Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

柔道龍虎房

2006-05-31 11:45:34 | 映画(さ行)
ルイス・クー、アーロン・クォック、チェリー・イン、レオン・カーフェイ、ロー・ホイパン、カルバン・チョイ、チョン・シウファイ、ジョーダン・チャン出演。ジョニー・トウ監督作品。

かつて柔道の世界で最強を誇ったシト・ポウは、数年前に突然引退し、いまでは酒場のしがない雇われマスター兼バンドマンになっていた。すっかり酒に溺れて、自堕落な日々を送るシト・ポウの前に、ある日トニーと名乗る若者が現われて柔道の勝負を申し込んできた。勝負そのものはまったく相手をする素振りを見せないシト・ポウだったが、トニーのことはなぜか気に入るのだった。そんな2人の前に、日本で歌手になる夢を持つシウモンが現われ、3人の奇妙な生活が始まる…。(allcinema onlineより)

公式サイト

やっと観に行ってきました。あやうく前売券が無駄になる所でした(汗)。
本当は27日のトークイベントがある時に行くつもりだったのですが、寝坊してしまい(笑)、急げば間に合う(なんといっても、キネカ大森は近いので)時間だったのですが、その後の予定が詰まっていることもあり、諦めました。
水曜日はともかく、火曜日は空いているだろうと思って、ギリギリに行ったら、思ったより客がいて、びっくりしました(失礼!)。

柔道青春モノ(しかもオジサンの青春モノ)でしたが、思ったより笑えて楽しめました。
終始クスクス笑っていたので、どのシーンで笑ったのか、あまり覚えてないんですが(笑)、まず冒頭の歌で大笑い。変な日本語歌詞になっているので、最初は歌詞の意味が分かりませんでした(笑)。
印象に残ったシーンは4つのテーブルで会話が同時進行するシーン。何を話しているのか理解できないんですが、会話の止まるタイミングが絶妙で、なんかおかしくって、笑いを堪えるのが大変でした。パンフレットにジョニー・トウ監督のインタビューが少し載っていて、このシーンは最初から撮るつもりで、意味が分からなくてもいいみたいな事が書いてありました。どうやら、インタビューはDVDの特典として収録されているようなので、DVDが出たら、インタビューを見たいですね。
シウモンの「売春」という言葉にだけみんなが反応するので、私も一緒にその言葉だけが頭に入ってきてしまい、その後の展開に???となることも。チェン・ヤッサムがシト・ポウの師匠だという事も気付くのが遅れたし、道場を継いでほしいみたいな事を言われていたというのは、パンフレットで知りました(苦笑)。
俳優陣は柔道の練習が大変だったようですね。私は柔道に詳しくないですが、あまり観た事がない技があったような気もしますが、気のせいでしょうか?(笑)。路上でお互いを投げ飛ばしているのは、見ていてやっぱり笑えます。殴った方が早く相手をやっつけられそうなのに(笑)。
シト・ポウ役のルイス・クーは柔道だけでなく、他のほとんどのシーンでフラフラしていて、あちこちにぶつかったり、倒れたりとかなり痛そうな役でしたね。身体が痣だらけになったんじゃないかとちょっと心配になりました。
最初はなんであんなにフラフラしてるんだろう、酒のせいだけじゃなさそうだ、と思っていたら、目の病気だと分かり納得しました。
アーロンは元気な役でしたね。柔道やってる時が一番楽しい!みたいな感じで。
ラストの方で木に引っかかった風船をシウモンが取ろうとして、アーロンがルイスたちを肩車するシーンがありますが、二人を背負って、大変そうでしたねぇ(笑)。あのシーンも印象に残りました。
シト・ポウが再び柔道を始めるようになる流れが、なんか好きでした。チンと一緒に暮らし始め、一緒にご飯を食べるシーンも、凄く良かった。チンがストローで飲み物をブクブク吹いているのをたしなめるシーンとか、チンの笑顔を見て、ジーンとしてしまいました。

男が二人、女が一人という図式だとどうしても恋愛感情が絡んできたりしますが、それがなかったので逆に良かったです。レコード会社に断られて、バスの中で涙するシウモン、前席で何も言わずに肩を貸す(よく観るとバスの座席ですが・笑)シト・ポウのシーンとか、シウモンを日本に行かせるために父親を止めるシーンとかで彼らのシウモンに対する気持ちは十分伝わってきましたね。

レオン・カーファイ演じるレイと、シト・ポウが闘うシーンは、暗かったのと、歌に気をとられ(爆)、レイが「俺の負けだ」と言った時に「え?終わり??」とポカーンとしてしまったのですが、闘いはシト・ポウの優勢だったのでしょうか?レイは目の見えないシト・ポウと同じ条件にするため、目隠しをしていて、途中、それが外れても付け直そうとしたりしてましたね。レオン・カーファイが柔道をやるシーンは、そんなにたくさんはありませんでしたが、同じくらい練習したんですかね(苦笑)。

黒澤監督の「姿三四郎」も、TVシリーズも観た事ないのですが、ちょっと気になりますね。黒澤監督のは、実家にビデオがありそうだなぁ・・・

日本沈没(完成披露プレミア試写会)

2006-05-30 11:57:18 | 映画(な行)
草なぎ剛、柴崎コウ、豊川悦司、大地真央、及川光博、福田麻由子、國村隼、石坂浩二出演。樋口真嗣監督作品。

潜水艇“わだつみ6500”のパイロット・小野寺俊夫は、地球科学博士・田所雄介の指揮の下、同僚パイロットの結城と共に深海調査に参加していた。その結果、小野寺は驚愕の事実を知る。海底プレートの急速な沈降で、日本列島はわずか1年後に沈没する。日本の危機を訴える田所に、ほかの科学者たちは「聞くに値しない妄言」と一蹴する。しかし、内閣総理大臣・山本尚之は、事態を重く受け止め、危機管理大臣として鷹森沙織を任命する。鷹森はかつての田所の妻でもあった。時を待たず、北海道を皮切りに九州から内陸へと地殻変動の波が日本列島全土に襲いかかる…。(goo映画より)

