Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

この胸いっぱいの愛を

2006-04-30 20:55:26 | 映画(か行)
伊藤英明、ミムラ、勝地涼、富岡涼、宮藤宮九郎、吉行和子、愛川欽也出演。塩田昭彦監督作品。

2006年、百貨店に勤める鈴谷比呂志は、出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れた。そこで郷愁に浸る比呂志だったが、その時ふと一人の少年に出くわす。彼はなんと、“ヒロ”と呼ばれていた20年前の自分だった。比呂志は知らぬ間に1986年にタイムスリップしていたのだった。そしてある出来事がきっかけで、比呂志は祖母の旅館でヒロと奇妙な共同生活を始めることに。そんなある日、彼は憧れの女性“和美姉ちゃん”と再会する。難病を患いながらも手術を拒否してこの世を去ってしまった彼女を、今なら救えるかも知れないと考える比呂志。一方、比呂志と同じ飛行機に乗り合わせた3人の男女も同様にタイムスリップしていた。彼らもまた、20年前のこの時代にそれぞれある思いを残していたのだった。(allcinema onlineより)

冒頭からあまりテンポが良くないなぁと思いながら観ていたのですが、比呂志が突然、旅館に現れたシーンを観て、飛行機から旅館まではどーなっとんじゃ、と普通に不満ブツブツで観てて、あとでオチが分かった時、は~なるほどね……だから見せられなかったのね(苦笑)と思いました。
上にも書きましたが、前半はあまりテンポが良くないように感じましたが、途中からはグっと良くなった気がしました。

以下、ネタばれ含みます。

比呂志が実は飛行機事故で亡くなっていたという事が分かってからは、面白くなりました。ただ過去を変えるのは、どうなのよと思いましたけど(笑)。
事故で行方不明になった人の最後の遺体が発見されたというラジオのニュースのシーンはなぜか後味が悪いなぁ…と思いながら観てしまいました。
かなり泣いたのですが、観終わって考えてみると、うーん、どこかで観た映画を足して割ったような感じがしなくもない(苦笑)。

伊藤英明くんと子役の富岡涼くんのコンビが結構いい感じだったなぁと思いました。富岡くん可愛い。
勝地涼くんは、思っていたより出演シーンが多かったです。が、チンピラ役の似合わないこと……(笑)
彼はもっと違う役が観てみたいですねぇ。この間の「恋するハニカミ」すごくかっこよかったですよ~~
高校生をカツアゲしていて、ジャンプさせるシーンを観て「キッズ・リターン」を思い出しました(爆)
クドカンは……見せ場が1シーンしかなかったけど……あれで良いの?(苦笑)なんか微妙でした。

ツッコミ所が多々あったような気もしますが、泣きたい人にはお薦めじゃないでしょうか。
私的にはラストシーン(みんなが幸せそうなやつ)はいらないです。ハイ。

陽気なギャングが地球を回す(試写会)

2006-04-29 23:38:18 | 映画(や行)
大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市、大倉孝二、加藤ローサ出演。前田哲監督作品。

銀行での爆弾騒動の現場に偶然居合わせた4人の男女。なぜか他人の嘘を確実に見破ってしまう男・成瀬(大沢たかお)、どこまでも正確な時を刻む体内時計を持つ女・雪子(鈴木京香)、生まれついてのスリの天才・久遠(松田翔太)、ヘ理屈を駆使する演説の達人・響野(佐藤浩市)。風変わりな才能を持った彼らは、成り行きから爆弾事件を阻止したことで、図らずも4人が組めば自分たちの特異な才能が活かせることに気づく。かくして4人は銀行強盗チームを結成、抜群のコンビネーションで次々と成功を収めていくのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

人気ミステリー作家・伊坂幸太郎の同名ベストセラーを映画化だそうです。
当然(苦笑)、原作は未読。でも出演者の名前見ただけで、面白そう、と期待してしまいます。
冒頭のカーチェイスからありえないシチュエーション連発で、CGバリバリ、かなり漫画チックでした。が、テンポがいいし、なかなか面白いかも!と思いながら見ました。
ただ、ミステリーという割りには、途中から謎の部分がミエミエで、なんで彼ら4人が気付かないのか不思議~という感じでしたが……
そして、ラストの部分が回想というか、キュルキュルと映像が逆戻りしてタネ明かしみたいな感じのシーンがいくつもあって、逆に分かりにくい(苦笑)。
見終わった後に、で、結局どうだったんだ?と思っちゃいました。
原作ではどうなってるんだろう?
終わった後に、後ろの席に座っていた女性が「原作と全然違う~」と言ってましたが…その違うというのは、恋愛パートの部分のようでしたが。

