Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

私たちの幸せな時間(試写会)

2007-04-24 14:07:17 | 映画(わ行)
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カン・ドンウォン、イ・ナヨン、カン・シニル、ユン・ヨジョン、キム・ジヨン出演。ソン・ヘソン監督作品。

3人を殺害した死刑囚(カン・ドンウォン)と、3回の自殺未遂をした女性(イ・ナヨン)。世の中を憎み、死だけを考えて生きている2人の男女が、週に1度、刑務所の面会室で会うこととなった。お互いに癒しながら自分を新たに見つめなおしていく2人だったが…。

公式サイト

この映画は、韓国で評判が良かったと聞いていたため、とても楽しみにしていました。12月にシネマート新宿で1回のみ上映があったのですが、チケットが取れませんでした。
公開時期も初夏というだけで、いつなんだ~~~としびれを切らしていたのですが、やっと試写会が始まり、気合を入れて申し込み、無事に当選しました(笑)。
「デュエリスト」が公開される時、カン・ドンウォンは来日し、ジャパン・プレミアにも行ったのですが、今回は来日しないのかな~?
カン・ドンウォンは、韓国の俳優さんの中で唯一(と言っていいと思う)好きな人です。ファンという程には興味がないのですが・・・って言い方も失礼だけど、彼についてはほとんど何も知らないし、特に調べようとも思わないので(笑)。
「デュエリスト」の興行成績は、本国でも日本でも芳しくなかったようですが(苦笑)、私はとても好きな映画です。カン・ドンウォンが美しいじゃないか!(笑)
まぁ、世間の評価と自分の好みが食い違うことは全然珍しくないので、気にしてませんが。

今回は、かなり演技に力を入れているということなので、ほんとに楽しみにしてたのですが、とにかく早く見たいと思ってから、時間がかなり経ってしまい、ちょっと期待し過ぎたようです。
期待通りではありましたが、期待以上ではありませんでした(^^;
上映中、かなり泣いてしまいました。目が痛くなった・・・。会場でもすすり泣く声が・・・嗚咽を挙げている人もいました。
暗い話ですが、泣きたい人にはオススメ。ただ、死刑囚と心の交流を描いた映画としては「デッドマン・ウォーキング」の方が良いと言わざるを得ないですね。

心が荒んでいた死刑囚がある人によって、癒されていき(たいていの場合、”ある人”も、癒されていく)、しかし、無常にも”その時“はやってきてしまう・・・という、特に珍しいストーリーではないですが(代表作としてはやはり「デッドマン・ウォーキングでしょうか)、タイトルの「私たちの幸せな時間」というのが、二人が面会している時間であるという事だったので、その面会の時の二人の会話などが、どんな感じなのか、どれだけ心に響くのか、などに興味がありました。


以下、ネタバレも含みますので、ご注意願います。


二人が面会する過程は、まぁ自然な流れでした。驚いたのが、死刑囚と殺された遺族が面会できる、という事。もちろんこの映画はフィクションなので、韓国でも本当にそれが実現するのかは知りませんが、どう考えても冷静に対応できるとは思えません。しかも、そこで、死刑囚ユンスが遺族に泣きながら謝罪し、遺族もユンスを赦そうとします。
うーむ、この展開は・・・泣きながら謝罪するというのは、ユンスの演技であって、遺族がいなくなってから、ユジョン(面会をしている自殺未遂の女性)に、ニヤっと笑って「泣いて謝れば、遺族の気は済むだろ」とかなんとか言うに違いない・・・と思ったのですが、そういう展開にはなりませんでした・・・。心が荒んでいるのは私の方か(爆)。だってーだってー結構早いうちから、謝罪しちゃうなんてーと思ったのですが、ユンスは普通にいい人だったようです(汗)。ありがちですが、悲惨な幼少期を過ごし、悪いこともやったけど、愛する人に巡り合って、幸せな日々を過ごし、でもその彼女が病気になり、手術代が必要で、また悪いことをやってしまったという経緯でした。冤罪かと思ったら、そういうわけではなく、友人の罪も被って、ただ死にたいと思っていたという・・・この辺がちと気になったと言えば気になりました。あの彼女はどうなったんだろう・・・。
一方、ユジョンも母親に憎しみを抱いて、自殺未遂を繰り返しますが、未遂で終わるというのは、本気で死にたいというよりは、母親を苦しめたいという意図が見えますね。なんで憎んでいるのかというのは、「死刑囚は秘密を墓場まで持っていく」と言ったユンスに告白するまで分かりません。
あの告白するシーンは良かったですね。そのことについて、ユンスがぐたぐたコメントしないのも良かった。
秘密を共有するようになった二人は心を通わせ始め、面会の時間が幸せな時間になっていきますが、無常にも死刑執行の日がやってきます。