公式サイト

パニック映画は決して嫌いではないんですが、この映画にはあまり興味がありませんでした。この手の映画を日本が作ると、どうも薄っぺらく感じてしまうので。
映画館に観に行く事はないと思いますし、DVDを借りることもなかったと思います。良くてTV放映時に観るかな~くらいで。
友人がプレミア試写会に当選し、誘われたので、行ってきました。

日本武道館で行われるプレミア試写会というだけあって、ゲストが豪華でした。草なぎ剛、柴崎コウ、及川光博、豊川悦司、大地真央、國村隼、福田麻由子、樋口監督、その他にも、主題歌を歌うソンミン、久保田利伸も来ていました。二人は舞台挨拶に先立って、主題歌を熱唱してました。
そういえば、去年の東京国際映画祭で「同じ月を見ている」の主題歌を久保田利伸が歌っていて、舞台挨拶で生歌聴いたなぁと思いました。なんか縁があるのかしら(笑)。
舞台挨拶では、草なぎくんが、テンパってましたね~~~~(笑)。今朝の芸能ニュースで観た方もいたと思いますが、同じこと繰り返ししゃべったり、とにかくテンション高く、長く話そうと一生懸命で、笑ってしまいました。DVD特典用に長く話したみたいです(笑)。以前、「キューティハニー」の舞台挨拶付き試写会の時にサトエリが、この時の草なぎくんと同じように「こういう風に舞台に立って挨拶が出来る機会はそんなにないと思うんです」と涙ぐんでたのを思い出しました。やっぱり感慨深いものがあるんでしょうね。
柴崎コウさんは、とっても可愛かったです。実はあまり好きではないんですけど(爆)。可愛いものは可愛いので、そう表現するしかありません、ハイ。
ミッチーの生「ベイベー」が聴けました(笑)。短いコメントを話し終わって「以上」と言った時にファンの人達が「ええー!」と言ったので「お嬢さんたち・・・」とたしなめてました。ほんとに「お嬢さん」とか言うんだ(笑)。
その後のトヨエツの挨拶は、草なぎくんに「沈没しちゃえ」と言ったり「ベイベー」と言ったり、「沈没しかかったこのメンバーで・・・」など毒舌でしたねぇ(笑)。
福田麻由子ちゃんは一生懸命話してました。緊張しただろうね~。でもきちんと話せてましたよ。大地真央さんは、前回、「ナルニア国物語」のジャパン・プレミアでは舞台上で飛んでましたが(笑)、今回は飛びはしませんでしたが、衣装が派手でした。大地真央さんだから似合うんでしょうけど。國村さんだけが渋くキメてましたねぇ。
司会進行がTBSアナウンサーの安住さんでした。アリーナ席の観客はほとんどが草なぎくん(もしくはミッチー?)のファンで埋め尽くされていたようですが、安住アナウンサーが出てきた時、キャーーーという黄色い歓声が上がっていました。キミたちは誰でもいいのか(爆)。

映画は小松左京氏が原作だそうで、1973年に製作された「日本沈没」のリメイクだそうですね。未見です。「ポセイドン」も確か1972年くらいに制作された「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクなので、あの頃のリメイク、それもパニック映画が流行っているのでしょうか?
全体的な感想としては、要所要所に泣き所はありました。人間ドラマも織り込んであり、普通に感動できました。パニック映画としての迫力は「ポセイドン」に及びませんが、「ポセイドン」はリアル過ぎたので、これくらいがちょうどいいのかなぁ。もちろん、たくさんの人が死にますが、あまり残酷には描かれていませんでした。
役者で一番良かったのは、トヨエツの演技ですかね。草なぎくん演じる主役には途中まで、あまり感情移入できませんでした。彼の心境の変化もこの映画のポイントだと思うのですが、彼の葛藤する部分にあまり入り込めなかったんですよね。実家に帰ってみたり、すさんだ状況の中をさまよったりとシーンとしてはちゃんと用意されていたと思うのですが・・・。
クライマックスのシーンは例によって「アルマゲドン」を思い出し・・・。似たようなシーンがあると、私はいつも「アルマゲドン」を思い出してしまいます。別に好きな映画なわけではないんですけど自己犠牲の典型的な映画ですよね・・・しかし、自分の短絡的な思考にちょっとウンザリ(苦笑)。
ミッチーはあまり出番が多くありませんでしたが、オイシイ役でした。そして普通の役でした(笑)。柴崎コウさんは、熱演してましたが、私の印象にはあまり残りませんでした。印象に残ったのは、髪の長さ(笑)。すっごく長いですね。びっくりしました。
樋口監督の映画は「ローレライ」を観てます。それなりに感動した映画だったのですが、樋口監督としては、この「日本沈没」の方が本領発揮という感じでしょうか。地震や噴火によって、壊れていく日本の地形や高層ビルなどの特撮映像を観ていると、樋口監督はこれやりたかったんだろうなぁ~~~と思いましたよ(笑)。なんていうか、画面からワクワク感が伝わってくるような気がしました。

そうそう、「ローレライ」の原作者である福井晴敏氏が出演してましたね。観た時はすぐに分からなかったのですが、セリフを聞いたとたん、吹きだしてしまいました。エンドロールを観たら、ちゃんと名前が出ていて、奥さんも一緒に出演したようですね。庵野秀明監督も名前が載ってましたが、どこに出ていたか気付きませんでした。安野モヨコさんの名前もあったので、こちらも夫婦で出演ですか(笑)。
友人に福井氏が出ていたと言ったら、そのシーンは覚えていたようで、「セリフが素人っぽかったので、地元の人を使ったのかと思った(笑)」と言ってました。
庵野監督といえば、「エヴァンゲリオン」ですが(苦笑)、ラスト、草なぎくんが、潜水艇で潜っていくシーンが、エヴァでアスカが潜水艇(確かエヴァを潜水仕様にしたもの)で潜っていき、深海にいる使徒を殲滅するシーンの映像と重なってしまい、振り払っても振り払っても、アスカが乗った潜水艇がベコベコと水圧で凹んでいく映像が見えてしまって、しまいにはアスカの声まで聞こえてきて・・・・・・全然集中できませんでした(爆)。
私だけかなぁ・・・・・・。

