Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ウォ・アイ・ニー(試写会)

2006-02-28 11:37:35 | 映画(あ行)
シュー・ジンレイ、トン・ダウェイ出演。チャン・ユアン監督作品。

最愛の恋人を、結婚直前に不慮の事故で失ったシャオジュー。彼の親友のワン・イーと慰め合ううちに、二人は惹かれ合い、急ぐように結婚する。小さいながらも心地よいアパートで、愛ある生活を始めた二人。しかし、結婚してすぐに、夫はシャオジューの話を聞かなくなってしまった。他の女性の話をするようになり、夫婦の心はすれ違い始めた。不安を覚えたシャオジューは、夫に「愛してる」という言葉を求め、口論が増える二人。夫婦喧嘩は次第にエスカレートしていき、嫉妬に狂った妻はとんでもない行動に出る。(goo映画より)

エンディングのフェイ・ウォンの歌を聞きに行ってきました(笑)。
いやー、凄い映画でしたよ。過激な夫婦喧嘩を見せられました。
なんとなくストーリーは知っていたのですが、冒頭のシーンにまず驚かされます。その驚き方は意外だったからではなく、観ながら「~~~だったりして」と思った事がそのままその通りだったので、めちゃめちゃ驚きました。描き方がシュールでした・・・。

ほとんどのシーンが結婚した二人の夫婦喧嘩のシーン。それはそれは相手を罵倒して、大声で叫び、凄かった。観ててかなり疲れました。
この喧嘩は役者たちのアドリブだそうですね。それ聞いてますます驚きました・・・。
最初、旦那の方が急に「人前でいちゃいちゃするな」と言い、その辺から夫婦関係がおかしくなってくるのと、旦那が全然、話を聞かないので、「旦那の方が悪い」と思うのですが、二人のやりとりを聞いているうちに分からなくなります(笑)。
奥さんの方がやり方が過激。だんだんエスカレートしていきます。ラストは包丁持ち出すし・・・どう見ても、精神的にイッちゃってる感じでした。
旦那の方は、いつも別れてくれと言っていましたが、奥さんの方は、昨日は別れないと言ってたのに、今日は別れるって言ってるし~みたいな感じで一貫性がありません。でもそういうものなのかな・・・

以下、ラストのネタばれ含みますので、ご注意願います。

別れた後も家に行ってお酒飲んだりして、あれはどうかなと思いましたが、その後の奥さんの行動が・・・やっぱり精神的にヤバかったみたいですね。
旦那が付き添っていて、目が覚めたら、記憶を失っていたみたいだし。その後、奥さんが妊娠したのが分かり、奥さんが公園(?)でブランコに乗り、立ち上がるところまで映画では映していましたが、どういう状況なのかは、ぼかしていて、あとは観客にゆだねる感じでした。
旦那の方が、奥さんの友人から妊娠を告げられて呆然としてましたし、奥さんはラストでニヤリと笑ったら、全部芝居かよ!という感じですが、ニヤリどころか、せつなげな表情だったので、マジでおかしいままなのか・・・



ラブストーリーだと思って観に行きましたが、ある意味、ホラーでしたよ(^^;
新婚さんにはお薦めしません(苦笑)。

シムソンズ

2006-02-27 15:02:16 | 映画(さ行)
加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬、大泉洋、田中圭、夏八木勲出演。佐藤祐市監督作品。

公式サイト

北海道常呂町。地元の高校に通う平凡な女子高生・和子は、将来の夢もなく刺激のない毎日を過ごしていた。町に一軒しかない喫茶店『しゃベりたい』で、親友の史江とおしゃべりに興じては、ひたすらストレスを発散させる毎日。そんなある日、98年の長野冬季五輪に出場した町の英雄、加藤真人が、地元のTVニュースに映っているのが目に飛び込んできた。「そう、ここ常呂町にはカーリングがあったのだ!」和子にとって唯一の刺激、それは和子のヒーロー“マサト様”だったのだ。さっそく和子は、史江を引き連れ、真人の凱旋試合の応援へと出かけるが…。(allcinema onlineより)

トリノオリンピック、閉幕しましたね。なかなかメダルが取れず、嫌なムードが漂う中、唯一、気をはいていた競技がカーリングでした。
実はカーリングという競技、今回初めて知りました。氷の上をブラシでこすって、ストーンを滑らせるというのは見たことがあるのですが、どれだけ遠くまで滑らせることが出来るのか競う競技かと思ってました(笑)
実際は、1チーム4人で2チームで対戦し、一人2投ずつストーンを投げ合って、最後に円の中心にストーンがあったチームが得点を得るという競技でした。しかも、それを10セット行うという、忍耐のいるゲーム。2時間半かかるゲームもあるそうです。
N○Kで放送していた競技の様子を観て、地味だけど面白いなと思いました。氷上のチェスと言われているそうで、なるほど、作戦も重要になってきます。

そんなカーリングをモチーフにした青春映画があると知り、さっそく観てきました。
近くでは、夜はレイトショーしかなく(1日2上映で1回目は昼の12:00から)、まぁレイトショーなら安いし、と思ってチケットを買いに行ったら、1800円でした(泣)。「レイトショーなのに1800円ですか・・・」と言ったら、受付のお姉さんが「はい・・・」と申し訳なさそうだったので、その後は何も言えませんでした(苦笑)。

内容は、加藤ローサ扮する伊藤和子が主人公の青春映画でした。ストーリーの展開はまぁ予想通りな感じで、カーリングをモチーフにしていること以外、特に目新しいことはないのですが、とにかく加藤ローサちゃんが可愛いです!!!
カーリングの魅力にハマって映画を観に行ったのに、加藤ローサちゃんの魅力にハマって帰ってきたという感じでした(笑)。
加藤ローサちゃんは、黒目が大きいんですね。目がぱっちりしてて、しかも表情が豊か。退屈な顔、困った顔、嬉しい顔、悲しい顔とコロコロ変わります。
名前は聞いた事ありましたが、ドラマや映画で観た記憶はありませんでした。調べてみたら「東京タワー」に出ていたようですね。全然覚えてないですが。
シムソンズのメンバー4人とも皆、それぞれ可愛いのですが、私はやっぱり加藤ローサちゃんがいいなぁ。文江役の星井七瀬ちゃんは、「フライ、ダディ、フライ」に出てました。堤真一さんの娘役ですね、確か。
ストーンを投げる時に片膝つくような状態でスーっと滑っていきますが、あれって見た目より大変なんですね。初心者のシムソンズメンバーは最初のうち、バランス崩してドベーっとうつ伏せに倒れてました(笑)。ブラシで氷上をこするのは、氷のつぶをなくして、ストーンを滑りやすくするそうですが、ストーンに触れないように飛び越えながらブラシでこする練習を、農家(牛もいた)の娘の菜摘の家の牛舎で、たまねぎやかぼちゃなどを置いて練習する姿も面白いです。