彼に奇跡が起きるように、ユジョンが母親を赦すと告白するシーンも良かったです。母親を赦すことは、死ぬ事よりも辛いと。彼女の心の痛みが伝わってくるシーンでした。

ラストの死刑執行のシーンは、カン・ドンウォンの見せ場でしたね。ちょっとセリフがクサイかなと、今考えれば思いますが、なかなか良かったと思います。
しかし、絞首刑なんですね。実際は分かりませんが。
私が好きな映画「要塞監獄プリズナー107」も、死刑執行シーンがありましたが、あれは電気椅子でした。どっちが残酷なんだろ・・・。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は絞首刑でしたね。

「デュエリスト」で来日していた時は、この映画の撮影中だか、撮影後だかで、髪型がこの映画に近い感じでした。私はどちらかというと、長めの方が好きかな~。
長めの髪のシーンもあって、そっちの方がちょっと可愛い感じ。殺人を犯した直後、ドアの前で振り返るシーンがありましたが、その時の目が可愛くて、見ていてぽや~んとしてしまいました(笑)。


亀は意外と速く泳ぐ

2007-04-22 14:34:40 | 映画(か行)
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上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤出演。三木聡監督作品。05年。

学生時代から平凡な女の子だった片倉スズメは、結婚しても平凡な専業主婦だった。幼馴染のクジャクはエキセントリックな変わり者で、いつもスズメは振り回されていたが、それでも怒ることもなく、なんとなーくいまでも友達だ。ところがある日、スパイ募集の広告を見て、思わず電話をかけてしまう。夫が海外赴任中でいないのをいいことに、スズメはスパイになることに。(amazonレビューより)

スパイ映画です(爆)。・・・・・・いや、嘘じゃないですよ(笑)。
脱力系コメディと銘打ってますが、そんなジャンルあったんだ。知らんかった(笑)。
三木監督の作品は「イン・ザ・プール」を見てます。こちらもまぁ脱力系と言えば、脱力系。こちらは原作がありますけどね。
面白い、笑えるという意味では「イン・ザ・プール」の方が私は面白かったですが、この映画もなかなか力が抜けます(笑)。
それに上野樹里ちゃん、蒼井優ちゃんが共演って結構豪華なキャストですよね。上野樹里ちゃんは「のだめカンタービレ」を見てから、何を観てものだめにしか見えなくて・・・というのは、喋り方が、まんまのだめで、あれって地だったのか(爆)という。
この映画はモノローグを多用してますが、その喋り方はのだめっぽくありません。が、メイキングを見ると、喋り方がのだめです(笑)。
撮影が終わって2年くらい経ってからの公開ですね。「イン・ザ・プール」に乗じて公開しちゃえって感じだったのでしょうか?
スズメ(上野樹里ちゃんの役名)の、電話のシーンでしか出てこない旦那の声がオダジョーの声に聞こえるんですが、気のせいでしょうか。レンタルしたDVDには、三木監督のコメンタリーがついているので、聞いてみようかと思っているのですが、それを聞いたら、謎が解けるかな?

