Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド

2007-05-31 10:16:11 | 映画(は行)
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ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、チョウ・ユンファ、ジェフリー・ラッシュ、ビル・ナイ出演。ゴア・ヴァービンスキー監督作品。

デイヴィ・ジョーンズの心臓を手中に収め強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿は、世界制覇を目論み次々と海賊たちを撃破、ついに海賊の時代は終焉を迎えようとしていた。そこで海賊たちは、最後の望みである“伝説の海賊”9人を招集し、世界中の海賊たちによる全面対決に挑むことに。しかし、その9人のうちのひとりが生死不明のジャック・スパロウだと判明。やがて、ウィルやエリザベスたちは、溺死した船乗りが囚われているという“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”にジャックがいると確信し、救出に向かうのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

先週から公開のこの映画、観てきました~。観てる人、これから観る予定の人もたくさんいると思うので、サクっと感想を書きますね。
ところで、この3部作って1,2,3という言い方はしないんですね。サブタイトルで区別するんだ。将来的に順番が分からなくならないのかな(余計なお世話)。

シリーズ2作の感想はこちら。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

以下、ネタばれ含みますので、ご注意下さい。

全体的な感想は、面白かったですよ~1000円分は十分楽しめました(笑)。
ただ裏切ったり裏切られたりという所がちょっと分かりにくいんですよね。子どもは全部理解できるのか・・・?つーか、上映時間が長すぎて、じっと耐えられないような・・・。
展開はめまぐるしいし、ちょっと字幕を見逃すとよく分からなくなる(笑)。しかも、呪われた海賊たち、デッドマンズ・チェストの内容をしっかりとは覚えてなかったりするので、ジョーンズって誰??みたいな(爆)いや、デイヴィ・ジョーンズは分かるんだけど(笑)。
イカだかタコだかのディヴィ・ジョーンズの素顔が一瞬だけ見れるシーンがあったので瞬きして見逃さないように!
船もブラック・パール号やらフライング・ダッチマンやら出てきて、フライング・ダッチマンって何だっけ??って感じでした(苦笑)。
まぁでも私の分かる範囲では、いろんな伏線が収まる所に収まったかなと、そういう感じでした。
しかし、ジャックの走り方は笑えるな、やっぱり(笑)。
ジャックのラストはまだ続きが作れそうではある感じでした。が、もうやめとけ(笑)。

ところで、私がとても楽しみにしていたチョウ・ユンファなんですが、サオ・フェン・・・重要な会議の前に姿消してた(泣)。なんだか扱いが・・・裏切り者で女好き、みたいな感じ(泣泣)。字幕読むので精一杯で英語セリフをちゃんと聞けなかったけど、そんなに悪くはなかったかな。演技も良かった。ユンファをスクリーンで観るのは初めてで、出てきた時は嬉しかった♪
しかし、ほんとにあっという間に消えたので、ラスト、ユンファが出てたことをすっかり忘れてて、エンドロールでクレジットを確認しなかった・・・(大泣)。
それくらい、その後の展開が凄かったんですけどね。

一番良かったのが、キャプテン・バルボッサ!!渋くってカッコいいじゃないですかぁ~~。二人の結婚の立会人みたいなことまでしてたし。
ラストはお約束のようにジャック置いていくし(笑)。

エンドロール後も観て下さいとあれだけ言われてたのに、出て行く人が結構いましたね。その後の映像で何に驚いたかと言えば、10年経ってるのに二人がちっとも変わってないという事でした(爆)。

レベル・サーティーン(試写会)

2007-05-30 10:55:59 | 映画(ら行)
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クリサダ・スコソル・クラップ、アチタ・シカマナ、サルンヨー・ウォングックラチャン出演。M・チューキアット・サックヴィーラクル監督作品。

バンコクの楽器会社に勤めるセールスマン、プチットは、突然会社を解雇されてしまう。その上、クレジットカードは限度額いっぱいで破産寸前だった。思わず会社の非常階段に座り込むプチット。その時、彼の携帯電話が甲高い警報のような着信音を鳴らす。「おめでとうございます。幸運にもあなたはゲームの参加者に選ばれました。これから13のゲームをクリアすると、最大3億円の賞金を獲得できます。挑戦しますか?」(goo映画より)

