本作に登場する管制官や軍関係者の一部は、9月11日に実際に現場で勤務していた本人が自ら演じているという。(allcinama online解説より)

決して楽しい映画ではありません。心臓の弱い方にもオススメできません。私は映画上映中、ずっと心臓がドキドキしていて、自分の心臓の音が聞こえるようでした。緊迫感のあるカメラワークと編集、まるでドキュメンタリー映画を見ているようでした。
この映画には主役、ヒーローはいません。普通の映画であれば、ラスト、飛行機が落ちそうになる寸前で、機首は上を向き、無事に着陸、ハッピーエンド!となるのでしょうが、世界中の人が知っているように、そうはなりません。飛行機が落ちていく時、音楽も大きくなりますが、まるで地響きのようで映画館自体が揺れて、自分が飛行機に乗っているような錯覚に陥りました。
この現実世界にはスーパーマンはいない・・・。

世界貿易センタービルに二機目の飛行機が突っ込んだ時、管制塔の人達は言葉を失っていました。あのシーンは、まさにあの時の自分(たち)と同じでした。
私はテレビで見ていましたが、ただ黙々と黒い煙を立ち上らせるビルを見ながら、これは映画じゃない、映画じゃないんだ・・・と思っていたのを思い出します。

ラスト30分、乗客は、愛する人たちに電話で別れを告げ、団結し、テロリストを倒そうとします。あの勇気は賞賛に値するものだと思います。自分がその場にいたら、同じように立ち上がることの出来る人間でありたいと心から思いました。ただ怯えて、最期を迎えるなんて絶対に嫌です。最後まで諦めずに闘いたい。いざという時に動けるかは、分かりませんが・・・。

最初に書きましたが、見ている最中も、見終わった後も決して気分のいい映画ではありません。でも私は見てよかったと思いました。
先週、劇場で見たのですが、レビューを書くのを、ためらいました。涙なしでは見られない映画でしたが、レビューを書く時にも、涙なしには書けないと思ったからです。
ここまで書けてよかった。書く事で少しでもユナイテッド93に関わった人達を称えることができたらいいなと思います。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
衝撃的でした。 (こーいち)
2006-09-05 12:20:32
こんにちは。

これはね~、、観ている最中ずっと苦しかったです(涙)

正直レビューも何を書いていいのか分からなくて

映画を観てからしばらく書けませんでした。。

こういう映画が作られて良かったし観れて良かった

と思いました。
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>こーいちさん (hi-chan)
2006-09-05 13:52:50
こういう映画は、レビューを書くのが難しいですよね。

本当はこういう映画こそ、レビューを書いて、観て!という意思を伝えたいと思うんですけど・・・

ずっと見たいと思っていて、やっと見れた映画でした。



やっぱり見ていて苦しかったですか。同じ映画館で観てた人もそういう風に感じた人が多かったのかな~

心臓がドキドキしっぱなしというのは、友達もそうだったと言ってました。
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今日観てきました! (らんぼ~)
2006-09-05 17:13:24
まだ衝撃がおさまりません。

すごいものを観てしまった!でも観てよかった!

あの、ビルがもくもく燃えてる時、管制センターも軍も、ただおろおろしてるだけだったんだな~とびっくり。
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先週観ました (marie)
2006-09-05 17:55:28
本当に心臓がドキドキ、途中で気分悪くなったらどうしようかと思い、一応一番端の席で見ました。まるで自分が飛行機に乗ってる気分になってしまい、手に汗握るってああいうことを言うのですよね・・・

きっと遺族の方はあの映画を観ることができないでしょうが、自分としては観られて良かったなと思います。犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。って心から思えた映画でした。
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>らんぼ~さん (hi-chan)
2006-09-06 14:12:28
>あの、ビルがもくもく燃えてる時、管制センターも軍も、ただおろおろしてるだけだったんだな~とびっくり。

あのシーンはとても印象的でしたね。

言葉を失うというのは、ああいう事を言うんだろうなと思ったし、その雰囲気が凄く伝わってきました。
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>marieさん (hi-chan)
2006-09-06 14:14:11
遺族の方が見るには辛すぎる映画ですね。

ユナイテッド93の遺族の方は映画に協力したそうですが、皆さん見れたのでしょうかね。

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ネットで世界に広がる9.11真実運動のシンボル作品 (ホワイト・ラビット)
2006-09-10 15:41:28
hi-chanさん、初めまして。この映画の衝撃は大きいそうですね。

アメリカ政府の「93便は墜落した」という公式見解を基にしてますが、

この事件は日本の新聞・テレビが隠している? 事実が沢山あるようですね。

最新の米・世論調査では約4割の人が政府の9/11への関与を疑っています…。



「2001年9月11日にはテロは起こっていない・・・」とする、

22歳のディラン・エイブリー監督が百万円以下で自主制作した、

9.11 ドキュメンタリー「Loose Change=ルース・チェインジ」が

全世界で波紋を広げてますが、既に二千万人以上がネットで観て話題です。



いまアメリカ国内では「9.11真相解明運動」が高まっていて、

5年目を迎えるまさに今、NYで真実運動派の4日間のイベントも行われてます。

又、5周年に合わせ、世界12カ国のTVで「LC」が放映されるという情報も。



英語版なら色んな場所から、2弾=完全版を無料でダウンロードできます。

グーグル版は「911 cover up」410MBと、著作権対策の「Recut」827MB。

ZIPの「DVDripConCen」のSRTがグーグル版英字幕。詳しくは検索で。

観ると目から鱗が落ちるかもしれません。真実に関心があればお薦めします。

http://www.wa3w.com/911/index.html

http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1461254

http://www.loosechange911.com/download/trailer.wmv

http://video.google.com/videoranking

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>ホワイト・ラビットさん (hi-chan)
2006-09-11 11:32:11
はぁ、そういう話もあるんですか。全然知りませんでした。

いろいろと情報ありがとうございます。



こういってはなんですが、今のアメリカの政府だとやりかねない、という気はしますね・・・
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