Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

東京攻略

2005-05-31 17:11:47 | 映画(た行)
トニー・レオン、イーキン・チェン、ケリー・チャン、阿部寛、仲村トオル、遠藤久美子出演。ジングル・マ監督作品。

結婚式の日に消息を絶った日本人の恋人を探しに、香港から東京へとやってきたメイシーは、彼女に同行してきた借金取りや謎の私立探偵に助けられながら、その行方を追うのだが、その背後にはCIAまで巻き込んでの暴力団の陰謀が…。(amazonレビューより)

この映画の萌えポイントは、


「ヤダ」



はい、ご覧になった方はお分かりですね(笑)トニーの日本語、可愛すぎます。惚れ直しました。12歳で日本に移住したという設定の割りには、下手すぎですが(爆)。可愛いので、許します。「赤川サン」「ワルカタネ」とか、かわいい・・・。
それから、トニーのカンフーアクション。トニー出来るんですね!(ヲイ)全部やったわけではないのでしょうが、かなり頑張っていませんか?トラックから車に乗り移る時なんて、凄くドキドキしました。心配で(苦笑)。怪我しなかったのかな・・・スケボーに乗っている時も、階段を降りる所は顔が映っていなかったので、本人じゃないかもしれませんが(笑)、それでなくても、運動神経悪い人には出来ないのではないかと。スキーが上手いそうなので、運動神経はいいのかな。ちなみに私はスキーの才能ないです(聞いてない)。しかも、あの場所、東京国際フォーラムだ。確実に年に何度かは行く場所だ(笑)そして、その後、あっという間に違う場所へ??(笑)


この先、ネタばれ含みますので、ご注意を。
まず、最初の10分は、トニーファンの為のPVですね(笑)。
ストーリーはともかく、トニーファンは1度は観ておくべきです。かっこいい、マジで。
そして、またしても、トニーはモテモテの色男。これって仕様ですか?(笑)
ケリー・チャンのウエディングドレス姿、かわいいですねー。日本語も神戸にいた事があるというだけあって、トニーやイーキンに比べて、ずっと発音がいいです。「お願いします」とか、ほぼバッチリ。イーキン・チェンは初めて観たような気がしますが、この役者さんは、アクションできる人のようですね。アクションかっこよかったです。

それから日本の役者さんですが、阿部ちゃん、結構好きです。どちらかというと、二枚目の役よりも三枚目の役の方が好き。この間の「空中ブランコ」の変な精神科医とか、イイです、スキスキ。今回は神経質なヤクザのボス役。なかなかハマってます。裏声で「あー?」という言い方に大笑いしました。仲村トオルはあんまり出て来なかったので、なんとも言い様がないです。トニーとの絡みも少なかったですね。一言だけ微妙な広東語話してましたが。エンクミは、最初にケリー扮するメイシーとイーキン扮するユンを助ける役ですが、エンクミの日本語変です(大笑)なんであんなに違和感のある日本語なのでしょう。アフレコなのかな?わざと分かりやすい日本語で話しているのでしょうか。声もエンクミの声じゃない感じがしました。
トニーの取り巻きの美女達(日本人)もボス(トニー)のことが好きだから、広東語を覚えたみたいな事を言ってて、結構頑張って広東語をしゃべってましたが、おそらく香港人から見れば、スチャラカ広東語なんでしょうね(笑)。

そうそう。もう一つ萌えポイント。トニーの日本警察の制服姿!ワタクシ、制服フェチ(爆)ですので、ちょっとしか映りませんでしたが、ワーイ!と心で叫びました。
キーファーの軍服姿にも惚れ惚れしたし、「亡国のイージス」でおそらく海上自衛隊の制服姿を見せてくれるであろう安藤くんにも惚れ惚れする準備万端ですから(笑)。