公式サイト


ブロガー限定試写会に行ってきました。タイ映画です。サスペンスです。サスペンス・・・?リアル・スプラッタ系サスペンス?(笑)。
うーん。凄いのを観てしまいました。ちょっとナメてかかってたかも。ジョニー・トウ監督の「エレクション2」人○ミンチ以来の衝撃でした(笑)。あれを観て吐いた人はこの映画、観ちゃダメ(爆)

主人公プチットがクリアしなければならないゲームは以下の13個。

1.壁の蝿を叩き落す
2.叩き落とした蝿を食べる
3.保育園で3人以上の子どもを泣かせる
4.路上の物乞いが集めた小銭を奪う
5.中華レストランで出された料理を食べる
6.バスに乗っている客を放り出し、彼を叩きのめす
7.死んだ老人を引き上げ、家族に連絡する。タイムリミットは10分
8.大好きな元カノの今の彼氏を椅子で袋叩きにする
9.病院から入院している老婆を連れ出す
10.郊外の農道を走る暴走族の若者たちを止める
11.追ってきた会社の同僚の愛犬を鉈で殺す
12.農家の牛を殺し、その生肉を食らう
13.究極のゲーム

・・・・・・ホラー、スプラッタ系がダメな人は観ない方がいいかと思います。観ちゃっても自己責任でお願いします。それから食後に観ない方がいいと思います。私はうえっ、と何度かきました(笑)。目を細めて情報量を少なくして見たりとかね。
時間の関係なのか、それぞれのゲームの導入部分を省略している物もありましたが、分かりにくかったのは12くらいで、主人公がいつのまにか13のゲームの部屋のカギを持ってたので、牛の身体の中にあったのかな?とか勝手に脳内補完してました。

ラストは救いがないです。いや、ある意味救いがあるのかな・・・
ゲームの内容は自分がされてきた事、経験してきた事(父親との確執を含め)、を大げさにした感じのようでしたね。
しかし、11番目のゲームは・・・・・・動物愛護協会から抗議がきそうなシーンでしたよ(苦笑)。

人間性が試される!みたいなキャッチフレーズがついているようですが、冒頭ではナヨっとしていて頼りなさそうなプチットが、途中、とてもたくましく見えたりして、不思議でした。ゲームを始めたきっかけは金ですが、会社の同僚があれだけ止めているのにやめない理由は金ではない感じでした。すでに人間性を失っていたようでしたね。最後までやらないと気がすまないというか・・・。人間の狂気みたいなのを垣間見た気がします。そういう意味ではラストでは人間性を取り戻したことになるのでしょうか。

ボーイスカウトの格好をした少年とゲームに出てきた老婆が、冒頭の横断歩道のシーンで出てきますが、あの少年はゲームの主導者?顔を思い出せなかったので、何の意味があったのか、繋がりませんでしたが・・・。

6/9よりシネセゾン渋谷でレイトショーだそうです。
これ絶対R-18だよ、と思ったらレイトショーオンリーでした(苦笑)。
今日は口直しに「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールドエンド」を観てきます。口直しになるかどうかは知らないけど(笑)。


涙そうそう

2007-05-29 11:13:22 | 映画(な行)
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妻夫木聡、長澤まさみ、麻生久美子、塚本高史、船越英一郎、小泉今日子出演。土井裕泰監督作品。06年。

2001年、沖縄。いつか自分の飲食店を持ちたいと夢見る心優しい青年、洋太郎(妻夫木聡)。この日、高校に合格した妹のカオル(長澤まさみ)が、オバァと暮らす島を離れ、洋太郎のいる本島へとやって来る。2人は、洋太郎が8歳の頃に、洋太郎の母・光江(小泉今日子)とカオルの父が再婚し兄妹となった。だが、カオルの父は間もなく姿を消し、光江も幼い2人を残して他界してしまう。以来、どんなことがあってもカオルは自分が守る、と心に誓った洋太郎。そんなカオルと今日からは洋太郎のボロアパートで一緒に暮らすことになっていた。やがてカオルと久々の再会を果たした洋太郎は、成長した妹の姿にかすかなとまどいを覚えるのだった…。(allcinema onlineより)