クライマックスの試合の結果は、これまた予想通りでした。でも「うんうん、そういうもんだよね」という感じでした。エンドロールの前にシムソンズがソルトレークオリンピックに出たというテロップが流れていて、写真が映ったのですが、今回のトリノオリンピックにも出場した小野寺さんの顔は確認できました。ソルトレークオリンピックに出場したメンバーのうち2人がトリノにも出場したと聞きましたが、あと一人はどなたなんでしょう。
加藤ローサちゃんのモデルは、今回のオリンピックでスキップだった小野寺さんなのかなぁ。

最初の方で、カーリングの競技について説明が少しあるので、「カーリングって何?」という人も安心して観れます。ただ私が映画を観る前から疑問に思っていたのは、ストーンを投げた後の掛け声は何を言ってるんだろう?という事。
「ラインいいよー」とかは分かるんだけど、後は何を言っているのか、よく分かりません(苦笑)。「イエス!イエス!」と言っているような気もするんですが・・・気がするだけですか?「右!」とか「左!」とかも言っているような気が・・・
知ってる方いたら教えて下さい~

佐藤監督は「ウォーターボーイズ」のTV版の演出や、「大奥」「僕の生きる道」を演出していた方ですね。「ウォーターボーイズ」とくれば、なるほど、青春ものには強いのかなと思います。

PROMISE 無極

2006-02-23 15:33:01 | 映画(は行)
真田広之、チャン・ドンゴン、セシリア・チャン、ニコラス・ツェー、リィウ・イエ出演。チェン・カイコー監督作品。

戦乱の世で親を亡くし、行き倒れ寸前だった少女・傾城は女神から真実の愛と引き換えに、すべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束され、やがて王妃の座についた。その頃、王を支える無敵の大将軍・光明はこの世のものとは思えぬ脚力を持つ奴隷の男・昆崙に目を留め、自らの従者とする。やがて2人は、無歓の反乱に遭い危機に陥った王を救出するため城へと向かうのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

先に観ておきたい映画があったり、水曜レディースディの日に試写会が当たったりした為、公開してから観に行くのに、ちょっと時間が経ってしまいました。
そのせいもあって、評判をいろいろ聞き、ある程度、こんな感じ?というのを予想してから観てきました。
私が観たレビューもしくは友人から聞いた感想で一番多かったのが「微妙~」という感想。
なるほど。微妙です(笑)面白かったかと聞かれれば、笑ったという意味で面白かったです(笑)。ただ、観ている最中から???と感じたり、いろいろ考えながら観てしまったので、夢中で観れたわけではなかったです。観ながら考えられるという時点でもうダメなんですよね・・・
キャッチコピーが「愛で運命(プロミス)を越えろ」だそうで、ラストに「運命は変えられる」というモノローグが出てきますが、「はい?」という感じで、観終わってから首をかしげました(苦笑)

さて、何から書いていいやら・・・・・・

以下、ネタばれ含みます。

まず、役者の方々。この中で一番好きなのは真田さん。別に日本人だからというわけではなくて、オヤジ趣味だから今ちょっと注目の方。中国語を吹替えなしで演じるために特訓したという話を聞いていたので、どうかな?と思っていたのですが、いい感じでした。よく聞くとやっぱり日本人がしゃべる中国語、という感じではありますが、それはもう仕方がないでしょう。セリフとして十分成り立っていたと思います。さすが!
演技はやはり風格があって、将軍の名に恥じない演技でした。華鎧も似合ってましたね。チャン・ドンゴンと一緒だと背の低さが目立つかな~・・・と思っていましたが、あまり気になりませんでした。撮り方が上手かったのか・・・
大将軍でありながら、女に翻弄され、身を崩す役柄で、いろいろな表情が観れたので良かったです。微妙な表情とかも上手いです!
が、しかし、兜についている仮面をセシリア・チャンに上下されるシーンでは吹き出してしまいました。別に笑わせるつもりはないと思いますが、このシーン、今でも思い出すと吹きだします。ご覧になった方、大丈夫でしたか?(笑)
思い出し笑いまでするシーンがあった映画は「サマータイムマシンブルース」以来です。もちろんこっちの映画はコメディ(笑)。
真田さんらしく、アクションシーンはほぼスタントなしで、自分でやったと聞きましたが、よく回ってました~クルクルと(笑)。回りすぎだよ!とツッコミを入れたくなりました。

チャン・ドンゴンは、怒涛の走りっぷりを観せてくれます。凄いです。噂には聞いてましたが、笑いをこらえながら観るのが大変でした(笑)。ほとんど、コメディのノリ。やたら目のアップがあって、あとはあの走りっぷり。あのCGもうちょっとなんとかならなかったんかい、と思ってしまいます。牛のシーンも迫力があるかと思いきや、すごーいという気持ちより、笑いが込み上げちゃってダメ(苦笑)。赤と黒の鎧を来た兵士たちが戦っているシーンを空から映してたのですが、赤と黒がアリに見えちゃって、それがまたおかしくて・・・その後は、チャン・ドンゴンが走るたびにおかしくて、口をタオルでおさえて、肩揺らして笑うというパターンが出来てしまいました(^^;
セシ演じる傾城を助けたのは自分なのに・・・という表情などは伝わってくるものがありましたが、母妹のエピソードでは全然感情移入できなくて、なんだかなぁのまま終わってしまいました。決して演技が悪いわけじゃないんですけどねぇ・・・

