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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

さくらん(試写会)

2007-01-26 17:05:30 | 映画(さ行)
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土屋アンナ、安藤政信、椎名桔平、木村佳乃、菅野美穂、成宮寛貴、永瀬正敏、美波出演。蜷川実花監督作品。

時は江戸、華やかな吉原遊郭。この地に連れて来られた八歳の少女・きよ葉は、桜が満開の中、吉原遊郭の大門をくぐる。きよ葉は自由を奪われた玉菊屋という遊郭の中で、それでも自分らしく生き抜こうと悩み葛藤し、成長する。そして十七歳になり、“日暮”と名前を変え、やがて吉原一の花魁への道を歩みはじめる…。(goo映画より)

公式サイト

ブロガー限定試写会に行ってきました。ブロガー限定は当選率ほぼ100%じゃないかと(笑)。
会場は以前「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」を観た時と一緒。
・・・・・・嫌な予感が(爆)。
観る前にもらったチラシにはやはり、ネタばれは書くなとありました。キャッツの時みたいに箇条書きになってたワケじゃないですが笑)。
サプライズ出演者とラブシーンの過激な描写については詳しく書くなとのお達しがありました。
隠れキャラについては、そのシーンでは誰なのか気付かず、エンドロールで名前が出て、びっくりした人がいました。セリフもあったのに気付かなかった(笑)。

原作既読です。1巻のみ。ってか1巻しか出てないのかな?映画では1巻のラストより先の話しまで描いてました。
映像が綺麗です。これは予想通りですね。試写室のスクリーンなので、スクリーンが小さいのが残念。吉原にいる遊女をイメージした金魚が凄く印象的。が、私は金魚を見て、「大奥」を思い出してしまいました(苦笑)。
映像は綺麗なんですが、なんていうか自然の美しさとはちょっと違うんですね。作られた人工色の鮮やかさを感じました。桜は本物なのかなぁ。CGかなぁ。(ちなみに「サトラレ」の時の桜は合成でした・笑)。
遊郭の遊女の話なので当然といえば、当然ですが、嫌な男が多いです(笑)。永瀬さんの役も成宮くんの役も・・・。成宮くんの髷姿は初めて観ましたが・・・微妙(ファンの方ごめん!)。
この映画での男の描き方は「全てを与えてくれる男」「裏切る男」「見守ってくれる男」だそうで、その中でどの男と恋に落ちたいか・・・というテーマでレビューを書いて欲しいとのことでしたが、そりゃぁ「見守ってくれる男」がいいに決まってます。
今回、安藤くんがその役回り。珍しくオイシイ役です(笑)。監督ありがとう!
原作を読んでいるので、確かに見守ってくれる男なのは分かってましたが、原作では意外とアッサリしているような印象があったので、安藤くんがどのように演じるのかなと思って観たのですが、前半は原作通り、アッサリ気味。見守ってはいるんだけど、突き放す所は突き放す、みたいな感じです。後半になるとぐんと出番が増え(笑)、だんだんと清次の気持ちがきよ葉に向かっているのが分かるようになります。
安藤くんも当然髷姿なんですが、私は結構似合ってると思いました。時々、うわ!と思うくらいかっこいい時がありましたので、ファンの方はお楽しみに(笑)。「おいらん!」って声かけた時の表情が私の中では最強でした、ハイ。そりゃあ、花魁やりたくないって言ってたきよ葉だって、やる気になるってもんよ。

さて。代々の花魁ですが、粧ひ役が菅野美穂さん。見た目ちょっと迫力足りないかしら?と思ったけど、いやいや。しゃべらせると凄いです。出演時間は少ないですけど、印象に残りましたよ。高尾役の木村佳乃さん。惚れるも地獄、惚れられるも地獄ってことで間夫に入れ込みすぎて、悲劇の運命を辿るわけですが、私は結構感情移入しましたね。せつなかった。しかし、鬘が重そうだったよ(笑)。土屋アンナちゃんは、きよ葉にドンピシャでした。見た目もそうだし、キャラも。もう他にイメージ合うキャストが思いつきません(笑)。遊郭に売られ遊女になる運命の中でも自分らしく生きようともがく花魁を体当たりで演じてましたね。
実は、ラストは私好みの終わり方ではありませんでした。でもきよ葉(日暮し)が「自分らしく生きる」、という事がテーマであれば、ああいうエンディングになってしまうのかなぁ。
椎名林檎さんの音楽は凄いですねぇ(笑)。なんというか、凄い、という表現しか言いようがないような(苦笑)。映像と合っているといえば、合ってるような気もするし、ちょっと不思議な感覚です。きよ葉が花魁道中している時の曲はいいなと思いました。

この映画、第57回ベルリン国際映画祭正式出品《特別招待》作品に決定したそうです。
今年公式部門に選ばれた唯一の日本映画だそうです。
2月9日特別招待部門《オープニング》上映。現在発表されている同部門他作品は「硫黄島からの手紙」。
蜷川実花監督と土屋アンナちゃんがレッドカーペット・セレモニーに参加だそうです。(チラシより)