蒼井優ちゃんですが、弾けた役でしたねー。どちらかというと清純っぽいイメージがあったので、あのセリフの喋り方はインパクトありました。「タイガー&ドラゴン(ドラマ)」での役もイッチャッてる感じだったと記憶してますが・・・。

要潤さんの”自分スロー”演技にも笑いました。
あと、びっくりしたのが、コハラ・スマート氏が出演してたこと!!全然知りませんでした。ほんの少しのシーンですが、あれ?と思った次の瞬間のブルースハープで分かりました。あれ、バーレスクエンジンの曲だもの・・・(笑)。

ストーリーに疑問を持ってはいけない映画なので(笑)、そういうワケワカラン展開が苦手な人にはオススメできませんが、たまには力を抜いて暇つぶしをしたい人にはオススメです。
今、三木監督の「帰ってきた時効警察」のドラマやってますね~~。


かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート(字幕)

2007-04-21 01:24:54 | 映画(か行)
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2週間前に試写会で観たのですが、その時に購入した前売券で、今日(日付け変わってしまいましたが)また観て来ました。
前回の感想はここ

いつもは、2回以上同じ映画を観てもレビューを書かない事がほとんどですが、今日観て来て、違う感想を持ったので、さらっと書いてみたいと思います。

結論から言うと2回目の方が楽しめました。試写会の時よりもずっとスクリーンが近くで観れたというのも、もちろんあるでしょうし、ストーリーを知っているので、唐突に感じる事があまりなかったというのもあります(苦笑)。
後は、音響がやはり劇場の方がいいですね。ニコが蹴りを入れる時の音が凄くリアルでした。
音はいいんですが、セリフがなんとなく違和感ありました。アフレコだと思うのですが、なんか微妙な感じが。
その中で一番良かったのが、ショーンでした(!)。



正直、アクションは3人の中で一番見劣りするのですが、キャラ的なものもありますが、セリフや演技(表情含む)は、いい感じです。
ニコはあまり笑わないんですよね。タイガーのキャラ的には明るくて正義感が強くて…という感じらしいのですが、そんなに明るい人には見えない(笑)。なんかちょっと人形みたいな表情なんだよね。微妙(苦笑)と美しいという両方の意味があるんですが。他の映画ではあまり感じないんだけど、この映画は気になる。……髪型のせいもあるのかな(爆)。
ターボの方がずっと奔放で、いい表情をしてると思いました。ショーンは笑うと可愛いんだよね~。

というわけで、3人の中で一番出番が少ないはずのショーンに目を奪われたのでした…。
ドニー・イェンとニコは兄弟という設定ですが、ニコとショーンの方が似てるなぁ。

あ、それから敵ボスのシブミの声がルイス・クーと知ったので、気を付けて聞いてみたら、確かにルイス・クーの声のようでした。ルイス・クーの映画をそんなにたくさん観ているわけではないのですが、言われてみると分かりますね。
声の聞き分けが出来る香港の俳優さんって、トニー、アンディ、ニコ、エリック・ツァン(笑)、アンソニー・ウォンくらいかなぁ。ショーンやエヂは自信がない(笑)。ジャッキーもあんまり自信ないわ…。レスリーは分かるかも。なんせ「楽園の瑕」でモノローグを繰り返し聞いてますから(笑)。ダニエル・ウーも低くて特徴あるから分かるかな。

ところで、ドラゴンとタイガーの父親フーフーは、亡くなっているという設定でしょうか?フーフーと伯父さんが龍虎門を始めたという事で、伯父さんが1人で龍虎門を切り盛りしてましたが、父親は亡くなっているという説明ありましたっけ?字幕を見逃したかな~。

地下鉄(メトロ)に乗って

2007-04-18 11:40:35 | 映画(ま行)
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堤真一、岡本綾、大沢たかお、常盤貴子出演。篠原哲雄監督作品。06年。