ストーリーは、観始めた時は、もっと単純なのかと思っていました。けれど、トニーもイーキンも最初の設定とは違う職業だったし、ストーリーだけなぞって考えてみると、警察、ヤクザ、CIA、私立探偵、と穏やかでない面々が揃っているわけで、重厚なサスペンスorミステリー、推理物の映画が出来上がりそうですが、この映画は雰囲気が全然違いますね。随所にちりばめられたコメディチックな感じと、日本の都会の雰囲気、空、川などがなぜかカラっとした感じで映っていて、軽いタッチの映画に仕上がってます。
なので、好き嫌いが分かれそうな感じ。
私みたいに、トニー出てるし、ストーリーよりもトニーが日本語しゃべってる事の方が重要and嬉しいと感じてしまう人にとっては、いいかもしれないですが・・・だって、組織の秘密がどこに隠されているか、と普通に考えると、最初からとても指輪がアヤシイ(笑)私にさえ分かるんだから、その類が好きな人には、すぐに分かってしまうと思うし(苦笑)。そして、あの拳銃のニセモノっぽさはどうにかならないんでしょうか(泣笑)「これでも喰らえ」って台詞も、今時そんな事言って撃つ人いないってば(爆)広東語では違う意味だったりして・・・

ただ、日本であれだけのアクションシーンが撮れたのは凄いですね。トラックの爆発炎上とかって日本で撮ったんですかね??川のボート追跡シーンのアクションも日本?
日本映画で、あの手のアクションシーンはあまり観た事ないです・・・単に私は観てないだけかもしれないですが。西部警察とかも観た事、ほとんどないし。

私は結構好きな作品かも。軽すぎる感じがどうも気になりますが・・・

ウォルター少年と夏の休日

2005-05-31 17:02:33 | 映画(あ行)
マイケル・ケイン、ロバート・デュバル、ハーレイ・ジョエル・オスメント出演、ティム・マッキャンリーズ監督作品。

父のいない14歳のウォルターがひと夏の間、母の親類である老兄弟の家に預けられる。どうやら母は、兄弟が隠し持つ大金を狙っているらしい。傍若無人な兄弟の生活に戸惑っていたウォルターだが、彼らの過去の冒険談を聞き、大人へと成長していく。(amazonレビューより)

ウォルター少年の、というより、老人二人の話しという感じでした。
田舎の風景の中で比較的淡々と進む話なので、観ていてまったりしてしまいましたが、心を閉ざしたウォルター少年が老人二人に心を開いて行く様子はとても自然でした。
一緒にいる犬や豚、年老いたライオンなど、動物たちも良かった。
老人二人の若い頃の回想シーンがありましたが、私はあまりこの手法が好きではありません。観ていてちょっと引くというか。
でも、観終わってみると、そうでもなかったですね。
ロバート・デュバル扮するハブじいさんがやたら強い(笑)
ウォルター少年扮するハーレイは、大きくなりましたねぇ。大人になったらどうな役者さんになるんだろう。

私は2、3ケ所泣けるシーンがありました(苦笑)
なんかちょっと物足りないような気もしたのですが…


インファナル・アフェア1,2,3 キネカ大森で連続鑑賞

2005-05-30 14:13:37 | 映画(あ行)
1:トニー・レオン、アンディ・ラウ、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、ケリー・チャン、サミー・チェン、チャップマン・トウ出演。アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督作品。
2:ショーン・ユー、エディソン・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、カリーナ・ラウ、フランシス・ン、フー・ジュン、チャップマン・トウ出演。アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督作品。
3:アンディ・ラウ、トニー・レオン、レオン・ライ、チェン・ダオミン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、ケリー・チャン、チャップマン・トウ出演。アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督作品。

公式サイト

キネカ大森で21日からこの3部作の上映が始まっていて、友達を誘って1~3まで順番に観て来ました。
上に出演者、監督の名前をわざわざ羅列したのは、以前、この3部作の感想の記事を書いた時、あまりにも適当な書き方をしていた事が、今さっき判明したので(苦笑)。
大好きな作品なのに、他の記事より適当かよ(自分ツッコミ)。

キネカ大森の中でも一番小さなスペースで席は50~60席程度だと思います。
3回ともほぼ満席。入替制だったので、いちいち出るのが面倒でしたが(笑)。

ロビーが「インファナル・アフェア」一色になるとサイトに書かれていたので、どんな感じなのかと思っていたら、3に出演している役者さんのでっかいタペストリー(トニ-、アンディ、ケリー、レオン、チェンの5つ)がかけられ、2に出演している役者さんの一人一人のポスターが貼られ、香港版のフライヤー(これも役者さん一人一人の物)がずらりと貼られていました。
それ以外にも香港の雑誌のインタビュー記事が貼られていて(広東語なので当然読めませんが)、写真も載っていたので、友達が携帯カメラで撮ってくれました(笑)ジャパンプレミアの時(?)の生写真も貼ってありました。
パンフレットも1~3まであり、私は持っていなかった2のパンフを手に入れる事が出来て満足♪
・・・・・・パンフを(ピー)めて、ヤ(ピー)で(ピー)ろうかと、ちょっと思ったりしましたが、無間地獄に落ちたくないので、やめました(爆)


