Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

アビエイター

2007-03-31 13:20:25 | 映画(あ行)
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レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、ジュード・ロウ、アレック・ボールドウィン出演。マーティン・スコセッシ監督作品。

18歳で亡き父の石油掘削機の事業を引き継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。1927年、21歳の彼は、その莫大な財産を全て注ぎ込み、航空アクション映画「地獄の天使」の製作に着手。30年に同作を完成させると大ヒットを記録し、ハワードは一躍ハリウッド・セレブの仲間入りを果たす。やがて、人気女優キャサリン・ヘプバーンと出会い、2人は恋に落ちる。彼はその後も次々とヒット作を生み出す一方、航空会社TWAを買収し、自らの操縦で世界最速記録を次々と更新するなど、大空への夢も実現させていく。こうして順風満帆な人生を謳歌するハワードだったが…。(allcinema onlineより)

「ブラッド・ダイヤモンド」のレオの演技が素晴らしかったので、未見だったこの映画を見てみました。やはりレオの演技はなかなか良かった。スコセッシ監督と私は相性良くないですが、今まで見た中ではまぁ良かったかなと。映画の作り方が上手いな~と感じましたね。巨匠に向かって失礼な言い方ですが(笑)。

ただですね。ストーリーは特に面白くなかったです(苦笑)。もともとある特定の人物の伝記のようなストーリーは好きではありません。今までで面白かったと思ったのは「フォレスト・ガンプ」くらいで。あれって実在の人物じゃなかったかな(笑)。
演技も演出も悪くないけど、ストーリーが面白くないので、人には薦められないです…。
170分という長さもネックですね。家で観る分には、途中で止めて休憩できるのでいいですが、劇場に行くのはちょっと躊躇する長さです。スコセッシ監督の映画が長いのは、仕様だったんですね~。「ギャング・オブ・ニューヨーク」も長かったし、「ディパーテッド」もしかり。

やっぱり「ブラッド・ダイヤモンド」は私の中で、レオ映画の久々のヒットだなぁ。できればまた観たい。鑑賞券当たらないかな(笑)。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(試写会)

2007-03-30 11:44:48 | 映画(た行)
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オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫、冨浦智嗣 、伊藤歩、勝地涼出演。松岡錠司監督作品。

1960年代。3歳のボクは、遊び人のオトンを捨てたオカンに連れられ、小倉から筑豊のオカンの実家に戻ってきた。オカンは女手ひとつでボクを育てた。オカンの作る美味しいご飯を食べて、ボクは成長した。15歳になって、ボクはこの町を出て行きたくなった。大分の美術高校に入学し、東京の美大をなんとか卒業するが、仕事もせずに、仕送りしてもらい、更に借金を重ねていた。そんな中、オカンが癌に侵されていることが分かった。(allcinema onlineより)

公式サイト

原作未読、ドラマは、1つ目をちょこっとだけ、連ドラもちょっと覗いたくらいです。こういう観る前から泣く事が分かっている映画は自分から積極的に観に行くことは少ないので、試写会で当たらなければ観なかったと思います。

観る前に気付いたのですが、脚本が松尾スズキ氏です。なにゆえ??(笑)
冒頭などは、松尾節が出てましたねぇ。時々出てくる笑えるシーンも松尾スズキさんだからこそ、なのでしょうか。
映画は思っていたよりも淡々とした雰囲気でした。連ドラのイメージは、「オカンはボクのために自分の人生を生きてくれた人」みたいな感じだったのですが、映画はそこまで感じられませんでした。言ってみれば、母子家庭(正確には違うようですが)の母と子の物語で、母親が癌で亡くなる話でした。そんなに珍しいテーマでもないような・・・
なので、その分、感動が薄いような気がしました。オダジョーと樹木希林さんじゃなかったら観ないんじゃないかな・・・

内田也哉子さんは本格的な演技初めてとのことでしたが、思っていたよりは違和感ありませんでした。60年代のファッションが似合う顔立ちですねぇ。
オダジョーはまぁ演技は特に心配することもないし、と思ってましたが、優しい声と喋り方のモノローグが秀逸です。ここが私的には一番の見所でしたね。
勝地涼くんがちょっとハジけてました(笑)。ナヨってましたが、別にゲイ設定じゃないですよね??ダンスが笑える、下手すぎて(爆)。
一番違和感があったのが、冨浦くんとオダジョーのギャップ(笑)。冨浦くんはちょっとナヨってるタイプの子だし、高校3年生というのは無理がある。入学したとたんにオダジョーに切り替わるのでちょっとあっけに取られました。同じく、内田也哉子さんから樹木希林さんにかわるところも違和感ありましたねぇ。似てるとかって問題じゃなくて、年齢的に(苦笑)。あと、オダジョーと勝地くんが同級生っていくらなんでも無理があるでしょう~。勝地くんが可哀想だよ(爆)。

