Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

チャーリーとチョコレート工場

2005-09-29 15:24:00 | 映画(た行)
ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ジュリア・ウィンター、アナソフィア・ロブ、ジョーダン・フライ、フィリップ・ウィーグラッツ出演。ティム・バートン監督作品。

公式サイト

家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年(フレディ・ハイモア)は失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。(ヤフーレビューより)

いやー。面白かった!久々にハリウッド映画の中でヒット作品です。
品川のIMAXシアターで観たのですが、そこで観てよかった。スクリーンの質感がとてもいい。まさに、客席が動いてるんじゃないのか?と錯覚する映像を堪能しました。
もちろん、ジョニーのドアップの顔も。(ちょっと目の下のシワが気になったんだけど・・・苦笑)
なんといっても、映像が綺麗ですね。CGも素晴らしい。さすがハリウッド。初めてディズニーランドに来た時のような、夢を観ているような感覚に襲われます。

この映画、予告を何度か観てました。で、そこから予想するに、ジョニーがまた変な役やってて(顔も歯も真っ白で、「誰??」ってな感じ)、チョコレート工場を子ども達が見学するんだけど、その工場は普通じゃない・・・という話。
予想通りな部分と予想外な部分がありました。

予想通りだったのは、ブラック・ユーモアだった事。そして、ジョニーの演技がやはり素晴らしかった事。ジョニーはこの手の役をやらせたら、右に出る者はいないでしょう。絶妙なセリフの口調、タイミング、目線。どれを取っても、文句なしですな。

予想外だったのは、まず、ウィリー・ウォンカのキャラ。私はもっとアヤシイ人だと思ってた。いや、十分アヤシイ人物なんだけど、ウォンカの登場シーンを観てすぐに、ああこの人、大きな子どもなんだ!と思いました。あんなにはしゃいだりするキャラだとは思ってなかった。

それから、ウンパ・ルンパのダンスにハマった(爆)。全員同じ顔で非常に不気味(笑)。しかもダンス、上手くない。ゴリエの方がよっぽど上手いんじゃないかと思うくらい。しかしその下手さ加減がまたいい。やる気がない、のと、あるの中間くらいのフリだったりするので、サイコー(笑)。
音楽もいい。サントラあるみたいなので、ぜひ聴きたい。ウンパ・ルンパのダンスをじっくり見たいのに、歌詞も知りたくて、字幕を読んでしまったりして、ちょい残念。これ吹替えでもう1度観てもいいかも。
ウンパ・ルンパのダンスのシーンはずっと笑ってたかもしれない(笑)。また、ダンスを見ながら、微妙にノッてるジョニーがいい。
ウォンカ登場の歌のシーンとか、工場に入ってすぐの場所とか、もろにディズニーランド風!と思ったけど、別に嫌じゃなかった。

チャーリー役のフレディは可愛いですね。「ネバーランド」でジョニーと共演してますが、私はこの映画でのコンビの方が何十倍も好きです。
他の子どもたちのキャラも個性的で面白かった。

この映画、十分楽しめたので、もうそれでOKなんですが、あえて、うーん・・・というシーンを書くとすると、ネタバレになりますが・・・


ゴールデンチケットの手に入れ方がちょっとイヤ。外れた→外れた→当たった!となるのはいいんだけど、拾った金で買ったチョコで当たったというのがイヤ(苦笑)。
お金を拾ったら、交番に届けて下さい(爆)。私は拾ったお金で買物できない人です。10円でさえ、使うのはためらいます。バカじゃない?と言われようとも・・・問題は金額じゃなくて、自分の良心の呵責の問題なんだよね・・・お人よしというか、バカ正直というか、そういう風に育っちゃったので、仕方ないです(泣)。

あと、ウォンカの子どもの頃の回想シーン。ラストのために必要なシーンだろうけど、観ている方は気持ちが途切れます。もともと原作にはなくて、映画用にウォンカの過去を作ったみたいだけど、いらん、と思った。
回想なくして、もっと工場内の見学シーンが欲しかった(笑)。ちょい物足りない感じ。
それに関連してラストなんだが、チャーリーがとっても良い子で、家族が一番大切だから、工場には行かないというのは、分かる。分かるんだけど、当たり前過ぎて、ちょっと呆然。でも仕方ない。子ども向けの映画でもあるんだしね。じゃぁあそこで、家族を置いて、工場に行けばいいのかというと、それもイヤだから(爆)。
ラストが大団円になっちゃったのも、ハッピーエンド大好きハリウッド映画だから仕方ないんだね・・・。