ここから先はネタばれ全開で行きますので、よろしく。
私は1,2はDVDでしか観た事がなく、2は1回しか観ていないので、とても楽しみにしていました。
合計約6時間近く観たので、さすがに目が疲れましたが、心地よい疲れで大満足でした。やはり大きいスクリーンで観ると迫力があっていいですね。ストーリーは全て知っているので、初めて観た時のような衝撃はありませんでしたが、それぞれにいいシーンがあるなぁとあらためて思いました。
1は、やっぱりあの屋上でのラウとヤンのシーン。ヤンがラウの額に銃を突きつけるシーンです。でかいスクリーンで観れて良かった。サムが警察に追われてラウに電話をかける駐車場のシーンも良かった。ラウの携帯着信音が鳴り響く中、サムの前にスっと現れたラウがかっこよかった~。
2は、ハウがサムに銃を突きつけるシーン。これを観て思ったのが、ヤンが撃たれた時もそうでしたが、ハウが撃たれた時、映像ではすぐに見せず、銃声だけが先に鳴り、スローモーションで他の人物を映すんですよね。何が起こったのか、誰が撃たれたのか、すぐには分からない編集になっていて、緊張感を煽ります。やり過ぎるとしつこい感じもしますが、ヤンが撃たれたシーンを初めて観た時は、かなりの衝撃を受けました。2に関しては忘れてしまっている個所もあり、あれ、ウォン警視ってこんな奴だっけ(笑)と思ったりもしましたね。
3は、ヤンとシェンの銃対決。撃った後のヤンの表情が好き。しびれます。ヤンとリー先生との面接シーンも好き。緊張感溢れるこの映画の中での唯一のほんわかシーン。シェンのクサイ台詞。「ヤンは死んだ。線香なんか何の役に立つ」「運命は人を変えるけど、人は運命を変えられない。でも彼らは何かを変えた」いやー、チェン・ダオミン、渋い。かっこいいっす。そういう台詞がまた似合うし!
あとこれは前回観た時も思ったシーンで、ラウがチェン達を連れて、保安課へヨンを逮捕しに行った時、ちょうどその場にシェンが現れるんですが、その直後に過去の回想が挿入されます。ヤンが運んだはずの武器がなく、ヤンが絶体絶命になるシーンです。ここは回想へ入るタイミングが素晴らしい。ここで来るか!と前回も思いました(笑)
ああ、早く3のDVDが欲しい!

前回観た時よりも、役者それぞれの表情をしっかり観る事が出来たし、エンディングの曲をじっくり聴いてみて、3曲ともかなりいいなぁというのと、やっぱりサントラ欲しいかも(笑)と思った事。どーしよーかなー買っちゃおうかなー(独り言中)。

あと、驚いたのが、1の始まる前の予告で、2、3の予告をやったのですが、3の予告の時に、ヤンがエレベーターで撃たれるシーンが出てきちゃって、これ、1を観る前に見せちゃったら、めっちゃネタばれやん(爆)
・・・・・・1の見所の中で大きな割合を占めるのって、ウォン警視の死に方とヤンの死に方じゃないですかー?
友達は今回が初の鑑賞なので、横でハラハラしてしまいました。けど、友達は予告の時に気付かなかったようで、ネタばれにはなりませんでした。
友達以外にも初の人いたと思うけどなー・・・

1が始まる前にふと目が行ったお客さんが、単語帳を開いていて、よく観たら、広東語でした。凄いなぁ。香港映画(もしくはこの映画)が好きで、広東語を勉強してる人がいるんだよね。かくいう私も非常に広東語が気になります(笑)でも、私の場合、広東語より先に英語だ(苦笑)。キーファーはもちろん英語だし、トニーも英語出来るみたいだし、とりあえず先に英語、英語。
ただ、最近、この映画の影響とトニー祭りの影響(笑)で、広東語でも聞き取れる単語が出てきましたね。「ありがとう」は分かるようになりました(笑)
あと、「アイヤー」ってほんとに言うんだな、と。漫画の世界だけじゃなかった(爆)でもこれは北京語なのかな?

