Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

王の男

2006-12-14 11:20:45 | 映画(あ行)
トラックバックとコメントについて

カム・ウソン、イ・ジュンギ、チョン・ジニョン、カン・ソンヨン、チャン・ハンソン、ユ・ヘジン、チョン・ソギョン、イ・スンフン出演。イ・ジュンイク監督作品。

時は16世紀初頭。旅芸人一座の花形チャンセン(カム・ウソン)と女形のコンギル(イ・ジュンギ)は、国一番の芸人になろうと誓い合い、一座を抜け出し漢陽の都にやって来る。そこで時の王、ヨンサングン(チョン・ジニョン)の悪評を耳にした2人は、宮廷を皮肉る芝居を思いつく。たちまち民衆の人気を博した2人だったが、噂を聞きつけた王の重臣によって捕らえられてしまう。そして、人前で笑ったことがない王の前で芝居を披露し、王が笑わなければお前たちは死刑だと宣告される。ところが、妖艶なコンギルの芸が王を虜にし、ついに王を笑わせることに成功、彼らは死刑を免れ、宮廷に住むことを許されるのだったが…。(goo映画より)

公式サイト

久しぶりの更新になってしまいました。ほんとに映画観てませんでした(笑)。師走だし、それが当たり前なんでしょうが、今迄は映画中心な生活でしたからー。
でもこれはずっと気になっていた映画で、昨日観てきました。

私的にはなかなか楽しめました。一番目を引いたのは、やはりイ・ジュンギでしたね。女の子みたいで、かわいいなーと何度も思いました。ただ想像していたほど妖艶な感じはありませんでした。タイトルが「王の男」というくらいですから、そっちの話が中心なのかな・・・と思っていたのですが、違いましたね。たぶん、そのせいもあると思います。
チャンセンとコンギルの絆、暴君ヨンサングンの悲しい生い立ち、そして暴君を支える重臣の話でした。
チャンセンの人物像がよく描かれていると思いました。チャンセンとコンギルの話が中心ではありましたが、ヨンサングンの置かれた立場や殺された母親のことなども描かれていたので、ただの暴君というより、コンギルもそうだったと思うんですが、同情心が芽生えました。
しかし、何より心惹かれたのは、王の重臣であるチョソン。彼は王をからかう芸をやっていたチャンセンとコンギルを見つけ、宮廷へ招き入れます。しかも、それは腹黒い重臣を追い出すための策略で、王を想ってのことでした。しかし、王はそんなチョソンを追い出してしまいます。チョソンはその後、王を倒すための叛乱に参加するよう説得されますが、それには加わらず、しかも芸人を宮廷に招きいれた理由も口外せず、静かに自らの命を断ちます。うーん、漢だなぁ・・・・・・。

チョソンの策略の一つとして、チョソンが考えた劇(王の母親が毒殺されるというストーリー)をチャンソンたちがやるシーンがありますが、京劇の格好でした。レスリー・チャンの「さらば、わが愛~覇王別姫」を思い出しました。レスリーももちろん美しいですが、イ・ジュンギもなかなかでしたよ。

タイトルからして王とコンギルが愛し合うようになるのかな?と思ったら、そうではなかったですね。王がコンギルに惹かれるのは、まるで人形を愛でる感じで、コンギルも王に対する気持ちは同情だったように感じました。それよりもさらにチャンセンとコンギルがお互いを大切に想う気持ちの方が観ていてせつなかったです。

久々に韓国映画を劇場で観ましたが、オジサマ、オバサマが多かったのは、映画の時代背景のせいなのか、韓流のせいなのか、分かりませんでしたが、若い人が観ても十分楽しめると思います。現代劇しか観ない、という人にはオススメしませんが。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nana)
2006-12-17 01:48:42
私は韓流ブームになる前はよくミニシアターとかに観にいってたんですが
ブームになってからはさっぱり行ってません^^;

これを機会に久々に観てみるかな?
返信する
>nanaさん (hi-chan)
2006-12-18 11:10:04
もしかして、某所から来てくれたnanaさんですか?
ありがとうございます!(違ってたらごめんなさい)

ブームの前はミニシアターでの上映が主だったんですねぇ。
私も韓国映画は大ヒットしたのをテレビで見てるような状況でした。
韓国映画は、そんなに好んで見てるわけではないんですが、時々面白そうなのがあるので、そういう時は行くようにしてます。

時代モノが嫌いじゃないのなら、見てみてくださいな。
で、感想教えて下さい
返信する