俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

如月

2009年02月25日 | 俳句

『春の雨 通せんぼせし 傘二列』
(はるのあめ とおせんぼせし かさにれつ)

『春の雨 パラソルの色 にぎやかに』
(はるのあめ ぱらそるのいろ にぎやかに)

『如月の 雨のそぼ降る 午後一時』
(きさらぎの あめのそぼふる ごごいちじ)

『水温む 川の水より 足湯かな』
(みずぬるむ かわのみずより あしゆかな)

『水温む 欄干より見る 亀の顔』
(みずぬるむ らんかんよりみる かめのかお)

『一輪の 梅の香のあり あるがまま』
(いちりんの うめのかのあり あるがまま)

『雨続き 降ったり止んだり 春の雨』
(あめつづき ふったりやんだり はるのあめ)

『春暁や 社の石段 息白し』
(しゅんぎょうや やしろのいしだん いきしろし)

『東風に乗り 飛梅見物 夢の中』
(こちにのり とびうめけんぶつ ゆめのなか)

『京雛や 紙人形の 行方どこ』
(きょうびなや かみにんぎょうの ゆくえどこ)

『紙風船 撥ねる度毎 形変わり』
(かみふうせん はねるたびごと かたかわり)



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