6/10まで上映をやっているので、スケジュールを確認してから、ぜひ行ってみて下さい。3回観ると、1回無料で観れるサービスもありました。(「インファ~」に限らず6ヶ月間有効)リピーター割引も。別にキネカ大森の回し者じゃないですが(笑)
どの回もほぼ満席になっていると映画館の人は言ってました。回によっては、15分前に満席になってしまうようなので、早めに行く事をお薦めします。


ロスト・イン・トランスレーション

2005-05-30 14:08:07 | 映画(ら行)
ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン出演。ソフィア・コッポラ監督作品。

CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。(amazonレビューより)

なんだか不思議な映画でした。ハリウッド・スターが日本の東京の街にいるという違和感。
日本は本当に驚く程、単一民族なので、普段でも外人が街を歩いているとなんだか違和感がある。東京の街を歩くハリウッド・スターはもっと変(笑)ちっとも溶け込まない。
そりゃ孤独感も感じるだろうなと思える。
別に不親切なわけじゃなく、ただ単に英語がしゃべれない人が多すぎるし(苦笑)。
でも、駅などはちゃんとローマ字表記してあるので、日本人が外国に行った時よりもずっと親切な気もするんだが・・・

二人がお互いを理解し合う過程は比較的自然に思えた。脚本賞を取ってるだけの事はあるかな?
でも私はイマイチはまれない映画でした。
前半は、ややドキュメンタリーチックに見えて、退屈で、途中寝てしまいました(汗)。

特記事項としては、ボブ・ハリスがテレ朝の藤井隆扮するマシューの「BEST HIT TV」に出演していた事(笑)
藤井隆、おいしいなぁ。

日本人が観てどうこうというより、アメリカ人がこの映画を観て、共感したのかどうか知りたいなと思った映画でした。


インファナル・アンフェア 無間笑

2005-05-29 11:33:10 | 映画(あ行)
ショーン・ユー、ナット・チャン、チャップマン・トゥ、エリック・ツァン、レイモンド・ウォン出演。バリー・ウォン監督作品。

94マフィアへの潜入を命じられた警官ヤン、キョン、デブ公。マフィアから警察に潜入したワーディ。アホなやつらが、マヌケな理由で諜報合戦を強いられる。(楽天レビューより)

「インファナル・アフェア」のパロディ映画です。
実はパロディってあまり好きじゃありません。めっちゃ爆笑できるならいいんですけど、中途半端になると、微妙な気持ちが残って、本編への気持ちも微妙になったりするので(笑)
でも、これは観たかった。だって、実際に「インファ~」に出た役者がやってるんだもの(笑)

上のレビューにある警官のヤンの役には、本編ではキョン役のチャップマン・トウが。キョン役には、本編で若いヤン役をやったショーン・ユーがやっています。入れ替わってる所が面白い。サム役には、本編でもサム役をやったエリック・ツァンがやってる。それも凄い。

ただ内容はあまり面白くないです(笑)。もちろん、笑えるシーンは多々あるんだけどね。本編と同じシーンを似たような感じで撮ってたり、音楽がそっくりだったり、あの屋上を多用してたり(笑)という本編を知っている人には、とりあえず楽しめます。
話は全然違う方向へ行きますが…。

エリック・ツァンの縮小化が面白かった(笑)

ネタとして観る分にはいいかも。買うにはちょっと高いんじゃないかなぁ。

1:99 電影行動

2005-05-28 11:21:44 | 映画(あ行)
新型肺炎“SARS”の被害に見舞われた香港にエールを贈るために香港のスターが結集。『インファナル・アフェア』のアンディ・ラウ、『ピンポン』のサム・リーらがそれぞれ出演した全11タイトルの短編と、その中の6タイトルのロングバージョンを収録する。(amazonレビューより)
内容をちょこっと知っていたのですが、オムニバスの映画かと思っていたら、そうではなくて、PVみたいな感じでした。1本の長さが数分しかないです。それには驚いた(笑)
本編よりもメイキングの方が長いです(笑)