いつもと同じ会社からの帰り道。地下鉄を降りて駅の階段を上がると、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だった―。真次(堤真一)に突如訪れた、現実とも夢とも信じがたいタイムスリップ。真次は恋人みち子(岡本綾)とともに過去へ戻り、そこで若き日の父(大沢たかお)とその恋人お時(常盤貴子)出会う。時空を超える旅を続けるうちに明らかになる、父の真実の姿。そして真次とみち子との間に隠された、驚くべき秘密。それは、二人の愛に過酷な選択肢を突きつける、あまりにも切ない運命だった…。(amazoレビューより)

劇場へ行こうかどうしようか迷っているうちに公開が終了してしまった映画でした。原作は浅田次郎氏ですが、「鉄道員(ぽっぽや)」と「天国までの百マイル」は読んだことがあります。映画も観ました。最近では「椿山課長の七日間」を試写会で観ました。
同じ原作者の映画でも「椿山課長の七日間」との宣伝の仕方や公開規模が凄く違ったので、なんだかなぁと思ったり・・・。

映画はそれなりに楽しめました。地下鉄が走る映像で未来と過去が行き来する感じは悪くなかったですね。真次とみち子が過去で結構普通に受け入れられているという事にやや違和感がありますが、それぞれの親子エピソードは良かったです。
ただ、私は途中で公開中に知ってしまったネタばれを思い出してしまい(笑)、アチャーと思いながら観たので、それほどサプライズはありませんでした。残念(苦笑)。
あとになって、みち子のせつなそうな表情とかを思い出して、なるほどね・・・と思ったりはしたのですが、自分の存在を消すという行動に関しては、いまいちピンと来ませんでした。もちろん、真次のためにやったのでしょうが・・・。
過去と未来の整合性とかは気にしないタイプ・・・気にしてはいけないタイプのファンタジーでしたね(笑)。
ラストの部分がちょっと長いなと感じましたが、せつない終わり方は嫌いじゃありません。

ところで、さっき知ったのですが、原作では真次の兄は地下鉄への飛び込み自殺だそうですね。それで「地下鉄」なのか・・・と思いました。映画ではそれが出来なかったのでしょうね。
なんとなく、原作の方が良さそうな感じがします・・・。機会があれば読んでみたいな。


イノセントワールド -天下無賊―(試写会)

2007-04-16 14:16:18 | 映画(あ行)
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アンディ・ラウ、レネ・リウ、グォ・ヨウ、リー・ビンビン出演。フォン・シャオガン監督作品。

詐欺やスリで世間を渡り歩く恋人同士のワン・ポー(アンディ・ラウ)とワン・リー(レネ・リウ)だが、チベットの高原地帯で二人は仲たがいをし、怒ったワン・リーは車を降りてしまう。そこでワン・リーは、出稼ぎに来ている若者シャーケンと出会う。その後、彼女は列車の始発駅で、貯めた大金を持って故郷に帰ろうとするシャーケンに再会するが、そこへワン・ポーもやって来た。彼はシャーケンの金に狙いをつけるが、同じ列車には窃盗集団も乗り合わせていた…。(goo映画より)

