冬ざれて 鳥居の白の 際立ちぬ
(ふゆざれて とりいのしろの きわだちぬ)
15353 【季語】 冬ざれ 【季節】 三冬
見上げれば 社を照らす 寒の月
(みあげれば やしろをてらす かんのつき)
15354 【季語】 寒の月 【季節】 三冬
注連縄を 鳥居に掛けて 二重門
(しめなわを とりいにかけて にじゅうもん)
15355 【季語】 注連縄 【季節】 新年
故郷の 梅見月をば 想い出し
(ふるさとの うめみづきをば おもいだし)
15356 【季語】 梅見月 【季節】 仲春
関節の 嘆きの音や 寒の内
(かんせつの なげきのおとや かんのうち)
15357 【季語】 寒の内 【季節】 晩冬
寒鴉 眼光鋭く 睨み付け
(かんからす がんこうするどく にらみつけ)
15358 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬
心まで 悴みおりし 教育界
(こころまで かじかみおりし きょういくかい)
15359 【季語】 悴む 【季節】 晩冬