Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ザ・マジック・アワー(“Wコーチャンアワー”舞台挨拶付き試写会)

2008-05-30 11:54:57 | 映画(さ行)
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佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子出演。三谷幸喜監督作品。

港町・守加護(すかご)。街を牛耳るギャングのボス・天塩(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下のホテル支配人・備後(妻夫木聡)。はたして天塩に捕まり絶体絶命となる。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、5日以内に幻の殺し屋“デラ富樫”を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単にデラが見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹(佐藤浩市)を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋“デラ富樫”を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが…。

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆

舞台挨拶付きの試写会に行ってきました。三谷幸喜監督を生で見たのは初めてかな~?今朝、めざましTVでも流れてましたが、舞台挨拶の他、映画上映後には、佐藤さんの劇中のセリフと共に冒頭の方で流れる曲の演奏をしました。作曲した方がピアノを弾いて、三谷監督は縦笛やピアニカ、タンバリンなどいろんな楽器を次々と忙しく演奏(笑)、佐藤さんはシンバル叩いてました。

映画は面白かったです。かなり笑えます。とにかく佐藤さんと西田さんのシーンが絶妙。かみ合わないセリフのやりとりや、佐藤さんが映画の撮影だと思ってカメラをやたら意識するしぐさに笑いました。試写会では若い女性客もたくさんいたはずなんですが、笑い声はオバチャンやオッサンの声が大きいのはなぜだろう(笑)。しかも手を叩いて笑ってるし(爆)。その笑いにつられて、こっちも笑ってしまうのだけどね。
演技ももちろん面白いし、間がとてもいい。これは監督の間なのかな。「THE 有頂天ホテル」も面白かったですが、笑い度は「ザ・マジック・アワー」の方が上な印象。
全体的に舞台劇っぽい雰囲気なので、そういう雰囲気に乗れる人なら誰でも楽しめそうです。まぁいまさらそれを知らずに三谷監督の映画を観に行く人はいないと思いますが(笑)。
ちょっと長いかな~という気がしますが(2時間16分だそうです)、退屈はしませんでした。
しかし、佐藤さんのアップを観た時、顔濃いな~~と思ってしまいました(爆)。深津っちゃんはとっても綺麗。彼女は化粧の濃さによってそばかすが見えたりしますが、今回はお水な感じなので、バッチリ化粧でした。個人的に寺島さんのキャラ結構好きかな。
出演者はチョイ役でたっくさん出てるので、こちらを参考にして下さい。
あ、でもここに載ってない人もいるな~。エンドクレジットには載ってました。ジャニーズのあの人です。



クライマーズ・ハイ(試写会)

2008-05-28 13:37:13 | 映画(か行)
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堤真一、堺雅人、尾野真千子、遠藤憲一、山崎努、高嶋政宏出演。原田眞人監督作品。

1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。編集部で全権デスクに任命された悠木和雅(堤真一)は記者として扱う一大ニュースに対する興奮を禁じえないが、中央紙とのスクープ合戦や組織や家族との衝突を経て、命の重さに対しわき上がる使命感を覚える。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

横山秀夫氏が実際に記者として取材した体験を反映した同名小説が原作です。未読ですが、面白そうですね。ドラマも佐藤浩市さん主演でNHKで放送され、好評だったそうです。こっちも興味あり。ぜひ観てみたいです。
社会派ドラマは好きなジャンルなので、この映画、とても楽しみにしていました。ちょっと期待しすぎたかな~という印象。まぁまぁ良かったのですが、もうちょっと面白い(笑えるという意味ではなく)かと思ってた。正直に言えば、もっと面白く出来たんじゃないかと・・・・・・。

友達は思っていた映画と違ったと言っていました。私は事故の話ではなく、事故を取材した記者と新聞社の中の話だと知っていたので、それは想像通りでした。
上に書いた通り、原作は未読なので、原作がどうなっているのか分かりませんが、1985年と2007年を同時進行で追うという形の描写で、2007年は、山(というか山壁)を登る様子でした。タイトルがクライマーズ・ハイなので、それにもかけて、大変な状況を乗り越える、といったリンクをしているのかなと思いましたが、私的には、現代の描写はかなりウザかった(苦笑)。堤さん老けメイクだけど、体型は若いまんまで、初老に見えないし・・・・・・。実際の登った状況を撮影したのでしょうか?(そんなわけないか?)今朝、群馬での完成披露の様子をニュースで流してましたが山登り大変だったみたいなことを堤さんが言ってたような。それなのに、あのシーンいらないとか言っちゃうとちょっと申し訳ない気持ちがしますが(笑)。
今よりも古い時代の話(時代劇ではなくて)の場合、必ずと言っていいほど、現代のシーンも出てきますよね。やっぱり仕様なんでしょうか。

