動き無き 颱風ゆえの 恐ろしさ
(うごきなき たいふうゆえの おそろしさ)
17880 【季語】 颱風 【季節】 仲秋
水澄みて 心新たの 出会いあり
(みずすみて こころあらたの であいあり)
17881 【季語】 水澄む 【季節】 三秋
蜩は 擦れる声で 窓の外
(ひぐらしは かすれるこえで まどのそと)
17882 【季語】 蜩 【季節】 初秋
文月や 書けず溜まりし 一筆箋
(ぶんつきや かけずたまりし いっぴつせん)
17883 【季語】 文月 【季節】 初秋
空蝉の 世の事なれば はかなきか
(うつせみの よのごとなれば はかなきか)
17884 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏
はかなき、、墓無き?
外出れば 風やわらかく 秋めきぬ
(そとでれば かぜやわらかく あきめきぬ)
17885 【季語】 秋めく 【季節】 初秋
閃光の 横に走るや 稲の殿
(せんこうの よこにはしるや いねのとの)
17886 【季語】 稲の殿 【季節】 初秋
稲の殿=稲妻の閃光の大きい物。
散歩道 路辺に見つけし 桐一葉
(さんぽみち ろべにみつけし きりひとは)
17887 【季語】 桐一葉 【季節】 初秋