抗がん剤で苦しむ様子は、家族などで経験がある人にはちょっと辛いシーンのような気がしました。
エンドロールで福山雅治の主題歌がかかるのですが、ほとんど誰も帰りませんでしたね。普通の試写会はエンドロールで一斉に帰りだし、最後まで観たい私にはちょっと迷惑なのですが、昨日はその心配はありませんでした。みんながじっと歌を聴いてましたね。いい曲です。ちょっと低めの声が染みました。

泣けるかどうかと聞かれれば、ラスト1時間は泣きっぱなしでした(苦笑)。疲れたし、目が腫れた・・・。
2時間22分と長いです。私は途中でちょっと時間が気になりました。

アンフェア the movie

2007-03-29 12:54:17 | 映画(あ行)
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篠原涼子、椎名桔平、江口洋介、加藤雅也、寺島進、濱田マリ、大滝漣、成宮寛貴、向井地美音出演。小林義則監督作品。

警視庁公安部総務課に異動した警部補・雪平(篠原涼子)は、警察内部の不正が書かれているという極秘文書を探っていた。そんなある日、自宅の駐車場で車が爆発し、娘の美央(向井地美音)が大怪我を負ってしまう。警察病院に搬送された娘を見届け、そこをあとにする雪平。だが、その直後、病院は謎のテロリスト集団に占拠されるのだった。彼らは、“警察庁が機密費を不正流用してプールした裏金80億円を2時間以内に用意せよ”と要求、さらにこの時来院中だった警察庁長官も人質となってしまった。警察側は長官救出を最優先としてSAT(テロ対策特殊部隊)の突入を決断。一方、雪平は事件に巻き込まれた娘を救い出そうと行動を起こすが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

連続ドラマ「アンフェア」の映画版です。ドラマは好きで、毎週欠かさず見ていました。ドラマの映画版だし、ということであまり期待してもなぁと思いつつ、結構楽しみにしていました。
劇場は家から一番近いところへ行ったのですが、あまり広くないシアターとはいえ、結構席は埋まっていました。ワクワクしながら観始めたのですが・・・・・・

・・・・・・こら、アカン、と冒頭10分で思いました(苦笑)。
冒頭の”つかみ”の部分から全然ノレなくて、なんでこんなにマッタリとストーリーが進行しているんだろうかと考えてしまいました。
出てくる登場人物のセリフの間は変だし、何ゆえあんなに棒読み??阿部サダヲ氏のセリフまで、なんだか違和感あって、ガックリ。今さっきセリフを覚えた、みたいな感じで全然気持ちが入ってない。おかしい。ドラマはこんなんじゃなかったはず、と頭の中が???だらけ。まぁでも映画を観る前に連ドラを見直したわけでもないし、再放送のスペシャルも観なかったので、なんとも言えないのですが。
冒頭からこれじゃ、ストーリー以前の問題で、いかん、このままじゃノリ遅れてしまうと思ったのですが、結局最後までついていけませんでした・・・(悲)。
映画は楽しんだもん勝ち!と思っているので、この映画に関しては私は負けた、という事ですね。ううう。

テロリストに占拠されたのが警察病院だったのですが、警察病院って、あんなに警備薄いもの??あっさり占拠され警備員もあっさり転がされてて、呆然。そして突入したSATが弱すぎ。ロビーみたいなところにあんなふうに一塊に集まるわけがない。
でもって占拠された警察病院がだたの病院じゃなくて、要塞みたいになっていると。感染病棟まであって、研究もしていると。だったらますますなんであんなに警備が薄いんだよ~~~
落したら割れるウィルスの容器、机のカドで破ける防護服(笑)。何のリアリティも感じられず、しらけるばかり・・・・・・
主役の雪平は、別の入口から病院へ侵入するものの、ちっとも緊迫感が感じられず、ハイヒールの音をカンカンさせて、あんた敵に居場所教えてどーすんのさ。
ウィルスを撒くしかけを観て、真っ先に「24」を思い出しますしね。しかも、爆弾の解除のシーンもちっとも緊迫感がなくて、全然ドキドキしませんでした。

書き出したらキリがないので、もうやめますが、どう考えても準備不足ですね。制作費もあんまりなかったんでしょうか。ドラマがヒットしたから、ついでに映画も作っちゃえ!って感じならば、客をバカにしているとしか思えません。
裏切り者が続々出てきて(ドラマもそうだったけど)、逆になんだか陳腐に見えて、萎えてしまいました。
死んだかどうか分からない登場人物がいたり(2名いて、出演時間の少なさにびっくり!)ラストに黒幕を撃つ人物もはっきりと明かされず(私は予想つきましたが)、あんな終わり方でいいのかな~?最後の事件のはずだけど・・・
ストーリーの予備知識なしで観に行ったのですが、私は雪平の父親を殺した人が誰なのかはっきりと分かるのかと思ってました。まぁ、黒幕は分かりましたが、釈然としません。