ただ出演者はやっぱりいいですね。大沢たかお、佐藤浩市のベテラン、紅一点の鈴木京香、ヤングな(笑)松田翔太。
松田翔太は、お兄ちゃんの龍平よりも好きかもしれない~。この映画のキャラ、なかなか好きでした。
佐藤浩市の早口にしゃべる演説の達人が面白かったなぁ。もうちょっとじっくり聞いてみたかったけど。
加藤ローサちゃんは、佐藤浩市の奥さん役で、実年齢よりも上の役だったと思いますが、ローサちゃんがこの役をやる意味がイマイチよく分からない。可愛かったですけどね。出番は少ないですが。

それぞれのキャラに個性があるので、もうちょっと面白く撮れたような気がしなくもない(苦笑)。つまらないわけではないけど、もう少し上を期待しちゃってました。原作とか漫画の方が面白そうだなぁ。


デュエリスト(鑑賞2回目)

2006-04-27 11:59:45 | 映画(た行)
今回は劇場で観て来ました。
「デュエリスト ジャパン・プレミア試写会」のレビューはこちら

前回、ジャパン・プレミア試写会で観た時は、あまりに席が良すぎた(苦笑)ため、非常に見辛かったので、劇場に観に行こう!と決めてました。が、あまり評判がよろしくなく・・・・・・ちょっと気持ちがくじけそうになりましたが、頑張って行って来ました。
今回の席は前回とは真逆で非常に観やすい席でした。座った瞬間ワクワクしてしまった(笑)。前回は2列目(プレスが1列目なので実質1列目)のど真ん中だったのですが、今回は後ろから2列目のど真ん中でした。
前回観た時、ストーリーが分かりづらかったので、観に行く前に、ココを読んで、ストーリーをしっかり把握する事にしました(笑)。

結果として、ちゃんとストーリーに入り込むことが出来て、ナムスンに感情移入し、泣いてしまいました!この間「いま、会いにゆきます」を観た時のように、ダァーダァーと涙を流したわけではありませんでしたが、ナムスンが“悲しい目”への想いに葛藤するシーンで泣けました。思っていたよりもすんなり共感したので、自分でもびっくり(笑)。
観終わって、家に帰り着くまでずっと、映画を観た時の気持ちが残っていて、しんみりしてました。
それで思ったのですが、大泣きしてしまう映画より、あまり泣かないけど、グっと来る映画の方が強い印象を残すのかなぁと。あまり泣いてしまうと逆にスッキリしちゃうんですよね(笑)。
2回目という事もあって、敵味方の区別も前回より出来ました(笑)。ナムスンの仲間の顔を意識的に覚えたので。従事官の顔とかね(笑)。
ただ、やっぱりよく分からないシーンもありました。これって何の意味があるんだろう??というシーンとか。シーンが飛んでいるように感じたり、アンもナムスンも取り囲まれた後のシーンで何事もなかったかのように、出てきてるので、さっきのはどうなったんだろう?取り囲んだ人たちは敵?味方??と混乱したり。
まぁでも、ストーリーがちょっと分かりづらかったとしても、映像が自分の好みならば、ウォン・カーウァイ映画がOKな私には、大した問題ではないです(爆)。

カン・ドンウォンの目はやっぱり良かったですね~。見入ってしまいました。剣の舞もタッパがあるし、見栄えがしますね。ただ剣の舞の時の音楽が・・・・・・以前やっていた番組「おしゃれ関係」で手紙を朗読する時の音楽に似てて、プッと吹きだしそうに(苦笑)。
“悲しい目”の心の動きは、行動と表情とセリフで少しだけ垣間見える感じで、しかも最期まで名前が分からなかったので、彼のキャラをイマイチつかみ切れない感じはしましたが、それも狙いのようなので、仕方がないですね。もう少し伝わってくれば、もっと感動したような気もしますが・・・・・・