それから、
2月21日(水)にスペシャルDVD「さくらん~花魁音楽画巻~」が発売になります。私はもう予約しました(笑)。公開直前ナビゲートDVDだそうで、最近多いですね、この手のもの・・・。
蜷川実花監督の映像美、椎名林檎の楽曲を綴る、豪華絢爛、花魁カタログ!土屋アンナ他豪華キャスト・メイキング&オフショットを収録。
ニューアルバム「平成風俗」未収録バージョン(劇中使用曲)のサントラ曲を収録。(チラシより)

だそうです。宣伝宣伝・・・(笑)。



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6 コメント

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意外なラストでした (きいこ)
2007-02-26 10:06:12
原作の漫画を読んでいたので、私なりに映画の「さくらん」を、勝手に想像してました(笑)

きよ葉が、いろんな苦難を乗り越え、やがて吉原一の花魁になり…ラストは日暮としての豪華絢爛な花魁道中でしめる…なんてね(笑)
これって私が、昭和の日本映画のドロドロに影響を受けて来たせいかと思うんですが(苦笑)

何で安藤君が清次役なんだろう?という疑問に答えてくれたのが、あのラストですね。
私は、清次役はもっと年上の人じゃないと不自然だと思ってたんですよ。だって、きよ葉が子供の頃から見守ってきたんだから。あっ!でも安藤君と土屋アンナさんって、結構年離れてますよね?でも、そうは見えないから。
でも、ああいうラストなら、なるほど。安藤君で納得です(笑)

花魁はじめ遊女達の衣装綺麗でしたね~。
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>きいこさん (hi-chan)
2007-02-26 15:37:02
きよ葉は成長してるのに、清次は全然変わってないというのは、冷静に観るとちょっと変(苦笑)。
きよ葉が来た頃はかなり若かったという設定なんでしょうね。

>きよ葉が、いろんな苦難を乗り越え、やがて吉原一の花魁になり…ラストは日暮としての豪華絢爛な花魁道中でしめる

これだとよくあるパターンで、あまり興味を惹かれないかもしれませんねー。
この間2回目の試写会に行ってきたのですが、1回目よりも高尾花魁のシーンや、日暮が泣くシーンなどでは、感情移入しました。
でも私はラストがあまり好きじゃないので、そこはやっぱり、首をかしげてしまいましたね(汗)。
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2周年おめでとうございます! (らんぼ~)
2007-03-01 19:55:16
お久しぶりです。
映画よりなんか違うところで、安藤くん話題になってますね(汗)
初日、池袋に行ったんですが、確かに2人は仲良さそうでしたね。安藤くんは、最近お気に入り(?)のあのちょんまげ風髪型、自分でやってるそうで、びっくり。あと、映画の中でも、いつもノーメイクだったっていうのもびっくりしました。
小説「さくらん」読みましたが、それによると、清次が27歳、日暮が17歳で、きよ葉が連れてこられた時は8歳、清次はなんと18歳ということらしいです。ま~18歳っていっても、髪型は同じだから、あれはあれでいいのかな…と。
あ、映画の感想でしたね(笑)
試写会で3回ほど観たのですが、友人の感想は「なんか薄っぺらくない?」「ラストのシーン、無いほうが良かったよね」など手厳しいものでしたが、すんません!私、ラストで泣きました。監督、よくぞここまで…。ありがとう!って…(汗)
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>らんぼ~さん (hi-chan)
2007-03-02 10:43:22
こんにちは~
試写会で3回見て、初日も行かれたんですか~~凄い。
安藤くんはノーメイクでもお肌綺麗ですね。ちょっと見習わないと・・・(汗)
小説が出てるんですね!ノベライズかな?
今日、劇場に行こうと思ってたんですが、試写会が当たっちゃって・・・
また来週にでも行って来ます。
きよ葉と10歳違いの設定なんですね。
しかし、さすがに18歳には見えないや(爆)。

私は試写会で2回観ましたが、やっぱりラストはどうもダメですね。正直、ポカーンという感じで(汗)。
ラストに近づくと失速してるような感じもしましたし。って私も相変わらず手厳しいかなぁ。
でも2回目はうるうるきちゃうシーンがあったので、次は泣いてしまうかもしれませーん。
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あっ (こーいち)
2007-03-13 01:44:25
レビュー書いたのですが安藤くんに全く触れてなかった(笑)
あまり内容が印象に残らなかったんですよね~。
赤い色だけが鮮烈に残ってますw

原作の表紙だけ見ましたけどアンナちゃんですね!
ビックリでした。
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>こーいちさん (hi-chan)
2007-03-13 14:14:44
あはははは。途中までは時々出てくる程度で、ラストに近づくにつれて・・・という感じでしたからねぇ<安藤くん

アンナちゃんは、原作のきよ葉にソックリです。イメージはピッタリ。

映画は赤い色が印象に残りますよね。
昨日の芸能ニュースで監督の部屋が紹介されていたんですが、部屋の中が真っ赤(爆)。
あれが普通のようで・・・という事は映画があれだけ赤くても監督の感覚ではきっと普通なんでしょう(^^;
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