なんでこのDVDを借りようと思ったのかよく覚えてないのですが・・・。たぶん好評だったからかと。基本的にラブストーリーは劇場に観に行きません。この映画は公開当時、ちょっと興味があって、観に行こうかなと思ったのですが、劇場へ足を運ぶには、あと一歩何かが足りなかったので、行きませんでした。

感想としては、なかなか良かったです。素直に感動出来ました。思っていたよりずっと純愛ラブストーリーでしたが、なんといっても、ブッキーと長澤まさみちゃんの底抜けな明るさと笑顔に非常に癒された気分です。また二人とも笑顔がすごく似合うんだ(笑)。

以下、ネタばれ含みます。

ストーリーは、特に奇をてらった事もなく、セオリー通りな展開なのですが、上にも書いたように主役の二人がとても魅力的でした。キャラ的にもそうだし、演技的にも。親いないけど、貧乏だけど、人生って楽しいかも!と思えてしまうような感じです。
が、人がいい洋太郎は見事に騙されて、借金を背負ってしまいます(苦笑)。居酒屋で船越英一郎が出てきた時から、私は「アヤシイ」と思ってたので、それも予想通りの展開だし、医学部にいる彼女とも上手く行かなくなり、果ては彼女の父親(たぶん病院の院長)が手切れ金を持って登場するのもベタ過ぎて苦笑しました。
でもって、妹が実の父親に会い(これもなんでそんなにすんなり見つかるんだ?と思いつつ)、血が繋がっていないと確信したのち、二人は別々に暮らし、嵐の夜に再会したものの、兄はポックリ死んでしまうという・・・。
血が繋がってないので、別に付き合ったって、結婚したっていいわけですが、いいと言われても今迄ずっと兄妹として思ってきて、そんな簡単にじゃぁ付き合いましょうというわけにもいかないだろうなと思ってたら、やっぱり片方死なせちゃったよ(大汗)みたいな感じでした。そのあっけなさにはややポカーンとしましたが・・・

そういうベタな展開を差し引いても、なかなかいい映画だと思います。丁寧に作ってあるというのが伝わってくるし、とにかく主演の二人が魅力的だから。
映画の中で、カオルは何度かにぃにぃ大好き、とか愛してるという言葉を口にしますが、洋太郎は言いませんでしたね。ただ、本当にカオルを大切に想っているというのは行動で表してました。またそういう所がよかったな~と思います。

バトル・ロワイヤル2 特別篇 REVENGE

2007-05-28 14:53:29 | 映画(は行)
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藤原竜也、前田愛、忍成修吾、竹内力、酒井彩名、勝地涼、真木よう子、加藤夏希出演。深作欣二、深作健太監督作品。03年。

無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称“BR法”。その極限状況を生き延びた七原秋也は数年後、反BR法のテロ集団“ワイルド・セブン”を組織し首都を爆破、すべての大人たちに宣戦布告する。一方大人たちは新しいゲーム、新世紀テロ対策特別法・通称“BRII”を開始し、孤島に立てこもる七原たちに対抗した。選ばれたのは札付きの不良ばかりが集まる1クラス。だが、生徒たちに課せられたルールとは、1.七原を殺せば勝ち、2.制限時間は三日間、3.ペアを組み一方が殺されればもう一人も爆死する、という前法をはるかに凌ぐ非情なものだった…。(
allcinema onlineより)