まぁでもそういうのを差し引いても、かなり楽しめたので、◎でございました。
子ども向けっぽいなと思ってバカにしたら後悔しますよ。ぜひご覧あれ。
ウィリー・ウォンカ、ウィリー・ウォンカ~♪という曲が頭から離れません。助けて(笑)。

上にちょこっと書いたけど、吹替え版で観たら、もしかしてもっと楽しめるかも。字幕付きでも二度目以降だったら、字幕読まないでもセリフ分かるんじゃないかと。
とても聞き取りやすい英語だなと思った。ジョニーが特に。セリフでも難しい単語とか、あまりなかったような。子ども向けを意識してるんでしょうか。


私の頭の中の消しゴム(試写会)

2005-09-28 13:50:04 | 映画(わ行)
チョン・ウソン、ソン・イェジン出演、イ・ジェハン監督作品。

お嬢様育ちのスジン(ソン・イェジン)と、愛に懐疑的なチョルス(チョン・ウソン)は恋に落ち結婚する。2人はさまざまな困難を乗り越えて一層愛を深めていくが、幸せな日々はそう長くは続かなかった。(ヤフーレビューより)

公式サイト

日テレのドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても~」が原作になっている韓国の映画です。
私はこのドラマ、未見でしたが、内容はだいたい知っていたので、あーなってこーなるんだな、というのは予測してました(笑)。

映画を観た感想は、ストーリーは、まぁこの手の話ならこういう風になるんだろうなという感じでした。もちろん、感動的な話で、涙しましたよ。
でも内容を知らなかったら、もっと感動したと思いますね。それは仕方がないですが。
主演二人の演技はなかなか良かったと思います。まさに美男美女の映画という感じ。
チョン・ウソンはワイルドな感じがかっこいいし、ソン・イェジンもお嬢様役をやらせたらピカ一だろうなという容姿。大きくて円らな瞳がうるうるしてて、これは男性にウケるんじゃないかと。
うすうす予想していた、やたら回想が入って、泣かせる演出&編集にはなっていなくて(多少あったとは思いますが、許容範囲)それは好感が持てました。

若干ネタばれ入ります。
「記憶」には、視覚的なもの、言語的なものが主なものですが、嗅覚もそれに含まれますね。
この映画では、「匂い」の記憶がポイントにもなってます。そのシーンが一番泣いたかな(笑)。
他にも音楽もそうですよね。昔よく聴いた曲などを聴いたりすると、その当時の記憶が蘇ることがあります。私にもあります、そういう曲たちが。今でも大切な宝物です。

しかし、やはり若年性アルツハイマーという病気は凄く辛い。自分の愛する人も分からなくなってしまうなんて。映画観てても辛かった。
もちろん、お年寄りの方はかかるアルツハイマーだって辛いですけど・・・。

私はどちらかというと健忘症ぎみ(苦笑)。以前はふざけて「記憶障害だから~」なんて言ってましたが。
昔のことをあまりよく覚えていません。子どもの頃に観たアニメとか、周りの友人たちは本当によく覚えていて、テーマソングもバリバリ歌えます(笑)。私はどちらかというと、あいまいな記憶になってます。脳の許容量が少ないんじゃないかと。新しいことを覚えると昔のことをどんどん忘れていくという・・・
物事を感覚で捉えるタイプなので、こんな感じのアニメだった、とか、こんな風に思って観てた、とか、そういう事は覚えているんですがね。
というのはやはり言い訳で、当時からボーっとした子だったんだろうなと(悲)。

映画の中で疑問に思った点があったのですが、チョルスが母親に会いに行き(刑務所での面会)、母親から罵倒されるんですが、その後、普通に家に遊びに来てました。
仲直りするシーンってあったっけ?私が見逃しただけ??
母親の借金(と思う)を肩代わりしたからかなぁ。
母親のチョルスへの罵倒は、本当にそう思っているわけではないだろうなというのは観てて思いましたが・・・。


ベイ・ボーイ

2005-09-27 01:23:45 | 映画(は行)
キーファー・サザーランド、リブ・ウルマン、マシュー・キャリエール、ピーター・ドナ出演。ダニエル・ペトリ監督作品。84年。

