俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

法師蝉

2007年09月19日 | 俳句

『円盤の 隠れていそな 秋の雲』
(えんばんの かくれていそな あきのくも)

『法師蝉 つくづく鳴いて 夏戻る』
(ほうしぜみ つくづくないて なつもどる)

『楓の葉 はや色付きて うすもみじ』
(かえでのは はやいろづきて うすもみじ)

『影長く 太きや秋の 西日かな』
(かげながく ふときやあきの にしびかな)

『老若の 不明の子居て 秋暑し』
(ろうにゃくの ふめいのこいて あきあつし)

『手を繋ぐ 恋人同士か 秋暑し』
(てをつなぐ こいびとどうしか あきあつし)

『ぶり返す 秋の暑さよ 日は高し』
(ぶりかえす あきのあつさよ ひはたかし)

『車内報 音割れ外れ 秋暑し』
(しゃないほう おとわれはずれ あきあつし)

『居眠りの CatsのTシャツ 秋疲れ』
(いねむりの きゃっつのてぃしゃつ あきづかれ)

『死期迫る 子規の三句や 糸瓜の』
(しきせまる しきのさんくや いとうりの)


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