“悲しい目”とアン、ナムスンの追いかけっこ(違)の時に出てくる布がヒラヒラしているシーンを見ると「HERO」の秦王と残剣の闘いを思い出したり、“悲しい目”が冒頭で闘うシーンのスローモーションを観ると、「楽園の瑕」での西毒と東邪の闘いなどを思い出しました。山は爆発しないですけど(爆)。
でも舞うように闘うシーンとしては、この映画が一番美しいんじゃないかなぁ。
あと、音楽もなかなか良いです。いかにも、な感じはありますが、そこは乗ってあげることにして(笑)。ラストの夢、または妄想の闘うシーンでは、なぜか涙がこぼれましたが、多分に音楽によって、心を揺さぶられたような気がしました。映画が終わってからもずっとあの音楽が頭から離れず、サントラ出てるのかな・・・と探してしまいました。
明日、日本版が発売予定だそうです。画像はサントラのジャケットです。
「亡国のイージス」のサントラも、ウォン・カーウァイ映画のサントラも買ってないのに(全部レンタル・苦笑)、この映画のサントラ買うのか??と自問自答中・・・・・・
映画はもう観に行かないけど、DVD欲しいなぁ・・・とかちょこっと思ったりして。発売時期になったら、また考えます。
主演二人のファンではないけれど、映画としては、かなり好きです。たとえ世間が酷評しようとも~♪。
世間が酷評した「楽園の瑕」や「RED SHADOW 赤影」が大好きな私ですから、へっちゃらです(笑)。

あ、ところで、全国限定30000枚のクリアファイル、私が行った映画館にはまだあって、もらってきました・・・・・・・。時間が遅めだったせいか、客も少なかったなぁ。

間宮兄弟(試写会)

2006-04-26 11:24:01 | 映画(ま行)
佐々木蔵之介、塚地武雄、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂出演。森田芳光監督作品。

兄・明信と弟・徹信の間宮兄弟は、マンションで2人暮らし。一緒にご飯を食べ、野球観戦で熱くなり、ビデオを観ては涙する。もういい大人の2人だけれど、仲の良さは子供の頃と全く同じ。いや、むしろ人生を共にしてきた太い絆の分だけ、さらに仲良くなっているかも。ある日、彼らは行きつけのレンタル屋さんの店員、直美ちゃんと、徹信の務める小学校の依子先生を誘ってカレーパーティーを開くことを決意。頑張って彼女たちに声をかけるのだった。(goo映画より)

公式サイト

くすくすと笑える映画でした。観てから1日経ってみて、どんなシーンが面白かったんだっけ?と思い出そうとしたんですが、なぜか思い出せません(笑)。何気ないシーンに笑ったような気がします。二人が一緒に何かしているシーンは好きでしたね。反省会とか(笑)。
観に行く前に会社PCで予告を観たのですが、会社なので音なし(笑)。でも面白かった。予告の方が面白いかも?(笑)。
ストーリーは特に大きな事件が起こるわけでもなく淡々と進みます。間宮兄弟の仲の良さや、彼らのほんのりした恋愛模様(のようなもの)が描かれています。
佐々木蔵之介さんと塚地さんのコンビはなかなか息が合ってましたね。ただ二人の魅力が私にはあんまり伝わってこなかったような・・・・・・いや、二人ともいい人なんですけど。
常盤貴子さんと沢尻エリカちゃんは、同じスターダストの女優さんですけど、新旧の取り合わせなんでしょうか?(笑)。浴衣姿とかはとっても可愛いです。チラっと見せる太ももとか(爆)
中島みゆきは間宮兄弟の母親役でしたが、いくらなんでも若すぎるでしょ~と思って、調べてみたら、中島みゆきの年齢にびっくりしました・・・・・・。40代かと思ってた。それは昔の話かー。自分も年取るはずだ・・・(苦笑)。ま、それにしたって、若い母親なんですけどね。蔵さんはこの映画の中で実際の年齢よりも少し若い設定なのかなと思いますし。
中島みゆきのあの変わったしゃべり方が映画に合ってましたねぇ(笑)。

ストーリーが淡々と進むのはいいんですが、あまり意味のないシーンがあったような気がします。兄の明信はビール工場に勤めてますが、そのシーンが多すぎるような気がしました。ストーリーに特に必要じゃないような・・・。明信の日常を描くというつもりなのかもしれまんせんが、観てても別に面白くないです。
徹信は小学校の用務員をしてましたが、学校でのシーンもいらないとは思いませんが、なんか間延びしてたような気がしました。
戸田菜穂さんとの塚ちゃんのベンチでのシーン。あれちょっと可哀想だったなぁ(苦笑)。そこまで言わんでも・・・と思っちゃったり。