セシリア・チャン。えっと~「忘れえぬ想い」の時と全然顔が違うんですけど(笑)。やたら白塗りで、全然綺麗に見えない・・・化粧っ気のない時の方がずっと綺麗でしたよ(泣)
まぁ、今回の役が、ちょっと嫌な感じの女だったので、余計にそう感じたのかもしれませんが・・・。男たちを下に見るで妖しげな表情を何度もしていましたが、いまいち迫力には欠けてました。惜しい。そう考えると今回の出演者の中で、チャン・ドンゴンが一番素直でいい人なのかなぁ。
真田さん演じる大将軍と、濃厚なラブシーンを演じてましたね。ちょっとびっくりしました。どこかで読んだ話では、セシがやる気まんまんで、このシーンに難色を示していたマネージャーが寝ている朝方に撮ってしまったとか・・・
セシは吹替えなんでしょうか?全部ではないのかな?声が違うように感じました。

ニコラス・ツェーは予想通り、とっても美しかったですよ~これは目の保養になりますね。お肌ピチピチで、セシよりずっと美しく見えたんですが(苦笑)。
ところが手に持っている指差し棒(爆)。なぜあんなものを??最初にあれが出てきたシーンは、親指が立ってて「いえ~い!」という感じだったような気がしたんですが、その後はずっと人差し指が立ってましたね。見間違えでしょうか。そして、最後にこれが登場した時、指がぽっきり折れていて、そのシーンはたまらず爆笑!あの撮り方は絶対コメディです。チェン・カイコー監督はコメディが撮りたかったのでしょうか??
ニコは初めて観ました。出演作品を見てみたら、ことごとく未見の映画ばかりでした。とりあえず、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」あたりを観てみたいです。
ニコは香港生まれだそうですが、やはり吹替えだったのでしょうか。すごく普通語の発音が良かったと思ったのですが・・・

リィウ・イエは観た事あるっけ?と調べてみたら、「藍宇 情熱の嵐」のランユー役の人じゃないですか!!ええーー!?別人みたいでしたけど・・・ランユーの時はもちっと綺麗だったような。役が役だったので、そういう風に見えただけなんでしょうか。ちょっとびっくりしました。でも、演技は悪くなかったですね。

ストーリーは、刺客に大怪我を負わされた大将軍・光明が、自分の鎧を奴隷であるクンルンに着せ、王を助けに行かせるが、クンルンは王が傾城を殺そうとしたのを見て、王を殺してしまう。ニコ演じる無歓に追い詰められ、傾城を助けるためにクンルンはすごく深い滝に飛び込みますが、無事(笑)。しかし、光明は王殺しの汚名を着せられる。傾城は自分を助けてくれた人が光明だと思い、二人は愛し合うようになるが、光明は無歓の罠にはまり、捕まってしまう。裁判にかけられ、本当はクンルンが王を殺したことが分かるが、クンルンと傾城は無歓によって引き裂かれる・・・。

ラストの騙しあいと闘いがクライマックスで感動へと繋がるはずだと思うのですが、どうもピンと来ませんでした。クンルンが、あの烏の羽みたいなのを着て、どんでん返し!なのかもしれませんが、クンルンと傾城が飛んでいくのを観て、ポカーンでした(笑)。
傾城が幼少時代に無歓を騙したせいで、人が信じられない人間になってしまったと独白する無歓もどうかと思いましたが、その無歓は死んで、一番の元凶の傾城は幸せになるというラストはもっとポカーンですよ。
誰にも感情移入できず、ストーリーに置いていかれた感が非常に強いです。

全編通して観て思ったのが、まず、CG処理が上手くない。コメディになってるシーンが多い。あとアクションシーンが美しくない。(ラストの方の無歓と鬼狼の闘いはまぁまぁでしたが)「HERO」みたいに美しくしろとまでは言いませんが、もうちょっとどうにかして欲しかった。
そして、何より編集がおかしい。同じシーンなのに急に人の位置が変わっていたりして、つなぎが変です。非常に違和感がありました。真田さんとセシのラブシーンでの編集は、何か意図があってやっているのだろうと思いましたが、効果があるかどうかは・・・?
もとはずっと時間の長い映画で、編集でぶつ切りにしたので、あんな映像になったのでしょうか?
もっと感動作になりそうなのに、後に残った印象は、面白かった(笑った)シーンばっかりっていうのは・・・(苦笑)
真田さんは初めて試写を観た時、かなり驚いたんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

ヴァン・ヘルシング

2006-02-22 10:32:36 | 映画(あ行)
ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル、リチャード・ロクスバーグ、デヴィット・ウェンハム、シュラー・ヘンズリー、ウィル・ケンプ出演。スティーブン・ソマーズ監督作品。

19世紀のヨーロッパ。バチカンの秘密組織から命を受け、世にはびこるモンスターたちを退治し、彼らを恐れさせる謎のモンスター・ハンター、ヴァン・ヘルシング。彼はある日、バチカンの密命を帯び、相棒で武器発明のエキスパートである修道僧カールとともに怪物伝説の土地トランシルバニアへ向かう。目的は、邪悪なパワーで世界征服を企むドラキュラ伯爵を抹殺すること。やがて彼らは、代々ドラキュラと闘い続けてきたヴァレリアス一族の末裔であるアナ王女と出会う。そして、共にドラキュラの陰謀阻止へ立ち上がるのだが…。(allcinema onlineより)