1937年カナダ沿海の炭坑町に生まれた少年ドナルド・キャンベル16歳(キーファー・サザーランド)。ドナルドは病気の兄ジョーの世話や両親の手伝いをする優しい少年。母からは司祭になるように望まれている秀才だが、ドナルドは女の子の事で頭がいっぱい。向かいの家の美人姉妹ダイアナとサクソンや同じスクールで秀才のメアリーなどなど…
そんなドナルドは、ある時、殺人事件を目撃してしまう。犯人は知っている人物であり、誰にも言えないドナルドは、犯人の影におびえるようになる…。

えー。84年の作品です。古いです。当然、キーファーがめちゃめちゃ若いです。お肌すべすべ、美少年という言葉がこれほど似合うとは…
ストーリー、キャストその他は何も文句ありません。このキーファーが見れるのならば(笑)

ずっと観たいと思っていたのですが、なかなか手に入らず(当然、レンタル屋にはありませんし、廃盤になっているので、買う事もできません)、観たいと思ってから早1年以上が過ぎ(苦笑)、やっと念願叶って観る事が出来ました。

ま、ファン以外の方が観る必要はないかと(爆)
ストーリーはなんだかちょっと不思議な感じがしました。
ひとりの少年の青春物語ですが、殺人事件を目撃してしまったりと、なぜかちょっとサスペンス風(笑)。
信頼していた神父に田舎の家に招待され、行ってみると、「一目見て、君が好きになった」とか言われて、一つのベッドで美少年ドナルドくんの身に危険が迫ります(笑)マジでどうなる事かと興味深々心配になりましたが…

気になっているサクソンよりも姉のダイアナが積極的に近付いてきたり、メアリーに部屋に誘われて、ホイホイついていき、さっさとベッドインする所など、うわ~青春映画だわ~~ってか、キーファー可愛過ぎ!!とルンルン(死語)で観てました♪

演技は、映画初主演とは思えないです。少年らしい繊細な演技が素晴らしい。これはひいき目に観なくても、ほんとに凄いと思います。
今のキーファーは、「24」などで俊敏な動きや銃を持った時の緊張感みなぎる演技やど迫力のセリフが素晴らしいですが、もともとはこんな繊細な演技をする人なのだと再確認しました。カナダの映画賞の主演男優賞にノミネートされたというのも納得できます。
特に母親とのシーンが秀逸ですね。

しかし、少年キーファーは本当に美しいですよ、マジで。キーファーに興味のある人には、ぜひ観て欲しいわぁ。(うっとり)

トロイ

2005-09-25 23:15:18 | 映画(た行)
ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー、ショーン・ビーン出演。ウォルフガング・ペーターゼン監督作品。

美しく無謀なトロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)は、愛するあまり他国の王妃を奪い花嫁にする。彼女を取り戻すため差し向けられたのはギリシャの大軍と無敵の戦士アキレス(ブラッド・ピット)。そして、史上最大の戦いの幕が開く……。(ヤフーレビューより)

長いんです、この映画、163分。長い映画は観る前からややうんざりするので、私の評価では不利です(苦笑)。

まぁ、でも観終わって、長くなったのはしょうがないのかなとは思いました。凄く無駄!というシーンも特に感じませんでしたし、途中でDVDを止めようとも思わなかったので。
実際に起きたとされるトロイ戦争を題材にしたようですね。女のために、というか、個人的な感情のために国をあげて闘うというのは、どうにもこうにもトホホな感じがしますが…。

以下、サラっとネタばれしてますので、未見の方は御注意願います。

ブラピは、筋肉ムキムキがなかなかかっこよかったですね。それに比べてオーリーのひ弱な感じがまたいい(笑)
死ぬのが怖くて、兄の足にすがりつく王子というのも逆にリアリティがあったんじゃないかと。
それよりも、ラストの方で弓を射るシーンがあって、やっぱり、オーリーは弓だろ、弓!!と拍手したくなったのは私だけですか?(笑)
当然、剣さばきなんかよりずっとサマになってましたしね。

ブラピのキャラは最初は特に気にならず、王に楯突く所なんて、いいじゃん!と思って観てましたが、いくら従弟を殺されたからと言って、仇であるトロイの王子を殺して、死体を引きずって帰るのはどうなのよ。あれには呆れて酷すぎる!と思いました。
しかし、直後にトロイの王が死体を引き取りに来た時、私はこの映画を観た中で一番衝撃を受けました。一国の王が自分の息子とはいえ、兵士の元へ死体を返してもらいに行くなんて…
この衝撃のためにブラピが死体を引きずっていったのだとしたら、私は完全に乗せられましたね(苦笑)。