この映画を観ながら、もしこの映画と同じ状況になったら、自分はどうするかなぁと考えました。たぶん、両親は日本を離れることはないだろうと思います。海外旅行に行くのも嫌がる父親なので(笑)。自分はどうするかなぁ。お金もなければ、英語もしゃべれず、海外にツテもないし、たぶん、日本に残るかな。ただ家族がいたら、また違うかもしれませんね。子どもだけでも助けたいと思うかもしれません。

ところで、気になったのが、主題歌を歌っているのが韓国人だという事(一緒に久保田利伸も歌ってはいますが)。どうして「日本沈没」の主題歌を韓国人歌手が歌うのでしょう?日本人が日本の心を歌うべきじゃないですかね?
「SPIRIT」という中国映画で中国人が歌っている主題歌を日本人が歌う曲に差し替えるのに、「日本沈没」という日本の映画を韓国人が歌うって、何か間違ってませんか??もちろん、日本語で歌っているし、ソンミンさんの歌にいちゃもんつけているわけでは決してないのですが・・・・・・納得いかないですね。

P.S. 今、急に思い出したので、つけたし。潜水艇の前にエヴァのことを思い出してたんですよ。きっかけは、日本を救うために日本を沈めてしまうプレートか何かをぶったぎるために仕掛ける「N2爆薬」というのが出てきたから(笑)。実際にそういう爆弾とか爆薬があるのか知りませんけど、エヴァ知ってる人はやっぱり連想するよねぇ・・・

ポセイドン・アドベンチャー

2006-05-29 11:27:17 | 映画(は行)
ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レッド・バトンズ、キャロル・リンレー、ロディ・マクドウォール、シェリー・ウィンタース出演。ロナルド・リーム監督作品。

大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。(allcinema onlineより)

先日、6月3日から公開の「ポセイドン」を試写会で観てきたので、その元となった映画を観てみました。
こちらの映画では巨大な波は地震による津波になっていましたね。「ポセイドン」は突如発生した巨大波という設定だったような。津波だともっと早く情報が来るはずで避けられる可能性があるからでしょうか(笑)。船長はじめ、船員たちの巨大波に対する警戒や、船のバランスが悪くなっていた理由なども、「ポセイドン・アドベンチャー」の方がしっかりと描かれていました。
「ポセイドン」との違いはいろいろありましたが、乗客の人数が少ないですね。
さかさまになった船の上(つまり底)へ行こうとする時に主役のジーン・ハックマン演じる牧師が他の人達に一緒に逃げるように誘いますが、彼らは自発的にその場に残ります。外へ逃げようとする人達のキャラ設定ももちろん違いましたが、やはり人間ドラマ部分は、こちらの映画の方がじっくり描かれていたと思います。
CGや撮り方などは、もちろん「ポセイドン」の方が格段に上なので、ハラハラドキドキ感は「ポセイドン」の方が味わえますが、乗客の死に方があまりにリアル過ぎて、私は気分がよくありませんでした。「ポセイドン・アドベンチャー」はそれほどでもないです。
ラストに向かうにつれ、一人二人と死んでいきますが、意外な人が死ぬという意味では、「ポセイドン・アドベンチャー」の方が意外でした。

ラスト、助かる場面では、救助ヘリがすでに来ていて、船の底を開けて助けてくれるので、こっちの方がリアリティあるなと思ったのですが、よくよく考えてみると、いつ沈むか分からない船の上(底)にヘリを着けて、しかも救助隊を下ろすというのは、危険すぎる(爆)。

「ポセイドン」を観た方で、こちらの映画を未見の方は比べてみるのも面白いかもしれません。

花よりもなほ(試写会)

2006-05-29 10:56:55 | 映画(は行)
岡田准一、宮沢りえ、古田新太、國村隼、中村嘉葎雄、浅野忠信、原田芳雄出演。是枝裕和監督作品。

時は元禄15年、徳川5代将軍綱吉の時代。生類憐れみの令が幅を利かせた泰平の世。巷では、赤穂浪士が切腹させられた浅野内匠頭の仇を討つのかどうかが大きな関心事となっていた。そんな中、父の仇を討つため、信州松本から江戸に出てきた若者、青木宗左衛門(宗左)。貧乏長屋に腰を据え、仇である金沢十兵衛を捜して回るが、一向に見つけられず、いまだ使命を果たせずにいた。ところがそもそもこの宗左、武士とは名ばかりで、剣の腕はからっきしダメときていた。おまけにいつしか、向かいに住む美しい未亡人、おさえにほのかな恋心を抱いてしまう始末で…。(allcinema onlineより)

公式サイト

是枝監督の映画は「ワンダフルライフ」という映画が大好きです。ビデオを観ました。ドキュメンタリータッチの映画で、素人がたくさん出演しているのですが、なんというか、それがまたいい感じで、最後はジーンと感動してしまいました。2時間ちょっとという長めの映画ですが、全然時間を感じさせませんでした。まだ観た事がない人にはオススメです。
「ワンダフルライフ」を観て、好きになったので、「幻の光」と「ディスタンス」も観たのですが、これは暗い映画で、私はあまり好きになれませんでした(苦笑)。
最近では「誰も知らない」を観ましたが、これは好きな映画です。どうも是枝監督の映画は、ドキュメンタリータッチの映画が好きらしい(笑)。
「花よりもなほ」は今迄と全然タッチの違う映画ですね。コメディと撮ると知って、驚きました。本当にこの映画を撮りたかったのか、撮らされたのか、撮らざるを得なかったのかは知りませんが(苦笑)、映画は面白かったです。