なんでこのDVDを借りようと思ったのか覚えてないんですが・・・DISCASから送られてきちゃったので観ました(笑)。
この手の映画、好きな人は凄く好きなんじゃないかな~と思ったのが、観た後の感想。
ドラキュラ、フランケンシュタイン、ウルフマン(狼男)が一同に介し、ドラキュラハンターとの闘いを描いた物語でした。VFX全盛時代の今、こういう話が好きな人は作りたくなりますね~きっと。
さすがに映像は迫力満点で見応えはありました。怪物たちの動きがちょっとアリ?というのもありつつ、まぁ合格点なのではないかと。ウルフマンへの変身シーンも、どっかで観たような気もしますが、違和感なく観れるので、凄いと思いました。
ヴァン・ヘルシングの相棒のカールがいい味出してましたね。ドラキュラ退治一族の生き残りアナ王女とヴァン・ヘルシングがラスト前にキスした時は「ナショナル・トレジャー」を思い出しましたが、あれよりはずっと納得できるキスでした(笑)。
フランケンシュタインは私が今迄観た映画では、悪者だった事がないですが、もともとそういうキャラなのかな?7人の人間を組合せて作ったと映画では言ってましたが・・・
ドラキュラの宿敵がウルフマンだという設定でしたが、もともとそうなのかしら?全然詳しくないので、その辺をもっと知っていると楽しめるのかなとも思いましたね。

ストーリー的には王道行ってるので、目新しさというのは感じなくて、時々「え?」とか「は?」という展開になったりしつつ、ファンタジーだからいいのか~(便利だねぇ)と自分を納得させて、楽しんでました。時々「あっはっは」と笑ったシーンもあったけど、どんなシーンだったか忘れた。別に笑うシーンじゃなかったような(笑)。
ただ個人的にはドラキュラの話はおなかいっぱい(苦笑)。冒頭で「トランシルバニア地方」という字幕を見ただけで、ああ・・・とちょっとウンザリ。じゃ観るなよって感じですけど(笑)。
ところで、タイトルの「ヴァン・ヘルシング」って観る前はどういう意味なのかな?と思ってたんですが、単に人の名前でした。「コンスタンティン」の時と一緒やわ(笑)。
続編がありそう~な感じがしなくもない終わり方でしたが、この映画、ヒットしたのかなぁ・・・

about love アバウト・ラブ/関於愛

2006-02-19 13:38:45 | 映画(あ行)
(Tokyo)伊東美咲、チェン・ボーリン、市川由衣、大杉漣出演。下山天監督作品。
(Taipei)加瀬亮、メイビス・ファン出演。イー・ツーイェン監督作品。
(Shanghai)塚本高史、リー・シャオルー出演。チャン・イーパイ監督作品。

「東京編/ニイハオ」――漫画家を目指す台北からの留学生ヤオ。スペインへ行った恋人から一方的に別れを告げられ落ち込むアーティストの美智子。2人は絵を介して心を通わせていく…。
「台北編/シェイシェイ」――失恋の痛手を忘れようと本棚作りに熱中するアスー。しかし完成した本棚が持ち上がらず、知り合ったばかりの日本人の鉄ちゃんを呼び出す。期待に胸膨らませて向かう鉄ちゃんだったが…。
「上海編/ツァイツェン」――大学受験勉強中のユンが店番をする雑貨店の2階に下宿する日本人留学生の修平。ある日、彼はユンが届けてくれた小包の中の葉書を見て表情を曇らせる…。(allcinema onlineより)

3本のオムニバス映画でした。3本の登場人物がちょっと絡んでたりして、んー、どこかでこんな映画を観た事があるような……

最初が東京編。チェン・ボーリンは、映画の中よりも、舞台挨拶とかの方がかっこいいような気がしました…。あと金城武の若い頃に似てる気がします。身長は金城くんの方が高いかもですが。
伊東美咲は、相変わらず綺麗ですね。モノローグは誰かの話し方に似ているような気がして、思考をめぐらせましたが、思い出せませんでした。そういえば、伊東美咲って誰かとキャラ被ってるなと以前から思ってたんですが、誰だっけ…
チェン・ボーリンが伊東美咲の顔の絵を描いて、アトリエのガラスに貼っていくのが可愛いですね。しかも、その顔は泣いている顔から笑顔に変わって行くというのが○。そして、ラストの出会い方が、その絵がきっかけという。ライトなラブストーリーですが、嫌味がないです。

次が台北編。加瀬亮とメイビス・ファンの二人のやりとりがいいですね。部屋の中でペンキの液を飛ばしあって、はしゃぐ二人は青春~という感じですが(笑)、なんと言っても、海辺での会話がいいです。言葉が通じなくて、話が進まない会話に笑ってしまいました。ラストのバイク二人乗りでトンネル、というシチュエーションを観て、思い出したのが「天使の涙」での金城武とミッシェル・リーのシーン。あれは秀逸でした。この台北編では、特に何も感じませんでしたが、「天使の涙」では、かなりせつない気持ちになりました。やっぱりウォン・カーウァイ監督、凄いんだわ…。
そして、3本のストーリーが微妙に絡んでいる、でどこかで…と思ったのは「恋する惑星」彷佛させるからかな~と。「恋する惑星」は2本ですけど。

3本目は上海編。修平(塚本高史)が上海に留学し、そこの下宿先の女の子ユン(リー・シャオルー)と知り合います。ユンは修平にほのかな恋心を抱きます。修平の彼女から来たハガキの日本語を一生懸命訳すユンがいじらしいですね。叶わぬ恋にスペイン語で「さよなら」を言うユン。本当の意味が分かった時、ジーンとしてしまいました。

ストーリーはどれも大したことないんですが、それなりに楽しく観れました。劇場で観ようかなとちょっとだけ思った作品だったのですが、まぁ、DVDで丁度良かったですかね。

シークレット ウインドウ

2006-02-18 15:35:49 | 映画(さ行)
ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン出演、デヴィット・コープ監督作品。スティーブン・キング原作。

湖畔に建つ別荘で新作小説を創作中のベストセラー作家モート・レイニー。だが彼は、妻エイミーとの離婚調停に身を削られて執筆活動も行き詰まり、スランプに陥っていた。そんなある日、モートのもとにジョン・シューターと名乗る正体不明の男が訪ねてくる。そしてシューターは唐突に、モートが自分の小説を盗作した、と言い放つのだった。最初は全く取り合わないモート。しかし、シューターが置いていった彼の原稿の内容は、モートの著書“秘密の窓”と瓜二つだった。以来、モートはシューターから執拗に付きまとわれ始めるのだが…。(allcinema onlineより)

