俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬めく

2009年11月16日 | 俳句

陽も見ずに くしゃみがひとつ 冬めける
(ひもみずに くしゃみがひとつ ふゆめける)
10806 【季語】 冬めく 【季節】 初冬


鐘の音も 冬めく音に 変わりけり
(かねのねも ふゆめくおとに かわりけり)
10807 【季語】 冬めく 【季節】 初冬


冬めくや 鉄塔の下の 小鳥たち
(ふゆめくや てっとうのしたの ことりたち)
10808 【季語】 冬めく 【季節】 初冬


冬めくや 赤子に手を振る 我が居て
(ふゆめくや あかごにてをふる われがいて)
10809 【季語】 冬めく 【季節】 初冬


一枚の もみじ葉流る 川の淵
(ひとひらの もみじはながる かわのふち)
10810 【季語】 もみじ葉 【季節】 晩秋


夕紅葉 綺麗と言いし 妹いずこ
(ゆうもみじ きれいといいし いもいずこ)
10811 【季語】 夕紅葉 【季節】 晩秋


散りし葉も 色付き流る 紅葉川
(ちりしはも いろづきながる もみじがわ)
10812 【季語】 紅葉川 【季節】 晩秋


彩りの 紅く変わりし 夕紅葉
(いろどりの あかくかわりし ゆうもみじ)
10813 【季語】 夕紅葉 【季節】 晩秋


ぽつぽつと 降るや降らずや 冬の雨
(ぽつぽつと ふるやふらずや ふゆのあめ)
10814 【季語】 冬の雨 【季節】 三冬


黙とうで 始まる会や 虎落笛
(もくとうで はじまるかいや もがりぶえ)
10815 【季語】 虎落笛 【季節】 三冬
虎落笛=冬の寒風が柵や竹垣に吹き当たってヒューヒューなる現象


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