ああ、これなら、面白くなかったと思った「踊る大捜査線2」の方が面白かったな・・・。
せっかく好きな連ドラだったのに、楽しめなくて残念。

俳優さんは、椎名さんと江口さんはまぁまぁ良かった。江口さんはもっと酷いの観てるし(爆)。成宮くんが後藤(椎名)をお出迎えするシーン、成宮くんのセリフを聞いて、あまりの下手さに目と耳を疑いました。誰か彼の口を塞ぐ人はいなかったのか(怒)。以前にも成宮くんの演技を観てますが、あそこまで酷くはなかったぞ。あれはOKテイクじゃないだろ。
雪平と娘のシーン、一応感動するシーンのはずなのに、全然ダメでした。ノレない時はとことんノレないのね、私。観た人、みんな感動したのかなぁ・・・。
1000円は高かった。試写会で観たかったな。

スパイダーマン2

2007-03-28 10:47:29 | 映画(さ行)
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トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、アルフレッド・モリナ、ジェームズ・フランコ、ローズマリー・ハリス出演。サム・ライミ監督作品。

あのグリーン・ゴブリンとの死闘から2年、ピーター(トビー・マグワイア)は新聞社へ写真を売り込みながら大学生活を送る一方、スパイダーマンとしてニューヨークの街を守っていた。しかし、愛するメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)は念願の舞台女優になったことで少しずつ距離ができ、親友のハリー(ジェームズ・フランコ)は亡き父の会社の跡を継ぎつつ仇を取るためスパイダーマンへの復讐に燃えていた。複雑な人間関係に悩みが増すばかりのピーター。そんな時、ハリーの会社のもとで研究を続けていたDr.オクタビアスが実験中の事故で怪人ドック・オクとなってしまい、4本の金属製人工アームを自在に操り暴れ回りながらスパイダーマンの前に立ちはだかるのだった…。(allcinema onlineより)

スパイダーマンシリーズ第2作目です。1作目は観たのですが、観た時の環境が悪く、集中してないけど、筋は分かる程度に観てしまい、面白いという風に感じられませんでした。
ちゃんと見直そうと思ったのですが、家でDVDを観た時は、なんだかつまらなくて途中で止めてしまいました。
大ヒットしてたので、期待してたんですが・・・。やっぱり映画はちゃんと観ないとダメですね。
そんな感じだったので、もともとアメコミはあまり好きじゃないし、スパイダーマンシリーズはもう観るのやめようと思ってました。が、5月に公開予定の3作目の予告を観て、考えを変えました。ダークなスパイダーマン、面白そうじゃん!(笑)。
悩めるヒーローもいいけど、正義の味方が悪に染まった時どうなるのか、という方がずっと興味をそそられます。私、ちょっとひねくれてんのかな(笑)。
というわけで、3作目を観るのであれば、2作目も観ておかないとというわけで借りました。たぶん映画公開直前にはTV放映するだろうと思ったのですが、試写会マニアとしては、TV放映が間に合わない可能性があり(笑)、できれば字幕で観たいしということで。

うん、予想以上に面白かった。なんだか涙ぐんじゃったりして、それは予想外(笑)。スパイダーマンがビルの間を飛ぶ(という表現が正しいのか分からないけど)映像は爽快感がありますね。あれ大きいスクリーンで観たら気持ちよさそう。あのスパイダーマンの動きはトビーじゃなくてスタントマンがやっているのかな?あの動き、よく観ると笑えるんだけど(苦笑)。
怪人ドック・オクのCGがまた素晴らしい。本当にハリウッドのCGにはいつも感心します。列車の上でのアクションもなかなか良かった。
恋愛に悩むピーターも悪くなかった。まぁラストはちょっとお決まりな感じでしたが、アメコミだしねぇ。ただし、キルスティン・ダンストの顔が好きじゃない私は、その恋愛パートには感情移入できないんだよね・・・(^^;
大きな力には、大きな責任が伴うみたいなセリフがあって、ヒーローって大変だな~と思いましたね。力を持ってしまった以上、それを使わずにいると良心の呵責に苛まれ、使うと愛する人と一緒にいることはできない。スパイダーマンはスーパーマンと違って、普通の人間だったんだもね・・・。

3作目はいよいよ親友と対決かな?ダークなスパイダーマンにワクワク。

ブラッド・ダイヤモンド(試写会)

2007-03-27 16:52:38 | 映画(は行)
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レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー、カギソ・クイバーズ出演。エドワード・ズィック監督作品。