ジョニーファンが、「この映画はダメだった」と言っていたり、世間の評判があまりよろしくなかったので、まぁ観ても観なくてもいいかな、くらいの気持ちでいたのですが、あら、びっくり。意外と面白かったですよ。
推理サスペンスものかな?と思っていたのですが、サスペンスホラーという感じでした。
観始めてすぐに、ああ、あっち系のストーリーなんだ、と気付いたので、逆に面白く観れたのかもしれません。
ジョニー・デップの演技というか、表情がなかなか良いし、ジョン・タートゥーロの抑えた無気味な演技としゃべり方が良かったです。
特典映像のメイキングで監督がいろんなシーンの説明を、それはそれは事細かにしてくれるので、なるほど~~~と思う事が結構ありました。あれだけベラベラしゃべるのがいいかどうかは別として(笑)
この映画を映画館で観て、微妙~と思った方は、レンタルでメイキングを観てから、もう一度観てみると面白いかも。

以下、ネタばれ含みます。サスペンスですので、御注意願います。

上にも書いた通り、観始めてすぐに、これはモートの妄想なんだなと思ったのですが、メイキングで監督が「鏡が彼の意識の中に入る入口」と言っていてなるほど~~と思いました。映画を観た時は、ぼーっと観ちゃったので、気付かなかったんですよね(笑)。「シークレット ウインドウ」というタイトルも、モートの頭の中を表現していると考えると上手いな、と思いますし。

この手のストーリーは、「共犯者」という浅野温子、三上博史が主演した日テレのドラマを連想しました。あのドラマを観た時は全然気付かなくて、???なままドラマを観続けた記憶があります。なんて素直なんでしょう、私(笑)
「インファナル・アフェア3 終極無間」のラウも、妄想入ってる系の役だったので、それもちょっと連想しました。たぶん、私が知らないだけで、この手の映画はたくさんあるんでしょうね。

印象に残ったのは、車を崖から落とすシーン。モートの腕時計がひっかかった時は、ドキドキして観てました。これ、使えるわ、と思ったり(笑)車の中からモートの腕時計が発見されて、後で、殺人犯として追及されるキッカケになるのかなと深読みしましたが、ただの深読みでした(笑)
あと、「SHOOTER」→「SHOOT HER」には、笑いました(笑)笑う所じゃないんでしょうけど。
モートが完全に狂っちゃった時の、ジョニーの表情はいいですね。ファンの人はああいうのが好きなんだろうな~と思いながら観てました。
ラストの花壇にある、とうもろこしの根元を地下に潜ってカメラが追うシーンがあって、未公開シーンでは、下に二人の死体が埋まっているのが映りますが、本編では死体は映りません。私はカットして正解だと思いました。あれは観客が想像した方が面白い。そして、モートがとうもろこしをガブリ。ああいうラスト、個人的に好みです(笑)

暗いストーリーなので、ジョニ-ファンも受け入れられない方がいるのかもしれませんが、登場人物少ないし、ジョニーがたくさん観られる、という点ではファン向きの映画なのかも?
ちなみにジョニーはこの映画で、容姿が普通なので、「チャーリーとチョコレート工場」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」とのギャップがありますが、私には相変わらず「チャーリー~」が本当のジョニーという認識のままです(笑)

ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女(ジャパン・プレミア試写会)

2006-02-17 21:49:11 | 映画(な行)
ウィリアム・モーズリ-、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、ティルダ・スウィントン出演。声の出演:リーアム・ニーソン。アンドリュー・アダムスン監督作品。

公式サイト

第二次世界大戦下のイギリス。ペベンシー家の子どもたち、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人は、ロンドンの空襲を逃れ、田舎のカーク教授のもとに預けられる。古くて広い教授の屋敷を探索していた末っ子のルーシーは、空き部屋で大きな衣装だんすを見つけ、何かに導かれるようにその奥へと進んでいく。そして、ふと気づくとルーシーは雪に覆われた森の中に立っていた。そこは、言葉を話す不思議な生きものたちが暮らす魔法の国“ナルニア”。偉大な王アスランが作った美しいこの国は、冷酷な白い魔女によって100年もの間冬の世界に閉じ込められていた。ナルニアの住人たちはひたすらにアスランの帰還を祈り続けていた。やがてペベンシー家の4人の幼き子どもたちは、この国の運命が自分たちの手に託されたことを知るのだった…。(allcinema onlineより)

ジャパン・プレミア試写会に行ってきました。日本武道館で映画を観るのは初めてでした。いやぁ、肩が懲りました(苦笑)。やっぱり映画は映画館で観るもんだよ・・・。
画像は武道館正面です。
14:30からチケットの引き換えという事でしたが、普通に仕事を終えてから行ったので、2階席の後ろから数えた方が早い列でした。遠い席であることは覚悟してましたが、スクリーンはデカくて、字幕もよく見えたし、音響もまぁまぁだったのでそれは大丈夫でした。けれど、武道館に行った事がある方は分かると思いますが、椅子が硬いし、武道館で2時間とか座り続けた事は皆無なので(笑)、お尻が痛かった・・・
しかも、近くの席に映画が始まる前からずっとしゃべり続けていたちょっとイッちゃってる女子高生が近くに座っていて、案の定、映画が始まってもしゃべり続け、大迷惑でした。周りの人達もジロジロと非難の目を向けていたようですが、絡まれるのが嫌なので、注意はしていなかったようですね。私は彼女たちより前の席だったので、自分の席からもっと遠い位置に座っているのかと思っていたのですが、終わってみると思っていたより近くに座っていたようでした。でも注意するのって勇気がいるよね・・・金払って観てたら注意するか、もしくは劇場の人を呼んでくるかもしれない。それくらい迷惑でした。映画が始まったとたんにお菓子(?)を食べ始めるし、ゴミは全て置いていくし・・・ロクな大人になりませんね、あれじゃ。
と、長々と愚痴を書いた所で(苦笑)、ジャパン・プレミアの舞台挨拶の様子ですが、今朝のめざましTVで報道されていたように、舞台挨拶の前に芸能関係者がアリーナ席のレッドカーペットを歩きました。しかし、拍手がまばら(爆)正直、あんまり興味がなかった・・・
でも、大魔人佐々木とエノカナ夫婦が来たのにはびっくりした。マスコミの前に出てくるきっかけを待ってたのかしらね・・・。個人的には特に好きな人は来なかったので、時間だけかかって、帰りが遅くなり、ちょっと嫌でした(関係者の方、ごめんなさい)。
タッキーが来てるという噂があったんですが、レッドカーペットは歩きませんでしたね~。
舞台挨拶はTV報道にもあったように、大地真央さんが宙に浮いたり(笑)、ジョージー・ヘンリーちゃんが覚えたての日本語のコメントを忘れて泣いてしまったりしていました。ジョージーちゃん可愛い!!一番年下なのに、日本語を覚えてコメントを言おうとしてくれただけでもかなり好感度アップですよ。