全体的に役者の皆さん、力入ってて、演技は良かったと思うのですが、いかんせん、セリフが聞き取りにくい。試写会なので音響うんぬん言っても仕方がないのですが、堤さんと女性以外の出演者は、聞き取りにくいことが結構ありました。セリフも専門用語が多いし、高嶋さんなんかは方言も入っている感じで、全く(9割くらい)聞き取れませんでした(汗)。出演シーン少ないのに・・・・・・(苦笑)。
堺さんは、もともとぼそぼそしゃべるタイプなのに、電話でこそこそしゃべるシーンが多くてやっぱり聞き取れないセリフが多々ありました。できれば字幕つけてほしいくらいでした・・・・・・。

日航機墜落事故は、23年経った今でも忘れられない事故ですね。子どもながら、非常に衝撃を受けたことを覚えています。生存された4人の中の1人に女の子がいて、その子が当時ファンだったアイドルグループから直筆サインをもらったという報道を見て、不謹慎ながら、羨ましいと思ったことを思い出します。羨ましいけど、そんなこと思っちゃいけない、家族を失うほうがずっと辛いんだからと自分に言い聞かせてましたね。
私が大学生の頃にその子と話をしたことがあるという人に聞いた話だと、彼女はあのあと、死にぞこない、と言われ、いじめられたそうです。それを聞いた時、激怒して、それから泣きましたね。天地がひっくり返っても言ってはいけない言葉ってあると思う。彼女は看護師になって今は結婚していると何かで聞きました。幸せでいて欲しいです。

映画では墜落現場のシーンや、現場の状況の手記、なくなった人の手記などが少し出てきますが、そちらに焦点を当てているわけではないので、それを期待すると肩透かしを食らうと思います。あくまで、記者と地元の新聞社に焦点を当てています。

歩いても 歩いても(試写会)

2008-05-27 13:53:56 | 映画(あ行)
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阿部寛、樹木希林、夏川結衣、原田芳雄、YOU、高橋和也、田中祥平、寺島進出演。是枝裕和監督作品。

夏のある日、横山良多(阿部寛)は妻のゆかり(夏川結衣)と息子のあつし(田中祥平)とともに実家に帰省した。この日は、15年前に他界した兄の命日。しかし、失業していることを口に出せない良多にとって、両親(原田芳雄、樹木希林)との再会は苦痛でしかなかった。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆

是枝監督の作品はほとんど観ていますが、私はやっぱり「ワンダフルライフ」がとても好きで、次が「誰も知らない」かな。「花よりもなほ」も面白かった。監督の撮る映画が全部好きなわけではないのですが、人を撮るのが上手いというか・・・そりゃどの監督みんなそうか(笑)。それを特に感じるんですよね。
この映画は、まさにホームドラマといった感じ。どこにでもありそうな日常の1日を切り取って描いていますが、終始クスクス笑えて、共感できます。時々、ドキっとさせられるセリフがあったり・・・。

この映画、樹木希林さんが本当に素晴らしい。この人なくては、この映画は成立しないんじゃないかと思えるくらいです。僭越ながら、私から今年の主演女優賞を差し上げたいくらいです。セリフの言い方、絶妙な間。怖いことをサラっと言ってしまう母の強さ。自分の息子が命を捨てて助けた人を、息子の命日に家に呼び続けて、辛い気持ちを味わってもらう、と淡々と話し、横顔でその執念を表現してしまう。観てもらえれば分かると思います。
それに加えて、樹木希林さんの会話が面白いYOUさん。絶妙なコンビでした(笑)。笑わずにいられないです。
今回、試写会の客の年齢層が高く(笑)、周りのおばちゃんがしゃべりながら大笑いする人たちで、釣られて笑ってしまったシーンもありました(笑)。妙に大笑いするおじさんとかね。