以下がDVDに入っている本編のタイトルと監督・出演者。

「狂想曲」
《監督》 ジョニー・トー、ワイ・ガーファイ
《出演》 アンディ・ラウ、サミー・チェン、ラウ・チンワン

「子ブタは体調不良」
《監督》 フルーツ・チャン
《監督》 Shine、サム・リー

「いつも笑顔で」
《監督》 テディ・チャン
《出演》 シッ・ラッイン

「信じるも信じないも ご勝手に」
《監督》 ツイ・ハーク
《原作》 ウォン・ザ

「必勝香港」
《監督》 チャウ・シンチー
《出演》 ジェニー・イップ

「ミス香港は誰?」
《監督》 ジョー・マー
《出演》 イーソン・チャン、ウー・フォン、ニキ・チャウ、 デニス・ホー

「飛んでる家族」
《監督》 メイベル・チャン、アレックス・ロウ
《出演》 アンソニー・ウォン

「運よ開け」
《監督》 ダンテ・ラム、ゴードン・チャン
《出演》 アーロン・クォック、ジジ・リョン、ウォン・ジーワー、ジョシー・ホー、ジジ・ライ

「マクダルの1:99」
《監督》 ブライアン・チェ
《声の出演》 ジャン・ラム、the Pancakes

「2003年春・追想」
《監督》 ピーター・チャン
《出演》 トニー・レオン、バージニア・ユン
《「オリジナル・バージョン」のみ出演》 クリストファー・ドイル、サンドラ・ン、アルフレッド・チョン、ポール・ウォン、ジョン・チョン

「輝ける未来」
《監督》 アンドリュー・ラウ、アラン・マック
《出演》 カリーナ・ラウ、フランシス・ン、アンソニー・ウォン、チャップマン・トー、ショーン・ユー、エリック・ツァン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、エディソン・チャン

香港のスターをほぼ網羅しているのでしょうか?
香港スターに詳しくない私でも知っている役者さんがたくさんいました。
私のお目当てはもちろん、トニー。
「2003年春・追想」に出演しています。
これ、凄くいいです。
これはオリジナルバージョンも収録されていて、そちらの方がより一層いい。
モノクロの香港の街。空からは雪が舞っています。トニーはその街のビルの間を、誰もいない街を見上げながら、憂いを帯びた表情で歩きます。喫茶店にはマスクをした女。ビルのたくさんの丸い窓からは、マスクをつけた人達が見下ろしています。道路では、医者と看護士がストレッチャーに乗せた患者を次々を運びます。が、途中で転倒。転倒した医者は憤りで、地面の氷を叩き始めます。氷に入るヒビ。そのリズムに乗せて、看護士たちも叩きます。すると曇っていた空に光が差し、明るい空が戻ってきます。
人が溢れる香港の街で、トニーは笑顔を取り戻します。
この笑顔が、ステキ(笑)
トニーは一言もセリフがありません。全て表情と行動で、観ている私達に気持ちを伝えてきます。こういう雰囲気になんて似合うんだ、トニー。(浸ってます・・・)
このDVD欲しいかも!と思うくらいステキなトニーです。

他10編の中では、「狂想曲」でアンディ・ラウがギター弾いて、歌ってます。歌上手いっす。サミー・チェンやラウ・チンワン、チャップマン・トウもいて、みんなノリノリで楽しいです。「いつも笑顔で」のシッ・ラッインという子役の子がめっちゃかわいかった。「飛んでる家族」のアンソニー・ウォンもステキなパパでした。
全ての映画に通じるテーマは「香港頑張れ」ですね。
メイキングに入っていた香港アカデミー賞(?)の司会を務めたエリック・ツァンの演説が素晴らしかった。涙ぐみました。
2003年春の香港はSARSだけでなく、レスリー・チャンを失うというダブルの悲しみも味わっていたんですね。

それぞれの内容については、私がいつもお邪魔させてもらっているフェイユイさんの「藍空」で紹介されています。

当時の私は、もちろんSARSのことは知っていましたが、どちらかというと、自分にはあまり関係ないと思って過ごしていたように思います。香港は本当に大変だったんですね・・・

