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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

僕は妹に恋をする(試写会)

2007-01-19 17:25:12 | 映画(は行)
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松本潤、榮倉奈々、平岡祐太、小松彩夏、浅野ゆう子出演。安藤尋監督作品。

高校3年生の双子の兄妹、頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は幼い頃、結婚の約束をするほど仲よしだった。しかし最近、頼が郁に冷たい。郁は自分に想いを寄せる同級生の事を相談したいのだが、相手にしてくれない。頼と同じクラスの友華(小松彩夏)は、放課後、友達と楽しそうに話している郁を教室から見守っている頼に近づき、「妹って得だね」と意味ありげにつぶやいた。ある夜、ベッドで眠る郁に頼がキスをした。驚く郁に頼は、思いを打ち明けるのだった…。(goo映画より)

レビューを書こうか迷いました。激しくつまらなかったので(爆)。でも、試写会で観た以上、この映画を見ようかな、どうしようかな、と思っている人に警告を発する義務があるような気がして(笑)。
これほど苦痛な2時間は今まで記憶にありません。マジで。
デビルマンとどっちがつまらない・・・?と見ながら思ってしまうほどで・・・
以下、酷評になってますので、この映画に期待してたり、出演者のファンの方は読まない方がいいと思います。苦情は受け付けません(苦笑)。
あ、ちなみにこの映画がつまらないのは、出演者のせいではないと思いますよ。演技がどうとかというレベルではなかったので・・・。

見る前に、「妹に恋をする」というシチュエーションは、普通ではほとんどないわけで、なぜ好きなのかという理由づけが必要で、その理由が納得できるものであれば、きっと感情移入できるだろうな、そこがポイントだなと思っていました。


・・・・・・理由はなかったみたいで(苦笑)。
それならば、好きだけど言えなくて辛い思いをしたり、お互いに好きなのにすれ違いばかりでせつない、というストーリーかな?と思いきや、ほぼ何の葛藤もないまま、あっという間に頼が郁に告白し、ベッドインしてしまいました。もうそこですでにポカーンだったわけですが、その後、イチャイチャしている二人や、頼のことが好きな友華や郁のことが好きな矢野(平岡祐太)とのエピソードを絡めて、目をつぶっても書けそうな定石通りの少女漫画ラブストーリーを恐ろしくトロいテンポで延々見せられました。ううう。
少女漫画が原作だとしても、一般の人に見てもらう商業映画にするのであれば、せめてテンポ良くやってくれ。
あまりにも苦痛で、途中目をつぶったりしてたのですが、大きな声のセリフで目を開けてみるとまだ同じシーンだったりして(笑)、あのテンポの悪さは何かを狙ってるんでしょうか??
いつもストーリーがアイタタな時もなんとかいい所を見つけようとするのですが、いいところが見当たらず・・・映像も暗めで綺麗じゃないし、とりあえず撮って繋げて、たまに音楽つけてみた、という感じにしか受け取れませんでした(泣)。
途中で席を立つ人もチラホラ。あの狭い会場で(苦笑)。

なんとかラストの方までこぎつけて、もうそろそろ終わるかな(頼むから早く終わってくれ)、と思ったら、頼と郁がじゃんけんをして負けた方がおんぶをするという遊びを始めてしまって、まさかこれを延々と見せられるのでは、と思ったらゾっとしてしまった(爆)。案の定、延々と見せられたのですが・・・。

この手のありえないシチュエーションとか、ゲイやレズの話しのラストはどちらかが死ぬというのが定番なのですが、全くそういうこともなく、お手手繋いでハッピーエンドのようでした(ため息)。
一緒に映画を見た友人は、アニメのDVDを見たそうで、まだまだ続くんだよと言ってましたが。

一つだけ救われたのは、矢野がラストの方で携帯で撮った画像を見ていて、それが頼と矢野の仲良さそうな姿。私はすっかり集中力が切れていたので、スルーしてしまったのだけど、どうやらアニメでは、矢野が好きなのは頼だそうで・・・。それを後で知って、なんだかホッとしました。数センチだけ、ストーリーにひねりがあった、みたいな感じで(爆)。

というわけで、試写会でよかったと心底思った2時間でした。金返せ!って思うよ、普通・・・。