岡田くんは、情けない役をやっても、なんだかかっこいいですねぇ(笑)。岡田くんが演技をしているのをほとんど観た事ないなと思ったのですが、そういえば「東京タワー」は観ました。レビューは書いてないのですが。(なんで?とは聞かないように・爆)
岡田くんももちろん好演していましたが、周りの脇役たちがまたいいのです。ずーっと岡田くんに焦点が当たっているわけではないので、脇がしっかりしていないと、へなちょこな映画になってしまう恐れがありますが、出演者が豪華ですよねぇ。
上にあげた役者さん以外にも、木村祐一さん、香川照之さん、加瀬亮さん、夏川結衣さん、田畑智子さん、石橋蓮司さん、寺島進さんなどなど、お腹一杯な感じでした。
でも脇で一番光っていたのはやっぱり古田さんでしょうね。セリフの間が絶妙です。素晴らしいです。個人的には加瀬亮さんも渋くてかっこよかったなぁと思います。いつもは印象薄いなぁと思う方なんですが。(すみません)

ストーリー的には、赤穂浪士の話が絡んでいるとは知らなかったので、ちょっとびっくりしましたが、軽快な音楽に乗って楽しく観れた映画でした。
観に行く前にとある雑誌で、岡田くんのインタビューを読んでいて、浅野忠信さんとのシーンで、岡田くんが言うセリフを知っていたのですが、それが映画の中で出てこなくて???となってしまいました。雑誌を読んだ時に読み違えたのか、カットになったのか分かりませんが・・・・・・。


追記:岡田くんが出演している映画、「フライ、ダディ、フライ」も観てた事を思い出した。印象が薄いのか?(苦笑)

フライトプラン

2006-05-26 10:26:17 | 映画(は行)
ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン出演。ロベルト・シュヴェンケ監督作品。

愛する夫を突然の事故で亡くし深い悲しみに暮れる航空機設計士のカイル。彼女は夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機で帰国の途上にあった。ところが、飛行中の機内でジュリアが忽然と姿を消してしまう。しかし乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。さらには搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。それでも必死にジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。すべては精神的ショックが原因の妄想だったのか? しかしカイルはジュリアがいたことを改めて確信、彼女を取り戻すため決然と立ち上がるのだった。(allcinema onlineより)

結構酷評されているようですが、私はなかなか楽しめました。
というのも、予告を観た時に、てっきり、「娘を失った悲しみで精神状態がおかしくなり、妄想に取り付かれた女性が乗客の命を危険にさらす」映画だと思ってたのに、違ったので(笑)。
犯人がいるななんて、想像もしてませんでした。途中までは、一体どうやって収拾つけるのかしら~なんて思いながら観てました。

以下、ストーリーに触れますので、ご注意願います。

冒頭から暗~い雰囲気の映画でしたね(笑)。夫が亡くなったという設定になっていたとは知らなかったので、ちょっとびっくりしました。
娘がいなくなって・・・という設定は知っていたので、時々、映像に娘が映らない(空港ロビーで娘がいなくなったり、席に座った後も、ジョディ演じるカイルしか映らなかったり)のはわざとなんだなと思い、私はてっきり、カイルの妄想だと思ってしまいました。
でも、保安官が犯人で、キャビンアテンダントと死体安置所の役人が共犯という事と、いくら最初に搭乗したからといって、娘を誰も見ていないというのは、ちょっと無理がありましたね。他人に無関心という現代の人々を風刺しているのかなとも思いましたが。
棺はX線検査をしないというのは、本当なのでしょうか?それじゃハイジャックされる可能性があるような(汗)。映画だから、という設定なのでしょうか。
カイルの娘を想う気持ちにはとても感情移入し、涙が出たシーンもありました。が、しかし、アラブ人を疑うのはよくない(苦笑)。しかも、ラスト、謝ってないし・・・。
ラスト、爆弾を爆発させ、犯人を殺すというのは、どうなんでしょう?それしか方法がなかったのかな・・・・・・?まぁ気を失っている6歳の子を抱えて、犯人から逃げるのは大変だと思いますが・・・。

ジョディ・フォスターは熱演でしたね。娘を想い、闘う母親は、もうジョディしか思いつかなくなりそうです(笑)。彼女の熱演があってこその映画でしたね。
ピーター・サースガードは「ジャーヘッド」の人ですね。あまりよく覚えてないですが・・・覚えているとすると、全然別人みたいなんですけど・・・・・・役のために太ったのでしょうか?最初はそうでもなかったですが、途中から言動がおかしくなり、目つきもなんだかアヤシイなぁと思ったら犯人でした、という感じ(笑)。
ショーン・ビーンは機長の役でしたが、渋くてかっこよかったです。この映画では悪役じゃなかった(笑)。

ダ・ヴィンチ・コード

2006-05-25 13:20:41 | 映画(た行)
トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ、イアン・マッケラン、ポール・ベタニー出演。ロン・ハワード監督作品。

ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ある驚きの行動に出るのだった…。(allcinema onlineより)

公式サイト

観てきました、今年の超話題作。珍しく原作(ダン・ブラウン著)、既読です。
GWにひょんなことから買ってもらい、我慢できずに読んでしまいました。
謎解きやサスペンスは好きなので、この映画はずっと楽しみにしていて、映画→原作→映画という流れにしようと思っていて、初日に行っちゃったりしようかな~なんて思っていたのですが、原作を読んだので、初日には行かず、いつものようにレディースディに(苦笑)。
原作はなかなか面白かったです。ルーブル博物館の館長が殺されて・・・というのは読む前から知っていましたが、原作ではラングドン教授がなかなか死体の場所に連れていかれないので、そこだけイライラしました(笑)。後は暗号の解読やソニエール館長が残した文章の謎を解いていく過程などは、楽しめました。
私はキリスト教についての知識はほとんどないため、へぇ~とかほぉ~とかいう事ばかりで読み終わった時に、「で、どれがフィクションで、どれがノンフィクション?ま、いっか(爆)」という感じでした。