裏街の聖者

2005-05-27 14:23:27 | 映画(あ行)
トニー・レオン、アンディ・ホイ、ラウ・チンワン、ジジ・リョン、アレックス・トー出演。リー・チーガイ監督作品。95年。

香港のスラム街で診療所を営むラウ(トニー・レオン)は、医大時代の友人ロジャー(=字幕ではゾウ)(アレックス・トゥ)と再会した。出世をもくろむロジャーは、ラウを利用して医大時代の教授の資料を入手するが、その教授は不死の病に冒されており、ラウは教授に好きな料理を食べさせ、望みどおりに美しい娼婦とベッドをともにさせ、穏やかな死を迎えさせるのだが…。(amazonレビューより)

この手の話し、そしてこの手のキャラって、トニーのハマリ役なんじゃないかと、実はこっそり、期待してました。
観終わった感想・・・うん、やっぱりハマってる(笑)トニーの好演が光ってる。どこかに本当にいそうだもん。
長渕剛の歌が流れてきそうなくらい、やさぐれているのかと思えば、そうではなくて、ひょうひょうとしてる。けど、自己犠牲の優しい町医者というよりは、ややクールな感じ。
でも、観ていて、ああこの主人公好きだなぁ、と思わせてしまう。

原作が日本のコミックなんですね。「Dr.くまひげ」という。原作は知りませんが、こんな感じのキャラなのかなぁ。くまひげって聞くと、もっとオッサンくさい感じがするけれど。


この映画、「ロンゲストナイト」でも共演しているラウ・チンワンが出てました。っていうか、こっちの方が先なのね。娼婦に恋をする香港警察官(笑)で、いい味出してました。帽子取った時、「髪がある!」と思ったのは、「ロンゲスト~」を先に観てしまった私だけでしょうね(笑)

映画の中で、トニーはギター弾いてました。ちょこっとだけのシーンなので、よく分かりませんが、あまり上手くなさそう?(苦笑)英語で歌うシーンは、あ、いい声してる!と思いました。

個人的に、手術中のトニーのセリフがツボ。ニワトリのマネをしながら、「鉗子はココー!」とか爆笑!広東語ではどんなセリフだったのか分かりませんが。
主人公ラウ先生のキャラは、よく出来てると思いましたが、友人の医者ゾウはどうなんだろう。なんとなく中途半端な感じかしなくもない。ラウと一人の女性を取り合ってたり、教授の件では、ラウを陥れようとするんだけど、ラストも含め、なんとなく微妙でした・・・。

以下、ネタばれが入りますが。



気になったのは、展開が急な感じがするシーンがあること。
ゾウが撃たれる所とか、シンが気を失う所とか・・・これは脚本じゃなくて、撮り方もしくは編集の問題のような気がするんですが・・・観ていて、違和感があります。

ラストのトニー、みんながクリスマスor新年を祝っているのに、「新年なんて関係ないね~」みたいなセリフがあって、やさぐれ具合がステキだ♪と思った私でした・・・(笑)

この映画、地味だけど好きです。


ライフ・イズ・ミラクル(試写会)

2005-05-26 14:55:06 | 映画(ら行)
スラブコ・スティマチ、ナターシャ・ソラック、ウグ・コスティッチ、エミール・クストリッツア監督作品。

公式サイト

92年の旧ボスニア。セルビア人のルカは鉄道技師。妻と息子と共に片田舎でののんびりした生活をしているが、ボスニアの内戦に息子が徴兵され、妻はハンガリー人と出て行ってしまう。
息子が捕虜になったとの連絡を受けた後、人質として捕らえられたムスリム人のサバーハ(若い女性)が家にやってくる。息子と交換するため、家での奇妙な共同生活が始まる。やがて恋に落ちる二人。愛する女と息子の交換という苦渋の選択を突きつけられたルカは・・・。

トニー祭りをちょっとお休みして(笑)、試写会に行ってきました。154分という長い映画でした。すみません。最初の20分くらい寝てしまいました(爆)。
なので細かいストーリーが把握できていないところがありますので、ご容赦を。

「ライフ・イズ・ビューティフル」という映画をご存知でしょうか。この映画、素晴らしいです。イタリアの映画で戦争に巻き込まれていく親子を描いているのですが、主人公がとても純粋でロマンチスト。息子を守る為に「嘘」をつくのですが、父子のやりとりがなんとも微笑ましい。観終わった後、涙がこぼれるのに、幸せな気持ちになります。
未見の方がいたら、ぜひ。