阿部ちゃんと夏川さんのコンビも目新しさはないですが、本当にいそうな夫婦に見えます。
私が予想していたのは、15年前に亡くなったお兄さんの件で、もっと家族との確執が描かれるのかと思ったのですが、そうでもありませんでした。これくらいなら普通の家庭でもあるだろうな、くらいで。だからこそ、観客の目線に近いのかも。
観終わった後、実家に電話しようと思ってしまうような、そういう映画でした。
地味だけど、いい映画だと思います。

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008-05-26 11:11:14 | 映画(な行)
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ジョージー・ヘンリー、スキャンダー・ヘインズ、ウィリアム・モーズリー、アナ・ボップウェル、ベン・バーンズ出演。アンドリュー・アダムソン監督作品。

偉大な王アスランと“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され、生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。また先王亡きあと摂政を務める弟のミラースは王位を奪おうと、正統な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を画策。一方、小さな象牙の角笛を手にミラースの追っ手を逃れるカスピアン。その笛の音は、ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を呼び戻すと信じられていた。やがて追い詰められたカスピアンがついにその角笛を吹き、それは時を越えて鳴り響く…。(allcinema onlineより)

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

公式サイト

「アフタースクール」を、私にしては珍しく1800円で観た後、この映画を友達が当てた鑑賞券で観てきました(笑)。前作の「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」が、イマイチだったので、試写会で当たらなければ観るつもりがなかったのですが、観る運命なのでしょうか。7章まで付き合うのはちょっと微妙なんですが(笑)。

でも、前作よりは楽しめたと思います。ダラダラな感じは少なかったかな。途中ちょっと眠くなりましたが、なんとか寝ずに最後まで観れました。長かったけど。しかし、前作の内容をほとんど忘れていて、それと繋がるシーンはイマイチ分かりませんでした(汗)。
一番下のルーシーを除く3人が、戦闘シーンでも、やたら強かったですが、前作でもそうでしたっけ??
カスピアンのイケメン王子は、なかなかかっこいいですが、私はピーターの方が好みです。でもナルニア国物語では、これで出演が最後だそうですね。スーザンもそうなのかな?7章まであるのに、もう2人が脱落して大丈夫なのかな。最後はルーシーのみなんでしょうか。観る前からピーターはこれで最後と聞いていたので、実は死ぬのかと思ってたんですが、違いました(笑)。ミラースとのタイマン勝負はなかなか良かったですね。

よく分からなかったのが、アスランの登場。なんで森にいたんだろう?あの兄弟姉妹が迎えに行かないと出て来れないという設定?見えないってことなのかな?
大勢が犠牲になる前にさっさと出てくれば、それで問題解決じゃんと思ってしまったんだけど・・・・・・。アスランが出てきた後は戦闘がアッサリ終わったしねぇ。
原作読まないと分からないのかなぁ。


アフタースクール

2008-05-26 10:39:54 | 映画(あ行)
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大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、田畑智子、常盤貴子、北見敏之、山本圭、伊武雅刀出演。内田けんじ監督作品。

母校の中学校で働く人のいい教師、神野。夏休みにもかかわらず部活動のために出勤していた彼のもとに、同級生だと名乗る探偵が訪ねてくる。彼は、神野の同級生で親友のエリートサラリーマン、木村の行方を追っていた。神野はちょうどその朝、仕事で全然つかまらない木村に代わって産気づいた彼の妻を病院へ連れて行ったところだった。そんな神野に探偵は、今朝撮られたという写真を見せる。そこには、若い女性と親しげにしている木村の姿が。ショックを受けた神野は、そのまま探偵の強引なペースに引きずられるように木村捜しを手伝わされるハメになるのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆
期待通り面白かった度:★★★★★

内田監督の前作「運命じゃない人」がとても面白く、劇場で観れなかったのが、とても悔しかったので、今回は公開してさっそく劇場で観てきました。観に行こうと思った時からなんだかワクワクして、こういう気持ちで映画を楽しみにするのって久しぶりで嬉しかった(笑)。
映画は期待通り面白かったです。もう1回観たいくらい。
宣伝通り、“甘く見てると騙されちゃいますよ”な感じですが、騙された方が絶対面白いです。っていうか、騙されない人いるの???冒頭は誰に見せるためにその演技してるんじゃい(笑)と思ってしまうわけで・・・よ~く考えると、ところどころ伏線らしきものはありますが、普通分からないですよ。
総合は★4.5ですが、0.5はその部分ですかね。でも別にそれが不満なわけじゃないんですけど(笑)。
急展開するシーンは「うわ~~えぇ~~!」な感じでした。家で見てたら声出してると思う(笑)。なんかもうこれ以上何も書かない方がいいような気がするな(笑)。
パンフレットを買いましたが、ネタばれに近い写真も載ってたので、映画を観た後に読んだほうがいいと思います。シナリオもついてましたが、袋とじ&シールで防御されてました(笑)。