公式サイト

いつのまにか公開される事が決まっていたようで・・・それも今月?あちらでは2005年の正月映画だったそうですね。
タイトルだけ聞いた事があったのですが、ストーリーは全く知らずに観に行きました。
チラシ観て、なんだあのアンディの髪型は!(笑)とは思ったのですが・・・。
結構楽しめました。ストーリーを知らなかったので、一体どういう話になるのか最初の方は微妙に不安だったのですが、列車に乗ってからはそれなりに安心して観れました。
しかし、アンディの普通語がやはり吹替え・・・うう、残念。「墨攻」の吹替えの人よりはアンディの声に似てるなと思いましたが。あ、「墨攻」の吹替えの人がダメという意味ではないですよ~。
列車という狭い空間でのカメラワークが面白かったですね。俯瞰から撮っているシーンが多くありました。特にアクション(?)のシーン。詐欺師の話なので、手技でした。スローモーションを使っているとはいえ、ちょっと分かりにくかったですが、観てて面白いなと思いました。
ただ、予算のせいなのか、列車の上でのシーンが、合成だとハッキリ分かります。笑う所なんだろうか(笑)。
そういうちゃっちい部分に目をつぶれば、アンディのキャラも悪くないし、気持ちが変化していく様子が描かれてていい感じです。レネ・リウは初めて観ましたが、演技なかなか上手いですね。ラストシーンは秀逸。私はああいうシーンが大好きです。とある映画のワンシーンを思い出しました。どのシーンか書くとネタバレになってしまうので・・・。
あと、シャーケンのあまりの純粋さに惚れました(爆)。私服警官の人、カッコイイですね。どこかで観たかなぁ。グォ・ヨウさんもシブイシブイ。
ラストは普通にハッピーエンドかと思っていたので、ちょっとサプライズでした。すごーくせつなくなるにはちょっと物足りないですが、でもまぁ、私は好きです(爆)。
フォン・シャオガン監督は、やはり名前を聞いた事があるだけで、作品は初めて観たと思います。ちょっと物足りない&チープな感じはしましたが、結構好きなタイプの映画でしたね。

かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート(試写会)

2007-04-09 11:10:23 | 映画(か行)
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ドニー・イェン、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、ドン・ジェ、リー・シャオラン出演。ウィルソン・イップ監督作品。

親と生き別れ、行き場を失った子どもたちが最後に流れ着く場所“龍虎門(ドラゴン・タイガー・ゲート)”。ここで育ったタイガー(ニコラス・ツェー)は、今では兄貴分的存在として道場仲間から慕われていた。ある日、正義感にあふれるタイガーは、悪の秘密結社“江湖(コンウー)”一味と衝突、その中で異彩を放つ男ドラゴン(ドニー・イェン)に圧倒されてしまう。しかし、彼こそはタイガーが幼い頃に生き別れた実の兄だった。やがてドラゴンは、自分のボスを巨大犯罪組織“羅刹門”に殺されたことから復讐に向かう。一方、同じ組織に師匠の命を奪われたタイガーもまた、仲間のターボ(ショーン・ユー)とともに羅刹門打倒に立ち上がるのだった。(allcinema onlineより)

公式サイト

この映画、試写会をたくさんやってましたが、私が嫌いな会場の募集が多くて、応募出来る所は限られてました。それでも結構ハガキ出したし、ネットでも応募しましたが、やっと一つ当選。その割に会場空いてました…。

前からストーリーは微妙、と聞いていたので、それはあまり期待せず、アクションを楽しみにしてました。ま、当然、ニコのアクションを見たかったわけですが(笑)

アクションはやはりなかなかよかったです。ニコの動きもなかなかいいです。動きにやや見覚えがあるような気がしたのですが(カンフーの形とかではなくて)、この間、ビデオ取っておいたジャッキー・チェンの「ファイナル・プロジェクト」を見て、分かりました。ジャッキーの動きと似てる所があったんですね。動きに無駄が少ないんです。跳んだり跳ねたり走ったりと常に動いてはいるんですが、足が地に着いてるというか。
そりゃドニー・イェンには敵わないですが、これで、ニコがアクションに目覚めたと聞いても納得します。子どもの頃から訓練してない割には凄いんじゃないかなー。ただいかんせん、今年27歳という歳を考えると、遅かったかなー…という気はしてしまいますが……
ショーンはですね、金髪?黄髪?のカツラにやや違和感ありますねぇ(笑)アクションはヌンチャクの使い手でしたが、もちろん早業に見えますが、うーん…あと一歩な感じ(苦笑)