カンヌ映画祭での上映後の噂や、公開後の評判はあまり芳しくなく、あらら・・・と思っていたのと、どうやら危惧した通り、説明的なセリフが多くて、字幕だと大変という話を聞き、吹替えで観ようかなとも考えたのですが、時間の関係もあり、今回は字幕で観る事にしました。
結果、やっぱり字幕だと大変(笑)。原作既読でも、字幕の文字の意味をちょっと考えると、すぐにストーリーに置いていかれます(泣)。でも、ソニエール館長が残した意味深な文章とかってじっくり読んで意味を考えたいじゃないですか?でも字幕だとあっという間に消えちゃって、何?何が書いてあったの??という感じ。あ、でもこれは吹替えでも同じか(笑)。小説の時は読むのをやめて、じっくり吟味できたからなぁ。
原作既読なので、あまり深く考えないようにしたのですが、それでも映像を見ていて、いくつか字幕を見逃したと思います。特に問題はありませんでしたが。
原作未読で、ちゃんとストーリーを理解したい人には吹替えをオススメしますね。

全体的な感想を言うと、それでもなかなか面白く観れました。なんだこりゃという印象は受けなかったし、ラスト、オチは知っているのに、ちょっと感動しちゃった私は単純ですか?(笑)

以下、ストーリーに触れますので、ご注意下さい。

カンヌ映画祭で失笑というのは、キリストが結婚していて、しかも子どもがいた、そしてその末裔がオドレイ・トトゥ扮するソフィーという設定のせいでしょうか。いくらフィクションでも、敬虔な信者やキリスト教に造詣が深い方にとっては「はぁ?」という感じなんでしょうね。思わず失笑せずにいられないというか。
日本人は結婚する時は教会で、正月には神社にお参り、死ぬ時は寺で葬式という、諸外国からみたら、ありえない人種なので、キリストが神の子じゃなくて人間で、結婚もしてて、子どもがいても「ふ~ん。そうなんだ~」くらいでたいしたことじゃないんですよね(笑)。実際にその末裔が現代に生きていたとしても「命が狙われるんじゃないの?大変ねぇ」くらいの感想しか出てきません。
だから逆に普通のエンターティメントとして観れるような気がしました。

原作との変更点は結構ありましたね。思いつくだけでも、ソフィーには弟がいたのに兄になっていたし、亡くなってました。家族は自動車事故で亡くなってましたが、ソフィーも一緒に乗っていて、それでも助かったという設定になってました。ソニエールは実祖父のはずが、引き取られたという設定に。ファーシュ警部がオプス・ディと関係があったし。シラスが死ぬシーンも違ったし、祖母との再会のシーンも違いました。図書館で検索するはずが、バスの中で若者が持っていた携帯で検索したり。その他もろもろ・・・・・・
細かい変更は大して気になりませんでしたが、ちょっと残念だったのが、祖母との再会のシーン。あのロスリン礼拝堂での一連のシーンは、原作を読んだ時、なんだか感情移入して泣いてしまったので、映画でも感動の再会を再現して欲しかったな~と。申し訳ないけど、感動には程遠かった・・・・・・。
感動でいえば、シラスとアリンガローサ司教との関係も、もうちょっとジーンと来るはずなんだけどなぁという物足りなさがありましたね。

でも映像的には、ルーブル美術館は本物だし、いろんな絵画が出てきたり(本物なのかどうかは知らないけど)、十字軍のシーンがあったりと盛りだくさんで楽しめました。もっと映像をじっくり観るには、やはり吹替えじゃないと無理だな(苦笑)。
しかし、ソフィーは暗号解読を専門にやっている割には、何か解読したっけ?みたいな感じでしたね。原作ではもうちょっと活躍していたような。ラングドンがあっさり暗号や文章を解読するのは時間の関係で仕方がないとして(笑)。
役者関係としては、シラス役のポール・ベタニーやサー・リー役のイアン・マッケランは良かったですね。トム・ハンクスやオドレイ・トトゥは彼らじゃないといけないという理由が特に見当たらない(苦笑)。なんていうか演技も何も謎解きに一生懸命で、観てる方もストーリーを追うのに(字幕を追うのに、とも言う)一生懸命で、演技をじっくり観るどころじゃないし(笑)。ジャン・レノなんて、大して出てこないし、見せ場ってあったっけ?みたいな(笑)。
しかし、よく2時間半にまとめたね・・・・・・テンポ早かった~。

ところで、この映画のコピーは『ダ・ヴィンチは、その微笑みに、何を仕組んだのか』ですね。微笑みというのはモナ・リザを指していると思いますが、モナ・リザはストーリーにほとんど関係ないです(笑)。ほんの数分しか出てこないし~~

あすなろ白書 愛情白皮書 第1話~2話

2006-05-24 11:44:42 | ドラマ・舞台
ショーン・ユー、レイニー・ヤン、エディ・ポン、レイモンド・リー、ファン・ウェイチー出演。

柴門ふみ原作漫画のドラマ化されたものが日本で1993年に放送されました。当時、観てましたが、あまり面白いと思った記憶はないです(苦笑)。今考えると、この手のストーリー、私がもっとも苦手とするタイプですね・・・・・・。