まぁ、ブラピのための映画、という感じでしたが、長時間の割りには楽しめました。

NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE

2005-09-25 13:21:18 | 映画(な行)
忍者ハットリくんこと、服部カンゾウは、父ジンゾウに最後の修行として課せられたのは「主以外には誰にも知られずに、現代の江戸で暮らせ」というものだった。さっそく東京にやってきたカンゾウは、小3のケンイチを主に選ぶ。カンゾウの忍術の数々に驚きながらも、ふたりの間には友情が芽生えていくのだが…。(amazonレビューより)

知らない人はいないと思いますが(笑)、藤子不二夫の「忍者ハットリくん」が原作の映画ですね。
子どもの頃、アニメを観てましたが、この映画を見始めて、基本的なストーリーをほとんど覚えていない事に気付きました。

なんで、ケンイチくんの家にいるのか?
ケムマキがハットリくんのライバルな事は覚えているが、どんな位置付けだっけ?(凄く嫌な奴?それともライバルだけどちょっとは骨のある奴?)

基本的なストーリーは覚えていないものの、なぜか基本的な忍術は覚えているという(笑)
忍法ムササビの術とか空蝉の術とか分身の術とか…
ああ、それそれ!みたいな(笑)
そして、テーマ曲もやはり歌える(苦笑)。

しかし、慎吾くんの忍者ハットリくんはデカいですな(笑)
あんなデカいハットリくんが部屋にいたら邪魔です(爆)寝る時は天井ですから、まだマシですが。
ふんどし姿には笑いました。そしてケンイチくんの部屋は360度回転するしくみになっていたそうで。凄いですね。あれは面白い。
ケンイチ役の子は、この映画が、映画デビューだそうですが、観た事ありますね。ハットリくんに大してそっけないシーンの演技が良かった。後半になるにつれて、セリフが棒読み(そしてちょっとなまってるような?)になるのは、ちょっと残念でしたが。
ラスト、黒影をぐいぐい押すシーンはなかなかの物でした。

ケムマキ役のゴリは、なかなか良かったですね。この映画を観る前日か何かにTVで「落ち武者」を観たばかりだったので、ギャップが物凄かった(笑)

ところで、黒影と聞いて赤影を思い出すのは、私だけですね、そうですね…(笑)

ストーリーはまぁ説明する程の事もなく、単純明快。分かりやす過ぎて、ファミリー向けだなという感じです。可もなく不可もなく。
ストーリーよりも個々のシーンを楽しんだ方がいいかと思いました。
何気に何度も出てくる瀬戸朝香が気になりました(苦笑)。

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち

2005-09-24 12:12:33 | 映画(か行)
ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー、カミーユ・ナッタ出演。オリヴィエ・ダアン監督作品。

ジャン・レノ演じるニーマンス警視が猟奇的な連続殺人を探る、フランス製サイコ・サスペンスのシリーズ第2弾。12世紀に建造された修道院で、キリスト像が血を流す事件が起こり、ニーマンスが探ると、壁に埋め込まれた死体が発見される。そのころ、麻薬絡みの犯罪を捜査する若き刑事レダは、キリストに似た男と遭遇。ふたつの事件に接点が見えたとき、さらなる殺人が起こる。(amazonレビューより)

すでにDVD化されてますので、古いですが、一応公式サイト

クリムゾン・リバーの第2段。同じくリュック・ベンソンが脚本を書いてます。
私はこちらの映画の方が好みでしたね。
ヴァンサン・カッセルよりもブノワ・マジメルの方が顔も好みでしたし(笑)

映画の雰囲気も前回と同じく暗~い感じで、最初から非常にアヤシイ修道院とか、壁に塗り込められた死体とか、12使徒と同じ名前とか、観ていて、ふむふむと先が気になります。
そういえば、前回の時、ニーマンスは自分は刑事だと言っている割には、警察手帳を見せないので、最初「ほんとに刑事かよ」疑ってたんですが、今回ははっきり見せてました(笑)

あの超人的な人達のアクションが凄かったですね。
ラストが比較的あっさり終わった感じがしなくもないんですが、この手の文書みたいなのは、後に残らないのが、当然なワケで。

クリストファー・リーは、観た事ある、しかも結構最近。でも何で観たのか分からないな~と映画を観つつ思っていたのですが、後で「ロード・オブ・ザ・リング」だったと分かりました。ああ、あのふさふさヒゲの人ね、と(笑)