ストーリーは漫画原作なので、ありきたりと言えばそうなんですが、明らかにギュッと縮小して、エピソードをかいつまんでいるので、意味は分かるんですが、展開に気持ちがついていきません。つまり、面白くはない(苦笑)。
あまりに唐突なシーンが多すぎでポカーンor???でした。漫画原作だからこういうベタなシーンも仕方がないんだろうと思っても、ツッコミつつ、笑って流すコメディ映画ではないので、うーん…と思ってしまうわけなんですね。

タイガーとドラゴンの子どもの頃のエピソードとマーがタイガーとターボを助けるために数珠を拾うエピソードは良かったですね。仲間を助けるために自分を犠牲に・・・という展開はいかにも漫画的ではありますが、あそこをもうちょっとじっくりやっても良かったような。
ただでさえ、アクションシーンは感動も何もないわけですから、全てのシーンがサラーっと流れて行ってしまうんです。アクションシーンを際立たせるためには、そうじゃないシーンをしっかり作る必要があるんじゃないかと思いました。
そういう意味ではやっぱり物足りない。
続編を撮るようですが、今回は登場人物の紹介みたいな感じもあったと思うので、続編ではストーリーをしっかり作り、撮って欲しいです。

帰りに非売品プレスシート付きの前売券を売っていたので、プレスシートに惹かれて前売券を買ってしまいました。観に行くんだろうか・・・(苦笑)。でもパンフは欲しいからなぁ~。

あと、音楽が川井憲次さんですね。エンドロールの時の音楽を聴いて「墨攻」の曲に似てる!と思いました(笑)。

バトル・ロワイヤル

2007-04-03 16:35:01 | 映画(は行)
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藤原竜也、前田亜季、山本太郎、栗山千明、塚本高史、柴崎コウ、安藤政信、ビートたけし出演。深作欣ニ監督作品。2000年。

大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるというあまりにも過酷で理不尽なものだった……。(allcinema onlineより)

久しぶりのこの映画を見返してみました。なんで今この映画を見返したかというと、「デスノート」を見て、そういえば、藤原竜也くんの出演している映画でDVDを持っているのって、これだけだなぁと思い出したからです。
竜也くんは、「デスノート」でかなり力の入った演技をしてました。果たして、この映画ではどうだったか・・・。

それよりも何よりも驚いたのが、7年前のこの映画の時の竜也くんの顔と、現在の顔がほとんど変わらないような気がしたこと(笑)。
そして、演技が被ってる(笑)。ストーリーが似てるわけではないですが、ある意味似たようなシーンはあるわけで、ほぼ同じ演技であるというのは、この頃から演技が確立していたとして、良しと取っていいのか、成長してないじゃんと取るべきなのか(苦笑)。

ストーリーの内容については、賛否両論で当時、いろいろと物議をかもし出していましたね。同じクラスの友達同士で最後の一人になるまで殺しあうという非常に残虐なストーリーですが、それぞれのシーンの意味を探ろうとすれば、これはこうなのね、とか言えると思うんですが、最近、意味を探ることにあまり意義を見出さなくなってきて、そういう事は深く考えずに観ました。
このDVDを購入して観た時には、非常に気分が悪くなり、その後、観るたびに具合が悪くなる、もしくは観ようとすると具合が悪くなるという(苦笑)現象が起きていたのですが、今回は意外とすんなり観ることができました。
慣れたんだな、きっと。血がドバーとか、銃でババババンと撃たれるシーンもなんなく観れました。もっと凄いの観てるしね。しばらくひき肉は食べたくないな、というシーンとか(爆)。

この映画で一番印象に残ったのは、仲の良い女子たちが集まって立て篭もっているシーン。お互いを信じていたはずなのに、ちょっとしたキッカケで、疑心暗鬼になって全てが崩れてしまう。信頼とは如何に脆いものなのか・・・。

