一雨で 寒さを予感 冬来る
(ひとあめで さむさをよかん ふゆきたる)
10816 【季語】 冬来る 【季節】 初冬
マフラーも コートも早いと 痩せ我慢
(まふらーも こーともはやいと やせがまん)
10817 【季語】 マフラー 【季節】 三冬
冬の雨 義母の創りし 句に泪
(ふゆのあめ ははのつくりし くになみだ)
10818 【季語】 冬の雨 【季節】 三冬
褞袍着て パッチをはいて エコの冬
(どてらきて ぱっちをはいて えこのふゆ)
10819 【季語】 褞袍 【季節】 三冬
生駒山 紅葉進まぬ 冬初め
(いこまやま もみじすすまぬ ふゆはじめ)
10820 【季語】 冬初め 【季節】 初冬
雑炊に 残りのものの 福はなし
(ぞうすいに のこりのものの ふくはなし)
10821 【季語】 雑炊 【季節】 三冬
冬稲荷 手頃なれども 手も出せず
(ふゆいなり てごろなれども てもだせず)
10822 【季語】 冬稲荷 【季節】 三冬
稲荷寿司 :三夏
冬空に 見つけてうれし 北斗星
(ふゆぞらに みつけてうれし ほくとせい)
10823 【季語】 冬空 【季節】 三冬
冬初め 空やわらかく 陽は沈む
(ふゆはじめ そらやわらかく ひはしずむ)
10824 【季語】 冬初め 【季節】 初冬
宴会の 約束増えし 神の留守
(えんかいの やくそくふえし かみのるす)
10825 【季語】 神無月 【季節】 初冬
直に見る もみじの紅さ その深さ
(じかにみる もみじのあかさ そのふかさ)
10826 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋
ひと雨に もみじ一葉の 流れけり
(ひとあめに もみじひとはの ながれけり)
10827 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋
嵐山 保津川下りの 紅薄し
(あらしやま ほづがわくだりの べにうすし)
10828 【季語】 (もみじ) 【季節】 晩秋
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