土曜日の「王様のブランチ」に主役の大泉さん、佐々木さん、堺さんがゲストに来ていてトークと予告があったので、つい観てしまい、ネタばれあったらどうしようとドキドキしましたが、大丈夫でした。
男3人が主役、しかも、35~40歳くらいの間のオッサンたち(笑)。それなのに、劇場へ行ったら、男性客の多いこと。私の席の両隣は、ガタイのいい男性で、実はちょっと怖かった(苦笑)。声出して笑ってましたけど。

個人的には、堺さんのシーンの、

「僕、結構かっこよかったと思いませんか?」
「いえ、特には」

という会話に吹き出したのと、大泉さんと佐々木さんのシーンの、

「学校なんか関係ないんだよ。お前がつまんないのは、お前のせいだ」

というセリフが好きでした。
内田監督の映画のセリフには、ドキっとさせられるものが多々ありますね(汗)。

観たあとは、なんだかほわ~んと温かい気持ちになりました。エンドロール最後に監督の名前を観た瞬間、なんか猛烈に拍手したくなったのは私だけでしょうか?
かなりオススメの映画。映画好きには必見です。


奇跡のシンフォニー(試写会)

2008-05-16 10:18:19 | 映画(か行)
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フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リース=マイヤーズ、テレンス・ハワード、ロビン・ウィリアムズ出演。カースティン・シェリダン監督作品。

孤児院で育ったエヴァン(フレディ・ハイモア)には豊かな音楽の才能が備わっていた。ある晩、エヴァンは不思議な音を追い、施設からマンハッタンへと導かれる。さまざまな出会いにより、エヴァンの音楽の才能は開花。同じころ、離ればなれとなっていた両親も、それぞれの思いを胸にニューヨークへと赴いていた。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー;★★☆☆☆
映像・演出:★★★☆☆

試写状1枚につき、一人しか入場できない試写会でした。ヤクルトホールなのに珍しい・・・。友人が行きたがっていたのに、誘えず残念でした。
映画は、定番の音楽・感動モノでした。嫌いではないけど、ラストが思っていたより感動できなかったので、ちょっとマイナス。でもクライマックスに向けて、またしても障害が!というストーリー展開は上手いと思いましたが。
フレディ・ハイモアくんが少しずつ大人びてきて、可愛さが2割ほど半減(苦笑)。仕方がないのですが・・・・・・。
ギターを弾くシーンは凄いと思いました。実際に弾いてるようだったし。まぁ弾くというよりは叩いているシーンの方が多かったかな(笑)。
前半はやや退屈ですが、フレディくんがギターを弾き始めるあたりから、ラストまで音楽はなかなか感動的。ケリーのキャラが良かったですね。ジョナサン・リース=マイヤーズは、あれ?この人もうちょっとかっこよくなかったっけ?と正直思ったのですが、ラストの方が少し挽回してたかなぁ。フレディくんとのギターのシーンは良かった。
観る前から展開が分かりきっているので、音楽好きで、感動したい人にはオススメかな。

個人的にテレンス・ハワードを最近よく観るのですが、とても温和な顔つきで結構タイプだなぁと観るたびに思います(笑)。ロビン・ウィリアムズは今回はっちゃけた役(やや悪役?)でした。


ぐるりのこと。(試写会)

2008-05-13 16:08:13 | 映画(か行)
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木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明出演。橋口亮輔監督作品。

1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
木村多江さんの演技が素晴らしかった度:★★★★☆

以前に、監督のティーチ・イン付き試写会が当たったのですが、仕事で行けず、譲った友人から木村多江さんの役は監督自身の投影だと言っていた話を聞いていました。監督の話し、聞きたかったな~。
総合は★3.5です。なんてことない日常で、きっと誰にでも起こりうることなんだろうなと思いました。いい映画でした・・・が、監督、作風変わりましたかね?2作くらいしか観た事ないですが、「ハッシュ!」はもっとはっちゃけた映画だったような記憶が。
でも、ところどころ笑えるのは、特徴でしょうか。