1日経ってレビューを書いてみると、なんだかテンション低いなぁ。昨夜が高すぎたのかぁ(笑)。

というのも、昨日、上映が終わった後、急遽、スペシャルゲストが登場し、舞台挨拶があったのです。
スペシャルゲストは森田芳光監督と佐々木蔵之介さん。二人ともラフな格好でした。上映後だったので、客からの質問も受け付けてくれたのですが、内々のシークレット舞台挨拶なので、客のためのマイクが用意できないと司会者が言ったら、「僕が行きます」と蔵さんが客席を走り回ってくれました。いい人だ(笑)。舞台から遠い席にもちゃんとマイクを持ってきてくれましたよ。
質問したら、蔵さんが近くで観れる!(相変わらずミーハーだ)と思ったのですが、質問が思いつかない(笑)。私が座っていた席の方は手を挙げた人がいなかったので、きっと挙げたら来てくれただろうなぁと思いながら帰途につきました(笑)。
この舞台挨拶の様子は公式ブログに載ってます。
間宮兄弟公式ブログ
写真ちっちゃぁい(笑)。

森田芳光監督は、結構映画を撮っていますが、評判の良い映画とそうじゃない映画の差が激しいですねぇ(苦笑)。森田監督というと思い出すのが、「そろばんずく」という映画。とんねるずと安田成美が共演した映画で、当時、映画館に観に行きました。
が、今ではすっかりストーリーは忘れました。ただなんだかハチャメチャでよく分からなかったという記憶が・・・・・・。
故・松田優作が出演した「家族ゲーム」という映画は有名ですね。むかーしTV放映で観たような記憶がありますが、断片しか思い出せません。あれも変わった映画でしたよねぇ。「模倣犯」も映画館に見に行ったのですが・・・・・・この映画の話はやめておきましょう・・・。

この映画の鑑賞券を、森田監督、佐々木蔵之介さん、塚地さんの直筆サイン入りで限定100枚で販売!と言われ、また観るかどうかも分からないのに買ってしまいました(笑)。そういうのに弱いんだよね・・・・・・
サイン入りチケットの画像はこっちのブログに載せました。

この映画の主題歌を歌っているRIP SLYMEの「Hey!Brother」が本日発売だそうです。
間宮兄弟がポエトリー・リーディングしているバージョンも収録されているそうです。ポエトリー・リーディングって(笑)。

ドミノ

2006-04-25 11:54:29 | 映画(た行)
キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、ルーシー・リュー出演。トニー・スコット監督作品。

有名俳優の娘として生まれ、その美しさからモデル業も経験しながら、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)というアウトローな職業を選んだ実在の女性、ドミノの物語。1000万ドルを盗んだ犯人をつかまえようとするドミノと仲間たちの攻防に、FBI捜査官との尋問が重なり、彼女の過去の人生が明らかになっていく。ドミノ役、キーラ・ナイトレイが、それまでのイメージを一変。銃を撃ち、ヌンチャクを振り回すなど激しいアクションもこなしている。(amazonレビューより)

あまり評判の良い噂を聞いていなかったのですが、なんとなく借りて見ました。
すっごく面白いという程ではありませんでしたが、キーラ・ナイトレイがなかなか魅力的でした。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の人と同じ~?と思うような悪くない演技だったと思います。
ミッキー・ロークが渋くて良かったです。ルーシー・リューは「キル・ビル」のイメージが強いので、大人しい役だなぁと思ってしまいました(笑)。
ストーリーはキーラ扮するドミノが警察で尋問を受けているシーンと、回想のシーンで進むのと、その回想シーンでは、話が複雑になっていたので、ちょっと分かりにくいですが、意図的にそうしているんだな~と思いながら観てました。最終的にはそんなに分かりにくい話ではありませんでした。
ドミノ・ハーヴェイは実在の人物で、自伝的な映画なわけですが、そのまま最初から話を追っていっても、あまり面白くないので、こういう構成になったのかなと思いました。
銃撃戦などもあり、ややグロいシーンもあるので、この手の映画が好きじゃないとちょっと受け付けない雰囲気の映画ですが、キーラ・ナイトレイが好きな人は観て損はないと思います。かっこよかったですよ。