激しい内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。愛する家族とつましくも満ち足りた生活を送る漁師ソロモン(ジャイモン・フンスー)。しかしある日、反政府軍RUFが襲撃、ソロモンは家族と引き離され、ダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そんな中、彼は大粒のピンク・ダイヤを発見、監視の目をかいくぐりそれを秘密の場所に隠す。一方、ダイヤの密輸に手を染める非情な男ダニー(レオナルド・ディカプリオ)。ある時、密輸に失敗し投獄された刑務所で、巨大ピンク・ダイヤの噂を耳にする。やがて釈放されたダニーは、ソロモンに近づき、家族捜しに協力する代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。その一方で、アメリカ人女性ジャーナリスト、マディー(ジェニファー・コネリー)に対しても、彼女が追っている武装組織の資金源“ブラッド・ダイヤモンド”の実態に関する情報をエサに自分たちへの協力を取り付ける。こうして3人は、それぞれの思惑を胸に、ピンク・ダイヤを目指す危険な道へと進んで行くのだが…。(aiicinema onlineより)

公式サイト

一番最近観た、レオの映画は「ディパーテッド」もうこの映画に関しては何も言いたくありません(苦笑)。
一時期、レオにハマってた時があって、出演映画はよく観ていたのですが、「アビエイター」だけ未見。ただ、この「ブラッド・ダイヤモンド」を昨日観てきて、「アビエイター」が見たくなり、DISCASの予約順位を上げたので、数日中には届くでしょう。「アビエイター」は観たいと思いつつ、なんとなく敬遠していて、なぜならスコセッシ監督の映画だから(爆)。それなのに急に「アビエイター」を観よう!と思ったのは、やっぱりこの「ブラッド・ダイヤモンド」を観たからです。それくらい、この映画のレオは素晴らしかった。成長したねぇ・・・(エラそうですいません)。
この役でゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされていましたね。納得です。つーか、これでもレオは賞を獲れないのか・・・となんだか可哀想になりました。「アビエイター」で主演男優賞をもらえず、かなり落ち込んだと聞きましたが、別にいいじゃん、と思います。そりゃ、本人は欲しいんだろうけどね。自分で納得出来る演技ならば、それに対して観客が惜しみない拍手をくれるならば、それは賞なんかよりずっと素晴らしいと思うのだけど。賞をもらえなくても、くさらずにこれからも頑張って欲しいな。
この映画を観ながら、レオが近年、環境保護とかチャリティー関係の活動をしていたことを思い出し、きっとずっとこういう映画に出たかったんじゃないかなと思いました。
公式サイトを読んでも、レオがアフリカ系白人英語のイントネーションを取得したことなど、かなり役に入れ込んでいたらしい事が分かります。まぁどの公式サイトを見ても、そういう事って書かれていたりするんだけど(笑)、本当かどうかなんて、映画観ればすぐに分かります。サイトを読んでいて、ひしひしと伝わってきましたよ。

レオの演技は凄かった。たぶん、私が今までに観た中で一番ワイルドでかっこいいレオだったと思います。あちこちで聞きますが、ほんと、こんなディカプリオ見た事ないです。それまでアフリカで白人として生きてきた、そして辛い過去を持つ人物としての重みが出ていたと思います。決して誉められた生き方ではないけれど、そこから脱却するために、たくさんの人を殺してでもピンク・ダイヤモンドを手に入れようとするダークなキャラをレオなりに演じていたと思います。うーん、誉めすぎ?(爆)
私がレオのファンだったら、絶対にもう1回観に行くね、うん。

アフリカ人として、家族を愛し、家族を守るためにピンク・ダイヤモンドを手に入れようとするのが、ジャイモン・フンスー。公式サイトにも書かれていたけど、彼はこの映画の良心ですね。RUF軍によって少年兵されてしまった息子の心を取り戻すシーンは秀逸。
ジャーナリストとして、ブラッド・ダイヤモンドの紛争の記事を書こうとするのがジェニファー・コネリー。最初に出てきた時は、存在感薄いなぁと思ったのですが、なかなかどうして、ラストは涙なしには観れませんでした。
まぁ予想通り、レオとラブな感じになるのですが、この映画の流れや雰囲気をぶっ壊すシーンはなくて、それについては、監督、脚本家、プロデューサーに拍手を送りたいくらいです。私はこれくらいせつないのが好き(笑)。

映画のロケはほとんどアフリカで行われたそうです。ダイヤモンドを巡る紛争が描かれているので、アフリカ人がアフリカ人を殺す銃撃戦などのシーンも多数あり、凄く迫力があります。撮り方もそうだけど、編集も上手いのだと思います。本当に死と背中合わせなんだという事が伝わってきました。レオは元傭兵という設定でしたが、銃の扱いも上手く、本当に傭兵っぽく見えました。たくさんの人に見て欲しいけど、銃撃戦に嫌悪感がある人はちょっと辛いかも。