話が逸れましたが、この映画も「ライフ・イズ・ビューティフル」みたいな感じかな~とちょっと期待してました。
ま、同じってわけにはいきませんね(苦笑)

ルカはとてものんきな性格。内戦が始まろうとしているのに、平然と鉄道模型を作っていたり、近くでドンパチが起こっても、家から逃げたりしません。
実在の人物が体験したことが元になっている映画だそうですが、実際に家にいて、あんな風に近くでドンパチがあったのでしょうか。かなり凄いです。屋根が壊れてるし。いつ爆弾が落ちてもおかしくないって感じ。
ルカの奥さん役の人が、なかなか面白かったです。歌が抜群に上手いです。歌手なのかな?キャラも良かった。
サバーハはとてもキュートでした。

この映画で特筆すべき点は、音楽。民族音楽と言っていいと思うのですが、心躍る音楽です。観ていて楽しい。
それから動物の使い方。犬も猫もとてもキュートだし、ラストのロバには参った(笑)

ラストは中年男の哀しい性というか、せつなさを感じました(笑)←映画を観れば、この(笑)の意味が分かるかと。


ミッドナイト・エクスプレス

2005-05-26 13:52:05 | 映画(ま行)
トニー・レオン、ピンキー・ツァイ、ン・マンタ出演。ビリー・タン監督作品。97年。

高官の汚職を暴く記事を書いた新聞記者のオンは、麻薬密売容疑で投獄され囚人たちの激しい暴行を受ける。一方、オンの恋人は、彼を罠にはめたギャングへの恨みを晴らそうとあることを思いつく。(amazonレビューより)

ストーリーは比較的単純。副題は「トニーくんの楽しい獄中生活日記」ですね(笑)
日本版「塀の中の懲りない面々」という感じ?(←「塀の中~」をちゃんと観てないので、イメージだけで書いてますが)
ハリウッド版「ショーシャンクの空に」?
・・・・・・それは嘘だ(爆)すいません、ごめんなさい(笑)

トニーは正義感溢れる新聞記者の役です。たとえ、暴行されようとも、信念を貫きます。その為、獄中仲間からだんだん信用されるようになり、人気者トニーくんの出来上がり(笑)
中盤以降、獄中で、悲しい事件が起きますが、あまり悲しく感じないのはなぜだ(笑)

単純なストーリーなのはいいんですが、オンの恋人がオンを救う為に悪徳刑事にいいようにされる所など、もう誰も使わないだろうと思われるネタです(苦笑)もうちょっと女優さんが綺麗だったら、まだ同情の余地もあったような気がするんですけど・・・(毒)
あと、囚人服が、人間ドックの時に着る検査用の服みたいですね。色も緑だし。香港の囚人服はああいう感じなのでしょうか?
獄中生活では、ゲイの人がいて、アブナイ目に遭ったり(笑)、尿番という妙な当番があったりと、面白エピソードもありました。
微妙な所もあったけれど、この映画、トニーの笑顔もたくさん観れました。あれは素で笑ってるだろうという笑顔も観れて、私はハッピー。
しかし、何ゆえ「ミッドナイト・エクスプレス」という邦題なんでしょうか・・・何か意味が??

あとですね。○ヌの肉を食べるシーンがありますね・・・日本にはそういう習慣がないので、うわぁ・・・と思ったんですけど、香港では普通に食用があるのでしょうか?旨いとか言ってたし(泣)

ところで、ン・マンタという役者さん。「エンド・オブ・ザ・ロード」でも共演してますが、どこかで観た事あるなと思ったら、「少林サッカー」に出てた人だったんですね!この映画でもいい味出してましたし、トニーといいコンビでした。

獄中の話というと、私はキーファー初監督作品の「Last Light」を思い出します。TV映画です。
これも邦題がおかしい。「要塞監獄プリズナー107」というタイトル。
死刑囚の話で、確かに独房の番号は107でしたが、邦題つける方、「Last Light」の意味ご存知ないんですかねぇぇぇぇぇという感じでした(泣)
キーファーは出演もしていて、死刑囚の役でしたが、好演してました。私は大好きな作品です。
お薦めしたいんですが、たぶん、ほとんどのレンタル屋にはもう置いてないと思います(泣)恵比寿とか新宿のTSUTAYAにはあるかな・・・