今回観たものは、台湾でドラマ化されたものです。基本的はストーリー展開は同じようですね。役名も一緒(笑)。設定を少し変えたくらいなのかなと思います。
日本でのドラマを観た動機は主題歌を毎週聴きたくてというのが大きかったのですが(笑)、今回、台湾のドラマを観た動機はショーン・ユー見たさ!!
掛居くんの役は難しいと思うので、どうかな~と思っていましたが、まぁ、あんなもんでしょう(エラそう)。口数が少なく、暗い影のある役ですが、台湾ドラマなので普通語を話さなければならず・・・ショーン、頑張ってましたね!
久しぶりに銃も青龍刀も持っていないショーンを観る事が出来ました(爆)。ショーンのキスシーンも観れたしね。もうそれで満足。
それぞれの役が日本ドラマでの役にソックリでしたね。観ていてすぐに、ああ、取手くんってキムタクがこんな感じで演じてたなぁとか、星香の鈴木杏樹もこんなストレートの髪型で頭良さそうだったなとか、松岡くんは西島くんが演じていて、金持ちの息子だったなぁとか。主役の二人、ショーン・ユーとレイニー・ヤンはあまり似てなかったですけどね(笑)。レイニー・ヤンは可愛いですが、凄く幼いですね。撮影時は20歳くらいでしょうか?石田ひかりは幼いという雰囲気はなかったような気がします。筒井くんが演じた掛居くんももっと暗かったような(笑)。

日本版ドラマの出演者はこんな感じ。


このシネマートのサイトを見たら、ストーリーが載っていたのですが、うーん、粗筋読むを面白そうだなぁ(笑)。
でも全22話って・・・・・・観るの大変だよ(大汗)
いつか地上波で放送してくれるのを待ちますか(するかどうか分からないけど)。

エリザベート(ミュージカル)

2006-05-23 11:44:21 | ドラマ・舞台
出演者:一路真輝、武田真治、高嶋政宏、鈴木綜馬、村井国夫、寿ひずる、パク・トンハ他

公式サイト

ストーリーの詳細はこちらご覧下さい。
私もストーリー把握していけばよかったな・・・(笑)。

ミュージカルは決して嫌いではないのですが、あまり観に行く事はありません。なんていってもチケ代が高い(苦笑)。
映画大好き人間にとっては、ミュージカルのチケ代で一体何本の映画が観れるだろうとか、何枚のDVDが買えるだろうとか考えてしまうんですね。比べるべきではないという事は重々承知で、頭の中でぽや~んと考えてしまうわけです。
今回観に行ったのは、武田真治くんが出ているから。この1点のみの理由(笑)。その1点に13000円払うわけですから、真治くんも荷が重いねぇ(笑)。
真治くんは死神トート役だったのですが、これがまた髪型と衣装で非常に妖しい雰囲気をかもし出していて、真治くんの真骨頂という所でしょうか。
観て下さいよ、これ。


ヤバいでしょ?(笑)
真治くんはアルバム「S」でも「OK!」でも歌わず、サックス演奏のみでした。(フルート演奏とコーラスはあったかな?)
なので、真治くんが歌うのは初めて聴きました。ミュージシャンではあるけれど、歌手ではないので、そんなに期待はしていませんでしたが(苦笑)。
なので、聴いてみて、なるほど、ミュージカル用に歌い方を教えてもらったのね(当たり前)と思いました(笑)。
あの音程微妙な妖しい歌い方はワザとなのか、そういう歌なのか、○○なのか、聴きながらうーん・・・とうなってしまったのですが、まぁたぶん、ミュージカルで主役級として出るには、あまり上手い方ではないなという結論に(汗)。
でも頑張ってました。思わず拍手したくなるようなそんな感じではありましたよ。一番拍手もらってたんじゃないかと思うくらい(笑)。
真治くんのファンがやはり多かったのでしょうかね。
背が低いのというのもイタイ部分ではあるんですが、(低いというか周りの人がデカイ)彼はもう雰囲気重視っつーことで。
パク・トンハさんと一緒に歌うシーンは良かったです。歌も好きでした。
パク・トンハさんは、日本語がすごく上手いですね。びっくりしました。凄く流暢でした。

ほとんどミュージカルを観た事のない私ですから、もちろん「エリザベート」も観た事はありませんでした。有名だということさえ、知らなかったし(汗)。当然、ストーリーも知りませんでした。
冒頭のシーンではポカーンとしてしまい、何?何?どうなってんの?とハテナマークが頭の中を飛び交いましたが、すぐに理解できて良かったです(笑)。
高嶋政宏さんの狂言回しがとても助かった。彼は面白いですね。つい観てしまう感じでした。
何より驚いたのが、歌ばっかりということ。いくらミュージカルでもセリフがあるものですが、セリフなんてあったっけ?と思うくらいずっと歌って踊ってという感じでした。これは歌が上手い人達じゃないと無理だね~と友達とも話しました。
あと、舞台装置がとても豪華でしたね。ミュージカルを観に来た!という雰囲気を味わえました。真治くんも登場シーンは上から乗り物に乗って降りてきたもんねぇ(笑)。
一路真輝さんは、美しかったです~~~。歌も上手いし。幸せ一杯ですか?(笑)
ご結婚おめでとうございます。

カーテンコールで、一路真輝さんと真治くんが二人で出てきた時、真治くんが何かしゃべりだすんじゃないかと思ったのは私だけ・・・だな(大笑・すいません、内輪ウケです)。

楽しく観れたので、大満足でした。公演は5月28日までですが、チケットは完売だそうです。取るの大変でしたよ~。紆余曲折して、結局友人が取ったチケットで入りましたし・・・・・・

ポセイドン(試写会)

2006-05-22 10:26:32 | 映画(は行)
カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、ジャシンダ・バレット、リチャード・ドレイファス、ジミー・ベネット、エミー・ロッサム、マイク・ヴォーゲル、ミア・マエストロ出演。ウォルフガング・ベーターゼン監督作品。

