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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

イザベラ(第19回東京国際映画祭・アジアの風)

2006-10-30 15:35:37 | 映画(あ行)
チャップマン・トウ、イザベラ・リョン、J・J・ジャ、デレク・ツァン出演。パン・ホーチョン監督作品。

公式サイト

公式サイトでのチャップマン・トウの役名はシンになってますが、確か字幕ではセンだったような。この映画、ベルリン映画祭で音楽賞か何かを取ってましたね。音楽、良かったですよ。ポルトガルの音楽も使っていたみたいだし、全体的にそういう感じの曲調でしたね。「ブエノスアイレス」をふと思い出しました。
映画、面白かったです。期待していた以上にチャップマン・トウやイザベラ・リョンの演技が良かった。イザベラ・リョン、実年齢は何歳なんでしょう。10代にも見えるし、ちょっと大人びた雰囲気なので、20代にも見える。
イザベラ・リョンは事務所から仕事を干されたと噂を聞きましたが、もったいない~。ま、すぐ復活するのでしょうけど。
チャップマン・トウと、イザベラ・リョンのコンビが想像以上に合ってましたね。チャップマン演じるダメ警官が、娘と名乗るヤンと出会って、変わっていく様子が描かれてますが、見てて気持ちいいです。途中からラストはこうなるんだろうな~~と予想しながら見たのですが、見事に裏切られる展開でした。いつも見ている香港映画という感じじゃなかったですね。でもそれがまた良かった。せつないけど、あったかい感じ。センがヤンと食事をしながら、決意を語るシーン、凄くいいです。涙を目に溜めてるイザベラ・リョンがまたいい。
映像と音楽と二人の演技がピッタリ来てました。公開したら(配給決まってるのかな…?)また見たいですね。
ところで、3回しか登場しないアンソニー・ウォンですが、観客から笑いが起こってました(笑)。監督によると3,4時間くらいで撮影をしたとか。いつも食べているシーンだったのですが、全部でハンバーガー7個、ラーメン4杯食べたそうです。食べているアンソニー・ウォンはおそらく美味しくないと思うが、美味しそうに見えますよね、と言ってました。さすが役者魂って感じでしょうか。
イザベラ、という名前は娘の名前だとばかり思ってたのですが、違いました。ラストといい、私にとって、予想外のことがいくつかあったので、新鮮な感じがしました。
タバコのエピソードも良かったですね。監督がティーチインで語っているのを聞いて、なるほど、と思ったのですが、ラストで父親との約束を語るヤンのちょっと嬉しそうな表情を思い出しました。


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