ちょっと誉めすぎなので(笑)、気になった事を書くとすれば、映画を観ながら「ホテル・ルワンダ」「ナイロビの蜂」を思い出したという事ですかね。アフリカ関係なのでしょうがないっちゃしょうがないですが、アフリカ人のサイモンが、記者のマディーに「この記事を読んだ人は助けに来てくれる?」と聞くシーンがあり、マディーは「来ないでしょうね」と答えます。「ホテル・ルワンダ」の印象的なシーンを思い出しますよね。
あと最初にレオが出てきたシーン。レオの顔を見た瞬間、ジャック・ニコルソンにソックリ!と思ってしまい「いやぁぁぁ~~~(悲)」と心の中で叫んでしまいました。まぁその時だけだったので良かったですが。
あとですね、ダイヤモンドって磨く前はただの石ころじゃないですか。サイモンが見つけた時に、私はそれって本当にダイヤモンドなの??(疑)という気持ちになって、最後まで疑ってました。ラストで「これってピンク・ダイヤモンドじゃないじゃ~ん!!」というオチはアリなのか???と(笑)

ところで、この映画を観ると、ダイヤモンドを買いたくなくなります(苦笑)。公式サイトいは、買う際に気をつける点が載ってました。

●商品のなかに紛争ダイヤモンドがまぎれていないことを証明するものはあるか
●この店で扱っているダイヤモンドの産出国はどこか
●紛争ダイヤモンドに関する規約書を見せてもらえるか
●この店のダイヤモンドが正規のものであることを保証する証明書はあるか  
販売員は喜んで答えてくれるはずだが、そうでない場合は、この店で買いたくない理由を説明したうえで、違う店を当たろう。

だそうです。そんなの気にしたことないわ・・・
私もちっちゃいちっちゃーいダイヤを持ってますが(苦笑)、あのダイヤの原産国はどこなんだろ・・・

映画も143分と長いけど、私のレオ語りも長いわ・・・(爆)

神童(試写会)

2007-03-24 11:43:54 | 映画(さ行)
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成海璃子、松山ケンイチ、手塚理美、甲本雅裕、貫地谷しほり、吉田日出子出演。荻生田宏治監督作品。

ピアノの才能に恵まれた少女うた(成海璃子)は、神童として周囲の期待を背負いながらも自らの才能をもてあましていた。母親との関係や制約の多い窮屈な日常に嫌気がさしていたある日、落ちこぼれ音大受験生ワオ(松山ケンイチ)と出会う。彼と一緒に過ごすうちに音楽の真の喜び、人の心の温かさに目覚めてゆく。(Yahoo!映画レビューより)

公式サイト

試写会で観て来ました。漫画原作の映画です。漫画は読んでいません。公式サイトで、予習してから観たのですが、公式サイトのストーリー、ほとんどストーリーを書いてるので、ネタばれ嫌な人は読まない方がいいかも(汗)。
成海璃子ちゃんは、ほとんど演技を観た事ないと思っていたのですが、「神様はサイコロを振らない」(ドラマ)に出てたようです。あのピアノ弾く女の子かな?とやっと思い出したのですが、とても11~13歳には見えませんでしたけど……
この映画でも13歳という設定で、実年齢も13歳(撮影時)だそうですが、見えませんねぇ。大人びてます。ちょっと顔が大人っぽすぎるかも…。学校のシーンで同級生と一緒にいると違和感がありました。
松ケンは、素朴な青年役でした。最初の方で啖呵切るシーンがあって、ガラ悪ぅ~~~と思ったのですが(笑)、後のシーンはそんな事はありませんでした。ピアノを弾くシーンももちろんあったのですが、それなりに弾けているような印象を受けました。撮影の仕方が上手いのか(笑)。松ケンは指が長くて綺麗ですね。「デスノート」の時も思いましたが。
あと、貫地谷しほりちゃんが歌うシーンなんですが、歌が吹き替えになっていて、違和感アリアリ。あれはしほりちゃんが可哀想だね(苦笑)。声が全然違うし…。

うたとワオの関係がなんだか不思議でした。中学生と大学生で、しかもうたは13歳なので、男女の関係になると犯罪になっちゃうワケで、うたはワオが好きなようでしたが、ワオはうたの事を恋愛対象としては見てないのかな、という感じ。逆にもっと特別な感情を持っているような印象を受けました。



映画の雰囲気は地味で、説明過剰にならず、観ている側はそれなりに想像力と脳内補完力を発揮する必要があるかもしれません。でも私は嫌いじゃないな、こういう映画。
“神童”というのは、うたの事ですが、私はあんまり神童という印象を受けませんでした。何度もピアノを弾くシーンは出てくるのですが、ワオが入学試験で、神がかった演奏をしたシーンの印象が強すぎて、ワオの方が凄いような気がしてしまいました。クラシックには全然詳しくないし、演奏の上手い下手というのは一般的な感覚でしか分からないので、余計なのかもしれませんが。
なので、うたがオケで弾く前に「大丈夫、あたしは音楽だから」と言われても、いまいちピンと来なくて…