木村さんの演技が素晴らしかったです。特にウツ状態の時。ああいう状況になったことはないけれど、共感してしまいました。几帳面な人は、うまく出来ないことが凄く辛いんだな~とあらためて実感。私なんて、結構いいかげんだから、まぁいいや、で済ませることの多い事・・・・・・(苦笑)。
時々、下ネタがありますが、観客のおっちゃん、おばちゃん笑いすぎ(爆)。
木村さんの演技も素晴らしかったですが、リリー・フランキーさんの自然な演技がとてもよかったです。彼の自然な演技でくすくす笑えたし。演技してないような感じに見えました。ただの作家ではなかったのか(失礼な)。なんかいそうなんだもん、ああいう感じの人。
近々、裁判所で傍聴をしてこようと思っているのですが、リリー・フランキーさんの役が法廷画家で、ちょうどそういうシーンがいろいろ出てきて、興味深かったです。実際にあった事件をモチーフにしているのが、ありましたね。なんとか真理教とか(笑)。幼児誘拐殺人事件とか・・・。

木村多江さんのラストの方の幸せそうな笑顔がなんとも言えず癒されました。

僕の彼女はサイボーグ(試写会)

2008-05-02 11:39:43 | 映画(は行)
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綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、竹中直人、吉行和子、田口浩正、小日向文世出演。クァク・ジョヨン監督作品。

21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。(Yahooレビューより)

公式サイト

総合:★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★☆☆☆
綾瀬はるかちゃんの美少女ぶりは良かった度:★★★☆☆

「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジョヨン監督の映画です。この映画の企画は日本人のようなので、日本で企画し、キャスティングして、監督だけ韓国から呼んだ、という形なのでしょうか。
上記の2本の映画は鑑賞済み。「猟奇的な彼女」は面白かったです。ラストがああなるとは想像していなかったので、サプライズだったことも含めてなかなか評価は高いです。今、連ドラやってますね。1話目を観て、脱落しましたが(爆)。「僕の彼女を紹介します」は試写会で観ましたが、ラストの泣かせるための回想がしつこくてうんざりした記憶が。なのでちょっと評価が下がりました。
この映画を観て、だんだんレベルが下がってる、と思いました(苦笑)。総合は★2.5ですね。3つあげるにはちょっと厳しい・・・。
上のあらすじ、間違ってはいないんですが、映画を観た後に読むと、なんかちょっと違う気がする(笑)。いいシーンもあるんですが、全体的に観ると、なんかちょっと微妙、と感じざるを得ませんでした。

以下、ネタばれも含みますので、ご注意願います。



最初のシーンは、正直何がなんだか分からない。サイボーグの話なのにサイボーグじゃなさそうだし・・・という感じ。もともと、この監督の映画は、ラストにいろんなことが明かされるので、おそらくこの映画もそうなのだろうと思って見ていましたが、何が微妙って、“彼女”が、「未来からタイムマシーンで来たの」と言った時のジローの反応。普通はかなり驚くか、不信感を抱くと思うのですが、目をつぶったまま笑顔で「うん。驚いた!」みたいな反応(笑)。
気弱な男で“彼女”に振り回されるというのはいいのですが、感情移入ができませんでした。
故郷に行くシーンも、意味があるのかないのかイマイチよく分からないし、突然の大地震にも正直、ポカーンでした。自分の身体を壊してでもジローを助けるシーンはかなり感動的なはずなのに、全く泣けず。大地震の後61年間、たった一人でサイボーグを作り続けたわけではないよ、というラストは救われた感じで良かったのですが。
そういえば、上記2本の映画では、かなり泣かされたはずなのに、この映画はほとんど泣けなかった。涙ぐんでしまったシーンは故郷のおばあちゃんのシーンくらいで。
それから気になったのが、サイボーグ彼女が現代に来たシーン。まんま「ターミネーター」(爆)。そっくりパクってますが、オマージュなのかな?それから映画の中に「エヴァ」の綾波レイとアスカのフィギィアが登場(でも後姿・笑)。「あんた、ばかぁ~?」というセリフもしっかり流れてました(大笑)。