2の方を観た事がなかったので、観たいと思っていたのですが、ようやく観れました。観たのは、特別篇の方です。劇場版はつまらなかったという話を聞いていたので・・・。
どこかどう違うのか、分かる見方もあったのですが、別に分からなくてもいいか、と思って普通にDVDを観ました。
まぁつまらなくはなかったです。ただ1の時の衝撃度はないですけど。
今回は友達同士の殺し合いではなく、以前のバトロワを生き残ってテロリストになった七原を殺せというストーリー。
そして、予想通り、生徒たちは七原に加担し、大人と戦争する、と。
七原が2回ほど演説してましたが、うーん・・・藤原くんの演技はいいと思うのだけど、イマイチ、ピンと来ない演説の内容で・・・。
戦闘シーンはなかなかリアリティがあったかなと思いました。真木よう子さんとか、加藤夏希ちゃんとか、かっこよかったです。勝地くんが出てるの知らなくてびっくりしましたが、そんなに活躍してなかったような(苦笑)。
今回は前田亜季ちゃんではなく、愛ちゃんが出てましたねぇ。亜季ちゃんの方が可愛いな・・・。亜季ちゃんは出てこないのかと思っていたら、ひょっこりラストに出てきてサプライズでした。
微妙だったのが、竹内力さん。私は1でのビートたけしさんの淡々とした演技がなんか好きだったので、竹内力さんはちょっと暑苦しかった(苦笑)。目つきが怖いのを通り越して気持ち悪い時があったし・・・。
それから1に比べて非常に感傷的ですね。それが2の特徴だと思うので、いいとか悪いとかの問題ではないと思うのですが、私は1の淡々としたところが逆にいろんなことを考えさせられる気がして、凄いなと思ったのですが。
あと、長いせいか途中中だるみします。早く次の展開に行ってよ、と何度か思いました・・・。
ラストはハッピーエンド・・・というとちょっと違いますが、生きて終わるのか・・・とちょっとなんとなく微妙な感じがしました(笑)。
忍成くんはなかなか熱が入ってて好演してましたね。演技を初めて観たかも・・・?


あるスキャンダルの覚え書き(試写会)

2007-05-26 22:10:43 | 映画(あ行)
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ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン出演。リチャード・エアー監督作品。

おもに労働者階級の子供たちが通うロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校。ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。そんなある日、美貌の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)が赴任してくる。彼女との間にならば友情が築けると確信したバーバラは、以来シーバを秘かに観察し、それを日記に書き留めていく。そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、上流階級の幸せそうな家庭生活にシニカルな感情を抱きながらもシーバとの友情に喜びを感じていた。ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒の情事の現場を目撃してしまうのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェットの共演ということで、地味ですが、ちょっと面白そうな映画を見て来ました。
感想としては、うーん…満たされないオールドミスの逆恨みって怖い(苦笑)でした。
ジュディ・デンチが怪演してます。ケイト・ブランシェットの鬼気迫る演技も観れます。1時間32分と短いですが、見ごたえはありましたよ。
ジュディ演じるバーバラは特にレズであるという描写はありませんでした。友情を強調してましたしね。ただそれが度を越してます。シーバが男子生徒とデキてしまったのを目撃し、学校へ黙っている事で優位に立ち、シーバを支配しようとします。が、そんな事が続くはずもなく、シーバが家族を優先させた時、その関係は破たんします。
シーバがバーバラの日記を発見し、二人が争うシーンが秀逸。ケイトのような綺麗な人が鬼のような表情と迫力で迫るとおっかないおっかない(笑)。
ラストはまた同じような事を繰り返していくバーバラを暗示しています。

ケイト・ブランシェットが色白、金髪で非常に目立ってました。すんごい綺麗だね、この人。最近公開された作品では「バベル」(未見)にも出演してますね。シーバの年の離れた夫役にはこれまた話題の「パイレーツ・オブ・カリビアン3」にデイヴィ・ジョーンズ(タコ顔の人ね)役で出演しているビル・ナイです。
この映画、ケイトのトイレシーンが観れます。別に必要ないじゃんと思うシーンでしたが(苦笑)。そして、ジュディ・デンチの入浴シーンも!!!見たい…人がいるかどうか別として、目が点にはなりました(笑)。

300<スリーハンドレッド>(試写会)

2007-05-22 10:19:15 | 映画(さ行)
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ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディー、ディヴィッド・ウェナム、ドミニク・ウェスト、ビンセント・リーガン出演。ザック・スナイダー監督作品。

紀元前480年。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)のもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王(ロドリゴ・サントロ)の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった…。(goo映画より)