観ていて思ったのですが、キリスト教関係のネタはよく映画になりますよね。ややキリストを冒涜してないか?と思われるような内容でも結構普通に上映されていたりして、時々不思議に思うのですが、それに比べて、仏教の仏様をネタにした映画ってあまりないですよね。
キリスト程、謎に包まれていないからでしょうか?
仏教の教えがネタになっている映画はありますが…(あえてタイトルは書かない・笑)

この映画、第3段があったら、また観ると思います。

頭文字[イニシャル]D

2005-09-22 14:04:48 | 映画(あ行)
ジェイ・チョウ、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウ、鈴木杏出演。アラン・マック、アンドリュー・ラウ監督作品。

藤原拓海(ジェイ・チョウ)はとうふ屋を営む父(アンソニー・ウォン)と2人で暮らす一見平凡な高校生。しかし、実は拓海はかつて伝説の走り屋といわれた父親からとうふの配達を通じて見えざる英才教育を受けていたのだ。(ヤフーレビューより)

公式サイト

アジア各国で大ヒットした日本のコミック原作の映画化にして、香港映画。
日本以外ではヒットするであろうと言われていたそうで(笑)。
まぁ、ほぼ日本での撮影なのに、出演者のほとんどが香港人で言葉はもちろん、広東語。しかし、役名は日本名。微妙っちゃ微妙です。
ただ滑り出しは好調のようですね。個人的に、ヒットしてくれたら、嬉しいなと思います。

正直言って、車には全く興味がないので、おそらく役者陣がこのメンバーでなければ、観ないタイプの映画だったと思います。
日本映画だったとしても、よほど好きな役者が出ていなかったら観なかったかと(笑)。
そんなワケで、私は車がどうとか、ストーリーがどうとか、そんな事はあまり関係なく、役者を観に行きました。なので、当然、字幕版の上映へ。
説明する必要もないかと思いますが、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウは、私の大好きな映画「インファナル・アフェア」組のメンバー。監督は「インファ~」と同じのアラン・マック監督とアンドリュー・ラウ監督。
彼らの出演(監督)している最新作として、楽しみにしてました。
そして、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウは期待を裏切らず、やってくれましたね~。

アンソニーの文太父ちゃん、いい味出してました。実際に酒を飲んで演技をしたらしいですね。ほとんどが目をつぶっているようなシーンでした(笑)。唯一、新しいエンジンを見た時に、カッと目を見開いてました。ウィンクも良かったですよ(笑)。

チャップマンのイツキは、ゲ○、吐き過ぎです(笑)。最近、ホラー映画を観ても、グロいシーンで目をそむけることがほとんどなくなりましたが、このゲ○シーンでは何度となく目をそむけました(笑)。
チャップマンってあんなに太ってましたっけ?下半身がかなりキテましたけど。それに比べて、アンソニーはグっと引き締まった身体をしてましたね。

ショーンはあまり出番がありませんでした。それから、微妙だなぁと気になっていたヒゲは観ていた時は大して気になりませんでした。良かった(笑)。
ショーンはメンバーの中で一番運転が上手かったそうですね。なんでもソツなくこなすタイプなんでしょうか。

今回の役者の中で一番かっこよく見えたのがエディソン。なぜなのかは分かりません(笑)。いい顔(表情)してるな~~~と何度となく思いました。役柄的にも自信家な感じで余裕のある演技だったからでしょうか。運転のシーンは最後だけでしたね。

さて。ジェイ・チョウですが。
私はこのテの顔があまり好きではないのですが、観てて、かわいいなぁと何度も思いましたよ。まぁ、鈴木杏ちゃんとのラブな部分もあり、純情な役柄の可愛さもプラスされていましたが。
広東語をポツポツしゃべっている感じも、可愛い。キャラに合ってましたね。最後の方は比較的ちゃんとしゃべってましたが、「ん」とか「んん」とか、ほとんど日本語みたいな言葉の使い方(笑)。吹替え版だとどういう風になってるんでしょう。ちょっと観てみたい気もしました。
文太父ちゃんが散らかした部屋をサクサク片付けるところとかも可愛くて好きなシーン。拓海は、父ちゃんに叩かれててかわいそうでしたが、親子に通っている愛情もちゃんと描かれてました。
あと、運転する時の雰囲気が良かったですね。ひじついて、余裕な感じ。
ラストで泣いているシーンがありましたが、あそこはあんまり演技上手くないな(苦笑)と思っちゃいました。ファンの方、すみません。