実在のドミノ・ハーヴェイは映画公開直前に急死したそうですね。ご冥福を祈ります。

いま、会いにゆきます

2006-04-24 10:07:13 | 映画(あ行)
竹内結子、中村獅童、武井証、美山加恋、平岡祐太出演。土井裕泰監督作品。

梅雨が訪れたある日、6歳の息子と暮らす巧(中村獅童)の前に、病気で死んだ妻・澪(竹内結子)が現われた。澪は死ぬ前に、1年後の雨の季節に戻ってくると言い残していたのだった。巧たちは記憶を持たない彼女を迎え入れ、再び家族としての生活を過ごすのだが…。(amazonレビューより)

先週、TV放映をしていたのをビデオにとっておいて、観ました。子どもが出ているという点で、観たら泣く、というのは分かっていたので、敬遠していたのですが、やっぱり泣きました。せつなくて、悲しいけど、共感できるストーリーでした。
脚本が岡田恵和さんだったんですねー。原作は未読なので、脚本と構成が同じなのか違うのか分かりませんが、巧に過去を語らせる方法は意外としっくり来ていたような気がしました。
確かストーリーを以前に聞いた事があったようなんですが、観ている時はすっかり忘れていて、ラストでやっと思い出したので、その点良かったです。知っていても、きっと感動したと思いますが。
子どもが出てきたり、家族の絆の話はどうしても泣けてしまいます。どう見てもそんなにお金がかかってなさそうな映画なのに、かなりヒットしましたよね。みんなこの手の話しに飢えてるのかなぁ。

竹内結子さんは、苦手な女優さんですが、演技は自然でよかったですね。ただ巧役がなぜ中村獅童なのかが不思議です。別に中村獅童である必要がないような・・・・・・ミスマッチな感じが逆に良かったのでしょうか。ミスマッチとか言ったら、実際に結婚した二人に非常に失礼ですが(爆)。
子役の子は、可愛かったですが、演技が上手いとまでは思えませんでした。上手い子役を見過ぎなのかも(笑)
平岡祐太くんは、「NANA」でのあまりな演技にポカーンとし、「チェケラッチョ!!」で、なんだ普通に演技できるのか、と思ったわけですが、この映画ではまたヘタになってました(苦笑)。もちろん、この映画の方がずっと前なわけで、「スウィングガールズ」と同じくらいの時期のようですが、うーん、あの会話の間の悪さというか、わざとらしさはどうにも・・・・・・
松尾スズキさんがフツーの役で驚きました(笑)。ほんとにフツーだった。小日向文世さんもいいドクターでしたねぇ。
そう考えると悪い人が出てこない映画でした。

感動して、涙して、いい映画だったのですが、絶賛できない(しない)のは、私が単にひねくれているからだと思います(笑)。

キャッチ ア ウェーブ(試写会)

2006-04-22 22:13:17 | 映画(か行)
三浦春馬、竹中直人、加藤ローサ、木村了、濱田岳、坂口憲二出演。高橋伸之監督作品。

高校1年生の夏。大洋は、同級生の小林と田口とともに、湘南にある田口の別荘で夏を過ごそうとやってきた。ところが田口は、はしゃいでいるうちに鍵をなくしてしまう。一夜を浜辺で過ごした3人は、翌朝、全裸で倒れているオヤジを発見!そのオヤジ、デューク川原は、サーフィンショップのオーナーだった。デュークの店でバイトをしながら、サーフィンを教えてもらうことになった3人は、やがて、新しい体験や初めての恋に出会っていく。(goo映画より)

公式サイト

この間、「チェケラッチョ!!」という青春映画を観たばかりですが、今回は同じ青春映画でもサーフィンもの。
出演者は前者に比べると、知名度が低いですが、加藤ローサちゃんはこの「シムソンズ」を観て、いい感じだったので、楽しみでした。
後は、なんと言っても、竹中直人さんですね(笑)。きっとまた変な演技してるだろうと楽しみでした(笑)

観た後の友達の最初の一言が「もうちょっと…面白いかと思ってた」でした(汗)。私も同様の意見で…。
竹中直人さんがいなかったら、もっと辛い事になってましたね…。
何が面白くないのか、良く分からないのですが、普通に面白くなかったんですよね。途中で寝ちゃったし。
原作・脚本は現役高校生の豊田和真さんだそうです。
監督はTV版「ウォーターボーイズ」と「アンフェア」を演出した人です。どれも面白かったんだけどなぁ(苦笑)。