ところで、綾瀬はるかちゃんの美少女っぷりは良かったですね~。サイボーグとしての無表情さとかも良かったし。正直、映画としては、私は微妙だと思いましたが、はるかちゃんのPVとしては、なかなか良いと思いました(笑)。

つぐない

2008-05-01 16:24:21 | 映画(た行)
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キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ出演。ジョー・ライト監督作品。

1935年、夏のイングランド。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、小説家を夢見る末娘のブライオニー(シアーシャ・ローナン)が休暇で帰省する兄とその友人を自作の劇で歓待しようと準備に追われていた。一方、大学卒業後の身の振り方が定まらず鬱屈した日々の姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、ある出来事をきっかけに使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)への愛を自覚する。ところが、ロビーにほのかな想いを抱いていたブライオニーは、些細な行き違いと嫉妬心から姉とロビーの関係を誤解してしまう。そんな時、タリス家に預けられていた15歳の従姉妹ローラが敷地内で強姦されるという事件が起きる。現場に居合わせたブライオニーは、ロビーが犯人だと告発、彼は無実を証明することも出来ず警察に連行されていく。4年後、ロビーは戦場の最前線に一兵卒として送られ、セシーリアはそんなロビーとの再会を信じて、彼への手紙をしたため続けていた…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆

この映画、予告を見た時から観たいと思っていて、ようやく観てきました。が、ちょっと期待しすぎたかな・・・思っていた程ではありませんでした。
前半のブライオニー視点とセシーリア、ロビー視点でのストーリー展開は緊張感もあり、面白かったです。ブライオニー役の子がとてもいいですね。タイプライターの音とその音を使った曲でますます緊張感を盛り上げていました。13歳のブライオニーが嫉妬で嘘をついてしまうことも、そういうことってあるよね~と思えたし。ただ、時代と環境で悲劇になってしまいましたが。
ところが4年後のロビー視点での戦争のシーンは正直、退屈でした・・・。戦争の場面よりも、ロビーが警察に連行された後どうなったのか知りたいのに、なかなかそっちへ話がいかなくてイライラしてしまいました。18歳のブライオニー、13歳の子とよく似てましたね。セシーリアに告白するシーンはなかなかいいなと思ったのですが、ラスト、老女になったブライオニーが出てきて、セシーリアのところへは行かなかったと言ってて、え、じゃぁ何がほんとなの??と混乱してしまいました(笑)。
ブライオニー視点以外は、人に聞いたとフォローはしてましたが、全体的に散漫になった印象を受けました。時間軸が飛んだり、行ったり来たりする映画は、うまく作らないと、観ている側の気持ちが途切れてしまうんですよね。戦争のシーン長いし・・・・・・。
途中まで面白かったのに、ちょっと残念。
ラストシーンは、「タイタニック」のラストシーンを思い出しました。ほんとなら、こういうふうに幸せになってたのに~というシーン(笑)。

2008年4月のレビュー

2008-05-01 15:50:38 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】

【韓国映画】

【アメリカ映画】
「紀元前1万年(試写会)」
「スパイダーウィックの謎(試写会)」
「NEXT-ネクスト-(試写会)」
「ハンティング・パーティ(試写会)」
「ブラックサイト(試写会)」

【日本映画】
「砂時計(試写会)」

【その他の国の映画】
「パンズ・ラビリンス」

【アニメ】

【ドラマ・舞台】


4月は試写会ばっかりでしたね。やはり水曜日残業が痛い。昨日、やっと劇場で映画を観ました。月末日に観た映画は、いつも翌月のレビューになってしまいますが(苦笑)。でも意外と記憶に残っているのはDVDで観た「パンズ・ラビリンス」だったりします。夢を見なければ生きられなかった悲しい少女の童話とも取れるし、普通のファンタジーとしても観れます。映画の重々しい雰囲気と共になんともやりきれない気持ちがじんわりと残っています。DVDでは映画よりも今、ドラマにハマっていて、「ボーンズ」や「リ・ジェネシス2」をガンガン観ている最中。ドラマは感想を書いてないので、試写会がない時は、このブログ、放置になってしまう(苦笑)。
たまには、これから観たい映画♪なんていうレビューも書いてみるかな。