鈴木杏ちゃん。広東語の吹替えが微妙でしたが、私は杏ちゃんの声で脳内変換してました(爆)。杏ちゃん可愛いですね~。むかーし、「青い鳥」というドラマでトヨエツに「駅長さん!」なんて言ってた子どもだったのに(笑)。
ほぼ、ジェイとアンソニーとだけ絡んでましたが、他の役者との絡みも観てみたかったですね。

ところで、拓海のライバル役として出演していたジョーダン・チャンですが、どこかで観た事あるな~~~と思っていたら、トニーと共演してました。「欲望の街・外伝/ロンリーウルフ」です。名前がチャン・シウチョンですが、同じ人ですよね?(時々名前が変わる(違う)役者さんがいて、戸惑うんですが・汗)

役者のことばかり書いてしまいましたが、ストーリーも単純に楽しめました。車のことはよく分からないけれど、分かりやすく説明されていたし、とにかく凄いという事はちゃんと分かりました。その走行が可能なのかどうかは別として(笑)。
拓海が運転していたハチロクが、ちゃんと整備されていたのいうのは、全然気付かなかったので、文太父ちゃん、凄ーい、と普通に思っちゃいました。よく考えれば、普通の車であんなに凄い走行できるわきゃないんでしょうが(笑)。
ただ、拓海となつきのラブの部分ですが、ラストはいただけない。別れるのはいいんですが、あれでプッツリ終わりってのは、ちょっと後味よろしくないですよ。なつきが全然救われません。もちろん、これで永遠に終わりってわけはないのでしょうが・・・・・・

あと、音楽が凄かったですね。観た映画館の音響が良かったせいもあるのでしょうが、やたら音楽が目立ってました。ストーリーに引き込まれていても、ガンガンかかる音楽に気を取られずにはいられません(苦笑)。
確かにかっこいい音楽でしたが、こういう映画なので、音楽がバリバリかかってもOKなのか、ちょっとやり過ぎなのか、私には判断がつきませんでした(笑)。

ところで、この映画とは関係ないですが、私が観た映画館は、渋谷のアミューズCQNという所だったのですが、受付のカウンター近くに「サマータイムマシンブルース」の映画で実際に使われたタイムマシーンが飾られていて、しかも動いてました!
すご~~~~いとしばらく眺めてしまいました。ちょっと写真撮りたかった(笑)。


クリムゾン・リバー

2005-09-21 10:59:45 | 映画(か行)
ジャン・レノ、ヴァンザン・カッセル、ナディア・ファレス出演。マチュー・カソヴィッツ監督作品。

フランス・アルプスの大学街ゲルノンでバラバラに切断された裸の死体が胎児のような格好で発見された。この奇妙な事件の捜査に派遣されたのは、元特殊捜査部隊のニーマンス刑事。同じ頃、フランスの田舎町ザルザックでは、子供の墓が荒らされという事件が多発していた。捜査にはマックス駐在員があたっていた。やがて、このふたつの事件を繋ぐ驚愕の事実が浮かび上がる。そして二人の刑事は雪深いアルプス山脈へと向かうことに……。(ヤフーレビューより)

基本的に私が好きなタイプの映画ですが、見逃してました。2が出た時に、あれ、1もあるんだ、と気付き、こっちから先に観る事に。
DISCASで予約したのが、ずいぶん前なので、DVDが来た時、誰が出てたっけ??とすっかり忘れた上に、字幕の選択をする時に、あら、フランス映画なんだ、と気付きました。つい最近もそんなことしてたような(笑)。

と思ったら、そんなことをした「スパイ・バウンド」に出演してたヴァンサン・カッセルがこの映画にも出てました(笑)。

サラっとネタばれしてますので、未見の方はご注意願います。

のっけから、じっくりたっぷり死体を見せる所は凄いですね。きしょいけど、何が起こるんだろうとドキドキ。
ストーリーが進むにつれて大学やその地域の閉鎖的な感じが浮き上がってきますが、そういう雰囲気も凄く好き。
衝撃的な猟奇殺人が何件も起き、映像も暗い。ハリウッド映画にはなかなかない物々しい雰囲気もフランス映画だからなのでしょうか。

二人の刑事が別々の事件を捜査していて、途中で会い、一緒に捜査するようになる、という展開も良かった。ジャン・レノは渋いですね~ちょっと太ったような気もしましたが。

ただ、これは私の個人的なことですが、映画を見ている最中に友達からメールが来たり、他の用事を済ませないといけなくなった上に、特定の時間までに映画を見終える必要があったので、じっくりストーリーを追えませんでした(泣)。