加藤ローサちゃんはサーフィンが得意という役でしたが、実際にサーフィンをやっているシーンでは首から下しか映らず…分かりやすすぎる~(笑)
可愛かったですけどねー。
竹中直人さんはやっぱりよく分からない面白さがありました(笑)。坂口憲二さんはサーフィンが出来るので、どんだけかっこよく映っているんだろうと思ったら、1回だけしかやっているシーンは出て来ませんでした…。あれ?
主役より目立ったらまずいからでしょうか(笑)
ラストで出て来たハワイの海、そして波がとっても綺麗でしたー。
せっかくなので、夏に公開すればいいのにーと思いましたが、いろんな事情で無理だったのでしょうか?
Def Techの曲は印象的で良かったです。

Mr.&Mrs.スミス

2006-04-21 10:58:21 | 映画(ま行)
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー出演。ダグ・リーマン監督作品。

運命的な出会いの末、電撃的に結婚したスミス夫妻。しかし、この2人には互いに相手に知られたくない秘密があった。実は、Mr.スミスは直感を頼りに修羅場をくぐり抜けてきた一流の殺し屋、一方のMrs.スミスも最新鋭のテクノロジーを駆使してミッションを遂行する暗殺エージェントのエースだったのだ。しかも2人は対立する組織に属していた。互いに正体を隠し結婚生活を送っていた2人だったが、ある時ついに、ミッション遂行中の現場でバッタリ出くわしてしまう。正体を知られてしまった以上、たとえ愛する人でも抹殺するのがこの世界の掟。さっそく2人は相手を始末すべく、壮絶な戦闘を開始するのだが…。(allcinema onlineより)

公開当時、観に行こうか、かなり迷って結局観に行かなかった作品でした。
この手の映画は映画館で観た方が楽しめるなぁというのが、DVDを観た後の感想。
アクション・コメディなので、銃撃戦などは迫力のある大画面で観た方が絶対に面白いですね。でもDVDで観た後だと、これに1000円とか1800円とか出すの嫌だなぁとか思ってしまうイケナイ私(苦笑)。
「コメディ」だからなんでしょうけど、全然アリティがないですねぇ(笑)。
倦怠期の夫婦が本性さらけ出して喧嘩をし、「雨降って地固まる」話しで、その喧嘩が“たまたま”お互いが殺し屋だったので、大げさになっちゃった~~みたいな印象が残ってしまいました(笑)。
それにストーリー展開が、ここまで予想通りに進む映画もあんまりないですよねぇ(苦笑)。
ブラピとアンジーが主役じゃなかったら観なかったな・・・・・・

とは言いつつ、それなりに楽しく観れました。アンジーはセクシーで魅力的ですねー。あれじゃ、ブラピが惚れるはずだわと思ったりして。
画面の中にブラピがいなくてもいいやと思うくらいでしたから(笑)。
家の中での銃撃戦は嫌というほどCMで観たので、そのシーンを待ってしまったせいか、そこに辿り着くまでの他のシーンがちょっとテンポ悪く感じてしまいました。
でも銃撃戦は面白かったので、まぁ良しとします。
ハリウッドらしい痛快娯楽映画でしたね。たぶん、しばらくしたら、内容を忘れてしまうと思いますが・・・・・・(苦笑)。

固有名詞バトン【トニー・レオン】

2006-04-21 10:19:04 | 本・雑誌、その他雑記
いつもお世話になっている「愛すべき映画たち」のmicchiiさんより固有名詞バトンをいただきました。ありがとうございます。
「ある特定の事柄について本人の思い入れを語る」というバトンだそうです。
私がいただいたお題は【トニー・レオン】です。

●PC・本棚に入っている【トニー・レオン】

PCに入っているトニーのフォトは34枚でした。本棚にはDVD9枚、ビデオ6本(うち市販のビデオは1本)、CD4枚(うちサントラ2枚)。パンフ10冊、雑誌や本が5冊でした。
意外と少ないかなー。雑誌はあまり買っていません。ファンになった時から現在まで、仕事をお休み中ですので、露出が少ないというのもありますし、「インファナル・アフェア3 終極無間」の時の雑誌はほとんど買わずに立ち読みしました(笑)。