ラストはせつなかったですが、お父さんと同じ病気?遺伝?とか、音楽やってる人がこういう病気になるのって、ちょっと定番ぽいような…と思ってしまって、感動には結びつきませんでした。
ただ、上にも書いたように嫌いなタイプの映画ではありません。
成海璃子ちゃんは、雰囲気のある女優さんだなと思ったので、これからが楽しみですね。

ステイ

2007-03-19 15:15:51 | 映画(さ行)
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ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング出演。マーク・フォスター監督作品。05年。

ニューヨークの有名な精神科医サム(ユアン・マクレガー)が新たに受け持つことになった患者は、ミステリアスな青年ヘンリー(ライアン・ゴズリング)。予知めいた能力を持つヘンリーは、3日後の21歳の誕生日に自殺すると予告する。一方、自殺未遂経験を持つサムの元患者で恋人のライラ(ナオミ・ワッツ)は、自分と同じ自殺願望を持つヘンリーに興味を抱く。やがて、誕生日を前についに行方をくらましてしまったヘンリー。彼を救おうと必死で行方を捜すサムだったが、次第に彼の周りで、現実の世界が奇妙に歪み始める…。(aiicinema onlineより)

不思議な映画でした・・・。見終わって、はぁ~・・・と、なんとも後味が悪いというか、不安な気持ちのままでした(苦笑)。なんとなく意味が分かったような、やっぱり分からないような居心地の悪さを感じたので、DISCASのレビューを読んでみたのですが、なるほど、やはりそういう事だったか・・・と。分かったからといって、正直、なんだかなぁという気持ちなんですけど(笑)。
この映画は、前知識なしで見た方がいいですね。冒頭から、なんだかよく分からないシーンで始まりるので、覚えておこうと思いつつ、見ていると忘れてしまうんですよね(苦笑)。
いろんな伏線がちりばめられているようなのですが、私はあまり思い出せません(苦笑)。もう1回見れば、もっと面白さが分かると思います。私は見ませんでしたが(笑)。
出演者はそれぞれ好演してたと思います。ただ、ストーリーの不思議さと不安感を煽る展開に、役者の演技うんぬんを考える余裕はありませんでした(^^;
主役(というか、この映画の視点になってる人)がカウンセラーだし、同一人物なのかなとか、多重人格者なのかなとか、いろいろ考えながら見てたのですがねぇ・・・と、やっぱりなんとなく歯切れが悪いのでした(苦笑)。

プロジェクトBB(試写会)

2007-03-17 12:46:54 | 映画(は行)
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ジャッキー・チェン、ルイス・クー、マイケル・ホイ、カオ・ユアンユアン出演。ベニー・チャン監督作品。

サンダル(ジャッキー・チェン)、フリーパス(ルイス・クー)、大家(マイケル・ホイ)は腕利きの泥棒チームだ。だが3人とも私生活では問題が山積みで、いつも金に困っていた。そんな彼らに思わぬ儲け話が舞い込むが、それは彼らの意に反して赤ん坊を誘拐するという仕事だった。(Yahoo!映画より)

公式サイト

今週の試写会ラストはこの映画でした。香港・中国で大ヒットしたと聞いていたので、かなり楽しみにしていました。
子どもの頃はジャッキー・チェンの映画をよく見ていたのですが、最近見たのは「香港国際警察/NEW POLICE STORY」くらいで、久々にジャッキーらしい映画を見た!という感じでした。面白かったです。かなり笑いました。そして、この笑いはまさにジャッキー映画の笑いだ!と思いましたね。
完璧ではないですが、概ね満足出来ました。試写会に行けなくても劇場へ見に行こうと思っていたのですが、劇場で見ても満足したと思います。

ジャッキーとルイス・クーの組み合わせは初めて見たと思いますが、いいコンビになってましたねぇ。ジャッキーはギャンブル好きで父親や家族に迷惑をかけてばかりのダメ男でしたが、ジャッキー初の悪役!という触れ込みの割には、単にコソ泥であるというだけのようで、基本はいい人でした。悪役というから、アクションやっても負けるのかと思ったら、そういう意味の悪役じゃなかった(笑)。ただのコソ泥にしちゃ、カンフー強すぎだし(爆)。
当然、びっくりするようなアクションも用意されてます。ありえないと思いつつ、ジャッキ-の事だから、全部本当にやってるんだろうなと。NG集でも出て来ましたが、その長回しのシーンの最後の最後で相手の役者にNG出されて、笑いながら怒ってました(笑)。「怖いんだから!」と。そうしたら、後で友人が「ジャッキーでも怖いんだ!」って(笑)。
そのシーンの相手の役者というのは、ユン・ピョウ!!!久しぶりです、ユン・ピョウ。同窓会がうんぬんというセリフも出てきて…(笑)
ユン・ピョウは警部の役でアクションも少し披露してました。なんかジャッキーと一緒のシーンを見ると嬉しくなりますね。
ジャッキーとルイス・クーと一緒に泥棒のコンビを組んでいるのが、マイケル・ホイ。私はマイケル・ホイの映画を見た事がないのですが、名前は知ってました。ジャッキーたちに比べるとこの映画では弱冠、活躍度は下がりますが…
他にもテレンス・インが出ていたり、ニコラス・ツェー(!)やダニエル・ウーも出ていて、ニコの顔を見た瞬間、そういえば、出てるんだっけ!(すっかり忘れてた)と思って嬉しいサプライズでした。ニコのどもりながらしゃべるシーンに笑い、ダニエルのオネエっぷりに苦笑しましたよ。