久しぶりに試写会に行ってきました。DVD(ビデオ含)は見てるんですが、レビューを上げてないです(苦笑)。
この映画、アメリカで大ヒットしたという事で話題になってますね。史実を元にした原作があるそうです。
が、映画を観た印象としては、日本ではヒットしないんじゃないかと・・・。女性客を呼び込むのが難しいと思います。想像以上に血がドバーだし、首チョンパなので、まともに見てるとうげぇという感じです。ただし、日本の戦争映画のようなリアルさとはちょっと違う(CGを多用しているせいだと思いますが)ので、割り切って観れば、意外とイケるかもしれません。微妙な所(笑)。とにかく血がダメな人は×ですね。
有名な役者は映画「オペラ座の怪人」で怪人役をやったジェラルド・バトラーだけだし・・・。でもまぁ男性の肉体美は見れますよ(笑)。闘い方は見事だし、300VS100万でも愛する国や人を守るため、死ぬまで闘うという心意気には、よっしゃいけぇ!と思えます。やっぱり闘いは戦士の数だけじゃない、頭使えばある程度は闘えるんですねぇ。「墨攻」をちょっと思い出しました。

スパルタの子どもは、生まれた時に障害がないか、発育不全はないか調べられ、ある場合には、殺されるようです。(崖から落すんだっけ?)小さい頃から闘い方をおそわり、7歳で母親の元を離され、成人したらたった一人で森に入れられ、生き残って戻ってきた者だけが、スパルタの男として認められるそうな。“スパルタ教育”という言葉がありますが(今、ほとんど聞きませんねぇ)どうやらそこから来てるようですね。その制度がいいかどうかは別として、史実として、そういう事があったんですね。辛い時代だ。

ジェラルド・バトラーは怪人役だった人です、と言われても、ちっとも分かりません(苦笑)。あの時は仮面つけてたもんね。肉体美はステキでしたが、あのアゴヒゲはどうもねぇ。作られた感じがして微妙でした。
ペルシア帝国のクセルクセス王役のロドリゴ・サントロがインパクトありました。なんていうか、エジプトのツタン・カーメンみたいなんだもん(爆)。美しいというのはちょっと違うような・・・ロドリゴ・サントロはブラジル出身の方のようですね。素顔を見てないのでなんとも言えませんが、濃そうな顔でした。

アメリカで大ヒットしたのは、敵がイラク人だったから、という話を耳にしましたが、うーん・・・確かにペルシア帝国が送り出してきた敵の集団の中にアジアの国があったようですが(アラブ系の格好してた)、そのせいでヒットしたというのは違うような気もしますけどねぇ。
あと、ちょっときになったのは、スローモーションを多用しすぎかな。最初はいいんだけど、途中からは飽きました。


時をかける少女

2007-05-12 16:22:47 | アニメ・バラエティ(映画・TV)
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仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月(声の出演)。細田守監督作品。06年。

明るく元気な高校2年生、紺野真琴は、優等生の功介とちょっと不良な千昭と3人でいつもつるんで野球ばかりして楽しい毎日を送っていた。そんなある日の放課後、真琴は理科準備室で、突然現れた人影に驚いて転倒してしまう。その後、修復士をしている叔母・芳山和子のもとへ自転車で向かった真琴は、ブレーキの故障で踏切事故に遭ってしまう。死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。その話を和子にすると、和子は意味ありげに、それは“タイムリープ”といって年頃の女の子にはよくあることだと、冗談とも本気ともつかない説明をするのだった。最初は半信半疑だったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも簡単にタイムリープで解決してしまい、すっかり調子に乗る真琴。そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。3人の友だち関係がいつまでも続くと思い込んでいた彼女は、動揺のあまり、タイムリープで告白そのものをなかったことにしてしまうのだが…。(allcinema onlineより)

アニメです。この映画、公開当時、口コミで評判が広がって、ちょっと興味を持っていました。さすがに観に行きませんでしたが。
私が知っている「時をかける少女」は原田知世版。知っていると言ってもタイトルだけ(笑)。映画は観たことないと思います。原田知世が制服を着てたことくらいしか覚えてないもの・・・(苦笑)。
そのくらいの前知識しかなかったのですが、観る前から設定だけで、ストーリーは全然違うと聞いてたし、逆に知らなくて楽しめたかもしれません。
どうやら原作から20年後の設定のようですね。原作で主人公だった芳山和子はこの映画の主人公の叔母さんの役でした。叔母さんが主人公にタイプリープについて「この年頃の女の子にはよくある事よ」と説明したのは、そういう経緯があったからなんですね。「んなことあるかーー(笑)」と思わずツッコんでしまいました(爆)。