なぜ、観ると具合が悪くなるようなDVDを購入しているのかといえば、当然、安藤くんが出演しているからで(笑)。
この映画で桐山役をやっている安藤くんは、ファンに人気があります。かっこいいと。
確かにカッコイイです。容赦なく銃をぶっ放し、一言も発しません。自らこのゲームに参加したというイっちゃってるヤツです。
髪は茶色くパーマをかけていて、色は透き通るように白く・・・というか青白いと言った方がいいかも・・・安藤くん、おっかないっす(笑)。ワケの分からない狂気を感じさせます。
しかし、その裏で、安藤くんはこの役に非常に苦しんでいたので、私には、それはもう痛々しく観えてしまいます。もともと役に入り込み、没頭するタイプの役者なので、人を殺しまくる役は辛かったのだと思います。
そんでもって、20歳をとうに越えているのに、中学生役(笑)。初日舞台挨拶ではさすがに安藤くん浮いてましたね(汗)。
同じく山本太郎さんも20歳過ぎて中学生役・・・かと思いきや設定では高校生の年齢ですね。それでもかなり無理がありますが。

出演者は今考えるとかなり豪華です。柴崎コウちゃん、栗山千明ちゃん、塚本高史くん・・・塚本くんが出演していたというのは、記憶にありませんでした(笑)。結構目立つ役なんですけどね。頭も良く、コンピュータを駆使して、大人に対抗しようとして・・・志半ばで倒れました。桐山が邪魔したんですけど(爆)。
あとですねぇ、ビートたけしさん。彼の演技は、なんていうんでしょう。この役にはピッタリでしたね。正直、彼の演技は上手いと思った事ないです。でも少なくともこの映画に関しては、あの下手さ加減がいい。大根というのとはまた違うと思うのです。
皆さんご存知の通り、監督業もされていて、「座頭市」なんかでは主演もやっていますが、あれもまた味があって、悪くない。でも決して上手いとは言えない(苦笑)。不思議な人ですね~。
藤原竜也くんの演技ももちろん、悪くありません。この映画、2がありますよね。つまらないとい友人が言ってたので観ていなかったのですが、どうやら特別編ならば、そんなに悪くないらしいので、そっちを観てみようかと思います。1も特別編があるようですね。私が持っているDVDは普通版なので、またちょっと違うのかな~?

2007年3月のレビュー

2007-04-02 11:07:46 | 本・雑誌、その他雑記
【香港・台湾・中国映画】
「プロジェクトBB(試写会)」

【韓国映画】

【アメリカ映画】
「アビエイター」
「サンシャイン2057(試写会)」
「16ブロック」
「ステイ」
「スパイダーマン2」
「トランスポーター2」
「ドリームガールズ」
「ブラッド・ダイヤモンド(試写会)」
「ロッキー・ザ・ファイナル(試写会)」

【日本映画】
「アンフェア the movie」
「神童(試写会)」
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(試写会)」
「蟲師(試写会)」

【その他の国の映画】

【アニメ】
「劇場版NARUTO 大興奮!みかづき島のアニマル騒動(パニック)だってばよ(2006)」

【ドラマ・舞台】



劇場は3本、試写会は7本、DVDは5本でした。全部で15本。やや盛り返してきました。
試写会に行ったけど、30分くらい寝てしまったので、書いてないレビューとか(笑)、DVDで観ても書いてないのがあるので、正確な数字ではないですが・・・。まぁ何本見たかという事が重要なわけではないので、もう数字を書く必要はないかな~・・・。
印象に残ったのは「ドリームガールズ」と「ブラッド・ダイヤモンド」ですね。「プロジェクトBB」も面白かった。「ドリームガールズ」はずいぶん前に観たような気がします。今月新しい映画をいっぱい観たからかな。
「アンフェア the movie」があんまりな出来だったので、ガックリでした。「蟲師」も微妙だった(苦笑)。

今月は「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」が公開です♪試写会当たりました(笑)。ストーリーは微妙らしいので期待していませんが・・・ニコラス・ツェーやショーン・ユーが見れればいいのです♪
また観たいと思ったら前売券買おうっと。