大晦日の夜。北大西洋を航行中の豪華客船“ポセイドン号”。広大なボール・ルームには大半の乗客が集まり、ニューイヤー・イブの祝宴が華やかに催されていた。ところが、今まさに新年を迎えようとしたその瞬間、巨大な波がポセイドン号を襲い、船は瞬く間に船底を上に向けて完全に転覆してしまうのだった。4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失う。天地逆転したボール・ルームに残るわずか数百名の生存者たち。船長は救助が来るまでこの場に止まるよう全員に命じる。しかし、プロのギャンブラー、ディランは自らの直感を信じ、一人脱出を企てる。一方、前NY市長のロバートも、別の場所にいる娘ジェニファーを捜すため、ディランと行動を共にするのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだそうですね。未見です。
「タイタニック」とか、「LIMIT OF LOVE海猿」とかのもうちょっと凄いやつかな、あ、そうか転覆でさかさまになるのね?くらいの気持ちで観に行ったら、とんでもなかったです(笑)。
まさにパニック映画でした。戦争映画よりも人の死に方が凄いです。死ぬ人の人数は半端じゃなく多いし、容赦がないです。それだけで気分が悪くなるというか。
心臓の弱い人は少なくとも劇場では観ない方がいいかと思います。私はちょっとしたホラー映画よりもずっと気分が悪かった。
ああ、「タイタニック」はとても上品な映画だったのね、という事が分かりました(笑)。あれは実話を元にしているので、助かる人もたくさんいたし、何より人間ドラマが主だったわけですが、この映画は、パニック映画なので、人間ドラマうんぬん(少しはありますが)よりも、登場人物がどうやって危機を切り抜けるか、に焦点が当たっており、息を抜く暇がほとんどありませんでした。
登場人物が水から上がって、はぁはぁと息をしているのを観て、私まで一緒にはぁはぁと息をしてしまいました(笑)。心臓もドクドク音がしてたし。入り込み過ぎだよ、私(笑)。

以下、ストーリーに触れますので、ご注意願います。

パニック映画としては、なかなか凄かったと思いますが、ツッコミどころはありましたね。
まず最初の巨大な波からして???という感じ。実際にはありえるんでしょうか?地震でも起きて、津波が来たのかと思いました。時代設定が現代なのかもう少し昔なのかわからないのですが、船長が波に気付くの遅すぎ(爆)。突然発生したのかなぁ?
ラストは自力で脱出し、救命ボートに乗ったとたんに救助のヘリが来るのはタイミングいいなぁ(笑)。
実は自力で脱出しようとした人達の中で、もっと死ぬ人が出るかと思ってました。思ってた程ではなかったな。けど、エレナは狭い換気口を通るのを凄く嫌がっているのを観た時点で、ああこの人、死亡フラグ立ってるよ・・・とは思いました(笑)。
エレベーターをこじ開けて逆側に渡るシーンでは、上の方でギシギシ動いているエレベーターの箱が映った時点で、誰かがやられるだろうとは思ったけど、重さに耐えられないから、下の人を振り落としたあげく、上からエレベーターがドーン!って、それやりすぎでしょー。思わず目をつぶっちゃいましたよ。
あと子どもは死なないだろうとは思いましたね。しかし、あの子は歩く隙間もない程死体が転がっているのに、平気そうでしたねぇ。母親が抱っこしてたから見なかったのかしら?それがなんだか不自然に感じて・・・私は死体が転がっているのを観るたびに気分が悪かった・・・。
カート・ラッセルが元NY市長というのはいいんですが(その設定がどこまで生かされたのかは疑問ですが)、元消防士と言った時も思わず吹き出しました。「バック・ドラフト」を思い出したからですが(笑)。娘と娘の彼氏を置いて、戻って来れないであろうエンジンルームへ潜るシーンは、お!と思いましたが、すぐに「アルマゲドン」を思い出して・・・(苦笑)
ジョシュ・ルーカスは、プロのギャンブラーでしたが、なんで船に詳しいのか説明がなかったような・・・。リチャード・ドレイファスは「私は設計士だ」と言ったので、ああこの人中心で逃げるのね、と思ったら違った(笑)。設計士である利点はどこへ???

と、言いたいことを書いたらスッキリした(笑)。
私はもう観なくていいですが(苦笑)、パニック映画好きな人は楽しめると思います。人間ドラマの部分が少ないのねという印象でしたが、あれもこれもというわけにはいかないのかも。パニックと危機からの脱出がメインの映画でした。

安藤政信氏 31歳誕生日おめでとうございます!

2006-05-19 09:39:49 | 俳優・女優・監督
今年も安藤くんの誕生日がやってきました。去年、安藤くんの誕生日のレビューを書いてから、もう1年が経つんですね。早いな~。自分の誕生日じゃなくて、他の人の誕生日で1年を感じるってどうなんだ(笑)。

今年はどんなレビューを書こうかと思ったのですが、去年、安藤くん出演の好きな映画を書いてしまったので、同じじゃしょうがないしなぁと思いまして。
今、精力的に働いている安藤くんの今後、公開される出演映画について、分かる範囲で紹介したいと思います。

「46億年の恋」

監督:三池崇史
出演:松田龍平、安藤政信、石橋蓮司、遠藤憲一、窪塚俊介、渋川清彦、石橋凌

2006年8月公開予定です。今年のベルリン国際映画祭のパノラマ部門に出品されました。当地では、賛否両論だったようですね。

記者会見の模様はこちら
スクロールして、Panorama部門のFeb 11 2006 46 okunen no koiを探して下さい。
ストーリーは三池崇史監督曰く『強烈な個性とDNAを持った男たちが繰り広げる熱く切ない究極のラブストーリー』だそうです。そして、『宇宙と人類の仕組みもなんとなくわかったような気にさせてくれる素敵(すてき)な映画です』ともおっしゃっています。そして『女性はいない』そうです。
もうどんな映画なのか全然分かりません(笑)。
世間の評判はどうなるか分かりませんし、私にはそれはどうでもいいことなんですが、自分が観て、どう感じるかという予想としては、「好き!!」か「苦手・・・・・・」かどちらかのような気がします。
今からワクワクドキドキ、落ち着いて待てない映画です(笑)。

「ストロベリーショートケイクス」

監督:矢崎仁司
出演:池脇千鶴、 中越典子、中村優子、岩瀬塔子、安藤政信、加瀬亮
原作:魚喃キリコ
公式サイト
ストーリーの詳細はこちら
撮影現場リポート
完成披露試写会の模様
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/200605/graph/10/
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=1965