映画は、凄く良かったです。せつなくて甘酸っぱい感じ。まさに青春!!途中何度も涙ぐんで最後は泣いてしまいました。
タイムリープできると分かった後の使い方にまず笑えます。妹に食べられてしまったはずのプリンを食べに戻ったり、テストの点をあげるために戻ったり・・・そのセコさは「サマータイムマシンブルース」を彷彿させます(笑)。そういえば、暑くなってきましたね。「サマータイムマシンブルース」が見たくなる季節がやってきました(爆)。
しかし、タイムリープするたびに頭をあちこちにぶつけてましたね。バカになりそうです(苦笑)。
あと、何がいいって、主人公がつるんでいる仲間が、以前言われてた「ドリカム編成」な所です。男2人と女1人のグループですね。この微妙なバランスがいいのです。もうそれだけでなんだか甘酸っぱい感じがします(笑)。私が高校を卒業してから、結構経つので、懐かしさも手伝って甘酸っぱい気持ちがするのでしょうね。

そのままの3人でいたくて、奔走する真琴も可愛いし、2人のために奔走する真琴も可愛い。そしてせつないです。未来から来た少年というのは、原作でもそうなんでしょうか?知らなかったので、普通にびっくりしてしまいましたが。
主人公の真琴が常に前向きで一生懸命な所にも感情移入しますね。一生懸命走るシーンもいいし、跳ぶ時の掛け声の「いけぇぇぇぇぇぇぇ!!」がとてもいい!観てる自分も跳んでいるような爽快感を味わえます。
主人公の声優は女優のようですね。顔を知らなかったのですが、画像を見たら、可愛い子でした。が、声は低くて結構男っぽい感じ。少年の声とかやるとハマりそうな感じがしました。
絵も凄く綺麗だし、背景もいい。泣くシーンの顔つきはちょっとジブリアニメを思い出します。

時間とか出会いとか、今しか出来ないこと、とか、そういう物がとても大切に感じる映画です。オススメ。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレート(試写会)

2007-05-09 11:58:57 | 映画(か行)
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ニコール・キッドマン、ロバート・ダウニー・Jr、タイ・バーレル、ハリス・ユーリン、ジェーン・アレクサンダー、エミー・クラーク出演。スティーヴン・シャインバーグ監督作品。

裕福な両親とファッション・フォトグラファーの夫を持つダイアン(ニコール・キッドマン)は、隣に越してきた男ライオネル(ロバート・ダウニー・Jr)に興味を抱く。ライオネルは奇妙なマスクで頭を覆い、コートで全身を隠していたのだが、それは全身が毛むくじゃらの多毛症を隠すためだった。(ヤフーレビューより)

公式サイト

ああ、また一般受けしなさそうな映画を観てしまったというのが最初の感想(苦笑)。
最初に「この映画は伝記映画ではありません」と出てきます。主人公のダイアン・アーバスは実在した天才写真家だそうですが、私は全然知りませんでした。
ダイアンが写真を撮るようになるまでの、そしてそのキッカケになった出来事を想像して作った映画のようですね。原作があるようですが、同じようなストーリーなのかな?

R-18なので、どんな凄い映像が出てくるんだろうと期待思ってたのですが、その点では正直期待外れでした(笑)。まぁでも、裸体が普通に映ってるので、R-18にはなりますね。あまりにも普通過ぎて、最初は目が点になりました。

映像は綺麗だし、ニコールは美しいし(苦手だけど)、謎めいた雰囲気とか多毛症の姿のインパクトとか、観ていて面白いなとは思いましたが、上にも書いたように一般受けはしない映画でしょうねぇ。お金出してまでは観に行かないな・・・。
エロさというのは大してないのですが、それを売りにするしかなくて、こういう邦題がついたんだろうなと思いました。