全体的にはかなり好きな感じの映画でしたが、ラストのオチがいけない。双子オチというのは、私的には×です。ずるいでしょーそれは。
ドラマ「トリック」の2か3でも双子でした、というストーリーがあったと思いますが、双子オチはダメダメ。納得できない。
この映画では、双子である意味とか、ちゃんと説明されていたし、唐突に双子が出てきて、そりゃないだろーーという展開ではなかったですが、でもやっぱりヤダー。

見所はやはり大自然でしょうか。雪山凄いですね。雪崩はCGだなと思いましたが、クレーンはどうなのよ~と。
メイキングを見たら、役者がかなり危険なことに(苦笑)。あれはOKなのか??
あと、ヴァンサン・カッセルのアクション、なかなか動きが良かったし、かっこよかったですね。


セブンソード 七剣(試写会)

2005-09-20 14:16:50 | 映画(さ行)
レオン・ライ、ドニー・イェン、チャーリー・ヤン、スン・ホンレイ、ルー・イー他出演。ツイ・ハーク監督作品。

1600年代の中国、清明の王を倒すべく、傳青主(ラウ・カーリョン)を始め、楚昭南(ドニー・イエン)、楊曇(レオン・ライ)ら武術の達人たちが集結した。(ヤフーレビューより)

公式サイト

詳しいストーリーはこちら

もう一つ見つけたサイト

ブログで知り合ったトニーファンの方に、試写状を譲って頂きました!ありがとうございます。
というわけで、観てきました。
試写状に、上映時間が2時間33分と書かれていて、ぶったまげましたが(笑)、結論から書くと、時間は気になりませんでした。一番最後のシーンが始まった時、「え?まだあるの?」とは思いましたが(笑)。
上映が終了した後、拍手している方がいましたね。気持ちは分かるような気がしました。
よく頑張ってこの映画撮ったね!という(ヲイ)。

ツイ・ハーク監督は香港映画好きな人で知らない人はいないでしょう。
私でさえ、知ってるのですから(笑)。
今調べてみたら、私はツイ・ハーク監督が、監督をやった映画は観た事がないようです。そして、製作・脚本の作品で観た事があるのは、トニー出演作品のみ。
つまり「チャイニーズ・ゴーストストーリー3」「THEマジック・クレーン」
そして、出演作品(製作もしてます)は「ロボ・フォース/鉄鋼無敵マリア」です。
私の中のイメージは、ツイ・ハーク=「ロボ・フォース」でのキャラ(苦笑)。

この程度で、ツイ・ハーク監督について語るのは、非常におこがましく、失礼だと重々承知なのですが、私が観た3作品は、どうにもこうにも、ストーリーがぶっ飛んでいるんですよ(笑)。
なので、ええ!?あの人が監督した映画??みたいな感じのテンションで観てきました。


なかなか面白かったです。私が観た3作品とは違い、大真面目な映画でした(笑)。
私が観た3作品は、映画撮り始めてからストーリーを無理やり付け足してないか?とか、編集でなんとかごまかしてないか?とかという部分がアラとして見えてしまう映画だったのですが、この映画は、そういう部分はありませんでしたね。(大作なので当たり前?・笑)

7人の剣士という部分で、どうしても黒澤明監督の「七人の侍」を思い出してしまうわけですが、私は黒澤監督作品に特に詳しいワケではない(むしろよく知らない)ので、その辺は他の方にお任せするとして・・・ただタイトル字はどう見ても、黒澤映画を意識してるだろ、という(笑)。海外の監督や役者さんは、黒澤監督の映画が好きな人が多いですよね。びっくりするくらい。もちろん日本にも大勢のファンがいますが。

七人の剣士が集まり、敵と闘い、村人を連れて逃げるも、その中に内通者がいたり、七人の剣士それぞれがいろいろな事情を抱えていたりと盛りだくさん。
公式サイトを読むと、七人それぞれのキャラがしっかり描かれている、というような事が書かれていますが、私の印象としては、サラっと流されたキャラもいたような(笑)。
印象が薄いだけでしょうか。ただ2時間半の時間の中でそこまでは無理かと。
メインはやはり、レオン・ライとチャーリー・ヤンとドニー・イェンそして、ルー・イーでした。
ドニーが渋くてかっこいいです!!同じ故郷出身という設定の韓国人のキム・ソヨンがとても綺麗な人で、キムとのエピソードがとてもせつないです。
そして、アクションはやはりドニーが一番凄いです。敵との闘いも見ごたえありました。