●今、妄想している【トニー・レオン】

今週初めに、とある映画のジャパン・プレミアに行って来たのですが、良席でした。目の前に俳優さんたちが!!
そこで私が妄想したのが「この場にいるのがトニー・レオンだったら・・・・・・」
私は他に好きな俳優が二人いますが、二人とも生で見たことがありますし、結構間近で見たり(しかも目が合った、と思う・笑)握手したことがある方もいます。
けれど、トニーだけはまだ生で見た事がないんです。生トニーを見たい!!
一番可能性のある妄想としては、トニーが早く映画の撮影をして、それが日本公開になり、ジャパン・プレミアを行い、舞台挨拶に来たトニー・レオンを間近で見る・・・という事でしょうか。いろんな賞を受賞するうんぬんは、その後の話しで(爆)。

●最初に出会った【トニー・レオン】

正確には、10年近く前に観た「恋する惑星」だと思います。でもその時は金城武目当てだったので、トニーのことを「甘いマスクの人がいたなぁ」くらいの認識しかありませんでした。
なので、トニー・レオンを意識したのは、「インファナル・アフェア」です。

●特別思い入れのある【トニー・レオン】

いろいろ迷ったのですが、やはりトニーにハマった「インファナル・アフェア3 終極無間」を選びたいと思います。
主役・準主役・端役に関係なく思い入れのあるキャラというと、やはり「インファナル・アフェア」シリーズのヤンです。「インファナル・アフェア」の1,3は、単品DVDも買いましたし、トリロジーBOXも買いました。1に関しては香港版まで買ってしまいました(笑)。
でも、私の場合、ファン歴が浅いので、思い入れのあるトニーの映画・キャラはこれから出てくるかもしれません。

●次にバトンをお渡ししたい方とお題

ぜひぜひ聞いてみたい方へ。
「leben wie ein Fuerst...XX kiki☆jiji」のteiraさんに【安藤政信】
「きょうの子牛」のじゅりあん&まのんさんに【野沢尚】
「☆にわか香港映画ファンの映画ノート☆」のゆうこさんに【アンディ・ラウ】
強制ではないですが、お時間がありましたら、ぜひお願いします!
その他にもやってみたい方はぜひ!
固有名詞ならば何でも良いようですよ~

深紅

2006-04-19 14:50:50 | 映画(さ行)
内山理名、水川あさみ、小日向文世、緒形直人、内田朝陽、塚本高史、堀北真希出演。月野木隆監督作品。

修学旅行中の小学生・秋葉奏子は、家族が事故に遭ったという知らせを聞き、タクシーで4時間かけて病院に駆けつけた。そして、両親と2人の弟が都築則夫という男に惨殺されたことを知らされる。以来、奏子は家族の死体と対面するまでの出来事をリアルタイムに追体験する“空白の4時間”の発作に襲われるようになってしまう。8年後、大学生になった奏子は、都築に死刑判決が下りることを知る。そして、都築の娘・未歩に興味を抱いた奏子は、素性を隠したまま未歩に近づいていくのだった…。(allcinema onlineより)

故・野沢尚氏が原作の映画化です。脚本も担当されています。
公開時、興味があったので劇場に観に行きたいと思っていたのですが、タイミングが合わず、結局観れませんでした。DVDが出たので、DISCASで待ってたのですが、なかなか送られてこないので、TSUTAYAで借りてきちゃいました。

ワタクシ、内山理名ちゃん、苦手です。が、この映画ではなかなか良かったと思います。水川あさみちゃんは、あまり演技を観た事がなかったのですが、ドラマ「西遊記」でちょっと好感度アップ(笑)。
被害者の家族の生き残りの娘と加害者の娘が背負っているトラウマと二人の交流がうまく描かれていた映画でした。
奏子が家族と対面するまでの出来事を追体験するという発作を見て、分かるなぁと思いました。あそこまで酷いトラウマになることは、やはりこれくらい酷い状況でなければないと思いますが、受け入れがたい事実は、何度も思い出し追体験することで、少しずつ受け入れていく事が出来るのだと思います。たぶん、そういう経験している人いるんじゃないかなぁ。
ミステリーというには、完全犯罪の部分は、ほんとにそれで完全犯罪なのか??という疑問は残ったものの、ラストの二人のキスはとても綺麗で、その後はたぶん、二度と会わないのだろうと思わせるシーンが秀逸です。
加害者の娘と被害者の娘が会うなんていうことは、まずないでしょうが、私にはこの二人がこれから生きていくために必要なことだった、と思えました。