俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2024年4月14日

2024年04月14日 | 俳句
俳句
電線に 集い溢れし 雀の子
でんせんに つどいあふれし すずめのこ
0036 2024/4/14 【季語】 雀の子 【季節】 晩春

子雀の 嘴黄色 かわいげに
こすずめの くちばしきいろ かわいげに
0037 2024/4/14 【季語】 雀の子 【季節】 晩春

鯉幟 雨風に負け 絡みけり
こいのぼり あめかぜにまけ からみけり
0038 2024/4/14 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏

春眠の 童の顔が 愛くるし
しゅんみんの わらべのかおが あいくるし
0039 2024/4/14 【季語】 春眠 【季節】 三春

低く暗く 黄砂の雲の 押し寄せり
ひくくくらく こうさのくもの おしよせり
0040 2024/4/14 【季語】 黄砂 【季節】 三春

霾るや またもマスクか 雷か
つちふるや またもますくか かみなりか
0041 2024/4/14 【季語】 霾る 【季節】 三春
霾る(つちふる)=黄砂

かっぽ酒 今は懐かし 竹取よ
かっぽざけ いまはなつかし たけとりよ
0042 2024/4/14 【季語】 かっぽ酒 【季節】 晩春
かっぽ酒=青竹の筒にお酒を入れ、囲炉裏や焚き火で燗をしたもの。
名の由来は、お酒を注ぐ時にカポカポとする音から。

酒なくて なんの花見が さくものか
さけなくて なんおはなみが さくものか
0043 2024/4/14 【季語】 花見 【季節】 晩春

受験期や 遠い昔の 苦い味
じゅけんきや とおいむかしの にがいあじ
0044 2024/4/14 【季語】 受験期 【季節】 仲春

コメント
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