しかし、この手のタイトルのレビューをあげると、変なのが湧いてくるので、しばらくの間、コメント欄も事前承認制にします。いつもコメント頂いている方、申し訳ありませんが、掲載がちょっと遅れますので、よろしくお願いします。

トラックバックとコメントについて

2007-05-09 11:55:31 | 本・雑誌、その他雑記
いつも訪問して頂いている皆様、ありがとうございます

今まで、トラックバックは事前承認制、コメントは許可という形をとってきましたが、しばらくの間、トラックバックは『このブログへのリンクがない記事からのトラックバックを受け取らない』に設定します。
俳優・女優名のみでのトラックバックは遠慮して欲しい旨を書いていたのですが、今でもトラックバックをしてくる方がいるので、この設定をしました。
いつもコメントと一緒にトラックバックしてくださる方にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

コメントに関しては、事前承認制にします。こちらも掲載が遅れることになりますが、御理解のほど、よろしくお願いします。


主人公は僕だった(試写会)

2007-05-08 17:27:47 | 映画(さ行)
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ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ、マギー・ギレンホール出演。マーク・フォスター監督作品。

平凡で面白みのない男、ハロルド(ウィル・フェレル)。国税庁の会計検査官である彼は、過去12年間、毎日決まった生活を送っている。しかしある朝、ハロルドの頭の中に、彼の行動を文学的な表現で語る女性の声が割り込んできた。それからというもの、その声はハロルドの頭にたびたび響くようになる。彼女によれば彼はどうも小説の主人公のようで、しかも彼に死が近づいていることもほのめかしていた。それから自分の運命を変えようとするハロルドの奮闘が始まった。(goo映画より)

公式サイト

CMでチラリと観た意外、予備知識なしで観てきました。地味は映画なんですが、発想がとても面白いと思いました。思わず涙してしまうシーンもあり、後味はなかなか良かったです。
地味というのは、まず主人公が地味(笑)。顔も地味だし、スタイルも地味。でも歌が意外と上手かったりする。
その地味な主人公を演じるウィル・フェレル、どこかで観たなぁと思ったら、「プロデューサーズ」でナチスの格好して喚き散らしてた役をやった人ですね(笑)。

国税庁に勤める会計検査官だけあって、数字が大好きなハロルド。歯を磨く時も磨く回数数えてるし、バス停までの歩数も毎日同じ。そんな彼の日常に、急に自分の行動を文学的表現で語る女性の声が聞こえるようになり、それはどうも自分を主人公した小説を書いている作家の声らしいことがわかり、その作家は悲劇小説を書く作家で、主人公を必ず最後に殺すというから大変なことに。相談した小説評論家の教授には「喜劇になるようにしろ」と助言を受け、気になっていた女性にもアタックして、いい感じに。
とうとう作家を見つけ、乗り込んでいくハロルド。筋書きが出来上がっている小説を持ち、教授へ読ませると、最高傑作だという。主人公が死ぬ以外に最高の結末はありえないと。意気消沈したハロルドも小説を読み、作家の所へ行くのだが・・・。

クライマックスのシーンは、想像がつきます。最初の方からちょこちょこ出てくる新しい自転車を買ってもらった少年、仕事が決まったばかりの女性・・・
十分に想像できるシーンなのに、気がついたら涙がポロポロと溢れてました。
さて、ラストはいかに。

自分が書いた小説の主人公がなぜか現実世界にいたとしたら?これから殺すはずの主人公がやってきて、なんとかしてくれと懇願に来たら?
・・・・・・まかりなりにも、シナリオを書いた事がある私みたいな人間にとって、そんな恐ろしいこと、起きて欲しくはないですが(笑)、発想は面白いですよね。

私は結構楽しめたのですが、なんせ地味なので、ヒットは難しいかなぁという気もします。口コミで広がるタイプの映画かな?でも一般層に受けるかどうかは微妙(苦笑)。
ちょっと病的な感じのエマ・トンプソンも魅力的な女性のマギー・ギレンホールもなかなか良かったです。
ダスティン・ホフマンは最近、脇役で見かけることが多いですね。主人公との掛け合いが面白かったです。