さて、やっと映画について触れますが(いつも通り、前置きが長いな)。
私は原作を読んだことがありません。一緒に観に行った友人は子どもの頃、原作を読んだとの事でとても楽しみにしているようでした。実は私は映画化を知った時に初めてタイトルを知ったくらいで、本当に何の知識もありませんでした。かなり有名なようですね。私、「指輪物語」も知らなかったくらいだからなぁ(苦笑)。
原作が好きな人は、映像化して見るとイメージが違ったりして、受け付けない人もいるでしょうね。その点、私は真っさらな気持ちで観る事が出来ました。

予想通り、映像は凄いです。さすがハリウッド、そしてディズニーという感じです。CGにもお金かかってそうです。ライオンの鬣の質感とか素晴らしいし、動物たちもほとんどCGなんでしょうか?ビーバーがとても可愛かったです。白い魔女の城の外観もCGだと思いますが、やっぱり綺麗です。形がディズニーランドのシンデレラ城の氷版みたいな感じでした。

主役の子どもたち4人はオーディションで選ばれたそうですが、末っ子のジョージーがやはり一番いいなと思いました。表情がとても可愛いです。演技もなかなかだと思いました。魔女役のティルダ・スウィントンは、「コンスタンティン」で天使ガブリエル(ハーフ・ブリード)役をやった女優さんです。なかなか迫力ありましたよ。

以下、ストーリーに触れますので、ネタばれ嫌な方はご注意願います。

私はほとんどストーリーを知らなかったので、「アスランって誰だろう~♪」と観てて、普通にサプライズでした(笑)。なるほど~それでタイトルが「ライオンと魔女なのか~」と。気付けよって感じですけど。こういう風に普通に驚ける自分も好きだったり(大笑)。
ストーリーとしては、疎開先の屋敷の空き部屋にある衣装タンスを扉を開けたら、奥がナルニア国に繋がっていて、100年間白い魔女によって冬に閉ざされたこの国を兄弟姉妹4人が救う、というものです。ファンタジーなので、このありえないストーリーに乗れるかどうかが、この映画を受け入れられるか否かにかかっていると思います。
戦闘シーンはなかなか迫力があって、観ていて肩に力が入り、気が付くと、手を強く握ってたりしました(笑)。ただその他のシーンがややダラ~とした印象を受けました。でもこの映画は子ども向けというのが大いにあると思うので、たぶん、これくらいがちょうど良いのだと思います。
途中でアスランが死んでしまい、どうするんだろ~と思って観ていたら、生き返ったので、「はい??」とは思いましたが、ファンタジーなので、文句を言うわけにも行かず(苦笑)。なんかその生き返り方ちょっと・・・と思うということは、そこまで映画の世界の入り込めなかったということなのかもしれませんね。
なので、ストーリーうんぬんよりも、映像が綺麗だったね、という印象が残った映画でした。
次回作を撮ることが決定しているらしいですが、今回のはまだ序章って感じなので、次からの方がストーリー的には面白くなるんじゃないでしょうか。
ちなみに私は「ロード・オブ・ザ・リング」の方が面白いと思いましたね・・・

忘れえぬ想い

2006-02-16 13:05:04 | 映画(わ行)
セシリア・チャン、ラウ・チンワン、原島大地、ルイス・クー出演。イー・トンシン監督作品。

シウワイ(セシリア・チャン)の婚約者マン(ルイス・クー)は、香港の庶民の足として親しまれているミニバスの運転手。ある日、そのマンが突然の事故で死んでしまう。悲嘆に暮れるシウワイだったが、マンの連れ子のロロ(原島大地)を見捨てるわけにもいかず、自分の手で育てる決心をする。彼女はミニバスを修理して運転手として働き出すものの、慣れない仕事で思い通りに行くわけもなく、生活は困難を極める。そんなシウワイを見かねて、マンの同僚だったファイ(ラウ・チンワン)が手を差しのべる。いつしかファイに心の安らぎを感じ始めるシウワイだったが、気丈でありたいとつい意地を張ってしまう…。(allcinema onlineより)

公式サイト

2003年香港で公開された映画がなぜ今?と考えると、「PROMISE」効果なんでしょうか?水曜1000円の日とはいえ、正直、あまり人は入らないんじゃないかと思っていたのですが(公開してから12日経ってるし)、最終の回でしたが、ほぼ埋まってましたよ。(狭いですけどね)
でも、同じシアターNで上映されている「ホテル・ルワンダ」がもっと凄いことになってました。全上映回全て満席、その上立ち見まで出てました。観客は若い人が多かったようです。学生じゃないかなという人をたくさん見かけました。
あの盛況ぶりを見ると、「ホテル・ルワンダ」見なきゃいけないような気がしてきます(笑)
まだしばらく上映するんでしょうかね?けど、水曜日に見ようとしたら、仕事終わって駆けつけても座って観る事が出来なさそうです。公開前から話題の映画なので観てみたいとは思うんですが・・・
「忘れえぬ想い」とは関係ない話になってしまいました(汗)。