新流星胡蝶剣

2005-05-25 12:00:37 | 映画(さ行)
トニー・レオン主演、ミッシェル・ヨウ、ジョイ・ウォン、ドニー・イェン出演。チュー・イェンピン監督作品。93年。

明の時代、王朝の正義感に溢れる東派・ツァオは、悪の勢力を拡大する西派・リーを倒すため、達人のカオ(字幕ではコウの事だと思います)と手を組むが…。(amazonレビューより)

レビューが短いですね(笑)
武術&剣術&ワイヤーアクション映画でした。
見始めてすぐに、これってもしかしてツッコミ所満載の映画では??と(笑)
アクションは凄いんですが、笑えます。トニー始め、みんな飛び過ぎ&ありえないアクション多すぎ!(笑)ウルトラマン?スーパーマン?体当たりして、敵の身体を破るトニーくんなんて、「ドラゴンボール」の孫悟空に見えました~。
でもB級アクションと割り切ってしまえば、楽しめます。香港映画に興味にある人は、ネタとしても観ておくといいかも!

何よりトニーがかっこいいです。最初の方に、トニーが弓を背中に構えて射るシーンがありますが、あれ凄くかっこいい!!!これ観れただけでも、この映画観て良かったよ、私。

トニー扮するシンと仲間のコウ、イプと共にツァオ公に命ぜられた密書を盗む為に、シンがリーの所へ潜入します。ストーリーは単純明快。それに加えて、ラブ的な要素も絡んで来ます。
シンはシウティと恋仲。コウはシンが好き。イプはコウが好き。
トニーくん、今回も色男、モテモテです(笑)
もう1人、ガー皇子という役のジミー・リンがいました。ジミーは、「エンド・オブ・ザ・ロード」にも出演していましたね。なかなかのイケメン。ちょっとジャニーズ系の顔立ち。
ツァオ公の所にいて毬で遊んでいるだけかと思ったら…という感じで、オイシイ役でした。

しかし、なんというか、もうちょっと丁寧に作っても良かったのではないかと…。ラストがなんとなく、尻切れトンボな感じが。コウがあれで終わりじゃなんとなく可哀想……。

そうそう、個人的にツボだったのが、シウティへのシンの手紙。
さだまさしの「関白宣言」を思い出しました。ぜひ御覧になって笑って下さい(爆)

ところで、この映画とは関係ないのですが、昨日、たまたま見ていた携帯サイトでアジア映画コーナーを見つけ、着メロをDLしました。
DLしたのは、「インファナル・アフェア」の『道』、「インファナル・アフェア2」の『長空』、「恋する惑星」の『夢中人』、「花様年華」の『夢二のテーマ』、「2046」の『2046/Main Theme』。
『道』はちょっと音が微妙だった(笑)『長空』はかっこいいですね。でも「インファ2」は1度しか観てないので、よく覚えてないんです。「夢中人」は有名な曲なので、覚えてました。爽やかでいい曲ですね。好きです。今日から、この曲が、私の目覚し曲になりました。でも、この映画も1度しか観ていなくて、ストーリーも断片的にしか覚えていないので、また借りて観ようと思っています。『夢二のテーマ』は、私が「花様年華」の感想に書いた「ズンチャッチャ」の曲です(笑)この曲もいいですね。
そして驚いたのが、『2046/Main Theme』。曲を聴いたとたん、息が止まり、「2046」の映画の世界に惹き込まれました。映画はこの間行った上映会で1度観ただけなのに、頭の中に物凄い勢いで、映像が流れ出したんです。マイナー調の曲で、『夢中人』のように爽やかではないのですが、強烈なインパクトがあり、気が付いたら、繰り返し聴いていました。けれど、朝から聴きたいという曲ではないので、目覚し曲にはならないでしょう(大笑)

なんだか、もう一度、「2046」を観なくてはいけないような気持ちになってしまいました(笑)
借りて観ようというより、買いたいという気持ちが出てきたら、もう片足突っ込んでる状態では済まなそうですね・・・嗚呼、財布が無間地獄(泣)