レオン・ライは、あの衣装が・・・いや、衣装というより頭巾が・・・。
あの頭巾は私の中で忍者ハットリくんなわけで(泣笑)。
中国では、あの頭巾を被っている人は賢人なのでは?と友人とも話したのですが、レオン・ライって、目がくりっとしてて、どんぐり眼じゃないですか!ほら、忍者ハットリくんですよ(泣笑)。
ただ、キャラ的には冷静な役で、私のレオンのイメージそのものでした。アクションはほぼやった事がないようですが、なかなか見事でしたよ。おいしいところはドニーに持っていかれてましたが、それはしょうがないですね。

チャーリー・ヤンは比較的好きな女優さんです。彼女の持っていた剣がとても面白かった。柄を中心に、剣が上下に移動します。下手したら自分が怪我する(笑)。
最初は慣れない剣に苦労してるんですが、レオンから使い方を教わり、だんだんと自分の物にしていきます。アクションはやや難ありだったような。(凄かった!という印象が薄いです)
チャーリーはレオン扮する役に惹かれるという設定でしたが、チャーリーを優しく抱きしめるレオンにポーっとなりました(爆)。この人のラブシーン(というほどではないですが)、やっぱり好きなのかもしれない。

ルー・イーは中国の売れっ子アイドルだそうで、私は初めて観ましたが、綺麗な顔してますね~。こりゃ人気があるというのも分かります。七剣の中で一番重い剣を使い、ブンブン振り回してました。最初は振り回されているという感じですが(笑)。

きちんと観ていたはずなんですが、七剣士が剣を取る(山に突き刺さっているのを引っこ抜く)シーンがやや唐突に出てきたような気がして、ちょっと分かりにくかったです。(え?もしかしてツッコミ所ですか?)
それぞれが剣を手にして、襲われている村人を助けるのですが、七剣士の登場の仕方やアクションはかっこいいものの、誰が誰やら・・・(苦笑)。
顔を知っているレオンやドニーでさえ、え?今のレオン??って感じなので、他の人は見分けがつきません。

機会があれば、もう1度観てみたいです。ただ長いんだよ・・・


そういえば、キャッチコピーにある「『HERO』『LOVERS』はこの作品の登場を待つための壮大なプロローグに過ぎなかった──。」というのは、どうなの?(笑)
観る前も「うーん・・・」と思ってたけど、観た後も「うーん・・・?」でした(笑)。
「HERO」も武侠映画だけど、ちょっと特殊でかなり色(映像美)を意識した映画。
「セブンソード」の方がずっと武侠映画の王道を行ってる気がします。違うタイプの映画だと思いました。


ツイステッド

2005-09-16 11:38:09 | 映画(た行)
アシュレイ・ジャッド、サミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシア出演。フィリップ・カウフマン監督作品。

憧れの殺人課捜査官に昇格したサンフランシスコ市警の刑事ジェシカ(アシュレイ・ジャド)。だが、彼女と肉体関係を持った男たちが次々と死体になって発見され、追い詰められたジェシカは自分自身をも疑い始める。(ヤフーレビューより)

映画館で予告を観て、サスペンス好きの私は触手を動かされましたが、結局劇場には観に行かず、DVDで観ました。

うーん。結論から言うと、やはり結末は途中で分かってしまいますね。ただ主人公がトラウマを持っていて、不安定な精神状態なので、観ている方も、なんとなく不安な気持ちになります。サンフランシスコの薄暗い雰囲気も不安感を煽っていて、良かったと思います。
最初に出て来るシーンで、アシュレイの瞳に、空を飛んでいる鳥が映っていたりして、凄い撮り方だなと関心しました。
・・・・・・まさかCGじゃないよね(笑)。

この手のサスペンスは、あっと驚くどんでん返しがないと、サスペンス好きの人には高評価を得られないでしょうね。けど、なかなか難しい。
サスペンスは好きですが、凄い!と思えるサスペンスにはなかなか出会いません。
「ユージュアル・サスペクツ」を観た時の衝撃を越えられるものは、なかなか、ねぇ(笑)。

この映画もお薦めか、と聞かれると、うーん(苦笑)。好きな俳優を出ているならば、観てもいいのではないかと。
アンディ・ガルシアは渋くてかっこいいですしね。でも太りましたよね・・・首の太さが目につきました(苦笑)。