この間、同じイー・トンシン監督、ラウ・チンワン出演の「つきせぬ想い」を観ました。王道を行くラブストーリーで、私にはちょっとベタ過ぎて、うーん・・・という感じでしたが、この「忘れえぬ想い」はとても良かったです。先に「つきせぬ想い」を観ておいて良かったです。「つきせぬ想い」の評価がもっと下がってたかも(笑)。
観終わってから、パンフレットを買ってしまいました。この間「ブレイキング・ニュース」の時も勢いでパンフレットを買ってしまい・・・シアターNはついパンフレットを買ってしまう劇場なのか(笑)。
そうそう、毎週水曜日のラストの回、先着30名にポストカードプレゼント、と公式サイトに書かれていたので、もらえるのかと思って受付で聞いたら、ポカーンとされ、「それは前売りです」と言われました。前売券じゃなきゃダメなのか、そんな事公式に書いてなかったよ~と思ったけど、その時は引き下がりました。ところが開場して席に座っていたら、係のお兄さんがポストカード配ってて、「もらえるんですか?」と聞いたら、「先着30名までで、チケットの裏の番号見せて下さい」と言われました。受付の人の話はなんだったんだ・・・
無事、ポストカードをゲットしました。画像がそれです。・・・・・・セシがいない(爆)

この映画はセシリア・チャンのために作られた映画だそうですね。確かにこの映画、セシに尽きます。セシが出演している映画で一番最近観たのは「ワンナイトインモンコック」。「少林サッカー」は観てますが、セシを観たという記憶が一切ありません(苦笑)。「東京攻略」もあんまり印象にないです・・・「星願 あなたにもういちど」が好評なようなので、今度観てみたいと思います。
「ワンナイト~」でのインタビューの印象が強かったのか、よくしゃべるチャキチャキした女性というイメージがありましたが、この映画では、強がってはいるものの、弱い女の子で、力の抜けたしゃべり方(いい意味で)が印象に残りました。演技も自然で、上手いです。すんなり感情移入できました。ラストの「ちょっとだけ好き」と言った時の笑顔がとっても可愛い。観ていて一緒にニコニコしてしまいました(笑)。
監督に言われて、すっぴんだったという事でしたが、ファンデは塗っていないかもしれませんが、眉毛かいてるなような気がしたし、口紅も塗ってませんか?もちろん派手なメイクはしてませんが、とても綺麗です。元が良いからですね。羨ましい(笑)。時々、常盤貴子に見えました。髪形と、小柄な体型のせいでしょうか。髪型だけなら私もセシに似てるんですけど(爆)。

セシの相手役のラウ・チンワン。劇場初ラウ・チンワンです!落ち着いた演技で、安定感がありますね。コメディではないので、ラウ・チンワンの笑えるシーンというのはあまりなくて残念でしたが、子役の原島大地くんと一緒にいる時の演技がとても良かった。プライベートでは子どもはいないそうですが、子どもの扱い(抱っこも含め)に非常に慣れている感じがしました。甥とか姪とかがいるのかな?いいなぁ。あんなパパ素敵(笑)。

原島大地くんは、日本人で香港で活躍している子役だそうです。お父さんが日本人、お母さんが中国人のハーフ。おかっぱの髪型が可愛い。演技も自然だし、ラウ・チンワンといる時、とても楽しそうでした。
ルイス・クーは、初めて観ました。名前はあちこちで聞いていたので、どんな人なんだろうと思っていたのですが、イケメンですねぇ。ラウ・チンワンよりイケメンです(ごめん)。あまりたくさん出ていなかったので、演技がどうのという事は言えませんが、雰囲気はいい感じでしたね。

以下、ストーリーに触れますので、知りたくない方はご注意願います。

ラブストーリーではありますが、自分の力で婚約者の子どもを育てようと気丈に頑張るシウワイに感情移入したので、全然OKでした。ファイも、シウワイに対して恋愛感情がなければ、あそこまで面倒みたりしないだろうとは思いますが、それをあからさまに出したりしないので、非常に好感が持てました。子どもがいた、というのが大きいですね。私は子どもに泣かれるのが弱くて、生活に困窮したシウワイが児童福祉施設にロロを連れて行くシーンが一番泣けました。「いい子にするから、僕を捨てないで」とか言われたら、私でも育てちゃうかもしれない(笑)。
ラストの方で、ファイに妻子がいたことが明らかになりますが、ちょっととっぴな気もしました。賭博の話題はバスの詰め所でパラパラ出てはいましたが・・・あんな面倒見がいい人が賭博でバスを4台失ったとは考えにくいです(苦笑)。

イー・トンシン監督の最新作は「早熟」でしたっけ?日本公開はあるのでしょうか・・・
イー・トンシンファンとしては、ぜひぜひ公開して欲しいです。


追記:本日、ラウ・チンワン氏、お誕生日だそうです。
おめでとうございます!

日本インターネット映画大賞2005発表

2006-02-15 11:48:54 | 本・雑誌、その他雑記
主催者の方からコメント頂きまして、初めて参加しました。
その時の記事はこちら

2月上旬に発表との事で昨日見てみたら発表になっていました。
結果はこちら

投票者数が106人という事でかなり小規模であるがゆえに、投票結果が全て出てしまっているという怖さが(爆)。自分の投票が客観的かどうかと言われると、ねぇ・・・困ってしまったりするワケなんで(^^;
でもまぁ結果を観ると楽しいですね。
さて、私の投票結果の反映がどれくらいあったかのか分析してみました。

まずは日本映画。
作品賞では1位「ALLWAYS三丁目の夕日」6位「サマータイムマシーン・ブルース」が10位以内にランクイン。
15位「亡国のイージス」45位「下妻物語」62位「誰も知らない」がランクインでした。
「下妻物語」「誰も知らない」は公開から時間が経過してますので、この順位でも納得です。15位の「亡国のイージス」がちょっと残念ですが、私の投票と点数には多分にひいきが入っていることは否めませんので、こんなもんか(苦笑)。

監督賞では1位に山崎貴監督が選ばれました。やった!でも井筒監督と同位なんだ・・・・・・
「パッチギ!」は未見です。評判がいいので、観たいとちょっとだけ思うのですが、井筒監督の人柄がどうにも受け付けません。なんで他人の映画をけなす必要があるのか・・・。同じ映画人ならば、一つの映画を作るのがどれだけ大変なのか分かっているはずなのに、(だからこそかもしれないけど)公共の場で他の映画をけなすなんて・・・性格に問題アリだと思います。黙って映画撮ってろよ、と言いたくなります。個人的な意見なのでスルーして下さいね(笑)。
3位の内田けんじ監督の「運命じゃない人」は気になっている映画です。まだDVD出てないよね?シナリオは読みましたが、面白そうでした。