それから、なんと言ってもこの映画の主役と呼ぶべき、ベビーの可愛さ!!!
あのキュートな瞳で見つめられたら、誰でも頑張って世話をしてしまいますね~。ベビーに振り回されっぱなしのジャッキーとルイス・クーが笑えます。
単純明快なアクションコメディ、香港などで大ヒットするのも頷けますね。
果たして日本では……?公開規模があんまり大きくないですねぇ(苦笑)。ジャッキーは来日してプロモーションしないのかな???

ロッキー・ザ・ファイナル(試写会)

2007-03-15 11:44:31 | 映画(ら行)
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シルヴェスター・スターローン、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー出演。シルヴェスター・スターローン監督作品。

ボクシング界から退いたロッキーは、今は小さなイタリアン・レストランを経営している。愛妻エイドリアンはすでに他界し、息子Jr.も有名人の父に反発して家を出ていった。亡き妻との思い出にすがって生きるロッキーは、彼女の命日に墓参りをし、自らの胸の奥底にまだ情熱がくすぶっていることに気づく。再びプロ・ボクサーのライセンスを取得するロッキー。そんなときテレビ局が往年のロッキーと無敵の現役世界チャンピオン、ディクソンの強さを比較するシミュレーション番組を放送したことから、両者の対戦企画が持ち上がる。ロッキーはある決意を胸に秘め、リングに上がるのだった……。(goo映画より)

公式サイト

ロッキー6作目にしてファイナル。観て来ました。1~3は観たと思うのですが、4、5は観たような観てないような・・・
この映画の試合のシーンを観て、字幕で観るのは初めてだという事は分かりました。殴り合いを観ながら字幕を追うのって結構大変なんですけど(笑)。
1作目から30年だそうですね。そりゃTVでしか観た事ないはずだ。細かいストーリーは覚えてませんが、奥さんがエイドリアンという名前であるという事は忘れられませんね。ロッキーが叫んでましたから(笑)。
しかし、ロッキーのストーリーを忘れても、絶対に忘れないものがあります。そう「ロッキーのテーマ」。あの曲を知らない大人はいないでしょう。ロッキーを観た事がなくても、あの曲は知っているはず。私は今でもボクシングの練習シーンを観ると、あの曲が頭の中で勝手に流れ出すのです(笑)。

この映画のストーリーは上の粗筋で十分です(笑)。そしてお決まりの練習シーン。当然、あの曲。そしてあの場所。大いなるマンネリ万歳!!練習のシーン、おまえは重量挙げの選手かよ、というツッコミを入れてしまいました(笑)。
1~4のロッキーがそうだったか分かりませんが、要所要所でちょっとクサい長セリフが出てきます。昔からの知り合いマリーに向けて、ライセンス審査員に向けて、最愛の息子に向けて、ロッキーが言う言葉です。クサいな~~~と思いつつ胸を打つのははなぜでしょう(苦笑)。
誰もがみんな年を取る。年を取れば取る程、失う物が多くなる。残されたものを奪う権利は誰にもないはずだ・・・・・・。

勝ち負けは関係なく、オッサンが最後の一花を咲かせる中年オヤジ応援映画ですね。
ラストも王者そっちのけで、会場中がロッキーコール(笑)。思わず苦笑してしまいますが、ま、いいんじゃないのと思えます。
ロッキーお疲れ。ロッキー万歳。

蟲師(試写会)

2007-03-14 15:12:09 | 映画(ま行)
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オダギリジョー、江角マキコ、大森南朋、蒼井優、りりィ、李麗仙出演。大友克洋監督作品。

100年前の日本。そこには、精霊でも幽霊でも物の怪でもない妖しき生き物“蟲”がいた。蟲は人間に取り憑き、不可解な自然現象を引き起こす。蟲の謎を紐解き、蟲に取り憑かれた人々を癒す能力を持つ者は“蟲師”と呼ばれた。自ら蟲を引き寄せる特異体質のギンコ(オダギリジョー)も、そんな蟲師の一人。日本中を旅しながら、各地で人々を癒してきた。ある時、彼は雪深い山の庄屋で、4本の異様な角が生えた少女・真火と出会い、彼女の病の原因を探る。その後ギンコは、蟲の力を文字に封じ込める不思議な女性・淡幽(蒼井優)の体に変異が起きたとの報せを受け、彼女のもとへと向かう…。(allcinema onlineより)