すでにスニーク試写会で観た人もいるようです。アップリンクで募集があったので、もしかして・・・とは思ったのですが、すでにその日は予定があって行けなかったので応募しませんでした。

2006年9月公開予定です。
原作の漫画を読みましたが、なるほど、女性に人気が出そうな漫画でした。4人の女性の気持ちを丁寧に描いていて、どんな女性が読んでも、4人のうちの誰かに共感できるのかもしれません。

ストーリーはいいなと思ったのですが、私は漫画としても描き方に疑問を持ってしまいました。黒地バックに白字でモノローグを書くだけのコマが多いのです。特に後半。
それは気持ちを表現する上で効果的なこともあると思いますが、いかんせん、多いんですよ。それって手抜きじゃないの??と思うくらい。気持ちが入る前に呆れてしまいました。うーん。せっかく身近でせつないストーリーなのに・・・・・・
ま、これは漫画としての感想であって、映画になれば、真っ暗な画面に字が映って、というシーンがたくさん出てくるというわけではないと思うので、ストーリーは原作に忠実に、俳優陣は、丁寧に人物の気持ちを表現していれば、かなりいい感じの映画になるのではないかと期待。
安藤くんは、4人のうちの一人の女性を描くための脇役なわけで、安藤くんがクローズアップされるわけではないのですが、珍しく普通の青年役なので、それはそれで面白そうかなと。

「青春☆金属バット」

監督:熊切和嘉
出演:竹原ピストル 安藤政信 坂井真紀、上地雄輔 佐藤めぐみ 若松孝二、寺島進
原作:古泉智浩
2006年晩夏公開予定 PG-12指定
オフィシャルサイト
ストーリーの詳細はこちら
これも原作の漫画を読みました。

原作が凄く面白いのかどうか、私にはよく分からない(苦笑)。
けれど、映画では、安藤くんは、無気力な警官の役で、制服フェチの私としては、これはもうオイシイわけです(笑)。警官役は観てみたかったので、楽しみです。
しかも、主人公の住んでいる場所が所沢という事で、私の育った場所じゃないですか!
以前、雑誌に所沢での撮影風景が載っていたのですが・・・・・・ま、所沢も広いので、どこだか分かりません(爆)。映画を観たら分かるかなぁ。ロケ地巡りしてみようかな~。
例えば、安藤くんがいる派出所とかが分かったら、それはそれで面白いかも。
ロケ地巡りして、こっそり派出所の写真とか撮ったら・・・・・・怒られるだろうな(爆)。

「さくらん」

監督:蜷川実花
出演:土屋アンナ、木村佳乃、菅野美穂、椎名桔平、安藤政信、夏木マリ
公式ウェブサイト 
「さくらん」現場潜入レポート! 
「さくらん」クランクアップ記者会見
http://www.eiga.com/buzz/060516/09.shtml
http://bb.goo.ne.jp/contents/KYDGNC/KYDGNC200605150004/
(動画見れます) 
2007年春公開予定です。
上にあるようにクランクアップしたばかりで、現在はポストプロダクションに入ったと思われます。
これも原作は漫画です。昨夜サーッと読みました。
うーん。なんかもうちょっと濃いストーリーを想像してたので、面白かった!というのとも違う気がする(苦笑)
安藤くんは清治役だそうですね。安藤くんが演じるとどうなるんだろ……今まで観た事ないような役な気がする。なんかもうちょっとキーパーソンかなと思ったんだけど、比較的淡々としてたような。原作通りだとそんなに出番ないような・・・

土屋アンナさん、木村佳乃さん、菅野美穂さん3人とも激しいラブシーンがあるそうで、芸能ニュースでは、それがクローズアップされてますね(笑)。


「悪夢探偵」

監督:塚本晋也(他、脚本、撮影、美術、編集も)
出演:松田龍平、安藤政信、大杉漣、原田芳雄、塚本晋也
公式サイト
製作記者会見
http://www21.cafegroove.net/testup/movieeye/akumu.html
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20060517-00000013-eiga-ent
http://www.yamaguchi.net/archives/002746.html
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4337.html?identifier=whats1
(動画が見れます)

2007年陽春公開予定
陽春って5月頃って事でしょうか?それとも陰歴の正月??
塚本監督は、2002年に「六月の蛇」でベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞して以来、毎年のようにベネチアに出品しているそうです。そして2005年ヴェネチア映画祭のオリゾンディ部門の審査員団の一人として参加している事もあり、この映画が9月上旬頃に行われるヴェネチア映画祭に、出品される可能性があるかもしれませんね。
もしかしたら安藤くん、ベルリン映画祭に続いて、ヴェネチア映画祭にも行くことができるかも!?
ただ安藤くんは、会見の中で「僕はホラー映画の中でも特にゾンビものが好きで、怪物に追いかけられたいって願望がすごくあるんです。今回、夢の中で全速力で追いかけられるシーンがあって、見せどころはそれぐらいしかないんですけど(笑)、念願がかないましたね」と語っています。あんまり活躍しないのか・・・?

ストーリーの詳細はまだ公表されていませんが、ホラー系であることは確実ですね。でも怖いだけじゃなければ、最近は慣れてきたので、おそらく問題なく観れるでしょう。
すでにシリーズ化も噂されているとか。
それともう一つ気になったのが、塚本監督が安藤くんのことを「『キッズ・リターン』('96)を観た時から凄い役者さんだなとは思ってたんですけど、1回雑誌の対談をした時に、めちゃくちゃホラーが好きだということが分かって。自分の顔にグリーンのスライムをベタベタ貼って、それを鏡で見た時に官能性を感じたというほどのホラー男だったもんですから(笑)、シメシメ、頼んだら出てくれるかなって思ってたんです」
それって、ヘ○タイじゃないのか・・・?(滝汗)

ああ、疲れた(苦笑)。
皆さんはどの映画が楽しみですか?