監督賞の1位はオダギリジョーさん。出演作品数が多いことに驚きますね。1票差で堤真一さん。惜しい!!私が投票した真田広之さんは7位でした。

主演女優賞の1位は中島美嘉さん。うーん・・・・・・「NANA」は観に行きましたよ。うーん、コメントに困る(苦笑)

助演男優賞の1位は堤真一さん。文句なしですね。私が投票した中井貴一さんは7位。7位ったって、2票なんですけど(笑)私以外にも投票した人がいたって事で。

助演女優賞の1位は薬師丸ひろ子さん。これも文句なしですね。

新人賞の1位は堀北真希さん。「ALLWAYS~」での演技は良かったですよ。7位に勝地涼くんが入っているのも嬉しいです。「亡国のイージス」での如月行役が評価されましたね。私の投票した須賀健太くんは2票を獲得し、9位でした。私以外にも1票入ってる!(笑)

投票者数ランキング1位はダントツで「ALLWAYS三丁目の夕日」でした。納得。

思い入れ度ベストワンというのもあって、1位が「火火 ひび」でした。これも未見ですが、シナリオは読んでます。なかなか良さそうです。DVDが出たら観たいです。

次は外国映画。
作品賞は1位が「ミリオンダラー・ベイビー」つい先日観たばかりです。でもって私は微妙だったのですが・・・ダントツですねぇ。10位までで私が投票したのは「チャーリーとチョコレート工場」のみでした。ま、私の投票は偏りすぎなので・・・(笑)3位の「オペラ座の怪人」もなかなか良かったです。
それ以外では、17位に「インファナル・アフェア3 終極無間」44位に「ベルベット・レイン」51位に「インファナル・アフェア」116位に「ザ・ミッション/非情の掟」145位に「ダブルタップ」でした。「ザ・ミッション~」と「ダブルタップ」は私の投票のみ(爆)ま、いいってことよ。

監督賞の1位はダントツでクリント・イーストウッド監督。私が投票したアンドリュー・ラウ監督は11位で2票でした。他にはキム・ギドク監督が7位で4票を獲得してます。ジョニー・トウ監督は20位で1票でした。

主演男優賞の1位はジョニー・デップ。人気がそのまんま反映されてますね。もちろん、「チャーリーと~」のジョニー・デップの演技、私も好きでしたよ。当然私はトニー・レオンに・・・1票でした(笑)アンディ・ラウが14位で2票獲得。ジェット・リーも同じく2票獲得。チャウ・シンチーも1票獲得してます。

主演女優賞の1位はヒラリー・スワンクでした。チャン・ツィイーが11位で3票獲得。16位でコン・リーが2票獲得。マギー・チャンが1票獲得してます。

助演男優賞の1位はモーガン・フリーマン。これは文句なしですね。他には6位でアンソニー・ウォンが4票獲得してます。10位でニコラス・ツェーとスン・ホンレイが2票獲得。スン・ホンレイは「セブンソード」に出てるそうですが、どの人だっけ・・・(苦笑)
私が投票したアレックス・フォンは15位で1票。私だけ(笑)他に1票獲得は、エディソン・チャン、ジャッキー・チュン、ショーン・ユーなどでした。

助演女優賞の1位はダコタ・ファニング。ああそうかって感じ(笑)。宇宙戦争は観てないんですけど、「ハイドアンドシーク」ではなかなかの演技でした。10位にコン・リーが2票獲得でランクイン。チャーリー・ヤンも2票獲得。18位でカリーナ・ラウが1票獲得です。

新人賞の1位はカタリーナ・サンディノ・モレノ。分からないです(汗)。3位に3票獲得でジェイ・チョウ。6位に2票でウォン・ジンポー監督などです。

投票者ランキング1位は「ミリオンダラー・ベイビー」でした。

思い入れ度ベストワン1位は「エレニの旅」知りません。面白いんですかね?上映が小規模だったので作品賞ではそれほどでもないんですが、投票者の思い入れは強いようです。頭にとめておきます。

外国映画はやはりハリウッドが強いですね。

「ALLWAYS三丁目の夕日」、DVDを買う事はないと思いますが、レンタルでもう一度観たいなとは思います。

きみに読む物語

2006-02-14 09:48:56 | 映画(か行)
ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョーン・アレン、ジェームズ・マースデン出演。ニック・カサヴェテス監督作品。

とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。(allcinema onlineより)

公開当時話題になってましたね。いい映画だ、と。流行の泣く映画なのかな?と思いましたが、DVDなら観てみようと思い借りました。

以下、ネタばれも含みます。

ストーリーとしては、私の苦手なラブストーリーなんですが、若い二人の恋が、観てみてとてもキュート。私の方がニコニコしてしまうような。40年代という事で身分の差で別れが訪れたりして、何も目新しい事はないんですが、飽きませません。ハリウッド映画は、こういうの、上手いんだよね・・・。構成がしっかりしてるんだと思います。あと、主役のアリー役の子がとても綺麗&可愛い。この子がほんとにおてんばなお嬢様を上手く演じているので、観ていて嫌な感じがしません。
婚約者のロンとノアのどちらかを選ぶ時は、案外アッサリしてるなとは思いましたが、この映画の焦点はそこではなく、二人の老夫婦でした。
もう観ている途中から展開は分かってしまうのですが、分かっていても涙が出てしまいますね。
若い二人が湖(?)でデートした時、湖に凄い数の白鳥がいて、印象に残りました。

別に泣けたからいい映画だったと思ったわけではないですが、後味も悪くないステキな映画でした。

が、原作ファンには不評のようですね(笑)。アリーが婚約者ロンとノアのどちらを選ぶかという所がアッサリし過ぎているようで。やっぱりね、という感じではありますが。
原作はもっと感動できるそうです。興味がある方は読んでみるといいかも。
私はたぶん読まない(笑)。

あ、それからこの邦題、なかなか良いと思いました。原題は「The Notebook」。日本語にしてしまうとちょっと味気ないですよね。