公式サイト

私は「蟲師」のアニメが大好きで、以前にも2つほどレビューを書いています。
「蟲師」(アニメ)
「蟲の宴~蟲師第5集特別先行試写会」

アニメや原作が好き、という時点で実写映画を見て、「サイコーでした」という感想が出てくる可能性はかなり低いワケですが、それでなくても聞こえてくる前評判が悪過ぎ(悲)。
あんまりガッカリしたくないので、期待せずに観たいけど、でもやっぱり期待してしまう、という気持ちで観てきました。
よく、原作と映画は別モノ、と言いますが、もちろんそうなんですけど、比べずに見れる程度の思い入れではないので、その点は最初から諦めてました(笑)。

で、全体的な感想としては”うーん・・・”(苦笑)。
ストーリーは原作の3つ~4つくらいのエピソードを繋げています。まぁ、それは良いです。2時間くらいのストーリーにするためにストーリーを変更するのは、やむをえないです。
私が、見る前からしてほしくないなぁと思っていたのは、キャラ変更。
それぞれのキャラが言うであろうセリフ、するであろう行動であって欲しい。それには、監督と脚本家が原作、そしてキャラたちをよく知っていないと出来ないと思います。
その点から見ると、1点を除いて、許容範囲でした。

以下、ネタばれ含みますので、知りたくない方はご注意願います。

主役のギンコは原作のギンコとは違いましたが、それはそれでOKでした。最初の自己紹介の口上は正直びっくりしたのですが。うわぁ別人って(笑)。銀髪のカツラは思ってた程違和感ありませんでした。
虹郎(大森南朋)は、誰??(笑)って感じのキャラになってましたが、それなりに受け入れられました。映画の中ではああいうキャラが必要だなと思えたので。っていうか、見ているうちに、原作の虹郎がどんなキャラだったか思い出せなくなりました(笑)。
淡幽(蒼井優)は予想通り、原作の淡幽よりも可愛らしい(言い換えると幼い)感じでした。ちょっと弱々しい淡幽でしたが、表情がなかなか良いし、何より私の好きな、菜箸で文字を壁から引っぺがすシーンがあったので、凄く嬉しかった。私の中では、この映画の一番の見所(笑)。


ラストの方でギンコが淡幽に関することを一言ポツリと言うシーンがあるのですが、あの一言は激しくいらないです(苦笑)。あれは言ってはいかん。見ている側が、もしかして・・・ぼんやりと思うくらいがちょうどいいのです。私は驚いて口をポカンと開けてしまいました。一緒に見た友人は原作もアニメも見ていなかったのですが、その一言がなくても分かってたと言っていたので、やはりあの一言はいらない(断言)。

映像ですが、CGなかなか頑張ってました。蟲はまぁちょっとグロいところもありましたが、思っていた程ホラーちっくでもなかったし、概ね綺麗でした。音楽は冒頭になぜあんなに、どよ~んと暗くなる音を持ってきたのかが疑問。まるでこれから始まる物語が暗くておぞましいもの、という印象を受けてしまいます。それ以外は気になりませんでした。

さて、許容範囲でなかった1点(笑)ですが、そうです。ぬい(江角マキコ)です。ぬいが・・・ぬいが・・・別人になってました(大泣)。
ぬいは、ギンコが子ども(ヨキ)の時に出会った蟲師ですが、あの池で死んだはずなのに、生き返ってました(驚)。あれだけ、ヨキにこの場所から立ち去れと言っていたのに、最後には「行くな」と。ぬいは、常闇に取り込まれて化け物になってました。そりゃないぜベイベー(爆)。江角マキコさんの演技(と声)は、ちゃんとぬいだった頃(苦笑)はそれなりに良かったのですが、化け物になってからは、キモチワルイだけで(泣)。
ぬいが復活してからは、ワケワカランシーンが増え、前半はかなりいい感じだったのに、ぬいのせいで映画全体の評価が下がってしまいました。

ラストも意味不明です。ぬいのところに蟲を集めてましたが、ギンコは何をしたかったんだろう??

・・・・・・今、ふとあのドロドロのぬいの映像を思い出してみたんですが、あれは・・・大友監督の世界観が出ているシーンなのかもと思えました。大友監督らしいというのでしょうか。どこが?と聞かれると説明できないし、大友監督のアニメ等にそんなに詳しいわけではないのですが・・・・・・
なんかちょっとストンと、落ちる所に落ちたような気分です。映画の評価がちょっと上がったかも。ぬいの激変ぶりは嫌ですけど(笑)。